JP3095683B2 - 薄板部材の取り付け構造 - Google Patents

薄板部材の取り付け構造

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JP3095683B2 JP08134802A JP13480296A JP3095683B2 JP 3095683 B2 JP3095683 B2 JP 3095683B2 JP 08134802 A JP08134802 A JP 08134802A JP 13480296 A JP13480296 A JP 13480296A JP 3095683 B2 JP3095683 B2 JP 3095683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板部材の取り付
け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来例の正面図である。図5
は、従来例の部分横断面図である。図4及び図5に示さ
れるように、巾方向に湾曲した薄板部材101の上下端
部を上胴縁103a及び下胴縁103bに嵌合させてフ
ェンスを形成して成る薄板部材101の取り付け構造に
おいては、上胴縁103aの下面及び下胴縁103bの
上面に開口した複数のスリット102を巾方向に一定間
隔を隔てて隣接形成し、これらのスリット102に略平
行に固定片104を立設し、上胴縁103aのスリット
102に薄板部材101の上端部を挿通し、薄板部材1
01の巾方向の中心位置において、固定片104側から
薄板部材101へとねじ等の固着具を挿通して、薄板部
材101の上端部を上胴縁103aの固定片104に固
定していた。
【0003】そして、下胴縁103bのスリット102
に薄板部材101の下端部を挿通し、薄板部材101の
巾方向の中心位置において、固定片104側から薄板部
材101へとねじ等の固着具を挿通して、薄板部材10
1の下端部を下胴縁103bの固定片104に固定し
て、フェンスを形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例におい
ては、製造上の都合により、スリット102を薄板部材
101の厚みより大きくする必要があるため、薄板部材
101の巾方向の中心位置の一点のみでねじ等の固着具
により薄板部材101を上胴縁103a及び下胴縁10
3bに固定した場合には、薄板部材101の上胴縁10
3a及び下胴縁103bへの固定強度が不充分であると
共に、薄板部材101に手をかけた場合等にスリット1
02と薄板部材101の隙間の範囲で薄板部材101が
ずれ動いてスリット102に突き当たることによりがた
つきを生じるという不都合があった。
【0005】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あり、薄板部材の胴縁への固定強度を向上させることが
できる薄板部材の取り付け構造を提供し、更には、薄板
部材とスリットとのがたつきをなくすことができる薄板
部材の取り付け構造を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
薄板部材の取り付け構造は、巾方向に湾曲した薄板部材
の上下端部を上下の胴縁縁に嵌合させてフェンスを形成
して成る薄板部材の取り付け構造において、上胴縁又は
下胴縁に開口したスリットを形成し、該スリットに略平
行に固定片を立設し、前記スリットに薄板部材の端部を
挿通し、薄板部材の巾方向の中心より偏心させた位置で
薄板部材を前記固定片に固定すると共に、薄板部材を前
記スリットに圧接して成ることを特徴とするものであ
る。
【0007】本発明の請求項2記載の薄板部材の取り付
け構造は、請求項1記載の薄板部材の取り付け構造にお
いて、上胴縁及び下胴縁に開口したスリットを形成し、
該スリットに略平行に固定片を立設し、前記スリットに
薄板部材の端部を挿通し、薄板部材の巾方向の中心より
偏心させた位置で薄板部材を前記固定片に固定すると共
に、薄板部材を前記スリットに圧接して成ることを特徴
とするものである。
【0008】本発明の請求項3記載の薄板部材の取り付
け構造は、請求項1又は請求項2記載の薄板部材の取り
付け構造において、薄板部材が巾方向に弧状に湾曲し、
その両端部に立ち上がり片を形成して成ることを特徴と
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一の実施形態で
ある薄板部材の取り付け構造の正面図である。図2は、
同実施形態である薄板部材の取り付け構造の部分横断面
図である。図3は、同実施形態である薄板部材の取り付
け構造の縦断面図である。
【0010】図1乃至図3に示されるように、この薄板
部材の取り付け構造は、巾方向に湾曲した薄板部材1の
上下端部を上下の胴縁に嵌合させてフェンスを形成して
成る薄板部材1の取り付け構造において、上胴縁2a及
び下胴縁2bに開口したスリット3a、3bを形成し、
該スリット3a、3bに略平行に固定片7を立設し、前
記スリット3a、3bに薄板部材1の端部を挿通し、薄
板部材1の巾方向の中心より偏心させた位置で薄板部材
1を前記固定片7に固定すると共に、薄板部材1を前記
スリット3a、3bに圧接したものである。
【0011】そして、薄板部材1は巾方向に弧状に湾曲
した長尺板であり、その両端部を折り曲げて立ち上がり
片4を形成している。その材質は、金属、プラスチック
等を使用できる。
【0012】上胴縁2a及び下胴縁2bは、フェンスの
巾方向全長にわたる長尺の扞体であり、各々長尺の支持
板5a、5bと、開口部を形成した断面略C字状の額縁
部6a、6bとを備えている。そして、額縁部6a、6
bは薄板部材1を固定した後に、支持板5a、5bに嵌
合されるものである。
【0013】上胴縁2a及び下胴縁2bは、各々左胴縁
9a及び右胴縁9bに取り付けられることにより、上胴
縁2a及び下胴縁2bと左胴縁9a及び右胴縁9bとで
フェンスの輪郭が形成されるものである。
【0014】支持板5a、5bは、各々支持片8a、8
bと固定片7a、7bとを備える断面略T字状であり、
固定片7a、7bは、上胴縁2a及び下胴縁2bの長さ
方向に略平行に支持片8a、8bに立設されている。
【0015】そして、支持片8a、8bの中程に、開口
した複数のスリット3a、3bを巾方向に一定間隔を隔
てて隣接形成している。スリット3a、3bと固定片7
a、7bとは略平行である。
【0016】なお、額縁部6a、6bは固定片7a、7
bを覆った状態で、支持板5a、5bに嵌合されるもの
であり、これにより、固定片7a、7bが外側から見え
ない構造になっている。
【0017】このように、上胴縁2a及び下胴縁2bの
双方にスリット3a、3bを形成することにより、薄板
部材1の上端部と下端部とを、スリット3a、3bに挿
通した状態で、薄板部材1を上胴縁2a及び下胴縁2b
に固定することができるため施工が便利である。上胴縁
2a及び下胴縁2bの材質は金属、プラスチック等を使
用できる。
【0018】以下に、図1乃至図3に基づいて、この薄
板部材の取り付け構造について、さらに詳細に説明す
る。薄板部材1を取り付ける場合には、複数の薄板部材
1の各々について、その上端部を支持板5aの支持片8
aに形成されるスリット3aに挿通すると共に、その下
端部を支持板5bの支持片8bに形成されるスリット3
bに挿通する。
【0019】そして、各々の薄板部材1の上端部をその
巾方向の中心より偏心させた位置において、支持板5a
の固定片7a側から薄板部材1へとねじ等の固着具を挿
通してナットと螺合させることにより、薄板部材1の上
端部を固定片7aに引き寄せて固定することにより、薄
板部材1の上端部を上胴縁2aに固定する。なお、固定
方法はこれに限られず、薄板部材1の上端部を固定片7
aに押しつけて薄板部材1を上胴縁2aに固定すること
もできる。
【0020】同様にして、薄板部材1の下端部をその巾
方向の中心より偏心させた位置において、支持板5bの
固定片7b側から薄板部材1へとねじ等の固着具を挿通
してナットと螺合させることにより、薄板部材1の下端
部を固定片7bに引き寄せて固定することにより、薄板
部材1の下端部を下胴縁2bに固定する。
【0021】ところで、スリット3a、3bは製造上の
都合により、薄板部材1の巾より大きく形成されている
が、この場合には、薄板部材1の巾方向の中心より偏心
させた位置において固定しているため、図2に示される
ように、固定部において薄板部材1がスリット3a、3
bの内面に引き寄せられると共に、薄板部材1の両側部
及び立ち上がり片4、4がスリット3a、3bの内面に
圧接された状態で固定される。
【0022】この状態においては、薄板部材1はスリッ
ト3a、3bに対して回転した状態にあるため、薄板部
材1には回転した状態から元に戻ろうとするばね力が常
に作用している。従って、薄板部材1の上胴縁2a及び
下胴縁2bへの固定強度を向上させることができる。
【0023】また、薄板部材1の両側部及び立ち上がり
片4、4がスリット3a、3bの内面に圧接された状態
では、スリット3a、3bと薄板部材1との隙間の範囲
で薄板部材1がずれ動くことがないため、薄板部材1が
スリット3a、3bに突き当たることによりがたつきを
生じるという不都合もない。
【0024】なお、薄板部材1の上端部又は下端部のい
ずれか一方のみを支持片8a又は8bに形成されるスリ
ット3a又は3bに挿通し、薄板部材1の巾方向の中心
より偏心させた位置において、固定片7a又は7b側か
ら薄板部材1へとねじ等の固着具を挿通してナットと螺
合させることにより、薄板部材1の上端部又は下端部を
固定片7a又は7bに引き寄せて固定することにより、
薄板部材1の上端部又は下端部を上胴縁2a又は下胴縁
2bに固定することもでき、この場合にも薄板部材1の
フェンス用上胴縁2a又は下胴縁2bへの固定強度を向
上させることができると共に、薄板部材1がスリット3
a又は3bに突き当たることによりがたつきを生じると
いう不都合もない。
【0025】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の薄板部材の取り
付け構造は、固定片に固定された薄板部材はスリットに
対して回転した状態にあるため、薄板部材には回転した
状態から元に戻ろうとするばね力が常に作用している。
従って、薄板部材の上胴縁又は下胴縁への固定強度を向
上させることができる。
【0026】本発明の請求項2記載の薄板部材の取り付
け構造は、請求項1記載の薄板部材の取り付け構造の効
果に加えて、上胴縁及び下胴縁の双方にスリットを形成
することにより、薄板部材の上端部と下端部とスリット
に挿通した状態で、薄板部材を上胴縁及び下胴縁に固定
することができるため施工が便利である。
【0027】本発明の請求項3記載の薄板部材の取り付
け構造は、請求項1又は請求項2記載の薄板部材の取り
付け構造において、固定片に固定された薄板部材の両側
部及び立ち上がり片がスリットの内面に圧接された状態
になり、薄板部材がずれ動くことがないため、薄板部材
がスリットに突き当たることによりがたつきを生じると
いう不都合もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態である薄板部材の取り付
け構造の正面図である。
【図2】同実施形態である薄板部材の取り付け構造の部
分横断面図である。
【図3】同実施形態である薄板部材の取り付け構造の縦
断面図である。
【図4】従来例の正面図である。
【図5】従来例の部分横断面図である。
【符号の説明】
1 薄板部材 2a 上胴縁 2b 下胴縁 3 スリット 4 立ち上がり片 7 固定片
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 17/14 E06B 9/01 E04C 2/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巾方向に湾曲した薄板部材の上下端部を
    上下の胴縁に嵌合させてフェンスを形成して成る薄板部
    材の取り付け構造において、上胴縁又は下胴縁に開口し
    たスリットを形成し、該スリットに略平行に固定片を立
    設し、前記スリットに薄板部材の端部を挿通し、薄板部
    材の巾方向の中心より偏心させた位置で薄板部材を前記
    固定片に固定すると共に、薄板部材を前記スリットに圧
    接して成ることを特徴とする薄板部材の取り付け構造。
  2. 【請求項2】 上胴縁及び下胴縁に開口したスリットを
    形成し、該スリットに略平行に固定片を立設し、前記ス
    リットに薄板部材の端部を挿通し、薄板部材の巾方向の
    中心より偏心させた位置で薄板部材を前記固定片に固定
    すると共に、薄板部材を前記スリットに圧接して成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の薄板部材の取り付け構
    造。
  3. 【請求項3】 薄板部材が巾方向に弧状に湾曲し、その
    両端部に立ち上がり片を形成して成ることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の薄板部材の取り付け構造。
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