JP3091009B2 - 位置検出プローブ - Google Patents
位置検出プローブInfo
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Description
を有し、この接触針の前進後退位置を電気信号に変換し
て接触針の先端が接触する対象物の位置を検出する位置
検出プローブに関する。
合に、その取付けが正規の位置に確実に取り付いている
かを否か検出する位置検出プローブが知られている。こ
のような位置検出プローブの従来の構造を図6、図7に
示した。接触針32はスリーブ33の中に前進後退可能
に挿入されており、コイルばね34によって前進方向に
付勢されている。接触針32は途中に外径の異なる段を
設けてあり、この段にスリーブ33の先端部の絞り部分
35が当たって前進方向の限界を形成している。この接
触針32の先端36を測定対象物(検体)に当ててその
位置を測定する。測定のときは接触針32はコイルばね
34の附勢力に抗して後退する。
ており、この中空円筒37内にスイッチを形成する接触
片38が嵌込まれている。接触片38は前記接触針32
の尾端部に抱持されており、尾端方向にばね39によっ
て付勢され、尾端部の絞り部40によって尾端方向への
移動を制約されている。接触片38はその尾端部は中空
円筒41となっており、この中空円筒41の内径に絶縁
部を介してスイッチの接触子42が嵌合している。この
接触子42の先端43と接触片38の内径の奥部44と
は接触スイッチとなっている。すなわち接触片38は接
触針32が後退したときこれと一体の状態で後退し、相
手側の接触子42の先端43に当接すると電気的に短絡
状態となる。以上の接触片38と接触子42との距離す
なわちストロークを測定すべき寸法に合わせておくと、
この位置検出プローブによって検体の限界寸法を、OF
F、ONの信号によって検出することができる。
検出プローブは、接触針32で被検体の位置を測定する
とき接触針32の尾端奥部44と接触子42の先端43
との間隙に相当する距離をOFF、ON信号によって測
定できるのみであり、2重の付勢スプリング34、39
を有するなど構造が複雑であり、従って、スリーブ33
の外径を3mmφ以下に細くすることは困難である。ま
た、接触針32の尾端に設けた接触片38を抱持する絞
り部40によって接触片38を抱持し、この抱持部がコ
イルばねの付勢力に抗して接触片38と相対的に移動す
るため、構造が複雑で、不安定となり、誤動作を生ずる
問題がある。
がある。 (イ)接触針が複数の位置を検出できること。 (ロ)スリーブの外径を2mmφ以下に細くできるこ
と。 (ハ)構造が簡単で耐久性に富むこと。 図4はこのような要請の一例を示したものである。自動
車用のワイヤハーネスに使用されるコネクタ20は端子
抜け不良を完全になくするために、リテーナ21が付い
たものが使用されている。そのため検査治具としてこの
リテーナの位置を検出する機能を設ける必要がある。
位置にあるものを示しており、例えば位置検出プローブ
1はピンスイッチがONの状態にありリテーナ21の位
置が正しいことを検出している。図4(b)はリテーナ
が正しい位置に装着されておらずピンスイッチがOFF
となっており装着不能のものを示している。また図4
(c)はピンスイッチがOFFの状態で、リテーナが装
着されていないものを示している。
触針の移動寸法図で示したもので、図5(a)は、リテ
ーナ21が正しい寸法の範囲、すなわち検出値22が
1.5〜3.0mmの範囲にあることを示している。同
様に図5(b)は図4(b)に対応するもので、リテー
ナの位置の検出値22が3.0mmを越えるの位置にあ
る不良品を示している。図5(c)は図4(c)に対応
するものでリテーナが装着されていないので位置検出プ
ローブの検出値22が寸法1.5mm未満を示してい
る。
前進方向に付勢して被包するスリーブとから構成され、
前記接触針の前進後退により検体の位置を検出する位置
検出プローブに適用されるものであって、従来の位置検
出プローブに改善を加え、複数の距離を検出することが
でき、構造が簡単で誤動作を生ずるおそれがなく、外径
2mm以下に小型化ができ、かつ耐久性に富む位置検出
プローブを提供することを目的とする。
決するために次の技術手段を講じたものである。 (a)接触針は、その尾端部を複数の長手方向スリット
を有し弾性的に拡縮径可能な中空円筒状に形成すると共
に内径側に突出した接触凸部を形成した。 (b)接触針の尾端部に前記中空円筒内に挿入可能な棒
状スイッチ接片を配設し、この接片はそれぞれ長手方向
に所定長さを有する絶縁部及び導電部を外径に連設して
構成した。
に複数の長手方向のスリットを設けて直径が弾性的に拡
縮可能な中空円筒とし、その内径側にスイッチの接点と
なる接触凸部を設け、その内径に嵌合する棒状スイッチ
との電気接点を形成するようにした。この電気接点は中
空円筒の弾性により確実に作動する一方、保持力が小さ
く、摩耗が少なく、耐久性に富む。
部を長手方向に沿って設けておくことによって、ON、
OFF信号の作動上のストロークを容易に変更すること
ができ、接触針が検体の位置をいくつでも検出すること
ができる。このような構成により本発明の位置検出プロ
ーブは接触針を前進方向へ付勢するコイルスプリング1
ケを内蔵すればよく、構造が簡単で安定性が高く、寸法
を小型にすることが可能となり、誤動作を生ずることな
く、耐久性に富む。
全体縦断面図を示し、図1はその要部断面の拡大図であ
る。実施例の位置検出プローブ1は、先端が検体に接触
する接触針2と、接触針2を装入したスリーブ3と、接
触針の尾端に配設された棒状スイッチ接片4とから構成
されている。
り、前進後退可能にスリーブ3内に尾端部を装入してお
り前進方向にコイルばね5によって付勢されている。接
触針2を単独に図3に示した。図3(a)は縦断面図で
あり、図3(b)は尾端部側から見た側面図である。尾
端部にはこの実施例では4本の長手方向スリット11が
設けられた中空円筒12となっておりその内径側に突出
する凸部13が設けられている。このスリットで分割さ
れた中空円筒部分は直径を弾性的に拡縮可能な中空円筒
状になっている。凸部13はスイッチの接点となってい
る。
スプリング5によって前進後退可能なように付勢されて
保持されている。棒状スイッチ接片4は、前記中空円筒
12内に挿入する外径を有しその外径は一定長さの絶縁
部14、一定長さの導電部15、次の絶縁部16を外径
に連設した良導体の棒体である。この絶縁部と導電部の
長手方向長さ、数は測定対象の要求に応じて設定するこ
とができる。絶縁部は絶縁皮膜を形成すると良い。この
棒状スイッチ接片4の外径は接触針2の尾端部と電気接
点を形成するもので、絶縁部14、16の部分はOF
F、一定長さの導電部15はONとなる。この導電部1
5の一定長さは位置検出プローブの検出する適正寸法範
囲を規定するものである。なお17は絶縁物である。
について図5を参照して説明する。位置検出プローブが
検出すべき寸法を1.5〜30mmに設定したプローブ
を例とする。接触針2の先端が検出すべき検体に接触し
ていない状態では、位置検出プローブは接触針の尾端部
の接触凸部13は棒状スイッチ接片4の第1の絶縁部1
4と接触しており、通電しない。これは図5(c)の状
態である。
mmの適正範囲にある検体に接触している時は、接触針
2が後退し、その尾端部の接触凸部13は棒状スイッチ
接片4の導電部15と接触しており、スイッチONの状
態に保っている。すなわち図5(a)の状態にある。接
触針2の先端が検出寸法3.0mmを越える範囲にある
検体に接触している時は、リテーナの位置が不良の状態
である。接触針2の接触凸部13が棒状スイッチ接片4
の導電部15を越えて後退し、絶縁部16の部分に位置
するので、スイッチOFFの状態となる。これは図5
(b)の状態であり不良品と判定される。
堅牢であり、20万回以上の使用テストに十分合格し信
頼性に富むものである。
で、任意の位置と数の測定距離を検出することができ、
誤動作を生ずることがなく、細経寸法にすることがで
き、耐久性に富み、安価に製造することができる等の優
れた効果を奏する。
縦断面図である。
である。
図である。
る。
である。
ッチ接片 11 スリット 12 中空円筒 13 接触凸部 14 絶縁部 15 導電部 16 絶縁部 17 絶縁物 20 コネクタ 21 リテーナ 22 検出値 32 接触針 33 スリーブ 34 コイルばね 35 絞り部 36 先端 37 中空円筒 38 接触片 39 コイルば
ね 40 絞り部 41 中空円筒 42 接触子 43 先端 44 奥部
Claims (1)
- 【請求項1】 検体に先端が接触する接触針と、該接触
針を前進後退可能に前進方向に付勢して被包するスリー
ブとからなり前記接触針の前進後退により検体の位置を
電気的に検出する位置検出プローブにおいて、 前記接触針は尾端部を複数の長手方向スリットを有し弾
性的に拡縮径可能な中空円筒状に形成すると共に内径側
に突出した接触凸部を形成し、 前記接触針の尾端部に前記中空円筒内に挿入可能な棒状
スイッチ接片を配設し、該接片はそれぞれ長さ方向に所
定長さの絶縁部及び導電部を外径に連設してなることを
特徴とする位置検出プローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04045503A JP3091009B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 位置検出プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04045503A JP3091009B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 位置検出プローブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05248807A JPH05248807A (ja) | 1993-09-28 |
JP3091009B2 true JP3091009B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=12721213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04045503A Expired - Fee Related JP3091009B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 位置検出プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091009B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6288537B1 (en) * | 1999-12-22 | 2001-09-11 | General Electric Company | Eddy current probe with foil sensor mounted on flexible probe tip and method of use |
CN112964151B (zh) * | 2021-01-19 | 2022-07-29 | 南京工程学院 | 一种设备位移计及其使用方法 |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP04045503A patent/JP3091009B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05248807A (ja) | 1993-09-28 |
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