JP3097283U - ペット用トイレ - Google Patents
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Abstract
【課題】押さえ具のトイレ本体への磁気的吸着により、トイレ本体に敷設したシーツを確実に固定すると共に、シーツの交換も容易で、しかも、トイレ本体の掃除が極めて簡単なペット用トイレを提供する。
【解決手段】本考案に係るペット用トイレは、トイレ本体1と、トイレ本体1に敷設したシーツ2と、シーツ2の押さえ具3とからなり、押さえ具3は、トイレ本体1の所定の位置に設置された金属Iに吸着する磁石Mを備え、或いは、トイレ本体1の所定の位置に設置された磁石Mに吸着する磁石M若しくは金属Iを備え、トイレ本体1へ磁気的吸着によりシーツ2をトイレ本体1に固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】本考案に係るペット用トイレは、トイレ本体1と、トイレ本体1に敷設したシーツ2と、シーツ2の押さえ具3とからなり、押さえ具3は、トイレ本体1の所定の位置に設置された金属Iに吸着する磁石Mを備え、或いは、トイレ本体1の所定の位置に設置された磁石Mに吸着する磁石M若しくは金属Iを備え、トイレ本体1へ磁気的吸着によりシーツ2をトイレ本体1に固定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、犬や猫等のペットが使用するペット用トイレであり、特に、トイレ本体に敷設したシーツを、磁気的吸着によりトイレ本体に固定する押さえ具を備えているペット用トイレに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のペット用トイレは、トイレ本体と、トイレ本体に敷設したシーツと、シーツをトイレ本体に固定する押さえ枠を備えているものが一般的である。
【0003】
このようなペット用トイレにおいては、例えば、図10に示すように、トイレ本体100の周囲に上向きの突片101を設け、このトイレ本体100の突片101を跨ぐように押さえ枠102に一対の下向きの突片103を設け、トイレ本体100に設けた上向きの突片101と、押さえ枠102に設けた一対の下向きの突片103によりシーツ104の縁を挟んでトイレ本体100にシーツ104を固定していた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−56522号公報
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のペット用トイレにおけるシーツの固定構造では、例えば、トイレ本体に設けた上向きの突片と、この突片を跨ぐように押さえ枠に設けた一対の下向きの突片によりシーツを挟み込むため、トイレ本体と押さえ枠に複数の凹凸部が形成されることとなり、突片の基端部近傍にいわゆる隅部が生じる。
【0006】
そして、この隅部にペットの尿や糞等が付着すると、汚れをきれいに落とすことが困難で、ペット用トイレの掃除が非常に面倒となる弊害が生じていた。
【0007】
そこで、本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、トイレ本体に敷設したシーツを確実に固定すると共に、シーツの交換も容易で、しかも、トイレ本体の掃除が極めて簡単なペット用トイレを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本考案に係るペット用トイレは、トイレ本体と、トイレ本体に敷設したシーツと、シーツの押さえ具とからなり、押さえ具は、トイレ本体の所定の位置に設置された金属に吸着する磁石を備え、或いは、トイレ本体の所定の位置に設置された磁石に吸着する磁石若しくは金属を備え、トイレ本体への磁気的吸着によりシーツをトイレ本体に固定することで、上述した課題を解決した。
【0009】
また、押さえ具は、シーツの周囲全体若しくはその一部をトイレ本体に固定することで、同じく上述した課題を解決した。
【0010】
さらに、押さえ具の磁石若しくは金属は、押さえ具の内側若しくは外側のいずれかに設置され、トイレ本体の磁石若しくは金属も、トイレ本体の内側若しくは外側のいずれかに設置されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0011】
また、押さえ具は、枠状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0012】
加えて、押さえ具は、棒状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0013】
また、押さえ具は、駒状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0014】
この他、押さえ具は、ヒンジ部を介してトイレ本体に回動可能に取り付けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0015】
また、押さえ具は、滑り止め用の摩擦部材を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0016】
さらに、シーツを敷設するトイレ本体の周囲に内向きの傾斜面を設けてトイレ本体の全体に凹部を形成し、この凹部にシーツと押さえ具を配置し、押さえ具の底部に、トイレ本体の傾斜面に合致する傾斜面を設けていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0017】
また、シーツを敷設するトイレ本体の周囲に所定の高さの壁を立設してトイレ本体の全体に凹部を形成し、この凹部にシーツと押さえ具を配置したことで、同じく上述した課題を解決した。
【0018】
加えて、トイレ本体のシーツを敷設する面、及び、押さえ具のシーツへの当接面が、フラット状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0019】
また、押さえ具は、所定形状の押圧体と、押圧体の下面に配置した板状の磁石若しくは金属と、押圧体の下面に磁石若しくは金属を固定するカバー体とから成ることで、同じく上述した課題を解決した。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下に、図面を参照して本考案の第1の実施の形態を説明する。本考案に係るペット用トイレは、例えば、犬や猫等のペットが、トイレとして使用するものである。このペット用トイレは、図1(a)に示すように、トイレ本体1と、トイレ本体1に敷設したシーツ2と、シーツ2の押さえ具3とからなる。このトイレ本体1と押さえ具3は、例えば、合成樹脂等を用いて形成されている。
【0021】
トイレ本体1は、図1(a)に示すように、所定の厚みを有する長方形状に形成されている。このトイレ本体1は、例えば、図1(b)に示すように、長方形の板の周囲全体を下方に向けて折曲し、トイレ本体1で所定の厚みを備えている。また、トイレ本体1のシーツ2を敷設する表面を、フラット状に形成している。さらに、トイレ本体1の裏面側は、所定の空間を備えた構成となっている。
【0022】
このトイレ本体1の表面に敷設するシーツ2は、トイレ本体1の形状に合わせて、長方形状に形成されている。
【0023】
一方、押さえ具3は、トイレ本体1への磁気的吸着により、トイレ本体1に敷設したシーツ2を固定するものである。この押さえ具3は、図1(a)に示すように、トイレ本体1の形状に合わせて、長方形の枠状に形成されている。このように押さえ具3を枠状に形成することにより、トイレ本体1に敷設したシーツ2の周囲全体を押さえ具3によりしっかりと固定できる。
【0024】
この押さえ具3は、図1(b)に示すように、トイレ本体1における裏面側の周囲に設置した金属Iに吸着する磁石Mを備えている。或いは、押さえ具3は、トイレ本体1における裏面側の周囲に設置した磁石Mに吸着する磁石M若しくは金属Iを備えている。トイレ本体1に設置した金属I若しくは磁石Mは、いずれも細長い薄板であり、トイレ本体1の周囲に沿って全体で長方形の枠を形成するようにトイレ本体1に設置されている。
【0025】
そして、トイレ本体1に敷設したシーツ2を固定する押さえ具3も長方形の枠状に形成され、この枠の下面に細長い薄板である磁石M若しくは金属Iを備えることで、押さえ具3の磁石M若しくは金属Iは、全体で長方形の枠を形成している。
【0026】
押さえ具3の具体的な構成は、例えば、図1(a)・(b)に示すように、長方形の枠状で、断面が下向きの略コ字形に形成された押圧体3Aと、押圧体3Aの下面に配置した板状の磁石M若しくは金属Iと、同じく長方形の枠状で、断面が上向きの略コ字形に形成されたカバー体3Bとから成る。カバー体3Bは、上向きの両垂設片の内壁が、下方から押圧体3Aの側壁の外側に嵌合し、押圧体3Aの下面に配置した磁石M若しくは金属Iを、押圧体3Aとカバー体3Bにより挟み込んで、磁石M若しくは金属Iを押圧体3Aの下面に固定している。
【0027】
また、図1(c)に示すように、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に内向きの傾斜面4を設けて、トイレ本体1の全体に凹部10を形成しても良い。このとき、シーツ2を固定する押さえ具3の底部に、トイレ本体1の傾斜面4に合致する傾斜面5を設ける。そして、トイレ本体1における内向きの傾斜面4の裏側には、磁石M若しくは金属Iのいずれかが設置されている。また、押さえ具3は、枠を構成する押圧体3Aの両側壁において、内側の側壁を長く形成し、外側の側壁を短く形成することで、押圧体3Aの下面に配置した板状の磁石M若しくは金属Iを、トイレ本体1の傾斜面4に合致するように傾けている。これにより、押圧体3Aの下面に磁石M若しくは金属Iを固定するカバー体3Bも、トイレ本体1の傾斜面4に合致する傾斜面5を備えることとなる。
【0028】
この他、図1(b)に示すように、トイレ本体1のシーツ2を敷設する面、及び、押さえ具3のシーツ2への当接面を、平らとなるフラット状に形成している。また、図1(c)に示すように、トイレ本体1のシーツ2を敷設する面、及び、押さえ具3のシーツ2への当接面が、若干の高さ幅を備えたフラット状に形成しても良い。
【0029】
尚、押さえ具3の磁石M若しくは金属Iは、押さえ具3のカバー体3Bの外側に設置されていても良い。また、トイレ本体1の磁石M若しくは金属Iも、トイレ本体1の表面に設置しても良い。
【0030】
次に、上述した第1の実施の形態におけるペット用トイレの使用の一例を説明する。まず、ペット用トイレを使用するときは、図1(a)に示すように、トイレ本体1の表面にシーツ2を敷設し、シーツ2の上方から押さえ具3を載せる。このとき、トイレ本体1に敷設したシーツ2の周囲全体は、押さえ具3のトイレ本体1への磁気的吸着により、押さえ具3とトイレ本体1で挟み込まれた状態となり、シーツ2がトイレ本体1に固定される。そして、シーツ2が汚れたときは、トイレ本体1から押さえ具3を取り外し、新しいシーツ2に交換してから、再び押さえ具3をシーツ2の上に載せて、トイレ本体1にシーツ2を固定する。
【0031】
図2には、本考案に係る第2の実施の形態が示されている。尚、以下に述べる第2乃至第9の実施の形態において、第1の実施の形態における構成と略同じ部分には、同じ符号を付すことで、その詳細な説明を省略する。
【0032】
この第2の実施の形態は、図2(a)・(b)に示すように、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に所定の高さの壁8を立設してトイレ本体1の表面全体に凹部10を形成し、この凹部10にシーツ2と押さえ具3を配置している。
【0033】
従って、トイレ本体1の凹部10にシーツ2を敷設し、押さえ具3をシーツ2の上に乗せたときは、トイレ本体1の凹部10に押さえ具3が嵌合した状態となる。すなわち、押さえ具3のカバー体3Bの両垂設片の外側が、トイレ本体1の凹部10を形成する壁8の内側に当接し、シーツ2をしっかりとトイレ本体1の凹部10に固定するのである。
【0034】
図3には、本考案に係る第3の実施の形態が示されている。この第3実施の形態は、図3(a)に示すように、押さえ具3を枠状に形成し、この押さえ具3をヒンジ部6を介してトイレ本体1に回動可能に取り付けている。
【0035】
具体的には、図3(a)に示すように、トイレ本体1の表面がフラット状に形成されているトイレ本体1の端部に一対のヒンジ部6を設け、押さえ具3の端部をこのヒンジ部6に固定している。
【0036】
また、図3(b)に示すように、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に所定の高さの壁8を立設してトイレ本体1の表面全体に凹部10を形成し、この凹部10における端部の所定の位置に一対のヒンジ部6設け、押さえ具3の端部をこのヒンジ部6に固定している。
【0037】
この第3の実施の形態では、押さえ具3のヒンジ部6と反対側の端部を手で持ち上げることで、シーツ2を挟み込んでいる押さえ具3を回動させ、シーツ2の交換等が極めて簡単となる。尚、棒状の押さえ具3を、ヒンジ部6を介してトイレ本体1に取り付けても良い。また、駒状の押さえ具3に所定の棒部材を取り付け、この棒部材をヒンジ部6に固定し、駒状の押さえ具3をトイレ本体1に回動可能に取り付けて良い。
【0038】
図4には、本考案に係る第4の実施の形態が示されている。この第4の実施の形態は、図4(a)に示すように、駒状の押さえ具3を用いている。この押さえ具3は、例えば、図4(b)に示すように、円形の押圧体3Aと、押圧体3Aの下面に配置した円形板状の磁石M若しくは金具Iと、上向きの円形に形成されたカバー体3Bとから成る。カバー体3Bは、上向きの垂設片の内壁が、下方から押圧体3Aの側壁の外側に嵌合し、押圧体3Aの下面に配置した磁石M若しくは金属Iを、押圧体3Aとカバー体3Bにより挟み込んで、磁石M若しくは金属Iを押圧体3Aの下面に固定している。
【0039】
そして、トイレ本体1の裏面の四隅に磁石M若しくは金属Iのいずれかを設置し、トイレ本体1の表面にシーツ2を敷設し、シーツ2の四隅に押さえ具3を配置して、トイレ本体1にシーツ2を固定している。また、押さえ具3の上部には把手部3Cが設けられ、押さえ具3を手でつまみ易くしている。
【0040】
図5には、本考案に係る第5の実施の形態が示されている。この第5の実施の形態は、図5(a)に示すように、押さえ具3を、棒状に形成している。この押さえ具3は、長方形に形成されたトイレ本体1における短辺に合致する長さを有している。また、押さえ具3は、蒲鉾形の押圧体3Aと、押圧体3Aの下面に配置した板状の磁石M若しくは金属Iと、長方形で断面が上向きの略コ字形に形成されたカバー体3Bとから成る。
【0041】
そして、押さえ具3は、図5(b)に示すように、カバー体3Aの長手方向における両端部と中央部の計3箇所に、板状の磁石M若しくは金属Iを設置している。同様に、トイレ本体1における両短辺の裏面においても、両端部と中央部の計3箇所に、板状の磁石M若しくは金属Iを設置している。
【0042】
図6には、本考案に係る第6の実施の形態が示されている。この第6の実施の形態は、押さえ具3を、駒状に形成している。そして、図6(a)・(b)に示すように、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に所定の高さの壁8を立設してトイレ本体1の全体に凹部10を形成し、この凹部10の四隅に押さえ具3を配置している。この押さえ具3は、トイレ本体1の凹部10における直角な隅部に合致するよう、全体が略直角三角形状に形成されている。
【0043】
図7には、本考案に係る第7の実施の形態が示されている。この第7の実施の形態は、押さえ具3を、棒状に形成している。そして、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に所定の高さの壁8を立設してトイレ本体1の全体に凹部10を形成し、この凹部10の両短辺に押さえ具3を配置している。
【0044】
図8には、本考案に係る第8の実施の形態が示されている。この第8の実施の形態は、図8(a)に示すように、押さえ具3を棒状に形成している。そして、図8(b)に示すように、押さえ具3のカバー体3Bの内側において、その両端部に磁石M若しくは金属Iを設置している。また、カバー体3Bの中央部分を若干上方に突出させてカバー体3Bの外側に凹部を設け、この凹部にゴム板等の滑り止め用の摩擦部材7を備えている。
【0045】
この他、図8(c)に示すように、押さえ具3のカバー体3Bの外側の両端部に凹部を設け、この凹部に磁石M若しくは金属Iはを設置しても良い。同様に、トイレ本体1における表面の両端部に凹部を設け、この凹部に磁石M若しくは金属Iを設置しても良い。
【0046】
図9には、本考案に係る第9の実施の形態が示されている。この第9の実施の形態は、トイレ本体1の磁石M若しくは金属Iの内側に上向きの突片11を設けている。そして、このトイレ本体1の突片11を跨ぐように押さえ具3に一対の下向きの突片12を設け、トイレ本体1に設けた上向きの突片11と、押さえ具3に設けた一対の下向きの突片12によりシーツ2の縁を挟んでトイレ本体1にシーツ2を固定している。
【0047】
【考案の効果】
本考案に係るペット用トイレは、トイレ本体1と、トイレ本体1に敷設したシーツ2と、シーツ2の押さえ具3とからなり、押さえ具3は、トイレ本体1の所定の位置に設置された金属Iに吸着する磁石Mを備え、或いは、トイレ本体1の所定の位置に設置された磁石Mに吸着する磁石M若しくは金属Iを備えているため、押さえ具3をトイレ本体1へ磁気的に吸着できる。そのため、押さえ具3のトイレ本体1への取り付け・取り外しがワンタッチで行え、トイレ本体1に敷設したシーツ2の交換等を誰もが即座に行うことができる。
【0048】
また、押さえ具3が、シーツ2の周囲全体に当接しているときは、トイレ本体1と押さえ具3の全体でシーツ2の周囲を挟み込んで、トイレ本体1にシーツ2を確実に固定できる。その結果、ペットがシーツ2の上に乗ってシーツ2に大きな負荷が加えられたような場合であっても、トイレ本体1に敷設したシーツ2に皺が生じたり、シーツ2の位置がずれることがない。
【0049】
さらに、押さえ具3が、シーツ2の一部に当接している場合であっても、押さえ具3のトイレ本体1への磁気的吸着により、所定の押圧力をもってシーツ2をトイレ本体1と押さえ具3により挟み込むため、トイレ本体1に敷設したシーツ2を確実に固定できる。
【0050】
また、押さえ具3の磁石M若しくは金属Iは、押さえ具3の内側若しくは外側のいずれかに設置され、トイレ本体1の磁石M若しくは金属Iも、トイレ本体1の内側若しくは外側のいずれかに設置されているので、押さえ具3を磁気的吸着によりトイレ本体1へ確実に固定できる。このとき、磁石M若しくは金属Iを、押さえ具3とトイレ本体1の内側に設置したときには、ペットの尿や糞等が磁石Mや金属Iを保持している部分の隙間等に付着する事態を回避して、ペット用トイレの掃除を極めて簡単に行うことができる。
【0051】
加えて、押さえ具3が枠状に形成されているときは、トイレ本体1と押さえ具3によりシーツ2の周囲全体を挟み込んで、トイレ本体1にシーツ2を確実に固定できる。その結果、ペットがシーツ2の上で激しく動いたような場合であっても、シーツ2の位置がずれることを防止できる。よって、大型のペットや、運動量の多いペットのトイレとして好ましいものとなる。
【0052】
また、押さえ具3が棒状に形成されているときも、押さえ具3のトイレ本体1への磁気的吸着により、所定の押圧力をもってシーツ2をトイレ本体1と押さえ具3により挟み込むため、トイレ本体1に敷設したシーツ2を確実に固定できる。
【0053】
この他、押さえ具3が駒状に形成されているときは、トレイ本体1にシーツ2を確実に固定できると共に、シーツ2において可能な限り広い面積をペットのトイレとして有効に活用することができる。よって、シーツ2が比較的に小さく形成されている小型のペットのトイレとして好ましいものとなる。
【0054】
また、押さえ具3を、ヒンジ部6を介してトイレ本体1に回動可能に取り付けたときには、押さえ具3のヒンジ部6と反対側の端部を手で持ち上げることで、シーツ2を挟み込んでいる押さえ具3を回動させ、シーツ2の交換等が極めて簡単となる。
【0055】
さらに、押さえ具3が滑り止め用の摩擦部材7を備えているときは、この摩擦部在7がシーツ2に当接して、トイレ本体1に敷設したシーツ2の位置がずれることを確実に阻止できる。
【0056】
また、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に内向きの傾斜面4を設けてトイレ本体1の全体に凹部10を形成し、この凹部10にシーツ2と押さえ具3を配置し、押さえ具3の底部に、トイレ本体1の傾斜面4に合致する傾斜面5を設けているときは、トイレ本体1の傾斜面4と押さえ具3の傾斜面5により適度な摩擦力を保持しながらシーツ2を挟み込むため、トイレ本体1に敷設したシーツ2を押さえ具3により確実に固定できる。そして、トイレ本体1の傾斜面4により、シーツ2にしみ込んだ尿がシーツ2の縁部における上方に移動するようなことがなく、シーツ2からの尿の漏れを確実に防止できる。
【0057】
加えて、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に所定の高さの壁8を立設してトイレ本体1の全体に凹部10を形成し、この凹部10にシーツ2と押さえ具3を配置したときは、トイレ本体1の壁8により、ペットの尿や糞がトイレ本体1の外側に流れ出る事態を確実に阻止できる。
【0058】
また、トイレ本体1のシーツ2を敷設する面、及び、押さえ具3のシーツ2への当接面が、フラット状に形成されているので、トイレ本体1等が汚れたときは、これを雑巾等で拭くことで、その汚れを簡単に落とすことができる。また、ペット用トイレ全体がフラット状に形成されているため、ペットの汚れが所定の凹凸部分や細かい隙間等に入り込むこともなく、ペット用トイレの掃除が極めて簡単である。
【0059】
この他、ペット用トイレの全体がフラット状に形成され、ペット用トイレを構成する部材がシンプルな形状であるため、ペット用トイレの製作が極めて容易となる。その結果、大量生産に適した商品となり、ペット用トイレの製造コストも低く抑えることができる。そして、製造段階において使用する金型も、安価に製作することができる。
【0060】
また、押さえ具3は、所定形状の押圧体3Aと、押圧体3Aの下面に配置した板状の磁石M若しくは金属Iと、押圧体3Aの下面に磁石M若しくは金属Iを固定するカバー体3Bとから成るので、押圧体3Aの下面に配置した磁石M若しくは金属Iをカバー体3Bにより挟んで、磁石M若しくは金属Iを押圧体3Aの下面に確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態を示したもので、(a)はフラット状のトイレ本体と、トイレ本体に敷設するシーツと、シーツを固定する枠状の押さえ具からなるペット用トイレの分解斜視図、(b)は同様の分解断面図、(c)はトイレ本体と押さえ具の底部に傾斜面を設けているペット用トイレの分解断面図である。
【図2】本考案の第2の実施の形態を示したもので、(a)は凹部を備えたトイレ本体を用いたペット用トイレの分解斜視図、(b)は同様の分解断面図である。
【図3】本考案の第3の実施の形態を示したもので、(a)は押さえ具をトイレ本体に回動可能に取り付けたペット用トイレの斜視図、(b)は凹部を備えたトイレ本体に押さえ具を回動可能に取り付けたペット用トイレの斜視図である。
【図4】本考案の第4の実施の形態を示したもので、(a)は駒状の押さえ具を用いたペット用トイレの分解斜視図、(b)は同様の分解断面図である。
【図5】本考案の第5の実施の形態を示したもので、(a)は棒状の押さえ具を用いたペット用トイレの分解斜視図、(b)は同様の分解断面図である。
【図6】本考案の第6の実施の形態を示したもので、(a)は駒状の押さえ具をトイレ本体の凹部の四隅に配置したペット用トイレの分解斜視図、(b)は同様の分解断面図である。
【図7】本考案の第7の実施の形態を示したもので、棒状の押さえ具をトレイ本体の凹部に配置したペット用トイレの分解斜視図である。
【図8】本考案の第8の実施の形態を示したもので、(a)はフラット状のトイレ本体に棒状の押さえ具を配置したペット用トイレの分解斜視図、(b)は押さえ具に摩擦部材を備えたペット用トイレの分解断面図、(c)はトイレ本体と押さえ具への磁石若しくは金属の取付例を示したペット用トイレの分解断面図である。
【図9】本考案の第9の実施の形態を示したもので、係合する突片によりシーツを挟んだ状態のペット用トイレの分解断面図である。
【図10】従来のペット用トイレにおける押さえ枠を用いたトイレ本体へのシーツの固定状態を示した断面図である。
【符号の説明】
M…磁石 I…金属
1…トイレ本体 2…シーツ
3…押さえ具 3A…押圧体
3B…カバー体 3C…把手部
4…傾斜面 5…傾斜面
6…ヒンジ部 7…摩擦部材
8…壁 10…凹部
11…突片 12…突片
100…トイレ本体 101…突片
102…押さえ枠 103…突片
104…シーツ
【考案の属する技術分野】
本考案は、犬や猫等のペットが使用するペット用トイレであり、特に、トイレ本体に敷設したシーツを、磁気的吸着によりトイレ本体に固定する押さえ具を備えているペット用トイレに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のペット用トイレは、トイレ本体と、トイレ本体に敷設したシーツと、シーツをトイレ本体に固定する押さえ枠を備えているものが一般的である。
【0003】
このようなペット用トイレにおいては、例えば、図10に示すように、トイレ本体100の周囲に上向きの突片101を設け、このトイレ本体100の突片101を跨ぐように押さえ枠102に一対の下向きの突片103を設け、トイレ本体100に設けた上向きの突片101と、押さえ枠102に設けた一対の下向きの突片103によりシーツ104の縁を挟んでトイレ本体100にシーツ104を固定していた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−56522号公報
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のペット用トイレにおけるシーツの固定構造では、例えば、トイレ本体に設けた上向きの突片と、この突片を跨ぐように押さえ枠に設けた一対の下向きの突片によりシーツを挟み込むため、トイレ本体と押さえ枠に複数の凹凸部が形成されることとなり、突片の基端部近傍にいわゆる隅部が生じる。
【0006】
そして、この隅部にペットの尿や糞等が付着すると、汚れをきれいに落とすことが困難で、ペット用トイレの掃除が非常に面倒となる弊害が生じていた。
【0007】
そこで、本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、トイレ本体に敷設したシーツを確実に固定すると共に、シーツの交換も容易で、しかも、トイレ本体の掃除が極めて簡単なペット用トイレを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本考案に係るペット用トイレは、トイレ本体と、トイレ本体に敷設したシーツと、シーツの押さえ具とからなり、押さえ具は、トイレ本体の所定の位置に設置された金属に吸着する磁石を備え、或いは、トイレ本体の所定の位置に設置された磁石に吸着する磁石若しくは金属を備え、トイレ本体への磁気的吸着によりシーツをトイレ本体に固定することで、上述した課題を解決した。
【0009】
また、押さえ具は、シーツの周囲全体若しくはその一部をトイレ本体に固定することで、同じく上述した課題を解決した。
【0010】
さらに、押さえ具の磁石若しくは金属は、押さえ具の内側若しくは外側のいずれかに設置され、トイレ本体の磁石若しくは金属も、トイレ本体の内側若しくは外側のいずれかに設置されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0011】
また、押さえ具は、枠状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0012】
加えて、押さえ具は、棒状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0013】
また、押さえ具は、駒状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0014】
この他、押さえ具は、ヒンジ部を介してトイレ本体に回動可能に取り付けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0015】
また、押さえ具は、滑り止め用の摩擦部材を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0016】
さらに、シーツを敷設するトイレ本体の周囲に内向きの傾斜面を設けてトイレ本体の全体に凹部を形成し、この凹部にシーツと押さえ具を配置し、押さえ具の底部に、トイレ本体の傾斜面に合致する傾斜面を設けていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0017】
また、シーツを敷設するトイレ本体の周囲に所定の高さの壁を立設してトイレ本体の全体に凹部を形成し、この凹部にシーツと押さえ具を配置したことで、同じく上述した課題を解決した。
【0018】
加えて、トイレ本体のシーツを敷設する面、及び、押さえ具のシーツへの当接面が、フラット状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0019】
また、押さえ具は、所定形状の押圧体と、押圧体の下面に配置した板状の磁石若しくは金属と、押圧体の下面に磁石若しくは金属を固定するカバー体とから成ることで、同じく上述した課題を解決した。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下に、図面を参照して本考案の第1の実施の形態を説明する。本考案に係るペット用トイレは、例えば、犬や猫等のペットが、トイレとして使用するものである。このペット用トイレは、図1(a)に示すように、トイレ本体1と、トイレ本体1に敷設したシーツ2と、シーツ2の押さえ具3とからなる。このトイレ本体1と押さえ具3は、例えば、合成樹脂等を用いて形成されている。
【0021】
トイレ本体1は、図1(a)に示すように、所定の厚みを有する長方形状に形成されている。このトイレ本体1は、例えば、図1(b)に示すように、長方形の板の周囲全体を下方に向けて折曲し、トイレ本体1で所定の厚みを備えている。また、トイレ本体1のシーツ2を敷設する表面を、フラット状に形成している。さらに、トイレ本体1の裏面側は、所定の空間を備えた構成となっている。
【0022】
このトイレ本体1の表面に敷設するシーツ2は、トイレ本体1の形状に合わせて、長方形状に形成されている。
【0023】
一方、押さえ具3は、トイレ本体1への磁気的吸着により、トイレ本体1に敷設したシーツ2を固定するものである。この押さえ具3は、図1(a)に示すように、トイレ本体1の形状に合わせて、長方形の枠状に形成されている。このように押さえ具3を枠状に形成することにより、トイレ本体1に敷設したシーツ2の周囲全体を押さえ具3によりしっかりと固定できる。
【0024】
この押さえ具3は、図1(b)に示すように、トイレ本体1における裏面側の周囲に設置した金属Iに吸着する磁石Mを備えている。或いは、押さえ具3は、トイレ本体1における裏面側の周囲に設置した磁石Mに吸着する磁石M若しくは金属Iを備えている。トイレ本体1に設置した金属I若しくは磁石Mは、いずれも細長い薄板であり、トイレ本体1の周囲に沿って全体で長方形の枠を形成するようにトイレ本体1に設置されている。
【0025】
そして、トイレ本体1に敷設したシーツ2を固定する押さえ具3も長方形の枠状に形成され、この枠の下面に細長い薄板である磁石M若しくは金属Iを備えることで、押さえ具3の磁石M若しくは金属Iは、全体で長方形の枠を形成している。
【0026】
押さえ具3の具体的な構成は、例えば、図1(a)・(b)に示すように、長方形の枠状で、断面が下向きの略コ字形に形成された押圧体3Aと、押圧体3Aの下面に配置した板状の磁石M若しくは金属Iと、同じく長方形の枠状で、断面が上向きの略コ字形に形成されたカバー体3Bとから成る。カバー体3Bは、上向きの両垂設片の内壁が、下方から押圧体3Aの側壁の外側に嵌合し、押圧体3Aの下面に配置した磁石M若しくは金属Iを、押圧体3Aとカバー体3Bにより挟み込んで、磁石M若しくは金属Iを押圧体3Aの下面に固定している。
【0027】
また、図1(c)に示すように、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に内向きの傾斜面4を設けて、トイレ本体1の全体に凹部10を形成しても良い。このとき、シーツ2を固定する押さえ具3の底部に、トイレ本体1の傾斜面4に合致する傾斜面5を設ける。そして、トイレ本体1における内向きの傾斜面4の裏側には、磁石M若しくは金属Iのいずれかが設置されている。また、押さえ具3は、枠を構成する押圧体3Aの両側壁において、内側の側壁を長く形成し、外側の側壁を短く形成することで、押圧体3Aの下面に配置した板状の磁石M若しくは金属Iを、トイレ本体1の傾斜面4に合致するように傾けている。これにより、押圧体3Aの下面に磁石M若しくは金属Iを固定するカバー体3Bも、トイレ本体1の傾斜面4に合致する傾斜面5を備えることとなる。
【0028】
この他、図1(b)に示すように、トイレ本体1のシーツ2を敷設する面、及び、押さえ具3のシーツ2への当接面を、平らとなるフラット状に形成している。また、図1(c)に示すように、トイレ本体1のシーツ2を敷設する面、及び、押さえ具3のシーツ2への当接面が、若干の高さ幅を備えたフラット状に形成しても良い。
【0029】
尚、押さえ具3の磁石M若しくは金属Iは、押さえ具3のカバー体3Bの外側に設置されていても良い。また、トイレ本体1の磁石M若しくは金属Iも、トイレ本体1の表面に設置しても良い。
【0030】
次に、上述した第1の実施の形態におけるペット用トイレの使用の一例を説明する。まず、ペット用トイレを使用するときは、図1(a)に示すように、トイレ本体1の表面にシーツ2を敷設し、シーツ2の上方から押さえ具3を載せる。このとき、トイレ本体1に敷設したシーツ2の周囲全体は、押さえ具3のトイレ本体1への磁気的吸着により、押さえ具3とトイレ本体1で挟み込まれた状態となり、シーツ2がトイレ本体1に固定される。そして、シーツ2が汚れたときは、トイレ本体1から押さえ具3を取り外し、新しいシーツ2に交換してから、再び押さえ具3をシーツ2の上に載せて、トイレ本体1にシーツ2を固定する。
【0031】
図2には、本考案に係る第2の実施の形態が示されている。尚、以下に述べる第2乃至第9の実施の形態において、第1の実施の形態における構成と略同じ部分には、同じ符号を付すことで、その詳細な説明を省略する。
【0032】
この第2の実施の形態は、図2(a)・(b)に示すように、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に所定の高さの壁8を立設してトイレ本体1の表面全体に凹部10を形成し、この凹部10にシーツ2と押さえ具3を配置している。
【0033】
従って、トイレ本体1の凹部10にシーツ2を敷設し、押さえ具3をシーツ2の上に乗せたときは、トイレ本体1の凹部10に押さえ具3が嵌合した状態となる。すなわち、押さえ具3のカバー体3Bの両垂設片の外側が、トイレ本体1の凹部10を形成する壁8の内側に当接し、シーツ2をしっかりとトイレ本体1の凹部10に固定するのである。
【0034】
図3には、本考案に係る第3の実施の形態が示されている。この第3実施の形態は、図3(a)に示すように、押さえ具3を枠状に形成し、この押さえ具3をヒンジ部6を介してトイレ本体1に回動可能に取り付けている。
【0035】
具体的には、図3(a)に示すように、トイレ本体1の表面がフラット状に形成されているトイレ本体1の端部に一対のヒンジ部6を設け、押さえ具3の端部をこのヒンジ部6に固定している。
【0036】
また、図3(b)に示すように、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に所定の高さの壁8を立設してトイレ本体1の表面全体に凹部10を形成し、この凹部10における端部の所定の位置に一対のヒンジ部6設け、押さえ具3の端部をこのヒンジ部6に固定している。
【0037】
この第3の実施の形態では、押さえ具3のヒンジ部6と反対側の端部を手で持ち上げることで、シーツ2を挟み込んでいる押さえ具3を回動させ、シーツ2の交換等が極めて簡単となる。尚、棒状の押さえ具3を、ヒンジ部6を介してトイレ本体1に取り付けても良い。また、駒状の押さえ具3に所定の棒部材を取り付け、この棒部材をヒンジ部6に固定し、駒状の押さえ具3をトイレ本体1に回動可能に取り付けて良い。
【0038】
図4には、本考案に係る第4の実施の形態が示されている。この第4の実施の形態は、図4(a)に示すように、駒状の押さえ具3を用いている。この押さえ具3は、例えば、図4(b)に示すように、円形の押圧体3Aと、押圧体3Aの下面に配置した円形板状の磁石M若しくは金具Iと、上向きの円形に形成されたカバー体3Bとから成る。カバー体3Bは、上向きの垂設片の内壁が、下方から押圧体3Aの側壁の外側に嵌合し、押圧体3Aの下面に配置した磁石M若しくは金属Iを、押圧体3Aとカバー体3Bにより挟み込んで、磁石M若しくは金属Iを押圧体3Aの下面に固定している。
【0039】
そして、トイレ本体1の裏面の四隅に磁石M若しくは金属Iのいずれかを設置し、トイレ本体1の表面にシーツ2を敷設し、シーツ2の四隅に押さえ具3を配置して、トイレ本体1にシーツ2を固定している。また、押さえ具3の上部には把手部3Cが設けられ、押さえ具3を手でつまみ易くしている。
【0040】
図5には、本考案に係る第5の実施の形態が示されている。この第5の実施の形態は、図5(a)に示すように、押さえ具3を、棒状に形成している。この押さえ具3は、長方形に形成されたトイレ本体1における短辺に合致する長さを有している。また、押さえ具3は、蒲鉾形の押圧体3Aと、押圧体3Aの下面に配置した板状の磁石M若しくは金属Iと、長方形で断面が上向きの略コ字形に形成されたカバー体3Bとから成る。
【0041】
そして、押さえ具3は、図5(b)に示すように、カバー体3Aの長手方向における両端部と中央部の計3箇所に、板状の磁石M若しくは金属Iを設置している。同様に、トイレ本体1における両短辺の裏面においても、両端部と中央部の計3箇所に、板状の磁石M若しくは金属Iを設置している。
【0042】
図6には、本考案に係る第6の実施の形態が示されている。この第6の実施の形態は、押さえ具3を、駒状に形成している。そして、図6(a)・(b)に示すように、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に所定の高さの壁8を立設してトイレ本体1の全体に凹部10を形成し、この凹部10の四隅に押さえ具3を配置している。この押さえ具3は、トイレ本体1の凹部10における直角な隅部に合致するよう、全体が略直角三角形状に形成されている。
【0043】
図7には、本考案に係る第7の実施の形態が示されている。この第7の実施の形態は、押さえ具3を、棒状に形成している。そして、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に所定の高さの壁8を立設してトイレ本体1の全体に凹部10を形成し、この凹部10の両短辺に押さえ具3を配置している。
【0044】
図8には、本考案に係る第8の実施の形態が示されている。この第8の実施の形態は、図8(a)に示すように、押さえ具3を棒状に形成している。そして、図8(b)に示すように、押さえ具3のカバー体3Bの内側において、その両端部に磁石M若しくは金属Iを設置している。また、カバー体3Bの中央部分を若干上方に突出させてカバー体3Bの外側に凹部を設け、この凹部にゴム板等の滑り止め用の摩擦部材7を備えている。
【0045】
この他、図8(c)に示すように、押さえ具3のカバー体3Bの外側の両端部に凹部を設け、この凹部に磁石M若しくは金属Iはを設置しても良い。同様に、トイレ本体1における表面の両端部に凹部を設け、この凹部に磁石M若しくは金属Iを設置しても良い。
【0046】
図9には、本考案に係る第9の実施の形態が示されている。この第9の実施の形態は、トイレ本体1の磁石M若しくは金属Iの内側に上向きの突片11を設けている。そして、このトイレ本体1の突片11を跨ぐように押さえ具3に一対の下向きの突片12を設け、トイレ本体1に設けた上向きの突片11と、押さえ具3に設けた一対の下向きの突片12によりシーツ2の縁を挟んでトイレ本体1にシーツ2を固定している。
【0047】
【考案の効果】
本考案に係るペット用トイレは、トイレ本体1と、トイレ本体1に敷設したシーツ2と、シーツ2の押さえ具3とからなり、押さえ具3は、トイレ本体1の所定の位置に設置された金属Iに吸着する磁石Mを備え、或いは、トイレ本体1の所定の位置に設置された磁石Mに吸着する磁石M若しくは金属Iを備えているため、押さえ具3をトイレ本体1へ磁気的に吸着できる。そのため、押さえ具3のトイレ本体1への取り付け・取り外しがワンタッチで行え、トイレ本体1に敷設したシーツ2の交換等を誰もが即座に行うことができる。
【0048】
また、押さえ具3が、シーツ2の周囲全体に当接しているときは、トイレ本体1と押さえ具3の全体でシーツ2の周囲を挟み込んで、トイレ本体1にシーツ2を確実に固定できる。その結果、ペットがシーツ2の上に乗ってシーツ2に大きな負荷が加えられたような場合であっても、トイレ本体1に敷設したシーツ2に皺が生じたり、シーツ2の位置がずれることがない。
【0049】
さらに、押さえ具3が、シーツ2の一部に当接している場合であっても、押さえ具3のトイレ本体1への磁気的吸着により、所定の押圧力をもってシーツ2をトイレ本体1と押さえ具3により挟み込むため、トイレ本体1に敷設したシーツ2を確実に固定できる。
【0050】
また、押さえ具3の磁石M若しくは金属Iは、押さえ具3の内側若しくは外側のいずれかに設置され、トイレ本体1の磁石M若しくは金属Iも、トイレ本体1の内側若しくは外側のいずれかに設置されているので、押さえ具3を磁気的吸着によりトイレ本体1へ確実に固定できる。このとき、磁石M若しくは金属Iを、押さえ具3とトイレ本体1の内側に設置したときには、ペットの尿や糞等が磁石Mや金属Iを保持している部分の隙間等に付着する事態を回避して、ペット用トイレの掃除を極めて簡単に行うことができる。
【0051】
加えて、押さえ具3が枠状に形成されているときは、トイレ本体1と押さえ具3によりシーツ2の周囲全体を挟み込んで、トイレ本体1にシーツ2を確実に固定できる。その結果、ペットがシーツ2の上で激しく動いたような場合であっても、シーツ2の位置がずれることを防止できる。よって、大型のペットや、運動量の多いペットのトイレとして好ましいものとなる。
【0052】
また、押さえ具3が棒状に形成されているときも、押さえ具3のトイレ本体1への磁気的吸着により、所定の押圧力をもってシーツ2をトイレ本体1と押さえ具3により挟み込むため、トイレ本体1に敷設したシーツ2を確実に固定できる。
【0053】
この他、押さえ具3が駒状に形成されているときは、トレイ本体1にシーツ2を確実に固定できると共に、シーツ2において可能な限り広い面積をペットのトイレとして有効に活用することができる。よって、シーツ2が比較的に小さく形成されている小型のペットのトイレとして好ましいものとなる。
【0054】
また、押さえ具3を、ヒンジ部6を介してトイレ本体1に回動可能に取り付けたときには、押さえ具3のヒンジ部6と反対側の端部を手で持ち上げることで、シーツ2を挟み込んでいる押さえ具3を回動させ、シーツ2の交換等が極めて簡単となる。
【0055】
さらに、押さえ具3が滑り止め用の摩擦部材7を備えているときは、この摩擦部在7がシーツ2に当接して、トイレ本体1に敷設したシーツ2の位置がずれることを確実に阻止できる。
【0056】
また、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に内向きの傾斜面4を設けてトイレ本体1の全体に凹部10を形成し、この凹部10にシーツ2と押さえ具3を配置し、押さえ具3の底部に、トイレ本体1の傾斜面4に合致する傾斜面5を設けているときは、トイレ本体1の傾斜面4と押さえ具3の傾斜面5により適度な摩擦力を保持しながらシーツ2を挟み込むため、トイレ本体1に敷設したシーツ2を押さえ具3により確実に固定できる。そして、トイレ本体1の傾斜面4により、シーツ2にしみ込んだ尿がシーツ2の縁部における上方に移動するようなことがなく、シーツ2からの尿の漏れを確実に防止できる。
【0057】
加えて、シーツ2を敷設するトイレ本体1の周囲に所定の高さの壁8を立設してトイレ本体1の全体に凹部10を形成し、この凹部10にシーツ2と押さえ具3を配置したときは、トイレ本体1の壁8により、ペットの尿や糞がトイレ本体1の外側に流れ出る事態を確実に阻止できる。
【0058】
また、トイレ本体1のシーツ2を敷設する面、及び、押さえ具3のシーツ2への当接面が、フラット状に形成されているので、トイレ本体1等が汚れたときは、これを雑巾等で拭くことで、その汚れを簡単に落とすことができる。また、ペット用トイレ全体がフラット状に形成されているため、ペットの汚れが所定の凹凸部分や細かい隙間等に入り込むこともなく、ペット用トイレの掃除が極めて簡単である。
【0059】
この他、ペット用トイレの全体がフラット状に形成され、ペット用トイレを構成する部材がシンプルな形状であるため、ペット用トイレの製作が極めて容易となる。その結果、大量生産に適した商品となり、ペット用トイレの製造コストも低く抑えることができる。そして、製造段階において使用する金型も、安価に製作することができる。
【0060】
また、押さえ具3は、所定形状の押圧体3Aと、押圧体3Aの下面に配置した板状の磁石M若しくは金属Iと、押圧体3Aの下面に磁石M若しくは金属Iを固定するカバー体3Bとから成るので、押圧体3Aの下面に配置した磁石M若しくは金属Iをカバー体3Bにより挟んで、磁石M若しくは金属Iを押圧体3Aの下面に確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態を示したもので、(a)はフラット状のトイレ本体と、トイレ本体に敷設するシーツと、シーツを固定する枠状の押さえ具からなるペット用トイレの分解斜視図、(b)は同様の分解断面図、(c)はトイレ本体と押さえ具の底部に傾斜面を設けているペット用トイレの分解断面図である。
【図2】本考案の第2の実施の形態を示したもので、(a)は凹部を備えたトイレ本体を用いたペット用トイレの分解斜視図、(b)は同様の分解断面図である。
【図3】本考案の第3の実施の形態を示したもので、(a)は押さえ具をトイレ本体に回動可能に取り付けたペット用トイレの斜視図、(b)は凹部を備えたトイレ本体に押さえ具を回動可能に取り付けたペット用トイレの斜視図である。
【図4】本考案の第4の実施の形態を示したもので、(a)は駒状の押さえ具を用いたペット用トイレの分解斜視図、(b)は同様の分解断面図である。
【図5】本考案の第5の実施の形態を示したもので、(a)は棒状の押さえ具を用いたペット用トイレの分解斜視図、(b)は同様の分解断面図である。
【図6】本考案の第6の実施の形態を示したもので、(a)は駒状の押さえ具をトイレ本体の凹部の四隅に配置したペット用トイレの分解斜視図、(b)は同様の分解断面図である。
【図7】本考案の第7の実施の形態を示したもので、棒状の押さえ具をトレイ本体の凹部に配置したペット用トイレの分解斜視図である。
【図8】本考案の第8の実施の形態を示したもので、(a)はフラット状のトイレ本体に棒状の押さえ具を配置したペット用トイレの分解斜視図、(b)は押さえ具に摩擦部材を備えたペット用トイレの分解断面図、(c)はトイレ本体と押さえ具への磁石若しくは金属の取付例を示したペット用トイレの分解断面図である。
【図9】本考案の第9の実施の形態を示したもので、係合する突片によりシーツを挟んだ状態のペット用トイレの分解断面図である。
【図10】従来のペット用トイレにおける押さえ枠を用いたトイレ本体へのシーツの固定状態を示した断面図である。
【符号の説明】
M…磁石 I…金属
1…トイレ本体 2…シーツ
3…押さえ具 3A…押圧体
3B…カバー体 3C…把手部
4…傾斜面 5…傾斜面
6…ヒンジ部 7…摩擦部材
8…壁 10…凹部
11…突片 12…突片
100…トイレ本体 101…突片
102…押さえ枠 103…突片
104…シーツ
Claims (12)
- トイレ本体と、トイレ本体に敷設したシーツと、シーツの押さえ具とからなり、押さえ具は、トイレ本体の所定の位置に設置された金属に吸着する磁石を備え、或いは、トイレ本体の所定の位置に設置された磁石に吸着する磁石若しくは金属を備え、トイレ本体への磁気的吸着によりシーツをトイレ本体に固定することを特徴とするペット用トイレ。
- 押さえ具は、シーツの周囲全体若しくはその一部をトイレ本体に固定する請求項1に記載のペット用トイレ。
- 押さえ具の磁石若しくは金属は、押さえ具の内側若しくは外側のいずれかに設置され、トイレ本体の磁石若しくは金属も、トイレ本体の内側若しくは外側のいずれかに設置されている請求項1または2に記載のペット用トイレ。
- 押さえ具は、枠状に形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載のペット用トイレ。
- 押さえ具は、棒状に形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載のペット用トイレ。
- 押さえ具は、駒状に形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載のペット用トイレ。
- 押さえ具は、ヒンジ部を介してトイレ本体に回動可能に取り付けられている請求項4乃至6のいずれかに記載のペット用トイレ。
- 押さえ具は、滑り止め用の摩擦部材を備えている請求項1乃至7のいずれかに記載のペット用トイレ。
- シーツを敷設するトイレ本体の周囲に内向きの傾斜面を設けてトイレ本体の全体に凹部を形成し、この凹部にシーツと押さえ具を配置し、押さえ具の底部に、トイレ本体の傾斜面に合致する傾斜面を設けている請求項1乃至8のいずれかに記載のペット用トイレ。
- シーツを敷設するトイレ本体の周囲に所定の高さの壁を立設してトイレ本体の全体に凹部を形成し、この凹部にシーツと押さえ具を配置した請求項1乃至9のいずれかに記載のペット用トイレ。
- トイレ本体のシーツを敷設する面、及び、押さえ具のシーツへの当接面が、フラット状に形成されている請求項1乃至10のいずれかに記載のペット用トイレ。
- 押さえ具は、所定形状の押圧体と、押圧体の下面に配置した板状の磁石若しくは金属と、押圧体の下面に磁石若しくは金属を固定するカバー体とから成る請求項1乃至11のいずれかに記載のペット用トイレ。
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