JP3090312B2 - ハイブリッド自動車のエンジン始動装置 - Google Patents

ハイブリッド自動車のエンジン始動装置

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JP3090312B2
JP3090312B2 JP09244360A JP24436097A JP3090312B2 JP 3090312 B2 JP3090312 B2 JP 3090312B2 JP 09244360 A JP09244360 A JP 09244360A JP 24436097 A JP24436097 A JP 24436097A JP 3090312 B2 JP3090312 B2 JP 3090312B2
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気二重層コンデ
ンサからの電動機駆動電流を制御して効率の良いエンジ
ン始動を行うと共に、エンジン用冷却水の温度によって
スタータ電動機及び電動機の併用/切替えを制御して特
に低温時のエンジン始動の安定化を目指したハイブリッ
ド自動車のエンジン始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパラレル・ハイブリッド自動車に
おいて、駆動用電源としてニッケル水素バッテリを使用
し、ニッケル水素バッテリから豊富な電力供給を受けて
走行用の電動機でエンジンを始動するものがある。ま
た、従来のパラレル・ハイブリッド自動車において、駆
動用電源として電気二重層コンデンサを使用し、この電
気二重層コンデンサから電力供給を受けて走行用の電動
機でエンジンを始動するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハイブリッド自動車には、駆動用電源としてニッケル水
素バッテリを使用したものがあるが、ニッケル水素バッ
テリは非常に高価であるので、低価格化の妨げになると
いう問題がある。
【0004】また、駆動用電源として電気二重層コンデ
ンサを使用した従来のハイブリッド自動車には、低温下
において、電気二重層コンデンサの内部インピーダンス
が高くなり、大きな電流が出力できなくなり、走行用の
電動機によるエンジンの始動が不確実になるという問題
がある。
【0005】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたものであって、その目的は、エネル
ギ量が少ないものの、小型軽量で短時間・大電流特性に
優れた電気二重層コンデンサを駆動用電源として走行用
の電動機への電動機電流を制御して効率の良いエンジン
始動を行なうハイブリッド自動車のエンジン始動装置、
または、エンジン用冷却水の温度によってスタータ電動
機及び電動機の併用/切替えを制御して特に低温時のエ
ンジン始動が確実にできるハイブリッド自動車のエンジ
ン始動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に係るハイブリッド自動車のエンジン始動装
置は、メインスイッチによるエンジン始動操作を検知す
る始動検知手段と、この始動検知手段からの出力に基づ
いて始動開始時から経過する第1の時間及びこの第1の
時間より長い時間であって前記第1の時間に引き続く第
2の時間を生成する計時手段と、前記第1の時間のため
に第1の電動機電流を設定するとともに、前記第2の時
間のために第1の電動機電流より小さな第2の電動機電
流を設定する電動機電流設定手段と、前記第1の電動機
電流及び前記第2の電動機電流でそれぞれ前記電動機を
駆動する駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項1では、始動検知手段と、計時手段
と、電動機電流設定手段とを備えたので、電動機に電力
を供給する電源の電力消耗を少なくすることができる。
また、走行用の電動機によってエンジンを始動するの
で、静かなエンジン始動ができ、更に、例えば、スター
タ電動機を省略することができる。
【0008】請求項2に係るハイブリッド自動車のエン
ジン始動装置は、メインスイッチによるエンジン始動操
作を検知する始動検知手段と、エンジンの冷却水の温度
を検出する温度センサからの出力に基づいて前記スター
タ電動機及び前記電動機の併用/切替えを制御する併用
/切替制御手段とからなる駆動制御手段を備え、前記ス
タータ電動機及び前記電動機を併用してエンジンを始動
する時に、前記駆動制御手段で前記スタータ電動機を先
に駆動する構成にしたことを特徴とする
【0009】請求項2では、温度センサからの出力に基
づいてスタータ電動機及び電動機の併用/切替えを制御
する併用/切替制御手段によって、低外気温度時のエン
ジン始動を確実にすることができる。 また、スタータ電
動機及び電動機を併用してエンジンを始動する時に、ス
タータ電動機を先に駆動することで、例えば、スタータ
電動機とエンジン側のリングギヤとの噛み合い部の損傷
を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。図1は請求項1に係るハイブ
リッド自動車のエンジン始動装置の実施形態全体ブロッ
ク構成図である。図1において、ハイブリッド自動車の
エンジン始動装置1は、電源(電気2重層コンデンサ)
10、駆動制御手段11A、電動機12、変速機13、
エンジン14、メインスイッチSMを備える。
【0011】基本の動力源はエンジン14であり、電動
機12は走行駆動力の補助用として使用される。電気2
重層コンデンサ10は、電気エネルギ貯蔵用の複数のコ
ンデンサセル(例えば1600F)から構成され、直流
電圧VD(例えば200V)を駆動制御手段11Aに出
力する。
【0012】駆動制御手段11Aは、電気2重層コンデ
ンサ10を電力供給源として電動機12の電動機電流I
Mを制御して電動機12を駆動する。エンジン始動時
は、エンジン14のクランク軸に直結された電動機12
を駆動制御手段11Aから出力される電動機電流IMに
よって駆動し、変速機13を介してエンジン14のフラ
イホイールを回転させる。
【0013】また、極低速走行時はエンジン14の効率
が悪くなるので、エンジン14を空回しするか、場合に
よっては燃料をカットし、駆動制御手段11Aから出力
される電動機駆動電流IMによって電動機12を駆動
し、電動機12からの駆動力のみで走行する。さらに、
車両の全開加速時にはエンジン14による通常走行状態
に加えて駆動制御手段11Aから出力される電動機電流
IMによって電動機12を駆動し、変速機13を介して
電動機12の駆動力をエンジン14のクランク軸に作用
させる。
【0014】図2は請求項2に係る駆動制御手段の実施
形態要部ブロック構成図である。図2において、駆動制
御手段11Aは、始動検知手段16、計時手段17、電
動機電流設定手段18、スイッチ手段S1、駆動手段1
9、アイソレーション回路20、アイソレーション回路
21を備える。
【0015】始動検知手段16は、ハイブリッド自動車
のメインスイッチSMからのエンジン始動指令SECを検
知して得られる始動検知信号S16をアイソレーション回
路20を介してスイッチ手段S1に、また計時手段17
に出力する。アイソレーション回路20及びアイソレー
ション回路21は、電気2重層コンデンサ10の高電圧
系(例えばDC200V)と低電圧系(DC12V,D
C5V)とを安全上、直流的に分離するために使用す
る。また、説明の都合上、始動検知信号S16は、エンジ
ン始動指令SECを検知した場合、論理レベル1とし、検
知しない場合、論理レベル0とする。
【0016】スイッチ手段S1は、始動検知信号S16に
基づいてオン/オフ動作をし、始動検知信号S16が例え
ば論理レベル1であればオン動作をして駆動手段19に
電気2重層コンデンサ10の直流電圧VDを供給し、始
動検知信号S16が例えば論理レベル0であればオフ動作
をして駆動手段19への直流電圧VDの供給を切る。
【0017】計時手段17は、始動検知信号S16に基づ
いて動作をし、始動検知信号S16が例えば論理レベル1
であれば、その論理レベル1を検出して時間計数を開始
し、第1の時間T1(図3参照)及び第1の時間T1経過
後に第1の時間T1より長い第2の時間T2(図3参照)
からなる計時信号S17を電動機電流設定手段18に出力
する。
【0018】電動機電流設定手段18は、ROM(Read
Only Memory)等のメモリを備え、計時信号S17に対応
した予めメモリに記憶されている設定電動機電流信号S
18を読み出してアイソレーション回路21を介して駆動
手段19に出力する。駆動手段19は、設定電動機電流
信号S18に基づいて電動機12に電動機電流IM(図3
参照)を出力して電動機12を駆動する。
【0019】図3はエンジン始動時の電動機電流波形模
式図である。図3は横軸に時間t(sec)をとり、縦軸に
電動機電流IM(A)をとり、エンジン始動時の電動機
電流波形を示した。
【0020】時間t0は、ハイブリッド自動車のメイン
スイッチSMによってエンジン始動操作がなされ、始動
検知手段16でエンジン始動指令SECを検知し、始動検
知手段16からの始動検知信号S16によって計時手段1
7が計数を開始した時間である。
【0021】時間t0から時間t1は、計時手段17で生
成される計時信号S17の第1の時間T1である。電動機
電流設定手段18は計時信号S17の第1の時間T1に基
づいて電動機電流IMを設定し、駆動手段19は電動機
電流設定手段18からの設定電動機電流信号S18に基づ
いて時間t0から時間t1まで第1の電動機電流IM1を電
動機12に流して電動機12を駆動する。
【0022】時間t1から時間t2は、計時手段17で生
成される計時信号S17の第2の時間T2であり、第2の
時間T2は第1の時間T1より長い時間(T2>T1)であ
るように生成される。実際には、時間t0から時間t2を
10秒以内(T1+T2≦10sec)に設定する。
【0023】電動機電流設定手段18は計時信号S17の
第2の時間T2に基づいて電動機電流IMを設定し、駆動
手段19は電動機電流設定手段18からの設定電動機電
流信号S18に基づいて時間t1から時間t2まで第1の電
動機電流IM1より小電流である第2の電動機電流IM2
(IM2<IM1)を電動機12に流して電動機12を駆動
してエンジンを始動する。
【0024】このように、ハイブリッド自動車のエンジ
ン始動装置1は、駆動制御手段11Aを備えたので、電
動機12でエンジン14を始動する際、電気2重層コン
デンサ10の電力消耗を少なくすることができると共
に、静かなエンジン始動ができる。
【0025】また、ハイブリッド自動車のエンジン始動
装置1は、駆動制御手段11A、電動機12を備え、電
動機12でエンジン14を始動するので、スタータ電動
機を省略することができる。
【0026】図4は請求項3に係るハイブリッド自動車
のエンジン始動装置の実施形態全体ブロック構成図であ
る。図4において、ハイブリッド自動車のエンジン始動
装置2は、電源(電気2重層コンデンサ)10、駆動制
御手段11B、電動機12、変速機13、エンジン1
4、メインスイッチSM、バッテリ25、スタータ電動
機26、スタータ電動機用ギヤ27、リングギヤ28、
温度センサ29を備える。図4において、図1に示した
構成要素と同一構成要素には同一番号を付し、説明を省
略する。
【0027】温度センサ29は、エンジン14の冷却水
の温度を検出して得られる冷却水温度信号TWを駆動制
御手段11Bに出力する。メインスイッチSMの端子a
はバッテリ25のプラス極(+VB=12V)に接続さ
れており、操作者によってメインスイッチSMがオン操
作されると、メインスイッチSMは駆動制御手段11B
にエンジン始動指令SECを出力する。
【0028】駆動制御手段11Bは、エンジン始動指令
SECを検知し、冷却水温度信号TWに基づいてスタータ
電動機26及び電動機12の併用/切替えを制御してエ
ンジン14を始動する。
【0029】スタータ電動機26は、駆動制御手段11
Bの制御動作に基づいて駆動制御手段11Bを介してバ
ッテリ25からの電力供給を受け、スタータ電動機用ギ
ヤ27が右方向に移動してリングギヤ28と噛み合って
エンジン14を始動する。そして、エンジン14が始動
されると、スタータ電動機用ギヤ27は左方向に移動し
てリングギヤ28と噛合を自動的に解除する。
【0030】電動機12は、駆動制御手段11Bの制御
動作に基づいて駆動制御手段11Bを介して電気2重層
コンデンサ10からの電力供給を受け、エンジン14を
始動する。
【0031】駆動制御手段11Bは、エンジン始動指令
SECを検知し、冷却水温度信号TWに基づいてスタータ
電動機26及び電動機12を併用してエンジン14を始
動する場合、スタータ電動機26のスタータ電動機用ギ
ヤ27とリングギヤ28との歯の損傷を防止するため
に、スタータ電動機用ギヤ27とリングギヤ28とを噛
合させて先にスタータ電動機26を駆動してから、電動
機12を駆動するように制御する。
【0032】このように、ハイブリッド自動車のエンジ
ン始動装置2は、電気2重層コンデンサ10、駆動制御
手段11B、電動機12、変速機13、エンジン14、
メインスイッチSM、バッテリ25、スタータ電動機2
6、スタータ電動機用ギヤ27、リングギヤ28、温度
センサ29を備え、駆動制御手段11Bがスタータ電動
機26及び電動機12の併用/切替えを制御するので、
低外気温度時のエンジン始動を確実にすることができ
る。
【0033】また、ハイブリッド自動車のエンジン始動
装置2は、駆動制御手段11Bを備えたので、スタータ
電動機26及び電動機12を併用してエンジン14を始
動する場合、スタータ電動機用ギヤ27とリングギヤ2
8とを噛合させて先にスタータ電動機26を駆動してか
ら、電動機12を駆動してスタータ電動機26のスター
タ電動機用ギヤ27とリングギヤ28との歯の損傷を防
止することができる。
【0034】図5は請求項4に係るハイブリッド自動車
のエンジン始動装置の実施形態全体ブロック構成図であ
る。図5において、駆動制御手段11Bは、始動検知手
段16、計時手段31、電動機電流設定手段18、スイ
ッチ手段S1、駆動手段19、アイソレーション回路2
0、アイソレーション回路21、併用/切替制御手段3
0、スイッチ手段S2を備える。図5において、図2に
示した構成要素と同一構成要素には同一番号を付し、説
明を省略する。
【0035】併用/切替制御手段30は、エンジン14
の冷却水温度を検出した温度センサ29からの冷却水温
度信号TWと、メインスイッチSMのオン操作によって出
力されるエンジン始動指令SECを検知する始動検知手段
16からの始動検知信号S16とに基づいてスタータ電動
機26及び電動機12の併用/切替えを制御するための
制御信号S30を計時手段31に出力する。
【0036】計時手段31は、始動検知信号S16と制御
信号S30とに基づいてスイッチ手段S2のオン/オフを
制御するオン/オフ制御信号S31aをスイッチ手段S2
に出力し、また第1の時間T1(図7参照)及び第1の
時間T1経過後に第1の時間T1より長い第2の時間T2
(図7参照)からなる計時信号S31bを電動機電流設定
手段18に出力し、さらにスイッチ手段S1のオン/オ
フを制御するオン/オフ制御信号S31cをアイソレーシ
ョン回路20を介してスイッチ手段S1に出力する。
【0037】スイッチ手段S2は、オン/オフ制御信号
S31aに基づいてオン/オフ動作をし、オン/オフ制御
信号S31aが例えば論理レベル1であればオン動作をし
てスタータ電動機26にバッテリ25の直流電圧VB
(12V)を供給し、オン/オフ制御信号S31aが例え
ば論理レベル0であればオフ動作をしてスタータ電動機
26への直流電圧VBの供給を切る。
【0038】電動機12によるエンジン14の始動動作
は、図1で説明済であるので、ここでの説明を省略す
る。
【0039】図6は併用/切替制御手段30のエンジン
冷却水温度による併用/切替制御の説明図である。併用
/切替制御手段30は、温度センサ29からの冷却水温
度信号TWに基づいてスタータ電動機26及び電動機1
2の併用/切替制御を行ない、極低温領域(例えば−4
0゜位)ではスタータ電動機26による始動、低温領域
(例えば−10゜位)ではスタータ電動機26と電動機
12の併用始動、常温以上(例えば20゜以上)の領域
では電動機12による始動をするように制御する。
【0040】図7は駆動制御手段11Aの動作説明図で
ある。図7は、横軸に時間t(sec)をとり、縦軸に電流
I(A)をとり、図7(A)にエンジン始動時の電動機
電流波形の模式図を示し、図7(B)にエンジン始動時
のスタータ電動機電流波形の模式図を示した。
【0041】図7において、時間taは、ハイブリッド
自動車のメインスイッチSMによってエンジン始動操作
がなされ、始動検知手段16でエンジン始動指令SECを
検知し、始動検知手段16からの始動検知信号S16によ
って計時手段31が計数を開始した時間である。
【0042】計時手段31は、スイッチ手段S2にオン
/オフ制御信号S31aを出力して、時間taから時間t
dまでスタータ電動機26に直流電圧VBを供給し、ス
タータ電動機26には図7(B)に示すようなスタータ
電動機電流IMSが流れてエンジン14を始動する。
【0043】図7(A)において、時間tbから時間t
cは、計時手段31で生成される計時信号S31bの第1
の時間T1である。電動機電流設定手段18は計時信号
S31bの第1の時間T1に基づいて電動機電流を設定
し、駆動手段19は電動機電流設定手段18からの設定
電動機電流信号S18に基づいて時間tbから時間tcま
で第1の電動機電流IM1を電動機12に流して電動機1
2を駆動する。
【0044】時間tcから時間tdは、計時手段31で
生成される計時信号S31bの第2の時間T2であり、第
2の時間T2は第1の時間T1より長い時間(T2>T1)
であるように生成される。実際には、時間taから時間
tdを10秒以内(T1+T2<10sec)に設定す
る。
【0045】電動機電流設定手段18は計時信号S31b
の第2の時間T2に基づいて電動機電流を設定し、駆動
手段19は電動機電流設定手段18からの設定電動機電
流信号S18に基づいて時間tcから時間tdまで第1の
電動機電流IM1より小電流である第2の電動機電流IM2
(IM2<IM1)を電動機12に流して電動機12を駆動
してエンジンを始動する。
【0046】このように、駆動制御手段11Bは、始動
検知手段16、計時手段31、電動機電流設定手段1
8、スイッチ手段S1、駆動手段19、アイソレーショ
ン回路20、アイソレーション回路21、併用/切替制
御手段30、スイッチ手段S2を備えたので、エンジン
14の冷却水温度によってスタータ電動機26及び電動
機12の併用/切替えてエンジン14の始動を行なうこ
とができる
【0047】また、駆動制御手段11Bは、始動検知手
段16、計時手段31、電動機電流設定手段18、スイ
ッチ手段S1、駆動手段19を備えたので、エンジン始
動の際の電動機12の電動機電流IMを制御できる。
【0048】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1に係るハイブリッド自動車のエンジン始
動装置は、メインスイッチによるエンジン始動操作を検
する始動検知手段と、この始動検知手段からの出力に
基づいて始動開始時から経過する第1の時間及びこの第
1の時間より長い時間であって第1の時間に引き続く第
2の時間を生成する計時手段と、第1の時間のために第
1の電動機電流を設定するとともに、第2の時間のため
に第1の電動機電流より小さな第2の電動機電流を設定
する電動機電流設定手段と、第1の電動機電流及び第2
の電動機電流でそれぞれ電動機を駆動する駆動手段とを
備えたので、電動機に電力を供給する電源の電力消耗を
少なくすることができるため、エンジンを効率よく始動
することができ、電源として電気2重層コンデンサを用
いることができ、また、電源容量を下げ、小型軽量化が
できる。また、走行用の電動機によってエンジンを始動
するので、静かなエンジン始動ができ、更に、例えば、
スタータ電動機を省略することができ、低コスト化がで
きる。
【0049】請求項2に係るハイブリッド自動車のエン
ジン始動装置は、メインスイッチによるエンジン始動操
作を検知する始動検知手段と、エンジンの冷却水の温度
を検出する温度センサからの出力に基づいてスタータ電
動機及び電動機の併用/切替えを制御する併用/切替制
御手段とからなる駆動制御手段を備え、スタータ電動機
及び電動機を併用してエンジンを始動する時に、スター
タ電動機を先に駆動するので、温度センサからの出力に
基づいてスタータ電動機及び電動機の併用/切替えを制
御する併用/切替制御手段によって、低外気温度時のエ
ンジン始動を確実にすることができ、信頼性を向上させ
ることができる。
【0050】また、スタータ電動機及び電動機を併用し
てエンジンを始動する時に、スタータ電動機を先に駆動
することができるので、例えば、スタータ電動機とエン
ジン側のリングギヤとの噛み合い部の損傷を防止するこ
とができる。
【0051】よって、小型軽量化を図るとともに、信頼
性が高く、経済的なハイブリッド自動車のエンジン始動
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係るハイブリッド自動車のエンジン
始動装置の実施形態全体ブロック構成図
【図2】請求項2に係る駆動制御手段の実施形態要部ブ
ロック構成図
【図3】エンジン始動時の電動機電流波形模式図
【図4】請求項3に係るハイブリッド自動車のエンジン
始動装置の実施形態全体ブロック構成図
【図5】請求項4に係るハイブリッド自動車のエンジン
始動装置の実施形態全体ブロック構成図
【図6】併用/切替制御手段30のエンジン冷却水温度
による併用/切替制御の説明図
【図7】駆動制御手段11Aの動作説明図
【符号の説明】
1,2…ハイブリッド自動車のエンジン始動装置、10
…電源(電気2重層コンデンサ)、11A,11B…駆
動制御手段、12…電動機、13…変速機、14…エン
ジン、16…始動検知手段、17…計時手段、18…電
動機電流設定手段、19…駆動手段、20…アイソレー
ション回路、21…アイソレーション回路、25…バッ
テリ、26…スタータ電動機、27…スタータ電動機用
ギヤ、28…リングギヤ、29…温度センサ、30…併
用/切替制御手段、31…計時手段、IM…電動機電
流、IM1…第1の電動機電流、IM2…第2の電動機電
流、IMS…スタータ電動機電流、S1,S2…スイッチ手
段、S16…始動検知信号、S17…計時信号、S18…設定
電動機電流信号、S30…制御信号、S31a…オン/オフ
制御信号、S31b…計時信号、S31c…オン/オフ制御
信号、SEC…エンジン始動指令、SM…メインスイッ
チ、t,t0,t1,t2,ta,tb,tc,td…時
間、T1…第1の時間、T2…第2の時間、TW…冷却水
温度信号、VB…バッテリ電圧、VD…直流電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02N 11/00 F02N 11/08 L 11/08 B60K 9/00 E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 11/00 - 11/08 B60K 6/02 B60L 11/14 F02D 29/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク軸に直結して走行駆
    動力を補助すると共にエンジンを始動する電動機と、こ
    電動機に電力を供給する電源とを備えたハイブリッド
    自動車のエンジン始動装置において、このエンジン始動装置は、メインスイッチによるエンジ
    ン始動操作を検知する始動検知手段と、この始動検知手
    段からの出力に基づいて始動開始時から経過する第1の
    時間及びこの第1の時間より長い時間であって前記第1
    の時間に引き続く第2の時間を生成する計時手段と、前
    記第1の時間のために第1の電動機電流を設定するとと
    もに、前記第2の時間のために第1の電動機電流より小
    さな第2の電動機電流を設定する電動機電流設定手段
    と、前記第1の電動機電流及び前記第2の電動機電流で
    それぞれ前記電動機を駆動する駆動手段と を備えたこと
    を特徴とするハイブリッド自動車のエンジン始動装置。
  2. 【請求項2】 エンジンのクランク軸に直結して走行駆
    動力を補助すると共にエンジンを始動する電動機と、こ
    の電動機に電力を供給する電源と、前記電動機とは別置
    きしたエンジンを始動するスタータ電動機とを備えたハ
    イブリッド自動車のエンジン始動装置において、 このエンジン始動装置は、メインスイッチによるエンジ
    ン始動操作を検知する始動検知手段と、エンジンの冷却
    水の温度を検出する温度センサからの出力に基づいて前
    記スタータ電動機及び前記電動機の併用/切替えを制御
    する併用/切替制御手段とからなる駆動制御手段を備
    え、前記スタータ電動機及び前記電動機を併用してエン
    ジンを始動する時に、前記駆動制御手段で前記スタータ
    電動機を先に駆動する構成にしたことを特徴とする ハイ
    ブリッド自動車のエンジン始動装置。
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