JP3090066B2 - 多値不揮発性半導体メモリ - Google Patents

多値不揮発性半導体メモリ

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JP3090066B2
JP3090066B2 JP28664496A JP28664496A JP3090066B2 JP 3090066 B2 JP3090066 B2 JP 3090066B2 JP 28664496 A JP28664496 A JP 28664496A JP 28664496 A JP28664496 A JP 28664496A JP 3090066 B2 JP3090066 B2 JP 3090066B2
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    • G11C7/1006Data managing, e.g. manipulating data before writing or reading out, data bus switches or control circuits therefor

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浮遊ゲートMOS構
造を持ち1メモリセルに3値以上のデータを記憶する多
値不揮発性半導体メモリに関し、特にメモリセルの閾値
変動の検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ
は、通常浮遊ゲートによる電荷蓄積層と制御ゲートとが
積層されたMOSトランジスタを1セルとする構造を有
し、電荷蓄積層に蓄えた電荷でトランジスタの閾値を制
御することによって、データを記憶する。多値メモリの
1セルに記憶するデータの種類と閾値の数との関係は、
1セルに2値を記憶する場合には2個の閾値を制御し、
1セルにn値を記憶する場合にはn個の閾値を制御し、
同様に1セルにm進kビット(m≧2の整数,k≧2
(m=2)の整数またはk≧1(m≧3)の整数)を記
憶する場合にはmk 個の閾値を制御する必要がある。
【0003】ところで、このメモリセルの電荷蓄積層に
蓄えられた電荷は、電荷蓄積層のリークおよび周囲のメ
モリセルの読み出し時や書き込み時に受けるディスター
ブによって変動し、閾値が変わりデータが破壊されてし
まうという可能性がある。特に、閾値を多数制御する必
要のある多値メモリにおいては、閾値変動を許容するこ
とができるマージンが小さくなる。
【0004】このような閾値変動によるエラーを防ぐた
めの方法の1つとして、閾値変動がその許容範囲を越え
ないうちにその閾値変動を検出し、メモリセルを正しい
状態に戻す方法がある。このような方法の従来例として
は特開平8−77785号公報に示す半導体記憶装置の
発明がある。以下図面を用いて従来例について説明す
る。
【0005】図10および図11は、従来例における閾
値変動の検出方法を説明する図である。図10は、上記
公報に記載されている半導体記憶装置の構成を示す回路
図である。図11は、図10における多値および閾値変
動の判定方法を説明する電圧分布図であり、メモリセル
に4値(2進2ビット)を記憶させた場合の閾値とワー
ド線電圧との関係を示している。なお、本発明における
以後の例は全て4値を記憶させる場合を扱う。
【0006】図10に示した回路図は、メモリセル61
と、負荷62と、接点N6のレベルの変化を検出する増
幅器63と、ステップ状のワード線電圧を発生するワー
ド線電圧発生器69と、ワード線電圧発生器69の出力
と増幅器63の出力とから出力o1,o2を決定して出
力する出力回路65と、出力o1,o2をラッチして出
力o1*,o2*を出力するラッチ回路66と、出力回
路65の出力o1,o2とラッチ回路66の出力o1
*,o2*とを比較して、閾値電圧の変動を検出した場
合に閾値電圧変動信号sを出力する比較器67とを有す
る構成となっている。メモリセル61と負荷62とはビ
ット線を構成するが、詳細な構造は本発明において重要
な部分ではないので省略する。
【0007】図11において、メモリセルを読み出した
場合の接点N6における閾値の初期分布A,B,C,D
は、それぞれ記憶データ“11”,“10”,“0
1”,“00”に対応する。ワード線電圧Vwa,Vw
b,Vwcは、メモリセル61の制御ゲートに加えられ
る。従来例における読み出しは、ワード線をVwa→V
wb→Vwcの順に次第に昇圧して行う。
【0008】ここで閾値がbの位置にある場合には、ワ
ード線電圧がVwaではメモリセルに電流が流れない
が、Vwbに昇圧すると電流が流れる。すなわち、Vw
aでオフ、VwbおよびVwcでオンであることから、
閾値がbの位置、すなわちB(データ“10”)の範囲
内にあると判定することができる。
【0009】しかしながら、書き込み時にbの位置にあ
った閾値(Vwa≦b≦Vwb)がVwa,Vwbの範
囲を超えて変動しているときには別の値として判定し、
エラーを起こしてしまう。このエラーを回避するため
に、閾値変動を起こしてはいるが許容範囲内にあるセル
を見つけて修復を行うための閾値ベリファイ手段が適用
される。図11に示した従来例の場合には、VwaH,
VwbH,VwcHで示すワード線電圧とVwaL,V
wbL,VwcLで示すワード線電圧とを閾値ベリファ
イ手段として用いる。
【0010】ここで、データ“10”を記憶させたとき
には、閾値がbの位置にあったとする。ベリファイ処理
を行う場合には、まず通常のワード線電圧Vwa,Vw
b,Vwcで読み出しを行い、データが“10”である
ことを判定して、それをラッチ回路66でラッチする。
【0011】次にワード線電圧VwaH,VwbH,V
wcHで読み出しを行う。ここで、図11に示すよう
に、閾値がbからb1の位置に閾値変動を起こしている
場合には、メモリセルはVwaH,VwbH,VwcH
の全てでオンするのでデータが“11”と判定され、比
較器67においてラッチされているデータ“10”と比
較して結果が不一致となり、閾値電圧の変動を検出する
ことができる。そして、閾値電圧の変動を検出したこと
を示す閾値電圧変動信号sが比較器67から出力され
る。閾値の変動を検出した後、閾値が再びBの範囲内に
なるように再書き込みの作業が行われる。再書き込みの
動作については本発明の扱う範囲ではないので省略す
る。
【0012】ワード線電圧VwaH,VwbH,Vwc
Hでの読み出しにおいて閾値変動が検出されない場合に
は、ラッチ回路66にラッチされているデータ“10”
を破棄せず、今度はワード線電圧VwaL,VwbL,
VwcLで読み出しを行う。ここで図11に示すよう
に、閾値がbからb2の位置に閾値変動を起こしている
場合には、メモリセルはVwaL,VwbLでオフ,V
wcLでオンするのでデータが“01”と判定され、比
較器67においてラッチされているデータ“10”と比
較して結果が不一致となり、ここでも閾値電圧の変動を
検出することができる。そして、閾値電圧の変動を検出
したことを示す閾値電圧変動信号sが比較器67から出
力される。閾値の変動を検出した後、閾値が再びBの範
囲内になるように再書き込みの作業が行われる。
【0013】ワード線電圧VwaH,VwbH,Vwc
Hおよびワード線電圧VwaL,VwbL,VwcLの
両方の検出においても閾値電圧変動信号sが出力されな
ければ(例えば閾値がb#の位置にある場合)、閾値電
圧の変動なしと判定する。
【0014】このように9種類のワード線電圧を用いる
ことによって、閾値変動とその変動の方向を検出するこ
とができる。なお、本例の場合には、メモリセルの閾値
が負になる場合やDよりも高くなる場合については判定
を行っていないが、ワード線電圧の種類を増やすことで
対応することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例では、
1つのデータの読み出しに3種類のワード線電圧を変え
る必要があるので、読み出し速度が遅いという問題点が
ある。また、電圧の切り替えは最高で8回必要となり、
増幅器の出力が安定して比較結果が出るまでワード線電
圧を固定する必要があるので、ベリファイ処理に長時間
要するという問題点がある。さらに、ベリファイ処理に
は全部で9種類のワード線電圧を必要とするので、ワー
ド線電圧発生器の構造が複雑になるという問題点があ
る。
【0016】本発明の目的は、メモリセルの閾値変動の
検出をより高速化することが可能な多値不揮発性半導体
メモリを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の多値不揮発性半
導体メモリは、回路構成として浮遊ゲートMOS構造を
持ち1つのセルにn値(n=3,4,5,…)のデータ
をそれぞれ異なる閾値として記憶する不揮発性メモリセ
ル[41]と、それぞれ異なる第1の基準信号群Vri
(i=1,2,…,(n−1))を出力する(n−1)
台の基準信号発生器[44a〜44c]と、該不揮発性
メモリセル[41]からn値の記憶データに対応するそ
れぞれ異なる信号Vci(i=1,2,…,(n−
1);Vci<Vri<Vc(i+1))のうちのいず
れか1つを読み出して一方の入力端子に入力し、該それ
ぞれ異なる第1の基準信号群Vriのそれぞれを他方の
入力端子のそれぞれに入力する(n−1)台の差動増幅
器[43a〜43c]とを有する多値不揮発性半導体メ
モリであって、該差動増幅器[43a〜43c]のそれ
ぞれの出力をラッチする(n−1)台のラッチ回路[4
6a〜46c]と、該差動増幅器[43a〜43c]の
それぞれの出力と該ラッチ回路[46a〜46c]のそ
れぞれの出力とを比較する(n−1)台の比較器[47
a〜47c]と、該ラッチ回路[46a〜46c]のそ
れぞれの出力に従って制御信号[D1〜D6]を出力
し、さらに該差動増幅器[43a〜43c]および該比
較器[47a〜47c]を制御するコントローラ[4
8]とを有し、該基準信号発生器[44a〜44c]
が、該第1の基準信号群Vriと、該制御信号[D1〜
D6]によって該第1の基準信号群VriよりもΔVだ
け上位にシフトした第2の基準信号群VriH(Vri
<VriH<Vc(i+1))と、該制御信号[D1〜
D6]によって該第1の基準信号群VriよりもΔVだ
け下位にシフトした第3の基準信号群VriL(Vci
<VriL<Vri)とを出力し、前記基準信号発生器
[44a〜44c]が出力する前記第1の基準信号群V
riを用いて、前記不揮発性メモリセル[41]の記憶
データを前記差動増幅器[43a〜43c]に読み出す
第1の動作と、前記ラッチ回路[46a〜46c]が該
差動増幅器[43a〜43c]の第1の出力をラッチす
る第2の動作と、前記信号VciがVcx(xは1,
2,…,(n−1)のうちのいずれか1つ)である場合
には、前記コントローラ[48]が前記制御信号[D1
〜D6]を発生し、該第1の基準信 号群Vriのうちの
Vr(x−1)およびVrxをそれぞれ前記第2の基準
信号Vr(x−1)Hおよび前記第3の基準信号Vrx
Lに変更する第3の動作と、該基準信号発生器[44a
〜44c]から出力される変更後の該第2の基準信号V
r(x−1)Hおよび該第3の基準信号VrxLを用い
て、該不揮発性メモリセル[41]の記憶データを該差
動増幅器[43a〜43c]に再度読み出す第4の動作
と、前記比較器[47a〜47c]が、該第2の動作に
よって該ラッチ回路[46a〜46c]にラッチされて
いる該差動増幅器[43a〜43c]の該第1の出力
と、該第4の動作によって読み出された該差動増幅器
[43a〜43c]の新たな第2の出力とを比較する第
5の動作とを有し、該第5の動作において比較した結
果、該第1の出力と該第2の出力とが一致しない場合に
は閾値電圧変動信号[s1〜s3]を出力してベリファ
イ処理を終了することができる。
【0018】
【0019】本発明の多値不揮発性半導体メモリは、回
路構成として浮遊ゲートMOS構造を持ち1つのセルに
k 値(m≧2の整数,k≧2(m=2)の整数または
k≧1(m≧3)の整数)のデータをそれぞれ異なる閾
値として記憶する不揮発性メモリセル[11]と、それ
ぞれ異なる第1の基準信号群Vri(i=1,2,…,
(mk −1))を出力する(mk −1)台の基準信号発
生器[14a〜14c]と、該不揮発性メモリセル[1
1]からmk 値の記憶データに対応するそれぞれ異なる
信号Vci(i=1,2,…,(mk −1);Vci<
Vri<Vc(i+1))のうちのいずれか1つを読み
出して一方の入力端子に入力し、該それぞれ異なる第1
の基準信号群Vriのそれぞれを他方の入力端子のそれ
ぞれに入力する(mk −1)台の差動増幅器[13a〜
13c]と、該差動増幅器[13a〜13c]の出力を
入力してm進データに変換するエンコーダ[15]とを
有する多値不揮発性半導体メモリであって、該エンコー
ダ[15]の出力を第1のクロック信号のタイミングで
ラッチするラッチ回路[16]と、第2のクロック信号
のタイミングで該エンコーダ[15]の出力と該ラッチ
回路[16]の出力とを比較する比較器[17]と、該
ラッチ回路[16]の出力に従って制御信号[A1〜A
6]を出力するコントローラ[18]とを有し、該基準
信号発生器[14a〜14c]が、該第1の基準信号群
Vriと、該制御信号[A1〜A6]によって該第1の
基準信号群VriよりもΔVだけ上位にシフトした第2
の基準信号群VriH(Vri<VriH<Vc(i+
1))と、該制御信号[A1〜A6]によって該第1の
基準信号群VriよりもΔVだけ下位にシフトした第3
の基準信号群VriL(Vci<VriL<Vri)と
を出力し、前記基準信号発生器[14a〜14c]が出
力する前記第1の基準信号群Vriを用いて、前記不揮
発性メモリセル[11]の記憶データを前記差動増幅器
[13a〜13c]に読み出して、前記信号Vciを前
記エンコーダ[15]において第1のm進データに変換
する第1の動作と、前記ラッチ回路[16]が前記第1
のクロック信号のタイミングで該第1のm進データをラ
ッチする第2の動作と、該信号VciがVcx(xは
1,2,…,(m k −1)のうちのいずれか1つ)であ
る場合には、前記コントローラ[18]が前記制御信号
[A1〜A6]を発生し、該基 準信号発生器[14a〜
14c]の出力を該第1の基準信号群VriのうちのV
r(x−1)およびVrxからそれぞれ前記第2の基準
信号Vr(x−1)Hおよび前記第3の基準信号Vrx
Lに変更する第3の動作と、該基準信号発生器[14a
〜14c]から出力される変更後の該第2の基準信号V
r(x−1)Hおよび該第3の基準信号VrxLを用い
て、該不揮発性メモリセル[11]の記憶データを該差
動増幅器[13a〜13c]に再度読み出して、該信号
Vciを該エンコーダ[15]において第2のm進デー
タに変換する第4の動作と、前記比較器[17]が、該
第2の動作によって該ラッチ回路[16]にラッチされ
ている該第1のm進データと、該第4の動作によって変
換された該第2のm進データとを、前記第2のクロック
信号のタイミングで比較する第5の動作と、該第5の動
作において比較した結果、該第1のm進データと該第2
のm進データとが一致する場合にはベリファイ処理を終
了し、該第1のm進データと該第2のm進データとが一
致しない場合には閾値電圧変動信号[s]を出力してベ
リファイ処理を終了する第6の動作とを有することがで
きる。
【0020】
【0021】本発明の多値不揮発性半導体メモリは、
路構成として浮遊ゲートMOS構造を持ち1つのセルに
k 値(m≧2の整数,k≧2(m=2)の整数または
k≧1(m≧3)の整数)のデータをそれぞれ異なる閾
値として記憶する不揮発性メモリセル[11]と、それ
ぞれ異なる第1の基準信号群Vri(i=1,2,…,
(m k −1))を出力する(m k −1)台の基準信号発
生器[14a〜14c]と、該不揮発性メモリセル[1
1]からm k 値の記憶データに対応するそれぞれ異なる
信号Vci(i=1,2,…,(m k −1);Vci<
Vri<Vc(i+1))のうちのいずれか1つを読み
出して一方の入力端子に入力し、該それぞれ異なる第1
の基準信号群Vriのそれぞれを他方の入力端子のそれ
ぞれに入力する(m k −1)台の差動増幅器[13a〜
13c]と、該差動増幅器[13a〜13c]の出力を
入力してm進データに変換するエンコーダ[15]とを
有する多値不揮発性半導体メモリであって、該エンコー
ダ[15]の出力を第1のクロック信号のタイミングで
ラッチするラッチ回路[16]と、第2のクロック信号
のタイミングで該エンコーダ[15]の出力と該ラッチ
回路[16]の出力とを比較する比較器[17]と、該
ラッチ回路[16]の出力に従って制御信号[A1〜A
6]を出力するコントローラ[18]とを有し、該基準
信号発生器[14a〜14c]が、該第1の基準信号群
Vriと、該制御信号[A1〜A6]によって該第1の
基準信号群VriよりもΔVだけ上位にシフトした第2
の基準信号群VriH(Vri<VriH<Vc(i+
1))と、該制御信号[A1〜A6]によって該第1の
基準信号群VriよりもΔVだけ下位にシフトした第3
の基準信号群VriL(Vci<VriL<Vri)と
を出力し、前記基準信号発生器[24a〜24c]が出
力する前記第1の基準信号群Vriを用いて、前記不揮
発性メモリセル[21]の記憶データを前記差動増幅器
[23a〜23c]に読み出して、前記信号Vciを前
記エンコーダ[25]において第1のm進データに変換
する第1の動作と、前記ラッチ回路[26]が前記第1
のクロック信号のタイミングで該第1のm進データをラ
ッチする第2の動作と、該基準信号発生器[24a〜2
4c]の出力を該第1の基準信号Vriから前記第2の
基準信号VriHに変更する第3の動作と、該基準信号
発生器[24a〜24c]から出力される変更後の該第
2の基準信号VriHを用いて、該不揮発性メモリセル
[21]の記憶データを該差動増幅器[23a〜23
c]に再度読み出して、該信号Vciを該エンコーダ
[25]において第2のm進データに変換する第4の動
作と、前記比較器[27]が、該第2の動作によってラ
ッチされた該第1のm進データと、該第4の動作によっ
て変換された該第2のm進データとを、第1回目の前記
第2のクロック信号のタイミングで比較する第5の動作
と、該第5の動作において比較した結果、該第1のm進
データと該第2のm進データとが一致する場合には第7
の動作に進み、該第1のm進データと該第2のm進デー
タとが一致しない場合には第1の閾値電圧変動信号
[s]を出力してベリファイ処理を終了する第6の動作
と、該基準信号発生器[24a〜24c]の出力を該第
2の基準信号VriHから前記第3の基準信号VriL
に変更する該第7の動作と、該基準信号発生器[24a
〜24c]から出力される再変更後の該第3の基準信号
VriLを用いて、該不揮発性メモリセル[21]の記
憶データを該差動増幅器[23a〜23c]に再々度読
み出して、該信号Vciを該エンコーダ[25]におい
て第3のm進データに変換する第8の動作と、該比較器
[27]が、該第2の動作によってラッチされた該第1
のm進データと、該第7の動作によって変換された該第
3のm進データとを、第2回目の該第2のクロック信号
のタイミングで比較する第9の動作と、該第9の動作に
おいて比較した結果、該第1のm進データと該第3のm
進データとが一致する場合にはベリファイ処理を終了
し、該第1のm進データと該第3のm進データとが一致
しない場合には第2の閾値電圧変動信号[s]を出力し
てベリファイ処理を終了する第10の動作とを有するこ
とができる。
【0022】上記本発明の多値不揮発性半導体メモリ
は、前記基準信号発生器が、電源[Vcc]と第1の接
点[R1]との間に接続されたMOSトランジスタ[5
1]を備える第1の負荷と、該第1の接点[R1]と第
2の接点[R2]との間に接続されたMOSトランジス
タ[52]を備える第2の負荷と、ドレインが該第2の
接点[R2]に接続され、ソースが接地電位[GND]
に接続され、ゲートがそれぞれ制御信号[RH,RM,
RL]に接続されている第1、第2および第3のMOS
トランジスタ[55,54,53]とを有し、該第1の
接点[R1]の電圧を基準信号とし、前記第1の基準信
号Vri出力時には該第1および第2のMOSトランジ
スタ[55,54]を導通させ、前記第2の基準信号V
riH出力時には該第1のMOSトランジスタ[55]
のみを導通させ、前記第3の基準信号VriL出力時に
は該第1、第2および第3のMOSトランジスタ[5
5,54,53]全てを導通させることができる。
【0023】また、上記本発明の多値不揮発性半導体メ
モリは、前記基準信号発生器が、電源[Vcc]と第1
の接点[R1]との間に接続されたMOSトランジスタ
[51]を備える第1の負荷と、該第1の接点[R1]
と第2の接点[R2]との間に接続されたMOSトラン
ジスタ[52]を備える第2の負荷と、ドレインが該第
2の接点[R2]に接続され、ソースが接地電位[GN
D]に接続され、ゲートがそれぞれ制御信号[RH,R
M,RL]に接続されている第1、第2および第3のM
OSトランジスタ[55,54,53]とを有し、該第
1の接点[R1]の電圧を基準信号とし、該第1、第2
および第3のMOSトランジスタ[55,54,53]
のそれぞれの導通抵抗TR3、TR2およびTR1がT
R1<TR2<TR3の関係にあり、前記第1の基準信
号Vri出力時には該第2のMOSトランジスタ[5
4]を導通させ、前記第2の基準信号VriH出力時に
は該第1のMOSトランジスタ[55]を導通させ、前
記第3の基準信号VriL出力時には該第3のMOSト
ランジスタ[53]を導通させることができる。
【0024】このように、複数の基準電圧を用いて多値
の判定をするので、ワード線電圧の切り替えが不要とな
る。また、固定したワード線電圧で読み出したメモリセ
ルのビット線電圧を比較してデータを一度に判定するの
で、読み出し動作そのものの高速化を図ることが可能と
なる。さらに、ワード線の電圧が固定されるので、ワー
ド線電圧発生器の回路構成を簡単にすることが可能とな
る。
【0025】また、ベリファイ処理のための電圧変更が
1度または2度で済むので、ベリファイ処理の回数を従
来と比較して減らすことが可能となり、ベリファイ処理
の高速化を図ることが可能となる。また、個々の基準電
圧発生器の出力を3種類とするので、従来例と比較して
回路構成を簡単にすることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を用いて説明する。
【0027】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態における半導体記憶装置の構成を示す回
路図である。図2は、図1における多値および閾値変動
の判定方法を説明する電圧分布図である。図3は、図1
の動作を示すフローチャートである。
【0028】図1に示した半導体記憶装置は回路構成と
して浮遊ゲートMOS構造を持ち、メモリセル11と、
負荷12と、差動増幅器13a〜13cと、基準信号発
生器14a〜14cと、エンコーダ15と、ラッチ回路
16と、比較器17と、コントローラ18とを有する構
成となっている。また、メモリセル11のドレイン端子
および負荷12は、回路の接点N1に並列接続されてい
る。
【0029】メモリセル11は、1つのセルに4値(2
進2ビット)のデータをそれぞれ異なる閾値として記憶
している。基準信号発生器14a〜14cはそれぞれ、
制御信号A1およびA2,A3およびA4,A5および
A6を入力とし、通常の読み出し時に用いる基準信号V
ra,Vrb,Vrc、およびベリファイ時に用いる基
準信号VraLおよびVraH,VrbLおよびVrb
H,VrcLおよびVrcHをA1〜A6に対応させて
出力する。差動増幅器13a〜13cは、メモリセル1
1から記憶データに対応する信号である接点N1のレベ
ルVcA,VcB,VcC,VcDのうちのいずれかを
読み出して、一方の入力端子のそれぞれに入力する。ま
た、基準信号発生器14a〜14cの出力のそれぞれ
を、他方の入力のそれぞれに入力する。エンコーダ15
は、差動増幅器13a〜13cの出力を2進データに変
換してデータo1,o2を出力する。ラッチ回路16
は、エンコーダ15から出力されるデータo1,o2を
クロック信号11のタイミングでラッチして、データo
1*,o2*を出力する。比較器17は、エンコーダ1
5から出力されるデータo1,o2とラッチ回路16か
ら出力されるデータo1*,o2*とをクロック信号C
12のタイミングで入力して比較し、比較結果が不一致
である場合には閾値電圧変動信号sを出力する。コント
ローラ18は、ラッチ回路16にラッチされたデータo
1*,o2*を入力して制御信号A1〜A6を出力す
る。
【0030】図2に示すように、VcA〜VcDは、メ
モリセル11の記憶データを読み出した場合の接点N1
における電圧の分布であり、記憶データ“11”,“1
0”,“01”,“00”に対応する。基準信号Vr
a,Vrb,Vrcは、それぞれ基準信号発生器14a
〜14cを用いる通常の読み出し時に使用する。基準信
号VraLおよびVraH,VrbLおよびVrbH,
VrcLおよびVrcHは、それぞれベリファイ時に使
用する。基準信号VraH,VrbH,VrcHは、基
準信号Vra,Vrb,VrcよりもそれぞれΔVだけ
上位にシフトした信号である。基準信号VraL,Vr
bL,VrcLは、基準信号Vra,Vrb,Vrcよ
りもそれぞれΔVだけ下位にシフトした信号である。
【0031】図3を用いて、図1の動作を説明する。図
1において、読み出しを行う場合には、メモリセル11
から読み出した記憶データに対応する信号Vciを一度
にVra〜Vrcと比較して判定する。すなわちVcB
を判定する場合には、差動増幅器13a〜13cの出力
が例えば“1”,“0”,“0”となり、これをエンコ
ーダ15がデータ“10”に変換して出力する。ベリフ
ァイ処理を行う場合には、この出力をクロック信号C1
1のタイミングでラッチ回路16にラッチする。ラッチ
されたデータに従って、コントローラ18が制御信号A
1〜A6を発生する。このようにして、読み出しおよび
ラッチを行う(S10)。
【0032】ラッチしたデータが“10”である場合に
は、閾値変動を判定するために必要な基準信号は図2に
示すようにVraH,VrbLであるので、コントロー
ラ18からはA2,A3のみを出力する(S13)。こ
れによって、次の読み出しは基準信号VraH,Vrb
L,Vrcで行うことになる。
【0033】ここで、N1の電位、すなわち閾値がbか
らb1の位置に変動しているとエンコーダ15の出力が
データ“11”となり、b2の位置に変動しているとエ
ンコーダ15の出力がデータ“01”となる。これをク
ロック信号C12のタイミングで、比較器17において
ラッチ回路16にラッチされているデータ“10”と比
較することによって、閾値が変動しているか否かおよび
その閾値の変動方向を、1回のベリファイ処理で判定す
ることができる。
【0034】同様に、ラッチしたデータが“00”であ
る場合には、次の読み出しのためにVrcHを使用する
(S11)。ラッチしたデータが“01”である場合に
は、次の読み出しのためにVrbH,VrcLを使用す
る(S12)。ラッチしたデータが“11”である場合
には、次の読み出しのためにVraLを使用する(S1
4)。また、第1の実施の形態においても従来例と同様
に、閾値がbからb#の位置に変動した場合には閾値変
動なしと判定する。
【0035】その後、再度メモリセル11からデータの
読み出しを行い(S15)、比較器17において先にラ
ッチしたデータと新たに読み出したデータとを比較して
(S16)、比較結果が一致しなければベリファイ処理
を終了して、再度データの書き込みを行う(S17)。
比較結果が一致すればベリファイ処理を終了する。
【0036】第1の実施の形態においては、複数の基準
電圧を用いて多値の判定をすることによって、読み出し
動作そのものを速くすることができる。また、ベリファ
イ処理の回数が1回で済むことによって、従来例と比較
して高速化を図ることができる。さらに、個々の基準電
圧発生器の出力が3種類のみであるので、制御を簡単に
行うことができる。
【0037】[第2の実施の形態]図4は、本発明の第
2の実施の形態における半導体記憶装置の構成を示す回
路図である。図5は、図4における多値および閾値変動
の判定方法を説明する電圧分布図である。図6は、図4
の動作を示すフローチャートである。
【0038】図4に示した半導体記憶装置は回路構成と
して浮遊ゲートMOS構造を持ち、メモリセル21と、
負荷22と、差動増幅器23a〜23cと、基準信号発
生器24a〜24cと、エンコーダ25と、ラッチ回路
26と、比較器27と、コントローラ28とを有する構
成となっている。また、メモリセル21のドレイン端子
および負荷22は、回路の接点N2に並列接続されてい
る。
【0039】メモリセル21は、1つのセルに4値(2
進2ビット)のデータをそれぞれ異なる閾値として記憶
している。基準信号発生器24a〜24cは全て、制御
信号B1およびB2を入力とし、通常の読み出し時に用
いる基準信号Vra,Vrb,Vrc、およびベリファ
イ時に用いる基準信号VraLおよびVraH,Vrb
LおよびVrbH,VrcLおよびVrcHをB1,B
2に対応させて出力する。差動増幅器23a〜23c
は、メモリセル21から記憶データに対応する信号であ
る接点N2のレベルVcA,VcB,VcC,VcDの
うちのいずれかを読み出して、一方の入力端子のそれぞ
れに入力する。また、基準信号発生器24a〜24cの
出力のそれぞれを、他方の入力のそれぞれに入力する。
エンコーダ25は、差動増幅器23a〜23cの出力を
2進データに変換してデータo1,o2を出力する。ラ
ッチ回路26は、エンコーダ25から出力されるデータ
o1,o2をクロック信号C21のタイミングでラッチ
して、データo1*,o2*を出力する。比較器27
は、エンコーダ25から出力されるデータo1,o2と
ラッチ回路26から出力されるデータo1*,o2*と
をクロック信号C22のタイミングで入力して比較し、
比較結果が不一致である場合には閾値電圧変動信号sを
出力する。コントローラ28は、ラッチ回路26にラッ
チされているデータo*およびクロック信号(C21+
C22)を入力して制御信号B1,B2を出力する。
【0040】図4に示した第2の実施の形態の構成にお
いて、図1に示した第1の実施の形態の構成と相違する
点は、コントローラ28の入力がラッチ回路26の出力
およびクロック信号(C21+C22)であるという点
と、コントローラ28の出力である制御信号がB1,B
2の2本になっているという点である。
【0041】図5に示すように、VcA〜VcDは、メ
モリセル21の記憶データを読み出した場合の接点N2
における電圧の分布であり、記憶データ“11”,“1
0”,“01”,“00”に対応する。基準信号Vr
a,Vrb,Vrcは、それぞれ基準信号発生器24a
〜24cを用いる通常の読み出しに使用する。基準信号
VraLおよびVraH,VrbLおよびVrbH,V
rcLおよびVrcHは、それぞれベリファイ時に使用
する。基準信号VraH,VrbH,VrcHは、基準
信号Vra,Vrb,VrcよりもそれぞれΔVだけ上
位にシフトした信号である。基準信号VraL,Vrb
L,VrcLは、基準信号Vra,Vrb,Vrcより
もそれぞれΔVだけ下位にシフトした信号である。
【0042】図6を用いて、図4の動作を説明する。図
4において、メモリセル21からデータを差動増幅器2
3a〜23cに読み出して、クロック信号C21のタイ
ミングでデータをラッチ回路26にラッチするまで(S
20)は、第1の実施の形態と同じである。この後、ク
ロック信号C21のタイミングでラッチ回路26にデー
タがラッチされたことを受けて、コントローラ28は制
御信号B1を出力し、基準信号発生器24a〜24cの
出力レベルをVrxからVrxHに変える(S21)。
その後、再度メモリセル21の読み出しを行い(S2
2)、クロック信号C22のタイミングで前のデータと
の比較を行う(S23)。
【0043】ここで、図5に示すように閾値がbからb
1の位置に変動しているならば、閾値電圧変動信号sを
出力してベリファイ処理を終了し、修復動作、すなわち
再度の書き込みを行う(S24)。閾値の変動が検出さ
れなければ、今度はクロック信号C22のタイミングで
コントローラ28が信号B2を出力し、基準信号発生器
24a〜24cの出力レベルをVrxHからVrxLに
変える(S25)。この状態でもう一度読み出しを行い
(S26)、クロック信号C22のタイミングで前のデ
ータとの比較を行って閾値変動を検出する(S27)。
【0044】ここで、閾値が変動しているならば、閾値
電圧変動信号sを出力してベリファイ処理を終了し、再
度の書き込みを行う(S28)。閾値の変動が検出され
なければ、処理を終了する。
【0045】第2の実施の形態においては、閾値の変動
方向によってはベリファイ処理を2回繰り返す必要があ
るが、コントローラ28の出力である制御信号を2本に
することができるので、第1の実施例と比較して回路構
成を簡略化することができる。また、ベリファイ処理を
2回繰り返した場合であっても、従来例よりも速くベリ
ファイ処理を行うことができる。
【0046】以上に述べてきた第1および第2の実施の
形態においては、メモリセル11,21がm進kビット
のデータ構造を持つ場合について説明したが、単にn値
のデータを記憶する場合でも同様である。
【0047】[第3の実施の形態]図7は、本発明の第
3の実施の形態における半導体記憶装置の構成を示す回
路図である。図8は、図7における多値および閾値変動
の判定方法を説明する電圧分布図である。
【0048】図7に示した半導体記憶装置は回路構成と
して浮遊ゲートMOS構造を持ち、メモリセル41と、
負荷42と、差動増幅器43a〜43cと、基準信号発
生器44a〜44cと、ラッチ回路46a〜46cと、
比較器47a〜47cと、コントローラ48とを有する
構成となっている。また、メモリセル41のドレイン端
子および負荷42は、回路の接点N4に並列接続されて
いる。
【0049】メモリセル41は、1つのセルに4値のデ
ータをそれぞれ異なる閾値として記憶している。基準信
号発生器44a〜44cはそれぞれ、制御信号D1およ
びD2,D3およびD4,D5およびD6を入力とし、
通常の読み出し時に用いる基準信号Vra,Vrb,V
rc、およびベリファイ時に用いる基準信号VraLお
よびVraH,VrbLおよびVrbH,VrcLおよ
びVrcHをD1〜D6に対応させて出力する。差動増
幅器43a〜43cは、メモリセル41から記憶データ
に対応する信号である接点N4のレベルVcA,Vc
B,VcC,VcDのうちのいずれかを読み出して、一
方の入力端子のそれぞれに入力する。また、基準信号発
生器44a〜44cの出力のそれぞれを、他方の入力の
それぞれに入力する。ラッチ回路46a〜46cは、差
動増幅器43a〜43cにおいて2進データに変換され
て出力されるデータo1,o2,o3を入力して、デー
タo1*,o2*,o3*を出力する。比較器47a〜
47cは、コントローラ48の制御に従って、差動増幅
器43a〜43cから出力されるデータo1,o2,o
3とラッチ回路46a〜46cから出力されるデータo
1*,o2*,o3*とを入力して比較し、比較結果が
不一致である場合には閾値電圧変動信号s1〜s3を出
力する。コントローラ48は、ラッチ回路46a〜46
cにラッチされたデータo1*,o2*,o3*を入力
して制御信号D1〜D6を出力する。また、差動増幅器
43a〜43cおよび比較器47a〜47cを制御す
る。
【0050】図7に示した第3の実施の形態において、
図1に示した第1の実施の形態の構成と相違する点は、
エンコーダがないこと、ラッチ回路46a〜46cおよ
び比較器47a〜47cが、差動増幅器43a〜43c
のそれぞれの出力に設けられていることである。また、
図7においては、コントローラ48が基準信号発生器4
4a〜44cのみならず、比較器47a〜47cや差動
増幅器43a〜43cもコントロールしている。
【0051】図8に示すように、VcA〜VcDは、メ
モリセル41の記憶データを読み出した場合の接点N4
における電圧の分布であり、記憶データ“0”,
“1”,“2”,“3”に対応する。基準信号Vra,
Vrb,Vrcは、それぞれ基準信号発生器14a〜1
4cを用いる通常の読み出し時に使用する。基準信号V
raLおよびVraH,VrbLおよびVrbH,Vr
cLおよびVrcHは、それぞれベリファイ時に使用す
る。基準信号VraH,VrbH,VrcHは、基準信
号Vra,Vrb,VrcよりもそれぞれΔVだけ上位
にシフトした信号である。基準信号VraL,Vrb
L,VrcLは、基準信号Vra,Vrb,Vrcより
もそれぞれΔVだけ下位にシフトした信号である。
【0052】ベリファイ時には、第1の実施の形態と同
じくVcBを判定する場合には、メモリセル41の記憶
データを読み出して差動増幅器43a〜43cからo1
〜o3として出力される信号“1”,“0”,“0”を
ラッチ回路46a〜46cにラッチする。データ“1”
の閾値変動を判定にするために必要な基準信号は図8に
示すようにVraH,VrbLであるので、コントロー
ラ48はD2,D3のみを出力し、さらに差動増幅器4
3c,比較器47cを停止状態にする信号を出力する。
これによって、次の読み出しは、基準信号VraH,V
rbLのみを用いて行い、データの比較は比較器47
a,47bのみで行う。ここで、接点N4の電位、すな
わち閾値がbからb1の位置に変動している場合には、
ラッチ回路46a〜46cにラッチされているデータと
新たに読み出したデータとの比較器47aにおける比較
結果が不一致となって閾値電圧変動信号s1が出力さ
れ、b2の位置に変動している場合には、比較器47b
における比較結果が不一致となって閾値電圧変動信号s
2が出力される。閾値電圧変動信号s1,s2,s3が
出力された場合には、ベリファイ処理を終了して、再度
の書き込みを行う。他のVcA,VcC,VcDを判定
する場合も同様の手順で行う。
【0053】図9は、上述した本発明の第1ないし第3
の実施の形態において使用される基準信号発生器の構成
を示す回路図である。MOSトランジスタ51は、ドレ
インおよびゲートが電源Vccに接続され、ソースが接
点R1に接続されている。MOSトランジスタ52は、
ドレインが接点R1に接続され、ソースが接点R2に接
続され、ゲートが制御信号E1に接続されている。MO
Sトランジスタ51,52は、それぞれ負荷を形成して
いる。
【0054】MOSトランジスタ53,54,55は、
それぞれドレインが接点R2に接続され、ソースが接地
電位GNDに接続され、ゲートがそれぞれ制御信号R
L,RM,RHに接続されており、接点R1の電位を基
準信号Vriとする。制御信号E1は、基準信号発生器
が動作状態のときには高レベルになる。この基準信号発
生器では、MOSトランジスタ53,54,55の導通
状態をコントロールすることによって基準信号のレベル
を変化させる。コントロール方法には、以下に述べる方
法がある。
【0055】(1)Vriを出力する場合には、RM,
RHによってMOSトランジスタ54,55を導通させ
る。VriHを出力する場合には、RHによって55の
みを導通させる。VriLを出力する場合には、RL,
RM,RHによって53,54,55を全て導通させ
る。このように、MOSトランジスタの合成抵抗によっ
てコントロールする。
【0056】この方法を第1の実施の形態に適用する場
合には、読み出し期間中RHを高レベルに設定して常に
導通させる。RMには信号A1,A3,A5のどれかを
接続し、RLには信号A2,A4,A6のどれかを接続
する。A1,A3,A5は初期状態で高レベルとし、A
2,A4,A6は初期状態で低レベルとする。VriH
を出力させる場合にはA1,A3,A5を低レベルとし
て55のみ導通させ、VriLを出力させる場合にはA
2,A4,A6を高レベルにして53,54,55全て
を導通させる。
【0057】(2)MOSトランジスタ53,54,5
5の導通抵抗TRxxをTR53<TR54<TR55
と設定し、Vriを出力する場合にはRMによって54
を導通させ、VriHを出力する場合にはRHによって
55を導通させ、VriLを出力する場合にはRLによ
って53を導通させる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように本発明の多値不揮発性
半導体メモリは、複数の基準電圧を用いて多値の判定を
することによって、ワード線電圧の切り替えが不要とな
るという効果を有する。また、固定したワード線電圧で
読み出したメモリセルのビット線電圧を比較してデータ
を一度に判定することによって、読み出し動作そのもの
の高速化を図ることができるという効果を有する。さら
に、ワード線の電圧が固定されることによって、ワード
線電圧発生器の回路構成を簡単にすることができるとい
う効果を有する。
【0059】また、ベリファイ処理のための基準電圧の
変更が1度または2度で済むことによって、ベリファイ
の回数を従来と比較して減らすことができ、ベリファイ
の高速化を図ることができるという効果を有する。ま
た、個々の基準信号発生器の出力を3種類とすることに
よって、従来例と比較して回路構成を簡単にすることが
できるという効果を有する。
【0060】このようなことから、多値不揮発性半導体
メモリにおけるメモリセルの閾値変動の検出をより高速
化することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における半導体記憶
装置の構成を示す回路図
【図2】図1における多値および閾値変動の判定方法を
説明する電圧分布図
【図3】図1の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態における半導体記憶
装置の構成を示す回路図
【図5】図4における多値および閾値変動の判定方法を
説明する電圧分布図
【図6】図4の動作を示すフローチャート
【図7】本発明の第3の実施の形態における半導体記憶
装置の構成を示す回路図
【図8】図7における多値および閾値変動の判定方法を
説明する電圧分布図
【図9】本発明の実施の形態において使用される基準信
号発生器の構成を示す回路図
【図10】従来例における閾値変動検出方法を説明する
回路図
【図11】図10における多値および閾値変動の判定方
法を説明する電圧分布図
【符号の説明】
11,21,41,61 メモリセル 12,22,42,62 負荷 13a〜13c,23a〜23c,43a〜43c
差動増幅器 63 増幅器 14a〜14c,24a〜24c,44a〜44c
基準信号発生器 15,25 エンコーダ 65 出力回路 16,26,46a〜46c,66 ラッチ回路 17,27,47a〜47c,67 比較器 18,28,48 コントローラ 69 ワード線電圧発生器 N1,N2,N4,N6 接点 C11,C12,C21,C22 クロック信号 o1,o2,o3 データ出力 s,s1,s2,s3 閾値電圧変動信号 VcA,VcB,VcC,VcD 接点電圧 Vrx,VrxH,VrxL 基準信号 Vwx,VwxH,VwxL ワード線電圧 b,b1,b2,b# 接点電位 51,52,53,54,55 MOSトランジスタ E1,RL,RM,RH 制御信号 R1,R2 接点 Vri 出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路構成として浮遊ゲートMOS構造を
    持ち1つのセルにn値(n=3,4,5,…)のデータ
    をそれぞれ異なる閾値として記憶する不揮発性メモリセ
    ルと、それぞれ異なる第1の基準信号群Vri(i=
    1,2,…,(n−1))を出力する(n−1)台の基
    準信号発生器と、該不揮発性メモリセルからn値の記憶
    データに対応するそれぞれ異なる信号Vci(i=1,
    2,…,(n−1);Vci<Vri<Vc(i+
    1))のうちのいずれか1つを読み出して一方の入力端
    子に入力し、該それぞれ異なる第1の基準信号群Vri
    のそれぞれを他方の入力端子のそれぞれに入力する(n
    −1)台の差動増幅器とを有する多値不揮発性半導体メ
    モリにおいて、 該差動増幅器のそれぞれの出力をラッチする(n−1)
    台のラッチ回路と、 該差動増幅器のそれぞれの出力と該ラッチ回路のそれぞ
    れの出力とを比較する(n−1)台の比較器と、 該ラッチ回路のそれぞれの出力に従って制御信号を出力
    し、さらに該差動増幅器および該比較器を制御するコン
    トローラとを有し、 該基準信号発生器が、該第1の基準信号群Vriと、該
    制御信号によって該第1の基準信号群VriよりもΔV
    だけ上位にシフトした第2の基準信号群VriH(Vr
    i<VriH<Vc(i+1))と、該制御信号によっ
    て該第1の基準信号群VriよりもΔVだけ下位にシフ
    トした第3の基準信号群VriL(Vci<VriL<
    Vri)とを出力し、 前記基準信号発生器が出力する前記第1の基準信号群V
    riを用いて、前記不揮発性メモリセルの記憶データを
    前記差動増幅器に読み出す第1の動作と、 前記ラッチ回路が該差動増幅器の第1の出力をラッチす
    る第2の動作と、 前記信号VciがVcx(xは1,2,…,(n−1)
    のうちのいずれか1つ)である場合には、前記コントロ
    ーラが前記制御信号を発生し、該第1の基準信号群Vr
    iのうちのVr(x−1)およびVrxをそれぞれ前記
    第2の基準信号Vr(x−1)Hおよび前記第3の基準
    信号VrxLに変更する第3の動作と、 該基準信号発生器から出力される変更後の該第2の基準
    信号Vr(x−1)Hおよび該第3の基準信号VrxL
    を用いて、該不揮発性メモリセルの記憶データ を該差動
    増幅器に再度読み出す第4の動作と、 前記比較器が、該第2の動作によって該ラッチ回路にラ
    ッチされている該差動増幅器の該第1の出力と、該第4
    の動作によって読み出された該差動増幅器の新たな第2
    の出力とを比較する第5の動作とを有し、 該第5の動作において比較した結果、該第1の出力と該
    第2の出力とが一致しない場合には閾値電圧変動信号を
    出力してベリファイ処理を終了することを特徴とする多
    値不揮発性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 回路構成として浮遊ゲートMOS構造を
    持ち1つのセルにm k 値(m≧2の整数,k≧2(m=
    2)の整数またはk≧1(m≧3)の整数)のデータを
    それぞれ異なる閾値として記憶する不揮発性メモリセル
    と、それぞれ異なる第1の基準信号群Vri(i=1,
    2,…,(m k −1))を出力する(m k −1)台の基
    準信号発生器と、該不揮発性メモリセルからm k 値の記
    憶データに対応するそれぞれ異なる信号Vci(i=
    1,2,…,(m k −1);Vci<Vri<Vc(i
    +1))のうちのいずれか1つを読み出して一方の入力
    端子に入力し、該それぞれ異なる第1の基準信号群Vr
    iのそれぞれを他方の入力端子のそれぞれに入力する
    (m k −1)台の差動増幅器と、該差動増幅器の出力を
    入力してm進データに変換するエンコーダとを有する多
    値不揮発性半導体メモリにおいて、 該エンコーダの出力を第1のクロック信号のタイミング
    でラッチするラッチ回路と、 第2のクロック信号のタイミングで該エンコーダの出力
    と該ラッチ回路の出力とを比較する比較器と、 該ラッチ回路の出力に従って制御信号を出力するコント
    ローラとを有し、 該基準信号発生器が、該第1の基準信号群Vriと、該
    制御信号によって該第1の基準信号群VriよりもΔV
    だけ上位にシフトした第2の基準信号群VriH(Vr
    i<VriH<Vc(i+1))と、該制御信号によっ
    て該第1の基準信号群VriよりもΔVだけ下位にシフ
    トした第3の基準信号群VriL(Vci<VriL<
    Vri)とを出力し、 前記基準信号発生器が出力する前記第1の基準信号群V
    riを用いて、前記不 揮発性メモリセルの記憶データを
    前記差動増幅器に読み出して、前記信号Vciを前記エ
    ンコーダにおいて第1のm進データに変換する第1の動
    作と、 前記ラッチ回路が前記第1のクロック信号のタイミング
    で該第1のm進データをラッチする第2の動作と、 該信号VciがVcx(xは1,2,…,(m k −1)
    のうちのいずれか1つ)である場合には、前記コントロ
    ーラが前記制御信号を発生し、該基準信号発生器の出力
    を該第1の基準信号群VriのうちのVr(x−1)お
    よびVrxからそれぞれ前記第2の基準信号Vr(x−
    1)Hおよび前記第3の基準信号VrxLに変更する第
    3の動作と、 該基準信号発生器から出力される変更後の該第2の基準
    信号Vr(x−1)Hおよび該第3の基準信号VrxL
    を用いて、該不揮発性メモリセルの記憶データを該差動
    増幅器に再度読み出して、該信号Vciを該エンコーダ
    において第2のm進データに変換する第4の動作と、 前記比較器が、該第2の動作によって該ラッチ回路にラ
    ッチされている該第1のm進データと、該第4の動作に
    よって変換された該第2のm進データとを、前記第2の
    クロック信号のタイミングで比較する第5の動作と、 該第5の動作において比較した結果、該第1のm進デー
    タと該第2のm進データとが一致する場合にはベリファ
    イ処理を終了し、該第1のm進データと該第2のm進デ
    ータとが一致しない場合には閾値電圧変動信号を出力し
    てベリファイ処理を終了する第6の動作とを有すること
    を特徴とする多値不揮発性半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 回路構成として浮遊ゲートMOS構造を
    持ち1つのセルにm k 値(m≧2の整数,k≧2(m=
    2)の整数またはk≧1(m≧3)の整数)のデータを
    それぞれ異なる閾値として記憶する不揮発性メモリセル
    と、それぞれ異なる第1の基準信号群Vri(i=1,
    2,…,(m k −1))を出力する(m k −1)台の基
    準信号発生器と、該不揮発性メモリセルからm k 値の記
    憶データに対応するそれぞれ異なる信号Vci(i=
    1,2,…,(m k −1);Vci<Vri<Vc(i
    +1))のうちのいずれか1つを読み出して一方の入力
    端子に入力し、該それぞれ異なる第1の基準信号群Vr
    iのそれぞれを他方の入力 端子のそれぞれに入力する
    (m k −1)台の差動増幅器と、該差動増幅器の出力を
    入力してm進データに変換するエンコーダとを有する多
    値不揮発性半導体メモリにおいて、 該エンコーダの出力を第1のクロック信号のタイミング
    でラッチするラッチ回路と、 第2のクロック信号のタイミングで該エンコーダの出力
    と該ラッチ回路の出力とを比較する比較器と、 該ラッチ回路の出力に従って制御信号を出力するコント
    ローラとを有し、 該基準信号発生器が、該第1の基準信号群Vriと、該
    制御信号によって該第1の基準信号群VriよりもΔV
    だけ上位にシフトした第2の基準信号群VriH(Vr
    i<VriH<Vc(i+1))と、該制御信号によっ
    て該第1の基準信号群VriよりもΔVだけ下位にシフ
    トした第3の基準信号群VriL(Vci<VriL<
    Vri)とを出力し、 前記基準信号発生器が出力する前記第1の基準信号群V
    riを用いて、前記不揮発性メモリセルの記憶データを
    前記差動増幅器に読み出して、前記信号Vciを前記エ
    ンコーダにおいて第1のm進データに変換する第1の動
    作と、 前記ラッチ回路が前記第1のクロック信号のタイミング
    で該第1のm進データをラッチする第2の動作と、 該基準信号発生器の出力を該第1の基準信号Vriから
    前記第2の基準信号VriHに変更する第3の動作と、 該基準信号発生器から出力される変更後の該第2の基準
    信号VriHを用いて、該不揮発性メモリセルの記憶デ
    ータを該差動増幅器に再度読み出して、該信号Vciを
    該エンコーダにおいて第2のm進データに変換する第4
    の動作と、 前記比較器が、該第2の動作によってラッチされた該第
    1のm進データと、該第4の動作によって変換された該
    第2のm進データとを、第1回目の前記第2のクロック
    信号のタイミングで比較する第5の動作と、 該第5の動作において比較した結果、該第1のm進デー
    タと該第2のm進データとが一致する場合には第7の動
    作に進み、該第1のm進データと該第2のm進データと
    が一致しない場合には第1の閾値電圧変動信号を出力し
    てベリファイ処 理を終了する第6の動作と、 該基準信号発生器の出力を該第2の基準信号VriHか
    ら前記第3の基準信号VriLに変更する該第7の動作
    と、 該基準信号発生器から出力される再変更後の該第3の基
    準信号VriLを用いて、該不揮発性メモリセルの記憶
    データを該差動増幅器に再々度読み出して、該信号Vc
    iを該エンコーダにおいて第3のm進データに変換する
    第8の動作と、 該比較器が、該第2の動作によってラッチされた該第1
    のm進データと、該第7の動作によって変換された該第
    3のm進データとを、第2回目の該第2のクロック信号
    のタイミングで比較する第9の動作と、 該第9の動作において比較した結果、該第1のm進デー
    タと該第3のm進データとが一致する場合にはベリファ
    イ処理を終了し、該第1のm進データと該第3のm進デ
    ータとが一致しない場合には第2の閾値電圧変動信号を
    出力してベリファイ処理を終了する第10の動作とを有
    することを特徴とする多値不揮発性半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 前記基準信号発生器が、電源と第1の接
    点との間に接続されたMOSトランジスタを備える第1
    の負荷と、該第1の接点と第2の接点との間に接続され
    たMOSトランジスタを備える第2の負荷と、ドレイン
    が該第2の接点に接続され、ソースが接地電位に接続さ
    れ、ゲートがそれぞれ制御信号に接続されている第1、
    第2および第3のMOSトランジスタとを有し、 該第1の接点の電圧を基準信号とし、前記第1の基準信
    号Vri出力時には該第1および第2のMOSトランジ
    スタを導通させ、前記第2の基準信号VriH出力時に
    は該第1のMOSトランジスタのみを導通させ、前記第
    3の基準信号VriL出力時には該第1、第2および第
    3のMOSトランジスタ全てを導通させることを特徴と
    する、請求項1から3のいずれか1項に記載の多値不揮
    発性半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 前記基準信号発生器が、電源と第1の接
    点との間に接続されたMOSトランジスタを備える第1
    の負荷と、該第1の接点と第2の接点との間に接続され
    たMOSトランジスタを備える第2の負荷と、ドレイン
    が該第2の接点に接続され、ソースが接地電位に接続さ
    れ、ゲートがそれぞれ制御信号に接続 されている第1、
    第2および第3のMOSトランジスタとを有し、 該第1の接点の電圧を基準信号とし、該第1、第2およ
    び第3のMOSトランジスタのそれぞれの導通抵抗TR
    3、TR2およびTR1がTR1<TR2<TR3の関
    係にあり、前記第1の基準信号Vri出力時には該第2
    のMOSトランジスタを導通させ、前記第2の基準信号
    VriH出力時には該第1のMOSトランジスタを導通
    させ、前記第3の基準信号VriL出力時には該第3の
    MOSトランジスタを導通させることを特徴とする、請
    求項1から3のいずれか1項に記載の多値不揮発性半導
    体メモリ。
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