JP6857943B2 - 側溝ブロック - Google Patents

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Description

本発明は側溝ブロックに関し、更に詳しくは排水能力を極力高めることができ、また歩行者が通行し易い側溝ブロックに関する。
雨天時の排水を目的として、道路の側端位置には排水機能を備えた側溝ブロックが設置されている。
これらの排水機能は、それぞれ使用されている側溝ブロックによって処理能力に限界がある。
豪雨などにより多量の雨水が出た場合は、全てが排水しきれず一時的に側溝ブロックの上が冠水しそれが道路にまで及ぶこともある。
側溝ブロック上が冠水した場合、歩行者は足元等が濡れる上、滑ったりして極めて歩きにくい。
これを解決するため、上面の凹凸により滑り止めを設けた側溝ブロック(特許文献1、特許文献2)や側溝ブロックの上面を縁より低くして積極的に排水の路とすることで集水効率を高めた側溝ブロック(特許文献3)が開発されている。
しかし、特許文献1及び2の滑り止めは平坦な上面から突出して設けられるものであり、特許文献3の側溝ブロックは側溝ブロックの上面全体を水路とするというものであるため、いずれも雨量に応じて段階的に対応できるような排水機能を有するものではなかった。
すなわち、排水の処理の能力としては必ずしも十分満足できるものではなかった。
特開2010−48084号公報 実開平1−164383号公報 特許第3891973号
本発明らは、上述の課題を受けて開発されたものである。
すなわち、本発明は、雨量によって段階的に対応できる優れた排水能力を有する側溝ブロックを提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討の結果、側溝ブロックに段階的に排水処理できる複数の導水溝を斜面や平坦面と組み合わせて設けることにより、極力排水能力を高めることができることを見出した。本発明はこの知見に基づく。
本発明は(1)、一対の側壁部と該側壁部に渡された上壁部とからなる側溝ブロックであって、前記上壁部が、一対の平坦部と該平坦部から中央に向かって下向きに傾斜する一対の傾斜部と、各々の前記傾斜部を連絡する底部と、底部から突出するように形成された複数のタイル突起と、を備え、前記平坦部と前記傾斜部の間に側方導水溝が設けられ、前記底部の中央に中央導水溝を備え、該中央導水溝と連結する端面に手掛かりを備えた側溝ブロックに存する。
本発明は(2)、前記平坦部と前記タイル突起の頂面が同一の高さに設けられた上記(1)記載の側溝ブロックに存する。
本発明は()、前記側方導水溝に、側方スリットを備えた上記(1)又は2に記載の側溝ブロックに存する。
本発明は()、前記底部に、中央スリットを備えた上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の側溝ブロックに存する。
本発明は()、前記上壁部と対向して前記側壁部同士を連結する下壁部を更に備えた 上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の側溝ブロックに存する。
本発明は()、前記上壁部の一部が、前記側壁部に取り外し自在に設けられた上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の側溝ブロックに存する。
本発明は()、前記平坦部及び傾斜部が梨地状に設けられている上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の側溝ブロックに存する。
本発明は、側方導水溝を備えることにより、一方の側方導水溝は道路から流れ込んで底部に流れ込む前に雨水を捉えて排水することができ、他方の側方導水溝は、底部全体にまで溜まって溢れる雨水を排水することができ、雨量によって段階的に対応できる排水能力を発揮できる。
また、平坦部とタイル突起の頂面が同一の高さに設けられることにより、水面はタイル突起13より高くなることはなく、歩行者は靴や足元を極力濡らさずに通行することができ、その上、滑りにくい。
また、車等が乗り上げても平坦部11とタイル突起13の頂面でタイヤを水平に支持するので走行に悪影響がない。
また、底部の中央に中央導水溝を備え、該中央導水溝と連結する端面に手掛かりを備えたので、底部の中央に溜まった雨水は中央導水溝から手掛かりを通って効率よく下方の排水路にまで排水される。また雨水が底部全体に溜まった場合にも同様に排水される。
また、側方導水溝に側方スリットを備えたので側方導水溝に流れた雨水は側方スリットから効率よく下方の排水路にまで排水される。
また、底部に、中央スリットを備えたので中央導水溝に流れた雨水は中央スリットを通って効率よく下方の排水路にまで排水され、また雨水が底部全体に溜まった場合にも同様に排水される。
上壁部と対向して前記側壁部同士を連結する下壁部を更に備えたことにより、この側溝ブロックAを設置する際、インバートコンクリート等による底面を形成する必要がなく施工が容易である。
また、一体的に形成された部材が四方を囲んでいる形状となるため側溝ブロック自体の強度が向上する。
上壁部の一部が、前記側壁部に取り外し自在に設けられたことにより、この一部がいわゆる蓋部となる。
また、前記傾斜部が梨地状に設けられていることによって、ペイント等が定着し易く、且つ剥がれ難くなる利点がある。
図1は、本実施形態にかかる側溝ブロックを示す斜視図である。 図2は、道路に設置された側溝ブロックを示す断面図である。 図3は、側溝ブロックを示す上面図である。 図4は、側溝ブロックを示す側面図である。 図5は、道路側から側溝ブロック側に水が流れ込む状態を示す説明図である。 図6は、平坦部から底部へと水が流れ込む状態を示す説明図である。 図7は、底部から水が溢れだす状態を示す説明図である。 図8は、側溝ブロックに雨水が流れ込む3つの態様を模式的に示す説明図である。 図9は、第2の実施形態に係る側溝ブロックを示す斜視図である。 図10は、第3の実施形態に係る側溝ブロックを示す斜視図である。 図11は、第4の実施形態に係る側溝ブロックを示す斜視図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。
また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1は、本実施形態に係る側溝ブロックAを示す斜視図である。
本発明の側溝ブロックAは、一対の側壁部2と該側壁部2に渡された上壁部1とからなる側溝ブロックAであって、前記上壁部1が、一対の平坦部11と該平坦部11から中央に向かって下向きに傾斜する一対の傾斜部12と、各々の傾斜部12を連絡する底部14と、底部14から突出するように形成された複数のタイル突起13と、を備える。
すなわち側溝ブロック全体としては門扉型に形成される。
ここで、設置された側溝ブロックAにおいて、道路に近い側の傾斜を有する傾斜部12を第1傾斜部12a、遠い側を第2傾斜部12bとする。
同様に、道路に近い側の平らな平坦部11を第1平坦部11a、遠い側を第2平坦部11bとする。
上壁部1では、一方側から第1平坦部11a、第1傾斜部12a、底部14、第2傾斜部12b、第2平坦部11bの順に配されている。
また、平坦部11及び傾斜部12の上表面には梨地状の細かい凹凸が形成される。
そして、平らな底部14に形成されているタイル突起13の頂面と平坦部11とは同じ高さ、すなわち面一に形成される。
タイル突起13の頂面は平坦部11より低くはならない。
そのため水面はタイル突起13より高くなることはなく、靴等も水に濡れにくく、その上、滑りにくい。
また、車等が乗り上げても平坦部11とタイル突起13の頂面でタイヤを水平に支持するので走行に悪影響がない。
平坦部11と傾斜部12との境界には長手方向に側方導水溝15が設けられている。
ここで、側方導水溝15について、側溝ブロックAが設置される道路に近い側を第1側方導水溝15a、遠い側を第2側方導水溝15bとする。
側方導水溝15(15a、15b)には、それぞれ側方スリットSSが設けられており、側方導水溝15に流れ込んだ雨水は、側方スリットSSから排水路へと落ちる。
また、底部14の中央で、タイル突起13同士の間には中央導水溝16が長手方向に設けられている。
中央導水溝16の底には、中央スリットCSが設けられており、底部14に溜まった雨水は中央スリットCSから下の排水路へと落とされる。
また、上壁部1の端部には、後述する中央導水溝16と連通し上下方向に貫通した切り欠きである手掛かり17が設けられている。
上壁部1の一部は、矩形状にくり抜かれてくり抜き孔Hが形成されており、このくり抜き孔Hには矩形状の蓋部1Aが嵌め込まれている。
すなわち上壁部1の一部である蓋部1Aは、側壁部2に取り外し自在に設けられていることになる。
蓋部1Aは、中央に向かって下向きに傾斜する一対の傾斜部12と、各々の傾斜部12を連絡する底部14と、底部14から突出するように形成された複数のタイル突起13とを備えている。
上壁部1に蓋部1Aを嵌め込む場合、この蓋部1Aを支えるために、側壁部2には段部21が設けられている。
尚、段部21には、蓋部1Aの側方スリットSSに対応する位置に水平凹部22が設けられ、側方スリットSSから落下する雨水を効率よく水平状に誘導し排水路に流す。
蓋部1Aが上壁部1に取り外し自在に設けられることで、側溝ブロックAの設置や排水路の清掃を簡便に行うことができる。
更に蓋部1Aにも、上壁部1同様、端部に手掛かり17が形成されており、この手掛かり17は中央導水溝16や底部14に溜まった雨水を排水路に落とす排水口としても機能する。
また、蓋部1Aを側壁部2から取り外す場合には、手掛かり17に工具等を差し込んで引き上げることにより容易に取り外せる。
蓋部1Aと側壁部2と境界は、側方導水溝15を兼ねることができる。
また、この場合、蓋部1Aと側壁部2の水平凹部22との間の空間が、側方スリットSSに通じて連続した流路の役割を果す。
ここで、側方スリットSSは、蓋部1Aの側面が切り欠かれて形成されているものである。
側溝ブロックAの素材は強度と耐水性を有するものであれば適宜の素材を利用でき、コンクリートが好適に用いられる。
本発明の側溝ブロックAは、例えば、歩道と車道の境界に設けられた設置溝、或いは道路Rとその他土地の境界に設けられた設置溝に嵌め落とされて用いられるものであり、側溝ブロック上を車や人間が通行することが想定されている。
図2は、道路Rに設置された側溝ブロックAを示す断面図であり、図3の側溝ブロックAにおけるX−X断面を示す。
側溝ブロックAが用いられる道路Rは、排水を促すため、一般的に側溝ブロック側に向けた僅かな傾斜を有している。側溝ブロックAはかかる傾斜の下端、すなわち雨水が流れ込んでくる場所に設置される。
図3は、側溝ブロックAを示す上面図である。
上壁部1はその中央部が切り欠かれて矩形状のくり抜き孔Hとなっており、この、くり抜き孔Hに蓋部1A(2つ)が嵌り込む。
先述したように、上壁部1は、矩形状であり、平坦部11、傾斜部12、底部14、底部14に設けられたタイル突起13、平坦部11と傾斜部12との間に設けられた側方導水溝15、底部14の中央に長手方向に渡って設けられた中央導水溝16とよりなる。
また、端面部には、手掛かり17が設けられている。
中央導水溝16には中央スリットCSが、側方導水溝15には側方スリットSSがそれぞれ設けられ、排水路に連通している。
平坦部11及び傾斜部12は梨地状に設けられており、これにより、靴底等が滑るのを防止できる。
また、側溝ブロックAは道路Rの一部分となり、交通用の路側帯等に用いられる白線ペイントや黄線ペイントが施されることがあるが、平坦部11及び傾斜部12が梨地状に形成されていることで、ペイント等が定着し易く、且つ剥がれに難くなる利点がある。歩行者の靴等が傾斜面に沿って滑りにくくなることもある。
ところで、タイル状突起13は、上面視で格子状に設けられている。
底部14にタイル状突起13が設けられていることにより、それぞれのタイル状突起13の間が導水機能を発揮することとなる。
また、底部14に流れ込んだ水は効率的に中央導水溝16、そして中央スリットCS及び端面に設けられた手掛かり17に流れ込み、排水効率が高まるのである。
図4は、側溝ブロックAを示す側面図である。
このように、側溝ブロックAは上壁部1と側壁部2により門扉型に形成されている。
上壁部1及び側壁部2の端面部には上下方向に凹部23が設けられており、この凹部23は、側溝ブロックAの接続に寄与する部分である。
すなわち、側溝ブロックを複数個連続して設置する場合に、隣り合う側溝ブロックAとの間で、凹部23にモルタル等の封止材を充填して水漏れを防ぐ。
図5は、道路側から側溝ブロック側に水が流れ込む状態を示す説明図であり、図6は、平坦部11から底部14へと水が流れ込む状態を示す説明図であり、図7は、底部14から水が溢れだす状態を示す説明図である。
また、図8は、側溝ブロックAに雨水が流れ込む3つの態様を模式的に示す説明図である。
これら図5〜7は、図3の側溝ブロックAにおけるX−X断面を示し、また、図中の矢印は水の流れを示す。
尚、説明の便宜上、タイル突起13は省略した。
いま、道路側から側溝ブロック側の方へ雨水が流れ込むと、雨水は最初に第1平坦部11aを通過し、第1側方導水溝15aへと流れ込む。
一旦第1側方導水溝15aに流れ込んだ雨水は、今度は、第1側方導水溝15aに沿って側溝ブロックAの長手方向に流れ、第1側方導水溝15aに設けられた側方スリットSSより排水路へと落ちる(図5、図8(A)参照)。
そのため、第1側方導水溝15は、底部14に雨水が流れる込む前にそれをを捉えて排水することができる。
第1側方導水溝15aに設けられた側方スリットSSから排水しきれなくなるような場合、雨水は、第1傾斜部12aを通って底部14へと流れ込む。
先述したように、底部14の中央位置でタイル突起13の間には中央導水溝16が形成されており、底部に流れ込んだ雨水は中央導水溝16を通って側溝ブロックAの長手方向に流れる。
中央導水溝16には中央スリットCSが設けられ、また、側溝ブロックAの端面には、中央導水溝16に連通した手掛かり17が設けられている。
雨水は、中央導水溝16に案内され中央スリットCSを介して排水路へと落ちる。
更には、中央スリットCSから排水されなかった雨水は更に中央導水路16により案内され手掛かり17へと流れ、又は底部14から直接に手掛かり17へと流れ、排水路へと落ちる(図6、図8(B)参照)。
手掛かり17は、中央導水溝16よりも広幅に設けられているため、中央導水溝16に案内されてきた雨水に加え、底部全体における雨水も設置溝に落下させることができる。
ところで、第1側方導水溝15aの及び中央導水溝16の排水能力を超える雨水が流れ込むと、底部14全体に雨水が溜り出すことになる。
しかし、タイル突起13の上面と平坦部11は同一の高さ、いわゆる面一に設けられているため、タイル突起13の上面までは冠水しない。
底部14に水が溜まっている状態においても、歩行者の靴底は、直接、タイル突起13の頂面に接するようになり、歩行者は足元を濡らすことなく且つスムーズに側溝ブロックA上を通行することができる。
更に、一対の傾斜部12と底部14とで形成される窪みの排水限界を超えた雨水が流れ込むと、その雨水は、今度は第2傾斜部12bを乗り越え第2平坦部11bへと流れ出す。
この第2傾斜部12bと第2平坦部11bの境界には第2側方導水溝15bが設けられており、また第2側方導水溝15bには側方スリットSSが設けられている。
雨水は、先述した第1側方導水溝15aの場合と同様に、第2側方導水溝15bを通って側方スリットSSへと案内され設置溝へと落下し、排水される(図7、図8(C)参照)。
第2側方導水溝15bは、底部全体にまで溜まって、溢れる雨水を排水することができる。
以上のように、本発明の側溝ブロックAは、第1側方導水溝15aによる第1排水機能、更にまた、中央導水溝16による第2排水機能、更にまた第2側方導水溝15bによる第3排水機能と、順次排水能力が高まる3段階の排水機能を発揮でき、極めて効率的に排水が可能である。
このように、雨量によって段階的に対応できる特有の排水能力を発揮できる。
しかも第1側方導水溝15a及び第2側方導水溝15bに側方スリットSSが形成されていると下方に効率よく排水できる。
しかも中央導水溝16に中央スリットCSや手掛かり17が形成されているとそれらを通じて下方に効率よく排水できる。
以下、側溝ブロックAを設置溝に設置する場合の手順例を述べる。
側溝ブロックAが設置される設置溝は、例えば車道と歩道、或いは道路Rと建物等の境界に沿って設けられている。
最初に、設置溝の底部に基礎砕石を敷き、その上に基礎コンクリートを敷設する。
その後、この上に側溝ブロックAを道路に沿って並べて設置する。
次に、側溝ブロックAは、蓋部を備えるものと備えないものとを組み合わせて設置していくので、蓋部1Aを備えた側溝ブロックAから蓋部1Aを取り外し、それを介して内部にインバートコンクリートを敷設していく。
すなわち、基礎コンクリートの層の上に、インバートコンクリートの層が形成される。
この側溝ブロックAとインバートコンクリートによって囲まれた空間が排水路となる。
側溝ブロックAを連続して用いる場合は、先述したように側壁部2の凹部23にモルタル等を詰めることで、側溝ブロックA同士を連結する。
次に、第2の側溝ブロックAの実施形態について述べる。
図9は、第2の実施形態に係る側溝ブロックAを示す斜視図である。
この実施の形態は、前述の第1実施の形態が上壁部の一部、すなわち蓋部1Aを上壁部1から取り外し自在に設けているのに対して、それらが一体的となっているものである。
これも側方導水溝15や中央スリットCSがされた中央導水溝16を備えている。
側溝ブロックAが全体として一体的に設けられることで、より強度や耐久性が増す。
本実施形態の側溝ブロックAは、通常、第1の実施形態に係る側溝ブロックAに列設して用いられるものであり、その場合、各側溝ブロックAの側方導水溝15、中央導水溝16が連続するように設置される。
側溝ブロックA上の雨水は、中央導水溝16を流れ中央スリットCSや手掛かり17から排水路へと落とされる。
また、側方導水溝15を流れて隣接する側溝ブロックAの側方スリットSSから排水路へと落とされる。
ここで、この実施形態の側溝ブロックAを設置する場合には、通常、第1の実施形態にかかる側溝ブロックAと共に用いられる。
その際、隣接する側溝ブロックAの蓋部1Aを取り外し、該上壁部1を取り除いたくり抜き孔Hを介してインバートコンクリートを敷設する。
次に、側溝ブロックAの第3の実施形態について述べる。
図10は、第3の実施形態に係る側溝ブロックAを示す斜視図である。
本実施形態にかかる側溝ブロックAは、蓋部1Aを備えていなく、側方導水溝15や中央導水溝16を備えているが側方スリットSSや中央スリットCSは備えていない。
そのため、製造の際に使用する型枠が複雑にならず製造コストが安くなる。
この実施形態にかかる側溝ブロックAは、第2の実施形態にかかる側溝ブロックAと同じように設置される。
側溝ブロック上の雨水は、手掛かり17、又は隣接する側溝ブロックAの中央スリットCSや側方スリットSSを介して排水路へと落とされる。
以下、第4の実施形態について述べる。
図11は、第4の実施形態に係る側溝ブロックAを示す斜視図である。
上壁部1と対向して上記側壁部2同士を連結する下壁部3を更に有する側溝ブロックであり、下壁部3を側壁部2と一体的に形成し、側面視ロの字状としたものである。
この場合、側溝ブロックAを設置溝に上から嵌め込めば、前述したようなインバートコンクリート等による底面を形成する必要がなく施工が容易である。
また、一体的に形成された部材が四方を囲んでいるため、側溝ブロックAの強度や耐久性が大きく向上する。
この実施の形態においては第1の実施形態同様に、上壁部1の一部を矩形の蓋部1Aとし、この蓋部1Aを側壁部2の上に嵌め込み載置できるようにしているが、第2や第3の実施の形態のように、蓋部1Aを設けない上壁部1とすることも当然可能である。
また、側壁部2及び下壁部3の端面部にはU字状の凹部23が設けられており、この凹部23は、第1の実施の形態と同じように、側溝ブロックAの接続に寄与する。
すなわち、側溝ブロックを複数個連続して設置する場合に、隣り合う側溝ブロックAとの間で、凹部23に封止材を充填して水漏れを防ぐ。
ここでは、封止材として例えばゴムパッキンが採用される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定されるものではない。
例えば、側方スリットSS及び中央スリットCSの数や大きさを増すことで、側溝ブロックAからより大量の雨水を短時間で設置溝へと落とすことが可能である。
また、例えば、第1或いは第4の実施の形態において、側溝ブロックAの上壁部1に取り外し自在に設けられた蓋部1Aは2つの例で述べたが、その数は必ずしも2つに限定されない。
また、タイル突起13は上面視で格子状ではなく、他の形状とすることができ、これにより、側溝ブロックAのデザイン性が高まる。
本発明の側溝ブロックAは、排水を効率良く行えるため、道路Rに設置することができるが、道路R以外にも排水が必要な場所であれば設置可能である。
また、人が通行する位置に設置しても有用である。
A・・・側溝ブロック
1・・・上壁部
1A・・・蓋部
11・・・平坦部
11a・・・第1平坦部
11b・・・第2平坦部
12・・・傾斜部
12a・・・第1傾斜部
12b・・・第2傾斜部
13・・・タイル突起
14・・・底部
15・・・側方導水溝
15a・・・第1側方導水溝
15b・・・第2側方導水溝
16・・・中央導水溝
17・・・手掛かり
CS・・・中央スリット
SS・・・側方スリット
H・・・切り欠き穴
2・・・側壁部
21・・・段部
22・・・水平凹部
23・・・凹部
3・・・下壁部
S・・・スリット
R・・・道路

Claims (7)

  1. 一対の側壁部と該側壁部に渡された上壁部とからなる側溝ブロックであって、
    前記上壁部が、一対の平坦部と該平坦部から中央に向かって下向きに傾斜する一対の傾斜部と、
    各々の前記傾斜部を連絡する底部と、
    底部から突出するように形成された複数のタイル突起と、を備え、
    前記平坦部と前記傾斜部の間に側方導水溝が設けられ
    前記底部の中央に中央導水溝を備え、該中央導水溝と連結する端面に手掛かりを備えた側溝ブロック。
  2. 前記平坦部と、前記タイル突起の頂面が同一の高さに設けられた請求項1記載の側溝ブロック。
  3. 前記側方導水溝に、側方スリットを備えた請求項1又は2に記載の側溝ブロック。
  4. 前記底部に、中央スリットを備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載の側溝ブロック。
  5. 前記上壁部と対向して前記側壁部同士を連結する下壁部を更に備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の側溝ブロック。
  6. 前記上壁部の一部が、前記側壁部に取り外し自在に設けられた請求項1〜5のいずれか1項に記載の側溝ブロック。
  7. 前記平坦部及び傾斜部が梨地状に設けられた請求項1〜6のいずれか1項に記載の側溝ブロック。
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