JP3097885B2 - 変調方法及び回路構成 - Google Patents

変調方法及び回路構成

Info

Publication number
JP3097885B2
JP3097885B2 JP05000116A JP11693A JP3097885B2 JP 3097885 B2 JP3097885 B2 JP 3097885B2 JP 05000116 A JP05000116 A JP 05000116A JP 11693 A JP11693 A JP 11693A JP 3097885 B2 JP3097885 B2 JP 3097885B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
phase
modulation
pulse
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05000116A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06169328A (ja
Inventor
ラペリ ユハ
Original Assignee
ノキア モービル フォーンズ リミティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ノキア モービル フォーンズ リミティド filed Critical ノキア モービル フォーンズ リミティド
Publication of JPH06169328A publication Critical patent/JPH06169328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3097885B2 publication Critical patent/JP3097885B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C3/00Angle modulation
    • H03C3/02Details
    • H03C3/09Modifications of modulator for regulating the mean frequency
    • H03C3/0908Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop
    • H03C3/0975Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop applying frequency modulation in the phase locked loop at components other than the divider, the voltage controlled oscillator or the reference clock
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C3/00Angle modulation
    • H03C3/02Details
    • H03C3/09Modifications of modulator for regulating the mean frequency
    • H03C3/0908Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop
    • H03C3/0916Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop with frequency divider or counter in the loop
    • H03C3/0925Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop with frequency divider or counter in the loop applying frequency modulation at the divider in the feedback loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C3/00Angle modulation
    • H03C3/02Details
    • H03C3/09Modifications of modulator for regulating the mean frequency
    • H03C3/0908Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop
    • H03C3/0916Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop with frequency divider or counter in the loop
    • H03C3/0933Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop with frequency divider or counter in the loop using fractional frequency division in the feedback loop of the phase locked loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C3/00Angle modulation
    • H03C3/02Details
    • H03C3/09Modifications of modulator for regulating the mean frequency
    • H03C3/0908Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop
    • H03C3/0941Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop applying frequency modulation at more than one point in the loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C3/00Angle modulation
    • H03C3/02Details
    • H03C3/09Modifications of modulator for regulating the mean frequency
    • H03C3/0908Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop
    • H03C3/0966Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop modulating the reference clock

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相変調又は周波数変
調された信号をPLL周波数シンセサイザーで直接発生
させることの出来る方法及び回路構成に関する。この方
法は、デジタル直角位相変調QPSK(digital quadra
ture phase modulation )又は直角振幅変調QAM(qu
adrature amplitude modulation )を行うのに特に適し
ており、この場合一方のキャリヤー位相から別のキャリ
ヤー位相へのシフトが時間の関数として所定のサイズ及
び波形を有する。用途としては、無線電話システムと、
オーディオ周波数又は無線周波数キャリヤーでのデジタ
ル情報の変調とがある。
【0002】
【従来の技術】周波数シンセサイザーは、図9による
と、周知の通り、出力周波数を基準周波数にロックする
位相固定ループPLLから成る。ここで基準周波数と、
電圧制御発振器からの分周周波数とは位相比較器に供給
され、その瀘波済み出力電圧はVCOの制御電圧であ
る。この制御電圧は該発振器を制御し、その周波数を、
基準周波数枝路において該位相比較器に供給される信号
の周波数に固定する。
【0003】アナログFM変調は、図8に示されている
ように、例えば固定周波数を有する水晶発振器11に基
づくシフト発振器を使って周知の方法で得られるが、こ
れは変調信号Modで変調され、該発振器は、該変調を
内蔵する出力fOSC(Mod)を有し、これはキャリヤーより
高い又は低い無変調周波数fO でミキサー12で混合さ
れる。所望の変調キャリヤーfC(Mod)は、生じた混合結
果からフィルター13で瀘波される。この公知の方法は
DC電圧成分を伴う変調を可能にするものであるが、非
常に多くの電気素子を必要とするので、例えば無線電話
などの製品のコストを増大させる。図9による他の周知
の方法は、加算器26において変調電圧Modをその制
御電圧Vcntrl に加えることによって、PLL周波数シ
ンセサイザーの電圧制御発振器VCOを直接変調する。
この種の変調は、変調信号の周波数が位相固定ループの
フィルター24のカット・オフ周波数より実質的に高い
ことを必要とするので、位相ロックはVCOの位相を、
従って周波数を、変調前の状態に戻さないが、位相は、
変調信号により作られたオフセットを保持する。制御電
圧Vobj の小さな変化でも出力周波数fc に大きな変化
を生じさせるので、VCOの直接変調を実現するのは非
常に負担の大きな仕事である。900MHz バンドで作動
する無線電話における発振器が例えば30MHz の制御範
囲を持つことが要求されたとすれば、変調電圧は、位相
比較器23により供給される制御電圧に加えられると5
kHz の周波数偏差を生じさせる結果となるが、僅かに数
ミリボルトである。更に、VCOの周波数オフセットΔ
f/ΔVohjは、装置によっては強く、しかも異なる
制御電圧値で変化する可能性があるので、直接VCO変
調は各ユニットを各周波数で較正することを必要とす
る。更に、PLL周波数合成は常に周波数を所望の値に
訂正するので、DC成分を伴う変調は不可能であること
に注意しなければならない。
【0004】概して、変調を表す位相シフトを、VCO
から位相比較器に向けられる信号に加えることも可能で
ある。このとき、時間の関数としての発振器出力周波数
の位相シフトは、シンセサイザーのシステム機能のステ
ップ応答にほぼ等しい。前記位相の制御により得られる
この位相変調は、加えられる位相シフトが狭い範囲での
み変動可能であり、また位相を遅らせることが出来るに
過ぎないために、DC成分を伴う連続変調を可能にする
ものではない。
【0005】上記した公知の構造は、位相変調の時間微
分を周波数変調として使うことによってアナログ位相変
調を生じさせることが出来、又は周波数変調の時間微分
を位相変調として使うことによって周波数変調を生じさ
せることが出来る。局部発振器から供給されるキャリヤ
ーが2つの成分、即ち相互に90°の位相シフトのある
I成分及びQ成分と呼ばれる成分、に分割されるよう
に、図10(b)に従ってデジタル変調を作り且つ定義
することが知られている。変調情報は、ビット・ストリ
ームである。1個以上のビットから成るシンボルは、例
えばQPSK変調ではキャリヤーの瞬時位相シフトを決
定し、或いはQAM変調では瞬時振幅及び位相を決定す
る。よって、シンボル・レートはビット・レートに等し
いか又はそれより低い。変調フィルター31はビット・
ストリームを更に処理してアナログI係数及びQ係数を
供給するが、それは乗算器32で前記のキャリヤー成分
を乗じられ、これが被変調キャリヤーのI成分及びQ成
分となる。これらは加算器35で加え合わされ、この様
にして得られた被変調キャリヤーが送信される。換言す
ると相互位相シフトのあるキャリヤー成分の振幅を調節
して、それらを加え合わせるときに所望の変調が得られ
る。その例が図10(a)及び図11であり、そのうち
の図10(a)は変調パターンを示し、それは差動直角
シフト変調DQPSK(differential quadrature shif
t modulation)を用いる。この変調では、2ビットから
成っていてキャリヤー位相シフトを決定するシンボルは
差動的に符号化される:シンボルはキャリヤーの位相変
化として送信されるので、シンボルは、キャリヤーの絶
対位相によっては決定されず、前の状態と比較しての位
相変化によって決定される。図10(a)における位相
円の円周上の円は、異なるシンボルについてのキャリヤ
ー位相(及び一定振幅)を表し、矢印は可能な位相シフ
トを表す。隣接するシンボルは1ビットの差を有する。
図11の表は、2ビットから成るシンボルを示し、ΔΦ
は、対応するキャリヤー位相シフトである。よって、前
に135°(3π/4)のキャリヤー位相シフトが検出
されたときには、受け取られた(且つ送信された)シン
ボルが01であることが分かり、若しそのときに位相が
後に45°(π/4)変化すれば、受け取られたシンボ
ルは10である。
【0006】上記した変調方法は、前記した欠点にもか
かわらず、広く使われている。これは公知シンセサイザ
ーの短所に由来する:周波数合成では位相調整精度はシ
ンセサイザーにより生成された最後の周波数の全周期、
即ち360°、である;シンセサイザーの最小の調整可
能な周波数ステップは、周波数偏差として使われるには
大きすぎた。
【0007】フィンランド特許出願FI−900303
に基づく米国特許第5,079,520号は、補間周波
数シンセサイザー構成を開示している。この出願による
構成は、ループ分周器を介して基準周波数源とVCOと
の両方からのパルスが位相比較器に供給され、遅延手段
において所望の量だけ延長され、そして該パルスは対称
にされる、という事実に基づいている。このパルスの延
長は側線操作として行われることは出来ず、この延長は
段階的に行われる。よって、この延長は、位相比較器に
供給されるパルスの周波数は、ループ分周器及び基準分
周器だけが使われるときに得られる周波数間にあるよう
に調節されることが出来、従って、シンセサイザー出力
周波数ラスターが非常に密であることを意味する。図1
は、前記の米国特許に開示されている補間周波数シンセ
サイザーの基本構成を示し、ここで、この構成の動作を
概説する。このシンセサイザーは、基本周波数fO を有
していて分周器51により数Mで分周され、次に位相比
較器53に供給されるパルスがブロック52及び59で
延長されるという点において、従来のシンセサイザーと
は異なっている。プログラマブル・ループ分周器56に
おいて電圧制御発振器VCO55の出力周波数fX を分
周することにより得られるパルスも、ブロック57及び
58で延長される。ブロック59において、基本周波数
O に数(L+ΔL)が乗じられ、ブロック58におい
てfO に数Lが乗じられる。前置分周器56においてV
COの周波数fX は数Pと数P+1とによりA回だけ分
周されるが、このAはカウンタAにロードされる整数で
あり、分周器において数Nにより分周される。このよう
にして、位相比較器53はパルス系列を受け取るが、そ
れは平衡状態ではfO /Mの周波数を有する。位相比較
器に供給されるパルスはブロック52及び57で遅延さ
せられて、ブロック52において該パルスは、ブロック
59により生成される遅延パルスの周期又は持続時間の
1 長に対応する時間だけ延長され、ブロック57にお
いて該パルスは、ブロック58により生成される遅延パ
ルスの周期又は持続時間のk2 長に対応する時間だけ延
長される。係数k1 及びk2 は各パルスについて更新さ
れるので対称パルスが得られ、これは位相比較器に供給
される。VCO55の出力周波数fX に後記の公式(数
式(1))が当てはまることを示すことが出来る。
【0008】
【数1】
【0009】ここで、数k1 及びk2 を変化させること
によってシンセサイザーの出力周波数を少しずつ変化さ
せることが出来ることが分かる。数k1 ,k2 ,L及び
ΔLは整数であり、一般的にはΔL=1である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は変調シ
ンセサイザー構成を提供することであり、ここで電圧制
御発振器の出力周波数はキャリヤーであり、それは直接
に周波数変調又は位相変調される。この種のシンセサイ
ザーでは非常に濃密な周波数ラスターを使う必要がある
ので、本発明は米国特許第5,079,520号に開示
されている従来技術に基づいており、それに開示されて
いる方法は、変調を行うための解決策に拡張される。該
変調シンセサイザー構成は、請求項1に述べられている
ものを特徴とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明の基
本的認識は、変調がデジタル形式でPLLループに与え
られ、変調の全時間を通じてPLLシンセサイザーは位
相固定状態にあるために変調が正確に調節されることと
なるように周波数又は位相変調のためにも前述の米国特
許に基づいて周波数シンセサイザーを用いることが可能
であるというものである。これは、VCOの直接変調を
使う方法では不可能である。使用する構成を下記の様に
して実現した場合には、精密なPSK変調を与えること
が可能である。変調の制御可能性は、請求項6の実施例
に従って更に改善される。本発明において使われるシン
セサイザーの出力周波数は、位相比較器に供給されるパ
ルスの遅延の長さによって決まり、その遅延は、該遅延
を決定する係数をプログラマブルに変化させることによ
って実現されるので、該係数を変調信号に比例させて変
化させることが出来る。周波数変調が望まれるときに
は、シンセサイザーの出力周波数が変調信号の変化に従
って変化することとなるように係数が変更される;位相
変調が望まれるときには、シンセサイザーの周波数は変
化しないけれども出力信号の位相が変化し、その変化が
確定されたサイズを持っていて且つ所望の角度変調方法
において許容された位相シフトに対応することとなるよ
うに、係数が変更される。その位相変化は位相固定ルー
プの特徴に基づいており、その場合、VCO枝路及び基
準枝路の両方から位相比較器に供給されるパルスが不等
量だけ遅延させられるときには、VCO出力周波数はな
お同じであるけれども、今や前記遅延の差に比例する位
相シフトがある。
【0012】添付した図面によって本発明を一層詳細に
説明する。
【0013】
【実施例】図8〜11の内容に関しては、従来技術との
関連で既に上記したので、これ以上は説明しない。図1
を参照して本発明を説明する。この図によると、位相比
較器53に供給されるパルスは基準周波数fO に比例し
て遅延させられる。今、VCO55から分周器56を介
して位相ロックに向けられる信号の位相が手段57及び
58によって量Dtだけシフトされるならば、VCOの
出力周波数の位相は同じ量Dtだけシフトされる。この
位相シフトは、時間の関数として、シンセサイザーのシ
ステム機能のステップ応答にほぼ等しい、換言すれば、
出力周波数の位相シフトはステップ状ではない。これ
は、デジタル変調ではキャリヤー位相シフトがステップ
状であってはならないけれども、変化が時間の関数とし
て或る波形を持たなければならないので、有益である。
【0014】図1において、基準周波数枝路におけるパ
ルス延長がL周波数を伴うパルスに比例することが示さ
れている。更に簡単のために、ΔL=1と仮定する。如
上に従って、基準周波数枝路における位相比較器へのパ
ルスが、周波数(L+1)f O のパルス持続時間のk1
単位で延長されるときには、後記の数式(2)の関係が
あり、
【0015】
【数2】
【0016】これと対応してVCO枝路に於ける遅延
(後記の数式(3)で表される)を得る。
【0017】
【数3】
【0018】若し両方の数k1 及びk2 が或る瞬間に値
Kだけ変化すれば、位相比較器3に供給される信号の時
間差に変化がある(数式(4))。
【0019】
【数4】
【0020】このとき、位相差(数式(5))が出力周
波数fX に生じる。
【0021】
【数5】
【0022】ここで、変調シンボルが数k1 及びk2
して符号化されるとき、直接位相変調が与えられること
で、本発明が実現されることが分かる。若し基準周波数
が例えば12.8MHz であり、L=63であり、K=1
であるならば、これらの値を該数式に代入して時間差Δ
T=19.4・10-12 秒を得る。上記したように、こ
の時間差はVCOの出力周波数における対応する位相シ
フトとして現れ、900MHz の信号では、これは6.2
8°の位相シフトに対応する。若し数k1 及びk2 が1
以外の数だけ変化させられたならば、これに対応して、
前記の6.28°の倍数である異なるサイズの出力信号
位相シフトが得られる。ここで、所望量の数k1 及びk
2 を、位相比較器に供給されるパルスの間にプログラマ
ブルに加算又は減算することによって所望の位相シフト
を直接プログラムし得ることが分かる。基本周波数のf
O パルスの1周期中に、ブロック59によりL+1個の
パルスがブロック52に供給され、L個のパルスがブロ
ック58によってブロック57に供給されるので、これ
らの数は同時に数k1 及びk2 についての上限をも表
す。若し加算又は減算後の前記の数が数の範囲〔1,
L〕及び〔1,L+1〕の外にあるならば、基準分周器
51(M)又はループ分周器56において1個のパルス
を加え又は減算する様に構成され、よって数k1 及びk
2 は周期的にそれ自身の数範囲に戻される。
【0023】本発明において使用される補間周波数シン
セサイザーによって任意の周波数ラスターを実現し得る
ので、位相比較器53に供給されるパルスの周波数が好
ましくは使用される電話システムのシンボル・レート、
又は該シンボル・レートの倍数、と同一となるように構
成され、これにより該シンボル・レートでの直接変調を
得ることが可能となる。図1の構成を用いて、位相変調
で数式(5)に従う位相シフトが得られるが、それは、
合成出力周波数fX に比例し、従ってそれはf X の異な
る値で一定ではない。これは、基準周波数fO が手段5
8及び59に供給され、これが位相比較器に供給される
パルスの遅延を決定するという事実に起因する。
【0024】図2は第2実施例を示す。基本的に、これ
は、基準周波数の代わりにループ出力周波数fX が乗算
器68,69に供給され、これにより分周器60におい
て整数IによりfX を分周し得るという点において図1
の実施例とは異なっている。出力周波数fX は整数Iに
より分周されて、遅延手段62及び67の前の乗算器6
8及び69に供給される。位相比較器63に供給される
パルスは、出力周波数fX に比例して遅延させられる。
数k1 及びk2 が数Kにより変化させられるとき、基準
枝路においてパルス・エッジは或る瞬間に到着するが、
これは数式(6)で表される量だけシフトされる。
【0025】
【数6】
【0026】これに対応して、VCO枝路におけるパル
ス・エッジは或る瞬間に到着するが、それは数式(7)
で表される量だけシフトされる。
【0027】
【数7】
【0028】これらは平衡状態に関するシフトである。
数k1 及びk2 が数Kにより変化させられるときには、
数式(4)に類似して、位相比較器に供給されるパルス
間の遅延差として数式(8)を得る。
【0029】
【数8】
【0030】これにより、出力周波数fX の位相差は数
式(9)で表されることになる。
【0031】
【数9】
【0032】換言すれば、図2の実施例においては、出
力周波数とは無関係の位相シフトが得られるようにシン
セサイザーの出力信号を変調することが可能であり、数
式(8)の値を数式(9)に代入すれば、数式(10)
で表される位相シフトが得られることが分かる。
【0033】
【数10】
【0034】ここでKは整数である。これは、全部で3
60°の位相円をJ個の部分に分割し得ることを意味
し、ここでJは数式(11)で表される。
【0035】
【数11】
【0036】従って、若し遅延係数k1 及びk2 が、位
相比較器に到着する各パルスで更新されるならば、基準
枝路から位相比較器に来るパルスの長さは数式(12)
で表され、
【0037】
【数12】
【0038】これに対応してVCO枝路から来るパルス
の長さは数式(13)で表される。
【0039】
【数13】
【0040】平衡状態ではT1 =T2 であり、これに応
じて出力周波数(数式(14))が得られる。
【0041】
【数14】
【0042】換言すれば、周波数変調では、k1 及びk
2 を変化させることによって周波数シフト又は偏差(数
式(15))が出力周波数fX とは無関係であることが
分かる。
【0043】
【数15】
【0044】例として、上記の値L=63、及びI=1
6*L、即ちI=1008を取る。すると、Jの値は数
式(11)によればJ=4となる、即ち、これらのパラ
メーターでは本構成は一般に知られているQPSK変調
を実現することになる。Iの値がもっと小さいときに
は、本構成は非常に単純な態様でマルチレベル・デジタ
ルPSK変調を実現するが、それは一般的には困難であ
ると認められている。
【0045】前記の位相変調は図6にパルス図として示
されている。この図において線101は、分周器Mによ
り分周された基準周波数を表し、線102は周波数(L
+ΔL)*fVCO /Iを表し、ここでL=3であり、I
=3である。簡単に説明をするために、数L,J,PO
N+Aは、可能な最小の数として選択されている。線1
03はVCO周波数を表し、線104は数PO N+Aで
分周されたVCO(図2の65)の周波数を表す。線1
05は周波数L*fVCO を表し、ここでL=3であり、
L+ΔL=4である。遅延を制御する周波数は周波数f
VCO /Iの直接乗算結果ではなくて、本発明に特有の態
様で、それらはL及び(L+1)の遅延の数により形成
され、その合計の長さは、周波数fVCO /Iに対応する
周期持続時間となるように制御される。図2の遅延手段
62及び67は例えば単位遅延から成るので、前エッジ
及び後エッジは常に正確に所望量だけ遅延させられる
が、それらは付近のクロック・エッジの位置までは遅延
させられない。よって線102及び105並びにその下
に書かれている数は、遅延手段における遅延の長さとそ
の周期性とを表しており、これを利用して次に説明をす
る。図6に参照数字108及び109で示されているよ
うに、周波数(L+1)*fVCO /Iに対応する遅延T
R と、周波数L*fVCO /Iに対応する遅延TVCO とを
仮定する。
【0046】始めに、位相ロックは平衡しており、この
ために図2の位相比較器67に到着したパルス106及
び107は同じ周波数と同じ位相とを持っている。時点
M1011(図6)において、基準枝路において信号
101を量TR だけ遅延させることによって変調が生
じ、VCO枝路における信号104は量TVCO だけ遅延
させられ、これにより位相比較器に到着する信号106
及び107は、数式(8)で示されている様に異なって
いる位相を有する。位相比較器67(図2)は、今、位
相差1012を検出し、これは、VCO周波数の位相が
プログラムされている変化の量だけシフトされるまで、
PLLシンセサイザーについて知られている様にしてV
COの瞬時周波数を変化させる。図6において、これは
時点1013で発生する。図6の線1014は、時点T
M で何らの変調もプログラムされていなかった場合のV
CO周波数を表す。ここで、プログラムされた位相変化
のサイズが1/4位相であったことが分かる。この事
は、上記の例の数値を使えばL*(L+1)/I=4で
あるので位相円が4つの部分に分割され、プログラムさ
れた変化が可能な最小の変化であったので、明白であ
る。数k1 及びk2 が適当に選択されているときには、
VCO周波数の位相を更に前方に又は後方にシフトさせ
ることが可能である。
【0047】図6に示されている様に、PLLループ
は、制御ループ伝達関数のステップ応答として、プログ
ラムされた位相又は周波数変調を徐々に実現する。変調
に必要な周波数スペクトルを実現するために、1つの位
相又は周波数から他の位相又は周波数へのシフトは、所
定の波形に従って実現されなければならない。この様な
状況が図4で考察され、この図において図4(a)のグ
ラフ81は、上記の1/4波(π/2)位相シフトが時
間の関数としてどのようにして実現されるかを表す。図
4(b)は、非破線グラフ82に従って同じシンセサイ
ザーが1つの位相から他の位相へのシフトを持つことを
必要とする場合を示している。位相変調の制御が、図4
(b)の破線84に従って数段階にわたって少しずつ実
現されるときには、時間の関数としての位相シフトを持
つことが出来、それは、許容されるエラーの範囲内で、
与えられた要件を満たす。この同じ方法を使って周波数
変化の速度を向上させることも可能であるので、ループ
・フィルターのカット・オフ周波数はノイズを減衰させ
るために低い値にセットされ、シンセサイザーにオーバ
ーシュートを持たせることによって高速の変化が実現さ
れる。
【0048】破線83で示されるような位相変化の周波
数のプロフィールは、図3の変調制御手段CM1 及びC
2 ,781及び782において実現されるが、この場
合、所望の位相シフト又は周波数シフトのサイズ、方
向、及び場合によっては時点、だけが制御のために要求
されるように、前記の変化はメモリーに記憶される。図
1及び2との関係で説明した方法に従ってデジタル位相
変調を実現するのは非常に単純で且つ容易である。一
方、前記した手段で直接変調方法によってアナログ位相
変調又は周波数変調を実現することは困難であることが
あるが、その理由は、周波数シフト(これは1Hzの程度
である)又は位相シフト(これは1°の数分の1の程度
である)を実現するのに非現実的に大きなL値が必要と
されることがあるからである。本発明の第3の実施例に
よると、シンセサイザーを2部分、即ち、基本周波数及
び位相を発生させる部分と、変調を与える部分と、に分
割することによって位相又は周波数の精度を向上させる
ことが可能である。この実施例は図3の線図により示さ
れており、ここでシンセサイザー部分Aは基本周波数及
び位相を発生させ、シンセサイザー部分Bは変調を与え
る。
【0049】部分Aの機能は、図1及び2の構造の上記
した機能を通して知られる。部分Aは従来技術によるデ
ジタルPLLシンセサイザーでもあり得るものであり、
この場合にはパルス延長は行われない。部分Bは、変調
を与えるための制御手段781及び791を有し、これ
らの手段はバス70上の変調信号情報を受け取り、これ
は部分Aのパルス延長手段の制御手段78及び79(C
1;C2)にも該情報を提供する。本発明のこの実施例
によると、部分A及びBは、並列に接続されているので
VCO枝路において共通のVCO75と前置分周器76
とを有すると共に、部分BのVCO制御電圧は減衰器7
42において係数Gにより減衰されてから部分AのVC
O制御電圧に加えられる。基準周波数fO は両方の部分
A及びBに共通であり、両方のパルス延長手段(部分A
では72,720,77,770;部分Bでは721,
722,772,772)に供給される周波数712は
文字Sにより示されている。この周波数は、基準周波数
又はループの出力周波数fx であり得る。両方の部分
が、パルス延長手段の制御のために制御手段C1,C
2,CM1,CM2を有する。よって、両方の部分のル
ープが概して図1又は図2に従っている。
【0050】公式(1)又は(14)に従って計算し
て、部分Aにおける平衡状態周波数がfxAで、部分Bに
おける平衡状態周波数がfxBであるとする。図3の構成
において平衡状態周波数fx 、即ちシンセサイザーの出
力周波数、が数式(16)で表されることを示すことが
出来る。
【0051】
【数16】
【0052】ここで、部分Aの周波数に比べて部分Bに
プログラムされている周波数の偏差はGにより分周され
た出力周波数に現れ、これに対応してそれがGの倍数で
あるように部分Bで変調を行うことが可能であり、従っ
て、周波数及び位相の両方の変調について非常に良好な
精度が得られる。更に、適切なキャリヤーは部分Aにお
いて電話の送信チャネルに従って或る時間間隔のみを置
いて或るサイズの周波数ステップにより変化させられ、
部分Bでの変調は連続的で且つその変化速度が早いこと
があり得るという必要に応じて、図3の部分A及びB
は、異なるフィルター関数F1及びF2を持つことが出
来る。よって、部分Aのループは低速で非常に低いノイ
ズを持つことが出来るのに対して、部分Bのループは、
変調動作全体を通じて固定され続けるために非常に高速
でなければならない。このために種々の要件がループ・
フィルターに課されることになる。PLLループにおい
て要求される積分は、手段710の一部分として、加算
後に行われる。
【0053】ここで、周波数変調に関して図3の構成の
機能を詳しく説明する。該シンセサイザーは基準枝路を
備えており、この枝路において基準周波数fO は分周器
71で数Mにより分周され、その出力は、制御手段78
により制御される、手段72において、周波数(L+Δ
L)*fO のk1 個のパルスに対応する時間だけ延長さ
れるので、パルス延長が、分周器71により周期的に供
給されるパルスのエッジを越えたときに、手段78はカ
ウンタ71を制御して完全な1パルスを遅延させ、従っ
て数k1 を整数範囲〔0,L+ΔL〕に戻す。VCO枝
路は、対応する機能を有する。VCO枝路及び基準枝路
を介して位相比較器73に向けられるパルスの位相は、
この比較器で比較され、その差信号がフィルター74で
積分され且つ濾波され、制御電圧としてのVCO75に
向けられる。VCOの出力周波数fx は所望の出力周波
数である。
【0054】部分Aが平衡状態にあるときには、周波数
は数式(1)に従う周波数fx である。
【0055】
【数17】
【0056】両部分A及びBが平衡状態では周波数fx
を有すると仮定すると、部分Bの位相比較器731は、
ループ・フィルター741、減衰器742、及び加算器
710を介してVCOにゼロ制御電圧を供給する。説明
を更に単純にするために、部分A及びBのパラメーター
が同一であると仮定する。図8によると、
【0057】
【数18】
【0058】であるときに部分Bは平衡状態にあり、l
1 =k1 であり且つl2 =k2 であるときに平衡状態が
得られる。部分Bの係数l1 及びl2 を1だけ大きくす
れば、部分Bの平衡周波数は1周波数ステップだけ減少
する。しかし、部分Aが、以前の周波数を維持しようと
するので、そ様にはならない。新しい平衡状態では、加
算器710に向けられるVCO制御電圧の変化はVCO
制御電圧の変化とはサイズは同じであるけれども方向が
反対であり、それは、係数Gにより減衰されて部分Bか
ら受け取られるものであり、従って公式(16)に従う
ということを示すことが出来る。
【0059】図3の実施例の現実の利点は、位相シフト
又は周波数シフトが位相遅延手段721及び771の助
けによって行われるとき、出力周波数fx の変化が常に
VCOで変調され、正確に所望のサイズであることから
得られる。しかし、実際には、最終的な値が常に正確に
所望の値に落ちつくこととなるように、シンセサイザー
の両方の部分A及びBが、それ自身の時定数をもって、
プログラムされた周波数又は位相シフトに対して反応す
る。更に、少しずつの変化を、シンセサイザーを制御す
る手段781及び791(CM1,CM2)にプログラ
ムすることによって周波数又は位相の変化の速度を増減
することが可能であるので、変化時に、図4(b)に示
されている瞬時目標値85より小さいか又は大きい値8
6がこれらの手段の助けでプログラムされ、これによ
り、該変化を遅延させるシンセサイザー時定数に起因し
て実際の値は非常に正確に所望の値となる。
【0060】図3の構成の作動原理は、図6と同じパラ
メーターを有する図7にパルス図として示されており、
更にG=2,L=LM =2であり、そして始めにl1
1,l2 =k2 である。始めの状態は、遅延係数がゼ
ロでシンセサイザー全体の構成が平衡する様に選択され
るが、これは、部分Aの位相比較器73の出力信号と部
分Bの位相比較器731の出力信号に位相差が全く無い
ことを意味する。この状態は時点Tm(1100)まで
続くが、このときには、VCO枝路における供給信号1
101が時間TVCO (1102)だけ遅延させられて遅
延信号1103となると共に、基準枝路における信号1
104が時間Tref (1105)だけ遅延させられて遅
延信号1106となるように位相シフトが部分Bにプロ
グラムされる。このとき部分Bの位相比較器731は出
力信号1107を有し、ここでゼロ・レベルより上の信
号は、VCO枝路における信号1103と基準枝路にお
ける信号1106との間の正の位相差に対応する。変調
動作中に、部分Aにおける位相比較器73の出力信号1
108が位相差DTA を示し、これが部分Bに比べて逆
の方向を有すると共に、Gで除したDTB に等しくなる
ようにVCO位相は進められ、DTB は、部分Bの位相
比較器731により検出された位相差である。図7にお
いて、基準枝路から位相比較器に供給される部分Aの信
号1109の位相がVCO枝路の信号1110の位相に
比べて遅らせられていることが分かる。よって平衡状態
では、これらの和はゼロであり、VCO信号1111
は、プログラムされた値から1/Gだけずれており、こ
れは変調されたVCO信号と、変調されていないと仮定
されるVCO信号(ライン1112)との間の位相差Δ
VCO と見られる。プログラムされた位相シフトはΔT
M の長さを有し、VCOで実現される位相シフトはΔT
M /Gである。
【0061】周波数変調は、上記種類の位相シフトを連
続的に行うことによって作られる。この構成の可能性
は、部分A及びBのパラメーターを互いに高度に無関係
に選択し得るという事実によって、増大する。基準周波
数fO から得られた周波数を乗算器720,722,7
70及び772の入力信号712(S)であるとしたと
き(この場合には周波数又は位相ステップは出力周波数
x に依存する)、又は、出力周波数fx から得られて
特別の方法で整数Iにより除された周波数を入力信号S
としたとき(この場合には、周波数ステップ及び位相ス
テップの両方のサイズは公式(10)及び(14)に従
い、出力周波数fx とは無関係である)、図3の構成が
周波数変調を実現するか或いは位相変調を実現するかは
(これは精密に制御され且つ出力周波数とは無関係であ
る)選択され得る。fO は定数であり、Lは変数である
ので、遅延パルスを周波数fx から得るよりは、それら
を周波数fO から得る方が簡単である。
【0062】図5は、上記した解決策の詳細を示してお
り、ここで信号に(L+ΔL)が乗じられ、分周器(例
えば図3の分周器71)の出力パルスは、(L+ΔL)
*f O の長さを有する、乗算後の周波数のk1 個のパル
スだけ遅延させられ、1/f O の長さを持つようにL+
ΔLの遅延91が互いに同期させられ、その後、該パル
スはk1 個のその様な単位遅延を通して向けられて、該
パルスは該遅延チェーンの入力92に供給されて選択論
理93により単位遅延出力から出力94に接続され、こ
れは連続的な数k1 を有する。特に、各遅延が制御電圧
96によって制御される事となるようにその同期は比較
手段95により与えられ、パルス・エッジは、それが該
遅延チェーンの出力に到達する前に、正確にfO の1周
期だけ遅延させられる。該遅延チェーンの同期時に周波
数fO を該遅延チェーンの入力に向ける入力セレクター
98等の、同期に必要とされる部分を、この構造に付加
することも周知されている。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、変調がデジタル形式で
PLLループに与えられ、変調の全時間を通じてPLL
シンセサイザーは位相固定状態にあるために変調が正確
に調節されるように周波数シンセサイザーを用いること
が可能となる。又本発明によれば精密なPSK変調を与
えることが可能である。本発明において使われるシンセ
サイザーの出力周波数は、位相比較器に供給されるパル
スの遅延の長さによって決まり、その遅延は、該遅延を
決定する係数をプログラマブルに変化させることによっ
て実現されるので、該係数を変調信号に比例させて変化
させることが出来る。周波数変調が望まれるときには、
シンセサイザーの出力周波数が変調信号の変化に従って
変化するように係数が変更される;位相変調が望まれる
ときには、シンセサイザーの周波数は変化しないけれど
も出力信号の位相が変化し、そ変化が確定されたサイズ
を持っていて且つ所望の角度変調方法において許容され
た位相シフトに対応するように、係数が変更される。
【図面の簡単な説明】
【図1】補間周波数シンセサイザーの概略基本構成を示
す。
【図2】位相比較器に供給されるパルスがシンセサイザ
ー出力周波数に比例して遅延させられるようになってい
る第2実施例を示す。
【図3】変調信号の制御と周波数の制御とが分離されて
いる第3実施例を示す。
【図4】変調の瞬間的オーバーシュートを示す。
【図5】遅延発生に関連する図1及び2の実施例の詳細
を示す。
【図6】図1及び2の実施例のパルス図を示す。
【図7】パルス図として図3の位相変調器の動作を示
す。
【図8】シフト発振器に基づく従来技術の変調方法を示
す。
【図9】従来技術の直接変調を示す。
【図10】図10の(a)は、自動車電話システムに使
われるデジタル変調パターンを示す。又、(b)は変調
を実現する公知の構成を示す。
【図11】図10(a)のパターンに関連していて、シ
ンボル組み合わせと対応するキャリヤー位相シフトとを
示す表である。
【符号の説明】
51…分周器 52,57…遅延器 53…位相比較器 54…ローパスフィルタ 55…電圧制御発振器 56…前足分周器 A…カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−54708(JP,A) 特開 昭63−27124(JP,A) 特開 平4−321344(JP,A) 実開 平5−57950(JP,U) 特公 昭49−22227(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/20 H03C 3/00 H04L 27/36

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル位相ロックに基づいて少なくと
    も1つの周波数シンセサイザーを使って変調を実現する
    方法であって 位相比較器に与えられる基準信号のパルス第1延長手
    段(k1 ,L+ΔL)において第1遅延パルス周期の第
    1変数整数(k 1 )の数に相当する時間までその信号の
    論理状態の変化を遅延させることができ、電圧制御発振
    器(VCO)により位相比較器に与えられるパルスは第
    2延長手段(k 2 ,L)において第2遅延パルス周期の
    第2変数整数(k 2 )の数に相当する時間までその信号
    の論理状態の変化を遅延させることができる、シンセサ
    イザーにおいて、 第1及び第2の変数整数は変調信号に比例して変化し、
    前記変数整数の変化は位相比較器に与えられるパルスの
    時間差を変化させそれが電圧制御発振器の出力信号
    (fx ) を変化させることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 第1遅延パルス電圧制御発振器の出力
    信号周波数(fx )(若しくは分周されている)に第1
    の数(L+ΔL)を乗じることで得られ、第2遅延パル
    出力信号周波数に第2の数(L)を乗じることで
    られ、前記数の差の絶対値は整数(好ましくは1)であ
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 変調信号は少なくとも1ビットからなる
    所定レートで到達するシンボルで構成され電圧制御発
    振器の出力信号の変化は所定サイズの位相シフトであっ
    、これにより該変調はデジタル位相変調であることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 位相比較器に供給されるパルスの周波数
    は変調信号のシンボルレートのN倍に設定され、ここで
    Nは1以上の整数であり、これにより前記電圧制御発振
    器の出力信号における位相シフト又は周波数シフトはN
    ステップで実現され、対応するステップの間の出力信号
    x の周波数又は位相のシフトが可能な限り正確に所望
    のサイズとなるように各Nステップの間でシンセサイザ
    を制御することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1遅延周波数は基準信号の周波数(f
    O )(若しくは整数(I)で分周されている)に(L
    +ΔL)を乗じることにより生成され、第2 遅延周波数は基準信号の周波数(fO )(若しくは
    整数(I)で分周され ている)にLを乗じることによ
    り生成され、前記の差の絶対値は整数(好ましくは
    1)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 デジタル位相ロックに基づく2個のシン
    セサイザーを使用し、それらが共通の電圧制御発振器
    (VCO)を有し、第1の部分(A)のものとは異なる
    加重係数(G)を第2の部分(B)に対し使用して両方
    のロック(A及びB)のVCO制御電圧を加算し、その
    電圧合計値が共通の電圧制御発振器(VCO)に与えら
    れるように並列接続すること、 第1の位相ロック(A)は所望の基本周波数を生成する
    こと、 第2の位相ロック(B)において、第1延長手段
    (1 1 ,L M +ΔL M )の第1変数整数(1 1 )と第2
    延長手段(1 2 ,L M )の第2変数整数(1 2 )とは変
    調信号に比例して変化し、前記整数の変化は、係数Gに
    よって減衰され、電圧制御発振器の出力信号の位相又は
    周波数の変化を生じさせること、を特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 変調位相ロックBの第1及び第2遅延パ
    ルス電圧制御発振器出力信号(fX )(若しくは整
    数(I)で分周されている)から生成され、これにより
    電圧制御発振器の出力信号の位相又は周波数の変化は周
    波数fX から独立してしていることを特徴とする請求項
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 変調位相ロックBの第1及び第2遅延パ
    ルスは基準周波信号(fO )から生成され、これにより
    電圧制御発振器の出力信号の位相又は周波数の変化は周
    波数fX に比例することを特徴とする請求項6に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 第1の位相ロックの各パルス延長手段は
    外部のプロセッサから制御される自らの制御手段(C
    1,C2)によって制御され、第2の位相ロックの各パ
    ルス延長手段は瞬時変調情報に従ってそのパルス延長手
    を制御する自らの制御手段(CM1,CM2)によっ
    て制御されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つのデジタル位相ロック
    に基づく周波数シンセサイザーを用いて変調を実現する
    回路構成であって、前記シンセサイザーは、位相比較器
    (63)に与えられる基準信号のパルスが第1遅延パル
    ス周期の第1変数整数(k 1 )の数に相当する時間まで
    その信号の論理状態の変化を遅延させ ることができる第
    1延長手段(k 1 ,L+ΔL)と、電圧制御発振器(V
    CO)により位相比較器に与えられるパルスが第2遅延
    パルス周期の第2変数整数(k 2 )の数に相当する時間
    までその信号の論理状態の変化を遅延させることができ
    る第2延長手段(k 2 ,L)と、を有し、前記回路構成
    は第1及び第2の変数整数を変調信号に比例して変化さ
    せる変調制御手段を含み、それによって前記変数整数の
    変化が位相比較器に与えられるパルスの時間差を変化さ
    せ、それが電圧制御発振器の出力信号(f x )を変化さ
    せることを特徴とする回路構成。
  11. 【請求項11】 変調信号は少なくとも1ビットからな
    る所定レートで到達するシンボルで構成され電圧制御
    発振器の出力信号の変化は所定サイズの位相シフトであ
    って、これにより該変調はデジタル位相変調であること
    を特徴とする請求項10に記載の回路構成。
  12. 【請求項12】 位相比較器に供給されるパルスの周波
    数は変調信号のシンボルレートのN倍に設定され、ここ
    でNは1以上の整数であり、これにより電圧制御発振器
    出力信号における位相シフト又は周波数シフトはNス
    テップで実現されることを特徴とする請求項11に記載
    の回路構成。
  13. 【請求項13】 2個のシンセサイザー(A及びB)が
    共通の電圧制御発振器VCO(75)及び加算器(71
    0)を有し、前記加算器から両方のロック(A及びB)
    の加算されたVCO制御電圧が共通の発振器VCO(7
    5)に与えら、第2の部分(B)に対する加算には第1
    の部分(A)のものとは異なる加重係数(G)を使用す
    るように並列接続されたデジタル位相ロックに基づく前
    記 2個のシンセサイザを含み、 第1の位相ロック(A)は所望の基本周波数を生成し、 第2の位相ロック(B)は第1延長手段(1 1 ,L M
    ΔL M )の第1変数整数(1 1 )と第2延長手段
    (1 2 ,L M )の第2変数整数(1 2 )とを変調信号に
    比例して変化させる変調制御手段(CM1,CM2)を
    含み、それにより前記整数の変化は、係数Gによって減
    衰され、電圧制御発振器の出力信号の位相又は周波数の
    変化を生じさせること、 を特徴とする請求項10に記載
    の回路構成。
  14. 【請求項14】 変調位相ロックBの第1及び第2遅延
    パルスを生成するために、延長手段(722,772)
    は(若しくは分周器を通して)圧制御発振器(75)
    の出力(fX )に接続され、これにより電圧制御発振器
    の出力信号の位相又は周波数の変化は周波数fX から独
    立してしていることを特徴とする請求項10に記載の回
    路構成。
  15. 【請求項15】 変調位相ロックBの第1及び第2遅延
    パルスを生成するために、延長手段(722,772)
    基準周波信号(fO )枝路に接続され、これにより
    制御発振器の出力信号の位相又は周波数の変化は周波
    数fX に比例することを特徴とする請求項13に記載の
    回路構成。
  16. 【請求項16】 第1の位相ロック(A)の各パルス延
    手段(71,72;77,79)外部のプロセッサ
    から制御される自らの制御手段(C1,C2)に接続さ
    れ、第2の位相ロック(B)の各パルス延長手段(71
    9,721;731,771)瞬時変調情報に従って
    そのパルス延長手段を制御する自らの制御手段(CM
    1,CM2)に接続されることを特徴とする請求項10
    に記載の回路構成。
  17. 【請求項17】 所望の位相の周波数シフトを生成する
    ピースバイピース変調制御(k1 ,k2 )は制御手段
    (CM1,CM2)に記憶され、該回路構成を制御し所
    望の変調を行わせるのに必要なその情報は変調ステップ
    のサイズ及び方向から成ることを特徴とする請求項10
    及び13に記載の回路構成。
JP05000116A 1991-12-31 1993-01-04 変調方法及び回路構成 Expired - Fee Related JP3097885B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI916194 1991-12-31
FI916194A FI90169C (fi) 1991-12-31 1991-12-31 Foerfarande och kopplingsarrangemang foer att alstra en modulerad signal

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06169328A JPH06169328A (ja) 1994-06-14
JP3097885B2 true JP3097885B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=8533763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05000116A Expired - Fee Related JP3097885B2 (ja) 1991-12-31 1993-01-04 変調方法及び回路構成

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5325075A (ja)
EP (1) EP0550249B1 (ja)
JP (1) JP3097885B2 (ja)
DE (1) DE69230248T2 (ja)
FI (1) FI90169C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636261U (ja) * 1992-10-12 1994-05-13 ホシデン株式会社 メモリカード側多極コネクタ

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI90169C (fi) * 1991-12-31 1993-12-27 Nokia Mobile Phones Ltd Foerfarande och kopplingsarrangemang foer att alstra en modulerad signal
KR100207594B1 (ko) * 1993-03-30 1999-07-15 윤종용 자동부호화 4분 위상천이 변조방법 및 장치
US5854813A (en) * 1994-12-29 1998-12-29 Motorola, Inc. Multiple access up converter/modulator and method
FI98420C (fi) * 1995-01-24 1997-06-10 Nokia Mobile Phones Ltd Menetelmä ja kytkentä moduloidun signaalin muodostamiseksi lähetin/vastaanottimessa
FI951918A (fi) * 1995-04-21 1996-10-22 Nokia Mobile Phones Ltd Lähetin-vastaanotinlaite ja menetelmä kompleksien I/Q-signaalin synnyttämiseksi ja käsittelemiseksi
GB2313001B (en) * 1996-05-07 2000-11-01 Nokia Mobile Phones Ltd Frequency modulation using a phase-locked loop
US5787362A (en) * 1996-07-08 1998-07-28 Nokia Mobile Phones Limited AM removal from FM signal generated by IQ modulator
US5768691A (en) * 1996-08-07 1998-06-16 Nokia Mobile Phones Limited Antenna switching circuits for radio telephones
GB9617313D0 (en) * 1996-08-17 1996-09-25 Cedardell Ltd Transmitter controller
US5742208A (en) * 1996-09-06 1998-04-21 Tektronix, Inc. Signal generator for generating a jitter/wander output
GB2317512B (en) * 1996-09-12 2001-01-24 Nokia Mobile Phones Ltd Frequency modulation using a phase-locked loop
KR100253153B1 (ko) * 1996-12-23 2000-04-15 윤종용 협대역전압제어발진기를이용한광대역위상동기루프회로
US6065140A (en) * 1997-04-30 2000-05-16 Motorola, Inc. Optimized computation of first and second divider values for a phase locked loop system
US6016331A (en) 1997-08-05 2000-01-18 Vlsi Technology, Inc. Methods of synchronization, personal handy-phone system stations and phase lock loops
FI105426B (fi) * 1998-05-29 2000-08-15 Nokia Mobile Phones Ltd Digitaalinen vaihevertailija ilman kuollutta aluetta
US6549562B1 (en) 1999-11-12 2003-04-15 Harris Corporation Method and system of generating a modulated chirp signal
US6678503B1 (en) 2000-05-17 2004-01-13 Intersil Americas Inc. Apparatus for radio frequency processing with dual modulus synthesizer
US6405022B1 (en) 2000-05-17 2002-06-11 Intersil Americas Inc. Apparatus for radio frequency processing with single oscillator for intermediate frequency processing
US20020131526A1 (en) * 2001-03-16 2002-09-19 Myers Michael H. Modulation synthesis apparatus for photonic wavelength shifting
US7999624B2 (en) * 2007-04-24 2011-08-16 City University Of Hong Kong Radiation source
FR2968787A1 (fr) * 2010-12-13 2012-06-15 Commissariat Energie Atomique Dispositif et procede de compensation de delai de propagation d'un signal
US9000858B2 (en) * 2012-04-25 2015-04-07 Qualcomm Incorporated Ultra-wide band frequency modulator

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3571743A (en) * 1968-10-30 1971-03-23 Rca Corp Phase lock loop
JPH0250606A (ja) * 1988-08-12 1990-02-20 Nec Corp 周波数シンセサイザ
US4994768A (en) * 1989-03-27 1991-02-19 Motorola, Inc. Frequency synthesizer with FM modulation
DE69026151T2 (de) * 1989-07-08 1996-08-22 Plessey Semiconductors Ltd Frequenzsynthesizer
GB2237157A (en) * 1989-10-20 1991-04-24 Marconi Instruments Ltd Control of frequency modulators
DE3939259A1 (de) * 1989-11-28 1991-05-29 Rohde & Schwarz Frequenzmodulierbarer frequenzgenerator
FI87032C (fi) * 1990-01-18 1992-11-10 Nokia Mobile Phones Ltd Interpolerande pll-frekvenssyntetiserare
US5021754A (en) * 1990-07-16 1991-06-04 Motorola, Inc. Fractional-N synthesizer having modulation spur compensation
FI90169C (fi) * 1991-12-31 1993-12-27 Nokia Mobile Phones Ltd Foerfarande och kopplingsarrangemang foer att alstra en modulerad signal

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636261U (ja) * 1992-10-12 1994-05-13 ホシデン株式会社 メモリカード側多極コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06169328A (ja) 1994-06-14
DE69230248T2 (de) 2000-05-11
FI90169B (fi) 1993-09-15
DE69230248D1 (de) 1999-12-09
FI90169C (fi) 1993-12-27
EP0550249B1 (en) 1999-11-03
FI916194A0 (fi) 1991-12-31
EP0550249A3 (en) 1993-11-10
EP0550249A2 (en) 1993-07-07
US5325075A (en) 1994-06-28
FI916194A (fi) 1993-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3097885B2 (ja) 変調方法及び回路構成
US6975687B2 (en) Linearized offset QPSK modulation utilizing a sigma-delta based frequency modulator
US5467373A (en) Digital frequency and phase modulator for radio transmission
EP0801848B1 (en) Frequency synthesizer
AU746796B2 (en) A post-filtered delta sigma for controlling a phase locked loop modulator
JP4808882B2 (ja) Pllとデルタシグマ変調器とを有する無線送信器機構
JP4718566B2 (ja) フラクショナル−n方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ及び周波数変換機能付き移相回路
US5434887A (en) Quadrature modulation circuit for use in a radio transmitter
AU744555B2 (en) Transmit-receive system and transmission method, in particular for a mobile telephone
KR20150088661A (ko) 가변 주파수 신호 합성 방법 및 이를 이용한 가변 주파수 신호 합성기
CN109088633B (zh) 一种脉冲产生器、脉冲产生方法及电子设备
EP0704117A1 (en) Compensated digital frequency synthesizer
NL193039C (nl) Inrichting voor digitale modulatie onder gebruikmaking van samenwerkende pulsoptelling en -aftrekking.
CA2460285C (en) Method and apparatus for fractional rf signal synthesis
US7383296B2 (en) Apparatus for fractional RF signal synthesis with phase modulation
US5436599A (en) Method and apparatus for digital modulation using pulse addition
JP3256422B2 (ja) 周波数シンセサイザ
JPS61128629A (ja) Pll変調器
JP2924525B2 (ja) 無線送信装置
CN102545886A (zh) Gfsk调制器、gfsk调制方法及发射机
Alawneh et al. Single loop synthesizer and SDR modulator
SU746909A1 (ru) Устройство дл формировани частотно- и фазоманипулированных колебаний
DK163623B (da) Variabel referencefrekvensgenerator styret af digitale data
JPS5837749B2 (ja) Psk変調方式
JPH06350656A (ja) Fsk変調装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees