JP3098261U - 滑り止め模様を備えたコンクリートブロック及びその成型用型枠 - Google Patents
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Abstract
【課題】上面が人や車両の通行面となる側溝用ブロックやその蓋ブロックなどのコンクリートブロックに、高い滑り止め機能を付与する技術手段を得る。
【解決手段】上面に細長い多数の滑り止め突起3が、その長手方向と幅方向とを交互にして、互いに直交する方向の等間隔の配置線4、5上に中心を一致させて等間隔に配置され、各滑り止め突起は、台形かつ当該台形の両下隅を滑らかに広がる凹円弧とした幅方向縦断面形状と、中央部が高くかつ当該中央部から長手両端部へと高さが徐々に低くなる長手方向側面形状とを備えている。滑り止め突起3は、その幅方向の台形の縦断面の下隅部が滑らかな円弧によってブロック上面2及び突起側面と連続しているため、突起3の側面に衝突する部材は、この滑らかな円弧に導かれて、突起3の上方へと逃げ、突起3に欠けを生ずることがない。
【選択図】 図3
【解決手段】上面に細長い多数の滑り止め突起3が、その長手方向と幅方向とを交互にして、互いに直交する方向の等間隔の配置線4、5上に中心を一致させて等間隔に配置され、各滑り止め突起は、台形かつ当該台形の両下隅を滑らかに広がる凹円弧とした幅方向縦断面形状と、中央部が高くかつ当該中央部から長手両端部へと高さが徐々に低くなる長手方向側面形状とを備えている。滑り止め突起3は、その幅方向の台形の縦断面の下隅部が滑らかな円弧によってブロック上面2及び突起側面と連続しているため、突起3の側面に衝突する部材は、この滑らかな円弧に導かれて、突起3の上方へと逃げ、突起3に欠けを生ずることがない。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【考案が属する技術分野】
この考案は、側溝ブロックや側溝蓋などの上面が地表面と略同一面となるように埋設して設けられるコンクリートブロック及びその成型用型枠に関するもので、特に埋設時に地表面と略同一面となる上面に滑り止め模様を備えているコンクリートブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
側溝用ブロックやその蓋ブロックの上面に正方形を二次元的に配置したタイル模様などの装飾模様を設けることは、従来から行われている。この種の装飾模様は、その上を通行する歩行者や車両の滑り止め作用も備えているが、美感を主目的として設けられているのが殆どである。
【0003】
一方、工事現場の仮設路面として用いる鉄板には、その表面に滑り止め模様を設けたものが用いられている。その滑り止め模様として、細長い多数の滑り止め突起を、その長手方向と幅方向とを交互にして、互いに直交する方向の等間隔の配置線上に中心を一致させて等間隔に配置した模様とし、当該模様の各滑り止め突起の形状として、中央部が高くかつ当該中央部から長手両端部へと高さが徐々に低くなる長手方向側面形状としたものが、一般的に用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の側溝ブロックなどの上面に設けられている装飾模様は、滑り止め作用も備えているけれども、主として装飾を目的としているため、滑り止め作用は十分ではなかった。一方、コンクリート材料と成型技術の進歩により、コンクリートブロックの表面は、緻密で滑らかなものとなり、特にその表面に塗装を施したときなど、水に濡れたブロック上面が大変滑りやすくなるという問題が発生していた。
【0005】
そこで本願の考案者は、鉄板に設けられている前述した滑り止め模様をコンクリートブロックの上面に設けて滑り止めとすることを試みたが、鉄板に設けられている滑り止め模様をそのままコンクリートブロック上面の滑り止め模様として採用すると、コンクリートは鉄板のような強度、特に靭性(粘り強さ)を備えていないため、模様を形成している突起の側面に硬い物が衝突したときに、滑り止め突起が欠けてしまい、機能及び美観を損ねるという問題があることが判明した。
【0006】
この考案は、上記の問題点と知見に基づき、側溝用ブロックやその蓋ブロックなどの上面が人や車両の通行面となるコンクリートブロックの当該上面に、高い滑り止め機能を付与する技術手段を得ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決したこの考案の滑り止め模様を備えたコンクリートブロックは、請求項1に記載のように、上面に細長い多数の滑り止め突起3が、その長手方向と幅方向とを交互にして、互いに直交する方向の等間隔の配置線4、5上に中心を一致させて等間隔に配置され、各滑り止め突起は、台形かつ当該台形の両下隅を滑らかに広がる凹円弧7とした幅方向縦断面形状と、中央部8が高くかつ当該中央部から長手両端部9へと高さが徐々に低くなる長手方向側面形状とを備えているものである。
【0008】
前記滑り止め突起の長手方向側面形状は、請求項2に記載のように、頂部に所定長さの平坦な頂部6を備えた扁平な台形形状とするのが特に有効である。
【0009】
また、上記ブロックを成型するための、この考案のコンクリートブロック成型用型枠は、請求項3に記載のように、ブロックを成形する成形空所(キャビティ)16の底面を形成している面板13に細長い多数の滑り止め突起成形凹所18が、その長手方向と幅方向とを交互にして、互いに直交する方向の等間隔の配置線4、5上に中心を一致させて等間隔に配置され、各突起形成凹所18は、逆台形かつ当該逆台形の両上隅を滑らかに広がる凸円弧とした幅方向縦断面形状と、中央部が深くかつ当該中央部から長手両端部へと深さが徐々に低下する長手方向側面形状とを備えていることを特徴とするものである。
【0010】
前記突起成形凹所18の長手方向側面形状は、請求項4に記載のように、底部に所定長さの平坦面を備えた扁平な逆台形形状とするのが好ましい。これにより、滑り止め機能に優れた前記請求項2のブロックを成形することができる。
【0011】
滑り止め突起3を成型するために、型枠の底面板に設けられる凹所18は、タレットパンチなどを用いて容易に形成することができ、従ってこの考案の型枠及びブロックは、大きなコスト増加を招くことなく製造することができる。
【0012】
そして、この考案のコンクリートブロックにおける滑り止め突起3は、その幅方向の台形の縦断面の下隅部が滑らかな円弧によってブロック上面2及び突起側面と連続しているため、突起3の側面に衝突する部材は、この滑らかな円弧に導かれて、突起3の上方へと逃げ、従って突起3に欠けを生ずることがない。
【0013】
また、滑り止め突起3の長手側面を扁平な台形形状としたものは、突起3の上部に形成される細長い平坦部6の存在のために、より有効な滑り止め作用が得られる。すなわち、両下隅を滑らかな凹円弧7とした台形の幅方向縦断面形状と扁平な台形の長手方向側面形状とにより、滑り止め突起3の平坦な頂部6の周囲に、靴底やタイヤに食い込む稜線が形成され、この稜線が滑り止め作用を高めていると考えられる。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1及び図2は、この考案のコンクリートブロックの一実施例を示した図で、滑り止め上面2を備えた勾配可変側溝ブロックである。このブロックは、上面2が道路などの路面と一致するように土中に埋設されるが、その上面2には、平面視で細長い多数の滑り止め突起3が配置されている。滑り止め突起3の配置態様は、図3に拡大して示すように、互いに直交する方向の等間隔の配置線4、5上に、各配置線上の隣接する突起の長手方向と幅方向とを交互にして、各突起の中心を配置線4、5と一致させて配置されているというものである。
【0015】
各突起3は、その幅方向縦断面が、図4に示すように、頂部に平坦部6を有する台形で、その台形の側面から両下隅には、両側に拡がる凹円弧面7が形成されている。台形の突起側面の凹円弧面7は、滑り止め突起3の側面に衝突する部材を滑らかに上方に導いて突起3を乗り越えさせる作用をしている。
【0016】
また、その長手側面形状は、図5に示すように、中央部8が高くかつ当該中央部から長手両端部9へと高さが徐々に低くなる扁平な台形で、特にその頂部に短冊状の平坦面6を形成することにより、靴底やタイヤに対する大きな滑り止め作用を付与することができる。
【0017】
滑り止め突起3の特に好ましい寸法形状を例示すれば、突起の最大高さh=2mm、稜線部の幅a=1.5〜2mm、裾部での最大幅W=6mm、台形断面の頂角α=90度、台形の裾部の凹円弧面7の半径4mm、頂部の平坦部6の長さb=11mm、裾部での長さL=35mmであり、突起3の配設ピッチp=30mmである。上記寸法は、最も好ましい一例を示したもので、上記寸法の約3分の2〜1.5倍程度の寸法のものが良好な滑り止め作用が得られる。
【0018】
図7は、図1、2のブロックを成型する成型用型枠の模式的な断面図で、12は型枠の基台、13は基台上面の底面板、14は中子、15は側板であり、16はブロック成型用の空所である。製品脱型時には、側板15はその下辺と平行な支軸17回りに外側に開かれ、中子14は製品と共に上方に離脱する。
【0019】
底面板13の空所16の底部に位置する部分には、ブロックに形成される滑り止め突起3を逆にした形状の成型凹所18が多数設けられている。図8は、当該凹所の断面形状を示した図で、底面板となる鉄板にタレットパンチで凹所18を成型したものである。
【0020】
以上の実施例は、勾配可変側溝ブロックについてのものであるが、当該ブロックの上面中央に設けられている開口21に嵌着される蓋ブロックを始めとして、路面に敷設される貼りブロックなどのブロック上面に上記実施例で記載したような形状の滑り止め突起3の多数からなる滑り止め模様を一体に形成することにより、当該ブロックの上面を通行する人や車両が、特に路面が濡れる降雨時や降雪時に、滑って歩行に困難を来たしたり、制動距離が長くなったりするのを有効に防止することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、ブロック上面を通行する人や車両の滑りを有効に防止することができる側溝ブロックや蓋ブロックなどのコンクリートブロックを安価に提供することができると共に、その滑り止め突起の欠けを有効に防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリートブロックの一実施例を示す平面図
【図2】図1のブロックの正面図
【図3】滑り止め突起の形状と配置態様を示す部分斜視図
【図4】滑り止め突起の幅方向縦断面図
【図5】滑り止め突起の長手方向側面図
【図6】滑り止め突起の平面図
【図7】図1のブロックを成型する型枠の一例を示す断面図
【図8】図7の型枠の底板に設けられる突起成型凹所の断面図
【符号の説明】
2 滑り止め上面
3 滑り止め突起
4 配置線
5 配置線
6 平坦部
7 凹円弧面
8 中央部
9 長手両端部
16 空所
18 成形凹所
19 凸円弧面
【考案が属する技術分野】
この考案は、側溝ブロックや側溝蓋などの上面が地表面と略同一面となるように埋設して設けられるコンクリートブロック及びその成型用型枠に関するもので、特に埋設時に地表面と略同一面となる上面に滑り止め模様を備えているコンクリートブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
側溝用ブロックやその蓋ブロックの上面に正方形を二次元的に配置したタイル模様などの装飾模様を設けることは、従来から行われている。この種の装飾模様は、その上を通行する歩行者や車両の滑り止め作用も備えているが、美感を主目的として設けられているのが殆どである。
【0003】
一方、工事現場の仮設路面として用いる鉄板には、その表面に滑り止め模様を設けたものが用いられている。その滑り止め模様として、細長い多数の滑り止め突起を、その長手方向と幅方向とを交互にして、互いに直交する方向の等間隔の配置線上に中心を一致させて等間隔に配置した模様とし、当該模様の各滑り止め突起の形状として、中央部が高くかつ当該中央部から長手両端部へと高さが徐々に低くなる長手方向側面形状としたものが、一般的に用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の側溝ブロックなどの上面に設けられている装飾模様は、滑り止め作用も備えているけれども、主として装飾を目的としているため、滑り止め作用は十分ではなかった。一方、コンクリート材料と成型技術の進歩により、コンクリートブロックの表面は、緻密で滑らかなものとなり、特にその表面に塗装を施したときなど、水に濡れたブロック上面が大変滑りやすくなるという問題が発生していた。
【0005】
そこで本願の考案者は、鉄板に設けられている前述した滑り止め模様をコンクリートブロックの上面に設けて滑り止めとすることを試みたが、鉄板に設けられている滑り止め模様をそのままコンクリートブロック上面の滑り止め模様として採用すると、コンクリートは鉄板のような強度、特に靭性(粘り強さ)を備えていないため、模様を形成している突起の側面に硬い物が衝突したときに、滑り止め突起が欠けてしまい、機能及び美観を損ねるという問題があることが判明した。
【0006】
この考案は、上記の問題点と知見に基づき、側溝用ブロックやその蓋ブロックなどの上面が人や車両の通行面となるコンクリートブロックの当該上面に、高い滑り止め機能を付与する技術手段を得ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決したこの考案の滑り止め模様を備えたコンクリートブロックは、請求項1に記載のように、上面に細長い多数の滑り止め突起3が、その長手方向と幅方向とを交互にして、互いに直交する方向の等間隔の配置線4、5上に中心を一致させて等間隔に配置され、各滑り止め突起は、台形かつ当該台形の両下隅を滑らかに広がる凹円弧7とした幅方向縦断面形状と、中央部8が高くかつ当該中央部から長手両端部9へと高さが徐々に低くなる長手方向側面形状とを備えているものである。
【0008】
前記滑り止め突起の長手方向側面形状は、請求項2に記載のように、頂部に所定長さの平坦な頂部6を備えた扁平な台形形状とするのが特に有効である。
【0009】
また、上記ブロックを成型するための、この考案のコンクリートブロック成型用型枠は、請求項3に記載のように、ブロックを成形する成形空所(キャビティ)16の底面を形成している面板13に細長い多数の滑り止め突起成形凹所18が、その長手方向と幅方向とを交互にして、互いに直交する方向の等間隔の配置線4、5上に中心を一致させて等間隔に配置され、各突起形成凹所18は、逆台形かつ当該逆台形の両上隅を滑らかに広がる凸円弧とした幅方向縦断面形状と、中央部が深くかつ当該中央部から長手両端部へと深さが徐々に低下する長手方向側面形状とを備えていることを特徴とするものである。
【0010】
前記突起成形凹所18の長手方向側面形状は、請求項4に記載のように、底部に所定長さの平坦面を備えた扁平な逆台形形状とするのが好ましい。これにより、滑り止め機能に優れた前記請求項2のブロックを成形することができる。
【0011】
滑り止め突起3を成型するために、型枠の底面板に設けられる凹所18は、タレットパンチなどを用いて容易に形成することができ、従ってこの考案の型枠及びブロックは、大きなコスト増加を招くことなく製造することができる。
【0012】
そして、この考案のコンクリートブロックにおける滑り止め突起3は、その幅方向の台形の縦断面の下隅部が滑らかな円弧によってブロック上面2及び突起側面と連続しているため、突起3の側面に衝突する部材は、この滑らかな円弧に導かれて、突起3の上方へと逃げ、従って突起3に欠けを生ずることがない。
【0013】
また、滑り止め突起3の長手側面を扁平な台形形状としたものは、突起3の上部に形成される細長い平坦部6の存在のために、より有効な滑り止め作用が得られる。すなわち、両下隅を滑らかな凹円弧7とした台形の幅方向縦断面形状と扁平な台形の長手方向側面形状とにより、滑り止め突起3の平坦な頂部6の周囲に、靴底やタイヤに食い込む稜線が形成され、この稜線が滑り止め作用を高めていると考えられる。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1及び図2は、この考案のコンクリートブロックの一実施例を示した図で、滑り止め上面2を備えた勾配可変側溝ブロックである。このブロックは、上面2が道路などの路面と一致するように土中に埋設されるが、その上面2には、平面視で細長い多数の滑り止め突起3が配置されている。滑り止め突起3の配置態様は、図3に拡大して示すように、互いに直交する方向の等間隔の配置線4、5上に、各配置線上の隣接する突起の長手方向と幅方向とを交互にして、各突起の中心を配置線4、5と一致させて配置されているというものである。
【0015】
各突起3は、その幅方向縦断面が、図4に示すように、頂部に平坦部6を有する台形で、その台形の側面から両下隅には、両側に拡がる凹円弧面7が形成されている。台形の突起側面の凹円弧面7は、滑り止め突起3の側面に衝突する部材を滑らかに上方に導いて突起3を乗り越えさせる作用をしている。
【0016】
また、その長手側面形状は、図5に示すように、中央部8が高くかつ当該中央部から長手両端部9へと高さが徐々に低くなる扁平な台形で、特にその頂部に短冊状の平坦面6を形成することにより、靴底やタイヤに対する大きな滑り止め作用を付与することができる。
【0017】
滑り止め突起3の特に好ましい寸法形状を例示すれば、突起の最大高さh=2mm、稜線部の幅a=1.5〜2mm、裾部での最大幅W=6mm、台形断面の頂角α=90度、台形の裾部の凹円弧面7の半径4mm、頂部の平坦部6の長さb=11mm、裾部での長さL=35mmであり、突起3の配設ピッチp=30mmである。上記寸法は、最も好ましい一例を示したもので、上記寸法の約3分の2〜1.5倍程度の寸法のものが良好な滑り止め作用が得られる。
【0018】
図7は、図1、2のブロックを成型する成型用型枠の模式的な断面図で、12は型枠の基台、13は基台上面の底面板、14は中子、15は側板であり、16はブロック成型用の空所である。製品脱型時には、側板15はその下辺と平行な支軸17回りに外側に開かれ、中子14は製品と共に上方に離脱する。
【0019】
底面板13の空所16の底部に位置する部分には、ブロックに形成される滑り止め突起3を逆にした形状の成型凹所18が多数設けられている。図8は、当該凹所の断面形状を示した図で、底面板となる鉄板にタレットパンチで凹所18を成型したものである。
【0020】
以上の実施例は、勾配可変側溝ブロックについてのものであるが、当該ブロックの上面中央に設けられている開口21に嵌着される蓋ブロックを始めとして、路面に敷設される貼りブロックなどのブロック上面に上記実施例で記載したような形状の滑り止め突起3の多数からなる滑り止め模様を一体に形成することにより、当該ブロックの上面を通行する人や車両が、特に路面が濡れる降雨時や降雪時に、滑って歩行に困難を来たしたり、制動距離が長くなったりするのを有効に防止することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、ブロック上面を通行する人や車両の滑りを有効に防止することができる側溝ブロックや蓋ブロックなどのコンクリートブロックを安価に提供することができると共に、その滑り止め突起の欠けを有効に防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリートブロックの一実施例を示す平面図
【図2】図1のブロックの正面図
【図3】滑り止め突起の形状と配置態様を示す部分斜視図
【図4】滑り止め突起の幅方向縦断面図
【図5】滑り止め突起の長手方向側面図
【図6】滑り止め突起の平面図
【図7】図1のブロックを成型する型枠の一例を示す断面図
【図8】図7の型枠の底板に設けられる突起成型凹所の断面図
【符号の説明】
2 滑り止め上面
3 滑り止め突起
4 配置線
5 配置線
6 平坦部
7 凹円弧面
8 中央部
9 長手両端部
16 空所
18 成形凹所
19 凸円弧面
Claims (4)
- 上面に細長い多数の滑り止め突起(3)が、その長手方向と幅方向とを交互にして、互いに直交する方向の等間隔の配置線(4,5)上に中心を一致させて配置され、各滑り止め突起は、台形かつ当該台形の両下隅を滑らかに広がる凹円弧(7)とした幅方向縦断面形状と、中央部(8)が高くかつ当該中央部から長手両端部(9)へと高さが徐々に低くなる長手方向側面形状とを備えている、滑り止め模様を備えたコンクリートブロック。
- 長手方向側面形状が扁平な台形である、請求項1記載のコンクリートブロック。
- 成形空所(16)の底面を形成している面板(13)に細長い多数の滑り止め突起成形凹所(18)が、その長手方向と幅方向とを交互にして、互いに直交する方向の等間隔の配置線上に中心を一致させて配置され、各突起形成凹所は、逆台形かつ当該逆台形の両上隅を滑らかに広がる凸円弧(19)とした幅方向縦断面形状と、中央部が深くかつ当該中央部から長手両端部へと深さが徐々に低下する長手方向側面形状とを備えている、滑り止め模様を備えたコンクリートブロックの成形用型枠。
- 長手方向側面形状が扁平な逆台形である、請求項3記載の成型用型枠。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003172U JP3098261U (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | 滑り止め模様を備えたコンクリートブロック及びその成型用型枠 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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