JP3098382U - 接続用端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続位置が固定的であっても着脱可能な雌型としての使用、または、半田付け可能な部材としての使用を選択し得る端子を提供する。
【解決手段】有底筒状の端子本体1と、この端子本体の底部13に連続し、かつ、表面に雄ネジが刻設されてなるボルト部2とで構成する。端子本体は、内部に接続用凹部3を有し、この接続用凹部は、雌型端子として機能するとともに、半田付け部として機能する。接続端子の外側表面11には所定間隔で設けられた断面六角形状の複数のフィン12が設けられている。また、気抜き孔14が、端子本体の側壁を貫通して設けられ、接続用凹部と外部とを連続させている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電源ケーブル等を接続するための端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電源ケーブル等を接続するための端子にあっては、雄端子と雌端子とを圧着させて接続するいわゆるコネクタと呼ばれるもの、または、ケーブル先端に円環状等の端子を接続するとともに、当該円環状の端子をネジ止めするものがあった。雄端子および雌端子を使用するコネクタにあっては、専ら接続および断続を交互に繰り返す部分において使用され、一方の円環部分をネジ止めする構成のものにあっては、固定的に接続する部分に使用されるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、いわゆるコネクタは、専ら接続すべき部材の交換が予定される場合に使用され、ケーブルの先端に適宜設けられる雄雌両端を嵌合してなる構成であるため、接続位置を固定することなく自由な位置で接続できる反面、当該端子によってケーブルが連続状態となっているにすぎず、所定の位置で接続するものではなかった。このことは、簡易な接続方法で電源供給が可能であるものの、タイトな電流値における電源供給では、ロスが多く固定した端子においてケーブルを接続し得る端子が好適とされていた。
【0004】
一方、ネジ止めによる接続端子は、専ら固定的な接続を予定する場合に使用されるものであるところ、固定的な接続を実現する端子を使用する部分の接続部品を交換する場合は、その端子の離脱等が容易でなく非常に煩瑣であった。また、接続位置こそ固定的ではあるものの、接続すべき部材を交換する必要がある場合、または、数種類の部材を仮に接続しておき、それらの中から最適な部材を確定的に接続させようとする場合には、上記ネジ止めを毎回緩めまたは着脱することとなり、これまた煩瑣であった。
【0005】
また、固定的な接続方法としては、半田付け等の方法があるが、この種の半田付けされた端子部分については、本来的には離脱させることを予定しているものではないことから、半田付けされたケーブルを離脱させるためには、強引に機械的手段によって離脱させるか、または、半田付け部分を再度加熱して、半田を溶融しつつケーブルを離脱させることによるほかに方法がなかった。
【0006】
本考案は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、接続位置が固定的であっても着脱可能な雌型としての使用、または、半田付け可能な部材としての使用を選択し得る端子を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、接続用凹部を有する端子本体と、該端子本体に連続しつつ該端子本体を固定するための固着手段とからなり、上記接続用凹部は、雌型端子であることを特徴とする接続用端子を要旨とするものである。
【0008】
上記において、端子本体としては、これを有底円筒状に成形されるとともに、その外周面に複数の放熱フィンを構成し、該放熱フィンの外径が六角形に成形されてなる構成とすることができる。また、固着手段としては、上記端子本体の中心線を軸線とする雄ネジが刻設されてなるボルト部で構成され、上記端子本体により上記ボルト部の頭部を構成させることができる。さらに、接続用凹部としては、接続すべきケーブルの先端を挿入するとともに、半田を流入させることができるように構成し、これにより半田付け可能な凹部とすることができる。
【0009】
また、本考案は、内部に接続用凹部を有する有底筒状の端子本体と、この端子本体の外側表面に所定間隔で設けられた断面六角形状の複数のフィンと、該端子本体の側壁を貫通して上記接続用凹部と外部とを連続してなる気抜き孔と、上記端子本体の底部に連続し、かつ、表面に雄ネジが刻設されてなるボルト部とからなり、上記接続用凹部は、雌型端子としての凹部であるとともに、半田付け部としての凹部であることを特徴とする接続用端子をも要旨とするものである。
【0010】
なお、上記各考案において、端子本体の頭部先端にマイナスドライバが係入できる係入溝を設けることは、六角ナットドライバのほかにマイナスドライバを使用できる点で好ましい。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、図1に示すように、所定方向Xに適宜長さで構成された端子本体1と、この端子本体1の一端に連続して設けられている固着手段2とで構成されている。また、端子本体1の他端には、所定方向Xに沿って接続用凹部3が設けられており、当該端子本体1が有底筒状に構成されている。
【0012】
端子本体1は、全体的に円筒となるように、その断面円形の外周面11によって構成されているとともに、当該外周面11において所定間隔を有する複数のフィン12が突設されており、このフィン12の断面形状を正六角形状に形成されている。そして、上記外周面11の円形断面が、当該フィン12の正六角形の内接円となるように大きさが調整されている。
【0013】
一方、固定手段2の表面には雄ネジ21が刻設されており、固定すべき基部4に設けられた雌ネジ41に螺合できる構成となっており、上記端子本体1に設けられている六角形フィン12を六角ナットドライバ等で回転させることによって、固定手段2の螺着およびその解除を可能にしている。また、端子本体1の頭部先端には、係入溝15,16が設けられており、この係入溝15,16にマイナスドライバを係入させることにより、六角ナットドライバのほかにマイナスドライバを使用することができるものである。そして、上記のように螺着可能な端子本体1の底部13は、接続用接点として機能し、即ち、基部4との間に接続すべき部材のケーブル先端5を挟持し、上記端子本体1とケーブル先端5との接続を可能にする構成となっているのである。
【0014】
ここで、固定手段2を基部4に螺着させた状態において、端子本体1の接続用凹部3は、雌型端子として機能するものであるから、図2に示すように、雄型端子6を接続用凹部3に嵌入させることによって、上記雄型端子6に連続するケーブル61を端子本体1に接続することができるものである。即ち、上記ケーブル61が電源供給用のケーブルであるとすれば、このケーブル61から供給される電源は、端子本体1を介して挟持した接続部材のケーブル先端5に供給されるものである。
【0015】
また、基部4は、上記ケーブル61と接続部材のケーブル先端5とを接続させるためだけでなく、基部4に電源供給をする場合に、当該端子本体1に接続されるケーブル61との間で、端子本体1を介して接続することができるものである。即ち、基部4が、所定の電気機器における電源供給部である場合には、接続部材のケーブル先端5を挟持することなく、直接基部4から電気機器に電源を供給するのである。
【0016】
さらに、本実施形態は、端子本体1が有底筒状であることから、接続用凹部3の内部においてケーブル61の先端を半田付けすることができるのである。即ち、接続すべきケーブル61の先端を接続用凹部3に挿入するとともに、当該接続用凹部3にクリーム半田または溶融半田を流入させることにより、当該クリーム半田または溶融半田の固化によって半恒久的な接続が可能となるのである。そして、この場合、図3に示すように、端子本体1は有底筒状であるうえ、接続用凹部3の底付近において、接続用凹部3の内外を貫通してなる気抜き孔14が設けられていることから、溶融半田から発生するガスを接続用凹部3の底部から排除することが可能になっているのである。
【0017】
本実施形態は、上記のような構成であるので、仮の接続用としては、端子本体1を雌型端子として使用することにより、これに嵌合する雄型端子によって着脱可能に接続でき、また、恒久的な接続をする場合には、接続用凹部3の中に半田を流入させつつ半田付けすることができる。そして、いずれの態様においても、端子本体1は、固着手段2によって基部4に対して強固に固定することかできるので、接続位置を一定とすることができるものである。
【0018】
そして、本実施形態の接続用端子を使用すれば、電動モータにおけるブラシへの電源供給において、接続経路の途中における抵抗値を低減させることができるのである。即ち、図4に示すように、電動モータ(特に、ラジコン自動車用駆動モータ)7のブラシホルダ8は、モータ7の端面71に備えられているが、当該ブラシホルダ8は真鍮製の導電体であり、この片側端部81に電源ケーブルが半田付けされ、その反対端部82の付近において、ブラシ9に電源を供給するケーブル91の先端の円形端子92が、挟持端子83およびネジ84によって挟持されるものであるところ、本実施形態10を使用する場合、上記円形端子91をブラシホルダ8と本実施形態10との中間に配置しつつ、本実施形態10をモータ7の雌ネジ部72に螺着することによって、上記円形端子91と本実施形態10とは直接接することができ、本実施形態10の接続用凹部11を雌型端子として、電源ケーブル61の先端に設けた雄型端子6を嵌合させることによって、ブラシホルダ8を介在させることなく、電源供給が可能となるのである。この場合、ブラシホルダ8の両端の間隔が約20mmとすると、約0.6mΩの抵抗値を低減させることができるものである。
【0019】
そして、モータ7のメンテナンス等のために、電源ケーブル61を離脱させる場合は、この電源ケーブル61の雄型端子6の接続を抜き差しすればよく、一方、電源ケーブル61を固定的に接続するのであれば、上記接続用凹部11に直接電源ケーブル61を半田付けすればよいのである。いずれの接続形態によっても、電源ケーブル61から円形端子92までの中間にブラシホルダ8が介在しないので、上記抵抗値だけ低減させることができるものである。
【0020】
本考案の実施形態は上記のとおりであるが、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様をとることは可能である。例えば、上記実施形態では、端子本体に六角形状のフィン12を設け、六角ナットドライバを使用することにより回転可能としているが、これは、ラジコン自動車等に使用するモータ用であれば、六角形の対向する辺の間隔B(図1参照)を4.5mmとすることにより、他の部品を着脱させる際の共通の工具を使用し得ること目的とするものであって、他の工具により着脱させる構成とすることも可能である。また、接続用凹部3の形状は、断面円形の凹部で構成しているが、これを雌型端子として使用する場合、雄型端子との接続を可能とするため、その他の形状および構造としてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、接続用凹部を有する端子本体と、螺着可能な固定手段とが一体的に構成されているので、接続すべき対象物に雌ネジを構成することにより、接続端子を強固に固定させることができ、一方、接続用凹部は、雌型端子として機能させるときには、雄型端子を接続させることができ、また、半田付け用の凹部として機能させるときには、当該凹部に接続すべきケーブルを挿入しつつ半田を流入させることによって、半田付けが可能となり、これらの両態様による接続を選択することが可能となるものである。
【0022】
さらに、本考案の接続用端子によれば、固着手段として雄ネジを使用する場合、接続すべきケーブル端子を挟持することも可能となり、当該接続用端子の接続用凹部に他のケーブルを接続することにより、当該接続用端子を介して両ケーブルを結線することが可能となり、両ケーブル間の抵抗値を低減させつつ接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態を示す説明図である。
【図2】本実施形態の使用態様を示す説明図である。
【図3】(a)はIIIA−IIIA断面図であり、(b)はIIIB−IIIB断面図である。
【図4】本実施形態の使用形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 端子本体
2 固着手段(ボルト部)
3 接続用凹部
4 基部
5 円形端子
6 雄型端子
7 電気モータ
8 ブラシホルダ
9 ブラシ
10 接続端子
11 外周面
12 フィン
13 底部
14 気抜き孔
15,16 係入溝
41,72 雌ネジ
61 電源ケーブル
71 モータ端面
81 ブラシホルダ一端
82 ブラシホルダ他端
91 ケーブル
92 円形端子

Claims (6)

  1. 接続用凹部を有する端子本体と、該端子本体に連続しつつ該端子本体を固定するための固着手段とからなり、上記接続用凹部は、雌型端子であることを特徴とする接続用端子。
  2. 前記端子本体は、有底円筒状に成形されるとともに、その外周面に複数の放熱フィンを構成し、該放熱フィンの外径が六角形に成形されてなる端子本体である請求項1記載の接続用端子。
  3. 前記固着手段は、前記端子本体の中心線を軸線とする雄ネジが刻設されてなるボルト部で構成され、前記端子本体により上記ボルト部の頭部を構成させてなる請求項1または2記載の接続用端子。
  4. 前記接続用凹部は、半田付け可能な凹部であって、接続すべきケーブルの先端を挿入するとともに、半田を流入させることができる接続用凹部である請求項1ないし3のいずれかに記載の接続用端子。
  5. 内部に接続用凹部を有する有底筒状の端子本体と、この端子本体の外側表面に所定間隔で設けられた断面六角形状の複数のフィンと、該端子本体の側壁を貫通して上記接続用凹部と外部とを連続してなる気抜き孔と、上記端子本体の底部に連続し、かつ、表面に雄ネジが刻設されてなるボルト部とからなり、上記接続用凹部は、雌型端子としての凹部であるとともに、半田付け部としての凹部であることを特徴とする接続用端子。
  6. 前記端子本体は、頭部先端にマイナスドライバが係入できる係入溝を有してなる端子本体である請求項1ないし5のいずれかに記載の接続用端子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016157703A (ja) * 2016-06-07 2016-09-01 日本航空電子工業株式会社 コネクタ

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