JP3094791B2 - ランプソケット装置 - Google Patents

ランプソケット装置

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JP3094791B2 JP11936594A JP11936594A JP3094791B2 JP 3094791 B2 JP3094791 B2 JP 3094791B2 JP 11936594 A JP11936594 A JP 11936594A JP 11936594 A JP11936594 A JP 11936594A JP 3094791 B2 JP3094791 B2 JP 3094791B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直管形けい光ランプが
着脱可能に接続されるランプソケット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8および図9は従来例を示しており、
これらの図中1はソケット本体で、前面が開口された横
長な箱状をなすボデー2と、このボデー2に連結されて
前記開口を塞ぐカバー3とから形成されている。なお、
4は連結具である。ソケット本体1には円形をなすラン
プ受け板5が例えば一対内蔵され、これらはカバー3に
形成された一対の円形孔3aをボデー2側から夫々塞い
でいる。
【0003】ランプ受け板5には一対のピン差込み孔6
が設けられているとともに、これらの孔6の奥部に接続
端子7が夫々固定されている。各接続端子7にはリード
線8の端末部が接続され、リード線8は図8(A)
(B)に示されるようにボデー2の上面中央部からソケ
ット本体1外に引出されている。
【0004】ソケット本体1には各ランプ受け板5の裏
面とボデー2の内面とに渡って円錐形のコイルばね9が
圧縮状態で内蔵され、このばね9によりランプ受け板5
は常時前方へ付勢されている。なお、図8(A)および
図9中10は接続端子7およびリード線8の端末部とコ
イルばね9との間を絶縁する絶縁シート、図8(B)中
11はランプ受け板5の移動を案内するガイド凸条であ
る。
【0005】図9に示されるように前記構成のソケット
装置は、そのボデー2の上面中央部に形成された取付け
凸部12の両側の取付け溝13を、器具本体14のソケ
ット取付け壁14aに形成された図示しないソケット取
付け孔の孔縁に夫々嵌めることにより、器具本体14に
その下方に突出するように取付けて使用される。
【0006】この使用に当たり、直管形けい光ランプ1
5は、その口金15aから突設された一対のランプピン
16を、ソケット本体1の厚み方向からピン差込み孔6
に挿入して取付けられる。この挿入の際に前記コイルば
ね9は弾性変形される。こうして、けい光ランプ15は
左右一対(一方は図示しない)のランプソケット装置間
に取付けられる。そして、この取付け状態は、ランプ受
け板5をけい光ランプ15側に押し戻すコイルばね9の
付勢力で保持されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記構成のランプソケ
ット装置は突合わせ形と称されている。そして、このも
のでは既述のようにコイルばね9の付勢力でけい光ラン
プ15の保持力を得ているため、電気用品取締法等の規
格にあった保持力を得るために形状が大きな円錐状コイ
ルばね9を必要としている。そのため、ソケット本体1
を小形にしようとする場合に不利であるという問題があ
る。
【0008】さらに、直管形けい光ランプ15はその長
さ寸法にばらつき(例えば約2mのもので3mm程度)が
あることが知られている。しかし、従来においてコイル
ばね9は、必要な保持力を得るために設けたものであっ
て、その弾性変形でランプ長さのばらつきを吸収するも
のではない。そのため、ランプ長さのばらつきは、専ら
器具本体14のソケット取付け壁14aの変形を伴って
なされている。しかも、コイルばね9の付勢力に抗して
ランプピン16を挿入させるため、操作力が大きく、そ
れにより、前記取付け壁14aの変形は容易である。
【0009】そうすると、図9中2点鎖線に示されるよ
うにランプソケット装置が、けい光ランプ15から逃げ
る方向に押されて傾けられるから、このランプ15の両
端を夫々支持する左右一対のランプソケット装置間の寸
法が広がる。
【0010】したがって、ランプ交換によってランプ長
さが短いけい光ランプ15が取付けられると、ランプソ
ケット装置の傾きに応じてけい光ランプ15に対するコ
イルばね9の保持力が低下するから、けい光ランプ15
が左右一対のランプソケット装置間から脱落し易い条件
が形成される恐れが高いという問題がある。
【0011】また、ランプソケット装置が露出される照
明器具の場合には、その傾斜と相俟って、けい光ランプ
15の口金15aとカバー3との間の隙間が大きくなる
から、器具の外観が損なわれるという問題もある。な
お、このような問題は、器具本体14をなす鋼板の板厚
を厚くしてソケット取付け部14aの強度を増せば防止
できるが、そのようにすると器具のコストアップとなる
から、好ましくない。
【0012】本発明の目的は、小形にするのに有利であ
って、かつ、ランプ長さのばらつきを吸収できるととも
に、直管形けい光ランプを脱落の恐れがなく確実に保持
できるランプソケット装置を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のランプソケット装置は、開口を有した前カ
バー、およびこのカバーに連結される後カバーを備える
とともに、前記開口に連なるピン導入溝を有したカバー
と、このカバー体内に固定されたユニットベースと、
前記開口に露出される一対のピン挿通溝を有した回転子
を備えるとともに、この回転子を挟むように配置された
弾性変形可能な接続端子を備え、かつ、前記開口に露出
されて前記ピン導入溝に連なるとともに前記回転子の回
動により開閉されるピン通し溝、および取付け脚を有
し、この脚の軸方向に摺動可能に前記ユニットベースに
支持されて前記カバー体に内蔵された挟み形のソケット
本体と、このソケット本体を前記開口側に常に付勢して
前記カバー体内に設けられた弾性変形可能な付勢体とを
具備することを特徴とするものである。
【0014】
【作用】前記構成のランプソケット装置において、ソケ
ット本体の内側には、その厚み方向と直角な方向からピ
ン導入溝およびこれに連なるピン通し溝に通してけい光
ランプのランプピンが挿入され、これらのピンは回転子
が有した一対のピン挿通溝内に配置される。そして、こ
状態で前記挿入の方向に対して略直角にけい光ランプ
を回動することによって、ソケット本体にけい光ランプ
が取付けられる。
【0015】このランプ装着状態では、ソケット本体に
内蔵された一対の接続端子が、一対のランプピンにこれ
らを挟むような形で弾性的に圧接されるとともに、前記
ピン通し溝が一対のランプピンの回動変位に従って回動
する回転子により塞がれて、一対のランプピンがピン導
入溝およびこれに連なるピン通し溝を通して抜け出さな
いように配置される。
【0016】したがって、けい光ランプを着脱する際の
操作力がソケット本体をその厚み方向に押す力として作
用することがなく、器具本体のソケット取付け壁にこれ
を変形させる大きな力が、ソケット本体を介して与えら
れることがない。
【0017】しかも、ソケット本体は既述の挟み形構造
によりランプピンを保持するから、ランプピンをその軸
方向に付勢してけい光ランプを所定の力で保持するため
のばねを不要にできるとともに、その意味でも前記取付
け壁にこれを変形させる大きな力が与えられることがな
い。
【0018】また、カバー体に内蔵されたソケット本体
、この本体が有した取付け脚の軸方向に沿って摺動可
能にユニットベースに支持されており、この本体の移動
は付勢体の弾性変形によって許容される。そのため、直
管形けい光ランプの長さのばらつきをソケット本体の移
動により吸収できるとともに、その際における付勢体の
弾性変形でカバー体が傾けられることを防止する。
【0019】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して本発明の一実施
例を説明する。本実施例に係る二口形のランプソケット
装置は、直管形けい光ランプ21(図3参照)が視認可
能に露出して取付けられる例えば天井直付け形照明器具
の鋼板製器具本体22(図3参照)の長手方向両端部に
夫々取付けて用いられる。なお、図3中22aは器具本
体22の水平なソケット取付け壁であり、これには図示
しないが四角形のソケット取付け孔が形成されている。
【0020】図2および図3に示されるようにランプソ
ケット装置は、カバー体25にソケットユニット26を
内蔵して形成されている。カバー体25は、図3および
図5に示されるようにいずれも合成樹脂の一体成形品か
らなる前カバー27と後カバー28とを連結して形成さ
れている。
【0021】図4および図5に示されるように前カバー
27は、一対の開口31を有した正面壁27aと、この
周部に設けられた周壁27bとを備えている。周壁27
bの下辺部には、両開口31に対して直角な配置で夫々
別々に連通する一対のピン導入溝32が設けられてい
る。これら導入溝32は図1(A)等に示されるように
開口31に連なった上端から下側に向かうにしたがい次
第に広がるテーパ構造をなしている。周壁27bの上辺
部の略中央部には一対の係止爪33が裏面方向に向けて
突設されている。
【0022】前カバー27の裏面には、複数の係合ピン
34が突設されているとともに、開口31の孔縁から直
角に折れ曲がるように突出したガイド凸縁35が形成さ
れている。開口31を間において対向するガイド凸縁3
5はその中間部に、相対向する逃げ溝35aを有してい
る。
【0023】後カバー28は、背面壁28aと、この周
部に設けられた周壁28bとを備えている。背面壁28
aの内面には座をなす複数の縦リブ41が突設されてい
るとともに、一つの横リブ42が突設されている。横リ
ブ42は背面壁28aの長手方向の略中央部に設けられ
ており、この下方の内面にはねじ受けボス43が突設さ
れている。
【0024】背面壁28aの内面には、後カバー28の
四隅に位置して夫々ピン受けボス44が突設されている
とともに、これらの間に位置して横リブ42の上側に位
置するピン受けボス45と、ねじ受けボス43の下側に
位置する一対のピン受けボス46とが夫々突設されてい
る。
【0025】後カバー28の周壁28bの上辺部の長手
方向中央部には、前記係止爪33が挿入して係止される
一対の係止孔47が設けられているとともに、これら係
止孔47間に位置して一対のリード線通し溝48が形成
されている。
【0026】前記前カバー27と後カバー28とは、各
係合ピン34をこれらに対応する位置の各ピン受けボス
44〜45に夫々別々に挿入させるとともに、一対の係
止爪33を対応する係止孔47に挿入して係止させるこ
とにより、ねじなどの固定部品を要することなく、互い
に連結されてカバー体25を形成する。この連結におい
て、前カバー27の周壁27bは図2および図3に示さ
れるように後カバー28の周壁28bの内側に入り込ん
で嵌合されるとともに、リード線通し溝48のテーパ状
をなす入口は前カバー27の周壁27bの上辺部で塞が
れる。
【0027】図1(A)(C)および図4、図5等に示
されるように後カバー28の上辺部には、係止孔47の
近傍において一対の取付け溝49が設けられている。そ
して、カバー体25は、その取付け溝49を前記図示さ
れないソケット取付け孔の孔縁に嵌合させることによっ
て、ソケット取付け壁22aに下向きに取付けられてい
る。
【0028】前記ソケットユニット26は、図4〜図7
に示されるように長方形状をなす鋼板製のユニットベー
ス51と、挟み形のソケット本体52と、付勢体として
の板ばね53とを備えている。
【0029】ユニットベース51は、裏面を縦リブ42
に当てて支持されるとともに、長手方向中央部に通され
るねじ54(図2参照)を前記ねじ受けボス43に螺合
することによって、後カバー28内に固定されている。
このベース51は、その長手方向中央部を横リブ42と
ピン受けボス46とで挟まれて後カバー28の上下方向
に位置決めされているともに、四隅のピン受けボス44
により回り止めされている。
【0030】ソケット本体52は、正面からみた形状が
前記開口31と略同形状であるとともに、この開口31
よりも僅かに小さく形成されている。このソケット本体
52は、その厚み方向と直交する方向に沿って前記ピン
導入溝32に連なるピン通し溝55を有している。この
溝55はテーパ状をなしている。
【0031】ソケット本体52の中央部にはピン通し溝
55に対向するすり割り溝56aを有した凸部56が設
けられている。さらに、ソケット本体52には図1
(A)に示されるように凸部56を間に置いて接続端子
57が内蔵されている。これら接続端子57は弾性変形
が可能であるとともに、前記ピン通し溝55とすり割り
溝56aとを結ぶ直線を避けて配設される円弧状のピン
接触部分を有している。各接続端子57に夫々図示しな
いリード線の端末部が接続され、これらリード線は前記
リード線通し溝48を通ってカバー体25の外部に引き
出されるようになっている。
【0032】ソケット本体52は合成樹脂製の回転子5
8を備えている。この回転子58は、両端開口の円筒体
にその一端からピン挿通溝を一対設けてなるもので、こ
れら挿通溝は径方向に対向して形成されている。そし
て、回転子58は、凸部56の回りを回転可能に設けら
れ、凸部56と接続端子57間に介装されている。
【0033】ソケット本体52の幅方向両側部には夫々
脚ベース59が形成され、これら脚ベース59の裏面に
は取付け脚60が突設されている。これら取付け脚60
は、その軸方向に沿って摺動可能に前記ユニットベース
51に穿った取付け孔51aに夫々挿入され、その先端
部には抜け止めヘッド60aが形成されている。
【0034】前記板ばね53はユニットベース51とソ
ケット本体52との間に挟設されている。このばね53
の弾性力は前記ソケット取付け壁22aを変形させる力
よりも小さく設定される。板ばね53は、その弾性力に
よりソケット本体52をソケットベース51から離す方
向、つまり、前カバー27側に常に付勢している。板ば
ね53の両端部に設けた通孔には図7等に示されるよう
に前記取付け脚60が夫々挿通され、それにより板ばね
53が取付けられている。
【0035】このように構成されたソケットユニット2
6は既述のねじ54の締付けによりカバー体25に内蔵
される。そして、カバー体25の組立てに伴い前記開口
31にソケット本体52が挿入されるとともに、カバー
体25の厚み方向に移動可能なソケット本体52の周部
が前記ガイド凸縁35に接するようになっている。ま
た、ソケット本体52の脚ベース59は、ガイド凸縁3
5の逃げ溝35aに入り込む。
【0036】次に、前記のランプソケット装置に直管形
けい光ランプ21を取付ける場合を説明する。まず、図
3に示されるようにけい光ランプ21を、その口金21
aから突設された一対のランプピン21bが上下に並ぶ
姿勢としてから、けい光ランプ21を押し上げてそのラ
ンプピン21bをピン導入溝32に挿入する。
【0037】そうすると、上側のランプピン21bが、
ピン通し溝55、回転子58の下部に位置された一方の
ピン挿通溝、およびすり割り溝56aを順次通り抜け
て、回転子58の上部に位置された他方のピン挿通溝に
挿入される位置に配置されるとともに、下側のランプピ
ン21bがピン通し溝55を通って、回転子58の下部
に位置された一方のピン挿通溝に挿入される位置に配置
される。
【0038】次に、けい光ランプ21を軸回り方向に略
90゜回転させる。それにより、一対のランプピン21b
は、前記ピン挿通溝との引っ掛かりにより回転子58を
伴って凸部56の周囲を略90゜変位されるとともに、そ
の際に接続端子57を弾性変形させながらこれらに接触
する。
【0039】したがって、以上の手順により一対のラン
プピン21bは横方向に並んで、その両側から一対の接
続端子57で挟まれるので、これら両端子57のばね力
で保持される。この状態では、ランプピン21bはピン
通し溝55とは対向していない。しかも、ピン通し溝5
5は前記回動された回転子58により塞がれる。そのた
め、以上のようにして取付けられたけい光ランプ21が
不用意にソケット本体52から外れて、脱落することが
ない。
【0040】また、けい光ランプ21を取外す場合に
は、前記取付け手順とは逆に、一対のランプピン21b
が上下に並ぶようにけい光ランプ21を略90゜回動させ
た後に、下方に引き出せばよい。
【0041】以上のようにソケット本体52に対しその
厚み方向と直角な方向からけい光ランプ21のランプピ
ン21bが挿入され、その状態で前記挿入の方向に対し
て略直角にけい光ランプ21が回動されることによっ
て、ソケット本体52にけい光ランプ21が取付けられ
るから、けい光ランプ21を着脱する際の操作力がソケ
ット本体52をその厚み方向に押す力として作用するこ
とがない。
【0042】しかも、既述のような挟み形によりランプ
ピン21bを保持するから、突合わせ形のランプソケッ
トのようにランプピン21bをその軸方向に付勢してけ
い光ランプ21を所定の力で保持するための力が強い大
形のばねを不要にできる。
【0043】したがって、器具本体22のソケット取付
け壁22aに、これを変形させる大きな力が、けい光ラ
ンプ21を着脱する際にソケット本体52を内蔵したカ
バー体25を介して与えられることがないので、ソケッ
ト取付け壁22aが変形することを防止できる。
【0044】また、取付けられるけい光ランプ21のラ
ンプ長にはばらつきがあるが、そのばらつきを吸収して
けい光ランプ21を確実に取付けることができる。
【0045】すなわち、カバー体25に内蔵されたソケ
ット本体52はその厚み方向に移動可能であり、その移
動は板ばね53の弾性変形によって許容される。そのた
め、ランプ長さが長い場合において、それに応じてソケ
ット本体52を後退させてランプ長さのばらつきを吸収
できるとともに、その際において前記取付け壁22aの
変形を伴ってカバー体25が傾けられることを防止でき
る。したがって、ソケット取付け壁22aの変形を防止
するために、器具本体22の板厚を厚くする必要もな
い。また、ソケット本体52の移動はガイド凸縁35で
案内されるから、円滑かつ容易にソケット本体52が移
動されてランプ長さのばらつきを吸収できる。
【0046】以上のようにけい光ランプ21を着脱する
際の操作力がソケット取付け壁22aに作用することが
少ないとともに、ソケット本体52の移動によりランプ
長さのばらつきを吸収できるので、ランプ長さが長いけ
い光ランプ21を取付けた場合でもランプソケット装置
が傾けられることがない。
【0047】そのため、照明器具の見栄えをよくできる
ことは勿論のこと、次に、ランプ長さが短いけい光ラン
プ21に交換された場合にも、板ばね53の付勢力でソ
ケット本体52が前カバー27側に移動して、当該ラン
プを保持することができる。したがって、けい光ランプ
21が左右一対のランプソケット装置間から脱落し易い
条件が形成される恐れが少なく、けい光ランプ21を確
実に保持する信頼性が高い。
【0048】また、既述のようにランプピン21bをそ
の軸方向に付勢してけい光ランプ21を所定の力で保持
するための力が強い大形のばねを不要にできるから、装
置全体を小形にするのに有利である。
【0049】また、前記一実施例では、特に、複数のソ
ケット本体52を備えるものにあって、これら本体52
と、ユニットベース51と、複数の板ばね53とにより
ソケットユニット26としたから、カバー体25に内蔵
される部品の組込みを一度に行え、装置の組立てが容易
である。
【0050】なお、本発明は前記一実施例には制約され
ない。例えば、ソケット本体52は一つのみであっても
よい。また、ピン導入溝32は後カバー28に形成して
もよい。
【0051】また、ソケット本体52を付勢する付勢体
は、板ばねに限るものではなく、例えばソケット本体5
2の背面または後カバー28の内面に一体に、弾性変形
可能な薄板状をなす部分を一体に成形する場合には、こ
れを付勢体として用いてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上詳記したように本発明のランプソケ
ット装置によれば、カバー体に内蔵されたソケット本体
の厚み方向への移動により、直管形けい光ランプの長さ
のばらつきをソケット本体の移動により吸収して、この
ランプを適正に保持できる。
【0053】そして、ランプ装着の際における付勢体の
弾性変形によってカバー体を傾ける力を吸収できること
と相俟って、ソケット本体が回転子を備えた挟み形のも
のであるために、けい光ランプを着脱する際の操作力が
小さいとともに、操作力が器具本体のソケット取付け壁
を変形させる力として与えられることがないから、ソケ
ット取付け壁の変形を伴ってランプソケット装置が傾け
られることがなく、したがって、直管形けい光ランプを
脱落の恐れがなく確実に保持できる。
【0054】さらに、ソケット本体が回転子を備えた
み形のものであるから、ランプピンをその軸方向に付勢
してけい光ランプを所定の力で保持するための力が強い
大形なばねを不要にできる。このように形状を大きくす
る部品を省略できるから、装置全体を小形にするのに有
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施例に係るランプソケッ
ト装置の構成を示す正面図。(B)は同実施例に係るラ
ンプソケット装置の構成を示す下面図。(C)は同実施
例に係るランプソケット装置の構成を示す側面図。
【図2】図1(A)中Z−Z線に沿って示すランプソケ
ット装置の断面図。
【図3】同実施例に係るランプソケット装置が器具本体
に装着された状態を図1(A)中Y−Y線に沿って示す
断面図。
【図4】同実施例に係るランプソケット装置の構成を分
解して示す斜視図。
【図5】同実施例に係るランプソケット装置の構成を分
解して示す斜視図。
【図6】同実施例に係るランプソケット装置が備えるソ
ケットユニットの構成を示す斜視図。
【図7】同実施例に係るソケットユニットの構成を一部
断面して示す下面図。
【図8】(A)は従来例に係るランプソケット装置の構
成を一部断面して示す平面図。(B)は従来例に係るラ
ンプソケット装置の構成を一部断面して示す正面図。
【図9】従来例に係るランプソケット装置の構成を示す
断面図。
【符号の説明】
21…けい光ランプ、21b…ランプピン、22…器具
本体、22a…ソケット取付け壁、25…カバー体、2
6…ソケットユニット、27…前カバー、28…後カバ
ー、31…開口、32…ピン導入溝、51…ユニットベ
ース、51a…取付け孔、52…ソケット本体、53…
板ばね(付勢体)、55…ピン通し溝、57…接続端
58…回転子、 60…取付け脚、 60a…抜け止め
ヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有した前カバー、およびこのカバ
    ーに連結される後カバーを備えるとともに、前記開口に
    連なるピン導入溝を有したカバー体と、 このカバー体内に固定されたユニットベースと、 前記開口に露出される一対のピン挿通溝を有した回転子
    を備えるとともに、この回転子を挟むように配置された
    弾性変形可能な接続端子を備え、かつ、前記開口に露出
    されて前記ピン導入溝に連なるとともに前記回転子の回
    動により開閉されるピン通し溝、および取付け脚を有
    し、この脚の軸方向に摺動可能に前記ユニットベースに
    支持されて前記カバー体に内蔵された挟み形のソケット
    本体と、 このソケット本体を前記開口側に常に付勢して前記カバ
    ー体内に設けられた弾性変形可能な付勢体とを具備する
    ことを特徴とするランプソケット装置。
JP11936594A 1994-05-31 1994-05-31 ランプソケット装置 Expired - Fee Related JP3094791B2 (ja)

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