JP3177380B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP3177380B2
JP3177380B2 JP09445594A JP9445594A JP3177380B2 JP 3177380 B2 JP3177380 B2 JP 3177380B2 JP 09445594 A JP09445594 A JP 09445594A JP 9445594 A JP9445594 A JP 9445594A JP 3177380 B2 JP3177380 B2 JP 3177380B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ピックアップ装置に
係り、特に半導体レーザ素子から発射されるレーザ光の
光路上に設けられるミラー面を容易に、かつ、高精度に
形成でき、しかも、半導体レーザ素子とミラー面との位
置関係を容易に、かつ、高精度に調整できるようにした
光ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ピックアップ装置の小型化、軽
量化及び低価格化を図るために、ホログラム素子を用い
た光ピックアップ装置が提案されており、特に半導体レ
ーザ素子(以下、LDという。)と、受光素子(以下、
PDという。)と、LDが出射するレーザ光を水平方向
から垂直方向に反射する光学素子とを1つのパッケージ
に集積した光ピックアップ装置の提案が注目されてい
る。
【0003】例えば図19に示すように、PD101を
形成したシリコン基板102上に四角錐台状のエッチン
グ領域103を形成し、その底面にLD104を固定
し、LD104から基板面に平行な方向に出射したレー
ザ光をエッチング領域103の斜面105で反射させて
基板面に垂直な方向に取り出すようにした光ピックアッ
プ装置(以下、従来例1という。)が提案されている。
なお、この従来例1においては、エッチング領域103
の上方に、下面に3分割回折格子106を有し、上面に
ホログラフ面107を有するプラスチックス製の光学素
子108が配置されている。
【0004】又、例えば図20に示すように、PD20
1を形成したシリコン基板202の上平面203にLD
204とミラー面205とを固定し、LD204から前
記上平面203に平行な方向に出射したレーザ光をミラ
ー面205で反射させて前記上平面203に垂直な方向
に取り出し、ホログラム素子206に入射させる光ピッ
クアップ装置(以下、従来例2という。)も提案されて
いる。
【0005】更に、例えば図21に示すように、PD3
01を形成したシリコン基板302の上平面303にL
D304を固定し、前記上平面303に連続して形成さ
れる傾斜面に反射型回折格子305を設けて、LD30
4から前記上平面303に平行な方向に出射したレーザ
光を反射型回折格子305で反射させると共に3本のビ
ームに分けて前記上平面303に垂直な方向に取り出
し、ホログラム素子306に入射させる光ピックアップ
装置(以下、従来例3という。)も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1の場合に
は、斜面105を高精度に形成することが困難であり、
又、シリコン基板102の上平面から一段低くなったエ
ッチング領域103の底面に配置されたLD104のボ
ンディングも技術的に難しいため、歩留りが悪くなると
いう問題がある。
【0007】上記従来例2あるいは従来例3の場合に
は、従来例1に比べて、ミラー面205や反射型回折格
子305を高精度に形成することは容易であるが、微小
な部品であるミラー面205や反射型回折格子305を
LD204・304に対して高精度に位置調整して固定
することが困難であるという問題がある。
【0008】本発明は、上記の事情を鑑みて、LDから
発射されるレーザ光の光路上に設けられるミラー面を容
易に、かつ、高精度に形成でき、しかも、LDとミラー
面との位置関係を容易に、かつ、高精度に調整できるよ
うにした光ピックアップ装置を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明に係る光ピックアップ装置は、基板と、
この基板の上面に固定され、該基板の上面と平行な方向
にレーザ光を出射する半導体レーザ素子と、前記基板の
上方側に配置されるホログラム素子と、前記基板を支持
すると共に前記基板の上方側で前記ホログラム素子を支
持する支持体と、この支持体に支持され、前記半導体レ
ーザ素子のレーザ光を前記ホログラム素子に反射するミ
ラー面と、前記基板に形成され、前記ホログラム素子で
回折されたレーザ光を受光するフォトダイオードとを備
える光ピックアップ装置であって、上記支持体の前記基
板が支持される部分に、該基板が嵌まり込む凹部が形成
されることを特徴とする。 また、第2の発明に係る光ピ
ックアップ装置は、基板と、この基板の上面に固定さ
れ、該基板の上面と平行な方向にレーザ光を出射する半
導体レーザ素子と、前記基板の上方側に配置されるホロ
グラム素子と、前記基板を支持すると共に前記基板の上
方側で前記ホログラム素子を支持する支持体と、この支
持体に支持され、前記半導体レーザ素子のレーザ光を前
記ホログラム素子に反射するミラー面と、前記基板に形
成され、前記ホログラム素子で回折されたレーザ光を受
光するフォトダイオードとを備える光ピックアップ装置
であって、上記支持体の前記ホログラム素子が支持され
る部分に、該ホログラム素子が前記基板の上面と平行な
面内において前記半導体レーザ素子のレーザ光出射方向
に平行又はこれと直角な方向に摺動可能に填まり込む溝
が形成されることを特徴とする。 また、第3の発明に係
る光ピックアップ装置は、基板と、この基板の上面に固
定され、該基板の上面と平行な方向にレーザ光を出射す
る半導体レーザ素子と、前記基板の上方側に配置される
ホログラム素子と、前記基板を支持すると共に前記基板
の上方側で前記ホログラム素子を支持する支持体と、こ
の支持体に支持され、前記半導体レーザ素子のレーザ光
を前記ホログラム素子に反射するミラー面と、前記基板
に形成され、前記ホログラム素子で回折されたレーザ光
を受光するフォトダイオードとを備える光ピックアップ
装置であって、上記ミラー面が前記支持体に形成される
ことを特徴とする。 また、第4の発明に係る光ピックア
ップ装置は、基板と、この基板の上面に固定され、該基
板の上面と平行な方向にレーザ光を出射する半導体レー
ザ素子と、前記基板の上方側に配置されるホログラム素
子と、前記基板を支持すると共に前記基板の上方側で前
記ホログラム素子を支持する支持体と、この支持体に支
持され、前記半導体レーザ素子のレーザ光を前記ホログ
ラム素子に反射するミラー面と、前記基板に形成され、
前記ホログラム素子で回折されたレーザ光を受光するフ
ォトダイオードとを備える光ピックアップ装置であっ
て、上記半導体レーザ素子から上記ミラー面と反対方向
に出射されたレーザ光を前記基板側に向けて反射するモ
ニターミラー面を設け、前記基板に前記モニターミラー
面で反射された光を受光するモニター受光素子を配置し
たことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明において、上記支持体の材質は合成樹
脂、アルミニウム合金、コバール、銅などの金属、セラ
ミックなどの中から任意に選択することができ、ミラー
面はこの支持体の機械加工面にアルミニウム合金、金な
どの金属材料を例えば薄膜形成法によって付着させた
り、上記ミラー面を有する部材を支持体と別体に形成
し、この部材を支持体に固定したりすることにより支持
体に支持される。
【0011】ミラー面は、基板の厚さに関係なく形成で
きるので、従来例1の斜面105よりも大きく形成で
き、容易に平面度及び傾斜角度の精度の高い高精度のミ
ラー面を形成することができる。
【0012】又、ミラー面はこれを支持する大きな支持
体と共にLDとの位置合わせをすればよいので、小さい
ミラー面205をシリコン基板202に取り付ける従来
例2や、小さい反射型回折格子305をシリコン基板3
02に取り付ける従来例3に比べて、LDとミラー面と
の位置関係を容易に、かつ、高精度に調整できる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例に係る光ピックアップ装置
を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りであ
る。
【0014】図1の透視図に示すように、この光ピック
アップ装置は、一対の信号検出用PD1を形成したシリ
コン基板2と、水平方向にレーザ光を発射するするよう
にこのシリコン基板2の上平面3にヒートシンク4aを
介して固定されたLD4と、LD4の上方に配置される
ホログラム素子6と、下部に前記シリコン基板2を支持
すると共に上部にホログラム素子6を支持する支持体7
と、この支持体7に支持され、前記LD4のレーザ光を
上方に反射するミラー面5とを備えている。
【0015】図2の平面図、図3の側面図、及び図4の
底面図に示すように、上記支持体7は、中空体、この実
施例では縦軸の角筒体からなり、その中空部の下部に上
記ミラー面5が中空部の一側面から内側に45°の角度
でシリコン基板2の上平面3まで突出するように形成さ
れる。このミラー面5は支持体7を機械加工した後、例
えばアルミニウム合金、金などの金属を蒸着、スパッタ
リング、イオンプレーティングなどの薄膜形成法によっ
て付着させ、必要に応じて研磨することにより、支持体
7と一体に形成される。
【0016】このように、ミラー面5はシリコン基板2
の厚さと関係なく形成されるので、従来例1の斜面10
5よりも大きく形成することができ、その平面度及び傾
斜角度の精度を容易に高めることができる。
【0017】図5の平面図、図6の側面図及び図7の説
明図に示すように、上記シリコン基板2は、支持体7の
平面視における輪郭よりも小さく、支持体7の中空部の
平面視における輪郭よりも大きい長方形の平板状に形成
される。上記LD4はこのシリコン基板2の上平面3の
ほぼ中央に搭載され、信号検出用PD1はこのLD4の
搭載位置からレーザ光出射方向に直角なミラー直角方向
の両側対称位置に形成される。
【0018】このように、シリコン基板2の上平面3に
LD4を搭載する場合には、シリコン基板102の上平
面から一段低くなったエッチング領域103の底面にL
D104を搭載する従来例1に比べると、LD4のボン
ディングが容易になる。
【0019】図8に示すように支持体7の下面にはシリ
コン基板2よりも平面積が大きい凹部8が形成され、上
記LD4を実装したシリコン基板2を上記凹部8に填め
込み、支持体7の上側(図上、紙面の左上後側)から例
えば、図示しないモニターカメラで覗きながら、ミラー
面5とLD4とが所定の相対位置に位置するようにシリ
コン基板2とミラー面5及び支持体7とが位置合わせさ
れる。
【0020】ここで、ミラー面5はこれよりもはるかに
大きい支持体7と共にシリコン基板2及びLD4と位置
合わせされることになるので、ミラー面5の位置合わせ
が容易に、かつ、高精度に行えるようになる。
【0021】このミラー面5とLD4との位置合わせが
終わると、シリコン基板2の裏面から接着剤あるいは封
止剤等を塗布し、この接着剤あるいは封止剤等でシリコ
ン基板2と支持体7とが固定され、又、支持体7の中空
部の下面が密封される。なお、この支持体7の中空部の
下面の密封を必要に応じて窒素ガス、アルゴンガスなど
不活性雰囲気内で行うことにより、支持体7の中空部に
窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性ガスを封入するこ
とができる。
【0022】このようにシリコン基板2を支持体7の下
部に形成した凹部8内に配置する場合には、シリコン基
板2の下面を保護する基台を省略することができ、部品
点数を削減してコストダウンを図れると共に、光ピック
アップ装置の薄型化を図ることができる。
【0023】図1ないし図3に示すように、上記支持体
7の上面にはLD4のレーザ光出射方向と平行で支持体
7の中空部よりも広幅の溝9が形成され、上記ホログラ
ム素子6は、図1及び図9の斜視図に示すように、この
溝9内に摺動可能に填め込まれ、この後、LD4を作動
させてレーザ光出射方向と平行な方向の位置合わせを
し、この位置合わせが終わると例えば図10に示すよう
に接着剤(あるいは封止剤)10により支持体7に固定
される。これにより、支持体7の中空部の上面が密封さ
れる。
【0024】従って、上記従来例1では光学素子108
の位置調整が光学素子108全体のレーザ光出射方向の
位置(x)と、これに直交する水平方向の位置(y)
と、垂直軸心回りの方向(θ)との調整が必要であり、
又、上記従来例2あるいは従来例3でミラー面205あ
るいは反射型回折格子305の上方に配置されるホログ
ラムの位置調整をレーザ光出射方向の位置(x)と、こ
れに直交する水平方向の位置(y)と、垂直軸心回りの
方向(θ)との調整が必要であるのに対して、この実施
例では、ホログラム素子6のレーザ光出射方向の位置
(x)のみを調整すればよいので、ホログラム素子6の
位置調整が著しく簡単になる。
【0025】図1ないし図4に示すように、上記支持体
7には、LD4に関して上記ミラー面5と反対方向にL
D4のレーザ光を下方に反射するモニターミラー面11
が形成され、このモニターミラー面11の下側のシリコ
ン基板2の上平面3の部分にモニターPD12が形成さ
れる。
【0026】このモニターミラー面11は、ミラー面5
と同様に支持体7を機械加工した後に例えばアルミニウ
ム合金、金などの金属を蒸着、スパッタリング、イオン
プレーティングなどの薄膜形成法によって付着させ、必
要に応じて研磨することにより、支持体7と一体に形成
される。
【0027】このようにして、図1、図11の平面図及
び図12の断面図に示す光ピックアップユニットが形成
され、図13の説明図に示すように、この光ピックアッ
プユニットのLD4からミラー面5に出射されるレーザ
光はミラー面5で上向きに反射されてホログラム素子6
を透過し、対物レンズ13によって光ディスク14に収
束され、光ディスク14で反射して対物レンズ13を経
てホログラム素子6で回折されて2つの信号検出用PD
1に入射する。又、LD4からモニター用PDに出射さ
れたレーザ光はモニターミラー面11で反射され、モニ
ターPD12の上方からモニターPD12に入射する。
従って、モニターPD12にレーザ光が拡散されずに集
光し、モニターPD12の受光量が多くなり、モニター
PD12が出力するモニタ電流を大きくすることができ
る。
【0028】しかも、このように支持体7を筒状に形成
し、その中空部の両端がシリコン基板2とホログラム素
子6とによって密封されるようにする場合には、シリコ
ン基板2、ホログラム素子6及び支持体7によってシリ
コン基板2に形成したPD1、LD4、ミラー面5、モ
ニターミラー面及びシリコン基板2に形成したモニター
PD12を外気から遮断して性能の劣化や光学特性の低
下を防止できるので、この性能低下や光学特性の低下を
防止するために別にシリコン基板2、LD4、ミラー面
5及びモニターミラー面11を大気から遮断するケース
を省略することができ、部品点数を削減してコストダウ
ンを図れると共に、光ピックアップ装置の小型化及びコ
ンパクト化を図ることができる。
【0029】なお、上記シリコン基板2には、LD4を
駆動するLD駆動回路及び信号処理回路が内蔵され、こ
のシリコン基板2の配線の外部への引出し方式として
は、図14の模式図に示すように、シリコン基板2上の
電極パッドと支持体7に埋め込んだリードフレーム15
とをハンダ16で接着したり、図15に示すように、支
持体7にスルーホール17を形成し、このスルーホール
17をシリコン基板2上の電極パッドと例えばハンダ1
8で接着すると共にこのスルーホール17に接続される
電極19を支持体7に支持させるようにしたり、図16
に示すようにシリコン基板2の周縁部を支持体7の輪郭
からはみ出させ、このシリコン基板2の周縁部に形成し
た電極パッド基台20上に形成した電極パッドとをワイ
ヤ21でボンディングしたり、図示はしないが、支持体
7に孔をあけ、この孔を通って支持体7内に差し込んだ
ワイヤをシリコン基板2上の電極パッドにボンディング
したりすればよい。上記14に示す方式は支持体7が樹
脂モールドにより形成される場合に適し、図15に示す
方式は支持体7がセラミックスで形成される場合に適し
ている。
【0030】また、上記の実施例によれば、光ピックア
ップのサーボ駆動方式としては、フォーカシングサーボ
にビームスポットサイズ方式、ダブルナイフエッジ方
式、非点収差方式、フーコ法方式などを採用でき、トラ
ッキングサーボにプッシュプル方式、3ビーム方式など
が採用することができる。そして、3ビーム方式の場合
には上記ミラー面5又はホログラム素子6の下面に回折
格子を形成することで実現できる。尚、上記の実施例に
よれば、信号検出用PD1はLD4の搭載位置からレー
ザ光出射方向に直角なミラー直角方向の両側対称位置に
形成されているが、サーボ駆動方式によっては、シリコ
ン基板2上の支持体7の中空部輪郭平面内の任意の位置
に1つ設けるだけでも良い。
【0031】図17に示す本発明の他の実施例では、支
持体27の中空部の互いに対向する2側面にそれぞれ縦
溝28が形成され、支持体27とは別体に形成された2
つの部材27a・27bの下部にミラー面5あるいはモ
ニターミラー面11が形成される。そして、これら部材
27a・27bをそれぞれ縦溝28に嵌め込み、例えば
接着により支持体27に固定することによりミラー面5
とモニターミラー面12が支持体27に支持される。
【0032】この場合には、ミラー面5及びモニターミ
ラー面11を一層容易に、かつ、高精度に形成すること
ができる。
【0033】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0034】図18に示す本発明の又他の実施例では、
支持体30が側面から見てほぼコ字形に形成され、この
支持体30の下辺部31の上面にLD4をヒートシンク
4aを介して実装したシリコン基板32が固定され、上
辺部33の上面にホログラム素子6が固定される。又、
ミラー面5は支持体30の下辺部31と立辺部34との
接続部に形成される。尚、LD4はヒートシンク4aを
介してシリコン基板32の辺縁部に固定されているが、
LD4をシリコン基板32に直接固定してもよい。
【0035】この実施例ではモニターミラー面は設けら
れず、シリコン基板32の上平面35あるいはヒートシ
ンク4aの上平面の適当な位置にモニターPDが形成さ
れ、LD4から出射され、ミラー面5と光ディスクで反
射された光がモニターPDに受光されるようにしてい
る。
【0036】又、この実施例では、シリコン基板32の
上平面35に形成した信号検出用PD、LD4、ミラー
面5、及びシリコン基板2に形成したモニターPDを外
気から遮断して性能の劣化や光学特性の低下を防止する
ために、この支持体30、シリコン基板32、LD4、
ミラー面5及びホログラム素子6を封入するケースが設
けられる。
【0037】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の各実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0038】尚、上記実施例においては、支持体7は、
縦軸の角筒体からなる中空体で構成したが、これに限ら
ず縦軸の円筒体からなる中空体で構成することもでき
る。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、第1の発明に係
る光ピックアップ装置は、基板と、この基板の上面に固
定され、該基板の上面と平行な方向にレーザ光を出射す
る半導体レーザ素子と、前記基板の上方側に配置される
ホログラム素子と、前記基板を支持すると共に前記基板
の上方側で前記ホログラム素子を支持する支持体と、こ
の支持体に支持され、前記半導体レーザ素子のレーザ光
を前記ホログラム素子に反射するミラー面と、前記基板
に形成され、前記ホログラム素子で回折されたレーザ光
を受光するフォトダイオードとを備える光ピックアップ
装置であって、上記支持体の前記基板が支持される部分
に、該基板が嵌まり込む凹部が形成される。 また、第2
の発明に係る光ピックアップ装置は、基板と、この基板
の上面に固定され、該基板の上面と平行な方向にレーザ
光を出射する半導体レーザ素子と、前記基板の上方側に
配置されるホログラム素子と、前記基板を支持すると共
に前記基板の上方側で前記ホログラム素子を支持する支
持体と、この支持体に支持され、前記半導体レーザ素子
のレーザ光を前記ホログラム素子に反射するミラー面
と、前記基板に形成され、前記ホログラム素子で回折さ
れたレーザ光を受光するフォトダイオードとを備える光
ピックアップ装置であって、上記支持体の前記ホログラ
ム素子が支持される部分に、該ホログラム素子が前記基
板の上面と平行な面内において前記半導体レーザ素子の
レーザ光出射方向に平行又はこれと直角な方向に摺動可
能に填まり込む溝が形成される。 また、第3の発明に係
る光ピックアップ装置は、基板と、この基板の上面に固
定され、該基板の上面と平行な方向にレーザ光を出射す
る半導体レーザ素子と、前記基板の上方側に配置される
ホログラム素子と、前記基板を支持すると共に前記基板
の上方側で前記ホログラム素子を支持する支持体と、こ
の支持体に支持され、前記半導体レーザ素子のレーザ光
を前記ホログラム素子に反射するミラー面と、前記基板
に形成され、前記ホログラム素子で回折されたレーザ光
を受光するフォトダイオードとを備える光ピックアップ
装置であって、上記ミラー面が前記支持体に形成され
る。 また、第4の発明に係る光ピックアップ装置は、基
板と、この基板の上面に固定され、該基板の上面と平行
な方向にレーザ光を出射する半導体レーザ素子と、前記
基板の上方側に配置されるホログラム素子と、前記基板
を支持すると共に前記基板の上方側で前記ホログラム素
子を支持する支持体と、この支持体に支持され、前記半
導体レーザ素子のレーザ光を前記ホログラム素子に反射
するミラー面と、前記基板に形成され、前記ホログラム
素子で回折されたレーザ光を受光するフォトダイオード
とを備える光ピックアップ装置であって、上記半導体レ
ーザ素子から上記ミラー面と反対方向に出射されたレー
ザ光を前記基板側に向けて反射するモニターミラー面を
設け、前記基板に前記モニターミラー面で反射された光
を受光するモニター受光素子を配置した。
【0040】したがって、この第1、第2、第3、第4
の発明に係る光ピックアップ装置では、ミラー面は、基
板の厚さに関係なく形成できるので、基板に設けた斜面
からなるミラー面よりも大きく形成でき、容易に平面度
及び傾斜角度の精度の高い高精度のミラー面を形成する
ことができる。
【0041】又、ミラー面はこれを支持する大きな支持
体と共にLDとの位置合わせをすればよいので、小さい
ミラー面をシリコン基板に取り付けたり、小さい反射型
回折格子をシリコン基板に取り付けたりする場合に比べ
て、LDとミラー面との位置関係を容易に、かつ、高精
度に調整できる。
【0042】本発明において、上記支持体が縦軸の筒状
体からなり、この支持体の中空部の両端がシリコン基板
とホログラム素子とによって密封される場合には、シリ
コン基板、ホログラム素子及び支持体によってシリコン
基板に形成したPD、LD、ミラー面、モニターミラー
面及びモニターPDを外気から遮断して性能の劣化や光
学特性の低下を防止できるので、この性能低下や光学特
性の低下を防止するために別にシリコン基板、LD、ミ
ラー面、モニターミラー面及びモニターPDを大気から
遮断するケースを省略することができ、部品点数を削減
してコストダウンを図れると共に、光ピックアップ装置
の小型化及びコンパクト化を図ることができる。
【0043】又、第1の発明のように、上記支持体の前
記基板が支持される部分に、基板が嵌まり込む凹部が形
成される場合には、シリコン基板の下面を保護する基台
を省略することができ、部品点数を削減してコストダウ
ンを図れると共に、光ピックアップ装置の薄型化を図る
ことができる。
【0044】又、第2の発明のように、上記支持体の前
記ホログラム素子が支持される部分に、該ホログラム素
子が前記基板の上面と平行な面内において前記半導体レ
ーザ素子のレーザ光出射方向に平行又はこれと直角な方
向に摺動可能に填まり込む溝が形成される場合には、ホ
ログラム素子のレーザ発射方向の位置だけを調整するだ
けでホログラム素子の位置調整ができ、ホログラム素子
の位置調整を簡単にできるようになる。
【0045】又、第3の発明のように、上記ミラー面は
前記支持体に形成してもよい。
【0046】
【0047】又、第4の発明のように、上記半導体レー
ザ素子から上記ミラー面と反対方向に出射されたレーザ
光を前記基板側に向けて反射するモニターミラー面を設
け、前記基板に前記モニターミラー面で反射された光を
受光するモニター受光素子を配置した場合には、LDか
らモニターPDまでの光路長を短くでき、モニターPD
12の受光量が多くなり、モニターPD12が出力する
モニタ電流を大きくすることができる。
【0048】又、第4の発明において、上記支持体は両
端が前記基板と前記ホログラム素子とにより密封された
筒状の中空体からなり、上記モニターミラー面がこの中
空体に支持される場合には、LDに対するモニターミラ
ー面の位置合わせがLDに対するミラー面の位置合わせ
と同様に容易、かつ、高精度に行える。 この場合には、
上記モニターミラー面は支持体に形成しても、支持体と
は別体に形成される部材に形成し、この部材を支持体に
固定するようにしてもよいが、モニターミラー面の形成
を容易に、かつ、高精度に形成するという観点からは、
支持体とは別体の部材にモニターミラー面を形成し、こ
の部材を支持体に固定することがより好ましい。
【0048】この場合には、上記モニターミラー面は支
持体に形成しても、支持体とは別体に形成される部材に
形成し、この部材を支持体に固定するようにしてもよい
が、モニターミラー面の形成を容易に、かつ、高精度に
形成するという観点からは、支持体とは別体の部材にモ
ニターミラー面を形成し、この部材を支持体に固定する
ことがより好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の透視図である。
【図2】本発明の一実施例の支持体の平面図である。
【図3】本発明の一実施例の支持体の側面図である。
【図4】本発明の一実施例の支持体の底面図である。
【図5】本発明の一実施例のシリコン基板の平面図であ
る。
【図6】本発明の一実施例のシリコン基板の側面図であ
る。
【図7】本発明の一実施例のシリコン基板へのLDの実
装要領の説明図である。
【図8】本発明の一実施例のシリコン基板の支持体への
組付要領の説明図である。
【図9】本発明の一実施例のホログラム素子の支持体へ
の組付要領の説明図である。
【図10】本発明の一実施例のホログラム素子の支持体
への固定要領の説明図である。
【図11】本発明の一実施例の平面図である。
【図12】本発明の一実施例の断面図である。
【図13】本発明の一実施例の光学系の説明図である。
【図14】本発明の一実施例の基板配線の外部への引出
し方式の模式図である。
【図15】本発明の一実施例の基板配線の外部への他の
引出し方式の模式図である。
【図16】本発明の一実施例の基板配線の外部への又他
の引出し方式の模式図である。
【図17】本発明の他の実施例の支持体の分解透視図で
ある。
【図18】本発明の又他の実施例の側面図である。
【図19】従来例1の説明図である。
【図20】従来例2の説明図である。
【図21】従来例3の説明図である。
【符号の説明】
1 信号検出用PD 2 シリコン基板 3 上平面 4 LD 5 ミラー面 6 ホログラム素子 7 支持体 8 凹部 9 溝 11 モニターミラー面 12 モニターPD 27 支持体 27a・27b 部材 30 支持体 32 シリコン基板 35 上平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 隆夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 新名 達彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−129711(JP,A) 特開 平5−298721(JP,A) 特開 平5−225592(JP,A) 特開 平6−318339(JP,A) 特開 平5−72497(JP,A) 特開 平4−60931(JP,A) 特開 平5−36108(JP,A) 特開 平4−155976(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/12 - 7/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板の上面に固定され、該
    基板の上面と平行な方向にレーザ光を出射する半導体レ
    ーザ素子と、前記基板の上方側に配置されるホログラム
    素子と、前記基板を支持すると共に前記基板の上方側で
    前記ホログラム素子を支持する支持体と、この支持体に
    支持され、前記半導体レーザ素子のレーザ光を前記ホロ
    グラム素子に反射するミラー面と、前記基板に形成さ
    れ、前記ホログラム素子で回折されたレーザ光を受光す
    るフォトダイオードとを備える光ピックアップ装置であ
    って、上記支持体の前記基板が支持される部分に、該基
    板が嵌まり込む凹部が形成されることを特徴とする光ピ
    ックアップ装置。
  2. 【請求項2】 基板と、この基板の上面に固定され、該
    基板の上面と平行な方向にレーザ光を出射する半導体レ
    ーザ素子と、前記基板の上方側に配置されるホログラム
    素子と、前記基板を支持すると共に前記基板の上方側で
    前記ホログラム素子を支持する支持体と、この支持体に
    支持され、前記半導体レーザ素子のレーザ光を前記ホロ
    グラム素子に反射するミラー面と、前記基板に形成さ
    れ、前記ホログラム素子で回折されたレーザ光を受光す
    るフォトダイオードとを備える光ピックアップ装置であ
    って、上記支持体の前記ホログラム素子が支持される部
    分に、該ホログラム素子が前記基板の上面と平行な面内
    において前記半導体レーザ素子のレーザ光出射方向に平
    行又はこれと直角な方向に摺動可能に填まり込む溝が形
    成されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 基板と、この基板の上面に固定され、該
    基板の上面と平行な方向にレーザ光を出射する半導体レ
    ーザ素子と、前記基板の上方側に配置されるホログラム
    素子と、前記基板を支持すると共に前記基板の上方側で
    前記ホログラム素子を支持する支持体と、この支持体に
    支持され、前記半導体レーザ素子のレーザ光を前記ホロ
    グラム素子に反射するミラー面と、前記基板に形成さ
    れ、前記ホログラム素子で回折されたレーザ光を受光す
    るフォトダイオードとを備える光ピックアップ装置であ
    って、上記ミラー面が前記支持体に形成されることを特
    徴とする光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 基板と、この基板の上面に固定され、該
    基板の上面と平行な方向にレーザ光を出射する半導体レ
    ーザ素子と、前記基板の上方側に配置される ホログラム
    素子と、前記基板を支持すると共に前記基板の上方側で
    前記ホログラム素子を支持する支持体と、この支持体に
    支持され、前記半導体レーザ素子のレーザ光を前記ホロ
    グラム素子に反射するミラー面と、前記基板に形成さ
    れ、前記ホログラム素子で回折されたレーザ光を受光す
    るフォトダイオードとを備える光ピックアップ装置であ
    って、上記半導体レーザ素子から上記ミラー面と反対方
    向に出射されたレーザ光を前記基板側に向けて反射する
    モニターミラー面を設け、前記基板に前記モニターミラ
    ー面で反射された光を受光するモニター受光素子を配置
    したことを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 上記支持体は両端が前記基板と前記ホロ
    グラム素子とにより密封された筒状の中空体からなり、
    上記モニターミラー面がこの中空体に支持されることを
    特徴とする請求項4記載の光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 上記モニターミラー面が前記支持体に形
    成されることを特徴とする請求項5に記載の光ピックア
    ップ装置。
  7. 【請求項7】 上記モニターミラー面を有する部材が支
    持体と別体に形成され、この部材が支持体に固定される
    ことを特徴とする請求項5に記載の光ピックアップ装
    置。
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