JP3091279U - えもん掛け - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中心に位置する下向き略半円状の中心板部
と、中心板部の左右に連設された左肩受部及び右肩受部
と、中心板部の中心に上方に向け回転自在に突設された
係止用フックと、左肩受部と右肩受部の下面に支持され
たズボン係止用横棒から構成されているえもん掛けは、
複数個を上下方向に吊す場合、特別な支持用具を必要と
するなどの問題がある。 【解決手段】 中心に位置する下向き略半円状の中心板
部と、中心板部の左方に連設された左肩受部と、中心板
部の右方に連設された右肩受部と、中心板部の中心に上
方に向け回転自在に突設された係止用フックと、左肩受
部と右肩受部の下面に支持されたズボン係止用横棒から
構成されているえもん掛け本体において、中心板部２Ａ
の正面あるいは背面にフック掛け３が突設されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、新規な構成を有するえもん掛けに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のえもん掛けは、下記のようなものになっている。 中心に位置する下向き略半円状の中心板部と、中心板部の左方に斜め下方に向 け連設された左肩受部と、中心板部の右方に斜め下方に向け連設された右肩受部 と、中心板部の中心に上方に向け回転自在に突設された係止用フックと、左肩受 部と右肩受部の下面に支持されたズボン係止用横棒から構成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 複数個のえもん掛けを使用する場合、水平な横棒に並列状態で吊すか、上下方 向に吊す場合は特別な支持用具を必要とする。 このため、狭い居室の場合、場所をとり不便で窮屈であるなどの問題がある。

【０００４】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするもの である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち、 請求項１記載の考案は、中心に位置する下向き略半円状の中心板部２Ａと、中 心板部の左方に斜め下方に向け連設された左肩受部２Ｂと、中心板部の右方に斜 め下方に向け連設された右肩受部２Ｃと、中心板部２Ａの中心に上方に向け回転 自在に突設された係止用フック２Ｄと、左肩受部２Ｂの下面先端近傍に下方に向 け取付けられた左方支持金具２Ｅと、右肩受部２Ｃの下面先端近傍に下方に向け 取付けられた右方支持金具２Ｆと、左方支持金具２Ｅと右方支持金具２Ｆで水平 に支持されたズボン係止用横棒２Ｇから構成されているえもん掛け本体２におい て、当該えもん掛け本体２における中心板部２Ａの正面あるいは背面につまみ状 のフック掛け３が突設されたことを特徴とするものである。

【０００６】 請求項２記載の考案は、請求項１記載の考案において、えもん掛け本体２に、 当該えもん掛け本体２における左方支持金具２Ｅの下端に連設した左小フック４ Ａと、右方支持金具２Ｆの下端に連設した右小フック４Ｂからなるスカート掛け 部４を設けたことを特徴とするものである。

【０００７】 請求項３記載の考案は、請求項１あるいは請求項２記載の考案において、えも ん掛け本体２に、当該えもん掛け本体２における左肩受部２Ｂの表面に巻付けら れた左滑り止めシート５Ａと、右肩受部２Ｃの表面に巻付けられた右滑り止めシ ート５Ｂから構成されている肩用滑り止め５を設け、さらに、えもん掛け本体２ におけるズボン係止用横棒２Ｇの表面に巻付けられた滑り止めシートで構成され ているズボン用滑り止め６を設けたことを特徴とするものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

実施の形態について図面を参照して説明する。 １は本考案のえもん掛けである。 ２はえもん掛け本体で、中心に位置する下向き略半円状の中心板部２Ａと、中 心板部の左方に斜め下方に向け連設された左肩受部２Ｂと、中心板部の右方に斜 め下方に向け連設された右肩受部２Ｃと、中心板部２Ａの中心に上方に向け回転 自在に突設された係止用フック２Ｄと、左肩受部２Ｂの下面先端近傍に下方に向 け取付けられた左方支持金具２Ｅと、右肩受部２Ｃの下面先端近傍に下方に向け 取付けられた右方支持金具２Ｆと、左方支持金具２Ｅと右方支持金具２Ｆで水平 に支持されたズボン係止用横棒２Ｇから構成されている。

【０００９】 ３はえもん掛け本体２における中心板部２Ａの正面あるいは背面に突設された つまみ状のフック掛けである。 ４はスカート掛け部で、えもん掛け本体２における左方支持金具２Ｅの下端に 連設した左小フック４Ａと、右方支持金具２Ｆの下端に連設した右小フック４Ｂ から構成されている。

【００１０】 ５は肩用滑り止めで、えもん掛け本体２における左肩受部２Ｂの表面に巻付け られた左滑り止めシート５Ａと、右肩受部２Ｃの表面に巻付けられた右滑り止め シート５Ｂから構成されている。 ６はズボン用滑り止めで、えもん掛け本体２におけるズボン係止用横棒２Ｇの 表面に巻付けられた滑り止めシートで構成されている。 図中、７はスーツ、８はスカートである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 １．フック掛け３が設けられているから、図５、６のように上下方向に吊り下 げることができ狭い場所でも効率よく整理できる。 ２．スカート掛け部４が設けられているから、図８のようにスカートを最良な 状態で支持することができる。 ３．肩用滑り止め５が設けられているから、スーツを掛けた場合、滑らないの で最良な状態で支持することができる。 ４．ズボン用滑り止め６が設けられているから、ズボンを掛けた場合、滑らな いので最良な状態で支持することができる。 ５．このほか、安価に製造できる、部品点数が少ないので組立が容易である、 経済的である、などの効果をも有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面図である。

【図２】右側面図である。

【図３】Ａ−Ａ線断面図である。

【図４】スカート掛け部を示す要部拡大斜視図である。

【図５】上下方向に吊す状態を説明する正面図である。

【図６】同上の右側面図である。

【図７】スーツを掛けた状態の斜視図である。

【図８】スカートを掛けた状態の正面図である。

【符号の説明】

１ えもん掛け ２ えもん掛け本体 ２Ａ 中心板部 ２Ｂ 左肩受部 ２Ｃ 右肩受部 ２Ｄ 係止用フック ２Ｅ 左方支持金具 ２Ｆ 右方支持金具 ２Ｇ ズボン係止用横棒 ３ フック掛け ４ スカート掛け部 ５ 肩用滑り止め ６ ズボン用滑り止め

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中心に位置する下向き略半円状の中心板
   部（２Ａ）と、中心板部の左方に斜め下方に向け連設さ
   れた左肩受部（２Ｂ）と、中心板部の右方に斜め下方に
   向け連設された右肩受部（２Ｃ）と、中心板部（２Ａ）
   の中心に上方に向け回転自在に突設された係止用フック
   （２Ｄ）と、左肩受部（２Ｂ）の下面先端近傍に下方に
   向け取付けられた左方支持金具（２Ｅ）と、右肩受部
   （２Ｃ）の下面先端近傍に下方に向け取付けられた右方
   支持金具（２Ｆ）と、左方支持金具（２Ｅ）と右方支持
   金具（２Ｆ）で水平に支持されたズボン係止用横棒（２
   Ｇ）から構成されているえもん掛け本体（２）におい
   て、当該えもん掛け本体（２）における中心板部（２
   Ａ）の正面あるいは背面につまみ状のフック掛け（３）
   が突設されたことを特徴とするえもん掛け。
2. 【請求項２】 えもん掛け本体（２）に、当該えもん掛
   け本体（２）における左方支持金具（２Ｅ）の下端に連
   設した左小フック（４Ａ）と、右方支持金具（２Ｆ）の
   下端に連設した右小フック（４Ｂ）からなるスカート掛
   け部（４）を設けた請求項１記載のえもん掛け。
3. 【請求項３】 えもん掛け本体（２）に、当該えもん掛
   け本体（２）における左肩受部（２Ｂ）の表面に巻付け
   られた左滑り止めシート（５Ａ）と、右肩受部（２Ｃ）
   の表面に巻付けられた右滑り止めシート（５Ｂ）から構
   成されている肩用滑り止め（５）を設け、さらに、えも
   ん掛け本体（２）におけるズボン係止用横棒（２Ｇ）の
   表面に巻付けられた滑り止めシートで構成されているズ
   ボン用滑り止め（６）を設けた請求項１あるいは請求項
   ２記載のえもん掛け。