JP2008030944A - 三角コーナー、三角コーナーの保持具及び水切り袋の保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】シンク底面が広く使えない、三角コーナー内の生ごみが水で濡れて腐りやすい、あるいは移動しやすいといった従来技術の欠点を解消した三角コーナー、三角コーナーの保持具及び水切り袋の保持具を提供する。
【解決手段】上縁側に3辺の縁部を有する三角コーナー1本体の前記3辺の縁部のうち隣接する2辺の縁部に外向きの係止用水平片4を、シンク8上縁のカウンター9に係止することにより前記カウンターに設置した三角コーナー。三角コーナーや保持具をそれらの本体に外向き形成した係止用水平片でカウンターの内縁部でシンクの上縁部に係止すると、三角コーナー等はその位置に保持されるため、僅かな力では移動することがなく、安定し、少なくとも前述の3種類の効果が得られる。
【選択図】図1
【解決手段】上縁側に3辺の縁部を有する三角コーナー1本体の前記3辺の縁部のうち隣接する2辺の縁部に外向きの係止用水平片4を、シンク8上縁のカウンター9に係止することにより前記カウンターに設置した三角コーナー。三角コーナーや保持具をそれらの本体に外向き形成した係止用水平片でカウンターの内縁部でシンクの上縁部に係止すると、三角コーナー等はその位置に保持されるため、僅かな力では移動することがなく、安定し、少なくとも前述の3種類の効果が得られる。
【選択図】図1
Description
本発明は、台所のシンクで使用する三角コーナー、三角コーナーの保持具及びコーナーの水切り袋の保持具に関し、より詳細には、シンク底面全体を有効に使用できる三角コーナー等に関する。
流し台のコーナーには、ステンレス製や樹脂製の三角コーナーが設置され、料理等で生じる生ごみなどを収容している。
従来の三角コーナーは、シンクの底面のコーナー部に固定することなく置かれていて、次のような欠点を有している。
(1)シンク底面に直接置くため、シンク底面の使用可能面積が小さくなり、食器などの洗浄が行いにくくなるだけでなく、シンク底面にすのこやマットを敷く際に邪魔になり、シンク底面が広く使えなくなる。
(2)三角コーナー内がシンク底面とほぼ等しい高さであるため、生ごみが水で濡れて腐りやすくなり、異臭発生の原因になる。
(3)三角コーナーが固定されていないため、人の手や水流で移動しやすい。
従来の三角コーナーは、シンクの底面のコーナー部に固定することなく置かれていて、次のような欠点を有している。
(1)シンク底面に直接置くため、シンク底面の使用可能面積が小さくなり、食器などの洗浄が行いにくくなるだけでなく、シンク底面にすのこやマットを敷く際に邪魔になり、シンク底面が広く使えなくなる。
(2)三角コーナー内がシンク底面とほぼ等しい高さであるため、生ごみが水で濡れて腐りやすくなり、異臭発生の原因になる。
(3)三角コーナーが固定されていないため、人の手や水流で移動しやすい。
これらの欠点か解消するために従来から種々の改良が提案されている。
特許文献1には、シンクの底面に凹部を形成してこの凹部に三角コーナーに相当する水切りカゴを嵌め込む排水構造(図1、図5)が提案されている。この構造では、水切りカゴからの排水のために、シンク底面より下のシンク内部に排水管を設置する必要があり、前記欠点は解消されるものの、シンクの構造が複雑になり、コストも大幅に上昇するため実用化されていない。
特許文献1には、シンクの底面に凹部を形成してこの凹部に三角コーナーに相当する水切りカゴを嵌め込む排水構造(図1、図5)が提案されている。この構造では、水切りカゴからの排水のために、シンク底面より下のシンク内部に排水管を設置する必要があり、前記欠点は解消されるものの、シンクの構造が複雑になり、コストも大幅に上昇するため実用化されていない。
特許文献2には、場所を取る三角コーナー自体をなくし、シンクの内側面に、1対の磁石を取り付けその間に水切り袋を挟んで取り付ける手法が開示されている。しかしシンクの材質は通常ステンレスであり、磁石を吸引しないため、水切り袋を取り付けることはできず、通常のシンクでは使用されない材質でシンクを構成しなければ水切り袋は取り付けられない。
特許文献3には、シンク底面に立てた3本の支柱に水切り袋を掛け渡した底のない三角コーナーが開示されている。この器具もシンク底面に置く形態であるため、動きやすく、底面の使用可能面積の増加には寄与できないという欠点がある。
特許文献3には、シンク底面に立てた3本の支柱に水切り袋を掛け渡した底のない三角コーナーが開示されている。この器具もシンク底面に置く形態であるため、動きやすく、底面の使用可能面積の増加には寄与できないという欠点がある。
特許文献4には、三角コーナー自体をなくし、シンクの内側面に、吸盤で設置した2個の枠に水切り袋を取り付ける手法が開示されている。しかし吸盤を使用すると、時間の経過とともに吸引力が低下して、前記枠が安定してシンク内面に設置できず、更に部品点数が増えて製造コストが嵩むという欠点がある。
特許文献5には、三角コーナーをなくし、ねじ付きのフックを流しの手前に固定し、ねじつきのフックに柄のついたざるを固定して、このざるに生ゴミなどを一時的に収容する器具が開示されている。通常のシンクの周縁にはねじつきのフックを締着する個所が殆どなく、その有用性には疑問があるとともに、開示された輪ゴムにより取付では十分な取り付け強度が得にくく、更に見栄えが悪いという欠点がある。
特許文献5には、三角コーナーをなくし、ねじ付きのフックを流しの手前に固定し、ねじつきのフックに柄のついたざるを固定して、このざるに生ゴミなどを一時的に収容する器具が開示されている。通常のシンクの周縁にはねじつきのフックを締着する個所が殆どなく、その有用性には疑問があるとともに、開示された輪ゴムにより取付では十分な取り付け強度が得にくく、更に見栄えが悪いという欠点がある。
このように従来の三角コーナーには、シンク底面が広く使えない、三角コーナー内の生ごみが水で濡れて腐りやすい、あるいは移動しやすいといった欠点があった。
これらの欠点を解消するために他の種々の提案がなされているが、いずれもコスト高になって実用的でない、材質に制限があるといった問題点がある。
本発明は、前記各欠点を解消するとともに、従来品に簡単な改良を加えるだけで実用化できる三角コーナー、三角コーナーの保持具及び水切り袋の保持具を提供することを目的とする。
これらの欠点を解消するために他の種々の提案がなされているが、いずれもコスト高になって実用的でない、材質に制限があるといった問題点がある。
本発明は、前記各欠点を解消するとともに、従来品に簡単な改良を加えるだけで実用化できる三角コーナー、三角コーナーの保持具及び水切り袋の保持具を提供することを目的とする。
本発明は、第1に、上縁側に3辺の縁部を有する三角コーナー本体の前記3辺の縁部のうち隣接する2辺の縁部に外向きの係止用水平片を設置したことを特徴とする三角コーナーであり、この三角コーナーは通常前記係止用水平片をシンク上縁のカウンターに係止して使用され、前記係止用水平片は2辺の上縁部ではなく、上縁部より下方に外向きに形成しても良い。
本発明は、第2に、上縁側に3辺の縁部を有する三角コーナー保持具の前記3辺の縁部のうち隣接する2辺の縁部に外向きの係止用水平片を設置した三角コーナー保持具の各3辺縁部より短径の3辺縁部を有する三角コーナーを前記三角コーナー保持具内に収容したことを特徴とする三角コーナー保持具であり、この三角コーナー保持具は、その底面にシンクのコーナーの対向部に向かう切り欠きと、そのシンクのコーナーの対向側の壁面に開口を有していても良い。
本発明は、第3に、上縁側に3辺の縁部を有する水切り袋保持具本体の前記3辺の縁部のうち隣接する2辺の縁部に外向きに形成した係止用水平片を、シンク上縁のカウンターに係止し、前記保持具本体に水切り袋を係止したことを特徴とする水切り袋保持具であり、この水切り袋保持具は、その底面にシンクのコーナーの対向部に向かう切り欠きと、そのシンクのコーナーの対向側の壁面に開口を有していても良い。
以下本発明を詳細に説明する。
まず本発明の三角コーナーについて説明する。
本発明の三角コーナーは、従来のシンクの底面に置いて使用する形態のものと異なり、三角コーナーの上縁の3辺の縁部のうちの2辺に外向きに係止用水平片を形成し、この係止用水平片をシンクの上縁部のカウンターの表面に当接させることにより、前記三角コーナー全体をカウンター内縁部でシンクの上縁部に前記シンクの底面に接触しないよう配置する。
まず本発明の三角コーナーについて説明する。
本発明の三角コーナーは、従来のシンクの底面に置いて使用する形態のものと異なり、三角コーナーの上縁の3辺の縁部のうちの2辺に外向きに係止用水平片を形成し、この係止用水平片をシンクの上縁部のカウンターの表面に当接させることにより、前記三角コーナー全体をカウンター内縁部でシンクの上縁部に前記シンクの底面に接触しないよう配置する。
この係止用水平片は三角コーナー本体と一体成形しても、従来の三角コーナーの上縁部に接着剤を使用して外向きに接着して一体化しても良い。
前記係止用水平片の幅は、三角コーナーの形状や重量、収容する生ごみの重量に応じて適宜調節できる。
前記係止用水平片の幅は、三角コーナーの形状や重量、収容する生ごみの重量に応じて適宜調節できる。
カウンターに係止された三角コーナーは、カウンターに接触する係止用水平片が三角コーナー本体の下方への移行を阻止し、当該本体の隣接する2辺の縁部とその下方に位置する壁面がシンクの内側面に当接して、前記本体の上部に加わる回転モーメントによる前記本体のカウンターからの離脱を防止する。
従って過度の力が加わらない限り、この三角コーナーはカウンターの内縁部でシンクの上縁部に係止されて、その位置に保持される。
従って過度の力が加わらない限り、この三角コーナーはカウンターの内縁部でシンクの上縁部に係止されて、その位置に保持される。
この位置に保持されれば、前記三角コーナーの底面とシンク底面間に空間が確保され、この空間にすのこやマットを敷くことができ、又食器などを置く空間として利用することもでき、シンク内を広く使うことができる。
更に三角コーナーの底面がシンク底面に接触していないため、三角コーナー中の生ごみが水道水に接触する可能性が低く、生ごみが水に接触して腐敗が進行することが殆どない。
しかもこの三角コーナーはカウンター内縁部でシンクの上縁部に係止されてその位置に保持されるため、僅かな力では移動することがなく、安定する。
更に三角コーナーの底面がシンク底面に接触していないため、三角コーナー中の生ごみが水道水に接触する可能性が低く、生ごみが水に接触して腐敗が進行することが殆どない。
しかもこの三角コーナーはカウンター内縁部でシンクの上縁部に係止されてその位置に保持されるため、僅かな力では移動することがなく、安定する。
この係止用水平片は、隣接する2辺の縁部の全長に亘って形成する必要はなく、各縁部の一部に形成しても良い。
更に前記係止用水平片は三角コーナーの上縁部に外向き形成する必要はなく、三角コーナーの上縁部より下方に外向き形成しても良い。この形態では三角コーナーの上縁部は前記カウンターより上方に位置するが、三角コーナー底面とシンク底面間の距離を長く取ることができる。
更に前記係止用水平片は三角コーナーの上縁部に外向き形成する必要はなく、三角コーナーの上縁部より下方に外向き形成しても良い。この形態では三角コーナーの上縁部は前記カウンターより上方に位置するが、三角コーナー底面とシンク底面間の距離を長く取ることができる。
本発明の三角コーナーは従来の三角コーナーと比較して、係止用水平片の形成が必須となるだけであり、この係止用水平片を本体と一体成形するか、本体に接着するだけで製造できる。従って従来の三角コーナーと比較して製造コストの上昇や加工の手間の増加が僅かであり、コスト増に対して得られる効果が大きい。
この三角コーナーは、その底面でシンク底面に接触して置かれるのではないため、従来の三角コーナーが有していた脚が不要になり、その分加工費が低減できる。そのため前述したコスト増に対して得られる効果が更に大きくなる。
この三角コーナーには従来と同じように水切り用の多数の孔を底面及び側面に形成しておくこどが望ましい。更にこの三角コーナーはこのまま使用しても、その縁部に水切り袋を掛けて使用しても良い。後者の場合には水切り袋が落ちない範囲で、三角コーナー底面に比較的大径の孔を形成しておいても良い。
この三角コーナーには従来と同じように水切り用の多数の孔を底面及び側面に形成しておくこどが望ましい。更にこの三角コーナーはこのまま使用しても、その縁部に水切り袋を掛けて使用しても良い。後者の場合には水切り袋が落ちない範囲で、三角コーナー底面に比較的大径の孔を形成しておいても良い。
次に本発明の三角コーナーの保持具について説明する。
この三角コーナーの保持具は、前述の本発明の三角コーナーより全体的にやや大きくなるよう成形する。つまりこの三角コーナー保持具内の空間に通常形態の三角コーナーが位置できるようにする。
この三角コーナーの保持具は、前述の本発明の三角コーナーより全体的にやや大きくなるよう成形する。つまりこの三角コーナー保持具内の空間に通常形態の三角コーナーが位置できるようにする。
この三角コーナー保持具内の空間には、三角コーナーが着脱自在であるため、使用して生ごみ等で汚れた三角コーナーを新しい三角コーナーと交換し、その間に使用済み三角コーナーを洗剤などに漬け置きして清浄化することも可能である。
この三角コーナー保持具は通常形態の三角コーナーを保持できれば十分で、前述した本発明の三角コーナーのように、生ごみが直接接触したり生ごみを直接収容する訳ではない。従って、その底面にシンクのコーナーの対向部に向かう切り欠きと、そのシンクのコーナーの対向側の壁面に開口を有したり、シンク内側面に接触する面に開口を形成したりしても良い。
この三角コーナーの保持具でも、前述の三角コーナーと同様に、シンク底面が広く使える、生ごみが水で濡れて腐らない、三角コーナーが人の手や水流で移動しない、という効果が得られる。
この三角コーナーの保持具でも、前述の三角コーナーと同様に、シンク底面が広く使える、生ごみが水で濡れて腐らない、三角コーナーが人の手や水流で移動しない、という効果が得られる。
次に水切り袋保持具を説明する。
前記2辺の縁部に形成した外向きの係止用水平片を、シンク上縁のカウンターに係止することにより前記カウンターに設置し、更に切り欠きや開口を形成した保持具は、前述したように三角コーナーを収容するのではなく、その中に水切り袋を設けて使用しても良い。この態様では、水切り袋の外縁の一部を前記係止用水平片とカウンターで挟持して確実に保持できる。この態様でもシンク底面が広く使える、生ごみが水で濡れて腐らない、保持具が人の手や水流で移動しない、という効果が得られる。
前記2辺の縁部に形成した外向きの係止用水平片を、シンク上縁のカウンターに係止することにより前記カウンターに設置し、更に切り欠きや開口を形成した保持具は、前述したように三角コーナーを収容するのではなく、その中に水切り袋を設けて使用しても良い。この態様では、水切り袋の外縁の一部を前記係止用水平片とカウンターで挟持して確実に保持できる。この態様でもシンク底面が広く使える、生ごみが水で濡れて腐らない、保持具が人の手や水流で移動しない、という効果が得られる。
以上の通り、三角コーナーや保持具をそれらの本体に外向き形成した係止用水平片でカウンターの内縁部でシンクの上縁部に係止すると、三角コーナー等はその位置に保持されるため、僅かな力では移動することがなく、安定し、少なくとも前述の3種類の効果が得られる。
本発明に係る三角コーナー、三角コーナーの保持具及び水切り袋の保持具の実施例を添付図面を参照してより詳細に説明する。
図1は、本発明に係る三角コーナーをシンクに装着した状態を示す一実施例の斜視図、図2は同じく平面図、図3は同じく側面図である。
図1は、本発明に係る三角コーナーをシンクに装着した状態を示す一実施例の斜視図、図2は同じく平面図、図3は同じく側面図である。
本実施例の三角コーナー1は、それぞれの角が緩やかに湾曲し多数の排水孔が形成された三角形状の底面2のそれぞれの辺に上向きに3個の側壁3を連続成形し、これら3個の側壁3のうち、隣接する2個の側壁3の上縁部に外向きに係止用水平片4を連続成形し、両係止用水平片4の基端同士が連続するよう成形してある。前記3個の側壁3の少なくとも1面には多数の排水用スリット5を形成しておくことが望ましい。なお前記係止用水平片4は側壁3と連続成形せずに、側壁に接着剤等を使用して接着しても良い。
この三角コーナー1は、底面6に排水孔7が形成されたシンク8の上縁に連続成形されたカウンター9の内縁でシンクの上縁部に前記係止用水平片4を、当該係止用水平片4が前記カウンター9に接触して係止されるように固定する。
この状態で、前記三角コーナー1のコーナーと対向する側壁3に下向きの力が加わってもその力は他の2面の側壁3の外面をシンクの内側面2面に押し付けて三角コーナー1を保持する。
この状態で、前記三角コーナー1のコーナーと対向する側壁3に下向きの力が加わってもその力は他の2面の側壁3の外面をシンクの内側面2面に押し付けて三角コーナー1を保持する。
仮に三角コーナー1がカウンター9から外れても、三角コーナー1の係止用水平片4を再度カウンター9に係止することで再設置が可能である。
この三角コーナー1は従来の三角コーナーの上縁に係止用水平片4を形成するという簡単な加工で製造でき、この係止用水平片4をカウンター9に係止するだけで、三角コーナー1の底面がシンク8の底面より上方に位置するよう設置できる。
この三角コーナー1は従来の三角コーナーの上縁に係止用水平片4を形成するという簡単な加工で製造でき、この係止用水平片4をカウンター9に係止するだけで、三角コーナー1の底面がシンク8の底面より上方に位置するよう設置できる。
図4は、本発明の三角コーナーの他の実施例を示す平面図、図5は更に他の実施例を示す側面図である。これらの実施例は図1の実施例の改良に係り、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図4の三角コーナー1aの例では、図1で上縁部全長に亘って形成した係止用水平片を、上縁部の中央からコーナーから遠い先端部に亘る縁部にのみ係止用水平片4aとして形成している。この場合にも三角コーナー1aに加わる力は、係止用水平片4aが支持し、三角コーナー1aをシンクのコーナー部に保持できる。
図4の三角コーナー1aの例では、図1で上縁部全長に亘って形成した係止用水平片を、上縁部の中央からコーナーから遠い先端部に亘る縁部にのみ係止用水平片4aとして形成している。この場合にも三角コーナー1aに加わる力は、係止用水平片4aが支持し、三角コーナー1aをシンクのコーナー部に保持できる。
図5の三角コーナー1bの例では、係止用水平片4bを、三角コーナー1bの側壁3の上縁から距離「d」の個所に形成している。三角コーナー1bの高さを同一とすると、三角コーナー1bの底面はこの距離「d」だけシンク8の底面から遠ざかり、シンク8内の空間を更に広く使うことができる。
図6は、本発明の三角コーナー保持具の一実施例を示す斜視図、図7はその平面図である。
本実施例の三角コーナー保持具11は、それぞれの角が緩やかに湾曲し、3辺の側壁13よりやや内方に直角二等辺三角形の排水孔12が形成された三角形状の底面のそれぞれの辺に上向きに前記3個の側壁13を連続成形し、これら3個の側壁13のうち、隣接する2個の側壁13に外向きに係止用水平片14を連続成形し、両係止用水平片14の基端同士が連続するよう成形してある。なお前記係止用水平片14は側壁13と連続成形せずに、側壁に接着剤等を使用して接着しても良い。
本実施例の三角コーナー保持具11は、それぞれの角が緩やかに湾曲し、3辺の側壁13よりやや内方に直角二等辺三角形の排水孔12が形成された三角形状の底面のそれぞれの辺に上向きに前記3個の側壁13を連続成形し、これら3個の側壁13のうち、隣接する2個の側壁13に外向きに係止用水平片14を連続成形し、両係止用水平片14の基端同士が連続するよう成形してある。なお前記係止用水平片14は側壁13と連続成形せずに、側壁に接着剤等を使用して接着しても良い。
この三角コーナー保持具11は、底面16に排水孔17が形成されたシンク18の上縁に連続成形されたカウンター19の上縁でシンク18の側縁部に、前記係止用水平片14を、当該係止用水平片14が前記カウンター19に当接して係止されるように設置する。
この三角コーナー保持具11に力が加わっても、図1〜3の三角コーナーと同様にして三角コーナー保持具11が保持され、外れても再設置が可能である。
この三角コーナー保持具11に力が加わっても、図1〜3の三角コーナーと同様にして三角コーナー保持具11が保持され、外れても再設置が可能である。
この三角コーナー保持具11は係止用水平片14をカウンター19に係止するだけで、その底面がシンク18の底面より上方に位置するよう設置できる。
この三角コーナー保持具11の内部には、各辺が当該三角コーナー保持具11の対応辺より若干短く底面に多数の排水孔21が形成された三角コーナー20が収容される。
図示の例でも、三角コーナー20はカウンター19の内縁部に保持され、シンク18内の空間を有効利用し、収容する生ごみの腐敗を防止し、力が加わっても移動することがない。
この三角コーナー保持具11の内部には、各辺が当該三角コーナー保持具11の対応辺より若干短く底面に多数の排水孔21が形成された三角コーナー20が収容される。
図示の例でも、三角コーナー20はカウンター19の内縁部に保持され、シンク18内の空間を有効利用し、収容する生ごみの腐敗を防止し、力が加わっても移動することがない。
図8は、本発明の水切り袋保持具の一実施例を示す斜視図である。
本実施例の水切り袋保持具31は、それぞれの角が緩やかに湾曲した三角形状の底面34に、コーナーの対向部に向けて拡径する台形状の切り欠き33が形成され、コーナーと対向する側壁に、前記切り欠き33と連続する開口が形成されて、開口の両側に側壁32が構成され、図1と同様に係止用水平片14が一体成形されている。
この水切り袋保持具31には水切り袋35が掛けられ、この水切り袋35の中央は前記切り欠き33付近に位置し、コーナー側周辺部は前記係止用水平片14とカウンター19面に挟持され、他端側は前記開口両側の側壁32に係止されている。
本実施例の水切り袋保持具31は、それぞれの角が緩やかに湾曲した三角形状の底面34に、コーナーの対向部に向けて拡径する台形状の切り欠き33が形成され、コーナーと対向する側壁に、前記切り欠き33と連続する開口が形成されて、開口の両側に側壁32が構成され、図1と同様に係止用水平片14が一体成形されている。
この水切り袋保持具31には水切り袋35が掛けられ、この水切り袋35の中央は前記切り欠き33付近に位置し、コーナー側周辺部は前記係止用水平片14とカウンター19面に挟持され、他端側は前記開口両側の側壁32に係止されている。
この実施例では、水切り袋35を係止用水平片14とカウンター19で保持でき、その中に生ごみが溜まった場合には、水切り袋35を簡単に取り出すことができる。
なお図8の例では水切り袋保持具を示したが、図8の水切り袋保持具内に水切り袋を係止するのではなく、通常形態の三角コーナーを収容して三角コーナー保持具として使用しても良い。
なお図8の例では水切り袋保持具を示したが、図8の水切り袋保持具内に水切り袋を係止するのではなく、通常形態の三角コーナーを収容して三角コーナー保持具として使用しても良い。
1、1a、1b……三角コーナー 2……底面 3、13……側壁 4、4a、4b、14……係止用水平片 8、18……シンク 9……カウンター 11……三角コーナー保持具 13……側壁 9、19……カウンター 20……三角コーナー 31……水切り袋保持具 32……側壁 33……切り欠き 35……水切り袋
Claims (9)
- 上縁側に3辺の縁部を有する三角コーナー本体の前記3辺の縁部のうち隣接する2辺の縁部に外向きの係止用水平片を設置したことを特徴とする三角コーナー。
- 上縁側に3辺の縁部を有する三角コーナー本体の前記3辺の縁部のうち隣接する2辺の縁部に形成した外向きの係止用水平片を、シンク上縁のカウンターに係止することにより前記カウンターに設置したことを特徴とする三角コーナー。
- 隣接する2辺の縁部の全長に亘って係止用水平片を形成した請求項1又は2記載の三角コーナー。
- 隣接する2辺の縁部の一部に係止用水平片を形成した請求項1又は2記載の三角コーナー。
- 上縁側に3辺の縁部を有する三角コーナー本体の前記3辺の縁部のうち隣接する2辺の縁部より下方に外向きの係止用水平片を設置したことを特徴とする三角コーナー。
- 上縁側に3辺の縁部を有する三角コーナー保持具の前記3辺の縁部のうち隣接する2辺の縁部に外向きの係止用水平片を設置した三角コーナー保持具の各3辺縁部よりそれぞれ短径の3辺縁部を有する三角コーナーを、前記三角コーナー保持具内に収容したことを特徴とする三角コーナー保持具。
- その底面にシンクのコーナーの対向部に向かう切り欠きと、そのシンクのコーナーの対向側の壁面に開口を有する請求項6記載の三角コーナー保持具。
- 上縁側に3辺の縁部を有する水切り袋の保持具本体の前記3辺の縁部のうち隣接する2辺の縁部に外向きに形成した係止用水平片を、シンク上縁のカウンターに係止し、前記保持具本体に水切り袋を係止したことを特徴とする水切り袋保持具。
- その底面にシンクのコーナーの対向部に向かう切り欠きと、そのシンクのコーナーの対向側の壁面に開口を有する請求項8記載の水切り袋保持具。
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