JP3095451U - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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base
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screwed
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稚宝 田辺
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数削減及び信頼性向上を図ることので
きる光ピックアップを提供する。 【解決手段】 光信号を受光して電気信号に変換する受
光素子PDをベース2上の所定位置に配した光ピックア
ップ1において、受光素子PDを固着する金属から成る
配線用の基板3と、基板3の一端に螺合されるとともに
ベース2に当接して他端との傾斜を調節する調整ネジ4
と、基板3の他端に螺合されるとともにベース2に当接
して基板の他端を支持する支持ネジ5とを備え、基板2
とベース3間を接着剤7により固着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ディスク再生装置等に搭載される光ピックアップに関し、特に光ピ ックアップの受光素子の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスク再生装置等に搭載される光ピックアップは光信号を出射するレーザー ダイオードと光信号を受光するフォトダイオードとを備えている。レーザーダイ オードから出射された光はレンズにより集光され、ディスク媒体上で反射する。 ディスク媒体の反射光はフォトダイオードにより受光され、受光した光信号を電 気信号に変換して出力する。フォトダイオードは反射光を正確に読み取るため、 レーザーダイオードが取り付けられるベース上の所定位置に高精度に位置決めし て取り付けられている。
【0003】 従来の光ピックアップのフォトダイオードの取り付け構造は特許文献1に開示 されている。図4はこの取り付け部分の概略を示す平面図である。フォトダイオ ードPDは配線用の樹脂製の基板52上に半田付けされている。基板52は金属 から成るプレート53上に接着されている。
【0004】 プレート53の一端には調節ネジ55が螺合され、他端の2箇所には固定ネジ 54が挿通されている。固定ネジ54をベース(不図示)に螺合することによっ てプレート53が固定されるようになっている。また、プレート53上には基板 52と固定ネジ54との間に溝部53aが形成されている。
【0005】 プレート53は固定ネジ54と固定ネジ54を挿通する挿通孔との隙間によっ て固定ネジ54による締結前にベース上を紙面に平行な方向にスライド移動可能 になっている。これにより、プレート53はXY方向の位置決めが行われて固定 ネジ54が締結される。
【0006】 次に、調節ネジ55の螺合度合によって溝部53aを中心にプレート53が弾 性変形してプレート53の図中、下部が回動する。これにより、ベースに対する フォトダイオードPDの傾斜を調節し、所定位置にフォトダイオードPDが配さ れると接着剤によりプレート53がベースに固着される。
【0007】
【特許文献1】 特開平5−314495(第2頁〜第3頁、第2図)
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の取り付け構造によりフォトダイオードPDを取り付 けると、基板52とプレート53とを必要とするため部品点数が多くなる問題が あった。また、プレート53の弾性変形によりフォトダイオードPDを傾斜させ るため、プレート53に残留応力が発生する。このため、経時変化によりフォト ダイオードPDの位置がずれて信頼性が低下する問題もあった。
【0009】 本考案は、部品点数を削減するとともに信頼性を向上できる光ピックアップを 提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、光信号を受光して電気信号に変換する受 光素子をベース上の所定位置に配した光ピックアップにおいて、前記受光素子を 固着する金属から成る配線用の基板と、前記基板の一端に螺合されるとともに前 記ベースに当接して他端との傾斜を調節する調整ネジと、前記基板の他端に螺合 されるとともに前記ベースに当接して前記基板の他端を支持する支持ネジとを備 え、前記基板と前記ベースとの間を接着剤により固着したことを特徴としている 。
【0011】 この構成によると、受光素子は半田付け等によって金属から成る基板上に固着 され、基板の一端に形成されたネジ孔に調節ネジが螺合するとともに他端に形成 されたネジ孔に支持ネジが螺合する。調節ネジ及び支持ネジはベースに当接し、 基板をベース上で摺動移動させて受光素子の平面内の位置決めが行われる。次に 、調節ネジの螺号度合により基板の一端が上下移動して支持ネジの先端を支点に 基板が傾斜する。これにより受光素子の向きが位置決めされ、接着剤により基板 がベースに固着される。調節ネジとともに支持ネジを回転して受光素子の上下方 向の位置を調節することもできる。
【0012】 また本考案は、光信号を受光して電気信号に変換する受光素子をベース上の所 定位置に配した光ピックアップにおいて、前記受光素子を固着する配線用の基板 と、前記基板の一端に螺合されるとともに前記ベースに当接して前記基板の他端 との傾斜を調節する調整ネジとを備え、前記基板と前記ベースとの間を接着剤に より固着したことを特徴としている。
【0013】 この構成によると、受光素子は半田付け等によって金属から成る基板上に固着 され、基板の一端に形成されたネジ孔に調節ネジが螺合する。調節ネジ及び基板 の他端はベースに当接し、基板をベース上で摺動移動させて受光素子の平面内の 位置決めが行われる。次に調節ネジの螺合度合により基板の一端が上下移動して 基板の他端を支点に基板が傾斜する。これにより受光素子の向きが位置決めされ 、接着剤により基板がベースに固着される。
【0014】 また本考案は、上記構成の光ピックアップにおいて、前記ベースに当接して前 記基板の他端を支持する突起部を前記基板に設けたことを特徴としている。この 構成によると、突起部によって基板の他端の端面がベースから離れ、調節ネジに よってベースに平行な位置から上下に基板の傾きを調節できる。
【0015】 また本考案は、上記構成の光ピックアップにおいて、前記ベースに当接して前 記基板の他端を支持する支持ネジを前記基板に螺合したことを特徴としている。 この構成によると、調節ネジ及び支持ネジの螺合具合により基板の上下方向の位 置を調節できる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施形態を図面を参照して説明する。説明の便宜上、従来例の 図4と同一の部分については同一の符号を付している。図1は一実施形態の光ピ ックアップを示す側面断面図である。光ピックアップ1は光ディスク装置等に搭 載され、各部品を取り付けてユニット化するための箱状のベース2を有している 。
【0017】 ベース2の側部には所定波長の光を出射するレーザーダイオードLDが取り付 けられている。ベース2内にはレーザーダイオードLDの出射光を垂直方向に反 射するハーフミラー8が配されている。ハーフミラー8による反射光の進行方向 には中間レンズQWP及び結像レンズOLが設けられ、レーザーダイオードLD の出射光がディスク媒体D上に集光されるようになっている。
【0018】 ディスク媒体Dで反射した光はハーフミラー8を透過し、該透過光の進行方向 には光を受光して電気信号に変換するフォトダイオードPD(受光素子)が配さ れている。フォトダイオードPDは開口部3aを有する基板3上に半田付けされ ており、基板3に形成された配線パターンによって信号が取り出されるようにな っている。
【0019】 図2、図3はそれぞれ基板3部分の詳細を示す平面図及び側面断面図である。 基板3はアルミニウムやステンレス鋼等の金属板から成り、絶縁層(不図示)を 介して配線パターンが形成されている。基板3には3箇所にネジ孔3b、3cが 形成されている。
【0020】 基板3の一端のネジ孔3bには調節ネジ4が螺合されている。基板3の他端の 2箇所のネジ孔3cには支持ネジ5が螺合されている。調節ネジ4及び支持ネジ 5はベース2に当接し、3点で基板3が支持されている。基板3の周囲には接着 剤7が塗布され、基板3がベース2に固着されている。尚、基板3を樹脂により 形成してもよいが、金属板で形成することによって調節ネジ4及び支持ネジ5と 螺合するネジ孔3b、3cの劣化による歩留まり低下を防止することができるの でより望ましい。
【0021】 ベース2に基板3を取り付ける際には、基板3を治工具により把持してベース 2の方向に付勢し、調節ネジ4及び支持ネジ5をベース2上で摺動させる。これ により、フォトダイオードPDがXY平面内で位置決めされる。この時、接着剤 により支持ネジ5をベース2に仮固定してもよい。
【0022】 そして、調節ネジ4の螺合具合を調節することによって基板3が支持ネジ5を 支点として傾斜する。その後、基板3の周囲を接着剤7で接着して基板3がベー ス2に固着される。これにより、光軸C(図1参照)に対してフォトダイオード PDを垂直に配し、受光量を最大にしてフォトダイオードPDから高い出力を取 り出すことができる。
【0023】 尚、基板3の支持ネジ5側の端面3dを支持ネジ5によりベース2から離すこ とによって調節ネジ4側がベース2から離れる方向と近づく方向とに調節するこ とができるようになっている。支持ネジ5に替えて基板3の裏面の2箇所に突起 部を設けてもよく、突起部を支点として基板3を傾斜させることができる。傾斜 調節の方向を一方向にできる場合には支持ネジ5或いは突起部を省いて端面3d を支点として基板3を傾斜させてもよい。
【0024】 また、支持ネジ5の螺合具合により基板3の支持ネジ5側の端部を上下(Z方 向)に移動させてもよい。これにより、ベース2に対して基板3を上下に平行移 動させることもでき、フォトダイオードPDをより高精度に位置決めすることが できる。
【0025】 本実施形態によると、フォトダイオードPDが取り付けられた一部材から成る 基板3によって傾斜調節を行うので、従来例のように傾斜用の部材を別途設ける 必要がなく光ピックアップ1の部品点数を削減することができる。また、調節ネ ジ4による傾斜調節によって基板3を弾性変形させないので残留応力が発生せず 、経時変化による光ピックアップ1の信頼性低下を防止することができる。
【0026】
【考案の効果】
本考案によると、受光素子が取り付けられた一部材から成る基板によって傾斜 調節を行うので、従来例のように傾斜用の別途部材を設ける必要がなく光ピック アップの部品点数を削減することができる。また、調節ネジによる傾斜調節によ って基板を弾性変形させないので残留応力が発生せず、経時変化による光ピック アップの信頼性低下を防止することができる。
【0027】 また本考案によると、ベースに当接して基板の調節ネジと反対側の端部を支持 する突起部を基板に設けることによって、ベースから基板の端面を離して調節ネ ジによって基板をベースから離れる方向と近づく方向とに調節することができる 。
【0028】 また本考案によると、ベースに当接して基板の調節ネジと反対側の端部を支持 する支持ネジを基板に螺合することによって、ベースから基板の端面を離して調 節ネジによって基板をベースから離れる方向と近づく方向とに調節することがで きる。更に、支持ネジの螺合具合によってベースに略垂直な方向の基板位置を調 節することができ、より高精度に受光素子を位置決めすることができる。
【0029】 また本考案によると、基板を金属板により形成することによって、調節ネジ及 び支持ネジと螺合する基板のネジ孔の劣化による歩留まり低下を防止することが できる
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本考案の実施形態の光ピックアップを示す
側面断面図である。
【図2】は、本考案の実施形態の光ピックアップの基板
部分を示す平面図である。
【図3】は、本考案の実施形態の光ピックアップの基板
部分を示す側面断面図である。
【図4】は、従来の受光素子取り付け構造を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ 2 ベース 3、52 基板 4、55 調節ネジ 5 支持ネジ 7 接着剤 8 ハーフミラー 53 プレート 54 固定ネジ PD フォトダイオード LD レーザーダイオード

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を受光して電気信号に変換する受
    光素子をベース上の所定位置に配した光ピックアップに
    おいて、前記受光素子を固着する金属から成る配線用の
    基板と、前記基板の一端に螺合されるとともに前記ベー
    スに当接して他端との傾斜を調節する調整ネジと、前記
    基板の他端に螺合されるとともに前記ベースに当接して
    前記基板の他端を支持する支持ネジとを備え、前記基板
    と前記ベースとの間を接着剤により固着したことを特徴
    とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 光信号を受光して電気信号に変換する受
    光素子をベース上の所定位置に配した光ピックアップに
    おいて、前記受光素子を固着する配線用の基板と、前記
    基板の一端に螺合されるとともに前記ベースに当接して
    前記基板の他端との傾斜を調節する調整ネジとを備え、
    前記基板と前記ベースとの間を接着剤により固着したこ
    とを特徴とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 前記ベースに当接して前記基板の他端を
    支持する突起部を前記基板に設けたことを特徴とする請
    求項2に記載の光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 前記ベースに当接して前記基板の他端を
    支持する支持ネジを前記基板に螺合したことを特徴とす
    る請求項2に記載の光ピックアップ。
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