JP3096204U - 表面処理槽の構造 - Google Patents

表面処理槽の構造

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JP3096204U JP2003001003U JP2003001003U JP3096204U JP 3096204 U JP3096204 U JP 3096204U JP 2003001003 U JP2003001003 U JP 2003001003U JP 2003001003 U JP2003001003 U JP 2003001003U JP 3096204 U JP3096204 U JP 3096204U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効果的にスカムを除去でき、処理槽間の相互
汚染を防止できる表面処理槽の構造を提供する。 【解決手段】 処理槽1内に給気管2aおよび給気管2
bが設置され、処理槽1の上方にレール4が設置され、
レール4上に吊り篭5が設置されている。処理槽1の両
側には斜面11が設けられ、2個の斜面11は近接し合
っており、その上方には送風機6が設置され、斜面11
上には受液槽12が設けられている。処理槽1内側の相
対する面上には排気孔2a1または排気孔2b1を有す
る給気管2aおよび給気管2bが設置されている。給気
管2aの下方には濾過網7が設置されている。処理槽1
の下方は円錐槽13を有し、円錐槽13の下方には制御
弁13aが設置され、制御弁13aの下方には収容槽1
4が設置されている。収容槽14には排出弁14aが設
置されている。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 一種の表面処理槽の構造であって、特に、処理過程中のスカムを濾過除去し、 また、各処理槽間の相互汚染を防止することにより比較的良好な処理効果が得ら れる一種のワーク表面処理用の処理槽を指す。 【0002】 【従来の技術】 一般に、ワークに表面処理(例えば、電気めっき)を施したい場合、従来の電 気めっき処理用の処理槽は、図3および図4に示されるように、複数個の直列す る処理槽a内にそれぞれ給気管bが設置されており、該処理槽a内の液体cを流 動させ、また、処理槽aの上方には1個の入水管dが設置され、液体cを処理槽 aに注入し、かつ該処理槽aの別の側辺には溢流管eが設置され、液体cが一定 の液面を保持できるようにしている。また、処理槽aの上方には1個のレールf が設置され、該レールf上にはワークを入れる吊り篭gが設置され、該吊り篭g が順にワークを各処理槽aに浸入して電気めっき処理を行えるようにしている。 【0003】 該処理槽a内の給気管bは空気を注入し、液体cを循環流動させ、処理過程中 で発生したスカムを液面まで浮き上がらせ、入水管dから液体cを注入すること によりスカムを溢流管eから排出し、これにより処理槽a内の清潔を保っている 。 【0004】 しかし、液体cを循環流動させるための該給気管bは処理槽aの底部に設置さ れており、空気を底部から直接上へ浮上させることにより液体cを流動させてい るが、液体c中に浮遊するスカムは液体cと伴に流動するため、液面付近のスカ ムだけしか排出されず、大部分のスカムは依然として処理槽a内に存在する。そ のため、スカム除去の効果は顕著ではない。また、もし継続して除去したい場合 、ずっと入水および排水を行わねばならず、しかもスカムは絶えず発生するが、 除去できる部分はわずかに液面に限られている。このように、効果的にスカム除 去の目的を達成することができない。 【0005】 さらに、比重が比較的重いスカムは液流と伴に循環流動できず、直接処理槽a の底部に沈殿するので、一定時間ごとに必ず、処理槽a内の液体cを空にして、 沈殿しているスカムを除去しなければならず、除去に比較的手間がかかり、不便 である。 【0006】 また、それぞれの処理槽aが直列して並べられているので、吊り篭gが順に処 理槽a内に投入され、また引き上げられて別の処理槽a内に投入されると、ワー ク上に残留する前の処理槽aの液体cが別の処理槽aに再度投入された時にその 中の液体cを汚染する。このようにすべての処理槽a内の液体cが全部汚染され るので、処理効果が低下する。 【0007】 【考案が解決しようとする課題】 本考案人は、従来の表面処理用の処理槽aに関する上述の欠点に鑑み、構想に 着手し、1種の表面処理槽の構造を設計した。これは複数個の直列する処理槽の 上方に1個のレールが設置され、そこにワークを入れる吊り篭が設置され、吊り 篭が順にワークを各処理槽に浸入できるようになっている、その特徴は以下の点 にある。処理槽の両側にはそれぞれ斜面が設けられ、前後隣り合う処理槽の2個 の斜面は近接し合っている。その上方にはワークを風乾するための1個の送風機 が設置され、処理槽前方に位置する斜面上には1個の受液槽が設けられている。 また、処理槽内側の相対する面上には、上向きおよび下向きの排気孔を有する給 気管がそれぞれ1個ずつ設置されており、処理槽内の液体が循環流動できるよう にしている。また、上向きの排気孔を有する給気管の下方にはスカムを濾過する 1個の濾過網が設置されている。また、該処理槽の下方には1個の円錐槽を有し 、その下方にはスカムを収容する1個の収容槽が設置されている。上述の構造に より、各処理槽間の相互汚染を防止し、ワークを処理する過程で発生するスカム を濾過し取り出すことができるので、比較的よい処理効果が得られる。 【0008】 よって、本考案の主要な目的は、処理過程中のスカムを濾過除去し、また各処 理槽間の相互汚染を防止することにより比較的良好な処理効果を得られる1種の ワーク表面処理用の処理槽を提供することである。 【0009】 【課題を解決するための手段】 本考案によると、複数個の直列する処理槽内にそれぞれ給気管が設置され、該 処理槽内の液体を流動させ、処理槽の上方に1個のレールが設置され、該レール 上にワークを入れる吊り篭が設置され、該吊り篭が順にワークを各処理槽に浸入 できるようになっている表面処理槽の構造であって、該処理槽の両側にはそれぞ れ斜面が設けられ、前後隣り合う処理槽の2個の斜面は近接し合っており、その 上方にはワークを風乾するための1個の送風機が設置され、処理槽前方に位置す る斜面上にはワークに残留する液体を受け止めるための1個の受液槽が設けられ ており、また、処理槽内側の相対する面上には上向きおよび下向きの排気孔を有 する給気管がそれぞれ1個ずつ設置され、処理槽内の液体を循環流動できるよう にしており、また、上向きの排気孔を有する給気管の下方には処理時に発生する スカムを濾過する1個の濾過網が設置され、また、該処理槽の下方は1個の円錐 槽を有し、該円錐槽の下方には1個の制御弁が設置され、また、制御弁の下方に は1個の収容槽が設置されており、該スカムを重力により収容槽内に沈殿させ、 また、該収容槽には1個の排出弁が設置されており、これによりスカムを除去で きるようになっていることを特徴とする。 【0010】 【考案の実施の形態】 本考案をさらに明確詳細にするために、ここに以下の各図面に基づき詳述する 。 まず、図1および図2をご参照いただきたい。本考案の一実施例による表面処 理槽の構造によると、複数個の直列する処理槽1内にそれぞれ給気管2aおよび 給気管2bが設置されており、該処理槽1内の液体3を流動させている。また、 処理槽1の上方には1個のレール4が設置されており、該レール4上にはワーク (図中非表示)を入れる吊り篭5が設置されており、該吊り篭5が順にワークを 各処理槽1へ浸入できるようになっている。その特徴は以下の点にある。 【0011】 該処理槽1の両側にはそれぞれ斜面11が設けられており、前後隣り合う処理 槽1の2個の斜面11は近接し合っている。その上方にはワークを風乾するため の1個の送風機6が設置され、処理槽1前方に位置する斜面11上にはワークに 残留する液体3を受け止める1個の受液槽12が設けられている。また、処理槽 1内側の相対する面上には、上向きおよび下向きの排気孔2a1または排気孔2 b1を有する給気管2aおよび給気管2bがそれぞれ1個ずつ設置されており、 処理槽1内の液体3を循環流動できるようにしている。また、上向きの排気孔2 a1を有する給気管2aの下方には処理時に発生するスカムを濾過する1個の濾 過網7が設置されている。また、該処理槽1の下方は1個の円錐槽13を有し、 該円錐槽13の下方には1個の制御弁13aが設置されており、また、制御弁1 3aの下方には1個の収容槽14が設置されており、該スカムを重力により収容 槽14内に沈殿させる。また、該収容槽14には1個の排出弁14aが設置され ており、これによりスカムを除去できる。 【0012】 上述の構造により、該処理槽1の内側の相対する面上にある2個の給気管2a および給気管2bは、それぞれ上向きおよび下向きの排気孔2a1または排気孔 2b1を有し、上下に相対する排気孔2a1および排気孔2b1により水流を単 一方向に循環流動させる。また、該上向きの排気孔2a1を有する給気管2aの 下方には1個の濾過網7が設置され、上向きに循環する水流において濾過網7が 比重の比較的軽いスカムを遮り止め、液体3中の質量が軽いスカムを濾過除去す る。 【0013】 さらに、該処理槽1の下方は円錐槽13を有し、該円錐槽13の下方には制御 弁13aおよび収容槽14が連なって設置され、使用時に制御弁13aを開く。 このようにして該液体3が循環流動する時、比重が比較的重いスカムは収容槽1 4内まで落下し、スカムが液流と伴に上昇することを防止でき、これにより質量 が重いスカムを濾過除去することができる。 【0014】 収容槽14内に一定の貯蔵量のスカムが溜まった時は、制御弁13aを閉め、 収容槽14の上に設置されている排出弁14aを開くことにより、簡単にスカム を除去でき、処理槽1内にスカムが溜まることを防止できる。 【0015】 その他、該処理槽1の前後両側にそれぞれ斜面11が設けられており、かつ前 後隣り合う処理槽1の2個の斜面11は間近に近接し合っており、また、処理槽 1の前方に位置する斜面11の上には受液槽12が設けられており、吊り篭5が 前の処理槽1から引き上げられて後ろに移動する時、ワーク上に残留する。前の 処理槽1の液体3が下へ落下したら、処理槽1上の斜面により流れ戻るように導 かれ、該処理槽1を過ぎた後は、また後ろの処理槽1の前方の受液槽12により 残留する液体3を受け止めることができる。したがって、比較的長い回収過程が 得られ、前の処理槽1中の液体3が次の処理槽1を汚染することを防止し、各処 理槽1間の相互汚染を防止する。 【0016】 該受液槽12がどのような形状であるかは制限しない。ワーク上に残留する液 体3を受け止めることができればよい。また、該処理槽1の斜面11の傾斜角度 については実際の使用によって傾斜角度を調整する必要があるが、滴下した液体 3が元の処理槽1に流れ戻るようにできればよい。 【0017】 また、隣り合う各処理槽1の間の上方には送風機6が設置されており、該吊り 篭5が引き上げられて通過する過程で、該送風機6によりワークを風乾し、ワー ク表面に残留する液体3を低減し、次の処理槽1を汚染することを一層防止し、 比較的よい処理効果を得ることができる。 【0018】 上述のことを総合すると、本考案が公開する構造は以前には無く、かつ確実に 上述の効果を達成することができ、当然新型実用新案の要件を備えており、ここ に法に基づいて新型実用新案を申請いたします。貴局にご審査いただき、特許を 許可していただきますよう、お願い申し上げます。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の一実施例による表面処理槽の構造を示
す断面図である。 【図2】本考案の一実施例による表面処理槽の構造を示
す局部断面図である。 【図3】従来の電気めっき処理用の処理槽の断面図であ
る。 【図4】従来の電気めっき処理用の処理槽の局部断面図
である。 【符号の説明】 1 処理槽 2a 給気管 2a1 排気孔 2b 給気管 2b1 排気孔 3 液体 4 レール 5 吊り篭 6 送風機 7 濾過網 11 斜面 12 受液槽 13 円錐槽 13a 制御弁 14 収容槽 14a 排出弁

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 複数個の直列する処理槽内にそれぞれ給
    気管が設置され、該処理槽内の液体を流動させ、処理槽
    の上方に1個のレールが設置され、該レール上にワーク
    を入れる吊り篭が設置され、該吊り篭が順にワークを各
    処理槽に浸入可能である表面処理槽の構造であって、該
    処理槽の両側にはそれぞれ斜面が設けられ、前後隣り合
    う処理槽の2個の斜面は近接し合っており、その上方に
    はワークを風乾するための1個の送風機が設置され、処
    理槽前方に位置する斜面上にはワークに残留する液体を
    受け止めるための1個の受液槽が設けられており、ま
    た、処理槽内側の相対する面上には上向きおよび下向き
    の排気孔を有する給気管がそれぞれ1個ずつ設置され、
    処理槽内の液体を循環流動可能にしており、また、上向
    きの排気孔を有する給気管の下方には処理時に発生する
    スカムを濾過する1個の濾過網が設置され、また、該処
    理槽の下方は1個の円錐槽を有し、該円錐槽の下方には
    1個の制御弁が設置され、また、制御弁の下方には1個
    の収容槽が設置されており、該スカムを重力により収容
    槽内に沈殿させ、また、該収容槽には1個の排出弁が設
    置されており、これによりスカムを除去可能であること
    を特徴とする表面処理槽の構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0665017U (ja) * 1993-02-25 1994-09-13 東洋運搬機株式会社 トラクタ
JPH08258521A (ja) * 1995-03-22 1996-10-08 Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd 軌陸式作業車用走行装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0665017U (ja) * 1993-02-25 1994-09-13 東洋運搬機株式会社 トラクタ
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