JP3089816U - 点字印刷物 - Google Patents

点字印刷物

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JP3089816U JP2002001721U JP2002001721U JP3089816U JP 3089816 U JP3089816 U JP 3089816U JP 2002001721 U JP2002001721 U JP 2002001721U JP 2002001721 U JP2002001721 U JP 2002001721U JP 3089816 U JP3089816 U JP 3089816U
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Inventor
晃裕 加藤
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シービーシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視角健常者と視角障害者が共用できる表示体
を提供する。 【解決手段】 視角健常者が視認できる文字列2を印刷
したポリオレフィンフィルム1の表面に上記文字列2に
対応する点字列3が形成されている。点字列3は、コロ
ナ処理とグラビアインキによるアンダーコートを施した
フィルム基体上に、紫外線硬化型インキをスクリーン印
刷してこれに紫外線を照射する厚盛り印刷によって形成
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は視角健常者と視角障害者のいずれにも容易に識別できる容器や包装等 の表示体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スーパー等で隣接して販売され、容器や包装の形状が類似している商品 、例えばシャンプーとリンス、ジャムパンとクリームパン等の調理パン、お茶と ジュース等は、視角障害者が手にとっても判別が困難である。一方、視角障害者 用に売り場を分けたり、容器形状を変えたりすることは、コストアップになる等 の理由から行われていないのが実情である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような現状に鑑み、売り場を分けたり、容器形状を変えたりすることなく 、低コストで視角障害者にも容易に識別できる表示体の提供が望まれていた。
【0004】 そこで本考案はこのような要請に応えるもので、視角健常者と視角障害者が共 用できる表示体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の表示体(1)は、視角健常者が視認でき る文字(2)を印刷した基体(11)表面に、厚盛り印刷によって上記文字に対 応する点字(3)を形成したものである。ここで「表示体」とは各種商品の包装 材や容器、ラベル等である。このように表示体に文字と点字を併記することによ り、視角健常者と視角障害者が一つの表示体を共用することが可能となり、売り 場を分けたり、容器形状を変えたりすることなく、低コストで、視角障害者に対 するサービス性を向上させることができる。なお、印刷インキとして透明なもの を使用すれば、文字に重なるか否かを問わず、表示体上のいずれの領域にも点字 を形成することができる。
【0006】 上記基体(11)に紫外線硬化型インキをスクリーン印刷しこれに紫外線を照 射して厚盛り印刷による点字(3)を形成すると良い。これによれば、基体に熱 がかかることがないから、基体がフィルム、紙、樹脂製ボトル、金属缶等である 場合に、これらに熱変形や熱劣化を与えるおそれがない。
【0007】 上記基体(11)が熱可塑性プラスチックフィルムである場合には、上記紫外 線硬化型インキとしてポリエステル系のスクリーン印刷インキを使用すると良い 。これによると、形成された点字の密着性が良いとともに、折り曲げ等に対する 追従性も良好である。
【0008】 上記熱可塑性プラスチックフィルム基体(11)がポリオレフィンフィルムで ある場合には、当該ポリオレフィンフィルムに、コロナ処理とグラビアインキに よるアンダーコート(12)を施すのが良い。これによると、形成された点字の 密着性をさらに向上させることができる。
【0009】 なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応 関係を示すものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1には表示体の一例としてジャムパンの包装フィルム1の一部を示す。包装 フィルム1には視角健常者が識別できるようにカタカナ文字の文字列2で「ジャ ムパン」の表示がなされている。そして、「ジャムパン」の文字列2に沿った下 方位置に、上記「ジャムパン」に対応する点字列3が厚盛り印刷によって形成さ れている。
【0011】 点字形成部分の拡大断面図を図2に示す。フィルム基体11として本実施形態 ではOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムやCPP(未延伸ポリプロピレン) フィルム等のポリオレフィンフィルムを使用しており、当該フィルム11にはオ フセット印刷等によって絵柄や上記「ジャムパン」等の文字列2が予め印刷され ている。
【0012】 上記フィルム基体11の表面にはコロナ処理が施されており、その上にグラビ アインキによるアンダーコート層12が形成されている。そして、アンダーコー ト層12上にポリエステル系の紫外線硬化型インキによって「ジャムパン」の文 字列2に対応する点字列3が形成されている。この点字列3はスクリーン印刷に よって、各点字31の盛り上り高が0.1mm程度と、視角障害者が触れて十分 に感知できる高さとなっている。そして、この紫外線硬化型インキによる点字列 3は、フィルム基体11にコロナ処理が施されていることと、その上にアンダー コート層12が形成されていることによってフィルム基体11への十分な密着性 が保たれている。
【0013】 なお、点字列は、文字列に沿った位置に一列形成するだけでなく、包装フィル ムの複数位置に形成しておくと、視角障害者がより容易に識別することができる 。また、上記紫外線硬化型インキとして透明なものを使用すれば、点字列を文字 列上や包装フィルム1の絵柄上等の、いずれの位置にも自由に形成することがで きる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る表示体は、視角健常者と視角障害者が共用できるか ら、製品の売り場を分けたり、容器形状を変えたりすることなく、低コストで視 角障害者に対するサービス性を向上させることができる。
【提出日】平成14年6月19日(2002.6.19)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は視角健常者と視角障害者のいずれにも 容易に識別できる容器や包装等の点字印刷物に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような現状に鑑み、売り場を分けたり、容器形状を変えたりすることなく、 低コストで視角障害者にも容易に識別できる点字印刷物の提供が望まれていた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】そこで本考案はこのような要請に応えるもので、視角健常者と 視角障害者が共用できる点字印刷物を提供することを目的とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本考案の点字印刷 (1)は、視角健常者が視認できる文字(2)を印刷した基体(11)表面に 、厚盛り印刷によって上記文字に対応する点字(3)を形成したものである。こ こで「点字印刷物」とは各種商品の包装材や容器、ラベル等である。このように点字印刷物 に文字と点字を併記することにより、視角健常者と視角障害者が一つ の点字印刷物を共用することが可能となり、売り場を分けたり、容器形状を変え たりすることなく、低コストで、視角障害者に対するサービス性を向上させるこ とができる。なお、印刷インキとして透明なものを使用すれば、文字に重なるか 否かを問わず、点字印刷物上のいずれの領域にも点字を形成することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【考案の実施の形態】図1には点字印刷物の一例としてジャムパンの包装フ ィルム1の一部を示す。包装フィルム1には視角健常者が識別できるようにカタ カナ文字の文字列2で「ジャムパン」の表示がなされている。そして、「ジャム パン」の文字列2に沿った下方位置に、上記「ジャムパン」に対応する点字列3 が厚盛り印刷によって形成されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【考案の効果】 以上のように本考案に係る点字印刷物は、視角健常者と視角 障害者が共用できるから、製品の売り場を分けたり、容器形状を変えたりするこ となく、低コストで視角障害者に対するサービス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装フィルムの表面の一部を拡大した正面図で
ある。
【図2】図1のII−II線に沿った拡大断面図である。
【符号の説明】
1…包装フィルム、11…フィルム基体、2…文字列、
3…点字列、31…点字。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月19日(2002.6.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 点字印刷物
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視角健常者が視認できる文字を印刷した
    基体表面に、厚盛り印刷により前記文字に対応する点字
    を形成したことを特徴とする表示体。
  2. 【請求項2】 前記基体に紫外線硬化型インキをスクリ
    ーン印刷しこれに紫外線を照射して前記厚盛り印刷によ
    る点字を形成した請求項1に記載の表示体。
  3. 【請求項3】 前記基体は熱可塑性プラスチックフィル
    ムであり、前記紫外線硬化型インキはポリエステル系の
    スクリーン印刷インキである請求項2に記載の表示体。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性プラスチックフィルム基体
    はポリオレフィンフィルムであり、前記ポリオレフィン
    フィルムに、コロナ処理とグラビアインキによるアンダ
    ーコートを施した請求項3に記載の表示体。
JP2002001721U 2002-03-29 2002-03-29 点字印刷物 Expired - Fee Related JP3089816U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019018549A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 白山印刷株式会社 加飾印刷物、点字印刷物、加飾印刷物の作製方法
KR20230116246A (ko) * 2022-01-28 2023-08-04 주식회사 삼영특수인쇄 플렉소 필름 인쇄 및 로터리 실크 스크린 인쇄를 이용한 점자 스티커 제조 방법

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