JP3057018U - 衣類用ハンガー掛け - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内の鴨居に衣類用ハンガーを横に並べて掛
けると、壁一面に衣類が広がり、室内が見た目に良くな
いし、掛けられる衣類の数も少ない。狭い場所により多
くの衣類ハンガーがかけられる衣類ハンガー掛けを提供
する。 【解決手段】 １本の細い金属棒を折り曲げて、衣類ハ
ンガーの引っかかりを上下縦方向に連続して設け、衣類
用ハンガーを上下方向に重ねて掛けられ、従来のハンガ
ー１本の幅に多数枚の衣類用ハンガーを収納する。金属
棒の上端は平板状になり、鴨居に掛けると衣類の重量で
固定されるものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は衣類のハンガーを掛けるハンガー掛けに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の衣類用ハンガーは壁や鴨居にＬ型の掛具をねじ釘で取り付けたものに掛 けたり、移動スタンド型のハンガーラックを用意するが、多数の衣類を掛けると 図３に示すように壁面の幅広い場所を必要とした。室内に釘やねじ穴を付けられ ない事もある。室内に衣類が横幅広く釣り下げられる事は室内の美観上からも避 けたい。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

部屋の壁面や鴨居等を利用して衣類ハンガーを掛ける際に、横に並べて掛ける と図３に示すように壁一面に衣類が広がり困る。上下方向の縦に衣類ハンガーを 重ねて架ければ、幅広く場所を取ると言う問題は解決する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

衣類用ハンガーを図１のように上下方向に連続重ねて吊す用具を考案すること で室内の狭い場所で多数の衣類の収納が可能になる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は衣類用ハンガーを上下方向に重ねて吊す事が出来るように、１本の硬 質の金属棒を折り曲げて衣類用ハンガーの引っかかりの鈎３としたものを数個連 続して設け、上端の鴨居固定部１は細い鴨居に掛けて固定するものである。

【０００６】 本考案の実施例を図２で説明する。充分に硬く容易に変形しない約４mm径の鋼 鉄線の一端に鴨居固定部１を設け、下方へ吊り下がり２を伸ばし最初の鈎３を作 り、２段目以降は鈎３と吊り下がり２を連続して構成する。最後の鈎３は危険防 止を兼ねて、キャップ装着又は末端を輪状に形成する。

【０００７】 図２の各段の吊り下がり２は、下段の衣類の重なりに対応して、壁面に平行で 衣類厚みほど各５cm前方に出て形成され、３段目以降の吊り下がり２は２段目の 吊り下がり２に平行である。

【０００８】 図１で鈎３に衣類用ハンガー５を架け、更に衣類の厚みを考慮して約５cmの階 段状に構成する。

【０００９】 図２で吊り下がり２の上端に鴨居固定部１があり先端に突起６を設け更に固定 用のピン穴４が開けられているが、衣類の重量で鴨居に食い込み作用が働く。鴨 居固定部１の小径の止め穴４は必要に応じてピン等で固定する。図４は鴨居固定 部１の突起６を示す詳細図である。図５は鴨居固定部１を２分割して突起６をそ の先端に設け鴨居の段差に適応する形状の別の実施例である。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のハンガー掛けは室内の鴨居に掛けるだけで設置に手間が掛かからず、 外れる恐れが有れば糠釘や押しピン１本で固定可能である。通常の鴨居の高さ１ ８０cmでは約６５cmの幅の壁面に５着の上着が吊せる。従来のように横に５着を 並べるものでは幅３ｍ強が必要であるから室内の整頓に役立つ。移動スタンド型 のバーに衣類用ハンガーを掛けると衣類の枚数に関わり無く常に壁面より衣類肩 幅５０cmが突出することになるが、本考案のハンガー掛けでは壁面よりの突出は 、５着掛けた厚みが壁面から２５cmで１着なら１０cm弱で邪魔にならない突出厚 みであり、衣類が壁面を覆わないため室内がすっきりする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案衣類用ハンガー掛けの使用例の斜視図で
ある。

【図２】衣類用ハンガー掛けの右側面図である。

【図３】従来のハンガー使用例の正面図である

【図４】ハンガー鴨居固定部の背面斜視図である。

【図５】ハンガー鴨居固定部の実施例である。

【符号の説明】

１ 鴨居固定部 ２ 吊り下がり ３ 鈎 ４ 止め穴 ５ 衣類用ハンガー ６ 突起

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上端を鴨居固定部（１）とし、下方に連
   続して吊り下がり（２）と折り曲がった鈎（３）を作
   り、下段の鈎（３）は上段より前方に形成したことを特
   徴とする衣類用ハンガー掛け。