JP3569849B1 - 車椅子利用者用レインコート - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、とくに、デイサービス施設への送迎あるいは突然の降雨等の際、介護人が車椅子利用者に対して、簡単かつ容易にしかも素早く短時間での着衣や脱衣が可能な車椅子用レインコートを提供するものである。
【解決手段】 この発明に係る車椅子用レインコートは、車椅子13の利用者14の前面と背中を巻回する平面視略矩形状のシート本体1から形成され、背中側に偏して、利用者14の頭部を挿通する円形状の開口部4を穿設し、この開口部4からシート本体1の端部に連続される切断状の合せ部6を形成し、この合せ部6に添って一側に帯状の持出部7を縫合するとともに、フード5の半部を持出部の先端側に、また、その残余部をシート本体1の開口部4にそれぞれ縫合一体化して、シート本体1を車椅子13の利用者14に巻回状に装着し背中側に位置される合せ部6を持出部7で被覆し、フード5により利用者14の頭部を被冠してなるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車椅子を利用する身障者等を雨から保護するために着用され、とくに、短時間の移動に際して、介護人が車椅子に腰掛けている利用者に迅速に着用させる車椅子用レインコートに関する。
従来この種の車椅子を利用する身障者等が着用する雨用の着衣には、介護人等の周囲関係者の手を煩わすことなく、車椅子の利用者自身が着用または脱衣することができることを目的としたものが種々発明されている。
すなわち、前身頃の着丈が着用者の膝下までの丈を有するとともに、その上半身が覆われるように装着可能とし、後ろ身頃の着丈が少なくとも腰掛時に腰直下までの短い丈を有し、連結ベルトで保持して裾部が車輪に巻き込まれないように形成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)
また、前身頃と後身頃から構成され、脇を縫い合せ、裾を開放して頭部を通すため、また、両袖には腕部を通すための開口部をそれぞれ有し、着用者の両足元をすっぽりと包み込むように、前身頃の裾までの長さが脇部分の裾までの長さより長く、脇部分で後身頃に接合されたものがある(例えば、特許文献2参照。)
特開平11−256408号公報 特開2001−40510号公報
上述したように、従来の車椅子用レインコートは、利用者自身が着席したままの状態での着用や脱衣が可能とされていたが、その着用状態において、裾部分の開放や着衣の乱れによる漏水等を防ぐために、とくに胴周りの部分に重点が置かれ、その着衣に時間がかかり、突然の雨や自動車と車椅子の間の乗換え、短時間の移動時など便宜的に着用するには適さなかった。
また、頭部を保護するためフードを備えたものがあるが、その都度被らなければならない煩わしさがあった。
さらに、フードは前身頃と後身頃から分割されている場合においては、雨の雫が持出部位や開口部分から侵入して利用者の衣服を濡らしてしまうという現象がみられた。
本発明の目的は、とくに、デイサービス施設への送迎あるいは突然の降雨等の際、介護人が車椅子利用者に対して、簡単かつ容易にしかも素早く短時間での着衣や脱衣が可能な車椅子用レインコートを提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明に係る車椅子用レインコートは、車椅子の利用者の前面と背中を巻回する平面視略矩形状のシート本体から形成され、巻回したとき前記シート本体がその前側を背中側に比して長くなるように、その背中側に偏して、利用者の頭部を挿通する円形状の開口部を穿設し、この開口部からシート本体の端部に連続される切断状の合せ部を形成し、この合せ部に添って一側に帯状の持出部を縫合するとともに、フードの半部を持出部の先端側に、また、その残余部をシート本体の開口部にそれぞれ縫合一体化して、シート本体を車椅子の利用者に巻回状に装着し背中側に位置される合せ部を持出部で被覆し、フードで利用者の頭部を被冠してなることを特徴とするものである。
上記の構成を有することにより、本発明に係る車椅子用レインコートは、車椅子利用者が着座した状態、すなわち車椅子に腰掛けた状態で、利用者の前面側から背中側にかけてシート本体で巻きつけることによって、介護人が車椅子利用者に対して素早く短時間のうちに装着して、利用者を雨や寒さから保護することができ、急な降雨や短距離の移動等に適するものである。
さらに、その主体部分が一枚の平面視略矩形状のシート本体から形成されているため、単純な構造体として、裁断、縫合等の製造工程を簡易化してコストを低減するとともに、裁断サイズを変えることによって利用者の体形に合わせたものを容易に製造することができる。
さらに、円形状の開口部が背中部側に設けられた切断状の合せ部によって、シート本体が左右方向に開放されているため、利用者の前面側から背中側にかけて被せたりすることなく、簡便かつ容易に利用者の身体に巻きつけて着装することができ、かつ、この切断状の合せ部は帯状の持出部で被覆されて、雨の雫が利用者の身体に漏れる恐れが防止されている。
さらに、利用者の頭部を雨から守るフードは、切断状の合せ部に添って、その半部をシート本体の開口部の縁に、また、残余部を帯状の持出部に縫合することにより、フードを取出して頭の上から被せるといった独立した動作が不要で、シート本体を巻きつけ、その合せ部を帯状の持出部で被覆する一連の動作のなかで横方向から頭部を容易に被冠することができる。
さらに、車椅子利用者をデイサービス施設等への送迎、あるいは走行時の急な降雨の際でも、介護人が車椅子利用者に対して迅速に装着することができ、手を塞がれて介護作業に支障をきたすことがなく、安全かつ円滑に介護に専念することができる。
発明を実施するための最良の手段
図1は、本発明に係る車椅子用レインコートの装着状態を示す側面側の略示図で、図2は、同じく背面側の略示図であり、図3は、車椅子用レインコートの平面状態を示す略示図、第4図は持出部を、図5はフードをそれぞれ示すものである。
この車椅子用レインコートは、図3に示すように、身体の前面を覆う前身頃部2と背中を覆う後身頃部3とを一枚の素材で連続状に一体に形成される屈曲性と柔軟性を有する平板状の平面視略矩形状シート本体1から形成されている。
上記シート本体1は、高い撥水性と防汚性を有し、かつ通気性に優れた素材を用いて、型紙から裁断して製せられるもので、身体の前面を覆う前身頃2側をやや長く、背中を覆う後身頃3側を短く取るように、後身頃3側に偏した位置に、車椅子13の利用者14の頭部を覆う円形状の開口部4が穿設され、また、この開口部4にはフード5が縫合一体化されている。
また、後身頃3側には、この開口部4の周縁部からシート本体1の端部まで連続される切断状の合せ部6が形成されて、この切断状の合せ部6に添ってその一側には、図4に示すように、シート本体1と同様の素材を用いた屈曲可能な帯状の持出部7が一体的に縫合され、装着時シート本体1の後身頃3に設けた切断状の合せ部6を被覆しているものである。
なお この持出部7の先端側およびシート本体1の後身頃3の対応位置には、マジックテープ等の止着手段9を設けて、巻回装着後に持出部7がみだりに揺動しないように止着するものである。
シート本体1および持出部7の開放側の端縁、並びに開口部4の周縁には、バイアステープ10が縫合されて、裁断面のほつれ等を防止しているものでる。
上述のように構成される車椅子用レインコートは、図1および図2に示すように、身障者や高齢者等の車椅子13の利用者14が腰掛けた状態で、介護人15がシート本体1を切断状の合せ部6を持って左右方向に拡開して、開口部4を前面側から利用者14の首回りに当て、大きく広げられたシート本体1を前面から背中にかけて巻きつけて装着し、帯状の持出部7で切断状の合せ部6を被覆して、マジックテープ等の止着手段9で止着するものである。
このように、シート本体1を介護人15が利用者14の身体に巻きつけることにより、装着時の型崩れによる摺れや隙間が生じるのを防止し、また、シート本体1やフード5に掛かる雨水や風等の侵入を防いでいるものである。
フード5は、図5に示すように、シート本体1と同様の布地を用いて頂面を山形状とする連続する二つの矩形片を裁断して、その中心より折り返して、利用者14の頭部の後ろ側に位置する山形辺5aを縫合一体化し、この山形辺5aと隣接する側辺5b、5cの一方の側辺5bを開口部4の円弧状の端縁に、またもう一方の側辺5cを持出部7の先端側に設けた円弧状の窪み部8に、それぞれ縫合一体化して形成される。
このフード5は、その半部を開口部4に、またその残余部を持出部7に取付けられて、シート本体1を利用者の身体に巻きつける動作のなかで、その頭部に位置されて、独立の動作で被せることなく、片手の動作で動かすことにより頭部に被冠されて、その装着性を高めているものである。
また、フード5は、上述したように一枚の布地を裁断して製する以外、図6に示すように、シート本体側部材5d、持出部側部材5eおよび頂部側部材5fの三つの部材を裁断して、シート本体側部材5dをシート本体1に、持出部側部材5eを持出部7にそれぞれ縫合一体化して、それらの円弧状面を頂部側部材5fに縫合して形成し、利用者14の頭部の窮屈感を解消するとともにその装着性を容易にするものであってもよい。
さらに、シート本体1は、その丈が短か過ぎる場合、あるいは、足のつま先が濡れるのを嫌うとき、または利用者自身が装着するときには、図7に示すように、シート本体1と同一の素材からなる補助シート11を下端側に補足するもので、この際補助シート11が足元や車椅子13のタイヤ等に絡みつかないように、予め棒状の支え具(図示せず)を車椅子15の先端側に取付けておくことが望ましい。
本発明に係る車椅子用レインコートは、主として降雨の際のレインコートとして用いられることで説明したが、シート本体1の裏面に防寒用素材を用いた裏地を着脱可能に取付けて、防寒コートとしても利用されるものである。
また、シート本体1とフード5との色を変えたり、前身頃2の中心線に添ってバイアステープ10等を縫合したり、また、図4に示すように、持出部7の先端部分に任意の目印12を付して、その装着をより正確にかつ迅速に行うことも可能であり、さらに、シート本体1やフード5等に蛍光テープを貼着して、雨等の気象条件にかかわらず夜間や暗いところを走行する際に装着することによって、より明瞭に目視されて安全性を高めることができるものである。
本発明に係る車椅子用レインコートの装着状態を示す側面側の略示図である。 同じく車椅子用レインコートの装着状態を示す背面側の略示図である。 車椅子用レインコートの平面状態を示す略示図である。 持出部を示す略示図である。 フードの展開状態を示す略示図である。 分割された部材を用いたフードを示す略示図である。 シート本体に補助シートを補足した装着状態を示す略示図である。
符号の説明
1 シート本体
2 前身頃
3 後身頃
4 開口部
5 フード
5a フード5を形成する山形辺
5b、5c フード5を形成する側辺
5d フード5のシート本体側部材
5e フード5の持出部側部材
5f フード5の頂部側部材
6 合せ部
7 持出部
8 持出部7の窪み部
9 止着手段
10 バイアステープ
11 補助シート
12 目印
13 車椅子
14 車椅子12の利用者
15 介護人

Claims (1)

  1. 車椅子の利用者の前面と背中を巻回する平面視略矩形状のシート本体から形成され、利用者が巻回装着したとき前記シート本体がその前側を背中側に比して長くなるように、その背中側に偏して、利用者の頭部を挿通する円形状の開口部を穿設し、この開口部からシート本体の端部に連続される切断状の合せ部を形成し、この合せ部に添って一側に帯状の持出部を縫合するとともに、フードの半部を持出部の先端側に、また、その残余部をシート本体の開口部にそれぞれ縫合一体化してなり、介護人が合せ部を拡開してシート本体を車椅子の利用者に巻回状に装着し背中側に位置される合せ部を持出部で被覆し、持出部およびシート本体の開口部に一体化されたフードで利用者の頭部を被冠してなることを特徴とする車椅子利用者用レインコート。
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