JP3090854U - 車両用乗客転落防止用具 - Google Patents
車両用乗客転落防止用具Info
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- JP3090854U JP3090854U JP2002004528U JP2002004528U JP3090854U JP 3090854 U JP3090854 U JP 3090854U JP 2002004528 U JP2002004528 U JP 2002004528U JP 2002004528 U JP2002004528 U JP 2002004528U JP 3090854 U JP3090854 U JP 3090854U
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- JP
- Japan
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- belt
- bellows
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- vehicle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両用ドアが何らかの故障等により閉じなく
なった場合、車両基地の最寄駅まで乗客を乗せたまま運
転継続することがあるが、安全面で不安があった。 【解決手段】 全部又は一部が蛇腹状に伸縮可能部分を
有する幕材、該幕材の左右それぞれ両端に設けられた支
柱、支柱に取り付けられ、車両用ドア近傍の手摺に装着
するための装着用具、前記幕材に取り付けられたベルト
貫通用具、前記幕材の蛇腹状に伸縮可能な部分の一端に
取り付けられたベルト締め付け用のバックル、前記幕材
の蛇腹状に伸縮可能な部分の他の一端に固定的に取り付
けられ、前記ベルト貫通用具を貫通し、バックルを貫通
するベルト、以上により構成した車両用乗客転落防止用
具を提供する。
なった場合、車両基地の最寄駅まで乗客を乗せたまま運
転継続することがあるが、安全面で不安があった。 【解決手段】 全部又は一部が蛇腹状に伸縮可能部分を
有する幕材、該幕材の左右それぞれ両端に設けられた支
柱、支柱に取り付けられ、車両用ドア近傍の手摺に装着
するための装着用具、前記幕材に取り付けられたベルト
貫通用具、前記幕材の蛇腹状に伸縮可能な部分の一端に
取り付けられたベルト締め付け用のバックル、前記幕材
の蛇腹状に伸縮可能な部分の他の一端に固定的に取り付
けられ、前記ベルト貫通用具を貫通し、バックルを貫通
するベルト、以上により構成した車両用乗客転落防止用
具を提供する。
Description
【0001】
本考案は、鉄道車両等のドアが何らかの故障等によりドアが閉じなくなった場 合にも乗客の安全を確保するための車両用乗客転落防止用具を提供せんとするも のである。
【0002】
車両用ドアが何らかの故障等により閉じなくなった場合、乗客に対する時間遅 れの影響を最小限度にするため、車両基地に近い最寄駅まで乗客を乗せたまま継 続して運転することがある。図3は、このような場合に従来より使用されている 乗客転落防止のための用具であり、1は車両の乗降口、2、3は車両の乗降口近 傍に設けられた手摺、4は幕材、5は幕材に固定的に取り付けられた紐であり、 幕材4は紐5により手摺2及び3に結び付けられて使用される。
【0003】
しかしながら、このような用具では乗客にとっては不安な気持ちになったり、 さらには病気その他の何らかの原因で乗客が倒れかかったときに安全を確保でき るかどうか疑問であった。また、紐を手摺に縛り付けるという作業は時間がかか り、ダイヤ遵守が鉄道車両の非常に大きな使命であるにもかかわらず予定の運転 時刻に対して遅れ時間がますます増えるという不具合があった。
【0004】
本考案はこのよう不具合を解消することを目的としてなされたものである。つ まり、全部又は一部が蛇腹状に伸縮可能部分を有する幕材、該幕材の左右それぞ れ両端に設けられた支柱、バネ付き蝶番の番をなす一方の板材を前記支柱に取り 付け、支柱の反板材側にはJ字状板材を取り付け、前記蝶番の番をなす他方の板 材に回転板を取り付け、該回転板の他端は前記J字状板材の終端部に内側から押 し当てられる構成とし、車両用ドア近傍の手摺に装着するための装着用具、前記 幕材の蛇腹状部分折りたたみ時に一方の面から見て頂点となる幕材部分に設けた ベルト貫通用具、前記幕材の蛇腹状に伸縮可能な部分の一端に取り付けられたベ ルト締め付け用のバックル、前記幕材の蛇腹状に伸縮可能な部分の他の一端に固 定的に取り付けられ、前記ベルト貫通用具を貫通し、バックルを貫通するベルト 、以上により構成する。
【0005】
以下、本考案の詳細を図によって説明する。図1は、本考案の一例を説明する ための図であり、11、12は支柱、13は蛇腹状に伸縮可能部分を有する幕材 であり、厚手の布やビニールなどが用いられる。14はベルトであり、これも厚 手の布やビニールなどが用いられる。15は二つ割れ構造とすることにより、車 両の乗降口近傍に設けられた支柱に容易に装着することができる装着用具、16 はバックル、17はベルト貫通用具であり、金具でもよいし、布やビニールなど により輪状にしたものでも良い。
【0006】 図2は装着用具15を上から見たものであり、21はJ字状板材、22はバネ 付き蝶番、23は回転板、24はスペーサである。図1および図2と同一符号部 分は同一機能、同一構成である。図の如く、蝶番22は番をなす一方の板材が支 柱11に取り付けられ、支柱の反対側にはJ字状板材21が取り付けられる。蝶 番22の番をなす他方の板材には回転板23が取り付けられ、通常はバネ力によ りJ字状板材21の終端部に内側から押し当てられる構造をしている。
【0007】 今、何らかの原因によりドアが閉じなくなり、しかも乗客を乗せたまま走行す る場合、装着用具15の回転板23を車両のドア近傍の手摺2に押し当てる。す ると、回転板23は蝶番22の回転作用により図2の点線に示す如く内側に回転 し、J字状板材の終端部と回転板23の間を通って、車両のドア近傍の手摺2が 装着用具の内部に入り込む。(実際には手摺2は車両に固定されているので動か ず、装着用具が移動する。) このような構造にすることにより、車両のドア近傍の手摺に対して乗客転落防 止用具をワンタッチで取り付けられる。乗客転落防止用具の支柱11、12は装 着用具15により車両のドア近傍の手摺に取り付けられるので、車両の床面に直 立する。 次にベルト14をバックル方向に引っ張ると幕材の蛇腹状の部分が折り畳まれ 、幕材も床面に直立した状態となる。ベルトはバックルを貫通することによりワ ンタッチで締め付けることができる。
【0008】 このようにすることにより、幕材が支柱11と12の間に張り巡らされること になり、幕材の強度を十分強い材料としておけば、万一、人が倒れかかっても幕 材が多少傾く程度であり、十分に人を支えることが可能になる。車両のドア近傍 の手摺と手摺の間の寸法は車両形式が異なったり、同一車両の中でも手摺相互間 寸法がまちまちということがあるが、本発明によれば蛇腹状の幕材部分が寸法差 を吸収するというメリットもある。 また、図2のような装着用具を用い、ベルトの締め付け用具もバックルを用い ることにより、車両への取り付け時間も大幅に短縮することが可能になった。
【0009】
以上に説明したように、本考案によれば乗客転落防止用具をワンタッチで使用 できるのでドアが閉まらないことによる車両の遅延時間を従来より少なくし、蛇 腹部をベルトで締め付けることにより人が倒れかかっても幕材の傾きを最小限に することが可能になった。また、車両のドア近傍の手摺相互間寸法がまちまちで あっても幕材に蛇腹状部分を設けることにより吸収することが可能になった。
【図1】本考案に基づく車両用乗客転落防止用具の実施
例である。
例である。
【図2】本考案を構成する装着用具の一例である。
【図3】従来から行われている車両用乗客転落防止用具
の一例である。
の一例である。
1 車両の乗降口 2、3 手摺 4、 幕材 5、 紐 11、12 支柱 13 幕材 14 ベルト 15 装着用具 16 バックル 17 ベルト貫通用具 21 J字状板材 22 バネ付き蝶番 23 回転板 24 スペーサ
Claims (1)
- 【請求項1】 全部又は一部が蛇腹状に伸縮可能部分を
有する幕材、該幕材の左右それぞれ両端に設けられた支
柱、バネ付き蝶番の番をなす一方の板材を前記支柱に取
り付け、支柱の反板材側にはJ字状板材を取り付け、前
記蝶番の番をなす他方の板材に回転板を取り付け、該回
転板の他端は前記J字状板材の終端部に内側から押し当
てられる構成とし、車両用ドア近傍の手摺に装着するた
めの装着用具、前記幕材の蛇腹状部分折りたたみ時に一
方の面から見て頂点となる幕材部分に設けたベルト貫通
用具、前記幕材の蛇腹状に伸縮可能な部分の一端に取り
付けられたベルト締め付け用のバックル、前記幕材の蛇
腹状に伸縮可能な部分の他の一端に固定的に取り付けら
れ、前記ベルト貫通用具を貫通し、バックルを貫通する
ベルト、以上により構成したことを特徴とする車両用乗
客転落防止用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004528U JP3090854U (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 車両用乗客転落防止用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004528U JP3090854U (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 車両用乗客転落防止用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3090854U true JP3090854U (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=43242048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002004528U Expired - Lifetime JP3090854U (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 車両用乗客転落防止用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090854U (ja) |
-
2002
- 2002-06-19 JP JP2002004528U patent/JP3090854U/ja not_active Expired - Lifetime
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