JP3095502B2 - 核燃料集合体組立装置 - Google Patents
核燃料集合体組立装置Info
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- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C3/00—Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
- G21C3/30—Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
- G21C3/32—Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
- G21C3/334—Assembling, maintenance or repair of the bundles
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- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Looms (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、核燃料集合体を組み立
てる際に用いられる核燃料集合体組立装置に関するもの
である。
てる際に用いられる核燃料集合体組立装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、加圧水型軽水炉等の原子炉に装荷
される核燃料集合体としては、例えば、図６に示す核燃
料集合体１が知られている。この核燃料集合体１は、上
下方向に離間して対向配置された上部ノズル２と下部ノ
ズル３との間に、材質がジルカロイからなる制御棒案内
管、計測用案内管などの筒状の案内管４が複数本渡され
て固定されており、これら案内管４，４，…の中途部に
は、複数の支持格子５，５，…が上下方向に互いに離間
して取り付けられており、これらの支持格子５，５，…
には案内管４，４，…と平行して複数の核燃料棒６，
６，…が挿通されて固定されている。上記支持格子５
は、図７及び図８に示す様に、複数のストラップ１１，
１１，…が互いに直角に交差されて格子１２が組み立て
られ、この格子１２により多数のセル１３，１３，…が
画成されている。そして、これらのセル１３，１３，…
には、ストラップ１１，１１の各交叉部に矩形状の切欠
部１４が形成され、これらの切欠部１４，１４の間に
は、セル１３の内方に突出するスプリング１５が形成さ
れている。また、スプリング１５をストラップ１１の幅
方向に挟む位置には、ディンプル１６，１６がスプリン
グ１５と逆方向に突出して形成されている。ここで、ス
プリング１５をストラップ１１の長手方向において挟む
壁部は、キー部材２１のフック２２が係合するリブ２
３，２３とされている。
される核燃料集合体としては、例えば、図６に示す核燃
料集合体１が知られている。この核燃料集合体１は、上
下方向に離間して対向配置された上部ノズル２と下部ノ
ズル３との間に、材質がジルカロイからなる制御棒案内
管、計測用案内管などの筒状の案内管４が複数本渡され
て固定されており、これら案内管４，４，…の中途部に
は、複数の支持格子５，５，…が上下方向に互いに離間
して取り付けられており、これらの支持格子５，５，…
には案内管４，４，…と平行して複数の核燃料棒６，
６，…が挿通されて固定されている。上記支持格子５
は、図７及び図８に示す様に、複数のストラップ１１，
１１，…が互いに直角に交差されて格子１２が組み立て
られ、この格子１２により多数のセル１３，１３，…が
画成されている。そして、これらのセル１３，１３，…
には、ストラップ１１，１１の各交叉部に矩形状の切欠
部１４が形成され、これらの切欠部１４，１４の間に
は、セル１３の内方に突出するスプリング１５が形成さ
れている。また、スプリング１５をストラップ１１の幅
方向に挟む位置には、ディンプル１６，１６がスプリン
グ１５と逆方向に突出して形成されている。ここで、ス
プリング１５をストラップ１１の長手方向において挟む
壁部は、キー部材２１のフック２２が係合するリブ２
３，２３とされている。
【０００３】このような構成の支持格子５に核燃料棒６
を装着する方法について説明する。まず、セル１３に図
９に示す撓ませ治具２４を挿通する。この撓ませ治具２
４は周方向に４分割されたツール２５の内部にテーパ部
を有するテーパピン２６が軸方向に移動可能に取り付け
られたもので、この撓ませ治具２４をセル１３内に位置
させたままテーパピン２６を軸方向へ引き込むことによ
り、図１０のごとくスプリング１５を撓ませることがで
きる。次に、長尺で断面略矩形状のキー部材２１を格子
１２の側方から切欠部１４に挿通させ、キー部材２１の
フック２２をリブ２３に係合させて、スプリング１５を
撓んだ状態に保持してから撓ませ治具２４を外す。その
後、核燃料棒６を各セル１３に挿入してから、キー部材
２１を抜取りスプリング１５の拘束を解くことにより核
燃料棒６を装着する。
を装着する方法について説明する。まず、セル１３に図
９に示す撓ませ治具２４を挿通する。この撓ませ治具２
４は周方向に４分割されたツール２５の内部にテーパ部
を有するテーパピン２６が軸方向に移動可能に取り付け
られたもので、この撓ませ治具２４をセル１３内に位置
させたままテーパピン２６を軸方向へ引き込むことによ
り、図１０のごとくスプリング１５を撓ませることがで
きる。次に、長尺で断面略矩形状のキー部材２１を格子
１２の側方から切欠部１４に挿通させ、キー部材２１の
フック２２をリブ２３に係合させて、スプリング１５を
撓んだ状態に保持してから撓ませ治具２４を外す。その
後、核燃料棒６を各セル１３に挿入してから、キー部材
２１を抜取りスプリング１５の拘束を解くことにより核
燃料棒６を装着する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スプリング１５を撓ませる作業やキー部材２１を挿入す
る作業は手作業によるものであるから、これらの作業を
行うために多大な工数と時間とを要することとなり、作
業能率が極めて悪いという欠点があった。また、上述し
た撓ませ治具２４を使用してスプリング１５を撓ませる
には、スプリング１５に作用方向以外の押圧力を加えず
に、かつ、ねじれやズレ等の変形を発生させずに作業を
進めなければならず、高度な熟練を要する作業となるた
めに、この作業を改善し標準化することが一つの大きな
課題となっていた。
スプリング１５を撓ませる作業やキー部材２１を挿入す
る作業は手作業によるものであるから、これらの作業を
行うために多大な工数と時間とを要することとなり、作
業能率が極めて悪いという欠点があった。また、上述し
た撓ませ治具２４を使用してスプリング１５を撓ませる
には、スプリング１５に作用方向以外の押圧力を加えず
に、かつ、ねじれやズレ等の変形を発生させずに作業を
進めなければならず、高度な熟練を要する作業となるた
めに、この作業を改善し標準化することが一つの大きな
課題となっていた。
【０００５】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、以上の欠点や問題点を解決することができ、
しかも大幅な作業時間の短縮及びコストダウンを図るこ
とができる核燃料集合体組立装置を提供することにあ
る。
であって、以上の欠点や問題点を解決することができ、
しかも大幅な作業時間の短縮及びコストダウンを図るこ
とができる核燃料集合体組立装置を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な核燃料集合体組立装置を採用し
た。すなわち、請求項１記載の核燃料集合体組立装置
は、複数のセルが形成された支持格子の前記セル内に核
燃料棒が挿通された状態で、該核燃料棒が前記セルを画
成する壁部に対向して突出形成されたディンプル及びス
プリングに保持されてなる核燃料集合体の組み立てに用
いられる核燃料集合体組立装置であって、スプリングを
押し拡げるためにセルに挿入されるツール（７４）を具
備する進退可能なツールサポート（４５）と、セル内に
挿入されたツール（７４）内に挿入されて該ツール（７
４）を拡径することでスプリングを撓ませるロッド（６
６）を具備する進退可能なロッドサポート（４４）と、
ロッドサポート（４４）を支持格子に対して進退させる
駆動手段（４６，６５）と、ロッドサポート（４４）の
移動に連動してツールサポート（４５）を移動させる連
動手段（７５，７６）とを具備し、ツール（７４）がセ
ル内に挿入された後でロッド（６６）がツール（７４）
内に挿入されるようにしたことを特徴とする。
に、本発明は次の様な核燃料集合体組立装置を採用し
た。すなわち、請求項１記載の核燃料集合体組立装置
は、複数のセルが形成された支持格子の前記セル内に核
燃料棒が挿通された状態で、該核燃料棒が前記セルを画
成する壁部に対向して突出形成されたディンプル及びス
プリングに保持されてなる核燃料集合体の組み立てに用
いられる核燃料集合体組立装置であって、スプリングを
押し拡げるためにセルに挿入されるツール（７４）を具
備する進退可能なツールサポート（４５）と、セル内に
挿入されたツール（７４）内に挿入されて該ツール（７
４）を拡径することでスプリングを撓ませるロッド（６
６）を具備する進退可能なロッドサポート（４４）と、
ロッドサポート（４４）を支持格子に対して進退させる
駆動手段（４６，６５）と、ロッドサポート（４４）の
移動に連動してツールサポート（４５）を移動させる連
動手段（７５，７６）とを具備し、ツール（７４）がセ
ル内に挿入された後でロッド（６６）がツール（７４）
内に挿入されるようにしたことを特徴とする。
【０００７】また、請求項２記載の核燃料集合体組立装
置は、請求項１記載の核燃料集合体組立装置において、
ロッドサポート（４４）のロッド（６６）がセルから外
れる方向の移動に連動してツールサポート（４５）の移
動を一時的に規制する規制手段（８１）を具備してなる
ことを特徴とする。
置は、請求項１記載の核燃料集合体組立装置において、
ロッドサポート（４４）のロッド（６６）がセルから外
れる方向の移動に連動してツールサポート（４５）の移
動を一時的に規制する規制手段（８１）を具備してなる
ことを特徴とする。
【０００８】
【作用】本発明の請求項１記載の核燃料集合体組立装置
では、核燃料棒をセルに挿通するに際し、先ず駆動手段
によりロッドサポートを支持格子の方向に移動させるこ
とで連動手段によりツールサポートを連動させて先にツ
ールをセル内に位置させ、この状態で更にロッドサポー
トが移動することによってロッドがツール内に挿入され
てツールを拡径する。これにより、拡径したツールがス
プリングを押圧して該スプリングをディンプルから離間
する方向へ撓ませる。
では、核燃料棒をセルに挿通するに際し、先ず駆動手段
によりロッドサポートを支持格子の方向に移動させるこ
とで連動手段によりツールサポートを連動させて先にツ
ールをセル内に位置させ、この状態で更にロッドサポー
トが移動することによってロッドがツール内に挿入され
てツールを拡径する。これにより、拡径したツールがス
プリングを押圧して該スプリングをディンプルから離間
する方向へ撓ませる。
【０００９】また請求項２記載の組立装置では、セル内
のスプリングを撓ませた状態にしてキー部材を挿入して
当該位置にスプリングを保持させた後、ロッドサポート
をロッドがセルから離脱する方向に移動させると移動初
期においてはロッドサポートに連動して規制手段がツー
ルサポートの移動を阻止するためにツールがセル内に留
まってロッドが抜けると縮径し、その後ロッドサポート
の移動に連動部材を介してツールサポートが連動するた
めに縮径したツールがセルから難なく抜けることにな
る。
のスプリングを撓ませた状態にしてキー部材を挿入して
当該位置にスプリングを保持させた後、ロッドサポート
をロッドがセルから離脱する方向に移動させると移動初
期においてはロッドサポートに連動して規制手段がツー
ルサポートの移動を阻止するためにツールがセル内に留
まってロッドが抜けると縮径し、その後ロッドサポート
の移動に連動部材を介してツールサポートが連動するた
めに縮径したツールがセルから難なく抜けることにな
る。
【００１０】
【実施例】本発明の核燃料集合体組立装置の一実施例に
ついて、図１ないし図４を参照して説明する。本実施例
の核燃料集合体組立装置３１は、装置本体３２と、該装
置本体３２に付設されるキー挿入手段３３と、移動手段
３４とから構成されている。装置本体３２は、フレーム
４１、トレイ４２、シャフト４３、ロッドサポート４
４、ツールサポート４５、油圧シリンダ（駆動装置）４
６とから概略構成されている。
ついて、図１ないし図４を参照して説明する。本実施例
の核燃料集合体組立装置３１は、装置本体３２と、該装
置本体３２に付設されるキー挿入手段３３と、移動手段
３４とから構成されている。装置本体３２は、フレーム
４１、トレイ４２、シャフト４３、ロッドサポート４
４、ツールサポート４５、油圧シリンダ（駆動装置）４
６とから概略構成されている。
【００１１】フレーム４１は、上部フレーム４１ａ、側
部フレーム４１ｂ、脚部フレーム４１ｃから構成されて
いる。トレイ４２は、該装置本体３２の側部フレーム４
１ｂに囲まれた中央下部に設けられ支持格子５を載置す
るもので、垂直に立設された軸５１の先端部５１ａに支
持されており、その上面に支持格子５が載置されてい
る。このトレイ４１の上面のコーナー部には、支持格子
５を所定位置に載置させるための位置決め部材５２が設
けられている。また、トレイ４２の側部フレーム４１ｂ
側の側部には、側部フレーム４１ｂに固定されたレール
ガイド部５３に水平方向に摺動自在に支持されるレール
５４が配設されている。さらに、レールガイド部５３の
上部には、トレイ停止部材５５が所定間隔をもって設け
られ、トレイ４２の側部に形成された穴５６に、このト
レイ停止部材５５の先端部が嵌まり込むことにより、該
装置本体３２の側方から移動してきたトレイ４２が停止
するようになっている。
部フレーム４１ｂ、脚部フレーム４１ｃから構成されて
いる。トレイ４２は、該装置本体３２の側部フレーム４
１ｂに囲まれた中央下部に設けられ支持格子５を載置す
るもので、垂直に立設された軸５１の先端部５１ａに支
持されており、その上面に支持格子５が載置されてい
る。このトレイ４１の上面のコーナー部には、支持格子
５を所定位置に載置させるための位置決め部材５２が設
けられている。また、トレイ４２の側部フレーム４１ｂ
側の側部には、側部フレーム４１ｂに固定されたレール
ガイド部５３に水平方向に摺動自在に支持されるレール
５４が配設されている。さらに、レールガイド部５３の
上部には、トレイ停止部材５５が所定間隔をもって設け
られ、トレイ４２の側部に形成された穴５６に、このト
レイ停止部材５５の先端部が嵌まり込むことにより、該
装置本体３２の側方から移動してきたトレイ４２が停止
するようになっている。
【００１２】一方、フレーム４１の上部フレーム４１ａ
及び側部フレーム４１ｂ各々に設けられた支持部材６
１，６２には上下方向に立設されたシャフト４３の両端
部４３ａ，４３ｂがそれぞれ固定されている。このシャ
フト４３には矩形状のロッドサポート４４が配設されて
いる。
及び側部フレーム４１ｂ各々に設けられた支持部材６
１，６２には上下方向に立設されたシャフト４３の両端
部４３ａ，４３ｂがそれぞれ固定されている。このシャ
フト４３には矩形状のロッドサポート４４が配設されて
いる。
【００１３】ロッドサポート４４は、その一端側に上下
方向に開口する孔６３が形成され、この孔６３にスリー
ブ６４が挿通固定されるとともに、このスリーブ６４内
にシャフト４３が遊挿されている。そして、ロッドサポ
ート４４の上面は油圧シリンダ４６のピストンロッド６
５下端部６５ａに連結されている。また、ロッドサポー
ト４４の下面には複数の棒状のロッド６６が配設されて
おり、これらのロッド６６，…は先端部が円錐状に形成
され、その軸心がトレイ４２上の支持格子５のセル１３
の軸心と一致するように取り付けられている。この様
に、ロッドサポート４４は、シャフト４３に上下方向に
摺動自在に支持され、油圧シリンダ４６のピストンロッ
ド６５が上下方向に移動するに伴い該ピストンロッド６
５の移動方向と同一方向へ移動するようになっている。
また、このロッドサポート４４と側部フレーム４１ｂと
の間の一端には、後述するが、上下方向に延びる規制摺
動部６７が形成されている。
方向に開口する孔６３が形成され、この孔６３にスリー
ブ６４が挿通固定されるとともに、このスリーブ６４内
にシャフト４３が遊挿されている。そして、ロッドサポ
ート４４の上面は油圧シリンダ４６のピストンロッド６
５下端部６５ａに連結されている。また、ロッドサポー
ト４４の下面には複数の棒状のロッド６６が配設されて
おり、これらのロッド６６，…は先端部が円錐状に形成
され、その軸心がトレイ４２上の支持格子５のセル１３
の軸心と一致するように取り付けられている。この様
に、ロッドサポート４４は、シャフト４３に上下方向に
摺動自在に支持され、油圧シリンダ４６のピストンロッ
ド６５が上下方向に移動するに伴い該ピストンロッド６
５の移動方向と同一方向へ移動するようになっている。
また、このロッドサポート４４と側部フレーム４１ｂと
の間の一端には、後述するが、上下方向に延びる規制摺
動部６７が形成されている。
【００１４】一方、前記ロッドサポート４４の下方には
矩形状のツールサポート４５が配列されている。このツ
ールサポート４５はその一端部に上下方向に開口する孔
７１が形成され、この孔７１にはスリーブ７２が挿通固
定されているとともに、このスリーブ７２内にシャフト
４３が遊挿されている。また、ツールサポート４５に
は、支持格子５のセル１３を臨む位置に、ロッド６６の
直径より僅かに大径で上下方向に貫通する複数のロッド
挿通孔７３，…が形成されており、そのロッド挿通孔７
３の下方の開口部には複数のツール７４，７４，…が配
設されている。このツール７４は周方向に４分割された
形状であり、その軸心は支持格子５のセル１３の軸心と
一致し、かつ前記ロッド６６がツール７４内部に挿通さ
れると分割形状のツール７４が拡径するようになってい
る。
矩形状のツールサポート４５が配列されている。このツ
ールサポート４５はその一端部に上下方向に開口する孔
７１が形成され、この孔７１にはスリーブ７２が挿通固
定されているとともに、このスリーブ７２内にシャフト
４３が遊挿されている。また、ツールサポート４５に
は、支持格子５のセル１３を臨む位置に、ロッド６６の
直径より僅かに大径で上下方向に貫通する複数のロッド
挿通孔７３，…が形成されており、そのロッド挿通孔７
３の下方の開口部には複数のツール７４，７４，…が配
設されている。このツール７４は周方向に４分割された
形状であり、その軸心は支持格子５のセル１３の軸心と
一致し、かつ前記ロッド６６がツール７４内部に挿通さ
れると分割形状のツール７４が拡径するようになってい
る。
【００１５】さらに、ツールサポート４５の上面には、
ロッドサポート４４を摺動自在に貫通して上方に延びる
棒状のサスペンダー７５が固定されており、その先端に
は係合部７６が設けられている。そして、ロッドサポー
ト４４がツールサポート４５から所定距離上昇した際に
は、サスペンダー７５は係合部７６でロッドサポート４
４の上面と係合し、それによりロッドサポート４４とツ
ールサポート４５とが連結するようになっている。
ロッドサポート４４を摺動自在に貫通して上方に延びる
棒状のサスペンダー７５が固定されており、その先端に
は係合部７６が設けられている。そして、ロッドサポー
ト４４がツールサポート４５から所定距離上昇した際に
は、サスペンダー７５は係合部７６でロッドサポート４
４の上面と係合し、それによりロッドサポート４４とツ
ールサポート４５とが連結するようになっている。
【００１６】また、上述したシャフト４３の下部に配設
された支持部材は、下方へ移動するツールサポート４５
が停止するストッパー７７とされており、その状態にお
けるツールサポート４５のツール７８の先端は、セル１
３を挿通して下側の開口部から突出している。また、ツ
ールサポート４５上で移動が停止するロッドサポート４
４は、そのロッド６６の先端がセル１３を挿通して、下
側の開口部から突出している。
された支持部材は、下方へ移動するツールサポート４５
が停止するストッパー７７とされており、その状態にお
けるツールサポート４５のツール７８の先端は、セル１
３を挿通して下側の開口部から突出している。また、ツ
ールサポート４５上で移動が停止するロッドサポート４
４は、そのロッド６６の先端がセル１３を挿通して、下
側の開口部から突出している。
【００１７】ストッパー７７より上部の側部フレーム４
１ｂには、スイングローラ８１が取り付けられている。
このスイングローラ８１は、そのアーム８２の上下のシ
ャフト４３を臨む方向に２つのローラ８３，８４が取り
付けられ、これらローラ８３，８４のうち片方のみがシ
ャフト４３側に近接するようにアーム８２の中央部が回
動自在に固定されてなる、いわゆるシーソー機能を有し
た構造になっている。そして、このスイングローラ８１
の上部ローラ８３がロッドサポート４４の規制摺動部６
７に当接して回転することにより、下部ローラ８４がシ
ャフト４３側へ移動してツールサポート４５の端部４５
ａと当接し、ツールサポート４５の上昇が規制されるよ
うになっている。
１ｂには、スイングローラ８１が取り付けられている。
このスイングローラ８１は、そのアーム８２の上下のシ
ャフト４３を臨む方向に２つのローラ８３，８４が取り
付けられ、これらローラ８３，８４のうち片方のみがシ
ャフト４３側に近接するようにアーム８２の中央部が回
動自在に固定されてなる、いわゆるシーソー機能を有し
た構造になっている。そして、このスイングローラ８１
の上部ローラ８３がロッドサポート４４の規制摺動部６
７に当接して回転することにより、下部ローラ８４がシ
ャフト４３側へ移動してツールサポート４５の端部４５
ａと当接し、ツールサポート４５の上昇が規制されるよ
うになっている。
【００１８】キー挿入手段３３は、セル１３に挿通され
スプリング１５を撓ませた状態で保持するキー部材２１
をセル１３内の所定位置へ挿入するためのもので、キー
部材２１をキー挿入位置へ供給するキー供給機構９１
と、供給されたキー部材２１を支持格子５の所定位置へ
挿入するキー挿入機構９２とから構成されている。
スプリング１５を撓ませた状態で保持するキー部材２１
をセル１３内の所定位置へ挿入するためのもので、キー
部材２１をキー挿入位置へ供給するキー供給機構９１
と、供給されたキー部材２１を支持格子５の所定位置へ
挿入するキー挿入機構９２とから構成されている。
【００１９】キー供給機構９１は、キー部材２１を保持
する円筒状のキーカートリッジ９３及びキーカートリッ
ジ回転手段から構成されており、該キーカートリッジ９
３はその軸線に対して回転自在であり、該キーカートリ
ッジ９３の外周部には、複数本のキー部材２１，２１，
…が着脱自在に、それぞれのキー部材２１が該キーカー
トリッジ９３の軸線方向と一致する様に等間隔に複数本
（この実施例の場合は３２本）保持されている。キー挿
入機構９２は、キー部材２１をセル１３内の所定位置へ
挿入するためのもので、キーカートリッジ９３に保持さ
れたキー部材２１を支持格子５のセル１３の所定位置に
向かって所定距離押し出すシリンダ９４と、押し出され
たキー部材２１をさらに所定距離移動させるプーリー９
５と、キー部材２１がセル１３内の所定位置に挿入され
たことを確認するストッパー９６と、キー部材２１を保
持したまま回転させるキー保持部９７から構成されてい
る。
する円筒状のキーカートリッジ９３及びキーカートリッ
ジ回転手段から構成されており、該キーカートリッジ９
３はその軸線に対して回転自在であり、該キーカートリ
ッジ９３の外周部には、複数本のキー部材２１，２１，
…が着脱自在に、それぞれのキー部材２１が該キーカー
トリッジ９３の軸線方向と一致する様に等間隔に複数本
（この実施例の場合は３２本）保持されている。キー挿
入機構９２は、キー部材２１をセル１３内の所定位置へ
挿入するためのもので、キーカートリッジ９３に保持さ
れたキー部材２１を支持格子５のセル１３の所定位置に
向かって所定距離押し出すシリンダ９４と、押し出され
たキー部材２１をさらに所定距離移動させるプーリー９
５と、キー部材２１がセル１３内の所定位置に挿入され
たことを確認するストッパー９６と、キー部材２１を保
持したまま回転させるキー保持部９７から構成されてい
る。
【００２０】また、装置本体３２の下方には、キー挿入
手段３３と支持格子５とを、支持格子５のセル１３の軸
線及びキー部材２１の挿入方向に対して略直交する方向
へ相対移動させる移動手段３４が設けられている。
手段３３と支持格子５とを、支持格子５のセル１３の軸
線及びキー部材２１の挿入方向に対して略直交する方向
へ相対移動させる移動手段３４が設けられている。
【００２１】上記核燃料集合体組立装置３１を用いて、
セル１３のスプリング１５を撓ませ、このセル１３内の
所定位置へキー部材２１を挿入する手順について、図５
に基づき説明する。 （１）まず、油圧シリンダ４６のピストンロッド６５を
上方へ移動させて、ロッドサポート４４を装置本体３２
の上方に移動させ、また、支持格子５をトレイ４２の上
に載置させてツールサポート４５及びロッドサポート４
４の下方まで移動させておく。これにより、ツールサポ
ート４５はサスペンダー７５によりロッドサポート４４
と連結して装置本体３２の上部で静止する。ここで、ロ
ッドサポート４４のロッド６６は、それぞれ対応するツ
ールサポート４５のツール７４の上部に予め挿入されて
いる（図５（ａ））。
セル１３のスプリング１５を撓ませ、このセル１３内の
所定位置へキー部材２１を挿入する手順について、図５
に基づき説明する。 （１）まず、油圧シリンダ４６のピストンロッド６５を
上方へ移動させて、ロッドサポート４４を装置本体３２
の上方に移動させ、また、支持格子５をトレイ４２の上
に載置させてツールサポート４５及びロッドサポート４
４の下方まで移動させておく。これにより、ツールサポ
ート４５はサスペンダー７５によりロッドサポート４４
と連結して装置本体３２の上部で静止する。ここで、ロ
ッドサポート４４のロッド６６は、それぞれ対応するツ
ールサポート４５のツール７４の上部に予め挿入されて
いる（図５（ａ））。
【００２２】（２）油圧シリンダ４６を駆動させ、ピス
トンロッド６５を下方へ移動させて、ロッドサポート４
４を下降させる。これにより、サスペンダー７５で連結
されているツールサポート４５も同時に下方へ移動して
いき、ツールサポート４５の複数のツール７４は、その
自重によりトレイ４２上の支持格子５のセル１３の上部
開口部から軸線に沿って内部に遊挿される（図５
（ｂ））。
トンロッド６５を下方へ移動させて、ロッドサポート４
４を下降させる。これにより、サスペンダー７５で連結
されているツールサポート４５も同時に下方へ移動して
いき、ツールサポート４５の複数のツール７４は、その
自重によりトレイ４２上の支持格子５のセル１３の上部
開口部から軸線に沿って内部に遊挿される（図５
（ｂ））。
【００２３】（３）ロッドサポート４４をさらに下降さ
せ、ロッド６６をセル１３に遊挿されたツール７４内部
に挿入させる。支持格子５の内部にロッド６６が挿入さ
れることにより、内部のツール７４は拡径され、それに
よりスプリング１５は分割されたツール７４の壁面によ
り作用方向に押圧されて撓む（図５（ｃ））。
せ、ロッド６６をセル１３に遊挿されたツール７４内部
に挿入させる。支持格子５の内部にロッド６６が挿入さ
れることにより、内部のツール７４は拡径され、それに
よりスプリング１５は分割されたツール７４の壁面によ
り作用方向に押圧されて撓む（図５（ｃ））。
【００２４】（４）シリンダ９４を駆動させてキーカー
トリッジ９３の所定位置に位置するキー部材２１をセル
１３内の所定位置へ向かって前進させる。このキー部材
２１は、プーリー９５とストッパー９６とにより、さら
に前進させられ、セル１３内の所定位置に挿入される
（図５（ｄ））。次に、キー部材２１がセル１３内の所
定位置に挿入された時点で、キー保持部９７によりキー
部材２１を回転させ、該キー部材２１のフック２２をリ
ブ２３に係合させる（図５（ｅ））。
トリッジ９３の所定位置に位置するキー部材２１をセル
１３内の所定位置へ向かって前進させる。このキー部材
２１は、プーリー９５とストッパー９６とにより、さら
に前進させられ、セル１３内の所定位置に挿入される
（図５（ｄ））。次に、キー部材２１がセル１３内の所
定位置に挿入された時点で、キー保持部９７によりキー
部材２１を回転させ、該キー部材２１のフック２２をリ
ブ２３に係合させる（図５（ｅ））。
【００２５】キー部材２１の挿入が終わったら、キーカ
ートリッジ９３をその軸線に対して所定の角度回転させ
て、次に挿入されるキー部材２１を所定位置に移動させ
る。その後、移動手段３４を作動させ、支持格子５を該
支持格子５のセル１３の軸線及びキー部材２１に対して
略直交する方向へ所定距離相対移動させる。以上の動作
を繰り返し行い、全てのキー部材２１を各セル１３内の
所定位置にそれぞれ挿入する。
ートリッジ９３をその軸線に対して所定の角度回転させ
て、次に挿入されるキー部材２１を所定位置に移動させ
る。その後、移動手段３４を作動させ、支持格子５を該
支持格子５のセル１３の軸線及びキー部材２１に対して
略直交する方向へ所定距離相対移動させる。以上の動作
を繰り返し行い、全てのキー部材２１を各セル１３内の
所定位置にそれぞれ挿入する。
【００２６】（５）支持格子５内に１方向からのキー部
材２１の挿入が終了した段階で、移動手段３４を作動さ
せ、支持格子５を垂直方向の軸線を中心として水平方向
に９０度回転させ、前記（４）に示す手法により、該支
持格子５内に前記キー部材２１と直角な方向に他のキー
部材２１を順次挿入する（図５（ｆ））。ここでも、以
上の動作を繰り返し行い、全てのキー部材２１を各セル
１３内の所定位置にそれぞれ挿入する。
材２１の挿入が終了した段階で、移動手段３４を作動さ
せ、支持格子５を垂直方向の軸線を中心として水平方向
に９０度回転させ、前記（４）に示す手法により、該支
持格子５内に前記キー部材２１と直角な方向に他のキー
部材２１を順次挿入する（図５（ｆ））。ここでも、以
上の動作を繰り返し行い、全てのキー部材２１を各セル
１３内の所定位置にそれぞれ挿入する。
【００２７】（６）キー保持部９７を作動させてキー部
材２１のフック２２を支持格子５の格子１２に形成され
ているリブ２３に係合させ、セル１３のスプリング１５
を撓んだ状態に保持させる。その後、移動手段３４を作
動させ、支持格子５を該支持格子５のセル１３の軸線及
びキー部材２１の挿入方向に対して略直交する方向へ所
定距離相対移動させる。
材２１のフック２２を支持格子５の格子１２に形成され
ているリブ２３に係合させ、セル１３のスプリング１５
を撓んだ状態に保持させる。その後、移動手段３４を作
動させ、支持格子５を該支持格子５のセル１３の軸線及
びキー部材２１の挿入方向に対して略直交する方向へ所
定距離相対移動させる。
【００２８】（７）油圧シリンダ４６を駆動させ、ピス
トンロッド６５を上方へ移動させてロッドサポート４４
を支持格子５内部から上昇させる。この際、スイングロ
ーラ８１の上部ローラ８３はロッドサポート４４の規制
摺動部６７と当接し、それにより下部ローラ８４はツー
ルサポート４５の端部４５ａを下方に押圧する。これに
より、ロッドサポート４４が上昇して規制摺動部６７の
摺動面６７ａが上部ローラ８３を通過するまで、ツール
サポート４５の上昇移動は拘束される。すなわち、上部
ローラ８３を前記摺動面６７ａが摺動する距離は、セル
１３の内部に挿通されたロッド６６の長さと略同じ長さ
に設定されている。
トンロッド６５を上方へ移動させてロッドサポート４４
を支持格子５内部から上昇させる。この際、スイングロ
ーラ８１の上部ローラ８３はロッドサポート４４の規制
摺動部６７と当接し、それにより下部ローラ８４はツー
ルサポート４５の端部４５ａを下方に押圧する。これに
より、ロッドサポート４４が上昇して規制摺動部６７の
摺動面６７ａが上部ローラ８３を通過するまで、ツール
サポート４５の上昇移動は拘束される。すなわち、上部
ローラ８３を前記摺動面６７ａが摺動する距離は、セル
１３の内部に挿通されたロッド６６の長さと略同じ長さ
に設定されている。
【００２９】（８）支持格子５の内部のツール７４は、
ロッド６６が引き抜かれると、拡径される前の直径にも
どって縮径する。それにより、ツール７４は撓ませたス
プリング１５から離間する。
ロッド６６が引き抜かれると、拡径される前の直径にも
どって縮径する。それにより、ツール７４は撓ませたス
プリング１５から離間する。
【００３０】（９）ロッドサポート４４がツールサポー
ト４５から所定距離上昇すると、ロッドサポート４４と
サスペンダー７５の係合部７６が係合してツールサポー
ト４５が上昇し、それにより格子１２内部からツール７
４が引き抜かれる。 （１０）核燃料棒６を各格子１２に挿入してから、キー
部材２１を抜取り、スプリング１５の拘束を解くことに
より核燃料棒６を装着する。
ト４５から所定距離上昇すると、ロッドサポート４４と
サスペンダー７５の係合部７６が係合してツールサポー
ト４５が上昇し、それにより格子１２内部からツール７
４が引き抜かれる。 （１０）核燃料棒６を各格子１２に挿入してから、キー
部材２１を抜取り、スプリング１５の拘束を解くことに
より核燃料棒６を装着する。
【００３１】以上、説明した様に、本実施例の核燃料集
合体組立装置３１によれば、ツール７４が自重によりセ
ル１３の内部に遊挿され、そのツール７４にロッド６６
が挿入されてツール７４が拡径し、それによりセル１３
のスプリング１５は作用方向に押圧されて撓むため、ス
プリング１５にねじれやずれ等を発生させずに正常に作
業を進めることができる。
合体組立装置３１によれば、ツール７４が自重によりセ
ル１３の内部に遊挿され、そのツール７４にロッド６６
が挿入されてツール７４が拡径し、それによりセル１３
のスプリング１５は作用方向に押圧されて撓むため、ス
プリング１５にねじれやずれ等を発生させずに正常に作
業を進めることができる。
【００３２】また、ツール７４に挿入されたロッド６６
が、ロッドサポート４４の上昇によりセル１３から引き
抜かれる際には、ツールサポート４５はスイングローラ
８１よりその上昇が規制され、それによりセル１３の内
部のツール７４は縮径する。これにより、ツール７４は
セル１３のスプリング１５に接触せずに上昇して引き抜
かれ、上記と同様に、スプリング１５にねじれやずれ等
を発生させない。
が、ロッドサポート４４の上昇によりセル１３から引き
抜かれる際には、ツールサポート４５はスイングローラ
８１よりその上昇が規制され、それによりセル１３の内
部のツール７４は縮径する。これにより、ツール７４は
セル１３のスプリング１５に接触せずに上昇して引き抜
かれ、上記と同様に、スプリング１５にねじれやずれ等
を発生させない。
【００３３】また、複雑なメカニズムを用いずに、ロッ
ドサポート４４とツールサポート４５との上下方向の１
つの往復動により、自動的にスプリング１５を撓ませる
ことができる。
ドサポート４４とツールサポート４５との上下方向の１
つの往復動により、自動的にスプリング１５を撓ませる
ことができる。
【００３４】また、キー挿入機構が作動してキー供給機
構により供給されたキー部材を前記支持格子の所定位置
へ挿入することができる。また、移動手段が作動して、
前記キー挿入手段と前記支持格子とを、前記支持格子の
セルの軸線及びキー部材の挿入方向に対して略直交する
方向へ相対移動させることができる。これより、キー部
材２１を挿入する作業を自動化することができ、工程が
簡略化されるとともに作業時間も大幅に短縮されること
となり、作業能率を向上させることができる。
構により供給されたキー部材を前記支持格子の所定位置
へ挿入することができる。また、移動手段が作動して、
前記キー挿入手段と前記支持格子とを、前記支持格子の
セルの軸線及びキー部材の挿入方向に対して略直交する
方向へ相対移動させることができる。これより、キー部
材２１を挿入する作業を自動化することができ、工程が
簡略化されるとともに作業時間も大幅に短縮されること
となり、作業能率を向上させることができる。
【００３５】以上により、従来の欠点や問題点を解決す
ることができ、しかも大幅な作業時間の短縮及びコスト
ダウンを図ることができる核燃料集合体組立装置を提供
することが可能になる。
ることができ、しかも大幅な作業時間の短縮及びコスト
ダウンを図ることができる核燃料集合体組立装置を提供
することが可能になる。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
記載の核燃料集合体組立装置によれば、スプリングを押
し拡げるためにセルに挿入されるツールを具備する進退
可能なツールサポートと、セル内に挿入されたツール内
に挿入されて該ツールを拡径することでスプリングを撓
ませるロッドを具備する進退可能なロッドサポートと、
ロッドサポートを支持格子に対して進退させる駆動手段
と、ロッドサポートの移動に連動してツールサポートを
移動させる連動手段とを具備し、ツールがセル内に挿入
された後でロッドがツール内に挿入されるようにしたの
で、核燃料棒をセルに挿通するに際し、ツールとロッド
を連動させることで自動的にセル内のツールを拡径させ
てスプリングをディンプルから離間する方向へ撓ませる
ことができ作業能率が高い。しかも、スプリングにねじ
れやずれ等を発生させずに正常に撓ませることができ
る。
記載の核燃料集合体組立装置によれば、スプリングを押
し拡げるためにセルに挿入されるツールを具備する進退
可能なツールサポートと、セル内に挿入されたツール内
に挿入されて該ツールを拡径することでスプリングを撓
ませるロッドを具備する進退可能なロッドサポートと、
ロッドサポートを支持格子に対して進退させる駆動手段
と、ロッドサポートの移動に連動してツールサポートを
移動させる連動手段とを具備し、ツールがセル内に挿入
された後でロッドがツール内に挿入されるようにしたの
で、核燃料棒をセルに挿通するに際し、ツールとロッド
を連動させることで自動的にセル内のツールを拡径させ
てスプリングをディンプルから離間する方向へ撓ませる
ことができ作業能率が高い。しかも、スプリングにねじ
れやずれ等を発生させずに正常に撓ませることができ
る。
【００３７】また、請求項２記載の核燃料集合体組立装
置によれば、請求項１記載の核燃料集合体組立装置にお
いて、ロッドサポートのロッドがセルから外れる方向の
移動に連動してツールサポートの移動を一時的に規制す
る規制手段を具備したので、ツールがセル内に留まった
状態でロッドが抜け、次いでツールサポートをロッドサ
ポートに連動させることで縮径したツールがセルから難
なく抜け、引き抜き作業においても作業能率が高い。し
かも、ツールはセルのスプリングに接触せずに上昇して
引き抜かれるから、スプリングにねじれやずれ等を発生
させることがない。
置によれば、請求項１記載の核燃料集合体組立装置にお
いて、ロッドサポートのロッドがセルから外れる方向の
移動に連動してツールサポートの移動を一時的に規制す
る規制手段を具備したので、ツールがセル内に留まった
状態でロッドが抜け、次いでツールサポートをロッドサ
ポートに連動させることで縮径したツールがセルから難
なく抜け、引き抜き作業においても作業能率が高い。し
かも、ツールはセルのスプリングに接触せずに上昇して
引き抜かれるから、スプリングにねじれやずれ等を発生
させることがない。
【００３８】以上により、従来の欠点や問題点を解決す
ることができ、しかも大幅な作業時間の短縮及びコスト
ダウンを図ることができる核燃料集合体組立装置を提供
することが可能になる。
ることができ、しかも大幅な作業時間の短縮及びコスト
ダウンを図ることができる核燃料集合体組立装置を提供
することが可能になる。
【図１】本発明の一実施例の核燃料集合体組立装置の正
面図である。
面図である。
【図２】本発明の一実施例の核燃料集合体組立装置を示
す側面図である。
す側面図である。
【図３】本発明の一実施例の核燃料集合体組立装置のキ
ー挿入手段を示す側面図である。
ー挿入手段を示す側面図である。
【図４】本発明の一実施例の核燃料集合体組立装置にお
いて、支持格子のセルに挿通されたロッドとツールの状
態を示す断面図である。
いて、支持格子のセルに挿通されたロッドとツールの状
態を示す断面図である。
【図５】本発明の一実施例の核燃料集合体組立装置を用
いて、セル内の所定位置へキー部材を挿入する手順を示
す過程図である。
いて、セル内の所定位置へキー部材を挿入する手順を示
す過程図である。
【図６】加圧水型軽水炉の燃料集合体を示す正面図であ
る。
る。
【図７】本発明の核燃料集合体組立装置で使用される支
持格子を示す斜視図である。
持格子を示す斜視図である。
【図８】支持格子のセル内部にキー部材が係合した状態
を示す一部切欠斜視図である。
を示す一部切欠斜視図である。
【図９】従来の核燃料集合体組立装置で使用される撓ま
せ治具を示す斜視図である。
せ治具を示す斜視図である。
【図１０】従来の核燃料集合体組立装置を用いた場合の
支持格子のセルの平面状態を示す断面図である。
支持格子のセルの平面状態を示す断面図である。
５ 支持格子 ６ 核燃料棒 １１ ストラップ １２ 格子 １３ セル １４ 切欠部 １５ スプリング １６ ディンプル ２１ キー部材 ２２ フック ２３ リブ ３１ 核燃料集合体組立装置 ３２ 装置本体 ３３ キー挿入手段 ３４ 移動手段 ４１ フレーム ４１ａ 上部フレーム ４１ｂ 側部フレーム ４１ｃ 脚部フレーム ４２ トレイ ４３ シャフト ４４ ロッドサポート ４５ ツールサポート ４６ 油圧シリンダ（駆動装置） ５１ 軸 ５１ａ 先端部 ５２ 位置決め部材 ５３ レールガイド部 ５４ レール ５５ トレイ停止部材 ５６ 穴 ６１，６２ 支持部材 ６３ 孔 ６４ スリーブ ６５ ピストンロッド ６５ａ 下端部 ６６ ロッド ６７ 規制摺動部 ７３ ロッド挿通孔 ７４ ツール ７５ サスペンダー ７６ 係合部 ７７ ストッパー ７８ ツール ８１ スイングローラ ８２ アーム ８３ 上部ローラ ８４ 下部ローラ ９１ キー供給機構 ９２ キー挿入機構 ９３ キーカートリッジ ９４ シリンダ ９５ プーリー ９６ ストッパー ９７ キー保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山藤 明男 茨城県那珂郡東海村大字舟石川622番地 １ 三菱原子燃料株式会社 東海製作所 内 (56)参考文献 特開 平２−181699（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−184491（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G21C 21/00 G21C 3/34
Claims (2)
- 【請求項１】 複数のセルが形成された支持格子の前記
セル内に核燃料棒が挿通された状態で、該核燃料棒が前
記セルを画成する壁部に対向して突出形成されたディン
プル及びスプリングに保持されてなる核燃料集合体の組
み立てに用いられる核燃料集合体組立装置であって、 前記スプリングを押し拡げるためにセルに挿入されるツ
ールを具備する進退可能なツールサポートと、 前記セル内に挿入されたツール内に挿入されて該ツール
を拡径することでスプリングを撓ませるロッドを具備す
る進退可能なロッドサポートと、 前記ロッドサポートを支持格子に対して進退させる駆動
手段と、 前記ロッドサポートの移動に連動してツールサポートを
移動させる連動手段とを具備し、 前記ツールがセル内に挿入された後で前記ロッドがツー
ル内に挿入されるようにした ことを特徴とする核燃料集
合体組立装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の核燃料集合体組立装置に
おいて、前記ロッドサポートのロッドがセルから外れる
方向の移動に連動して前記ツールサポートの移動を一時
的に規制する規制手段を具備してなることを特徴とする
核燃料集合体組立装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03357763A JP3095502B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 核燃料集合体組立装置 |
| GB9226668A GB2262834B (en) | 1991-12-26 | 1992-12-22 | Apparatus for assembling nuclear fuel assembly |
| DE4243969A DE4243969C2 (de) | 1991-12-26 | 1992-12-23 | Vorrichtung zum Zusammenbauen eines Brennelements |
| US07/996,065 US5303273A (en) | 1991-12-26 | 1992-12-23 | Apparatus for assembling nuclear fuel assembly |
| FR9215652A FR2685808B1 (fr) | 1991-12-26 | 1992-12-23 | Appareil destine a assembler un assemblage de combustible nucleaire. |
| BE9201137A BE1005869A5 (fr) | 1991-12-26 | 1992-12-23 | Equipement d'assemblage d'un jeu de combustible nucleaire. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03357763A JP3095502B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 核燃料集合体組立装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05180985A JPH05180985A (ja) | 1993-07-23 |
| JP3095502B2 true JP3095502B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=18455805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03357763A Expired - Fee Related JP3095502B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 核燃料集合体組立装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5303273A (ja) |
| JP (1) | JP3095502B2 (ja) |
| BE (1) | BE1005869A5 (ja) |
| DE (1) | DE4243969C2 (ja) |
| FR (1) | FR2685808B1 (ja) |
| GB (1) | GB2262834B (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3137769B2 (ja) * | 1992-10-22 | 2001-02-26 | 三菱原子燃料株式会社 | 支持格子用キーの抜取り装置 |
| US5684845A (en) * | 1996-08-30 | 1997-11-04 | Framatome Technologies, Inc. | Multi-axis spacer grid keying fixture |
| KR101893852B1 (ko) * | 2016-12-01 | 2018-08-31 | 한국원자력연구원 | 사용후 핵연료 골격체의 안내관 분리장치 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4229259A (en) * | 1977-09-08 | 1980-10-21 | Westinghouse Electric Corp. | Grid sleeve bulge tool |
| US4297776A (en) * | 1979-04-09 | 1981-11-03 | Westinghouse Electric Corp. | Leaf spring puller for nuclear fuel rods |
| US4740351A (en) * | 1984-02-29 | 1988-04-26 | Japan Nuclear Fuel Co., Ltd. | Method of and arrangement for protecting nuclear fuel assembly |
| US4651403A (en) * | 1985-03-28 | 1987-03-24 | Westinghouse Electric Corp. | Apparatus and method for loading fuel rods into grids of a fuel assembly |
| US4664874A (en) * | 1985-09-05 | 1987-05-12 | Westinghouse Electric Corp. | Reusable locking tube insertion and removal fixture and method in a reconstitutable fuel assembly |
| US4747997A (en) * | 1987-03-30 | 1988-05-31 | Westinghouse Electric Corp. | Nuclear fuel rod loader for pulling fuel rods into a fuel assembly skeleton |
| JPH0797151B2 (ja) * | 1989-01-06 | 1995-10-18 | 三菱原子燃料株式会社 | 燃料集合体の組立方法および燃料集合体の支持格子 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP03357763A patent/JP3095502B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-12-22 GB GB9226668A patent/GB2262834B/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-12-23 BE BE9201137A patent/BE1005869A5/fr not_active IP Right Cessation
- 1992-12-23 US US07/996,065 patent/US5303273A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-12-23 DE DE4243969A patent/DE4243969C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-23 FR FR9215652A patent/FR2685808B1/fr not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05180985A (ja) | 1993-07-23 |
| DE4243969C2 (de) | 1995-09-21 |
| FR2685808A1 (fr) | 1993-07-02 |
| BE1005869A5 (fr) | 1994-02-22 |
| US5303273A (en) | 1994-04-12 |
| DE4243969A1 (ja) | 1993-07-01 |
| GB2262834A (en) | 1993-06-30 |
| GB9226668D0 (en) | 1993-03-03 |
| FR2685808B1 (fr) | 1995-03-10 |
| GB2262834B (en) | 1995-10-04 |
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