JP3090422U - 膝カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着脱操作の容易な膝カバーを提供すること。 【解決手段】 膝カバー１を、カバー本体２と、カバー
装着部３とで構成する。この膝カバー１は、そのカバー
装着部３を、使用者の着衣（ここではスカート１０）の
ウエスト部１０ａの内側に折り込むことによって、使用
者の膝を覆う部位にカバー本体２が装着される。このよ
うにして膝カバー１を装着することにより、丈の短いス
カート１０を着用した女性が自転車に乗ったり、車中で
腰掛けたりする際に、カバー本体２で太腿部を覆い隠す
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、膝カバーに関し、詳しくは、スカートを着用した女性が自転車に乗 ったり、車中で腰掛けたりする際に、太腿部を露出させないように膝を覆うため の膝カバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

この種の膝カバーとして、特開平１０−３２９７７４号公報の「自転車乗用時 の婦人用大腿カバー」（以下、単に「カバー」という）が知られている。このカ バーは、伸縮性のある三角形の布の各頂点にマジックテープ（登録商標、以下省 略）を設けた構成となっており、次のように装着される。まず、三角形の布の一 辺を使用者の腰部に巻き付け、２つの頂点のマジックテープで固定する。次いで 、残りの頂点のマジックテープと自転車フレームに貼付固定したマジックテープ とを接続する。これにより、使用者の大腿から股間が布により覆われ、使用者は 羞恥心なく自転車に乗ることができるようになる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、前記従来のカバーは、上記布の１つの頂点を自転車フレームにマジ ックテープで接続することで、使用者の大腿から股間が布により覆われる構成と なっている。このため、このカバーでは、（１）使用者への装着、（２）自転車 フレームへの接続、という２段階の操作が必要となり、その着脱操作に手間がか かる。

【０００４】 本考案は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、 着脱操作の容易な膝カバーを提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、請求項１の考案は、使用者の膝部分を覆うための カバー本体と、使用者の着衣のウエスト部の内側に折り込むことによって該カバ ー本体を使用者の膝を覆う部位に装着するカバー装着部とを有することを特徴と するものである。 この膝カバーにおいては、使用者の着衣のウエスト部の内側に、上記カバー装 着部を折り込む。これにより、上記カバー本体が使用者の膝を覆う部位に装着さ れる。 請求項２の考案は、請求項１の膝カバーにおいて、上記カバー本体に、該カバ ー本体の捲れを抑えるための負荷部材を設けたことを特徴とするものである。 請求項３の考案は、請求項１又は２の膝カバーにおいて、上記カバー装着部に 、上記ウエスト部に対する該カバー装着部の滑りを抑えるための滑り止め部材を 設けたことを特徴とするものである。 請求項４の考案は、請求項１、２又は３の膝カバーにおいて、上記カバー本体 に、収納部を設けたことを特徴とするものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を適用した膝カバーの実施形態について説明する。図１に、使用 者が本実施形態に係る膝カバー１を装着して自転車に乗っている状態を、示す。 この膝カバー１は、図２に示すように、カバー本体２と、カバー装着部３とで構 成されている。このカバー本体２は、エプロンに用いる素材のような、装着した まま外出しても違和感のない素材で形成することが望ましい。カバー装着部３は 、カバー本体２の上部に形成されている。このカバー装着部３は、カバー本体２ と同一部材あるいは別部材の何れであっても良い。

【０００７】 この膝カバー１は、図１及び図３に示すように、そのカバー装着部３を、使用 者の着衣（ここではスカート１０）のウエスト部１０ａの内側に折り込むことに よって、カバー本体２が使用者の膝を覆う部位に装着される。この膝カバー１を 装着することにより、丈の短いスカート１０を着用した女性が自転車に乗ったり （図１参照）、車中で腰掛けたりする際に、カバー本体２で太腿部を覆い隠すこ とができる。

【０００８】 本実施形態に係る膝カバー１は、そのカバー本体２に、このカバー本体２の捲 れを抑えるための負荷部材４が設けられている。この負荷部材４としては、例え ば、ビニール製のテーブルクロス材を用いることができる。この負荷部材４は、 カバー本体２の表面又は裏面の何れに取り付けても良い。本実施形態に係る膝カ バー１においては、負荷部材４としてのテーブルクロス材をカバー本体２の裏面 に縫い付けた。

【０００９】 また、本実施形態に係る膝カバー１は、上記カバー装着部３に、上記ウエスト 部１０ａに対するカバー装着部３の滑りを抑えるための滑り止め部材５が設けら れている。この滑り止め部材５としては、上記テーブルクロス材を用いることが できる。これにより、上記ウエスト部１０ａからカバー装着部３が脱落し難くな る。

【００１０】 さらに、本実施形態に係る膝カバー１は、上記カバー本体２に、収納部６が設 けられている。この収納部６は、ポケット状に構成されており、図２に示すよう に、その開口部がチャック７で開閉されるようになっている。この収納部６には 、例えば、護身用としての笛８を収納しておくことが望ましい。ここで、笛８の 替わりに、携帯用ブザーを収納するようにしても良い。

【００１１】 上述のように、本実施形態に係る膝カバー１は、太腿部の露出防止、スカート １０の捲れ防止、防犯用などの用途を備えている。なお、本実施形態に係る膝カ バー１は、そのカバー本体２あるいは上記負荷部材４の素材を防寒用の素材で形 成することにより、冬季の防寒用の膝掛けとして使用することも可能である。

【００１２】

【考案の効果】

本考案によれば、膝カバーの着脱を容易に行うことができるという優れた効果 がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】使用者が実施形態に係る膝カバーを装着して自
転車に乗っている状態を概略的に示す使用態様図。

【図２】上記膝カバーを広げた状態のカバー表面を示す
概略図。

【図３】上記膝カバーの装着部をスカートのベルト部分
に折り込んだ状態を示す要部概略断面図。

【図４】上記膝カバーを広げた状態のカバー裏面を示す
概略図。

【符号の説明】

１ 膝カバー ２ 膝カバー本体 ３ カバー装着部 ４ 負荷部材 ５ 滑り止め部材 ６ 収納部 ７ チャック ８ 笛 １０ スカート １０ａ スカートのウエスト部

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】使用者の膝部分を覆うためのカバー本体
   と、使用者の着衣のウエスト部の内側に折り込むことに
   よって該カバー本体を使用者の膝を覆う部位に装着する
   カバー装着部とを有することを特徴とする膝カバー。
2. 【請求項２】請求項１の膝カバーにおいて、上記カバー
   本体に、該カバー本体の捲れを抑えるための負荷部材を
   設けたことを特徴とする膝カバー。
3. 【請求項３】請求項１又は２の膝カバーにおいて、上記
   カバー装着部に、上記ウエスト部に対する該カバー装着
   部の滑りを抑えるための滑り止め部材を設けたことを特
   徴とする膝カバー。
4. 【請求項４】請求項１、２又は３の膝カバーにおいて、
   上記カバー本体に、収納部を設けたことを特徴とする膝
   カバー。