JP3097240B2 - 複数線幅の配線方式 - Google Patents

複数線幅の配線方式

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JP3097240B2 JP03320596A JP32059691A JP3097240B2 JP 3097240 B2 JP3097240 B2 JP 3097240B2 JP 03320596 A JP03320596 A JP 03320596A JP 32059691 A JP32059691 A JP 32059691A JP 3097240 B2 JP3097240 B2 JP 3097240B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板上やLS
I等の集積回路上の配線処理を計算機で自動設計するに
際し、複数の線幅を有する配線方式に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板上やLSI等の集積回路は
計算機を用いて配線の処理の自動設計が行なわれている
が、従来は配線幅は同一のものが多かった。しかるに、
近年、プリント基板やLSI等の実装密度の高密度化に
伴い、幅の異なる格子が混在した不均一な格子上におい
て配線処理を行う要求が生じている。また、信号線の配
線においても、電気的な特性を満たすために信号線毎に
異なる線幅を用いて配線を行う必要が生じている。
【0003】密度の高い配線を行うためには、経路探索
においても高い能力が要求される。このような場合に
は、図6に示すように格子を区切り、1つの格子には配
線パターンの配置が可能か不可能かのフラグが設定さ
れ、配線可能な格子を用いて経路の探索が行なわれる。
以下に、各格子に対して配線の可否を設定する方法を図
6を用いて説明する。
【0004】線幅Wrの既配線パターンがあり、線幅W
cの経路探索を行うものとする。また、既配線パターン
の隣接格子の格子間隔をgとし、必要最小導体間隔(ク
リアランス)をcとする。この時、 Wr/2+Wc/2+c≦g ……(1) が成立すれば、格子間隔がgの隣接格子上には線幅Wc
のパターンが配線可能である。
【0005】また、 Wr/2+Wc/2+c>g ……(2) が成立する場合は、格子間隔がgの隣接格子上には線幅
Wcのパターンは配線不可能であり、パターン発生を禁
止しなければならない。
【0006】a,bの各格子幅に対して、 a<Wr/2+Wc/2+c≦b……(3) が成立する場合は図6のように×で示した格子上は配線
禁止に設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】各格子について、
(1),(2)式の関係が成立することを調べる場合、
既に配線パターンに使われた1つの格子に対して隣接す
る1つの格子との関係を調べる必要があり、逐次計算機
で処理する場合、計算量は既配線パターンの占める格子
数に比例する。また、このような処理は、1つの信号線
を配線する度に実行されるため、信号線の本数にも依存
する。
【0008】従って、実装密度の高密度化に伴い、経路
探索の前処理としての各格子に配線可能か否かを示すフ
ラグの設定に費やされる時間は激増する。
【0009】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、複数の線幅の配線パターンを迅速に決定する配
線方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、配線領域を格子状に分割し、前記格子上に複数線幅
の内のある線幅の配線領域を決めてゆく複数線幅の配線
方式であって、前記格子毎に、複数線幅の各配線幅毎の
配線の可否を表わす配線可能判別表を設け、前記配線可
能判別表を参照して前記格子上の配線経路探索を行う。
【0011】また、前記配線可能判別表を配線領域への
配線開始前に初期設定し、経路探索して配線パターンを
決めるごとに更新してゆくようにする。
【0012】
【作用】配線対象領域内の格子毎に、配線可能判別表を
設けておき、配線経路を探索する時には、対象格子上に
配線可能か否かは、この配線可能判別表を調べればよい
ので、迅速に経路を決定することができる。
【0013】また、配線対象区画の配線開始前に配線可
能判別表の初期設定する。例えば使用する全配線幅が配
線可能な場合は全ての線幅が配線配線可能、又一部の線
幅が配線可能であればその様に設定する。経路探索して
配線経路を決定したときは、その結果により配線可能判
別表を更新する。これにより次の経路探索を直ちに開始
することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本実施例の動作を示すフロー図である。図
2は配線領域に使用する配線に線幅ごとに線幅番号を付
け、線幅と対応して示した図である。使用する予定の線
幅がW1〜Wnあり、これに1〜nの線幅番号を付した
表である。図3は、配線領域の各格子点の配線可能判別
表を示す。図3において、左側の欄に図2で説明した線
幅番号を記載し、右側の欄に線幅番号で示された線幅の
パターンが配置可能か否かを示す。ここで0は配置可能
を示し、1は配置禁止を示す。
【0015】図4は配線例を示す図である。図4は既に
線幅番号1で線幅W1のパターンが引かれている場合、
このパターンの通る格子に隣接する格子点1〜11の配線
可能判別表を作成する場合を説明するものである。
【0016】図4に示す格子間隔は、aとbとの混存す
る不均一なものとする。このとき、W1〜Wnのそれぞ
れの線幅について次に示すr1〜rnのような関係が成
立するものとする。
【0017】a<W1/2+W1/2+c<b……r1 W1/2+W2/2+c<a<b……r2 ……………………………………… a<b<W1/2+Wn/2+c……rn c:クリアランス
【0018】関係r1〜rnは、図4で実線で示された
番号1のパターン上の格子に隣接する1〜11で示された
格子について、この実線で示す番号1のパターンを登録
する時に調べられ、その結果が、配線可能判別表に表わ
される。
【0019】図5は図4に示すパターンの隣接格子の配
線可能判別表を示す。(a)は格子1〜4,6〜8,10
の配線の可否を示す。この場合r2の関係が成立つこと
からW2の配線パターンのみ配線可能となる。
【0020】(b)では、格子5,9,11についてr
1,r2の関係が成立つことからW1,W2の線幅のパ
ターンが配置可能となる。(c)は配線パターン上の格
子を示す。当然新しい配線はできないの配線は全ての線
幅で禁止を表わす1となる。(d)は(a)〜(c)以
外の格子点の配線の可否を示す。この場合、既存配線は
実線で示した配線番号1のみで他はないものとしてい
る。
【0021】次に図1を用いて本実施例の動作について
説明する。まずネットの選択を行う(ステップ1)。こ
こでネットとは同電位となる端子、つまり配線により同
電位とする端子をいう。次に配線経路の探索を行う(ス
テップ2)。配線経路を探索するに当っては、該当する
格子の配線可能判別表を参照しながら行い、配線経路を
決定する(ステップ3)。このように配線経路が決る度
に、この配線経路によって変化を生じる格子の配線可能
判別表の更新を行う。
【0022】つまり、新たに決定した配線パターンが通
る格子はいかなる線幅の配線も禁止に設定する(ステッ
プ4)。次にこの決定した配線パターンが通る格子に隣
接する全ての格子について、線幅番号iの線幅の2分の
1と決定した配線経路の線幅の2分の1及びクリアラン
スとの和が決定した配線経路のある格子とそれに隣接す
る格子との格子間隔より大きければ、線幅番号iの線幅
の配線を禁ずる。そしてiを1〜nまで繰り返す(ステ
ップ5)。これにより配線可能判別表は更新される。
【0023】なお、配線作業を開始するときは、予め配
線可能判別表の初期設定を行う。これは、配線禁止区域
の格子には配線禁止欄を全て1とし、その他の区域の配
線禁止欄は原則として0とし格子の条件に応じて0,1
を決めておく。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は1つの配線パターンを決定する毎にこの配線パターン
上の格子およびその隣接格子の配線可能判別の判定をし
てゆくので、配線処理を逐次実施でき大規模配線処理を
迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の動作フロー図である。
【図2】線幅番号と線幅の対応を示す図である。
【図3】配線可能判別表を示す図である。
【図4】配線可能格子の設定例を示す図である。
【図5】図4に示す各格子の配線可能判別表を示す図で
ある。
【図6】従来の配線可能格子の設定例を示す図である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 H01L 21/82 H05K 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線領域を格子状に分割し、前記格子上
    に複数線幅の内のある線幅の配線領域を決めてゆく複数
    線幅の配線方式であって、前記格子毎に、複数線幅の各
    配線幅毎の配線の可否を表わす配線可能判別表を設け、
    前記配線可能判別表を参照して前記格子上の配線経路探
    索を行うことを特徴とする複数線幅の配線方式。
  2. 【請求項2】 前記配線可能判別表を配線領域への配線
    開始前に初期設定し、経路探索して配線パターンを決め
    るごとに更新してゆくようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の複数線幅の配線方式。
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