JP3091880U - 工作物用木製構成部材 - Google Patents

工作物用木製構成部材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2×4材を容易に組み合わせ、接合して工作
物を作れるようにする。 【解決手段】 2×4材を89mmを基準とした長さ
に切断した木材のため組み合わせが容易になり、木材に
ダボ穴を開けたことでダボを打ち込みことで木材と木材
の接合が出来るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】
従来2×4材はホームセンターなどで購入できる木材であるが、一般の人が工 作する場合は日曜大工的な、寸法を測ったり鋸や釘などを使うなど、ある程度の 工具と技術を必要としていた。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来2×4材の工作するには工作者が寸法を測り、切断をしている。また、木 材同士の接合には釘やネジを使用している。その際、鋸や金槌及び電動工具を使 用するのが一般的である。そのため、工具を持たない人や技術に自信のない人は 作ることが困難であるという問題点を有していた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
2×4材の実際の小口寸法は38mm×89mmである。その89mmを木材 の長さの基準として切断した。長さを89mmの整数倍または整数分の1にする ことで、木材同士の組み合わせが容易になる。また、接合を容易にするために図 2、図3、図4の位置にダボを打ち込む穴をあけた。
【0004】
【考案の効果】
工作はダボ穴に木槌でダボを打ち込み2×4材を組み立てていくだけなので、 特に電動工具や技術を必要としなくても工作物を作ることが出来るようになった 。また、ダボ穴を木材の各面に開けることにより、組み合わせ次第で工作者の創 意などを取り入れやすく、多様な工作物ができるようになった。
【提出日】平成14年9月24日(2002.9.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】
ツーバイフォーシステムハウスは、プレファブ建築の一種として我が国に輸 入され、定着して久しいが、その構成材である2×4材は、単に建築専用材とし てだけではなく、最近ではホームセンターなどで手軽に購入できる表面加工済み の工作用木材となっていて、一般の人が日曜大工的な作業で思い思いの工作物を 製作する場合には、通常2m、3m単位で売られている2×4材を購入してきて 製作に取り掛かることになるが、それらは工作物の寸法に合わせて寸法取りをし た上、鋸を使って各部に切断し、釘や各種金物などを使って組み立てることにな るため、結局従前からの工作用部材の使用と何等変るところはなく、ある程度の 工具とそれなりの加工技術とを必要としていた。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
上記のとおり、折角ツーバイフォーシステムハウス用の構成部材として輸入 されて定着した2×4材も、単品として購入した人々は、結局のところ、工作物 を製作するには、従前から工作用木材と同様に工作者自らが寸法を測り、切断加 工をしなければならず、木材同士の組立て、接合には釘やネジ、あるいは各種留 め金具を使用しなければならない上に、その際、鋸や金槌、電動工具などといっ た工具類の使用もひつようになることから、工具を持たない人や技術に自信のな い人は、手軽に所望の工作物を作ることが困難になっていたという問題点を有し ており、それらの人々を含め、誰でもが工作用木材として品質、精度が高い2× 4材を、既成部材としての利点を活かし、極めて簡便且つ自由な発想で工作物を 作れるようにするため、最小限の構成部材によって各種工作物に応用が利き、し かも、極力釘や工具類の使用が少なくて済むようにした手段を実現化しようとす るものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記課題を解決するため、次のような構成を基本とする新規な 工作物用木製構成部材を完成することに成功したものである。 即ち、所定単位長aとし、断面巾b×厚cがツーバイフォーの関係に規制さ れた木製構造材の両端に、各木口から夫々巾b寸法分だけ内側に入った位置まで の巾寸法相当域を設定し、各辺から巾寸法の1/4分だけ内側に入った位置とな る四箇所に、厚さ方向に貫通するようにしてダボ孔を穿設する一方、両巾寸法相 当域内の各両側面で、夫々厚cの中心線と、前記4個のダボ孔の中の木口に平行 する位置関係に並ぶ2個のダボ孔中心を結ぶ線との各交差点二箇所、および各木 口で、夫々厚cの中心線と、前記4個のダボ孔の中の木口に直交する位置関係に 並ぶ2個のダボ孔中心を結ぶ線との各交差点二箇所には、先のダボ孔の径に等し いダボ孔を穿設してなるものとした構成を要旨とする工作物用木製構成部材であ る。
【0004】 上記したこの考案の基本的な構成からなる工作物用木製構成部材は、より具 体的には、断面巾bを基準とし、その整数倍の長さを単位長aとし、断面巾b× 厚cがツーバイフォーの関係に規制された木製構造材の両端に、各木口から夫々 巾b寸法分だけ内側に入った位置までの巾寸法相当域を設定し、それら巾寸法相 当域内の表裏各面で、何れも隣接する各辺から巾寸法の1/4分だけ内側に入っ た位置となる四箇所を中心とし、表裏で対応する位置間を厚さ方向に貫通するよ うにしてダボ孔を穿設する一方、両巾寸法相当域内の各両側面で、夫々厚cの中 心線と、前記4個のダボ孔の中の木口に平行する位置関係に並ぶ2個のダボ孔中 心を結ぶ線との各交差点二箇所、および各木口で、夫々厚cの中心線と、前記4 個のダボ孔の中の木口に直交する位置関係に並ぶ2個のダボ孔中心を結ぶ線との 各交差点二箇所には、先のダボ孔の径に等しいダボ穴を、夫々直近の前記ダボ孔 まで到達するようにして穿設してなるものとした構成からなる工作物用木製構成 部材ということができる。
【0005】 この考案の工作物用木製構成部材は、その単位長aが、断面巾bを基準とし て、その整数倍または整数分の1の長さとなるようにしなければならず、通常の 2×4材は、その断面b×cが89mm×38mmで構成されることから、単位 長aは、26.7cm(b×3)、44.5cm(b×5)、89cm(b×1 0)、178cm(b×20)、222.5cm(b×25)などといった寸法 のものに予め切断加工してなるものとし、何れも各稜線に丸みをもたせた面取り 加工を施してなるものとすることができ、また、ダボ孔も、従前から家具類に一 般的に採用されてきているものがそのまま使用できるよう、それらの打込みによ って十分な接続強度が得られる最適な孔径のものに形成されるようにしなければ ならない。
【0006】 巾寸法相当域は、断面巾b×厚cがツーバイフォーの関係に規制された木製 構造材の両端に、各木口から夫々巾b寸法分だけ内側に入った位置までの部分で あって、表裏両面では、b×bとなる略正方形(木口が面取りされている場合は 、正確な正方形とはならない。)をなす範囲であり、それら仮想正方形の各隣接 する二辺から、何れも巾b寸法の1/4分だけ内側に入った位置、換言すれば仮 想正方形の四隅で、夫々の隅部を挟む二辺から、夫々巾b寸法の1/4分だけ内 側に入った位置を中心とし、表裏で対応する位置間を厚さ方向に貫通するように して所定径のダボ孔を穿設するようにする。
【0007】 また、両巾寸法相当域内の前後両側面であって、夫々厚cの中心線と、前記 4個のダボ孔の中の木口に平行する位置関係に並ぶ2個のダボ孔中心を結ぶ線と の各交差点二箇所、および各木口で、夫々厚cの中心線と、前記4個のダボ孔の 中の木口に直交する位置関係に並ぶ2個のダボ孔中心を結ぶ線との各交差点二箇 所には、先のダボ孔の径に等しいダボ穴を、夫々直近の前記ダボ孔にまで到達す るようにして穿設したものとしなければならず、したがって、こうして形成され たダボ孔は、木口に平行な断面で切断した場合、表裏両面に貫通する2個のダボ 孔と前後側面各1個ずつのダボ孔は、同一断面内に属すものとなり、一方、木口 に垂直な断面で切断した場合、左右両巾寸法相当域における表裏両面に貫通する 各2個ずつのダボ孔と左右木口の各1個ずつのダボ孔は、同一断面内に属すもの になるという関係になる。
【0008】
【考案の効果】
この考案の工作物用木製構成部材によれば、工作はダボ穴に小槌でダボを打 ち込み2×4材を組み立てていくだけなので、特に電動工具や技術を必要としな くても工作物を作ることが出来るようになった。 また、ダボ穴を木材の各面に開けることにより、組み合わせ次第で工作者の 創意などを取り入れやすく、多様な工作物ができるようになった。
【0009】
【実施例】
2×4材の実際の小口寸法は38mm×89mm(c×b)である。その巾 bである89mmを木材の長さの基準とし、この事例の工作物用木製構成部材の 単位長bは、当該基準長b=89mmの3倍である26.7cmに切断した事例 によるこの考案の工作物用木製構成部材が、図1の全体斜視図に示してあり、図 2は同正面図(背面図も同様)、図3は同平面図(底面図も同様)、図4は同右 側面図(左側面図も同様)である。
【0010】 そして、図5には、上記した図1の全体斜視図の工作物用木製構成部材1の ダボ孔3,3,…に、ダボ2,2,…を打ち込んだ状態のものを図示してあり、 図6では、図1の全体斜視図に示した工作物用木製構成部材1を二枚、同軸とな るよう上下にして各巾寸法相当域同士を重ね、ダボ2,2,…で連結された構造 を縦断面図によって示してあり、図7には、図1の全体斜視図に示したこの考案 の工作物用木製構成部材1と同一のものを12本使い、各工作物用木製構成部材 1,1の当接箇所にダボ2,2,…を介して接合し、飾り台に組み立ててなる事 例のものが斜視図として示してあり、規制して形成した単位長89mmの整数倍 にすることにより、工作物用木製構成部材1同士の組み合わせが極めて容易にな ると共に、予め規制された配置具合でダボ2,2,…を予め穿設してあることか ら、各工作物用木製構成部材1,1間の接合が容易、且つ堅固なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2×4材にダボ穴を開けた木材とダボの斜視図
である。
【図2】ダボ穴を開ける位置を示した正面図である。裏
面も同じである。
【図3】ダボ穴を開ける位置を示した上面図である。下
面も同じである。
【図4】ダボ穴を開ける位置を示した右側面図である。
左側面も同じである
【図5】木材のダボ穴にダボを打ち込んだ図である。
【図6】木材と木材をダボで接合した断面図である。
【図7】木材とダボを使って組み立てた工作物の例であ
る。
【符号の説明】
1 ダボ穴を開けた木材 2 ダボ 3 ダボ穴 a 木材の長さ267.0mm b 2×4材の小口の幅89.0mm c 2×4材の小口の高さ38.0mm d 木材の長さの基準となる寸法89.0mm e ダボ穴の中心を得るための寸法22.24mm f ダボ穴の中心を得るための寸法44.5mm g ダボ穴の中心を得るための寸法19.0mm
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月24日(2002.9.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 工作物用木製構成部材
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の工作物用木製構成部材の全体斜視図
である。
【図2】同上正面図である。裏面図も同じである。
【図3】同上平面図である。底面図も同じである。
【図4】同上右側面図である。左側面図も同じである。
【図5】この考案の工作物用木製構成部材のダボ孔にダ
ボを打ち込んだ状態を示す全体斜視図である。
【図6】この考案の工作物用木製構成部材相互をダボで
接合した構造を示す縦断面図である。
【図7】この考案の工作物用木製構成部材とダボを使っ
て組み立てた工作物の一例である。
【符号の鋭明】 1 この考案の工作物用木製構成部材 2 ダボ 3 ダボ孔 a 木材の長さ267.0mm b 2×4材の小口の巾b89.0mm c 2×4材の小口の厚c38.0mm d 木材の長さの基準となる寸法89.0mm e ダボ孔の中心を得るための寸法22.24mm f ダポ孔の中心を得るための寸法44.5mm g ダボ孔の中心を得るための寸法19.0mm

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2×4材にダボ穴を図1、図2、図3の
    位置に開けた木材。
  2. 【請求項2】 2×4材の長さを89mmを基準とし、
    その整数倍または整数分の1の長さに切断した木材。
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