JP2595114Y2 - 格子の組込み構造 - Google Patents

格子の組込み構造

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JP2595114Y2
JP2595114Y2 JP1993039476U JP3947693U JP2595114Y2 JP 2595114 Y2 JP2595114 Y2 JP 2595114Y2 JP 1993039476 U JP1993039476 U JP 1993039476U JP 3947693 U JP3947693 U JP 3947693U JP 2595114 Y2 JP2595114 Y2 JP 2595114Y2
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貞夫 松田
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立山アルミニウム工業株式会社
有限会社ユニオン工機
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、面格子、玄関
用袖格子、門扉、フェンス等に使用される格子の組込み
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種格子の組込み装置の一例と
して、実公平2−14625号公報に開示された考案
(第1の従来例)がある。この考案は、傾斜受面とこの
傾斜受面の対向側に直面を少なくとも備え、傾斜受面に
直交する方向に配した貫通穴を傾斜受面と直面間に設け
て組付補助駒を構成し、この組付補助駒を断面コ字状の
組付取材に嵌合してこの組付主材の中央部片の内面に組
付補助駒の直面を当接させると共に、傾斜受面側から貫
通孔を通じて中央部片の外面に突設させた螺子杆の先端
を、端縁を中央部片の外面に当接して組付主材に対して
傾斜させて配した格子材等の中骨に螺入させたものであ
る。
【0003】また、実開昭57−127758号公報
(第2の従来例)には、エキスバンドメタルにより形成
した金網の端部に網線を交叉接合部付近の分岐位置で切
断することにより係止体取付部を形成し、この取付部に
U字状に折曲した針金等からなる係止体をその対向片に
より取付部を狭圧させて固定し、この係止体を中空の胴
縁の一側に設けた金網挿通溝の溝内縁に係止させること
により金網を胴縁に張設するようにした枠付金網が開示
されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】第1の従来例に示す考
案は、ねじにより組付主材に嵌合した組付補助駒に格子
材の端部を固定して組付けるようにしているので、多量
の組付補助駒及びねじを必要とし、また、格枠の組付け
が面倒で多くの工数を要するため、コストが著しく上昇
し高価になる。また、第2の実施例は構造が比較的簡単
であるが、金網の端部に多数の係止体を固定する作業が
面倒で多くの工数を要し、特に、本考案はエキスバンド
メタルを使用しているため、面格子、玄関用袖格子、門
扉等には使用できず、僅かにフェンス等に実施できるだ
けで用途が限られている。
【0005】さらに、この種の装置としては、例えば、
実公昭63−28306号、実公平2−37997号、
実開平3−20699号公報に開示された考案などがあ
るが、これらは何れも特殊の部品を必要としたり、特殊
な加工を要するなど、構造が複雑で組込みが面倒であ
り、コストの低減が困難である。
【0006】本考案は、構造がきわめて簡単で格子材の
組込みが容易であり、コストを低減できる格子の組込み
構造を得ることを目的とたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る格子の組込
み構造は、ウェブとフランジとにより断面H字状に形成
され、フランジの一端に対向して突出部が設けられてこ
の突出部と前記ウェブとの間に嵌入溝が形成された枠材
と、少なくとも幅方向の一部が枠材の突出部間の間隙よ
り厚い断面形状の格子材とを有し、複数本の格子材を交
差して配置しその交点をそれぞれ固定して格子体を構成
し、格子体の周縁を所定の形状に切断して各格子材の先
端部近傍に長さ方向と直交して凹部を形成し、格子体の
周縁において格子材に設けた凹部を枠材の突出部に整合
させ、これら格子材をそれぞれ嵌入溝に嵌入して格子体
の周縁を枠材に組込み、これら枠材を一体に結合したも
のである。
【0008】
【作用】複数本の格子材を交差して配置し、その交点を
スポット溶接等により固定して格子体を構成し、その周
縁を例えば四角形に切断して各格子材の先端部近傍に長
さ方向と直交して凹部を形成し、この凹部を枠材の突出
部と整合させ、格子材を嵌入溝にそれぞれ嵌入して格子
体の周縁に枠材を組込み、これら各枠材を固定して格子
を構成する。
【0009】
【実施例】図1は本考案実施例の正面図である。図にお
い、1は左右の縦枠3a,3bと上下の横枠4a,4b
とを枠組してなる枠体で、これら縦枠3a,3bと横枠
4a,4bは同一構造の枠材2によって構成されてい
る。11は複数の格子材12を交差して結合し、枠体1
に組込まれた格子体である。枠材2は図2に示すよう
に、アルミ合金形材からなり、ウェブ5とフランジ6
a,6bとによって断面ほぼH字状に形成されており、
フランジ6a,6bの一端には内側に突出した突出部7
a,7bが対向して設けられ、ウェブ5とフランジ6
a,6bとにより嵌入溝8が形成されている。
【0010】格子材12は図3に示すように、アルミ合
金形材からなり、断面ほぼ菱形に形成されたもので、そ
の幅方向の中央部の厚さd2 は、枠材2の突出部7a,
7b間の間隙d1 より大きく(厚く)、d1 <d2 に形
成されている。
【0011】次に、上記のような枠材2と格子材12と
からなる本考案の組込み手順の一例について説明する。
先ず、図1に示すように、複数本の格子材12を交差し
て配置し、その交点をそれぞれスポット溶接で固定して
格子体11を構成する。実施例では、格子材12の交差
角θを60°にした場合を示したが、これは適宜変更す
ることができる。
【0012】ついで、格子体11の周縁(各格子材12
の端部)を揃えて例えば長方形に切断する。そして、図
4に示すように、各格子材12の先端部近傍の表裏に、
長さ方向と直交してプレス等により凹部13a,13b
を設ける。この凹部13a,13bは、枠材2のウェブ
5と突出部7a,7bまでの高さh1 に対し、格子材1
2の先端部から凹部13a,13bまでの長さh2 が、
1 >h2 になるような位置に選び、また、凹部13
a,13bの深さd3 は、その残部14の厚さd4 が枠
材2の突出部7a,7b間の間隙d1 より薄くなるよう
に、即ちd1 >d4 になるように形成する。なお、この
凹部13a,13bは、格子材12の端部をプレス等で
切断する際に、同時に形成してもよい。
【0013】このようにして凹部13a,13bが設け
られた格子体11の格子材12の上下の端部を、横枠4
a,4bの端部開口部に当接してその凹部13a,13
bを突出部7a,7bに整合させ、嵌入溝8内に嵌入す
る。同様にして格子体11の格子材12の左右の端部を
縦枠3a,3bの嵌入溝8内に嵌入し、ビス等により縦
枠3a,3bと横枠4a,4bをそれぞれ固定する。こ
のときの枠体1(枠材2)と格子体11(格子材12)
との関係を図5に示す。これにより、図1に示すよう
に、枠体1内に格子体11が組込まれた格子が完成す
る。このような格子は、例えば図6に示すように、嵌め
ころしその他の手段により出窓15等に装着される。
【0014】以上本考案の実施例について説明したが、
次のような他の実施例も実施することができる。 (1)断面形状がほぼ菱形の格子材を用いた場合を示し
たが、例えば、図7(a),(b)に示すように、幅方
向の中央部が薄く、両側が楕円状に厚く形成された断面
形状のもの、あるいは図7(c)に示すように、幅方向
の中央部が楕円状に厚く、その両側が薄く形成された断
面形状のものなど、幅方向の一部又は全部が枠材の突出
部間の間隙d1 より厚いものであればよく、また、その
一部又は全部を中空にしてもよい。 (2)格子材の交点をスポット溶接により固定する場合
を示したが、他の手段により固定してもよい。 (3)図1では長方形の格子を示したが、設置場所に応
じて他の形状にすることもできる。 (4)格子材の先端部近傍の表裏に凹部を形成した場合
を示したが、表又は裏側の何れか一方のみに凹部を形成
してもよく、この場合は、枠材の一方のフランジのみに
突出部を設けてもよい。
【0015】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
は、複数本の格子材を交差して配置し、その交点をスポ
ット溶接等により固定して格子体を構成し、その周縁を
例えば長方形に切断して各格子材の先端部近傍に長さ方
向と直交して凹部を形成し、この凹部を枠材の突出部と
整合させ、格子材を嵌入溝にそれぞれ嵌入して格子体の
周縁に枠材を組込み、これら各枠材を固定して格子を構
成するようにしたので、構造がきわめて簡単で部品点数
が少なく、短時間で容易に組立てることができる。この
ため、在庫管理や製造が容易になりコストを大幅に低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の正面図である。
【図2】枠材の実施例の斜視図である。
【図3】格子材の実施例の斜視図である。
【図4】格子材の要部を示すもので、(a)は平面図、
(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図である。
【図5】枠材と格子材の組込状態を示す断面図である。
【図6】本考案に係る格子を出窓に取付けた状態を示す
正面図である。
【図7】(a),(b),(c)はそれぞれ本考案に係
る格子材の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 枠材 5 ウェブ 6a,6b フランジ 7a,7b 突出部 8 嵌入溝 11 格子体 12 格子材 13a,13b 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 9/01 E06B 11/00 - 11/02 E04H 17/16 101

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブとフランジとにより断面H字状に
    形成され、前記フランジの一端に対向して突出部が設け
    られて該突出部と前記ウェブとの間に嵌入溝が形成され
    た枠材と、 少なくとも幅方向の一部が前記枠材の突出部間の間隙よ
    り厚い断面形状の格子材とを有し、 複数本の格子材を交差して配置しその交点をそれぞれ固
    定して格子体を構成し、該格子体の周縁を所定の形状に
    切断して各格子材の先端部近傍に長さ方向と直交して凹
    部を形成し、 前記格子体の周縁において格子材に設けた凹部を前記枠
    材の突出部に整合させ、これら格子材をそれぞれ嵌入溝
    に嵌入して前記格子体の周縁を枠材に組込み、これら枠
    材を一体に結合したことを特徴とする格子の組込み構
    造。
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JP3111919U (ja) * 2005-04-20 2005-07-28 美濃化学工業株式会社 ラティス構造体

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