JP3098672B2 - 発信素子内蔵キー - Google Patents

発信素子内蔵キー

Info

Publication number
JP3098672B2
JP3098672B2 JP10727494A JP10727494A JP3098672B2 JP 3098672 B2 JP3098672 B2 JP 3098672B2 JP 10727494 A JP10727494 A JP 10727494A JP 10727494 A JP10727494 A JP 10727494A JP 3098672 B2 JP3098672 B2 JP 3098672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmitting element
container
key
resin
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10727494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07317391A (ja
Inventor
昇三 鬼頭
好伸 大藪
浩之 杉山
直勝 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP10727494A priority Critical patent/JP3098672B2/ja
Priority to PCT/JP1995/000971 priority patent/WO1995032348A1/ja
Priority to KR1019960700232A priority patent/KR100219896B1/ko
Priority to EP95918757A priority patent/EP0713944A4/en
Priority to AU24555/95A priority patent/AU693200B2/en
Publication of JPH07317391A publication Critical patent/JPH07317391A/ja
Priority to US08/979,874 priority patent/US6164101A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3098672B2 publication Critical patent/JP3098672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に発信素子が組み
込まれた発信素子内蔵キーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にキーとロックとの関係は、キー
本体の挿入部に形成された機械的な凹凸や埋設磁石の磁
力がロック内の内筒に配設されている複数個のピンを駆
動して内筒と固定外筒の境界面に跨がっているピンを動
かし、内筒を外筒内で回転可能とし、開錠する。
【0003】しかしこのような機械的なキーとロックと
の組合せは、複製されたキーがオリジナルキーと同形状
であれば開錠可能であり、また破壊的行為に対しては防
御構造が難しい。
【0004】特に車両のエンジンキーにおいては、この
エンジンキーを用いない場合にも電気的配線の直結によ
ってエンジンスターターが作動できるため、一般的なキ
ーとロックとの組合せによっては完全なキー機能を達成
できない。
【0005】そこで機械的凹凸や、磁力発信部を備えた
キー挿入部の他に、発信素子を内蔵したキーが提案され
る。この発信素子は一例として車両に設けられた受信素
子が特定の信号を受信した場合のみ車両エンジンを始動
又は継続して作動させることができ、これによって電機
的配線の直結や機械的な破壊による車両移動を防止でき
る。しかしこのような発信素子は小型であり、かつ周囲
に金属部分が配置されない条件を要求されるため、一般
的にはロックへ挿入されるキー本体の挿入部ではなく発
信機能を妨げないキーノブ内に配置することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ねじり等の外力に強く、かつキー内へ発信素子を
取り付ける場合の成形圧力や温度に十分に耐えることが
できる構成を有した発信素子内蔵キーを得ることが目的
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、発信素子と、金属製キー本体の一部がインサー
ト成形されると共に、前記発信素子の全体が封入状態で
組み込まれる硬質非金属容器と、前記硬質非金属容器の
外周全体を覆うように成形された軟質外皮と、を有する
ことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る発明は、発信素子
と、金属製キー本体の一部がインサート成形された硬質
非金属容器と、前記硬質非金属容器に形成された収容部
と、前記収容部内に前期発信素子の全体を封入状態で組
み込む蓋部材と、前記硬質非金属容器及び蓋部材の外周
全体を一体に覆うように成形された軟質外皮と、を有す
ることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る発明は、発信素子
と、金属製キー本体の一部が一方にインサート成形され
ると共に、分割状態にある他方と結合状態とすることが
可能な硬質非金属容器と、前記硬質非金属容器に形成さ
れ、該硬質非金属容器を前記結合状態とすることにより
前記発信素子の全体を封入状態で組み込む凹部と、前記
硬質非金属容器の外周に成形された軟質外皮と、を有す
ることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る発明は、発信素子
と、金属製キー本体の一部が一方にインサート成形され
ると共に、開放状態にある他方と閉止状態とすることが
可能な硬質非金属容器と、前記硬質非金属容器に形成さ
れ、該硬質非金属容器を前記閉止状態とすることにより
前記発信素子の全体を封入状態で組み込む凹部と前記
硬質非金属容器の外周に成形された軟質外皮と、を有す
ることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係る発明は、金属製キ
ー本体の一部がインサート成形される軟質外皮と、発信
素子の全体が封入状態で組み込まれる硬質非金属容器
と、前記軟質外皮に形成され前記硬質非金属容器を収容
する凹部と、を有することを特徴とする。
【0012】ここに発信素子の封入状態とは、軟質外皮
を成形する場合にもその成形樹脂が発信素子へと至り高
熱及び高圧で悪影響を与えることのない状態であり、こ
れにより発信素子の本来の発信機能を維持できる状況を
確保できるための状態を言い、必ずしも気密状態である
必要はない。このため、前記容器や蓋部材はこの軟質外
皮の成形熱、成形圧力に耐えうるだけの硬質材料であれ
ばよい。蓋部材は硬質非金属容器と異なり、必ずしも容
器形状である必要はなく、収容部の発信素子を被覆する
蓋状や板状であればよい。
【0013】一方、軟質外皮は容器や蓋部材をキー本体
へ一体的に成形するための役目と、成形後に露出外周を
軟質にしてキー使用時の操作感を向上する。
【0014】発信素子を硬質非金属容器へ組み込む態様
としては、この容器内に発信素子の挿入、収容のための
穴を設けたり、容器を開閉構造や分割構造にして発信素
子を内部に組み込むようにできる。この組み込み場所は
キー本体のロックへの挿入部やキーノブ内があり得る。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発信素子内蔵キーでは、金属
製キー本体の一部がインサート成形される硬質非金属容
器へ発信部材を備えた発信素子の全体が封入状態で組み
込まれ、その外周全体が軟質外皮で覆われている。この
ため硬質非金属容器の外周に軟質外皮を成形する場合に
も発信素子が成形圧力や温度に十分耐えることができ、
かつ硬質非金属容器内に組み込まれた発信素子はねじり
等の外力が軟質外皮へ作用しても破壊されることはな
い。
【0016】請求項2に記載の発信素子内蔵キーでは、
硬質非金属容器に収容部が設けられ、この収容部へ発信
素子の全体が収容されると蓋部材で閉止され、封入状態
とされる。この容器及び蓋部材の外周全体を一体に覆う
ように軟質外皮が成形される。このため硬質非金属容器
の外周に軟質外皮を成形する場合にも発信素子が成形圧
力や温度に十分耐えることができ、かつ硬質非金属容器
内に組み込まれた発信素子はねじり等の外力が軟質外皮
へ作用しても破壊されることはない。
【0017】請求項3に記載の発信素子内蔵キーでは、
硬質非金属容器には凹部が形成され、この硬質非金属容
器が分割状態から結合状態とされることで内部に発信素
の全体が封入状態で収容される。そして、この結合状
態の容器の外周に軟質外皮が成形される。したがって硬
質非金属容器は軟質外皮で覆われ硬質非金属容器内の発
信素子は軟質外皮成形時の外力、外圧に十分耐えること
ができる。
【0018】請求項4に記載の発信素子内蔵キーでは、
硬質非金属容器には凹部が形成され、この硬質非金属容
器が開放状態から閉止状態とされることで内部に発信素
の全体が封入状態で収容される。そして、この閉止状
態の容器の外周へ軟質外皮が成形される。したがって硬
質非金属容器は軟質外皮で覆われ硬質非金属容器内の発
信素子は軟質外皮成形時の外力、外圧に十分耐えること
ができる。
【0019】請求項5に記載の発信素子内蔵キーでは、
発信素子の全体が封入状態で組み込まれた硬質非金属容
器は、金属製キー本体がインサート成形された軟質外皮
に形成された凹部に収容される。従って発信素子は硬質
非金属容器によって成時の外力及び温度から保護され
る。
【0020】
【実施例】
(第1実施例の説明)第1実施例は請求項1及び2の構
成に対応する。
【0021】図1〜図7には本発明の第1実施例に係る
キー10が示されている。図1に示される如くキー10
はキー本体12とキーノブ14とを有する。キー本体1
2は金属製の平板から構成され、係合凹凸部が形成され
たロックへの挿入部12Aが設けられている。この挿入
12Aは図7に示される車両20のステアリングコラム
22のキーシリンダ24への挿入用となっている。
【0022】このキー本体12の基部12Bはキーノブ
14へ埋設状態で固定されている。キーノブ14は図3
〜図5に示される如く樹脂容器16が基部12Bの外周
へ一体的に成形されており、基部12Bに並んで収容部
としての凹部16Aが設けられる。この凹部16A内に
は発信素子18が挿入され、蓋部材である蓋板32が凹
部16Aの入口に設けられる段部16Bへ被せられてい
る。この蓋板32は凹部16A内へ収容された発信素子
18を凹部16A内で移動しないように軽く押さえる寸
法とするのが好ましい。これらの樹脂容器16、蓋板3
2はポリアセタール樹脂やポリブチレンテレフタレート
等のポリエステル樹脂等の硬質で耐熱、低熱伝導性樹脂
によって構成され、基部12Bが樹脂容器16インサー
ト成形されるのが好ましい。
【0023】これらの樹脂容器16、蓋板32の外周に
は軟質塩化ビニール等の樹脂外皮34が成形される。こ
の樹脂外皮34は樹脂容器16よりも軟質の合成樹脂で
あり、この樹脂外皮34が軟質であることによって車室
内に露出するキーノブ14が柔軟な構成となる。またこ
の樹脂容器16の外周へ成形する樹脂外皮34の成形熱
及び圧力によって樹脂容器16及び蓋板32が発信素子
18へ悪影響を与えることのないような材質及び寸法と
する。
【0024】なお樹脂容器16及び樹脂外皮34には開
口36が設けられてキーホルダー等への取付用とされ
る。
【0025】図7に示される如くステアリングコラム2
2付近には制御モジュール40が取付られている。この
制御モジュール40は好ましくはステアリングコラム2
2のカバー内に配置され、外部からは目視できない配置
とされる。
【0026】図6に示される如く制御モジュール40と
しては送受信コイル42、送受信回路43、制御回路4
4、メモリ46が互いに接続されており、制御回路44
はインターフェイス回路48を介して車両制御回路50
へと接続されている。これによってこの制御モジュール
40は車両エンジンが始動されたり、送受信コイル42
に受信信号が発生すると、制御回路44が送受信回路4
3を介しては送受信コイル42からキー10の発信素子
18へと起動信号を送り、及びキー10の発信素子18
からのID信号を送受信コイル42で受けて制御回路4
4がこれを判断するようになっている。また制御回路4
4には登録コード書き込み器52が接続されてID番号
の書き込みが可能とされている。
【0027】一方、発信素子18内には送受信コイル5
4、送受信回路55、制御回路56及びメモリ58が配
置されて互いに接続されている。したがって、発信素子
18は送受信コイル42に発生する電流によって送受信
コイル54が起電力を生じ送受信回路55を介して制御
回路56を作動させ、メモリ58に記憶したID番号を
送受信コイル54から発信して送受信コイル42へと送
ることができるようになっている。このID番号を受信
した送受信コイル42は受信信号を送受信回路43を介
して制御回路44へと送り、これによって制御回路44
はメモリ46に記憶したID番号と受信したID番号と
が一致しているかを照合する。この照合が一致すれば制
御回路44はインターフェイス回路48を介して車両制
御回路50へと信号を送り車両エンジンを始動可能又は
継続して作動させる。またこの受信したID番号がメモ
リ46に記憶したID番号と異なる場合には別の信号を
車両制御回路50へと送りエンジンの始動を不可能に、
又は作動を停止させるようになっている。
【0028】なお、発信素子18内の送受信回路55、
制御回路56、メモリ58は一個のICによって構成さ
れ、発信素子18の外形寸法は一例として直径1mm、長
さ10mmとされる。
【0029】このように構成される本実施例のキー10
の製作手順を説明する。キー本体12はその基部12B
が樹脂容器16内へ挿入された状態でインサート成形さ
れる。樹脂容器16には成形時に又は成型後に切削等で
凹部16Aを形成し、成型後にこの凹部16A内へ発信
素子18が挿入される。凹部16Aは蓋板32で閉止
し、必要に応じて蓋板32は圧入や接着剤で固定する。
これらの樹脂容器16、蓋板32の外部へ軟質の樹脂外
皮34を成形する。この樹脂外皮34の成形時に熱及び
圧力が生じるが、発信素子18は樹脂容器16、蓋板3
2によって保護されるので、その熱及び圧力に耐えるこ
とができる。なお、樹脂容器16の厚さは樹脂外皮34
の成型時の熱が発信素子18へ伝わり難い寸法とし、か
つ樹脂外皮自身が成型時の熱で変形しにくい材料とす
る。樹脂外皮34は軟質であるので、このキー10の挿
入部12Aをキーシリンダ24へ挿入した後に露出する
キーノブ14はその樹脂外皮34が車室内に露出するこ
とになり、硬質部分が車室内に露出しないようにでき
る。
【0030】次に本実施例に係るキー10の操作手順を
説明する。キーノブ14を把持してキー10を回転させ
ると、キーシリンダ24のキー10が挿入された内筒が
キー10と共に回転され、車両制御回路50はスタータ
を駆動して車両エンジンをスタートさせる。
【0031】これと同時に制御モジュール40の送受信
回路43は車両エンジンがスタートしたことを告げる信
号を車両制御回路50から受取り、制御回路44は送受
信回路43を作動させて送受信コイル42へ電流を送
る。このため送受信コイル42の近くに配置されている
キー10の発信素子18は送受信コイル54に起電力を
生ずる。このため制御回路56がこの起電力で作動して
メモリ58に記憶したID番号を送受信コイル54から
発信する。この発信信号は送受信コイル42で受け取ら
れ、この信号が送受信回路43を介して制御回路44へ
と送られるので、制御回路44は受信したID番号があ
らかじめメモリ46に記憶したID番号と等しい場合に
は信号を車両制御回路50へと送り、車両制御回路50
は継続して車両エンジンを運転させる。しかし受信した
ID番号がメモリ46に記憶したID番号と異る場合や
ID番号を受信しない場合には制御回路44が異なる信
号を車両制御回路50へと送る。これによって車両制御
回路50は車両エンジンの運転を停止させる。
【0032】なお、上記実施例では車両エンジンが始動
されてからキー10が制御モジュール40へとID番号
を送信していたが、キー10をキーシリンダ24へ挿入
するとID番号が送信され、その後に車両制御回路50
がエンジンを始動させるようにしてもよい。 (第2実施例の説明)第2実施例は請求項1及び2の構
成に対応する。
【0033】図8には本発明の第2実施例に係るキーが
示されている。この実施例ではキー基部12Bがインサ
ート成形される硬質樹脂容器62に収容部として円柱状
の凹部62Aがキー本体12の長手方向と平行に形成さ
れ、この凹部62A内は発信素子18が軸方向へ挿入さ
れた後に蓋部材である蓋64がこの凹部62Aの入口部
へ圧入されたり樹脂で接着されて凹部62Aが閉止され
るようになっている。この樹脂容器62と蓋64の外周
へ樹脂外皮34が成形される点は前記実施例と同様であ
る。 (第3実施例の説明)第3実施例は請求項1及び2の構
成に対応する。
【0034】図9は本発明の第3実施例が示されてい
る。この実施例では前記実施例における凹部62Aの長
手方向がキー本体12の長手方向と平行とされていたの
に対し、この実施例では凹部62Aの長手方向がキー本
体12の長手方向と直角方向とされている点が異なって
いる。この実施例ではキー本体12の基部12Bは樹脂
容器12への埋設量が少なくなるので、基部12Bの先
端部に拡径部12Cが形成されて樹脂容器62からの抜
き出しが阻止されている。 (第4実施例の説明)第4実施例は請求項1及び3の構
成に対応する。
【0035】図10〜図12には本発明の第4実施例が
示されている。この実施例では硬質の樹脂容器66が分
割構造とされて樹脂容器68、樹脂容器69となってい
る。樹脂容器68はキー本体12の基部12Bを収容す
る厚肉部68Aが設けられ、この厚肉部68A内へ基部
12Bがインサート成形される。発信素子18の半分を
収容する凹部68Bがこの厚肉部68Aに並んで形成さ
れる。一方、樹脂容器69は樹脂容器68と合致されて
前記各実施例の樹脂容器と同様の外形状を構成するよう
になっており、厚肉部68Aと合わされる面に厚肉部6
8Aを収容する凹部69A及び発信素子18の他の片側
を収容する凹部69Bが形成されている。また樹脂容器
69には先端に拡径部を有する突起71が形成され、樹
脂容器69に形成される凹部72内へ挿入されることに
よって、これらの樹脂容器68、樹脂容器69が機械的
に結合されて、これらの外周へ軟質の樹脂外皮34が成
形されるようになっている。
【0036】従って、この実施例においても樹脂容器6
8、樹脂容器69内へ組付けられる発信素子18はこの
組付け時には何らの圧力や外力を受けることはなく、か
つ樹脂外皮34の成形時に生ずる熱や圧力はこの樹脂容
器66が吸収して発信素子18を保護する。
【0037】この実施例においても発信素子18を凹部
68B、凹部69B内でがたつきなく緊密にかつ外力を
加えることなく保持するように発信素子18や凹部68
B、凹部69Bの寸法や材質を配慮する。 (第5実施例の説明)第5実施例は請求項1及び4の構
成に対応する。
【0038】図13、図14には本発明の第5実施例が
示されている。この実施例では前記第4実施例における
樹脂容器68、樹脂容器69が一体ヒンジ74を介して
互いに連結された開閉構成となっている。すなわち樹脂
容器68、樹脂容器69は一体ヒンジ74を介して一体
的に成形され、この一体ヒンジ74を変形させて樹脂容
器68、樹脂容器69が間隔を開いた開放状態から互い
に合致される閉止状態とさせるようになっている。この
樹脂容器66の外周に前記実施例と同様な軟質の樹脂外
皮が成形される点は同様である。 (第6実施例の説明)第6実施例は請求項5の構成に対
応する。
【0039】図15、図16には本発明の第6実施例が
示されている。この実施例では樹脂容器76が用いられ
ている。この樹脂容器76は一体ヒンジ77を介して連
結される半割形状の硬質樹脂容器78、樹脂容器79を
有する。これらの樹脂容器78、樹脂容器79は外形が
半円柱状で内部が空洞とされ、リブ80が軸直角方向に
掛け渡され、これらのリブ80に形成される凹部80A
内へ発信素子18が挿入、圧入、接着等によって保持さ
れるようになっている。
【0040】従ってこれらの樹脂容器78、樹脂容器7
9を一体ヒンジ77を介して互いに合致させて円柱形状
とすれば内部に発信素子18を保持することができ、こ
の樹脂容器76をキー本体12の基部12Bと共に軟質
樹脂外皮34内へインサート成形することによって前記
各実施例と同様に発信素子18を封入したキー10を得
ることができる。
【0041】またこの実施例における樹脂外皮34は樹
脂容器76をインサート成形することなく、キー本体の
基部12Bのみを埋設して樹脂外皮34をインサート成
形し、かつこの成形時に又その後に円柱穴80Bを形成
し、この円柱穴80B内へ樹脂外皮34の成形後に樹脂
容器76を圧入や接着等によって挿入固定することも可
能である。
【0042】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので、発信素
子を外部からの熱や外力から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るキーを示す正面図で
ある。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】樹脂外皮を成形する前のキーを示す正面図であ
る。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図3の分解状態の底面図である。
【図6】発信素子と制御モジュールを示す回路図であ
る。
【図7】制御モジュールの車内配置状態を示す車両の側
面図である。
【図8】第2実施例に係るキーの分解状態の正面図であ
る。
【図9】第3実施例に係るキーの分解状態の正面図であ
る。
【図10】第4実施例における挿入部と分割状態の樹脂
容器を示す分解斜視図である。
【図11】第10図における樹脂容器とキー本体の関係
を示す分解平面図である。
【図12】第4実施例における樹脂容器の分割状態を示
す図11のA−A及びB−B断面に相当する断面側面図
である。
【図13】第5実施例における樹脂容器の分解平面図で
ある。
【図14】第5実施例における樹脂容器の組付け途中状
態を示す斜視図である。
【図15】第6実施例に係るキーを示す分解斜視図であ
る。
【図16】第6実施例における発信素子の硬質樹脂容器
を示す開放状態の斜視図である。
【符号の説明】
10 キー(発信素子内蔵キー) 12 キー本体 12A 挿入部 12B 基部 14 キーノブ 16 樹脂容器(硬質非金属容器) 16A 凹部(収容部) 18 発信素子(電子素子) 24 キーシリンダ(ロック) 32 蓋板(蓋部材) 34 樹脂外皮(軟質外皮) 62 樹脂容器(硬質非金属容器) 62A 凹部(収容部) 64 蓋(蓋部材) 66 樹脂容器(硬質非金属容器) 76 樹脂容器(硬質非金属容器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 直勝 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 特開 平7−238722(JP,A) 特開 平7−238721(JP,A) 特開 平5−287941(JP,A) 実開 平4−6462(JP,U) 実開 平2−27474(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 49/00 E05B 65/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信素子と、 金属製キー本体の一部がインサート成形されると共に、
    前記発信素子の全体が封入状態で組み込まれる硬質非金
    属容器と、 前記硬質非金属容器の外周全体を覆うように成形された
    軟質外皮と、 を有することを特徴とする発信素子内蔵キー。
  2. 【請求項2】 発信素子と、 金属製キー本体の一部がインサート成形された硬質非金
    属容器と、 前記硬質非金属容器に形成された収容部と、 前記収容部内に前期発信素子の全体を封入状態で組み込
    む蓋部材と、 前記硬質非金属容器及び蓋部材の外周全体を一体に覆う
    ように成形された軟質外皮と、 を有することを特徴とする発信素子内蔵キー。
  3. 【請求項3】 発信素子と、 金属製キー本体の一部が一方にインサート成形されると
    共に、分割状態にある他方と結合状態とすることが可能
    な硬質非金属容器と、 前記硬質非金属容器に形成され、該硬質非金属容器を前
    記結合状態とすることにより前記発信素子の全体を封入
    状態で組み込む凹部と、 前記 硬質非金属容器の外周に成形された軟質外皮と、 を有することを特徴とする発信素子内蔵キー。
  4. 【請求項4】 発信素子と、 金属製キー本体の一部が一方にインサート成形されると
    共に、開放状態にある他方と閉止状態とすることが可能
    な硬質非金属容器と、 前記硬質非金属容器に形成され、該硬質非金属容器を前
    記閉止状態とすることで前記発信素子の全体を封入状態
    で組み込む凹部と前記 硬質非金属容器の外周に成形された軟質外皮と、 を有することを特徴とする発信素子内蔵キー。
  5. 【請求項5】 金属製キー本体の一部がインサート成形
    される軟質外皮と、 発信素子の全体が封入状態で組み込まれる硬質非金属容
    器と、 前記軟質外皮に形成され前記硬質非金属容器を収容する
    凹部と、 を有することを特徴とする発信素子内蔵キー。
JP10727494A 1994-05-20 1994-05-20 発信素子内蔵キー Expired - Lifetime JP3098672B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10727494A JP3098672B2 (ja) 1994-05-20 1994-05-20 発信素子内蔵キー
PCT/JP1995/000971 WO1995032348A1 (fr) 1994-05-20 1995-05-19 Cle pourvue d'un emetteur incorpore
KR1019960700232A KR100219896B1 (ko) 1994-05-20 1995-05-19 발신소자 내장 키
EP95918757A EP0713944A4 (en) 1994-05-20 1995-05-19 KEY WITH BUILT-IN TRANSMITTER ELEMENT
AU24555/95A AU693200B2 (en) 1994-05-20 1995-05-19 Key provided with built-in transmitter element
US08/979,874 US6164101A (en) 1994-05-20 1997-11-26 Key with built-in transmitting element

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10727494A JP3098672B2 (ja) 1994-05-20 1994-05-20 発信素子内蔵キー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07317391A JPH07317391A (ja) 1995-12-05
JP3098672B2 true JP3098672B2 (ja) 2000-10-16

Family

ID=14454916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10727494A Expired - Lifetime JP3098672B2 (ja) 1994-05-20 1994-05-20 発信素子内蔵キー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3098672B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012144879A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Alps Electric Co Ltd 携帯機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07317391A (ja) 1995-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100219896B1 (ko) 발신소자 내장 키
JP2001358522A (ja) バーアンテナおよびその製造方法
AU684028B2 (en) Card key provided with transmitter element
US4922736A (en) Key device incorporating an electronic circuit
JPH10140900A (ja) イモビライザシステム塔載車両、及びイモビライザシステムに使用される部材
US8001817B2 (en) Mechanical key and locking/unlocking key
KR101264956B1 (ko) 차량용 전자 키, 이를 구비한 차량, 그리고 이의 제조 방법
JP2005295473A (ja) アンテナコイル
JP3098672B2 (ja) 発信素子内蔵キー
JP2004162261A (ja) スロット機構
KR100234566B1 (ko) 발신소자 내장 키 및 그 키 본체
JP3081448B2 (ja) 発信素子内蔵キー
JPH074732U (ja) キーシリンダ装置
JPH0823587A (ja) 電気式装置遠隔制御用送信器
JP3442857B2 (ja) 発信素子内蔵キー
JPH07317395A (ja) 発信素子内蔵キー
US6433675B1 (en) Receiver for electronic key in antitheft device
JP2010077618A (ja) 電子キー
JP3348953B2 (ja) 電子部品内蔵キー装置
JP3338576B2 (ja) キーレスエントリシステムの送信機
WO2005042882A1 (ja) ドア開閉装置
JP2600260Y2 (ja) 識別回路付きキー装置
JP2001303808A (ja) 車両用エンジン始動装置
JPH1061272A (ja) 電子部品埋め込みキー
JPH07238721A (ja) 電子部品内蔵キー装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130811

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140811

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term