JP3100472U - プラグ - Google Patents
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Abstract
【課題】 導電線の端部が導電端子から脱落したり、接触不良が発生するのを防ぐことができ、構造が簡単で、コストを低減できるプラグの提供。
【解決手段】 先端がプラグケースから突出する導電端子１の基部に、導電線Ｄの端部外周を把持する接続部材１１を一体に設け、接続部材１１に一つ以上の透孔１２を穿設し、接続部材１１の外側にハンダ材を付着して、透孔１２を介してハンダ材により導電線Ｄと接続部材１１とを接合してある。
【選択図】 図１
【解決手段】 先端がプラグケースから突出する導電端子１の基部に、導電線Ｄの端部外周を把持する接続部材１１を一体に設け、接続部材１１に一つ以上の透孔１２を穿設し、接続部材１１の外側にハンダ材を付着して、透孔１２を介してハンダ材により導電線Ｄと接続部材１１とを接合してある。
【選択図】 図１
Description
本考案は、プラグに関する。
一般的に、電気製品に給電するためのプラグでは、プラグケースの内部に、先端がプラグケースから突出する導電端子Ａを設置してある。そして、導電端子Ａの基端には略筒状の接続端部Ｂを一体に設け、この接続端部Ｂで被覆ケーブルＣの導電線Ｄの端部を包み込み、図９に示すように、接続端部Ｂを工具で締め付けて、導電端子Ａと導電線Ｄとを接続していた。
しかし、接続端部Ｂは導電線Ｄを比較的狭い面積で把持しているので、保持力が不足しがちであり、この結果、接触不良や導電線Ｄの脱落が発生しやすかった。
そこで、接続端部Ｂによる保持力の不足を補うために、図１０に示すように、接続端部Ｂの外側から溶融したハンダ材Ｅを被せ、冷却され硬化したハンダ材Ｅによって、接続端部Ｂと導電線Ｄを強固に接続することが行われている。
しかし、接続端部Ｂは導電線Ｄを比較的狭い面積で把持しているので、保持力が不足しがちであり、この結果、接触不良や導電線Ｄの脱落が発生しやすかった。
そこで、接続端部Ｂによる保持力の不足を補うために、図１０に示すように、接続端部Ｂの外側から溶融したハンダ材Ｅを被せ、冷却され硬化したハンダ材Ｅによって、接続端部Ｂと導電線Ｄを強固に接続することが行われている。
ところが、接続端部Ｂは導電線Ｄに密着しており、溶融したハンダ材Ｅが接続端部Ｂと導電線Ｄの間に流入するのは困難であるため、ハンダ材Ｅはたんに接続端部Ｂの周囲を取り巻くだけであって固定力が不十分であり、導電線Ｄの脱落や接触不良を完全に防ぐことは難しかった。
また、上記従来のプラグにおいては、導電線Ｄの緩みや接触不良を防ぐために、人手による検査で不良品を排除しなければならず、このため、コストが高く付くばかりか、検査漏れによって不良品が消費者の手元に渡ることも多かった。
また、上記従来のプラグにおいては、導電線Ｄの緩みや接触不良を防ぐために、人手による検査で不良品を排除しなければならず、このため、コストが高く付くばかりか、検査漏れによって不良品が消費者の手元に渡ることも多かった。
本考案が解決しようとする課題は、導電線の端部が導電端子から脱落したり、接触不良が発生するのを防ぐことができ、構造が簡単で、コストを低減できるプラグを提供することにある。
本考案のプラグは、先端がプラグケースから突出する導電端子を有し、該導電端子の基部に、導電線の端部外周を把持する接続部材を一体に設け、該接続部材に一つ以上の透孔を穿設し、前記接続部材の外側にハンダ材を付着して、前記透孔を介して前記ハンダ材により前記導電線と接続部材とを接合してある。
本考案によれば、透孔を通して溶融したハンダ材が接続部材の内部に流入するので、接続部材と導電線とを強固に接続することができ、導電端子から導電線が脱落したり、接触不良が発生するのを防ぐことができる。
また、接続部材に透孔を設けたことにより、導電端子の材料コストを低減できる。
また、接続部材に透孔を設けたことにより、導電端子の材料コストを低減できる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図１乃至図３は、実施例１を示す。
本考案のプラグは被覆ケーブルＣの端部に装着され、図示しないプラグケースから先端が突出する導電端子１を有する。
導電端子１の基端部には、周方向の一部が欠損した略筒状の接続部材１１が、軸方向に沿って後方へ延びるよう一体に形成されている。
また、接続部材１１の中央部には、展開状態で略矩形の１個の透孔１２が穿設されている。
本考案のプラグは被覆ケーブルＣの端部に装着され、図示しないプラグケースから先端が突出する導電端子１を有する。
導電端子１の基端部には、周方向の一部が欠損した略筒状の接続部材１１が、軸方向に沿って後方へ延びるよう一体に形成されている。
また、接続部材１１の中央部には、展開状態で略矩形の１個の透孔１２が穿設されている。
そして、プラグを組み立てる際に、被覆ケーブルＣの端部に露出した導電線Ｄを、導電端子１の接続部材１１の内部へ挿入してから、接続部材１１を工具で中心方向へ押圧して、図２に示すように、導電線Ｄの端部外周を接続部材１１で把持する。
次いで、図３に示すように、接続部材１１の外側から溶融したハンダ材Ｅを付着し、接続部材１１の前後端部及び中央部に形成された透孔１２部分において、接続部材１１と導電線Ｄとをハンダ付けする。
溶融したハンダ材Ｅは、透孔１２を通して接続部材１１と導電線Ｄの間に流入するので、ハンダ材Ｅが冷却して硬化すると、導電端子１と導電線Ｄとは強固に接合される。
次いで、図３に示すように、接続部材１１の外側から溶融したハンダ材Ｅを付着し、接続部材１１の前後端部及び中央部に形成された透孔１２部分において、接続部材１１と導電線Ｄとをハンダ付けする。
溶融したハンダ材Ｅは、透孔１２を通して接続部材１１と導電線Ｄの間に流入するので、ハンダ材Ｅが冷却して硬化すると、導電端子１と導電線Ｄとは強固に接合される。
図４及び図５は、実施例２を示す。
図４に示すように、接続部材１１の両側端縁からそれぞれ周方向に沿って切り欠いて、一対の透孔１３を形成してある。
実施例１と同様にして、接続部材１１により導電線Ｄの端部外周を把持した後、接続部材１１の外側に溶融したハンダ材Ｅを付着し、図５に示すように、接続部材１１の前後端部及び両側に形成された透孔１３部分において、接続部材１１と導電線Ｄとをハンダ付けする。
その他の構成は、実施例１とほぼ同様なので、詳細な説明は省略する。
図４に示すように、接続部材１１の両側端縁からそれぞれ周方向に沿って切り欠いて、一対の透孔１３を形成してある。
実施例１と同様にして、接続部材１１により導電線Ｄの端部外周を把持した後、接続部材１１の外側に溶融したハンダ材Ｅを付着し、図５に示すように、接続部材１１の前後端部及び両側に形成された透孔１３部分において、接続部材１１と導電線Ｄとをハンダ付けする。
その他の構成は、実施例１とほぼ同様なので、詳細な説明は省略する。
図６及び図７は、実施例３を示す。
図６に示すように、接続部材１１の適宜個所には、円形の透孔１４が複数穿設されている。
図７に示すように、導電線Ｄの端部外周を把持した接続部材１１の外側にハンダ材Ｅを付着し、接続部材１１の前後端部及び複数の透孔１４部分で、接続部材１１と導電線Ｄとをハンダ付けする。
その他の構成は、実施例１及び実施例１とほぼ同様である。
図６に示すように、接続部材１１の適宜個所には、円形の透孔１４が複数穿設されている。
図７に示すように、導電線Ｄの端部外周を把持した接続部材１１の外側にハンダ材Ｅを付着し、接続部材１１の前後端部及び複数の透孔１４部分で、接続部材１１と導電線Ｄとをハンダ付けする。
その他の構成は、実施例１及び実施例１とほぼ同様である。
１ 導電端子
１１ 接続部材
１２ 透孔
１３ 透孔
１４ 透孔
Ｃ 被覆ケーブル
Ｄ 導電線
Ｅ ハンダ材
１１ 接続部材
１２ 透孔
１３ 透孔
１４ 透孔
Ｃ 被覆ケーブル
Ｄ 導電線
Ｅ ハンダ材
Claims (1)
- 先端がプラグケースから突出する導電端子を有し、該導電端子の基部に、導電線の端部外周を把持する接続部材を一体に設け、該接続部材に一つ以上の透孔を穿設し、前記接続部材の外側にハンダ材を付着して、前記透孔を介して前記ハンダ材により前記導電線と接続部材とを接合したことを特徴とするプラグ。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| TW091214946U TW560724U (en) | 2002-09-23 | 2002-09-23 | Wire connection end structure of plug conductive terminal |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003271236U Expired - Fee Related JP3100472U (ja) | 2002-09-23 | 2003-09-17 | プラグ |
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| Country | Link |
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|---|---|
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