JPH0336035Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電動工具のモータのスイツチとプリン
ト基板との接続に関するものである。

従来、スイツチとプリント基板の結線作業は、
スイツチとの接続部品を装着したリード線をプリ
ント基板上に固着し、スイツチをプリント基板上
に置き、スイツチ端子にリード線を固定させなけ
ればならず、スイツチとプリント基板の結合に手
間がかかる欠点があつた。

本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、従来電動工具で使用していた汎用性のある
スイツチとプリント基板との接続を容易にするこ
とである。

本考案は、コイルばねの内径部に、コイルばね
内径寸法より若干、大きな外径寸法を持つ棒をそ
う入した時に、コイルばねに締付力が発生し、コ
イルばね内側に棒を保持可能になることと、コイ
ルばねが前後左右に動作可能なることに着目し、
スイツチの端子とプリント基板の配線パターン上
に直立に配設されたピンとの接続を、スイツチ端
子に固定した連結ばねを用いて接続し、ハンドル
内部にスイツチを固定しても接続部が確実に、固
定されるように、スイツチ、連結ばね、プリント
基板の関係を工夫したものである。

本考案の実施例を図面を用いて説明する。

第１図に示すように、コイルばね部１ａとスイ
ツチ端子部へ固定可能な係止部１ｂを有する。連
結ばね１を、第３図に示す汎用スイツチ２の端子
部２ａにネジ２ｂを介して固定する。第４図に示
したように、汎用スイツチ２が載置されるプリン
ト基板３上の配線パターン３ｂ部にはピン３ａを
直立に配設する。汎用スイツチ２とプリント基板
の接続は第５図に示すように、スイツチ２に組込
んだ連結ばね１を圧入し、さらに基板３をハンド
ル４内部に組込、ハンドル４内部の突起４ａを利
用してスイツチ２を固定する。

このとき第４図に示したピン３ａ外径寸法を、
第１図に示したコイルばね部１ａの内径寸法より
少し大きくしておくことによりコイルばね部１ａ
に締付力が発生し、スイツチ２とプリント基板３
を接続することが可能となる。又、ハンドル４内
部の突起４ａにスイツチ２が固定されるため微少
移動しても、コイルばね部１ｂが前後左右に動作
可能となるため、スイツチ２とプリント基板３は
確実に接続することが出来る。

本考案によれば、スイツチ端子部に連結ばねを
装着することにより、プリント基板への接続作業
は、スイツチ端子部に装着した連結ばねを、プリ
ント基板上に直立に配設したピン１２上から圧入
することにより簡単に接続することが出来、しか
も連結ばねのコイルばね部が前後左右に移動可能
なため、ハンドル内部にプリント基板を組込み、
スイツチ本体をハンドル内側に配設された突起を
利用して固定するとき、スイツチが微少移動して
も接続部がはずれないため、安価な汎用スイツチ
を採用することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案なる連結ばねの部分縦断正面
図、第２図は連結ばね側面図、第３図はスイツチ
に連結ばねを組込み状態を示した斜視図、第４図
は、プリント基板斜視図、第５図はスイツチ、プ
リント基板をハンドル内に組込んだ斜視図。 図において、１は連結ばね、１ａはコイルばね
部、１ｂは係止部、２はスイツチ、２ａは端子
部、２ｂはネジ、３はプリント基板、３ａはピ
ン、３ｂは配線パターン、４はハンドル、４ａは
突起部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 着脱自在に取付けられた先端工具がモーターに
   より回転駆動される、電動工具において、供給電
   源に接続したスイツチと前記電動工具のハンドル
   内部に配設されたプリント基板、該プリント基板
   の配線パターン上に、直立に固着されたピン、前
   記スイツチの端子部には、接続部を具備し、コイ
   ルばね部を一体的に備えた連結ばねを装着し、前
   記プリント基板上に直立に配設したピンに前記連
   結ばねのコイルばね部を圧入することにより、電
   動工具のモーターへ電源を供給することが出来る
   スイツチとプリント基板との接続構造。