JP2004244077A - 立体模様付き容器 - Google Patents

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Kenji Kato
謙慈 加藤
Makoto Kirino
誠 桐野
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

【課題】立体模様を効果的に得ることができる模様付き容器を提供する。
【解決手段】容器表面に付された平面的な模様20の上に厚盛りインキ層30を重ねた立体模様付き容器において、厚盛りインキ層30の幅を、ほぼ0.5〜5mmの範囲に限定したことを特徴とする。
また、厚盛りインキ層30を面状の模様20の輪郭を縁取るように線状に設けたことを特徴とする。
また、厚盛りインキ層31は、中央が低く周縁部が線状に盛り上がった構造となっていることを特徴とする
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器表面に付された平面的な模様を立体的に見せる立体模様付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の立体模様付き容器としては、たとえば、特許文献1に記載されるようなものが知られている。すなわち、容器表面に付された平面的な模様に透明の厚盛りインキ層を重ねて塗布し、厚盛りインキ層のレンズ効果によって模様を立体的に浮き立たせるようになっていた。
【特許文献1】実開昭59−19530号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の立体模様付き容器では、広い面に塗布するとインキが盛り上がらずに立体感が乏しくなるという問題があった。盛り上がりインキ層を高くするためにはインキの粘度,印刷用の版のメッシュの大きさや厚み等をその都度調整しなければならない。
【0004】
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、立体模様を効果的に得ることができる模様付き容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にあっては、容器表面に付された平面的な模様の上に厚盛りインキ層を重ねた立体模様付き容器において、
前記厚盛りインキ層の幅を、ほぼ0.5〜5mmの範囲に限定したことを特徴とする。
厚盛りインキ層は高さは20〜300μm程度に設定することが好適である。
【0006】
また、容器表面に付された平面的な模様の上に厚盛りインキ層を重ねた立体模様付き容器において、厚盛りインキ層を面状の模様の輪郭を縁取るように線状に設けたことを特徴とする。
【0007】
また、容器表面に付された平面的な模様の上に厚盛りインキ層を重ねた立体模様付き容器において、前記厚盛りインキ層は、中央が低く周縁部が線状に盛り上がった構造となっていることを特徴とする。
また、前記厚盛りインキ層の上に箔を貼り付けたことを特徴とする。
本発明は、容器本体表面の他、容器蓋表面にも適用可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る立体模様付き容器を示している。
すなわち、この立体模様付き容器1は、容器本体10表面に付された印刷面の模様20の上に厚盛りインキ層30を重ねて模様20を立体的に浮き立たせた構成となっている。
容器は円筒型の金属容器で、模様20,21は円筒状の胴部表面に模様が施されている。模様20,21は、文字,記号,図形等が含まれもので、図示例では大サイズの模様20として比較的広い面積の丸形状および三角形状を例示し、小サイズの模様21として文字を例示している。
【0009】
厚盛りインキ層30には透明インキが用いられ、大サイズの模様20の輪郭を縁取るように線状に重ねられている(図1(A),(B),(C)参照)。
厚盛りインキ層の幅dおよび高さhは、視覚的に立体感が得られる大きさが必要である。検討の結果、厚盛りインキ層30の幅dは、0.5〜5mm程度に設定することが好適である。また、その高さhは、おおよそ、20〜300μm程度とすることが好適である。
この線幅d以内の幅の小サイズの模様21の場合には、図1(D),(E)に示すように、輪郭ではなく、模様21全体を覆うように重ねて塗布する。
【0010】
図1(C),(E),(F)は金属容器表面の層構造を示している。
すなわち、容器本体10を構成する金属材11表面に、模様が形成された印刷層12(下地処理層を含む)が設けられ、印刷層12の上に仕上げニス層13が設けられ、仕上げニス層13の上に厚盛りインキ層30が設けられている。
厚盛りインキ層30は、仕上げニス層13に付着する樹脂インキによって構成されるもので、この実施の形態では透明のインキが用いられる。透明インキを用いることにより、下の印刷表示の視認性に全く影響を与えることはない。もっとも、無色透明に限らず、色味のある透明インキを用いることもできるし、下層の印刷表示に影響を与えない範囲で、顔料を加えた不透明の着色インキを用いることもできる。
【0011】
厚盛りインキ層30の印刷は、スクリーン印刷によって行われる。スクリーン印刷以外の印刷方法を適用してもよいが、スクリーン印刷を用いれば、樹脂インキがスクリーンに形成された孔を通って被印刷体表面に盛り付けられるので、樹脂インキの厚盛りが可能で、本発明の厚盛りインキ層の形成に最適である。
厚盛りインキ層30の幅dおよび高さhは、使用する樹脂インキの粘度、スクリーンのメッシュの大きさ、版の厚さなどによって調整可能である。樹脂インキの粘度については、1〜450ポアズ程度に設定することが好ましく、スクリーンのメッシュ,版の厚さを調整することにより、厚盛りインキ層の幅および高さを調整する。たとえば、スクリーンのメッシュを60〜200程度、版の厚さを150〜350μm程度とすることが好適である。
【0012】
樹脂インキの樹脂材料としては、最表層の材質にもよるが、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、ウレタン系樹脂等が好適である。乾燥方式としては、紫外線硬化型、酸化重合型等が用いられる。
また、樹脂インキとしては、メディウムタイプが好適である。
【0013】
図2(A),(B)は、本発明の他の実施の形態に係る立体模様付き容器を示している。
この実施の形態では、厚盛りインキ層31が中央が低く周縁部が線状に盛り上がった構造となっている。中央部31aの高さが20〜60μm、周縁盛り上がり部31bの高さが40〜180μm程度とすることが好適である。
【0014】
図2(C),(D)は、レンズ効果を付与するものではなく、厚盛りインキ層30の表面に、箔50を貼り付けるホットスタンプを施した例を示している。
箔50には、シルバー,ゴールドの色付き、ホログラムが付されたがものを用いることができる。
なお、上記実施の形態では、容器本体表面の印刷層の模様を立体化する例を示したが、菓子容器等に用いられる金属容器の容器蓋表面の印刷層の模様を立体化する場合にも適用可能である。
また、容器本体表面や容器蓋表面の印刷層の模様の場所に応じて、厚盛りインキ層の高さを変化させるように印刷することも可能である。
【0015】
なお、本発明が適用される容器としては、2ピース缶,3ピース缶,エアゾール缶,ボトル,カップ等の金属容器が好適である。また、金属容器だけでなく、ガラス,プラスチック,陶器等の容器について適用可能である。
内容物としては、飲料、食料品(調味料,食用油など)、化粧品、洗剤類、芳香剤、殺虫剤など種々の内容物が適用可能である。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果を得ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、従来のように模様全体に厚盛りインキ層を重ねるのではなく、厚盛りインキ層の幅を0.5〜5mm程度に限定し、模様の所定箇所を浮き立たせることにより立体感を持たせる構成となっているので、従来のように模様の大きさに応じてインキの粘度等を調整する必要がなく、簡単に立体的な装飾効果を付与することができる。
0.5mmより小さいと、インキの付着面積が小さく厚盛りインキ層を構成することが難しくなり、立体感が乏しくなる。
また、5mmを超えると、表面がだれてきて厚盛りインキ層を構成することが難しくなり、やはり立体感が乏しくなる。
請求項2に記載の発明によれば、厚盛りインキ層の高さを20〜300μm程度に設定したので、より立体的効果が増大する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、厚盛りインキ層を面状の模様の輪郭を縁取るように線状に設けているので、面状の模様の周縁が際立ち、模様全体に塗布していなくても模様全体が浮き上がって見える。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、厚盛りインキ層を模様全体に重ねて塗布しても、厚盛りインキ層は中央が低く周縁部が線状に盛り上がった構造となっているので、面状の模様の周縁が際立ち、立体感を得ることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、厚盛りインキ層の上に箔を貼り付けることにより、装飾効果を高めることができる。
請求項6に記載の発明によれば、立体感のある模様を有する容器本体を得ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、立体感にある模様を有する容器蓋を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係る立体模様付き容器を示すもので、同図(A)は概略正面図、同図(B)は同図(A)の大サイズ模様の部分拡大図、同図(C)は同図(B)の断面図、同図(D)は同図(A)の小サイズ模様の部分拡大図、同図(E)は同図(D)の断面図、同図(F)は容器の断面構造を示す模式図である。
【図2】図2(A)は本発明の他の実施の形態に係る立体模様付き容器の部分正面図、同図(B)は同図(A)の模様の部分拡大断面図、同図(C)は本発明のさらに他の実施の形態に係る立体模様付き容器の箔と厚盛りインキ層との関係を示す説明図、同図(D)は同図(C)の箔を貼り付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 立体模様付き容器
10 容器本体、
20,21 模様
30 厚盛りインキ層
31 厚盛りインク層
31a中央部、31b 周縁部
40 マーク
50 箔

Claims (7)

  1. 容器表面に付された平面的な模様の上に厚盛りインキ層を重ねた立体模様付き容器において、
    前記厚盛りインキ層の幅を、ほぼ0.5〜5mmの範囲に限定したことを特徴とする立体模様付き容器。
  2. 厚盛りインキ層は高さは20〜300μm程度に設定される請求項1に記載の立体模様付き容器。
  3. 容器表面に付された平面的な模様の上に厚盛りインキ層を重ねた立体模様付き容器において、
    厚盛りインキ層を面状の模様の輪郭を縁取るように線状に設けたことを特徴とする立体模様付き容器。
  4. 容器表面に付された平面的な模様の上に厚盛りインキ層を重ねた立体模様付き容器において、
    前記厚盛りインキ層が、中央が低く周縁部が線状に盛り上がった構造となっていることを特徴とする立体模様付き容器。
  5. 前記厚盛りインキ層の上に箔を貼り付けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載の立体模様付き容器。
  6. 容器表面は容器本体表面である請求項1乃至5のいずれかの項に記載の立体模様付き容器。
  7. 容器表面は容器蓋表面である請求項1乃至5のいずれかの項に記載の立体模様付き容器。
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