JP2002118978A - 自動車用電源システム - Google Patents

自動車用電源システム

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JP2002118978A
JP2002118978A JP2000305064A JP2000305064A JP2002118978A JP 2002118978 A JP2002118978 A JP 2002118978A JP 2000305064 A JP2000305064 A JP 2000305064A JP 2000305064 A JP2000305064 A JP 2000305064A JP 2002118978 A JP2002118978 A JP 2002118978A
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Hidekazu Tomizawa
秀和 富澤
Toshiaki Kikuchi
利明 菊池
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路線バス等に採用され、アイドリングストッ
プ装置が搭載される車両の中で、始動用バッテリとは別
に汎用バッテリ(サブバッテリ)を有するものにおい
て、簡素な構成をとりつつ、ワンマン機器安定作動が可
能な自動車用電源システムを提供する。 【解決手段】 オルタネータ3と始動用蓄電装置1との
接続点と、汎用バッテリ2との間にダイオード8(アイ
ソレータ)を設けて、スタータ4の始動時に汎用バッテ
リ2からの電流を阻止すると共に、ダイオード8(アイ
ソレータ)を無効化する電磁スイッチ9(バイパス手
段)を設け、第1の電磁リレー11と第2の電磁リレー
12とオルタネータ立ち上がり検出回路13を含む制御
手段10でスタータ4とオルタネータ3の状態を判断し
て電磁スイッチ9を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用電源システ
ムに係り、特にディーゼルエンジンを搭載したバス等に
おいて、停車時にはエンジンを止め発進時にエンジンを
再始動するアイドリングストップ装置を備える自動車用
電源システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用電源システムとしては、
特開昭58−182434号公報等に開示され、バッテ
リには走行中オルタネータから充電されると共に、エン
ジンの始動用時にはスタータの電源として使用されてい
る。
【0003】また、停車時にはエンジンを止め発進時に
エンジンを再始動するアイドリングストップ装置は特開
昭59−39967号公報等で公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】路線バスは市街地を走
行する機会が多く、近年、ディーゼルエンジンの排気ガ
スの地球環境への配慮等で前述の如く、赤信号や停留所
で停車する時にエンジンを停止させ、発進時にスタータ
でエンジンを再始動するアイドリングストップを採用す
る車両が増加しつつある。また、路線バスはワンマン運
転であるため運賃支払いや両替等の機器が附加されてお
り、現金を扱うため電源としてのバッテリは電圧・電流
の安定性は高い質が要求されるが故に、スタータを始動
するための始動用バッテリとは別に汎用バッテリ(サブ
バッテリ)を搭載し、前述のワンマン機器や電装品の電
源は汎用バッテリに接続されている。
【0005】始動用バッテリと汎用バッテリに各々充電
用オルタネータを搭載する方法もあるが、重量増・エン
ジン負荷・経済性等を鑑みてオルタネータを共用するこ
とが考慮された。この場合エンジン始動時の始動用バッ
テリの電圧変動が汎用バッテリへ影響するのを防止する
必要がある。さらに、アイドリングストップ採用の路線
バス等では、停止回数の増加と走行時間の短縮化、低速
走行頻度の増加、停止時のワンマン機器等の使用電力の
増加等、走行時のバッテリへの充電の効率向上は市場で
の重要な要求項目となっている。
【0006】本発明は、簡素な構成をとりつつ、オルタ
ネータから始動用バッテリおよび汎用バッテリへの充電
の効率向上が可能な自動車用電源システムを提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、エンジン始動時にエンジンを回転駆動す
るスタータに電力を供給する始動用蓄電装置と、車両電
気負荷に電力を供給する汎用バッテリと、エンジンに駆
動され始動用蓄電装置および汎用バッテリに充電するオ
ルタネータとを備えた自動車用電源システムにおいて、
オルタネータと始動用蓄電装置との接続点と、汎用バッ
テリとの間にアイソレータを設けて、スタータの始動時
に汎用バッテリからの電流を阻止すると共に、アイソレ
ータを無効化するバイパス手段を設け、バイパス手段は
スタータとオルタネータの状態を判断する制御手段を具
備してなり、制御手段はスタータの不作動かつオルタネ
ータの発電作動によりバイパス手段を有効とすることを
特徴とする。
【0008】さらに、バイパス手段が具備する制御手段
は、常閉接点を有しスタータの作動電圧によりオフ
(開)に転移する第1の電磁リレーと、常開接点を有し
オルタネータに具備される三相発電巻線の中性点電圧に
基づいてオン(閉)に転移する第2の電磁リレーとの直
列回路を備え、バイパス手段としては、この第1および
第2の電磁リレーの直列回路から励磁電流が供給される
ことによってオンオフされる電磁スイッチの接点とする
技術的手段を採用してもよい。
【0009】本発明によれば、エンジン始動時、スター
タには始動用蓄電装置からのみ電力が供給されアイソレ
ータの存在によって汎用バッテリには始動時には放電が
なく、自動車の走行時(スタータの不作動かつオルタネ
ータの発電作動時)ではアイソレータがバイパス手段に
より無効化され、汎用バッテリはオルタネータから直接
充電が可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0011】図1は本発明の自動車用電源システムの要
部回路構成図、図2はオルタネータ立ち上がり検出回路
の内部回路構成図である。
【0012】まず図1を参照して、この要部回路構成図
はディーゼルエンジンを備えた路線バスのものである。
本システムは、始動用蓄電装置としての始動用バッテリ
1、汎用バッテリ2、オルタネータ3、スタータ4、運
転席にある始動用キースイッチ5、ワンマン運転をする
ための運賃支払いや両替等のワンマン機器6、車両灯火
・ABS機器等その他の車両電気負荷7、また、アイソ
レータとしてのダイオード8、バイパス手段としての電
磁スイッチ9、制御手段10として第1の電磁リレー1
1と第2の電磁リレー12およびオルタネータ立ち上が
り検出回路13を主要な構成要素としている。なお、付
加的要素としてアイドルストップ装置14を備えてい
る。
【0013】始動用バッテリ1は内部抵抗が小さい鉛蓄
電池であって、その定格電圧は24Vである。始動用バ
ッテリ1は、主にエンジン始動時に大電流を必要とする
スタータ4の電力供給源として、また、車両負荷の電源
として装備される。始動用バッテリ1のマイナス端子は
アースされ、プラス端子はオルタネータ3の直流出力端
子(整流回路3eの出力)と始動用キースイッチ5及び
ダイオード8のアノード端子8aに接続される。
【0014】汎用バッテリ2は通常の鉛蓄電池であっ
て、その定格電圧は24Vである。汎用バッテリ2は、
本電源システムを搭載している自動車のワンマン機器6
や車両灯火・ABS機器等のその他の車両電気負荷7に
電力を供給する。汎用バッテリ2のマイナス端子はアー
スされ、プラス端子はダイオード8のカソード端子8k
及びワンマン機器6と車両電気負荷7とアイドルストッ
プ装置14のプラス側電源端子14Bおよび第1の電磁
リレー11の固定接点11bに接続される。
【0015】オルタネータ3は、IC型レギュレータ付
オルタネータ(三相交流発電機)であって、エンジンに
よりロータ(図示せず)が駆動され、励磁巻線3aによ
って励磁された三相ステータ巻線3b、3c、3dに三
相交流が誘起され、これを整流回路3eで整流して始動
用バッテリ1および汎用バッテリ2を充電するための直
流を出力している。なお、スター結線された三相ステー
タ巻線3b、3c、3dに誘起される電圧は、レギュレ
ータ3fが整流回路3eの出力電圧値を検出し、予め設
定された閾値と比較して、一端が整流回路3eの出力に
接続され、励磁巻線3aの他端に接続されたレギュレー
タ内のトランジスタ3gをスイッチングして、励磁巻線
3aの両端に接続されたフリーホイールダイオード3h
と相まって、励磁巻線3aの励磁電流が制御されること
によって、整流回路3eで三相全波整流されてオルタネ
ータ3の直流出力端子に適正な範囲の電圧が自動的に調
整されて出力される。
【0016】スタータ4は、通常の自動車用エンジンス
タータであって、スタータ4は、運転席にある始動用キ
ースイッチ5が始動操作が行われている間のみ直流電圧
が印加される端子(c)、この端子(c)に接続され電
磁スイッチの励磁コイルに相当するプルコイル(p)と
ホールドコイル(h)、このプルコイル(p)とホール
ドコイル(h)への通電によって機械的な動作をするロ
ッド4a、ロッド4aの一端に形成される可動接点4
b、可動接点4bによって橋絡される2個の固定接点端
子(B)および(M)を備えるエンゲージスイッチ4c
を含み、ロッド4aの他端に連動したレバー4dによっ
て突出するピニオン4e、ピニオン4eを回転させる直
流モータを構成する界磁巻線4fとアーマチュア4gを
主構成要素とし、固定接点端子(B)は始動用バッテリ
1のプラス端子に接続され、固定接点端子(M)はプル
コイル(p)の一端とアーマチュア4gの電機子巻線の
一端に接続され、その他端は界磁巻線4fの一端に接続
されると共にその他端はアースされる。
【0017】ダイオード8は、始動用バッテリ1と汎用
バッテリ2を分離するアイソレータであって、ダイオー
ド8のアノード側端子8aが始動用バッテリ1のプラス
側端子に接続されると共に、カソード側端子8kは汎用
バッテリ2のプラス側端子に接続されている。従って、
始動用バッテリ1から汎用バッテリ2に電流は流れる
が、汎用バッテリ2から始動用バッテリ1への電流は阻
止され、エンジンを始動する時に始動用バッテリ1から
スタータ4に大電流が供給されて、始動用バッテリ1の
端子電圧が低下したときでも汎用バッテリ2からは電流
が供給されないので、汎用バッテリ2の端子電圧を安定
化させる作用を有する。
【0018】電磁スイッチ9はダイオード8(アイソレ
ータ)のバイパス手段として設けられたものであり、ダ
イオード8のアノード側端子8aとカソード側端子8k
との間に電磁スイッチ9の固定接点9a,9bが並列的
に接続される。2つの固定接点9a,9bは電磁スイッ
チ9の励磁コイル9cの通電によって作動する可動接点
9dが橋絡されるいわゆるノーマリーオフタイプのもの
である。励磁コイル9cの一端は後述の電磁リレー12
の固定接点12cに接続され、他端はアースされる。電
磁スイッチ9は作動状態においてダイオード8を短絡す
ることによって、ダイオード8の働きを無効化させるも
のである。
【0019】制御手段10は、第1の電磁リレー11と
第2の電磁リレー12およびオルタネータ立ち上がり検
出回路13から成るものであり、第1の電磁リレー11
は、励磁コイル11aと二つの固定接点11b,11c
および可動接点11dから構成されている。励磁コイル
11aの一端は、スタータ4の端子(c)とキースイッ
チ5の接続点に接続され、他端はアースされる。二つの
固定接点11b,11cは「常閉」接点、すなわち励磁
コイル11aが励磁されない時に可動接点11dが二つ
の固定接点11b,11cを短絡しているいわゆるノー
マリーオンタイプのものである。固定接点11bは汎用
バッテリ2のプラス側端子に接続され、固定接点11c
は後述の電磁リレー12の固定接点12bに接続され
る。
【0020】第2の電磁リレー12は、励磁コイル12
aと二つの固定接点12b,12cおよび可動接点12
dから構成されている。励磁コイル12aの一端は、後
述のオルタネータ立ち上がり検出回路13の出力端子1
3bに接続され、他端はアースされる。二つの固定接点
12b,12cは「常開」接点、すなわち励磁コイル1
2aが励磁されない時に可動接点12dが二つの固定接
点12b,12c間を開放し、励磁コイル12aの通電
時のみ固定接点12b,12c間を橋絡する通常のもの
である。固定接点12bは第1の電磁リレー11の固定
接点11cに接続され、固定接点12cは電磁スイッチ
9の励磁コイル9cに接続される。
【0021】オルタネータ立ち上がり検出回路13は、
オルタネータ3の三相ステータ巻線3b、3c、3dが
スター結線された中性点Nに入力端子13aが接続さ
れ、中性点N電圧を検出してオルタネータ3が立ち上が
った(発電を開始する)時に、出力端子13bにオン信
号としてバッテリ電圧を出力するものであって、詳細は
後述する。
【0022】従って、制御手段10は、電磁スイッチ9
の制御を司るものであり、電磁スイッチ9の励磁コイル
9cに、直列に接続された第1の電磁リレー11と第2
の電磁リレー12を経由して汎用バッテリ2の電圧が印
加されるか否かで制御される。すなわち、第1の電磁リ
レー11の励磁コイル11aの無励磁により可動接点1
1dが二つの固定接点11b,11cを短絡していて、
かつ、第2の電磁リレー12の励磁コイル12aに通電
されて可動接点12dが二つの固定接点12b,12c
間を橋絡している時に電磁スイッチ9の励磁コイル9c
に通電される。つまり、第1の電磁リレー11の「オ
フ」と第2の電磁リレー12の「オン」の論理積で電磁
スイッチ9は「オン」になる。
【0023】換言すると、運転者がキースイッチ5を操
作するか、後述のアイドルストップ装置14からエンジ
ン始動の信号が出てスタータ4が作動する時、若しく
は、オルタネータ3が発電していない時にはダイオード
8の働きが「有効」になっている。
【0024】図2を参照して、オルタネータ立ち上がり
検出回路13を詳述すると、入力端子13aに接続され
た波形整形回路15、波形整形された信号を積分する積
分回路16、基準電圧を生成する基準電圧回路17、積
分回路16と基準電圧回路17の出力信号を比較する比
較回路18、比較回路18の出力に基づいて、出力端子
13bにバッテリ電圧端子13cの電圧を出力する出力
回路19、各回路部に一定電圧を供給する安定化電源回
路20を構成要素としている。なお、13dはアース端
子である。
【0025】波形整形回路15は、スター結線されたオ
ルタネータ3の三相ステータ巻線3b、3c、3dの中
性点Nに発生する交流電圧を、クリップ等の波形整形を
して矩形パルス状の連続波を出力するものであり、積分
回路16はこの矩形パルス状信号波を積分して、オルタ
ネータ3の出力に応じて変化する直流電圧信号を生成す
る回路である。
【0026】基準電圧回路17はオルタネータ3が立ち
上がった(発電を開始した)と判断される積分回路16
出力直流電圧値を閾値として予め安定化電源回路20か
ら生成しておく回路である。
【0027】比較回路18は積分回路16の出力値が基
準電圧回路17の閾値に比較して高いか否かに基づいて
H(ハイ)又はL(ロー)の信号を出力するものであ
り、この出力信号の状態により基準電圧回路17の閾値
を変化させるヒステリシス回路を付随させることが望ま
しい。
【0028】出力回路19は比較回路18の出力信号を
受けて、出力端子13bにバッテリ電圧端子13cの電
圧を印加(スルー)するか遮断する(0V)かを制御す
るものであって、スイッチするための電磁リレーやパワ
ートランジスタから構成される。
【0029】オルタネータ立ち上がり検出回路13の作
用は、入力端子13aに接続されたオルタネータ3の中
性点N電圧により、オルタネータ3が立ち上がった(発
電を開始した)時には出力端子13bにバッテリ電圧端
子13cの電圧を出力し、オルタネータ3が発電してい
ない時には出力端子13bをゼロボルト(接地)出力を
行う。
【0030】アイドルストップ装置14は、前述のよう
にディーゼルエンジンの排気ガスの地球環境への配慮か
ら、自動車が赤信号や停留所で停車する時にエンジンを
停止させ、発進時にスタータでエンジンを再始動するも
のであり、入力端子14Iから各センサ(図示せず)の
信号に基づいて内部で判断処理され、エンジンの電子ガ
バナ(図示せず)等へエンジン停止の制御出力をする出
力端子14A、エンジン始動の制御に基づいてプラス側
電源端子14Bの電圧を出力するスタータ端子14Cア
ース端子14Eを有するものである。従って、スタータ
4は始動用キースイッチ5の作動もしくはアイドルスト
ップ装置14のスタータ端子14Cの出力によって、そ
の動作が開始される。
【0031】以上のように構成されている本実施例の作
用を説明すると、エンジン始動時には、始動用キースイ
ッチ5の作動もしくはアイドルストップ装置14のスタ
ータ端子14Cの出力によってスタータ4が作動すると
きには、始動用バッテリ1からのみ電流が供給される。
この時、始動用バッテリ1の端子電圧が低下したときで
も、ダイオード8の逆方向電流阻止の働きにより汎用バ
ッテリ2からは電流が供給されない。従って、汎用バッ
テリ2からは始動時の放電は無く、その端子電圧は安定
している。
【0032】一方、走行時つまりエンジンが一定以上回
転している時にはオルタネータ3が発電して始動用バッ
テリ1の状態に応じて適正に充電を行う。その際、始動
用バッテリ1の端子電圧と汎用バッテリ2の端子電圧が
ダイオード8の順方向電圧ドロップによって差が生じな
いように、前述のように制御手段10が電磁スイッチ9
を作動させて、ダイオード8のアノード側端子8aとカ
ソード側端子8kとの間を電磁スイッチ9の固定接点9
a,9bが短絡して、始動用バッテリ1と汎用バッテリ
2を並列状態に置いて定格の端子電圧になるよう充電す
る。
【0033】アイドルストップ装置14を搭載した路線
バスのように頻繁に停止・発進を繰り返すような自動車
においても、ダイオード8の存在によって汎用バッテリ
2には始動時に放電がなく、また、走行時においてはダ
イオード8の順方向ドロップによって汎用バッテリ2の
充電電圧が影響を受けるような低速運転でも、電磁スイ
ッチ9が作動してダイオード8を無効化しオルタネータ
3から直接汎用バッテリ2を充電するので、充放電の収
支のアンバランスを生じることがなく、停車時にもワン
マン機器6の作動が安定すると共に、汎用バッテリ2の
長寿命化が期待できる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、エンジン始動時にエンジンを
回転駆動するスタータに電力を供給する始動用蓄電装置
と、車両電気負荷に電力を供給する汎用バッテリと、エ
ンジンに駆動され始動用蓄電装置および汎用バッテリに
充電するオルタネータとを備えた自動車用電源システム
において、オルタネータと始動用蓄電装置との接続点
と、汎用バッテリとの間にアイソレータを設けて、スタ
ータの始動時に汎用バッテリからの電流を阻止すると共
に、アイソレータを無効化するバイパス手段を設け、バ
イパス手段はスタータとオルタネータの状態を判断する
制御手段を具備してなり、制御手段はスタータの不作動
かつオルタネータの発電作動によりバイパス手段を有効
とする技術手段を備えたので、簡素な構成をとりつつ、
ワンマン機器の安定作動が可能な自動車用電源システム
を提供することができる。また、頻繁にエンジン始動と
停止を繰り返しても、汎用バッテリの充電は直接オルタ
ネータの出力端子から行うので、充電効率の向上を図る
ことが可能になる。さらに、エンジンの始動中はアイソ
レータによって汎用バッテリの過放電が確実に防止する
ことができると共に、始動用蓄電装置にとっては停車中
の自動車搭載機器への過放電が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用電源システムの要部回路構成
図である。
【図2】オルタネータ立ち上がり検出回路の内部回路構
成図である。
【符号の説明】
1・・・始動用バッテリ 2・・・汎用バッテリ 3・・・オルタネータ 3b,3c,3d・・・三相発電巻線 4・・・スタータ 6・・・ワンマン機器 7・・・車両電気負荷 8・・・ダイオード(アイソレータ) 9・・・バイパス手段(電磁スイッチ) 10・・・制御手段 11・・・第1の電磁リレー 12・・・第2の電磁リレー 13・・・オルタネータ立ち上がり検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン始動時に該エンジンを回転駆動
    するスタータに電力を供給する始動用蓄電装置と、車両
    電気負荷に電力を供給する汎用バッテリと、前記エンジ
    ンに駆動され前記始動用蓄電装置および前記汎用バッテ
    リに充電するオルタネータとを備えた自動車用電源シス
    テムにおいて、前記オルタネータと前記始動用蓄電装置
    との接続点と、前記汎用バッテリとの間にアイソレータ
    を設けて、前記スタータの始動時に前記汎用バッテリか
    らの電流を阻止すると共に、前記アイソレータを無効化
    するバイパス手段を設け、該バイパス手段は前記スター
    タと前記オルタネータの状態を判断する制御手段を具備
    してなり、該制御手段は前記スタータの不作動かつ前記
    オルタネータの発電作動により前記バイパス手段を有効
    とすることを特徴とする自動車用電源システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、常閉接点を有し前記ス
    タータの作動によりオフ(開)に転移する第1の電磁リ
    レーと、常開接点を有し前記オルタネータに具備される
    三相発電巻線の中性点電圧に基づいてオン(閉)に転移
    する第2の電磁リレーとの直列回路を備えると共に、前
    記バイパス手段は前記第1および第2の電磁リレーの直
    列回路から励磁電流が供給されることによってオンオフ
    される電磁スイッチの接点であることを特徴とする請求
    項1に記載の自動車用電源システム。
  3. 【請求項3】 前記アイソレータはダイオードで構成さ
    れ、該ダイオードのアノード側端子が前記始動用蓄電装
    置のプラス側端子に接続されると共にカソード側端子が
    前記汎用バッテリのプラス側端子に接続されることを特
    徴とする請求項1に記載の自動車用電源システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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