JP3098786U - 紙器の穴抜き用雌型及び該穴抜き用雌型を用いた穴抜き装置 - Google Patents

紙器の穴抜き用雌型及び該穴抜き用雌型を用いた穴抜き装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本考案は、紙器の製造コスト低減を図り、保管スペース増を招くこともない紙器の穴抜き用雌型を提供する。
【解決手段】本考案の穴抜き用雌型は、紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材と組み合わせ、当該紙器の所要箇所の穴抜きに用いる穴抜き用雌型1であって、支持枠2により多数のスライド体7を平行配置に、且つ、相互の間隔を任意に調整可能に列設支持し、このスライド体7上に載置される紙器の穴抜き部の両側に2個のスライド体7を位置決めし、前記紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材の穴抜きピンを2個のスライド体7間の穴抜き部の位置に下降させて穴抜きを可能としたものである。
【選択図】図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、段ボール製品等の製造工程で使用される紙器の穴抜き用雌型及び紙器の穴抜き装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、段ボール等の紙器の製造加工工程は、通常、製造ライン上を搬送されてくる紙器材料を所定の形状に打ち抜く所謂打ち抜き工程及び紙器の所要の部分に穴を開ける所謂穴抜き工程と、この打ち抜き工程・穴抜き工程で打ち抜かれ穴開けされた紙器の当該打ち抜き部分に残存するカス取りを行う所謂カス取り工程とを含んでいる。
【0003】
上述した穴抜き工程や穴部のカス取り工程に用いる手段としては、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。
【0004】
すなわち、雄型と雌型とを併用するものであり、雄型を構成する多数の上ピンを、油圧機構やクランク機構を用いた駆動源により上下に駆動されるプレートに穴抜き部の形状に対応する配置で取り付けるとともに、この雄型の下方に前記多数の上ピンの配置に対応する下穴部を設けた雌型を配置し、雌型上に打ち抜き工程を経た紙器を配置して前記駆動源により雄型を下降させ、前記雄型の上ピンを雌型の下穴部まで進入させて紙器の穴抜き又はカス取りを行い、カス部分を下方に落下させるものである。
【0005】
【特許文献1】
特開昭61−205122号公報
【特許文献2】
特開平7−171797号公報
【特許文献3】
実開昭62−7396号公報
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1の手段の場合、雌型は紙器の穴抜き部の形状に対応する配置の下穴部を設けた構成であるため、穴位置や穴サイズの異なる種々個々の各種紙器に各々対応した下穴部を有する雌型を、その都度作成する必要があり、その結果、製品としての紙器の製造コストの増加を招き、更にその都度作成される各種雌型用の保管スペース増を招くという不都合が生じている。
【0007】
本考案は、上記従来の実情に鑑み開発されたものであり、穴抜き用雌型自体の構造を汎用性あるものに改良し、紙器の製造コスト低減を図り、保管スペース増を招くこともない紙器の穴抜き用雌型及び紙器の穴抜き装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の考案の穴抜き用雌型は、紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材と組み合わせ、当該紙器の所要箇所の穴抜きに用いる穴抜き用雌型であって、支持枠により多数のスライド体を平行配置に、且つ、相互の間隔を任意に調整可能に列設支持したことを特徴とするものである。
【0009】
請求項2記載の考案の穴抜き用雌型は、紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材と組み合わせ、当該紙器の所要箇所の穴抜きに用いる穴抜き用雌型であって、支持枠により多数のスライド体を平行配置に、且つ、相互の間隔を任意に調整可能に列設支持し、このスライド体上に載置される紙器の穴抜き部の両側に2個のスライド体を位置決めし、前記紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材の穴抜きピンを2個のスライド体間の穴抜き部の位置に下降させて穴抜きを可能としたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項1、2記載の考案によれば、スライド体上に載置される紙器に応じてその穴抜き部の両側に2個ずつのスライド体を位置決めし、穴抜きを行うことが可能となり、穴抜き部の位置やサイズが異なる個々の紙器に各々対応できる汎用性ある穴抜き用雌型を提供できる。
【0011】
請求項3記載の考案の穴抜き装置は、穴抜きピンを備えて紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材と、支持枠により多数のスライド体を平行配置に、且つ、相互の間隔を任意に調整可能に列設支持した穴抜き用雌型とを有し、スライド体上に載置される紙器の穴抜き部の両側に2個のスライド体を位置決めし、前記紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材の穴抜きピンを2個のスライド体間の穴抜き部の位置に下降させてこの穴抜き部の穴抜きを行うようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項3記載の考案によれば、穴抜き部の位置やサイズが異なる個々の紙器に対する穴抜きを行う場合でも、従来例の如くその都度雌型を作成する必要が無くなり、段ボール箱等の紙器製品の製造コストの低減を図り、また、従来のような雌型の保管スペース増という不都合を無くすことができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について詳細に説明する。
図1乃至図4は、本考案の実施の形態に係る穴抜き用雌型1を示すものであり、この穴抜き用雌型1は、図5に示す穴抜きピン12(詳細は後述)を備えた穴抜き用雄型11と対向配置に組み合わせ、段ボール箱等の紙器製品を製造するための紙器材料20の所要箇所の穴抜きに用いるものである。
なお、本実施の形態では、穴抜き用雌型1と組み合わされて用いられる穴抜き用雄型11として、駆動源により上下動する基台の下面側に穴抜きピン12を装着するような構成のものを図示しているが、本考案においては、図示するような当該穴抜き用雄型11の他、本実施の形態に係る穴抜き用雌型1と組み合わされて用いられる穴抜き用具は、例えば、紙器材料20の上下に配置された穴抜きピンをもって紙器材料20の所要箇所の穴抜きを行なうようにした構成の広範な部材でもよい。
【0014】
この穴抜き用雌型1は、全体形状が矩形状を呈する支持枠2により多数(例えば11個)の細長い角柱状のスライド体7を平行配置に、且つ、相互の間隔を任意に調整可能に列設支持している。
図1に示すスライド体7の幅w1は例えば10mm、幅w2は例えば20mmに設定している。
【0015】
すなわち、前記支持枠2は、基板3と、基板3の両端から90度方向に各々突設した両側板4、4と、基板3の近傍で、且つ、基板3に沿って両側板4、4間を連結するように配置した一対の載置バー5、5と、両側板4、4の突出端間を連結するように配置した前記一対の載置バー5、5と平行である一対の載置バー6、6とを具備している。
【0016】
前記一対の載置バー5、5の間、一対の載置バー6、6の間には、各々隙間5a、隙間6aが形成されている。
前記一対の載置バー5、5及び一対の載置バー6、6上には、例えば11個の角柱状のスライド体7が平行配置に、且つ、各々スライド可能に載置されている。
【0017】
各スライド体7の下面側には、図3に示すように、前記隙間5a、隙間6aに対応する位置にネジ棒8が下方に向けて突設され、隙間5a、隙間6aを貫いて下方に突出するようになっている。そして、このネジ棒8に蝶ナット9を螺合し、締め付けることでスライド体7の支持枠2に対する固定位置決めを可能としている。
【0018】
図5は、穴抜きピン12を備えた穴抜き用雄型11(又は穴抜きを可能なように構成した部材)等と、前記穴抜き用雌型1とを組み合わせた穴抜き装置30を示すものであり、前記穴抜き用雌型1のスライド体7上に載置される紙器材料20に対して、穴抜き用雄型11等を図示しない駆動源による駆動にて下降させ、穴抜きピン12により紙器材料20の穴抜きを行うように構成している。
【0019】
次に、図6を参照して本実施の形態に係る穴抜き装置30による紙器材料20の穴抜き工程について説明する。
前記穴抜き用雌型1のスライド体7上に載置される所望形状に打ち抜かれた紙器材料20における穴抜き部20a(図6においてクロス斜線を付して示す)に対して、各々2個ずつのスライド体7の側壁が穴抜き部20aの両側辺に対応位置となるようにこれら2個ずつのスライド体7を各々スライドさせ、前記ネジ棒8に蝶ナット9を螺合し、締め付けることで、各スライド体7の支持枠2及び穴抜き部20aに対する該当位置決めを行う。
【0020】
この状態で、スライド体7上に載置されている紙器材料20に対して、穴抜き用雄型11(又は穴抜きを可能なように構成した部材)等を図示しない駆動源による駆動にて下降させ、穴抜きピン12によって前記隙間5a、隙間6a間に位置する穴抜き部20aの穴抜きを行う。
【0021】
また、穴抜き部20aの位置やサイズが前記紙器材料20とは異なる別の紙器材料に対する穴抜きを行う場合には、この紙器材料の穴抜き部に対応する該当位置に、前記各スライド体7をスライドさせ、上述した場合と同様にして各スライド体7を位置決めすることで対応する。
【0022】
したがって、本実施の形態に係る穴抜き用雌型1、及び穴抜き用雌型1を用いた穴抜き装置30は、穴抜き部の位置やサイズが異なる個々の紙器材料に対する穴抜きを行う場合、各種の紙器材料に対して幅広く汎用することができる。
【0023】
本実施の形態に係る穴抜き用雌型1及び穴抜き装置30によれば、穴抜き部の位置やサイズが異なる個々の紙器材料20に対する穴抜きを行う場合でも、従来例の如くその都度雌型を作成する必要が無くなり、段ボール箱等の紙器製品の製造コストの低減を図り、また、従来のような雌型の保管スペース増という不都合を無くすことができる。
【0024】
本考案の穴抜き用雌型及び穴抜き装置は、穴抜きの他、穴抜き工程後に行われるカス取り工程にも適用できることは勿論である。
【0025】
【考案の効果】
請求項1、2の考案によれば、穴抜き部の位置やサイズが異なる個々の紙器に各々対応できる汎用性ある穴抜き用雌型を提供できる。
【0026】
請求項3の考案によれば、従来例の如くその都度雌型を作成する必要が無くなり、段ボール箱等の紙器製品の製造コストの低減を図り、また、従来のような雌型の保管スペース増という不都合を無くすことができる穴抜き装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る穴抜き用雌型の平面図である。
【図2】本考案の実施の形態に係る穴抜き用雌型の側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本考案の実施の形態に係る穴抜き用雌型の概略斜視図である。
【図5】本考案の実施の形態に係る穴抜き用雌型を用いた穴抜き装置の概略構成図である。
【図6】本考案の実施の形態に係る穴抜き用雌型と紙器材料の穴抜き部との位置決め状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1  穴抜き用雌型
2  支持枠
3  基板
4  側板
5  載置バー
5a 隙間
6  載置バー
6a 隙間
7  スライド体
8  ネジ棒
9  蝶ナット
11  穴抜き用雄型
12  穴抜きピン
20  紙器材料
20a 穴抜き部
30  穴抜き装置

Claims (3)

  1. 紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材と組み合わせ、当該紙器の所要箇所の穴抜きに用いる穴抜き用雌型であって、
    支持枠により多数のスライド体を平行配置に、且つ、相互の間隔を任意に調整可能に列設支持したことを特徴とする紙器の穴抜き用雌型。
  2. 紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材と組み合わせ、当該紙器の所要箇所の穴抜きに用いる穴抜き用雌型であって、
    支持枠により多数のスライド体を平行配置に、且つ、相互の間隔を任意に調整可能に列設支持し、このスライド体上に載置される紙器の穴抜き部の両側に2個のスライド体を位置決めし、前記紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材の穴抜きピンを2個のスライド体間の穴抜き部の位置に下降させて穴抜きを可能としたことを特徴とする紙器の穴抜き用雌型。
  3. 穴抜きピンを備えて紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材と、
    支持枠により多数のスライド体を平行配置に、且つ、相互の間隔を任意に調整可能に列設支持した穴抜き用雌型とを有し、
    スライド体上に載置される紙器の穴抜き部の両側に2個のスライド体を位置決めし、前記紙器の所要箇所の穴抜きを可能なように構成した部材の穴抜きピンを2個のスライド体間の穴抜き部の位置に下降させてこの穴抜き部の穴抜きを行うようにしたことを特徴とする紙器の穴抜き装置。
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