JPH116895A - 燃料集合体の組立方法 - Google Patents
燃料集合体の組立方法Info
- Publication number
- JPH116895A JPH116895A JP9160299A JP16029997A JPH116895A JP H116895 A JPH116895 A JP H116895A JP 9160299 A JP9160299 A JP 9160299A JP 16029997 A JP16029997 A JP 16029997A JP H116895 A JPH116895 A JP H116895A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- magazine
- rod
- support
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料棒の挿入効率を向上させる。
【解決手段】 燃料マガジン10への燃料棒挿入時に
は、直方体形状の燃料マガジン10はその外周面10a
が水平または垂直となるように保持して水平方向の各列
の孔11に燃料棒fを挿入する。燃料マガジン10から
支持格子2への燃料棒挿入時には、燃料マガジン10は
その外周面10aを水平面に対して傾斜させた状態にす
る。インナーキー操作機構6で支持格子2の格子空間内
のスプリングを退避させた状態で、燃料マガジン10内
の燃料棒fを水平方向に配列されたチューブ25で支持
格子2の格子空間に挿入する。
は、直方体形状の燃料マガジン10はその外周面10a
が水平または垂直となるように保持して水平方向の各列
の孔11に燃料棒fを挿入する。燃料マガジン10から
支持格子2への燃料棒挿入時には、燃料マガジン10は
その外周面10aを水平面に対して傾斜させた状態にす
る。インナーキー操作機構6で支持格子2の格子空間内
のスプリングを退避させた状態で、燃料マガジン10内
の燃料棒fを水平方向に配列されたチューブ25で支持
格子2の格子空間に挿入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加圧水型軽水炉等
の原子炉に装架される燃料集合体の組立方法に関するも
のである。
の原子炉に装架される燃料集合体の組立方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料集合体の組立に際しては、直
方体形状をなす燃料マガジンを用いて行う。燃料マガジ
ンは、その両端面を貫通する多数の孔が互いに平行に設
けられており、これらの孔は燃料マガジンの4面の外周
面にほぼ平行に形成されていて、孔内に多数の燃料棒を
収納して支持格子に挿入させるために用いる。そして、
燃料集合体の組立時には、燃料マガジンの4面の外周面
が水平面に対して約45度の角度をなすように傾斜させ
て両端面が略ひし形をなすように支持し、この状態で水
平方向の孔の列に燃料棒を手動などで部分的に挿入し、
水平方向に延びるローラで燃料棒を上下から挟んでロー
ラを回転させ、燃料マガジン内に燃料棒を挿入してゆ
く。そしてこの作業を、ローラを上下方向に順次ずらし
て各段の孔の列に燃料棒を挿入してゆく。次に四角形枠
状の複数の支持格子を略ひし形状に傾斜支持して所定間
隔で配設し、燃料マガジンを同様に略ひし形状に傾斜さ
せて対向配設させ、各支持格子の各格子空間に設けられ
たスプリングを退避させた状態で、押し出し機構の押し
棒を燃料マガジン内に挿入して、押し棒により燃料棒を
燃料マガジンから支持格子に移動挿入させるようになっ
ている。格子空間内のスプリングを退避させた状態で燃
料棒を格子空間内に挿入することで、燃料棒挿入時にス
プリング等との擦過によるスクラッチが燃料棒に生じる
ことを防止できる。その後、制御棒案内管を支持格子に
挿入して支持格子と相互に固定し、上部ノズル及び下部
ノズルを溶接等で制御棒案内管に固定するようになって
いる。
方体形状をなす燃料マガジンを用いて行う。燃料マガジ
ンは、その両端面を貫通する多数の孔が互いに平行に設
けられており、これらの孔は燃料マガジンの4面の外周
面にほぼ平行に形成されていて、孔内に多数の燃料棒を
収納して支持格子に挿入させるために用いる。そして、
燃料集合体の組立時には、燃料マガジンの4面の外周面
が水平面に対して約45度の角度をなすように傾斜させ
て両端面が略ひし形をなすように支持し、この状態で水
平方向の孔の列に燃料棒を手動などで部分的に挿入し、
水平方向に延びるローラで燃料棒を上下から挟んでロー
ラを回転させ、燃料マガジン内に燃料棒を挿入してゆ
く。そしてこの作業を、ローラを上下方向に順次ずらし
て各段の孔の列に燃料棒を挿入してゆく。次に四角形枠
状の複数の支持格子を略ひし形状に傾斜支持して所定間
隔で配設し、燃料マガジンを同様に略ひし形状に傾斜さ
せて対向配設させ、各支持格子の各格子空間に設けられ
たスプリングを退避させた状態で、押し出し機構の押し
棒を燃料マガジン内に挿入して、押し棒により燃料棒を
燃料マガジンから支持格子に移動挿入させるようになっ
ている。格子空間内のスプリングを退避させた状態で燃
料棒を格子空間内に挿入することで、燃料棒挿入時にス
プリング等との擦過によるスクラッチが燃料棒に生じる
ことを防止できる。その後、制御棒案内管を支持格子に
挿入して支持格子と相互に固定し、上部ノズル及び下部
ノズルを溶接等で制御棒案内管に固定するようになって
いる。
【0003】ところで、燃料マガジンから支持格子に燃
料棒を挿入する場合、支持格子の格子空間内に燃料棒を
挿入し易くするために、内スプリング及び外スプリング
をキー部材によって格子空間から退避させるアウターキ
ー操作機構とインナーキー操作機構とが用いられてい
る。この構造は例えば特願平3−278098号等に開
示されており、これを図5により説明する。図5におい
て、支持部材1によって支持格子2が略ひし形状に傾斜
された状態で保持され、支持格子2の外ストラップの外
周側に、略四角形枠状の支持枠3が取り付けられてい
る。そして、支持枠3の四辺をなす各フレーム部4には
それぞ外スプリングを退避させるためのアウターキー操
作機構5が設けられている。また、4本のフレーム部4
の下側の2本のフレーム部4には、インナーキー操作機
構6,6(一方のみが実線で示されている)が設けられ
ており、インナーキー操作機構6には、内スプリングを
退避させるためのインナーキー7が所定間隔で配設され
ている。このような燃料棒の組立機構では、インナーキ
ー7が下側のフレーム部4から斜め上方に支持格子2の
格子空間内に挿入されるようになっているために、燃料
棒を格子空間内に挿入し終えた後にインナーキー7を引
き抜くのが重力も加わって容易になるという利点があ
る。仮りに、支持格子2を各外周面が水平または垂直に
なるように保持すると、インナーキー7を水平方向に引
き抜かねばならず、大きな力が必要になる。燃料棒の燃
料マガジンへの挿入と燃料マガジンから支持格子への挿
入とは連続する工程であるために、従来は、燃料マガジ
ン内に燃料棒を挿入する際にも、燃料マガジンが略ひし
形になるよう外周面を水平面に対して傾斜させて保持し
て、燃料棒の挿入が行われるようになっている。
料棒を挿入する場合、支持格子の格子空間内に燃料棒を
挿入し易くするために、内スプリング及び外スプリング
をキー部材によって格子空間から退避させるアウターキ
ー操作機構とインナーキー操作機構とが用いられてい
る。この構造は例えば特願平3−278098号等に開
示されており、これを図5により説明する。図5におい
て、支持部材1によって支持格子2が略ひし形状に傾斜
された状態で保持され、支持格子2の外ストラップの外
周側に、略四角形枠状の支持枠3が取り付けられてい
る。そして、支持枠3の四辺をなす各フレーム部4には
それぞ外スプリングを退避させるためのアウターキー操
作機構5が設けられている。また、4本のフレーム部4
の下側の2本のフレーム部4には、インナーキー操作機
構6,6(一方のみが実線で示されている)が設けられ
ており、インナーキー操作機構6には、内スプリングを
退避させるためのインナーキー7が所定間隔で配設され
ている。このような燃料棒の組立機構では、インナーキ
ー7が下側のフレーム部4から斜め上方に支持格子2の
格子空間内に挿入されるようになっているために、燃料
棒を格子空間内に挿入し終えた後にインナーキー7を引
き抜くのが重力も加わって容易になるという利点があ
る。仮りに、支持格子2を各外周面が水平または垂直に
なるように保持すると、インナーキー7を水平方向に引
き抜かねばならず、大きな力が必要になる。燃料棒の燃
料マガジンへの挿入と燃料マガジンから支持格子への挿
入とは連続する工程であるために、従来は、燃料マガジ
ン内に燃料棒を挿入する際にも、燃料マガジンが略ひし
形になるよう外周面を水平面に対して傾斜させて保持し
て、燃料棒の挿入が行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな燃料集合体の組立方法では、略ひし形状に傾斜保持
された燃料マガジンに燃料棒を挿入する際、水平方向に
延在するローラで水平方向に配列された燃料棒を一列づ
つ燃料マガジンに挿入してゆくために、ローラによる燃
料棒の挿入効率が悪いという欠点がある。本発明は、こ
のような実情に鑑みて、組立工数の少ない燃料集合体の
組立方法を提供することを目的とする。
うな燃料集合体の組立方法では、略ひし形状に傾斜保持
された燃料マガジンに燃料棒を挿入する際、水平方向に
延在するローラで水平方向に配列された燃料棒を一列づ
つ燃料マガジンに挿入してゆくために、ローラによる燃
料棒の挿入効率が悪いという欠点がある。本発明は、こ
のような実情に鑑みて、組立工数の少ない燃料集合体の
組立方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による燃料集合体
の組立方法は、直方体形状の燃料マガジンの孔に水平方
向に並べた燃料棒を挿入し、その後インナーキー操作機
構で支持格子の格子空間内のスプリングを退避させた状
態で、燃料マガジン内の燃料棒を水平方向に配列された
挿入部材で支持格子の格子空間に挿入するようにした燃
料集合体の組立方法において、燃料マガジンへの燃料棒
挿入時には、燃料マガジンはその外周面が水平または垂
直となるように保持して燃料棒を挿入し、支持格子への
燃料棒挿入時には、燃料マガジンはその外周面を水平面
に対して傾斜させた状態で燃料棒を挿入するようにした
ことを特徴とするものである。
の組立方法は、直方体形状の燃料マガジンの孔に水平方
向に並べた燃料棒を挿入し、その後インナーキー操作機
構で支持格子の格子空間内のスプリングを退避させた状
態で、燃料マガジン内の燃料棒を水平方向に配列された
挿入部材で支持格子の格子空間に挿入するようにした燃
料集合体の組立方法において、燃料マガジンへの燃料棒
挿入時には、燃料マガジンはその外周面が水平または垂
直となるように保持して燃料棒を挿入し、支持格子への
燃料棒挿入時には、燃料マガジンはその外周面を水平面
に対して傾斜させた状態で燃料棒を挿入するようにした
ことを特徴とするものである。
【0006】燃料マガジンへの燃料棒挿入時には、燃料
マガジンはその外周面が水平または垂直に保持されてい
るから、燃料棒を水平方向に配列させて孔に挿入すれ
ば、燃料マガジンの上下の外周面と平行に各段毎に燃料
棒が挿入されることになり、挿入効率がよくなる。しか
も、次の工程における燃料マガジンから支持格子への挿
入時には、燃料マガジン及び支持格子を傾斜させて、水
平方向の挿入部材で各段毎に押すか引っ張るかして挿入
することになり、その際、格子空間のスプリングを斜め
下方から挿入されたインナーキー操作機構で退避させて
あり、挿入終了後にインナーキー操作機構を引き抜くの
が容易である。
マガジンはその外周面が水平または垂直に保持されてい
るから、燃料棒を水平方向に配列させて孔に挿入すれ
ば、燃料マガジンの上下の外周面と平行に各段毎に燃料
棒が挿入されることになり、挿入効率がよくなる。しか
も、次の工程における燃料マガジンから支持格子への挿
入時には、燃料マガジン及び支持格子を傾斜させて、水
平方向の挿入部材で各段毎に押すか引っ張るかして挿入
することになり、その際、格子空間のスプリングを斜め
下方から挿入されたインナーキー操作機構で退避させて
あり、挿入終了後にインナーキー操作機構を引き抜くの
が容易である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図4により説明するが、上述の部材と同一の部材に
は同一の符号を用いてその説明を省略する。図1は実施
の形態による組立方法において燃料マガジンへ燃料棒を
挿入する状態を示す一部破断斜視図、図2は燃料マガジ
ンへ燃料棒を挿入する状態の燃料マガジンの正面図、図
3は燃料マガジンから支持格子に燃料棒を挿入する状態
の一部破断斜視図、図4は燃料マガジンから支持格子に
燃料棒を挿入する状態の燃料マガジンの正面図である。
図1及び図2に示す第一挿入機構9において、燃料マガ
ジン10は直方体形状とされ、略長方形をなす4面の外
周面10a…と、略正方形をなす両端面10b、10b
とで外形が形成され、両端面10b,10b間には燃料
棒fを挿入するための貫通された孔11…が多数形成さ
れており、この孔11は、支持格子2の燃料棒fを挿入
すべき格子空間に対応して穿孔されている。燃料マガジ
ン10は支持部材12に支持されて、各外周面10a…
が水平方向または垂直方向に位置し、端面10bが正面
視で正方形状をなすように保持されている。そのため、
孔11は水平方向に並べられ且つ上下方向に複数段の列
が形成されることで、マトリクス状に形成されている。
乃至図4により説明するが、上述の部材と同一の部材に
は同一の符号を用いてその説明を省略する。図1は実施
の形態による組立方法において燃料マガジンへ燃料棒を
挿入する状態を示す一部破断斜視図、図2は燃料マガジ
ンへ燃料棒を挿入する状態の燃料マガジンの正面図、図
3は燃料マガジンから支持格子に燃料棒を挿入する状態
の一部破断斜視図、図4は燃料マガジンから支持格子に
燃料棒を挿入する状態の燃料マガジンの正面図である。
図1及び図2に示す第一挿入機構9において、燃料マガ
ジン10は直方体形状とされ、略長方形をなす4面の外
周面10a…と、略正方形をなす両端面10b、10b
とで外形が形成され、両端面10b,10b間には燃料
棒fを挿入するための貫通された孔11…が多数形成さ
れており、この孔11は、支持格子2の燃料棒fを挿入
すべき格子空間に対応して穿孔されている。燃料マガジ
ン10は支持部材12に支持されて、各外周面10a…
が水平方向または垂直方向に位置し、端面10bが正面
視で正方形状をなすように保持されている。そのため、
孔11は水平方向に並べられ且つ上下方向に複数段の列
が形成されることで、マトリクス状に形成されている。
【0008】そして、燃料マガジン10の一方の端面1
0bに対向して、燃料棒fを孔11内に挿入するための
押し込み手段32が設けられており、この押し込み手段
32には、燃料マガジン10の水平方向の一列の孔11
に燃料棒fを押し込むための列状の上ローラ13a及び
下ローラ13bからなるローラ13が支持フレーム14
に設けられている。上ローラ13a及び下ローラ13b
の一方にはモータ8が連結され、上下ローラ13a,1
3bを回転駆動させるようになっている。更に支持フレ
ーム14を上下動可能に支持するボールネジ15と、こ
のボールネジ15を燃料マガジン10と直交する方向に
進退させるシリンダ16とが備えられている。
0bに対向して、燃料棒fを孔11内に挿入するための
押し込み手段32が設けられており、この押し込み手段
32には、燃料マガジン10の水平方向の一列の孔11
に燃料棒fを押し込むための列状の上ローラ13a及び
下ローラ13bからなるローラ13が支持フレーム14
に設けられている。上ローラ13a及び下ローラ13b
の一方にはモータ8が連結され、上下ローラ13a,1
3bを回転駆動させるようになっている。更に支持フレ
ーム14を上下動可能に支持するボールネジ15と、こ
のボールネジ15を燃料マガジン10と直交する方向に
進退させるシリンダ16とが備えられている。
【0009】次に燃料マガジン10内の燃料棒fを、所
定間隔で配列された複数の支持格子2…に挿入するため
の第二挿入機構17について、図3及び図4により説明
する。燃料マガジン10を支持する支持部材19は支持
面19aが略V字状に形成され、支持面19aに支持さ
れる燃料マガジン10は外周面10aが水平面に対して
略45度程度傾斜して支持され、端面10bが正面視で
略ひし形をなすように保持されている。燃料マガジン1
0の一端側には、その延長状に複数の支持格子2を所定
間隔で保持する保持機構20が配設され、保持機構20
の基盤21から所定間隔で起立する支持板22に支持格
子2がそれぞれ略ひし形をなす略45度の傾斜状態で保
持されている。支持格子2の前側近傍には燃料棒fの格
子空間内への挿入をガイドするガイドプレート23がそ
れぞれ設けられ、このガイドプレート23には燃料棒f
の格子空間への挿入をガイドするガイド凹部23aが配
列されている。ガイドプレート23は基盤21に取り付
けられたシリンダ18によって上下動可能とされてい
る。
定間隔で配列された複数の支持格子2…に挿入するため
の第二挿入機構17について、図3及び図4により説明
する。燃料マガジン10を支持する支持部材19は支持
面19aが略V字状に形成され、支持面19aに支持さ
れる燃料マガジン10は外周面10aが水平面に対して
略45度程度傾斜して支持され、端面10bが正面視で
略ひし形をなすように保持されている。燃料マガジン1
0の一端側には、その延長状に複数の支持格子2を所定
間隔で保持する保持機構20が配設され、保持機構20
の基盤21から所定間隔で起立する支持板22に支持格
子2がそれぞれ略ひし形をなす略45度の傾斜状態で保
持されている。支持格子2の前側近傍には燃料棒fの格
子空間内への挿入をガイドするガイドプレート23がそ
れぞれ設けられ、このガイドプレート23には燃料棒f
の格子空間への挿入をガイドするガイド凹部23aが配
列されている。ガイドプレート23は基盤21に取り付
けられたシリンダ18によって上下動可能とされてい
る。
【0010】燃料マガジン10の支持格子2と反対側に
は、燃料マガジン10内の燃料棒fを支持格子2に向け
て押し出す押し出し機構31が設けられている。押し出
し機構31は、ドラム24によって、挿入部材として例
えばナイロン製で可撓性の複数のチューブ25が平行に
巻き込み及び引き出し可能に巻き付けられており、ドラ
ム24はモータ26で回転駆動する回転ローラ27によ
って回転方向を制御されている。ドラム24と燃料マガ
ジン10との間には、ドラム24からチューブ25を水
平方向に並列状態でそれぞれ送り出す多数のローラ28
が水平方向に位置をずらせて配列されており、更にチュ
ーブ25を摺動可能に保持して、チューブ25及びロー
ラ28を上下方向に進退させる例えば略コの字型の基台
29が設けられている。また、基台29とドラム24と
の間にはチューブ25のガイドプレート30が配設さ
れ、基台29によって上下動するようになっている。
は、燃料マガジン10内の燃料棒fを支持格子2に向け
て押し出す押し出し機構31が設けられている。押し出
し機構31は、ドラム24によって、挿入部材として例
えばナイロン製で可撓性の複数のチューブ25が平行に
巻き込み及び引き出し可能に巻き付けられており、ドラ
ム24はモータ26で回転駆動する回転ローラ27によ
って回転方向を制御されている。ドラム24と燃料マガ
ジン10との間には、ドラム24からチューブ25を水
平方向に並列状態でそれぞれ送り出す多数のローラ28
が水平方向に位置をずらせて配列されており、更にチュ
ーブ25を摺動可能に保持して、チューブ25及びロー
ラ28を上下方向に進退させる例えば略コの字型の基台
29が設けられている。また、基台29とドラム24と
の間にはチューブ25のガイドプレート30が配設さ
れ、基台29によって上下動するようになっている。
【0011】本実施の形態は上述のような構成を備えて
おり、次に燃料集合体の組立方法について説明する。ま
ず、図1に示す第一挿入機構9において、支持部材12
に燃料マガジン10の各外周面10aが水平または垂直
になるように支持され、即ち端面10bが図2に示すよ
うに正方形状に支持された状態において、手動等で燃料
棒fの一部を孔11内に挿入し、上ローラ13a及び下
ローラ13bで水平方向に一列に並べられた複数の燃料
棒fを挟持して、モータ8を駆動させて上ローラ13a
及び下ローラ13bを回転させて、燃料マガジン10の
最上段の列の孔11に燃料棒fを押し込んでゆく。そし
て、次に次段の列の孔11に燃料棒fを挿入し、同様に
ローラ13で孔11内に燃料棒fを押し込んでゆく。こ
のようにして、孔11の上段から下段に向けて各段毎に
順次燃料棒fを挿入してゆく。
おり、次に燃料集合体の組立方法について説明する。ま
ず、図1に示す第一挿入機構9において、支持部材12
に燃料マガジン10の各外周面10aが水平または垂直
になるように支持され、即ち端面10bが図2に示すよ
うに正方形状に支持された状態において、手動等で燃料
棒fの一部を孔11内に挿入し、上ローラ13a及び下
ローラ13bで水平方向に一列に並べられた複数の燃料
棒fを挟持して、モータ8を駆動させて上ローラ13a
及び下ローラ13bを回転させて、燃料マガジン10の
最上段の列の孔11に燃料棒fを押し込んでゆく。そし
て、次に次段の列の孔11に燃料棒fを挿入し、同様に
ローラ13で孔11内に燃料棒fを押し込んでゆく。こ
のようにして、孔11の上段から下段に向けて各段毎に
順次燃料棒fを挿入してゆく。
【0012】次に燃料マガジン10の外周面10aを、
図3に示すように、支持部材19のV字状の支持面19
に載置すると、各外周面10aは水平面に対して略45
度傾斜した状態に保持され、端面10bは図4に示すよ
うに正面視で略ひし形形状とされている。図3には示さ
れていないが、各支持格子2のアウターストラップの外
側には、図5に示す支持枠3が取り付けられており、ア
ウターストラップ機構5及びインナーストラップ機構6
によって格子空間内のスプリングが退避させられてい
る。そして、押し出し機構31において、モータ26を
駆動させることにより、水平方向に並ぶ複数のチューブ
25が一列にドラム24から繰り出され、チューブ25
は基台29にガイドされつつ送りローラ28で送り出さ
れて燃料マガジン10の最上段の水平方向一列の孔11
内に挿入され、燃料棒fを押し出す。押し出された燃料
棒fは各ガイド部材23の凹部23aにガイドされつつ
各支持格子2の格子空間内に誘導される。そのため、燃
料棒fはスプリングと擦過することなくスムーズに各支
持格子2の格子空間内に挿入される。
図3に示すように、支持部材19のV字状の支持面19
に載置すると、各外周面10aは水平面に対して略45
度傾斜した状態に保持され、端面10bは図4に示すよ
うに正面視で略ひし形形状とされている。図3には示さ
れていないが、各支持格子2のアウターストラップの外
側には、図5に示す支持枠3が取り付けられており、ア
ウターストラップ機構5及びインナーストラップ機構6
によって格子空間内のスプリングが退避させられてい
る。そして、押し出し機構31において、モータ26を
駆動させることにより、水平方向に並ぶ複数のチューブ
25が一列にドラム24から繰り出され、チューブ25
は基台29にガイドされつつ送りローラ28で送り出さ
れて燃料マガジン10の最上段の水平方向一列の孔11
内に挿入され、燃料棒fを押し出す。押し出された燃料
棒fは各ガイド部材23の凹部23aにガイドされつつ
各支持格子2の格子空間内に誘導される。そのため、燃
料棒fはスプリングと擦過することなくスムーズに各支
持格子2の格子空間内に挿入される。
【0013】そして、チューブ25を孔11から外れる
までドラム24に巻戻した後、順次基台29を下方へ移
動させて一列のチューブ25を再度引き出し、燃料マガ
ジン10の孔11内の燃料棒fを順次各段の列毎に支持
格子2内に押し出す。このようにして、燃料棒fを格子
空間2内に挿入し終えた後、制御棒案内管を支持格子に
挿入して互いに固定し、上下ノズルを制御棒案内管に固
定することで組立が終了する。尚、制御棒案内管を先に
支持格子2に挿入固定した後で、燃料棒fを支持格子2
に挿入するようにしてもよい。
までドラム24に巻戻した後、順次基台29を下方へ移
動させて一列のチューブ25を再度引き出し、燃料マガ
ジン10の孔11内の燃料棒fを順次各段の列毎に支持
格子2内に押し出す。このようにして、燃料棒fを格子
空間2内に挿入し終えた後、制御棒案内管を支持格子に
挿入して互いに固定し、上下ノズルを制御棒案内管に固
定することで組立が終了する。尚、制御棒案内管を先に
支持格子2に挿入固定した後で、燃料棒fを支持格子2
に挿入するようにしてもよい。
【0014】上述のように本実施の形態によれば、燃料
マガジン10へ燃料棒fを挿入する際に、燃料マガジン
の外周面が水平または垂直になるように燃料マガジン1
0を保持するようにしたから、水平方向に配列した燃料
棒fの挿入が容易であり、その後の支持格子2への燃料
棒挿入時には支持格子2及び燃料マガジン10を傾斜さ
せて挿入するから、燃料棒挿入後に支持格子2からイン
ナーキー操作機構6を引出すのが容易である。
マガジン10へ燃料棒fを挿入する際に、燃料マガジン
の外周面が水平または垂直になるように燃料マガジン1
0を保持するようにしたから、水平方向に配列した燃料
棒fの挿入が容易であり、その後の支持格子2への燃料
棒挿入時には支持格子2及び燃料マガジン10を傾斜さ
せて挿入するから、燃料棒挿入後に支持格子2からイン
ナーキー操作機構6を引出すのが容易である。
【0015】尚、挿入部材はチューブ25に限らず押し
棒などでもよく、或いは燃料棒fを支持格子2内に引っ
張る引っ張り部材でもよい。
棒などでもよく、或いは燃料棒fを支持格子2内に引っ
張る引っ張り部材でもよい。
【0016】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る燃料集合体
の組立方法は、燃料マガジンへの燃料棒挿入時には、燃
料マガジンはその外周面が水平または垂直となるように
保持して燃料棒を挿入し、支持格子への燃料棒挿入時に
は、燃料マガジンはその外周面を水平面に対して傾斜さ
せた状態で燃料棒を挿入するようにしたから、燃料マガ
ジンへの燃料棒の挿入時には挿入効率がよくなり、燃料
マガジンから支持格子への燃料棒挿入時には、挿入終了
後にインナーキー操作機構を引き抜くのが容易である。
の組立方法は、燃料マガジンへの燃料棒挿入時には、燃
料マガジンはその外周面が水平または垂直となるように
保持して燃料棒を挿入し、支持格子への燃料棒挿入時に
は、燃料マガジンはその外周面を水平面に対して傾斜さ
せた状態で燃料棒を挿入するようにしたから、燃料マガ
ジンへの燃料棒の挿入時には挿入効率がよくなり、燃料
マガジンから支持格子への燃料棒挿入時には、挿入終了
後にインナーキー操作機構を引き抜くのが容易である。
【図1】 本発明の実施の形態による組立方法において
燃料マガジンへ燃料棒を挿入する状態を示す一部破断斜
視図である。
燃料マガジンへ燃料棒を挿入する状態を示す一部破断斜
視図である。
【図2】 燃料マガジンへ燃料棒を挿入する状態の燃料
マガジンの正面図である。
マガジンの正面図である。
【図3】 燃料マガジンから支持格子に燃料棒を挿入す
る状態の一部破断斜視図である。
る状態の一部破断斜視図である。
【図4】 燃料マガジンから支持格子に燃料棒を挿入す
る状態の燃料マガジンの正面図である。
る状態の燃料マガジンの正面図である。
【図5】 支持格子に燃料棒を挿入する際における、ス
プリングを退避させるためのインナーキー操作機構とア
ウターキー操作機構を示す正面図である。
プリングを退避させるためのインナーキー操作機構とア
ウターキー操作機構を示す正面図である。
2 支持格子 6 インナーキー操作機構 10 燃料マガジン 10a 外周面 11 孔 25 チューブ f 燃料棒
Claims (1)
- 【請求項1】 直方体形状の燃料マガジンの孔に水平方
向に並べた燃料棒を挿入し、その後インナーキー操作機
構で支持格子の格子空間内のスプリングを退避させた状
態で、前記燃料マガジン内の燃料棒を水平方向に配列さ
れた挿入部材で支持格子の格子空間に挿入するようにし
た燃料集合体の組立方法において、 前記燃料マガジンへの燃料棒挿入時には、前記燃料マガ
ジンはその外周面が水平または垂直となるように保持し
て燃料棒を挿入し、 前記支持格子への燃料棒挿入時には、前記燃料マガジン
はその外周面を水平面に対して傾斜させた状態で燃料棒
を挿入するようにしたことを特徴とする燃料集合体の組
立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160299A JPH116895A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 燃料集合体の組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160299A JPH116895A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 燃料集合体の組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH116895A true JPH116895A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15711971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9160299A Pending JPH116895A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 燃料集合体の組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH116895A (ja) |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP9160299A patent/JPH116895A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR950001246B1 (ko) | 연료집합체의 그리드내에 연료봉을 장전하기 위한 장치 | |
US5068081A (en) | Method of inserting fuel rods into a nuclear fuel assembly grid | |
JPH116895A (ja) | 燃料集合体の組立方法 | |
JPS6327792A (ja) | 燃料棒装入を容易にするばね保持装置及び方法 | |
US5274684A (en) | Apparatus for assembling a nuclear fuel assembly | |
KR20190028539A (ko) | 헤어핀 형상의 열교환 튜브 정렬 장치 | |
JP2533534B2 (ja) | 線材の断線修復方法及びこれに用いる複列式伸線機 | |
US4683110A (en) | Apparatus and method for consolidating spent fuel rods | |
JP2502578B2 (ja) | 核燃料組立体のロツド束をケ−ス内に配置する方法及びこの方法を実施する設備 | |
JPH05126988A (ja) | 燃料集合体の組立装置 | |
US5301214A (en) | Assembling apparatus for nuclear fuel assembly | |
JPH0213893A (ja) | 燃料棒配列装置 | |
US5319684A (en) | Method for assembling nuclear fuel assembly and apparatus therefor | |
CN109767848B (zh) | 燃料棒的无损安装结构及其操作方法 | |
EP0218353B1 (en) | Grid-spring repair apparatus | |
JP2010258269A (ja) | 高密度基板収納装置 | |
JP2011184134A (ja) | ロール紙保持装置及び印字装置 | |
JPH05142374A (ja) | 支持格子用キーの着脱装置 | |
JPH05142387A (ja) | 燃料集合体の組立装置 | |
US5303273A (en) | Apparatus for assembling nuclear fuel assembly | |
RU2126739C1 (ru) | Автоматическая линия сборки тепловыделяющих элементов в тепловыделяющие сборки | |
JPS6333199Y2 (ja) | ||
CN217417755U (zh) | 一种软管卷下料机构 | |
US7916825B2 (en) | Fuel rod of nuclear fuel assembly | |
JPH0784089A (ja) | 非核燃料炉心構成体挿入用治具及び非核燃料炉心構成体挿入用治具を備えた挿入装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061017 |