JP3091826U - 葬祭用遺体保存用ドライアイス板パック - Google Patents

葬祭用遺体保存用ドライアイス板パック

Info

Publication number
JP3091826U
JP3091826U JP2002004804U JP2002004804U JP3091826U JP 3091826 U JP3091826 U JP 3091826U JP 2002004804 U JP2002004804 U JP 2002004804U JP 2002004804 U JP2002004804 U JP 2002004804U JP 3091826 U JP3091826 U JP 3091826U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
dry ice
pack
pocket
absorbent resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002004804U
Other languages
English (en)
Inventor
信 山下
澄 佐藤
Original Assignee
第一衛材株式会社
株式会社 蒼空
愛彩物産株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 第一衛材株式会社, 株式会社 蒼空, 愛彩物産株式会社 filed Critical 第一衛材株式会社
Priority to JP2002004804U priority Critical patent/JP3091826U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3091826U publication Critical patent/JP3091826U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】従来、葬祭用遺体保存用として棺内等の遺体の
周囲に配置して用いる保冷用品としての保冷材を外気中
で使用すると保冷材の容器表面に結露を生じ、この結露
水が遺体の保冷保存に悪影響を及ぼすばかりでなく衣服
や周囲のものを濡らし、滲みや染みを生じて汚し、外観
的にも見苦しくする課題があった。 【解決手段】上部開口のポケット4と該ポケット4の開
口部5を覆って封する粘着テープ7付の布蓋6を一連に
備えたパックAであり、該パックのポケット4及び布蓋
6を2枚の不織布シート2、2の間に高分子吸水性樹脂
シート3を介装した積層シート1で形成したものである
パックAのポケット4内に、開口部5からドライアイス
板Bを挿入し、その開口部5を布蓋6で覆い、粘着テー
プ7でポケット4に布蓋6を粘着して、ポケット4内に
ドライアイス板Bを被包して設けた葬祭用遺体保存用ド
ライアイス板パック。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、葬祭時に遺体の周囲等に配置して遺体の内外部分を極低温で長時間 良好な保冷状態に保存できるようにした、葬祭用遺体保存用ドライアイス板パッ クに係り、 本案ドライアイス板パックはドライアイスが気化(二酸化炭素)消滅することに よって、従来の通常の保冷材(不透水性プラスチックフイルム容器に保冷用媒体 を封入した)を使用した場合に生じる結露水による種々の悪影響を有効に排除し 、積層シートの高分子吸水性樹脂シートに優れた吸水性と抗菌性を保有せしめた ことによって遺体の周囲、体液、結露水等を効果的に吸水すると共に雑菌の繁殖 を抑えて、感染を防ぎ、また悪臭の発生を防ぐ、等の優れた特徴を備えた葬祭用 遺体保存用ドライアイス板パックを提供する。
【0002】
【従来の課題】
従来、葬祭用遺体保存用として棺内等の遺体の周囲に配置して遺体を保冷し、 保存するための保冷用品としてはドライアイスを使用するのが通常であるが、近 時、ドライアイスに代えて、不透水性プラスチックフイルム容器内に保冷用媒体 (例、水溶性有機高分子のゲル状物)を封入したものを冷凍庫等で予冷して用い る保冷材を広く使用しつつある。
【0003】 ところが、該保冷材を外気中で使用すると、保冷材で急激に外気を冷却するた め、外気中の水分が急速温度変化で保冷材の容器表面に結露を生じ、この結露水 が遺体の保冷保存に悪影響を及ぼすばかりでなく衣服や周囲のものを濡らし、滲 みや染みを生じて汚し、外観的にも見苦しくする課題があり、
【0004】 また、結露を生じると保冷材表面の放熱が促進されて保冷材の保冷持続時間が 短縮され、よって、遺体の保冷保存作用時間が短くなって、短時間で保冷材の交 換が必要となる等の課題があり、
【0005】 更に、結露水中に雑菌が繁殖し、感染や悪臭の原因となる、等の課題があった 。
【0006】
【考案による課題の解決】
そこで、本考案は、上記保冷材の使用を止めて従前どおりドライアイスを使用 するが、ここで、従来のようにドライアイスを裸のまま使用するのでなく、不織 布シートと高分子吸水性樹脂シートを積層して備えた積層シートにドライアイス 板をパックして使用するようにして、棺内の湿気や遺体から生じる体液等をもれ なく吸収するようにして、それによって、ドライアイス板の保冷持続時間を延長 して遺体を長時間良好な状態に保存できるようにすると共に、衣服や周囲のもの を濡らして汚すようなことをなくし、外観的にも奇麗に保存できるようにして、 従来の課題を解決したものであり、
【0007】 また、積層シートに抗菌性を保有せしめることにより、結露水、体液等の雑菌 の繁殖を抑えて、雑菌による悪臭の発生を防ぐと共に、感染を防いで衛生的に保 存できるようにして、従来の課題を解決したものである。
【0008】 なお、上記高分子吸水性樹脂シートは結露水や体液等の水分を極めて効果的に 吸収するほか、アンモニア臭その他の臭気性気体も有効に吸着除去する作用を行 う。
【0009】
【課題を解決する手段】
即ち、本考案は、上部開口のポケットと該ポケットの開口部を覆って封する粘 着テープ付の布蓋を一連に備えたパックであり、該パックのポケット及び布蓋を 2枚の不織布シートの間に高分子吸水性樹脂シートを介装した積層シートで形成 したものであるパックのポケット内に、開口部からドライアイス板を挿入し、そ の開口部を布蓋で覆い、粘着テープでポケットに布蓋を粘着して、ポケット内に ドライアイス板を被包して設けたものである、葬祭用遺体保存用ドライアイス板 パックによって課題を解決したものである。
【0010】
【課題を解決する手段】
また、本考案は、2枚の不織布シートの間に高分子吸水性樹脂シートを介装した 積層シートで方形、長方形等形状任意の被包用シートを備え、該被包用シートで ドライアイス板の全周面を被包して設けたものである、葬祭用遺体保存用ドライ アイス板パックによって課題を解決したものである。
【0011】
【実施例】
上部開口のポケット4と該ポケット4の開口部5を覆って封する粘着テープ7付 の布蓋6を一連に備えたパックAであり、該パックAのポケット4及び布蓋6を 2枚の不織布シート2、2の間に高分子吸水性樹脂シート3を介装した積層シー ト1で形成したものであるパックAのポケット4内に、開口部5からドライアイ ス板Bを挿入し、その開口部5を布蓋6で覆い、粘着テープ7でポケット4に布 蓋6を粘着して、ポケット4内にドライアイス板Bを被包して葬祭用遺体保存用 ドライアイス板パックを設けたものである。(図1〜図6を参照)
【0012】
【実施例】
2枚の不織布シート2、2の間に高分子吸水性樹脂シート3を介装した積層シ ート1で方形、長方形等形状任意の被包用シートCを備え、該被包用シートCで ドライアイス板Bの全周面を被包して葬祭用遺体保存用ドライアイス板パックを 設けたものである。(図7、及び図3、図4を参照)
【0013】 ドライアイス板Bはドライアイスを正方形、長方形等の板状に形成したもので あり、積層シート1の不織布シート2は透水性、通気性、不水溶性の不織布、ポ リプロピレンその他プラスチック不織布を用い、高分子吸水性樹脂シート3は、 高分子吸水性樹脂製のシート、該シートの両面にパルプ製シートを重合積層した シート等を用いる。
【0014】 積層シート1の不織布シート2、高分子吸水性樹脂シート3は抗菌加工を施し た素材をもって設けるか、若しくは、不織布シート2、高分子吸水性樹脂シート 3に抗菌加工を施したものを用いる。
【0015】
【作用】
パックAのポケット4内へ長方形板状等のドライアイス板Bを詰め込み、布蓋 6の粘着テープ7の剥離紙を剥がし、布蓋6をポケット4上に折り返し粘着テー プ7を粘着して、布蓋6でポケット4の開口部5を覆いドライアイス板Bを包装 して葬祭用遺体保存用ドライアイス板パックを設ける。(図1〜図6)
【0016】 または、積層シート1を方形、長方形等のシート状に形成した被包用シートC でドライアイス板Bを例えば風呂敷で包むように被包して葬祭用遺体保存用ドラ イアイス板パックを設ける。(図7)
【0017】 上記の状態でドライアイス板Bはその全周面を不織布シート2、2を介して高 分子吸水性樹脂シート3で被包されたことになる。
【0018】 従って、本発明ドライアイス板パックAを棺桶内等に配置して使用すると、遺 体をドライアイスの強力な冷却力で有効に冷却すると共に、ドライアイス板パッ クAの外周辺の水分(例、遺体の体液)、棺内の湿気、アンモニア等の臭気性気 体は外周面の不織布シート2、2(透水性、通気性、不水溶性)を透って高分子 吸水性樹脂シート3に吸収、吸着される。
【0019】 使用後、ドライアイス板Bは気化消滅する。パック、被包用シートは廃棄処分 するか、または高カロリー炉で焼却処分するが、素材に塩素を含んでいないので ダイオキシン発生の恐れがない。
【0020】
【効果】
棺桶内等の遺体の内外部分を長時間効果的に極低温保冷状態を持続して、遺体 を良好に保冷保存し得る。
【0021】 従来のように、ドライアイスを裸のままの状態で使用せず、パック若しくは被 包用シートで被包して使用するようにしたので、遺体を有効に冷却すると共に、 ドライアイス板パックAの外周辺の水分(例、遺体の体液)、棺内の湿気、アン モニア等の臭気性気体を外周面の不織布シート2、2(透水性、通気性、不水溶 性)を透して高分子吸水性樹脂シート3に吸収、吸着することができ、よって、 水分等で遺体が損傷し、雑菌が繁殖し、感染を生じ、悪臭を生じ、衣服、周囲等 を濡らし、汚して外観を損じる等の悪影響を効果的に防止し得る。
【0022】 パック若しくは被包用シートの積層シートに抗菌性を保有させたので、結露水 、体液等による雑菌の繁殖を抑え、感染を防ぎ、また、それによる悪臭の発生を 防止し得る。
【0023】 パック若しくは被包用シートの高分子吸水性樹脂シートは上記作用の他、棺内 等の吸湿をして結露を生じない状態を保ち、また、アンモニア等の臭気性気体も 吸着して悪臭の発生を防ぐ効果を発揮する。
【0024】 パック若しくは被包用シートは高分子吸水性樹脂、パルプ、ポリプロピレン( 不織布)等を材料として使用しているので、身体、皮膚刺激等の問題がなく、ま た、素材に塩素が含まれていないので、焼却によりダイオキシン発生の恐れがな く、よって、高カロリー炉等で焼却処分し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例(ドライアイス板をパックで被包した)
の正面図。
【図2】図1のD−D線断面図。
【図3】積層シートの正面図。
【図4】図3のE−E線一部拡大断面図。
【図5】図4の積層シートの下方部を折り返してポケッ
トを形成した正面図。
【図6】図5の右側面図。
【図7】実施例(ドライアイス板を被包用シートで被包
した)の斜視図。
【符号の説明】
A 実施例パック B ドライアイス板 C 被包用シート 1 積層シート 2 不織布シート 3 高分子吸水性樹脂シート 4 ポケット 5 開口部 6 布蓋 7 両面粘着テーフ
フロントページの続き (72)考案者 山下 信 千葉県千葉市花見川区横戸台33番14 (72)考案者 佐藤 澄 埼玉県新座市新座3−2−10 506号

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部開口のポケットと該ポケットの開口部
    を覆って封する粘着テープ付の布蓋を一連に備えたパッ
    クであり、該パックのポケット及び布蓋を2枚の不織布
    シートの間に高分子吸水性樹脂シートを介装した積層シ
    ートで形成したものであるパックのポケット内に、開口
    部からドライアイス板を挿入し、その開口部を布蓋で覆
    い、粘着テープでポケットに布蓋を粘着して、ポケット
    内にドライアイス板を被包して設けたものである、 葬祭用遺体保存用ドライアイス板パック。
  2. 【請求項2】2枚の不織布シートの間に高分子吸水性樹
    脂シートを介装した積層シートで方形、長方形等形状任
    意の被包用シートを備え、該被包用シートでドライアイ
    ス板の全周面を被包して設けたものである、 葬祭用遺体保存用ドライアイス板パック。
  3. 【請求項3】ドライアイス板はドライアイスを正方形、
    長方形等の板状に形成したものであり、積層シートの不
    織布シートは透水性、通気性、不水溶性の不織布、ポリ
    プロピレンその他プラスチック不織布を用い、高分子吸
    水性樹脂シートは、高分子吸水性樹脂製のシート、該シ
    ートの両面にパルプ製シートを重合積層したシート等を
    用いるものである、 請求項1及び請求項2の葬祭用遺体保存用ドライアイス
    板パック。
  4. 【請求項4】積層シートの不織布シート、高分子吸水性
    樹脂シートを抗菌加工を施した素材をもって設けるか、
    若しくは、不織布シート、高分子吸水性樹脂シートに抗
    菌加工を施したものである、 請求項1及び請求項2の葬祭用遺体保存用ドライアイス
    板パック。
JP2002004804U 2002-08-01 2002-08-01 葬祭用遺体保存用ドライアイス板パック Expired - Lifetime JP3091826U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004804U JP3091826U (ja) 2002-08-01 2002-08-01 葬祭用遺体保存用ドライアイス板パック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004804U JP3091826U (ja) 2002-08-01 2002-08-01 葬祭用遺体保存用ドライアイス板パック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3091826U true JP3091826U (ja) 2003-02-21

Family

ID=43245917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002004804U Expired - Lifetime JP3091826U (ja) 2002-08-01 2002-08-01 葬祭用遺体保存用ドライアイス板パック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3091826U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189122A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Nitto Denko Corp サンプル保管用シート及びサンプル保管方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189122A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Nitto Denko Corp サンプル保管用シート及びサンプル保管方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2209905T3 (es) Utilizacion de unidades de embalaje impermeables y embalaje de articulos absorbentes que contienen activos sensibles a la humedad.
US6033392A (en) IV pole bag fabricated from anti-microbial material
JP3091826U (ja) 葬祭用遺体保存用ドライアイス板パック
JP3084099U (ja) 葬祭用遺体保存用保冷材パック
JP6670656B2 (ja) 衛生処理収納袋
JP4491707B2 (ja) ペット用遺体収納保存袋
JP3099200U (ja) ペット用遺体収納保存袋
JP2010022405A (ja) 香り付き使い捨てカイロ
NZ529054A (en) A bag device for storing a body
JP2862262B2 (ja) 機能性を有する吸水シート
JP3118238U (ja) 滲出防止死体袋
JPH0717539U (ja) 防水性通気テープ
JP3171261U (ja) 遺体保存具
JPS5941744B2 (ja) 医療用物品包装体
JP3195667B2 (ja) 菌茸類の加熱殺菌方法
JP2002147936A (ja) 冷蔵庫用脱臭除菌装置
KR20050120614A (ko) 유골함의 유골분 부패방지방법
JPS6128608Y2 (ja)
KR200340833Y1 (ko) 숯포장재
JPH092528A (ja) 包装袋
KR200255068Y1 (ko) 수술기구 소독용 주머니
JPH05317350A (ja) 水 枕
JPH0951937A (ja) 消臭剤と、それを使用する包装消臭剤、消臭剤パック
US20060010663A1 (en) Absorbent sleeve to enclose a limb and absorb seepage from a cadaver
JPH068458Y2 (ja) 発熱体および加熱容器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120

Year of fee payment: 6