JP3098668U - 介護用の杖 - Google Patents

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Abstract

【課題】いずれの方向についても安定性がよく、しかも自立可能な介護用の杖を提供すること。
【解決手段】介護用の杖1は、十字形状の握り部4と、並行に配列された4本の支柱2とから構成されている。各支柱2は、ほぼ同じ長さを有し、それぞれの上端部2aは、各支柱2が握り部4を構成するパイプ部材の軸方向に直交する方向へ延びるように握り部4の各端部に接続されている。各支柱2の上端部2aと下端部2bとの間の適所には連結部6が取り付けられており、各支柱2を杖1を下端側で結束している。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一人では自由に歩行することが困難な高齢者や身体に障害のある人が使うのに適する介護用の杖に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の杖は、一本脚のものが一般的であるが、杖の安定度を高めるために、二本の支柱を並行に配列して形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示された二本脚の杖は、握棒に対し直角方向に二本の支柱を並行に取り付け、その二本の支柱の下端側においてその間隔を接続部材で保持強化したものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−217876号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された二本脚の杖は、高齢者や障害者等にとって、非常に不安定である。すなわち、二本脚の杖の場合、二本の支柱の配列方向には安定性が比較的にあるが、二本の支柱の配列方向に直交する方向には安定性がほとんどない、という問題があり、そのため立ち止まって杖にもたれ掛かったり、杖に体重をあずけて立ち上がったりするときなどには、危険を伴うことがあった。また、二本脚の杖は、それ自体に自立性能がないので、不使用時には壁などに立て掛けておかなければ倒れてしまい、特に歩行の困難な人にとってはその置き場所を探すにも苦労をする、という問題があった。
【0005】
本考案の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたものであり、安定性が非常に高く、しかも自立可能な介護用の杖を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題解決のために、この考案は、以下のように構成されている。すなわち、本考案に係る介護用の杖は、棒状部材を十字形に組み合わせて形成された握り部と、ほぼ同じ長さを有し、前記握り部を構成する前記棒状部材の軸方向に直交する方向へ延びるように前記握り部の4つの端部に上端部が連接しかつ並行に配列された4本の支柱と、前記各支柱の前記上端部と該上端部とは反対側の下端部との間の適所で前記各支柱を相互に連結してその相互間隔を保持すべく結束する連結部とから構成されていることを特徴とする。
【0007】
本考案に係る介護用の杖における好ましい一つの実施態様として、前記各支柱の前記下端部に滑り止め用のキャップが装着されている、ことである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る介護用の杖について添付図面を参照して詳細に説明すると、以下のとおりである。図1は、本考案の一実施形態に係る介護用の杖1を示す斜視図、図2は、介護用の杖1を仮想線で示す高齢者が使用している状態を示す斜視図である。
【0009】
介護用の杖1は、並行に配列された中空の4本の支柱2と、十字形状の握り部4とから構成されている。各支柱2は、T字型のパイプ状継ぎ手部材5を介して上下2本の塩化ビニル製パイプ部材3a,3bで構成され、各支柱2は、すべてほぼ同じ長さで形成されている。十字形状の握り部4は、塩化ビニル製のパイプ部材を水平面内でほぼ90度に交差させて形成されたものである。具体的には、予め一体成形された十字型のパイプ状継ぎ手4aの各端部に、直角に曲がったL字型のパイプ状継ぎ手4bの一端を嵌め込み、必要に応じて接着剤で固着するなどして形成されている。
【0010】
各支柱2の上端部2a即ちT字型のパイプ状継ぎ手5に嵌め込まれている各パイプ部材3aの端部とは反対側の端部2aは、各支柱2の長さ方向が、十字形状をした握り部4における仮想平面に対して直交するように握り部4の各端部即ちL字型のパイプ状継ぎ手4bの他端に嵌め込んで接続されている。
【0011】
介護用の杖1は、各支柱2の上端部2aと、これら上端部2aとは反対側の下端部2bとの間の適所で各支柱2を相互に連結してそれらの間隔を保持する連結部6を備えている。この連結部6は、図1から明からなように塩化ビニル製のパイプ部材を水平面内でほぼ90度に交差させるように一体化して形成され、十字方向へ延びる各パイプ部の端部が各支柱2に接続されている。
【0012】
具体的には、連結部6は、握り部4と同じように予め一体成形された十字型のパイプ状継ぎ手6aで構成することができ、十字型のパイプ状継ぎ手6aの各端部を各支柱2に介在されているT字型のパイプ状継ぎ手部材5に嵌め込んで各支柱2に連結されている。この場合、T字型のパイプ状継ぎ手5と各支柱2との嵌め込み接続、および十字型とT字型の各パイプ状継ぎ手5,6aの嵌め込み接続には、必要に応じて接着剤を併用することができる。
【0013】
各支柱2の下端部2bには、滑り止め用のキャップ7を装着しておくことが好ましい。このキャップ7は、ゴムや合成樹脂などの材料で形成することができる。既述の実施形態では、支柱2、握り部4および連結部6は、塩化ビニル製のパイプ部材で形成されていたが、この考案では塩化ビニル製である必要はなく、軽量な材質であれば、何でもよく、例えばアルミ材料、木材、竹材などで形成することも好ましい。また、それらの断面形状も円形、楕円形、四角形など何でもよく、さらに中実の棒状部材で形成されていてもよい。このように本考案に係る介護用の杖では、それを構成する材料が、塩化ビニル製のパイプ部材、アルミ材料、木材、竹材などから形成されているので、製作時にパイ部材3a,3bを簡単に切断でき、その結果使用者の背丈に合わせた高さの杖を容易に作ることができる。
【0014】
介護用の杖1の使い方としては、図2に仮想線で示す高齢者又は障害者Mが、その手で握り部4を掴み、この杖1に自身の体重を掛けるようにしながら歩行する。その際、握り部4が十字型のパイプ状継ぎ手4aで形成されているため、これを上方から見たときに中央に位置する十字部における各パイプ部間に各指を入れるようにして該十字部上に手の平を乗せて握ることになるので握り部4から手が外れ難く、安全度が非常に高くなる。
【0015】
また、4本の支柱2は、各支柱2の下端部2bにおける接地点が仮想の四角形のコーナー部に位置するように配列されかつ相互に固定されているので、杖1を自立させることができる。杖1が自立するということは、杖1の上下方向に直交する全方向に対して安定することを意味し、その結果、杖1に使用者の全体重を掛けるように寄り掛っても危険がなく、また使用者がしゃがんだ姿勢から立ち上がる場合でも非常に安全度が高い。
【0016】
更に、既述の実施形態に係る介護用の杖1では、もし、使用者が転倒した場合、使用者が杖1から手を離せば杖1が倒れることはなく、また、そのようなときに倒れた使用者が杖1の下方分、即ち低い位置に設けられている連結部6を掴むことによって杖1を支えとして自分で立ち上がることができる。その場合、連結部6は既述の実施形態の杖1のように十字型をしていれば、その中央部を掴むので、杖1の重心方向へ力が付与され、その結果、杖1がぐらついたりすることがなく、使用者に対して良好な支えとなる。この連結部6は、杖1の製作時にパイ部材3a,3bの長さを適宜選択することにより、杖1の高さ方向における自由な位置に設けることができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る介護用の杖によれば、4本の支柱を並行に並列し、これらを十字形状の握り部の各端部に接続しているため、握り部に掛けた体重が効果的に各支柱に分散されて極めて高い安定性を発揮し、握り部が十字形状をしていることと相まって、体重を支え易く、使い勝手に優れている。また、この杖は、自立するため不使用時には壁等に立てかける必要もなく、どこにでも置いておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態に係る介護用の杖を示す斜視図。
【図2】図1に示す介護用の杖の使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 介護用の杖
2 支柱
2a 支柱の上端部
2b 支柱の下端部
3a,3b 支柱を構成するパイプ部材
4 握り部
4a 十字型のパイプ状継ぎ手部材
4b L字型のパイプ状継ぎ手部材
5 T字型のパイプ状継ぎ手部材
6 連結部
6a 十字型のパイプ状継ぎ手部材
7 滑り止め用のキャップ

Claims (2)

  1. 棒状部材を十字形に組み合わせて形成された握り部と、ほぼ同じ長さを有し、前記握り部を構成する前記棒状部材の軸方向に直交する方向へ延びるように前記握り部の4つの端部に上端部が連接しかつ並行に配列された4本の支柱と、前記各支柱の前記上端部と該上端部とは反対側の下端部との間の適所で前記各支柱を相互に連結してその相互間隔を保持すべく結束する連結部とから構成されていることを特徴とする介護用の杖。
  2. 前記各支柱の前記下端部に滑り止め用のキャップが装着されている請求項1に記載の介護用の杖。
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