JP3091935U - 一体成形された二次ロック装置を備えた電気的な差込み接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】電気的な差込み接続装置を提供することであ
り、この差込み接続装置を用いて簡単な形式でプラグと
プラグ受けとの間に完全に生ぜしめられた電気的な結合
を検査することができる。 【解決手段】 二次ロック装置１が２つの機能部分２，
３を有しており、第１の機能部分２が、差込み方向（矢
印７）に配向されたピン状の少なくとも２つのエレメン
ト４から成っており、これらのエレメントが、差込み方
向に対して垂直に（矢印８の方向に）前後に移動可能で
あり、前記エレメントと、第２の機能部分３において差
込み方向（矢印７）に抗して配向されていてかつ堅く配
置された別のピン状エレメント９が、協働するようにな
っており、二次ロック装置１の開放した状態において、
両方のピン状エレメント４，９の自由端部が接触し、二
次ロック装置１のロック装置された状態において互いに
隣接して配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、プラグとプラグ受けとから成る電気的な差込み接続装置に関し、こ の場合、プラグは、ケーシングと、ケーシング内に配置された接点条片と、一次 及び二次ロック装置とを有しており、前記接点条片が、この接点条片に配置され た接点要素を有しており、プラグ受けは、ケーシングと、このケーシング内に配 置された接点条片とを有しており、この接点条片は、この接点条片に配置された 接点要素を有している。

【０００２】

【従来の技術】

従来の差込み接続装置は様々な実施形態で知られている。これらの実施形態は 概して、プラグとプラグ受けとの間の電気的な接続を保証するための一次ロック 装置と、二次ロック装置とを有している。二次ロック装置は、プラグとプラグ受 けとの間の対応する電気的な接触が完全に生ぜしめられているかどうかを確認す るために働く。この場合、二次ロック装置は開放状態からロックされた状態へ移 行することができる。接点が閉じられていないならば、二次ロック装置はロック された状態に移行することはできない。

【０００３】 差込み接続は、たしかに、この状態においてはプラグとプラグ受けとが機械的 な結合を成すような状態に差し込まれることができるが、電気的な結合は、プラ グをプラグ受けにさらに押し込むことによって生ぜしめることはできない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、電気的な差込み接続装置を提供することであり、この差込み 接続装置を用いて簡単な形式でプラグとプラグ受けとの間に完全に生ぜしめられ た電気的な結合を検査することができる。二次ロック装置が閉じられていないな らば、差込み接続は閉じられてはならない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するために本考案の構成では、二次ロック装置が２つの機能部 分を有しており、第１の機能部分が、差込み方向に向けられた少なくとも２つの ピン状のエレメントから成り、これらのエレメントが、差込み方向に対して垂直 に前後に移動可能であり、これらのエレメントと、第２の機能部分に差込み方向 とは反対方向に向けられていてかつ固定された別のピン状のエレメントが協働し 、この場合、二次ロック装置の開放した状態では両ピン状エレメントの自由端部 が接触し、二次ロック装置のロック装置された状態では相並んで配置されている 。

【０００６】

【考案の効果】

電気的な差込み接続装置における本考案による二次ロック装置の簡単な構成及 び使用により、整合した接続が生ぜしめられることを保証することができる。

【０００７】 ピン状エレメントのくし状の構成により、組合せ可能なエレメントの対応する パターンがプラグ及びプラグ受けに提供されることができ、これにより、接点条 片の同じ大きさ若しくは接点の理想的な配置にもかかわらず、対応する適合した プラグ及びプラグ受けのみが組み合わされていることを保証することができる。

【０００８】 別の有利な実施形態を図面を参照に以下に説明する。

【０００９】

【考案の実施の形態】

図１及び図２には二次ロック装置１が示されており、二次ロック装置１は、図 面には詳しく示されていないプラグに配属された第１の機能部分２と、図面には 詳しく示されていないプラグ受けに配属された別の機能部分３とから成っている 。

【００１０】 第１の機能部分はピン状エレメント４を有しており、これらのピン状エレメン トは、所定の間隔５をおきながら相並んで支持体６に配置されている。エレメン ト４は、差込み方向（矢印７）に延びており、互いに平行に配向されている。択 一的に、エレメント４の空間的な配置も考えられる。支持体６はエレメント４と 共に差込み方向に対して垂直に（矢印８）前後に移動可能である。

【００１１】 別の機能部分３は、プラグ受け、有利にはブレード接触式コネクタに固定され ている。ピン状に構成されたエレメント９は、差込み方向（矢印７）とは反対方 向に延びており、同様に、所定の間隔１０をおきながら互いに平行に配向されて 配置されている。

【００１２】 有利には、エレメント４，９はエレメント４のための支持体と共にプラスチッ クから形成されている。

【００１３】 機能形式 プラグがプラグ受けに載置され、この場合、図１に示されているように二次ロ ック装置１は“開放した”位置を占める。プラグは、二次ロック装置の第１の機 能部分２のエレメント４の自由端部が第２の機能部分３のエレメント９の自由端 部に接触するまで、プラグ受け上で差込み方向（矢印７）にできるだけ押圧され ることができる。

【００１４】 有利には、エレメント４，９の自由端部は斜めに形成された面１１，１２を有 している。この構成に基づき、第１の機能部分２は矢印の方向にずれ距離１３だ けずらされることができ、これにより、エレメント４が中間空間１４に配置され る。この中間空間１４は、少なくともエレメント４の幅に相当する幅を有してい る。この位置において、プラグは最終位置に転換することができる。この場合、 エレメント４は、図２に示された最終位置が達成されるまで、中間空間１４内へ 滑り込まされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】開放した位置における本考案による二次ロック
装置の機能形式を示す概略図である。

【図２】図１とは異なるロックされた位置における、図
１に示した本考案による二次ロック装置の機能形式を示
す概略図である。

【符号の説明】

１ 二次ロック装置、 ２ 第１の機能部分、 ３ 別
の機能部分、 ４ ピン状エレメント、 ５ 間隔、
６ 支持体、 ９ エレメント、 １１，１２面、 １
４ 中間空間

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラグとプラグ受けとから成る電気的な
   差込み接続装置において、前記プラグに、ケーシングが
   設けられており、該ケーシング内に配置された接点条片
   が設けられており、該接点条片が、該接点条片に配置さ
   れた接点要素を有しており、一次及び二次ロック装置が
   設けられており、前記プラグ受けが、ケーシングと、該
   ケーシング内に配置された接点条片とを有しており、該
   接点条片が、該接点条片に配置された接点要素を有して
   いる形式のものにおいて、 前記二次ロック装置（１）が２つの機能部分（２，３）
   を有しており、第１の機能部分（２）が、差込み方向
   （矢印７）に配向されたピン状の少なくとも２つのエレ
   メント（４）から成っており、これらのエレメントが、
   差込み方向に対して垂直に（矢印８の方向に）前後に移
   動可能であり、前記エレメントと、第２の機能部分
   （３）において差込み方向（矢印７）とは反対方向に配
   向されていてかつ堅く配置された別のピン状のエレメン
   ト（９）が、協働するようになっており、二次ロック装
   置（１）の開放した状態において、両方のピン状のエレ
   メント（４，９）の自由端部が接触し、二次ロック装置
   （１）のロック装置された状態において互いに隣接して
   配置されていることを特徴とする、電気的な差込み接続
   装置。
2. 【請求項２】 前記ピン状のエレメント（４，９）が自
   由端部において、斜めに形成された面（１１，１２）を
   有している、請求項１記載の差込み接続装置。
3. 【請求項３】 ロック装置された状態を生ぜしめるため
   に、第１の機能部分（２）のピン状のエレメント（４）
   の面（１１）が別の機能部分（３）の傾斜した面（１
   ２）上で滑動するようになっている、請求項２記載の差
   込み接続装置。
4. 【請求項４】 前記ピン状のエレメント（４，９）が支
   持体（６）に配置されている、請求項１から３までのい
   ずれか１項記載の差込み接続装置。
5. 【請求項５】 前記ピン状のエレメント（４）が、側壁
   に沿ってプラグのケーシングの内部に配置されていて、
   くし状の構成を有している、請求項１から４までのいず
   れか１項記載の差込み接続装置。
6. 【請求項６】 前記ピン状のエレメント（９）が、側壁
   に沿ってプラグ受けのケーシングの内部に配置されてい
   て、くし状の構成を有している、請求項１から５までの
   いずれか１項記載の差込み接続装置。