JP3029981U - 毎日ハンガー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目 的】ハンガー本体に上衣を掛け外掛棒玉、内掛棒
玉にズボンを掛けるようになし常に上衣、ズボン等を複
数枚づつを容易に掛け、外掛け棒玉と内掛け棒玉との凸
出長を異ならせるようしたハンガーを提供する。 【構 成】ハンガー本体の中心上端に球体を遊嵌して外
掛け棒玉を凸出固締し、ハンガー本体の下端寄り横断に
座板を介して内掛け台を固締し、内掛台の中央正面に内
掛棒玉の凸出長を異ならせ構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、上着及びズボンを掛けるようになしたハンガーにおいて、ズボン等 を掛ける棒玉を複数ヶ所凸出取り付け、着替時の洋服及びズボン掛けを３６５日 間至極容易に利用し得るようにしたハンガーである。ハンガーも技術の向上によ って多種多様のものが開発され、それぞれの用途、目的に使用されているもので ある。 このようなハンガーのうち、着物用以外のハンガーはすべて本体に上衣を掛け 、横杆内掛台にズボンを折り曲げて掛け込むような構造になっていたものである 。 従って、従来のハンガーは使用時にズボンの掛け込みのめんどうが発生し、毎 日の洋服掛けを断念していたものである。 また、ズボンは一つのハンガーに一本のみ掛け込みが可能であり、数本を掛け ることは困難を伴っていたものである。本考案のハンガーは、本体に上衣を掛け 、中央の上下位置に凸出させた内掛け棒玉外掛け棒玉にズボンを掛ける事が、至 極容易で便利に使用されるハンガーを考案したものである。

【０００２】 ［従来の技術］ 従来のハンガーは本体と内掛け台とから成り、本体に上衣を掛けた後にはズボ ンを掛けることが困難であり、常にズボンを掛けた後に上衣を掛けていたもので あるが、掛けたズボンが左右に滑り寄り落ちることが多発して面倒でわずらわし さが伴うことによってハンガーの利用が無くなり、柱等に釘を打ちこれにズボン 、上衣を掛けていたものである。従って、該上衣等は掛けた部分が膨れなど形く ずれが発生し、即時使用が出来ないわずらわしさがあり、従来のハンガーにおい ては使いにくいことが多かったものである。

【０００３】 ［本考案が解決しようとする課題］ 従来、容易で素早く掛けられるハンガーの出現がなかったことと、ズボンのす べり落ちを防止する最良の研究が出来なかったことにより、ハンガーの利用率は 著しく低下し柱等に打った釘或は掛け金具等にズボン及び上衣を掛けることが多 くなり、従来のハンガーは所定の目的を達成し得る機能を有していなかったもの である。

【０００４】 本考案は、従来の諸欠点を解消し、３６５日毎日使用し得る目的において、本 体中央の上下位置に内掛け棒玉外掛け棒玉を突出位置を異ならせて取り付け、掛 け込みの順序を問わずズボンを先に掛ける時は内掛け棒玉に掛け上衣を掛けた後 にズボンを掛ける時は外掛け棒玉にズボンを掛けられる。このようにして上衣及 びズボンを至極容易で便利に掛け込みが出来るハンガーを提供することを目的と したものである。

【０００５】 ［課題を解決するための手段］ ハンガー本体の中央上端部に球体を取付け、これに外掛け棒玉を固締し、さら に本体の下端寄りに内掛け台を横断に取付け、該内掛け台の中央位置前面に内掛 け棒玉を凸出固締して構成したハンガー。

【０００６】 ［作用］ 本考案は、ハンガー本体には上衣を掛け、ズボン等は外掛け棒玉或は内掛け棒 玉に掛けて使用するもので、ハンガー本体の中央線上に外掛け棒玉と内掛け棒玉 を位置させていることにより、重芯は常に安定し、ズボン数枚を掛けるとともに 、上衣を二枚以上掛けて使用しても本考案の毎日ハンガーは安定し、安全に使用 することが出来、毎日の着替え時におけるハンガーの使用を手軽で楽しくなし得 ることの作用を有するものである。

【０００７】 本、考案の毎日ハンガーは従来のハンガーに比較したときはデザイン的な美を 有し、その構成が著しく使い易くなっていることにより、使用時の抵抗が全くな く上衣及びズボンを掛ける習慣を与える特効を有し、従来のわずらわしいハンガ ー掛け作業から完全に解消し、室内の整理整頓の目的を達成することが出来るも のである。

【０００８】 ［実施例］ 以下本考案の実施例について説明する。 図１に示す実施例は本考案のハンガーの正面図でハンガー本体の上端に球体を 介して外掛け棒玉を取付け、下端部に内掛け台を設けてこれに内掛け棒玉を固締 して構成したハンガーである。 図２は、縦断面図で、上部の外掛け棒玉と下部の内掛け棒玉との位置違いを示 す。 図３は、球体部分の構成を示す拡大断面図。 図４は、実施例図である。 図１は、実施例の正面図、図２は実施例の縦断面図、図３は一部拡大断面図で 、図４はズボン掛けの実施例図である。

【０００９】 図中、１はハンガー本体、２は球体、３は掛け金具、４は外掛け棒玉、５は座 板、６は内掛け台、７は内掛け棒玉である。

【００１０】 図１で示す実施例では、上部と下部位置とに外掛け棒玉と内掛け棒玉とを突出 固締し、この両棒玉にズボンを掛け、本体には上衣を掛けるようにしたことによ り、掛け込みは常に段違いとなって美観的となり、上着を掛けるときも同様で一 本のハンガーに上衣及びズボンを数本づつ掛けて使用することが出来、室内を美 しく整理することが出来、着替時におけるハンガー掛けを３６５日間楽しくなし 得るものである。

【００１１】 前述したように、本考案のハンガーは本体に外掛け棒玉と内掛け棒玉と球体と を構成したことによって、従来のハンガーとは全く異なった構造となり、上衣と ズボンとを掛けたときズボンが左右に滑り寄る事がなく常に重芯は中心に有り、 特に内掛け棒玉の重芯は常に傾きを安定させる。重芯移動作用で一層安定度を高 め、ハンガーを掛け吊りしたときは傾きをなからしめることが出来るものである 。

【００１２】 ［考案の効果］ 以上、詳記した様に、ハンガー本体の上端に球体を遊嵌し、該球体に外掛け棒 玉を正面方向へ凸出させて固締し、下方に内掛け台を横設して内掛け棒玉を正面 方向へ凸出固締し、着替え時におけるズボン掛けのわずらわしさを解決した事に より上衣もハンガー掛けするようになった。従来の着替は上衣も釘掛けしまいで あったのが本考案によって上着を確実にハンガーに掛ける。使用者に習慣性を与 えて３６５日毎日楽しくハンガーの使用が出来るようにしたものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の正面図である。

【図２】実施例の縦断面図である。

【図３】実施例球体部の拡大断面図である。

【図４】使用実施例図である。

【符号の説明】

１、ハンガー本体 ２、球体 ３、掛け金具 ４、外掛け棒玉 ５、座板 ６、内掛け台 ７、内掛け棒玉 Ａ、ハンガー全体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ハンガー本体の上端中央位置に球体を嵌着
   させ、球体の上面中心からハンガー本体中央位置まで掛
   け金具を掛け遊嵌貫通させ、球体の正面中央位置に外掛
   け棒玉を突出固締させ、ハンガー本体の中央横断に座板
   を介在させて内掛け台を横設し、これに内掛け棒玉を突
   出固締し、洋服、ズボン数本を掛ける様にしたことを特
   徴とする毎日ハンガー。