JP3096551U

JP3096551U - 慶弔用電報ホルダー

Info

Publication number: JP3096551U
Application number: JP2003001430U
Authority: JP
Inventors: 千晴鈴木
Original assignee: 千晴鈴木
Priority date: 2003-03-19
Filing date: 2003-03-19
Publication date: 2003-09-26
Anticipated expiration: 2009-03-19

Abstract

(57)【要約】【課題】乾燥押し花付き郵便はがきを添え、電報の受取
り通知その他に利用できるようにして付加価値を高めた
電報ホルダーの提供。【解決手段】表表紙の左右側に裏表紙と内装紙を連設
し、その内装紙を折曲げ重合した状態の上記表表紙と裏
表紙とが折畳み開閉自在であり、上記表表紙と内装紙と
の間に、乾燥押し花を貼付した装飾板を介装して、その
乾燥押し花を表表紙の窓孔に臨ませるとともに、上記装
飾板に袋入り乾燥剤を重合固定して、その袋入り乾燥剤
を上記内装紙の通孔に臨ませ、かつ、乾燥押し花を貼付
した郵便はがきを、上記通孔を覆う状態にして上記内装
紙に重合係止してなることを特徴とする慶弔用電ホルダ
ー。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は慶弔用電報ホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

慶弔用電報ホルダーとしては、実開平６−７９６６号公報（特許文献１）に記載されているように、内側にメッセージ用紙を保持し、表紙に乾燥押し花をレイアウトしたものが既に知られている。

【０００３】

【特許文献１】実開平６−７９６６号公報（図１）

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記公知のものは、表紙シートに乾燥押し花がレイアウトされていることにおいて綺麗であり、送信者の心遣いや誠意が感じられ、また、受信後に机上等に飾って置くのに適している。

【０００５】上記の乾燥押し花は、表側を透明プラスチック膜または同コーティングで被覆保護し、その表側から湿気が入るのを防止しているが、経時的には裏側から当該表紙シート自体を通じて湿気が入り、その湿気によって傷むおそれがある。

【０００６】本考案の目的は、乾燥押し花を貼付している上記表紙シート（表表紙）の裏側に乾燥剤を配置することにより、その乾燥押し花が湿気で傷むのを防止することにある。

【０００７】また、本考案の他の目的は、電報受信者が自由に使用できる乾燥押し花付き郵便はがきを添付して置くことにより、同受信者が電報の受取り通知その他に利用できるようにして、本電報ホルダーの付加価値を高めることにある。

【０００８】さらに、本考案の他の目的は、上記表紙シート（表表紙）の裏側に配置した乾燥剤によって、上記郵便はがきの乾燥押し花も湿気を吸収して傷むことがないようにすることにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の本考案慶弔用電報ホルダーは、表表紙ａと裏表紙ｂとが折畳み開閉自在に連設され、その表表紙ａに乾燥押し花９を配置するとともに、裏表紙ｂにはメッセージ用紙１５を保持するポケットｅを配置し、これら表表紙ａと裏表紙ｂとの間に、乾燥押し花１２を貼付した郵便はがきｈを挟んでなる。

【００１０】請求項２記載の本考案慶弔用電報ホルダーは、表表紙ａと裏表紙ｂとが折畳み開閉自在に連設され、その表表紙ａに乾燥押し花９を配置するとともに、裏表紙ｂにはメッセージ用紙１５を保持するポケットｅを配置し、これら表表紙ａと裏表紙ｂとの間に、乾燥押し花１２を貼付した郵便はがきｈを挟み、かつ、その郵便はがきｈと上記表表紙ａとの間に袋入り乾燥剤ｇを配置してなる。

【００１１】請求項３記載の本考案慶弔用電報ホルダーは、表表紙ａの左右側に裏表紙ｂと内装紙ｃを連設し、その内装紙ｃを折曲げ重合した状態の上記表表紙ａと裏表紙ｂとが折畳み開閉自在であり、上記表表紙ａと内装紙ｃとの間に、乾燥押し花９を貼付した装飾板ｆを介装して、その乾燥押し花９を表表紙ａの窓孔４に臨ませるとともに、上記装飾板ｆに袋入り乾燥剤ｇを重合固定して、その袋入り乾燥剤ｇを上記内装紙ｃの通孔５に臨ませ、かつ、乾燥押し花１２を貼付した郵便はがきｈを、上記通孔５を覆う状態にして上記内装紙ｃに重合係止してなる。

【００１２】請求項４記載の本考案は、装飾板ｆが、貼付シート８の表面に乾燥押し花９を貼付するとともに、その表側を透明薄層和紙または透明プラスチック膜１０で被覆保護してなること、郵便はがきｈが、その裏面に乾燥押し花１２を貼付するとともに、その表側を透明薄層和紙または透明プラスチック膜１３で被覆保護してなる請求項３記載の慶弔用電報ホルダーである。

【００１３】請求項５記載の本考案は、郵便はがきｈが、上記内装紙ｃの方形の通孔５を挟む所要対向位置に設けた切込み１４，１４に隅角部を係入することにより、該内装紙ｃに取り外し自在に取り付けられている請求項３または４記載の慶弔用電報ホルダーである。

【００１４】請求項６記載の本考案は、上記ポケットｅが、上記裏表紙ｂの遊端に連設したポケット用紙片ｄを該裏表紙ｂの内側に折り曲げ重合することにより形成されている請求項１，２または５記載の慶弔用電報ホルダーである。

【００１５】

【考案の実施の形態】

以下には本考案を図面に例示した実施形態について詳しく説明する。

【００１６】Ａは、方形の表表紙ａの左右側に折曲げ線１，２を介し同形同大の裏表紙ｂと内装紙ｃを連設するとともに、上記裏表紙ｂの遊端側すなわち左側に折曲げ線３を介し細幅のポケット用紙片ｄを連設してなる台紙である。

【００１７】４は上記表表紙ａの中央に開設した楕円形の窓孔、５は上記内装紙ｃの中央に開設した方形の通孔である。

【００１８】上記ポケット用紙片ｄは、折曲げ線３で裏表紙ｂの内側に折り曲げ重合し、その長手方向両端に連設してある糊代片６，７を使って糊付け固定することにより、裏表紙ｂの左側内端にポケットｅを形成している。

【００１９】ｆは、所要の貼付シート８の表面に乾燥押し花９を貼付するとともに、その乾燥押し花９の表側を透明薄層和紙または透明プラスチック膜１０（図６）で被覆保護してなる装飾板で、それは、乾燥押し花９を上記窓孔４に臨ませた状態において、上記表表紙ａの内側面に両面接着テープ１１により固定される。

【００２０】ｇは袋入り乾燥剤で、表表紙ａの内側面に固定した上記装飾板ｆの裏面に直接糊付け固定されている。

【００２１】上記内装紙ｃは、折曲げ線２で折り曲げられて表表紙ａの内側に重合し、上記両面接着テープ１１により固定され、これにより、上記袋入り乾燥剤ｇが上記方形の通孔５に臨んだ状態となっている（図４）。

【００２２】ｈは郵便はがきで、その裏面には、乾燥押し花１２を貼付するとともに、その乾燥押し花１２の表側を透明薄層和紙または透明プラスチック膜１３で被覆保護している（図６）。

【００２３】１４，１４は、上記内装紙ｃの方形の通孔５を挟む所要対向位置に設けた切込みで、上記郵便はがきｈは、その対向する隅角部を切込み１４，１４に係入することにより、内装紙ｃに取り外し自在に取り付けられている（図２）。

【００２４】この郵便はがきｈは、本電報ホルダーの付加価値を高め、また、電報受信者においては当該電報の受取り通知その他に利用できる。

【００２５】上記袋入り乾燥剤ｇは、表表紙ａの裏側、さらに正確には装飾板ｆの裏側において、乾燥押し花９が湿気を吸収するのを防止するとともに、内装紙ｃの通孔５に臨んでいるので、郵便はがきｈが湿気を吸収するのも防止することになる。

【００２６】１５は電文を記載したメッセージ用紙で、その一側端部を上記ポケットｅに差し込んだ状態で、上記裏表紙ｂの内側に重合されている（図２）。

【００２７】

【考案の効果】

以上述べたところから明らかなように、本考案慶弔用電報ホルダーは、表表紙に乾燥押し花を配置するとともに、表表紙と裏表紙との間に、乾燥押し花を貼付した郵便はがきを挟んでなるから、電報受信者がその郵便はがきを受取り通知その他に自由に使用でき、電報ホルダーの付加価値を高めることができる。

【００２８】また、郵便はがきと表表紙との間に袋入り乾燥剤を配置してなるから、これらに貼着した乾燥押し花が、湿気を吸収して傷むのを防止しながら長期保存が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態に係る慶弔用電報ホルダー
の閉じた状態の斜視図である。

【図２】同上の開いた状態の斜視図である。

【図３】同上の台紙を折り曲げ組み立てる状況を示す斜
視図である。

【図４】同上の組み立てを終えた状態の斜視図である。

【図５】図１のＩ−Ｉ線拡大断面図である。

【図６】貼付シートまたは郵便はがきの要部拡大断面斜
視図である。

【符号の説明】

Ａ台紙ａ表表紙ｂ裏表紙ｃ内装紙ｄポケット用紙片ｅポケットｆ装飾板ｇ袋入り乾燥剤ｈ郵便はがき４窓孔５通孔９乾燥押し花８貼付シート１０透明薄層和紙または透明プラスチック膜１２乾燥押し花１３透明薄層和紙または透明プラスチック膜１４切込み１５メッセージ用紙

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】表表紙と裏表紙とが折畳み開閉自在に連設
され、その表表紙に乾燥押し花を配置するとともに、裏
表紙にはメッセージ用紙を保持するポケットを配置し、
これら表表紙と裏表紙との間に、乾燥押し花を貼付した
郵便はがきを挟んでなることを特徴とする慶弔用電報ホ
ルダー。
【請求項２】表表紙と裏表紙とが折畳み開閉自在に連設
され、その表表紙に乾燥押し花を配置するとともに、裏
表紙にはメッセージ用紙を保持するポケットを配置し、
これら表表紙と裏表紙との間に、乾燥押し花を貼付した
郵便はがきを挟み、かつ、その郵便はがきと上記表表紙
との間に袋入り乾燥剤を配置してなることを特徴とする
慶弔用電報ホルダー。
【請求項３】表表紙の左右側に裏表紙と内装紙を連設
し、その内装紙を折曲げ重合した状態の上記表表紙と裏
表紙とが折畳み開閉自在であり、上記表表紙と内装紙と
の間に、乾燥押し花を貼付した装飾板を介装して、その
乾燥押し花を表表紙の窓孔に臨ませるとともに、上記装
飾板に袋入り乾燥剤を重合固定して、その袋入り乾燥剤
を上記内装紙の通孔に臨ませ、かつ、乾燥押し花を貼付
した郵便はがきを、上記通孔を覆う状態にして上記内装
紙に重合係止してなることを特徴とする慶弔用電報ホル
ダー。
【請求項４】装飾板が、貼付シートの表面に乾燥押し花
を貼付するとともに、その表側を透明薄層和紙または透
明プラスチック膜で被覆保護してなること、郵便はがき
が、その裏面に乾燥押し花を貼付するとともに、その表
側を透明薄層和紙または透明プラスチック膜で被覆保護
してなることを特徴とする請求項３記載の慶弔用電報ホ
ルダー。
【請求項５】郵便はがきは、上記内装紙の方形の通孔を
挟む所要対向位置に設けた切込みに隅角部を係入するこ
とにより、該内装紙に取り外し自在に取り付けられてい
ることを特徴とする請求項３または４記載の慶弔用電報
ホルダー。
【請求項６】上記ポケットが、上記裏表紙の遊端に連設
したポケット用紙片を該裏表紙の内側に折り曲げ重合す
ることにより形成されていることを特徴とする請求項
１，２、４または５記載の慶弔用電報ホルダー。