JP3097028B2 - 指掌紋採取装置 - Google Patents

指掌紋採取装置

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JP3097028B2
JP3097028B2 JP08233760A JP23376096A JP3097028B2 JP 3097028 B2 JP3097028 B2 JP 3097028B2 JP 08233760 A JP08233760 A JP 08233760A JP 23376096 A JP23376096 A JP 23376096A JP 3097028 B2 JP3097028 B2 JP 3097028B2
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勉 石井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個体識別用に利用
されている指紋,掌紋,鼻紋等を採取する指掌紋採取装
置に関する。指紋,掌紋,鼻紋等を撮像した画像を記録
し、その記録画像と新たに採取した指紋,掌紋,鼻紋等
の画像とを照合して、本人確認等の個体識別を行うこと
ができる。その場合の照合手段としては、画像全面につ
いての照合や、特徴点についての照合等の各種の手段が
提案され、且つ実用化されている。このような指紋,掌
紋,鼻紋等を採取する指掌紋採取装置の操作の容易性と
小型化とが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図11は従来例の概略斜視図であり、1
00は表面に薄い透明の弾性体膜等を形成した採取部、
101はプリズム、102は反射膜、103は光源、1
04はCCDカメラ等の撮像装置、105はミラー、1
06はレンズである。
【0003】平板状の採取部100に載置した指,掌等
を、プリズム101,採取部100を介して光源103
により照明し、その反射光をプリズム101を介してミ
ラー105側に導出し、レンズ106を介して撮像装置
104に一点鎖線矢印経路で入射し、指紋,掌紋等を撮
像するものである。この撮像装置104により撮像した
画像は、図示を省略した画像処理部に於いて歪み補正,
濃度調整等を行い、記録装置に記録するか又はセンタへ
転送する。
【0004】又撮像装置104は、CCDカメラ等のよ
うに二次元配列の撮像素子を用いる場合が一般的である
が、高解像度とする為には高価な構成となる。そこで、
一次元配列の撮像素子を用いて機械的に走査し、撮像範
囲の拡大と低価格化とを図った構成も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】撮像装置104をCC
Dカメラにより構成した場合は高価となり、又一次元配
列の撮像素子を用いた場合は機械的に走査する機構が必
要となるから、装置が大型化する問題がある。又採取部
100は一般に平面状であるから、例えば、掌紋採取時
に、掌の中央の窪み部分を鮮明に撮像することが困難で
あった。又指紋採取に於いて、位置決めの為に採取部に
指を載せる凹部を形成した構成が知られているが、指の
側面側を含む指紋採取は容易でなかった。本発明は、廉
価且つ小型化が可能で且つ指紋,掌紋を鮮明に撮像し得
るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の指掌紋採取装置
は、(1)回転可能に支持し、外周面が円筒状で透明の
採取部1と、この採取部1の外周面側を照明する光源2
と、この光源2によって照明された採取部1の外周面上
の指,掌等の反射光を入射する一次元配列の撮像素子3
と、この撮像素子3の出力信号を処理して指掌紋画像を
出力する画像処理部4とを備えている。従って、採取部
1の回転に従って指,掌を移動させて一次元配列の撮像
素子3により撮像するから、一次元配列の撮像素子3を
機械的に走査して撮像する場合と等価となり、一次元配
列の撮像素子3からなる撮像装置としては機械的走査機
能が不要となるから、廉価且つ小型となる。
【0007】又(2)採取部1の周辺部に形成した速度
認識用パターン6を撮像素子3により読取って、採取部
1の回転を検出し、この採取部1の回転範囲により指掌
紋採取領域を識別して画像処理部4を制御する速度処理
部5を設ける。それにより、手動により採取部1を回転
させた時の速度の変動等があっても、所望の範囲を撮像
することができる。
【0008】又(3)採取部1を、指掌紋採取時に回転
させるモータを設けることができる。従って、指掌紋採
取時には、採取部1に指,掌を載せるだけで自動的に移
動されて、指掌紋の撮像が行われる。
【0009】又(4)採取部1は、回転可能に支持した
透明円柱の両側面に形成した円錐状の凹部と、外周面の
少なくとも一方の周辺部に形成した速度認識用パターン
6とを有し、採取部1の一方の側面側の凹部から外周面
側を照明する光源2を配置し、且つ採取部1の他方の側
面側の凹部から導出した反射光を撮像素子3に入射させ
る構成とすることができる。
【0010】又(5)採取部1は、指,掌等を載置し且
つ回転可能に支持した透明の円筒と、この円筒の内部に
固定したプリズムとを有し、このプリズムを介して円筒
の表面側を照明する光源を配置し、且つ円筒の表面側か
らの反射光をプリズムを介して導出して撮像素子3に入
射させる構成とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、1は回転可能に支持した採取部、2は発光ダ
イオード,小型蛍光灯,小型ランプ等の光源、3は一次
元配列の撮像素子、4は画像処理部、5は速度処理部、
6は速度認識用パターン、7はコンピュータ、8はイン
タフェース部、9はCRT(陰極線管)や液晶パネル等
の表示部、10はキーボード、11はプリンタ、12は
ISDN又はモデム等を含む通信部、13は磁気ディス
ク装置や光ディスク装置等の画像情報を記憶する記憶装
置である。
【0012】コンピュータ7,インタフェース部8,表
示部9,キーボード10,プリンタ11,通信部12,
記憶装置13等は、既に知られている構成と同様であ
り、採取した指紋,掌紋等の画像情報を表示部9に表示
して確認し、記憶装置13に格納することができ、又プ
リンタ11によりプリントアウトすることができる。又
通信部12からセンタ等に画像情報を転送することがで
きる。
【0013】図2は本発明の第1の実施の形態の説明図
であり、1は回転可能に支持した採取部、1a,1bは
円錐状の凹部、2は発光ダイオード・アレー等による光
源、3は一次元配列の撮像素子、6は速度認識用パター
ン、21は支持部、22はローラ、23はミラー、24
はレンズである。
【0014】採取部1は、透明円柱の両側面に円錐状の
凹部1a,1bを形成し、外周面の一方の周辺部に速度
認識用パターン6を形成した構成を示し、この速度認識
用パターン6は、両方の周辺部に形成することも可能で
ある。又複数のローラ22は、支持部21に回転可能に
支持されており、この複数のローラ22によって円柱状
の採取部1が支持されているから、手動によって矢印A
方向又はその反対方向に回転させることができる。
【0015】又凹部1b側に光源2を配置して、採取部
1の外周面側を照明し、その外周面側からの反射光を凹
部1a側から導出し、ミラー23とレンズ24とを介し
て一点鎖線の経路で一次元配列の撮像素子3に入射させ
る。従って、採取部1に指,掌を載置して移動させる
と、採取部1は回転し、速度認識用パターン6と共に、
指紋又は掌紋を撮像することができる。
【0016】図3は本発明の第1の実施の形態の要部断
面図であり、支持部21によりローラ22を回転可能に
支持し、このローラ22によって採取部1の外周面を支
持するから、円柱状の採取部1は回動可能となる。又透
明円柱の両側面に円錐状の凹部1a,1bを形成し、一
方の側面側の凹部1bから光源2によって外周面側を照
明し、その外周面側からの反射光を他方の側面側の凹部
1aから導出し、直接或いはミラー23等を介して一次
元配列の撮像素子値に入射させて、指紋,掌紋を撮像す
る。
【0017】図4は本発明の第1の実施の形態のフロー
チャートであり、採取する指,掌等の採取部分の選択を
キーボード10等から入力すると(A1)、コンピュー
タ7は、採取開始を指示し、表示部9に又は採取部1に
近接して配置した図示を省略している表示部に採取開始
を表示し(A2)、光源2をオンとする(A3)。そし
て、撮像素子3,画像処理部4,速度処理部5等の初期
設定を行う(A4)。
【0018】そして、指又は掌を採取部1の外周面上に
載置し(A5)、画像処理部4は撮像素子3の出力信号
の取込みを開始し(A6)、採取部1を回転するように
指又は掌を移動する(A7)。画像処理部4は、一次元
配列の撮像素子3の出力信号を1ライン毎の画像として
メモリに蓄積する(A8)。
【0019】そして、全ライン完了か否かを判定し(A
9)、完了でない場合は、タイムオーバか否かを判定し
(A10)、タイムオーバでない場合はステップ(A
9)に戻り、タイムオーバの場合はステップ(A11)
に移行する。又全ライン完了の場合もステップ(A1
1)に移行する。
【0020】このステップ(A11)に於いては、取り
直すか否かを判定し、取り直す場合はステップ(A4)
に戻ることになり、又取り直さない場合は、光源2をオ
フとし(A12)、メモリに蓄積した画像を画像処理部
4からコンピュータ7に転送し(A13)、画像の濃度
の調整処理を行い(A14)、速度処理部5に於いて速
度認識用パターン6の識別し、採取部1の回転速度に従
った画像の歪みの補正し処理を行い(A15)、処理結
果の画像を表示部9に表示し(A16)、記憶装置13
等に形成したファイルに格納する(A17)。
【0021】そして、印刷か通信かを判定し(A1
8)、印刷する場合は、プリンタの特性等に対応したコ
ントラスト処理を行い(A19)、印刷処理を行う(A
20)。又通信の場合は、採取画像を静止画像の伝送や
ファクシミリ伝送と同様な通信処理でセンタ等に伝送す
ることになる(A21)。
【0022】図5は本発明の実施の形態の画像処理部と
速度処理部との説明図であり、4は画像処理部、5は速
度処理部、7はコンピュータ、31は増幅器(AM
P)、32はA/D変換器、33はファースト・イン・
ファースト・アウト・メモリ(FIFO)、34,38
はPCI(Peripheral Component Interconnect )
バス制御部(PCI)、35は歪み補正部、36はパタ
ーン認識部、37はパターンカウンタ、39は撮像掌紋
画像、40は撮像速度認識用パターンである。
【0023】指紋,掌紋の画像39は、1ライン撮像画
像を矢印B方向に走査して得られたものに相当し、画像
処理部4に於いては、増幅器31により増幅してA/D
変換器32によりディジタル信号に変換し、メモリ33
に蓄積する。このメモリ33は、前述のようにFIFO
とすると、1ラインの撮像画像単位で蓄積する。又速度
処理部5に於いては、パターン認識部36により鋸歯状
の撮像速度認識用パターンを認識し、認識したパターン
をパターンカウンタ37によりカウントアップする。又
画像処理部4とコンピュータ7とは、PCIバス制御部
34,38を介して接続され、画像処理部4のメモリ3
3に蓄積された指紋,掌紋等の画像が転送される。
【0024】コンピュータ7からのスタート信号により
撮像を開始し、且つパターンカウンタ37をリセットす
ると、撮像開始後のパターンカウンタ37のカウント内
容は、一次元配列の撮像素子により走査した領域の大き
さを示すことになり、単位時間当たりのカウント内容に
より矢印B方向の速度を求めることができる。従って、
メモリ33に1ライン毎の撮像画像が蓄積され、パター
ンカウンタ37のカウント内容が所定数となった時、所
定の大きさの領域の撮像画像をメモリ33に蓄積したこ
とになり、その時のカウント内容をストップ信号とする
ことができ、それ以降に入力される画像の蓄積を停止す
ることができる。即ち、図4のフローチャートに於ける
ステップ(A9)に於いて全ライン完了か否かの判定
を、パターンカウンタ37のカウント内容により行うこ
とができる。
【0025】又画像処理部4の歪み補正部35は、採取
部1の回転速度のばらつきによる歪み及び採取部1の外
周面上の位置による撮像画像の歪みを補正するものであ
り、採取部1の回転速度に対応して撮像素子3からの画
像取込みを同期制御する構成の場合は、採取部1の回転
速度のばらつきによる歪みは無視できるものとなるが、
採取部1の回転速度と無関係に画像取込みを行った場合
は、低速度である程、撮像画像は矢印B方向に延びた状
態となり、反対に高速度である程、縮んだ状態となる。
そこで、パターンカウンタ37の単位時間当たりのカウ
ント内容により採取部1の回転速度を求め、低速度の場
合は1ライン単位の撮像画像を間引き、高速度の場合は
ライン間の補間等を行うことにより、走査方向の歪みを
補正することができる。
【0026】又採取部1の外周面上の位置による撮像画
像は、撮像素子3を配置した側程大きく、その反対側は
小さくなる傾向の歪みとなる。従って、1ラインについ
ての画素の間引きや補間処理等によってこの歪みを補正
することができる。なお、図4に示すフローチャートに
於いては、メモリからコンピュータ7に転送し、コンピ
ュータ7に於いて歪み補正処理等を行う場合を示すが、
画像処理部4とコンピュータ7との何れかに於いて歪み
補正処理を行うことができるものである。
【0027】図6は本発明の実施の形態の歪み補正処理
の説明図であり、(A)は撮像掌紋画像39と撮像速度
認識用パターン40とを示し、1ラインの撮像画像が矢
印B方向に順次蓄積されて形成される。この場合、図2
に示すように、速度認識用パターン6を形成した側に撮
像素子3が配置されているから、撮像掌紋画像39は、
撮像速度認識用パターン40に近い側が大きく、その反
対側は小さくなる。そこで、前述のような歪み補正によ
り(B)に示す画像39’が得られる。
【0028】図7は本発明の第2の実施の形態の説明図
であり、図2と同一符号は同一部分を示し、51はモー
タ、52は駆動ローラ、53は回転軸である。モータ5
1により駆動ローラ52を矢印c方向に回転軸53を介
して駆動すると、透明円柱から構成した採取部1は、矢
印A方向に回転する。従って、採取部1上に指,掌等を
載置して、モータ51を駆動すると、自動的に指,掌等
が採取部1上を移動し、一次元配列の撮像素子3によっ
て、指紋,掌紋等を撮像することができる。
【0029】図8は本発明の第2の実施の形態のフロー
チャートであり、採取する指,掌等の採取部分の選択を
キーボード10(図1参照)等から入力すると(B
1)、コンピュータ7は、採取開始を指示し、表示部9
に又は採取部1に近接して配置した図示を省略している
表示部に採取開始を表示し(B2)、光源2をオンとす
る(B3)。そして、撮像素子3,画像処理部4,速度
処理部5等の初期設定を行う(B4)。
【0030】そして、指又は掌を採取部1の外周面上に
載置し(B5)、画像処理部4は撮像素子3の出力信号
の取込みを開始し(B6)、モータ51の駆動を開始す
る(B7)。このモータ51の駆動により採取部1が回
転するから、指又は掌もそれに従って移動する(B
8)。そして、画像処理部4は、一次元配列の撮像素子
3の出力信号を1ライン毎の画像としてメモリに蓄積す
る(B9)。
【0031】そして、全ライン完了か否かを速度処理部
5等によって判定し(B10)、完了でない場合は、タ
イムオーバか否かを判定し(B11)、タイムオーバで
ない場合はステップ(B10)に戻り、タイムオーバの
場合はステップ(B12)に移行する。又全ライン完了
の場合もステップ(B12)に移行する。
【0032】このステップ(B12)に於いては、取り
直すか否かを判定し、取り直す場合はステップ(B4)
に戻ることになり、又取り直さない場合は、光源2をオ
フとすると共にモータ51の駆動をオフとし(B1
3)、メモリに蓄積した画像を画像処理部4からコンピ
ュータ7に転送し(B14)、画像の濃度の調整処理を
行い(B15)、速度処理部5に於いて速度認識用パタ
ーン6の識別し、採取部1の回転速度に従った画像の歪
みの補正し処理を行い(B16)、処理結果の画像を表
示部9に表示し(B17)、記憶装置13等に形成した
ファイルに格納する(B18)。
【0033】そして、印刷か通信かを判定し(B1
9)、印刷する場合は、プリンタの特性等に対応したコ
ントラスト処理を行い(B20)、印刷処理を行う(B
21)。又通信の場合は、採取画像を静止画像の伝送や
ファクシミリ伝送と同様な通信処理でセンタ等に伝送す
ることになる(B22)。
【0034】図9は本発明の第3の実施の形態の説明図
であり、(A)は概略斜視図、(B)は上部からの概略
斜視図を示し、採取部は、透明の円筒61の外周面を前
述の各実施の形態と同様にローラ等によって回転可能に
支持し、その円筒61の内部にプリズム64を固定し、
このプリズム64を介して円筒61の外周面側を照明す
る発光ダイオード・アレー等の光源62を配置し、又円
筒61の外周面側からの反射光をプリズム64を介して
導出し、一次元配列の撮像素子63に入射させる構成と
した。従って、光源62を円筒61の内部に配置して小
型化を図ることができる。
【0035】この円筒61は、(B)に示すように、装
置筐体65に形成した孔66から少し突出状態で回転可
能に支持されるものであり、指や掌を円筒61の外周面
上に載置し、矢印方向に円筒61を回転するように移動
させることにより、指紋,掌紋の画像を撮像することが
できる。この場合も、図示を省略しているが、円筒61
の一方又は両方の周辺部に速度認識用パターンを形成す
るものである。又プリズム64と円筒61との接触面に
於ける反射防止等を、例えば、シリコンオイルの供給等
によって行うことができる。
【0036】図10は本発明の第4の実施の形態の説明
図であり、(A)は概略斜視図、(B)は上部からの概
略斜視図を示し、採取部71は、透明円柱の両側面に円
錐状の凹部71a,71bを形成し、一方の側面側の凹
部71bに発光ダイオード・アレー等による光源72を
配置して、外周面側を照明し、他方の側面側の凹部71
bから反射光を一点鎖線矢印で示すように導出して、一
次元配列の撮像素子73に入射する。
【0037】この採取部71は、(B)に示すように、
装置筐体75の孔76から一部突出するように支持し、
指を載置して矢印方向に採取部71を回転させると、指
の側面を含めて指紋を撮像することができる。この場合
も、図示を省略しているが、採取部71の外周面の一方
又は両方の周辺部に速度認識用パターンを形成するもの
である。
【0038】又指紋,掌紋のみでなく、例えば、犬や牛
の鼻紋を採取して、個体識別を行うことが知られてお
り、このような鼻紋の採取に於いても、採取部が円筒面
状であるから、容易に採取することができるもので、本
発明に於ける指掌紋は、このような鼻紋も含むものであ
る。又速度認識用パターンは、前述の実施の形態に限定
されるものではなく、他の形状とすることも可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、回転可
能に支持し、外周面が円筒状で透明の採取部1と、この
採取部1の外周面側を照明する光源2と、採取部1の外
周面上の指,掌等の反射光を入射する一次元配列の撮像
素子3と、撮像素子3の出力信号を処理して指掌紋画像
を出力する画像処理部4とを含み、採取部1を円柱状の
構成とした場合は、両側面側に円錐状の凹部を形成し
て、その一方の凹部から照明する光源2を配置し、他方
の凹部から導出した反射光を入射させる撮像素子3を配
置したことより、比較的堅牢な構成により指紋,掌紋の
採取が容易となる。又採取部1を円筒状の構成とし、そ
の内部にプリズムを配置して、このプリズムを介して外
周面を照明する光源2を配置し、又プリズムを介して導
出する反射光を入射させる撮像素子3を配置したことに
より、小型化と軽量化とを図ることができる。又採取部
1に形成した速度認識用パターンを読取ることにより、
撮像画像の歪みを画像処理部4に於いて補正することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の要部断面図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態のフローチャートで
ある。
【図5】本発明の実施の形態の画像処理部と速度処理部
との説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の歪み補正処理の説明図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態のフローチャートで
ある。
【図9】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態の説明図である。
【図11】従来例の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 採取部 2 光源 3 撮像素子 4 画像処理部 5 速度処理部 6 速度認識用パターン 7 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持し、外周面が円筒状で透
    明の採取部と、 該採取部の前記外周面側を照明する光源と、 該光源によって照明された前記採取部の前記外周面上の
    指,掌等の反射光を入射する一次元配列の撮像素子と、 該撮像素子の出力信号を処理して指掌紋画像を出力する
    画像処理部とを有し前記採取部は、回転可能に支持した透明円柱の両側面に
    形成した円錐状の凹部と、前記外周面の少なくとも一方
    の周辺部に形成した速度認識用パターンとを有し、 前記光源を、前記採取部の一方の側面に形成した前記凹
    部から外周面側を照明する位置に配置し、 前記撮像素子を、前記採取部の他方の側面に形成した前
    記凹部から導出した前記外周面側からの反射光を入射さ
    せる位置に配置した ことを特徴とする指掌紋採取装置。
  2. 【請求項2】 回転可能に支持し、外周面が円筒状で透
    明の採取部と、 該採取部の前記外周面側を照明する光源と、 該光源によって照明された前記採取部の前記外周面上の
    指,掌等の反射光を入社する一次元配列の撮像素子と、 該撮像素子の出力信号を処理して指掌紋画像を出力する
    画像処理部とを有し、 前記採取部は、回転可能に支持した透明の円筒と、回転
    可能の該円筒と分離して固定したプリズムと、該円筒の
    外周面の少なくとも一方の周辺部に形成した速度認識用
    パターンとを有し、 前記光源を、前記プリズムを介して前記透明の円筒の表
    面側を照明する位置に配置し、 前記撮像素子を、前記円筒の表面側からの反射光を前記
    プリズムを介して入射させる位置に配置した こととを特
    徴とする指掌紋採取装置。
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