JP3089639U - 木造建築物の横架材接合構造とその用具 - Google Patents

木造建築物の横架材接合構造とその用具

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JP3089639U JP2002002462U JP2002002462U JP3089639U JP 3089639 U JP3089639 U JP 3089639U JP 2002002462 U JP2002002462 U JP 2002002462U JP 2002002462 U JP2002002462 U JP 2002002462U JP 3089639 U JP3089639 U JP 3089639U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横架材を確実に接合するとともに、地震等で
力が加わったときにも緩んだり壊れたりすることがない
木造建築物の横架材接合構造とその用具の提供。 【解決手段】 接合金具主体50,80,110の下部
板バネ54,83,83,113……が横架材64,9
1,91,123……の下部板バネ案内溝72,94,
94,127……の内壁面72’,103,103,1
35を押圧するとともに、上記接合金具主体50,8
0,110の上端部溝59,88,88,119に挿入
された上部板バネ74,95,95,128……が、楔
部材75,96,96,129……を介して上記横架材
64,91,91,123……の上部凹型孔76,9
7,97,130……の内壁面76’,97’,9
7’,130’を押圧することにより上記横架材64,
91,91,123……が付勢される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は木造建築物における梁や桁等の横架材の接合構造とその用具に関する 。
【0002】
【従来の技術】
【0003】 木造建築物における梁や桁等の横架材と柱との接合構造として、たとえば、本 出願人の提案した、特許第2681620号公報に掲載されているものがある。 それは、図10,11により簡単に説明すると次のとおりのものである。
【0004】 1は、底板2と、その上面に垂直に設立され、上端部に楔係入溝3を形成した 芯板4と、両板2,4の長手方向一側端部に底板2から起立する取付け板5と、 底板2の上面であって芯板4の両側に起立する一対の案内片6,6とからなる接 合金具主体である。それは、上記取付け板5により、緊締ボルト7……およびナ ット8……を用いて柱9に取り付けられている。 10は、柱9に接合しようとする梁で、上記接合金具主体1の芯板4と案内片 6,6に、該柱9の端部11に形成した嵌合凹処12を嵌合させて底板2に乗載 した状態で、上記楔係入溝3と、それにほぼ対応する位置にある嵌合凹処12の 拡幅部13に、別に形成してある楔部材14を緊密に打ち込むようになっている 。 この楔部材14の打込みによって、梁10全体を柱9側に移動させ、その端部 11の接合面を柱9の側面に圧接させる。そして、ボルト挿通孔15,15に、 一方からボルト16,16を挿通し、他方側でナット17,17により緊締し固 定する。
【0005】 また、同特許公報には横架材同士の接合構造も掲載されている。それは、図1 2,13により簡単に説明すると次のとおりのものである。
【0006】 18は、接合金具主体で、それは、底板19と、その上面に垂直に設立され、 上端に楔係入溝20,20を備えた芯板21と、上記底板19の長手方向両端部 の上面の、芯板21の両側に各一対起立させた案内片22……とからなる。 23,24は、互いに接合しようとする梁で、上記接合金具主体18の芯板2 1と案内片22……に、端部25,26に形成した嵌合空処27,28を嵌合さ せて底板19に乗載した状態で、上記楔係入溝20,20と、それにほぼ対応す る位置にある嵌合凹処27,28の拡幅部29,30に、楔部材31,32を緊 密に打ち込むようになっている。 この楔部材31,32の打込みによって、梁23,24全体がたがいに移動接 近し、その接合面33,34同士を圧接する。そして、ボルト挿通孔35……に 、その一方からボルト36……を挿通し、他方側でナット37……により緊締し 固定する。
【0007】 また、柱の各側面に複数本の横架材を接合した構造としては特開平8−607 48号公報記載のものがある。それは、図14,15により簡単に説明すると次 のとおりのものである。
【0008】 38は、直交する2枚の芯板39,39’からなる接合金具主体で、それは、 芯板39,39’の各外端40,40,40’,40’にボルト等挿通孔41… …を複数備えている。42は柱で、上記接合金具主体は、その柱に穿設した空洞 部内に配置されている。 43……は上記柱42に接合する梁で、その端部44……に縦溝45……を設 け、その側面には該端部44……を横断貫通する複数のボルト等挿通孔46…… を穿設している。 梁43……の接合は、芯板39,39’の外端40,40,40’,40’に 、梁43……の縦溝45……を嵌合させるとともに、一致したボルト等挿通孔4 1……および46……に、ボルトや栓等47……を打ち込むことにより行う。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のように楔部材14,31,32やボルト等47……を梁10, 23,24,43……の端部の所定の位置に緊密に打ち込む接合構造では、地震 等で力が加わったときに接合部位が変形する余裕空間がないので、打ち込んだ楔 部材等14,31,32,47……が潰れたり、ボルト16,36,47が歪む 等して、一旦接合が緩むと、もとの状態には戻らない。
【0010】 そこで、本考案は、横架材を確実に接合するとともに、地震等で力が加わった ときにも緩んだり壊れたりすることがない木造建築物の横架材接合構造とその用 具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本考案木造建築物の横架材接合構造は次の構成からなる。 (1) 接合金具主体50,80,110が、底板51,81,112……と 、その上面に設立した、上端に上端部溝59,88,88,119,119を形 成し、下端に下部窓孔55,84,84,115,115を開設してなる芯板5 2,82,111a,111bと、上記下部窓孔55,84,84,115,1 15を貫通させて設立した下部板バネ54,83,83,113……とを備えて いる。 (2)横架材64,91,91,123……が、上記接合金具主体50,8 0,110の芯板52,82,111a,111bを受入する縦溝70,92, 92,125……と、上記底板51,81,112……を受入する扁平凹処71 ,93,93,126……と、上記縦溝70,92,92,125……と扁平凹 処71,93,93,126……との間に設けた、上記下部板バネ54,83, 83,113……を受入する下部板バネ案内溝72,94,94,127……と 、上記上端部溝59,88,88,119に挿入した上部板バネ74,95,9 5,128……および楔部材75,96,96,129……とを受入する上部凹 形孔76,97,97,130……とを備えている。 (3)上記接合金具主体の底板51,81,112……に上記横架材64,9 1,91,123……の端部64’,91’,91’,123’……が乗載され 、上記下部板バネ54,83,83,113……に上記下部板バネ案内溝72, 94,94,127……が緊密に嵌合し、上記下部板バネ54,83,83,1 13……が上記下部板バネ案内溝72,94,94,127……の内壁面72’ ,103,103,135を押圧するとともに、上記上端部溝59,88,88 ,119に挿入された上記上部板バネ74,95,95,128……が、上記上 部凹形孔76,97,97,130……に緊密に打ち込まれた上記楔部材75, 96,96,129……を介して上記上部凹型孔76,97,97,130…… の内壁面76’,97’,97’,130’を押圧することによって上記横架材 64,91,91,123……が付勢される。
【0012】 請求項2に係る本考案木造建築物の横架材接合構造は次の構成からなる。 (1)接合金具主体50が、長方形状の底板51の長手方向一側端に取付け板 53を設立し、同長手方向中心線に沿って上面に設立した同じく長方形状の芯板 52の他側端の下端に、下部窓孔55を開設するとともに、その上側に、上方向 および下方向に突出した引掛片56,56と湾曲縁部56’とによって囲繞形成 される上部板バネ保持溝57と、該上部板バネ保持溝57の上記取付け板53の 側に設けられた上記芯板52の上端に開口する楔部材受入溝58とを連続させて なる上端部溝59を形成し、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる下部板バネ 54を、その膨らみを上記取付け板53側に向け、両端54a,54bを上下に して、上記下部窓孔55を貫通した状態で、その下端54bを上記下部窓孔55 の下端部に固着してなる。 (2)横架材64が、その端部64’に、接合面78および上面64aに開口 し、上記接合金具主体50の芯板52を受入する所要の大きさと形状にした縦溝 70、上記接合面78および底面64bに開口し、上記底板51を受入する所要 の大きさと形状にした扁平凹処71、それら縦溝70と扁平凹処71との間に設 けた、上記下部板バネ54を受入する所要の大きさと形状にした下部板バネ案内 溝72、および、上面64aに開口し、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる 上部板バネ74と直方体状の楔部材75を受入する所要の大きさと形状にした、 上記縦溝70の一部を拡幅してなる上部凹形孔76とを連続させてなる嵌合空処 77を備えている。 (3)上記取付け板53によって柱63に取り付けられた上記接合金具主体5 0の底板51に、上記横架材64の端部64’が乗載され、上記下部板バネ54 に下部板バネ案内溝72が緊密に嵌合し、上記下部板バネ54が上記下部板バネ 案内溝72の内壁面72’を押圧するとともに、上記上部板バネ74が、その膨 らみを接合面78側に向け、両端74a,74bを上下にして、上記上部凹形孔 76内に突出する状態となっている上記引掛片56,56の間の上記上部板バネ 保持溝57に挿入され、その接合面78側の空間に緊密に打ち込まれた楔部材7 5を介して上記上部凹形孔76の内壁面76’を押圧することにより、上記横架 材64の接合面78が、上記柱63の取付け面65に圧接されている。
【0013】 請求項3に係る本考案木造建築物の横架材接合構造は次の構成からなる。 (1)接合金具主体80が、長方形状の底板81の長手方向中心線に沿って上 面に設立した芯板82の両端の下端に、下部窓孔84,84を開設するとともに 、それらの上側に、上方向および下方向に突出した引掛片85……と湾曲縁部8 5’とによって囲繞形成される上部板バネ保持溝86,86と、それらの内側に 設けられた上記芯板82の上端に開口する楔部材受入溝87,87とを連続させ てなる上端部溝88,88を形成し、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる下 部板バネ83,83を、その膨らみを上記接合金具主体80の中央側に向け、両 端を上下にして、上記下部窓孔84,84を貫通した状態で、その下端を上記下 部窓孔84,84の下端部に固着してなる。 (2)横架材91,91が、その端部91’,91’に、接合面102,10 2および上面100,100に開口し、上記接合金具主体80の芯板82の半分 を受入する所要の大きさと形状にした縦溝92,92、底面101,101に開 口し、上記底板81,81の半分を受入する所要の大きさと形状にした扁平凹処 93,93、上記縦溝92,92と扁平凹処93,93の間に設けた、上記下部 板バネ83,83を受入する所要の大きさと形状にした下部板バネ案内溝94, 94、および、上面100,100に開口し、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させ てなる上部板バネ95,95と直方体形状の楔部材96,96を受入する所要の 大きさと形状にした、上記縦溝92,92の一部を拡幅してなる上部凹形孔97 ,97とを連続させてなる嵌合空処98,98を備えている。 (3)上記接合金具主体80の底板81に、上記横架材91,91の端部91 ’,91’が乗載され、上記下部板バネ83,83に下部板バネ案内溝94,9 4が緊密に嵌合し、上記下部板バネ83,83が上記下部板バネ案内溝94,9 4の内壁面を押圧するとともに、上記上部板バネ95,95が、その膨らみを接 合面102,102側に向け、両端を上下にして、上記上部凹形孔97,97内 に突出する状態となっている上記引掛片85,85の間の上記上部板バネ保持溝 86,86に挿入され、その接合面102,102側の空間に緊密に打ち込まれ た楔部材96,96を介して上記上部凹形孔97,97の内壁面97’,97’ を押圧することにより、上記横架材91,91の接合面102,102が、互い に圧接されている。
【0014】 請求項4に係る本考案木造建築物の横架材接合構造は次の構成からなる。 (1)接合金具主体110が、中央部に縦長のスリット孔114を開設した長 方形の芯板111aと、上記スリット孔114に直角に挿入された、上記芯板1 11aよりも高さを低くした芯板111bの各々の両端の下端に下部窓孔115 ……を開設するとともに、それらの上側に、上方向および下方向に突出した引掛 片116……と湾曲縁部116’とによって囲繞形成される上部板バネ保持溝1 17……と、それらの内側に設けられた上記芯板111a,111bの上端に開 口する楔部材受入溝118……とを連続させてなる上端部溝119……を形成し 、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる下部板バネ113……を、その膨らみ を該接合金具主体110の中心側に向け、両端を上下にして上記下部窓孔115 ……を貫通した状態で、その下端を上記下部窓孔115……の下端部に固着して なる。 (2)横架材123……が、その端部123’……に、接合面132……およ び上面133に開口し、上記接合金具主体110の芯板111a,111bの一 端を受入する所要の大きさと形状にした縦溝125……、底面134……に開口 し、底板112……を受入する所要の大きさと形状にした扁平凹処126……、 上記縦溝125……と扁平凹処126……との間に設けた、上記下部板バネ11 3……を受入する所要の大きさと形状にした下部板バネ案内溝127……、およ び、上面133に開口し、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる上部板バネ1 28……と楔部材129……を受入する所要の大きさと形状にした、上記縦溝1 25……の一部を拡幅してなる上部凹形孔130……とを連続させてなる嵌合空 処131……を備えている。 (3)柱122内部の嵌合空処124に嵌め込まれた上記接合金具主体110 の底板112……に、上記横架材123……の端部123’……が乗載され、上 記下部板バネ113……に下部板バネ案内溝127……が緊密に嵌合し、上記下 部板バネ113……が上記下部板バネ案内溝127……の内壁面135を押圧す るとともに、上記上部板バネ128……が、その膨らみを接合面132……側に 向け、両端を上下にして、上記上部凹形孔130……内に突出する状態となって いる上記引掛片116,116の間の上記上部板バネ保持溝117……に挿入さ れ、その接合面132……側の空間に緊密に打ち込まれた楔部材129……を介 して上記上部凹形孔130……の内壁面130’を押圧することにより、上記横 架材123……の接合面132……が、柱122の側面に圧接されている。
【0015】 請求項5に係る本考案木造建築物の横架材接合用具は、(1)長方形状の底板 51の長手方向一側端に取付け板53を設立し、同長手方向中心線に沿って上面 に設立した同じく長方形状の芯板52の他側端の下端に、下部窓孔55を開設す るとともに、その上側に、上方向および下方向に突出した引掛片56,56と湾 曲縁部56’とによって囲繞形成される上部板バネ保持溝57と、該上部板バネ 保持溝57の上記取付け板53の側に設けられた上記芯板52の上端に開口する 楔部材受入溝58とを連続させてなる上端部溝59を形成し、鋼製の方形板を円 弧状に湾曲させてなる下部板バネ54を、その膨らみを上記取付け板53側に向 け、両端54a,54bを上下にして、上記下部窓孔55を貫通した状態で、そ の下端54bを上記下部窓孔55の下端部に固着してなる接合金具主体50と、 (2)上記上部板バネ保持溝57に挿入する、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させ てなる上部板バネ74と、(3)上記楔部材受入溝58に挿入する直方体形状の 楔部材75とからなる。
【0016】 請求項6に係る本考案木造建築物の横架材接合用具は、(1)長方形状の底板 81の長手方向中心線に沿って上面に設立した芯板82の両端の下端に、下部窓 孔84,84を開設するとともに、それらの上側に、上方向および下方向に突出 した引掛片85……と湾曲縁部85’とによって囲繞形成される上部板バネ保持 溝86,86と、それらの内側に設けられた上記芯板82の上端に開口する楔部 材受入溝87,87とを連続させてなる上端部溝88,88を形成し、鋼製の方 形板を円弧状に湾曲させてなる下部板バネ83,83を、その膨らみを上記接合 金具主体80の中央側に向け、両端を上下にして、上記下部窓孔84,84を貫 通した状態で、その下端を上記下部窓孔84,84の下端部に固着してなる接合 金具主体80と、(2)上記上部板バネ保持溝86,86に挿入する、鋼製の方 形板を円弧状に湾曲させてなる上部板バネ95と、(3)上記楔部材受入溝87 ,87に挿入する直方体形状の楔部材96,96とからなる。
【0017】 請求項7に係る本考案木造建築物の横架材接合用具は、(1)中央部に縦長の スリット孔114を開設した長方形の芯板111aと、上記スリット孔114に 直角に挿入された、上記芯板111aよりも高さを低くした芯板111bの各々 の両端の下端に下部窓孔115……を開設するとともに、それらの上側に、上方 向および下方向に突出した引掛片116……と湾曲縁部116’とによって囲繞 形成される上部板バネ保持溝117……と、それらの内側に設けられた上記芯板 111a,111bの上端に開口する楔部材受入溝118……とを連続させてな る上端部溝119……を形成し、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる下部板 バネ113……を、その膨らみを該接合金具主体110の中心側に向け、両端を 上下にして上記下部窓孔115……を貫通した状態で、その下端を上記下部窓孔 115……の下端部に固着してなる接合金具主体110と、(2)上記上部板バ ネ保持溝117に挿入する鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる上部板バネ7 4と、(3)上記楔部材受入溝118に挿入する直方体形状の楔部材75とから なる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下には、まず、本考案木造建築物の横架材接合構造とその用具を、柱の一側 面への梁(横架材)の接合構造に適用した第1実施形態について図1〜4を参照 し詳しく述べる。
【0019】 50は、金属製の接合金具主体で、それは、長方形状の底板51と、その長手 方向中心線に沿って、上面に垂直に設立している同じく長方形状の芯板52と、 これら底板51および芯板52の両板の長手方向一側端部に底板51から起立す る取付け板53と、上記芯板52の同方向他端側の下端に開設した、長辺55a と短辺55bによって囲まれる三日月形状の下部窓孔55を貫通させて設立した 下部板バネ54からなる。
【0020】 下部板バネ54は、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなるもので、その膨ら みを上記取付け板53側に向け、両端54a,54bを上下にして、上記下部窓 孔55を貫通した状態で、その下端54bを上記下部窓孔55の下端部に溶接等 によって固着している。
【0021】 その下部板バネ54の曲率は、上記下部窓孔55の短辺55bの曲率よりも大 きくなっており、該下部板バネ54と該短辺55bの間に、余裕空間55cを形 成している。その下部板バネ54は、その膨らんでいる側から上記短辺55bに 当接するところまで押圧されると、それ以上は変形しないので、過大な力が加え られても永久ひずみを生ずることはない。
【0022】 上記下部窓孔55の上側には、上方向および下方向に突出した引掛片56,5 6が備えられており、また、それらと湾曲縁部56’との間に囲繞形成され、後 述の上部板バネ74を保持する上部板バネ保持溝57と、該上部板バネ保持溝5 7の上記取付け板53の側に設けられた上記芯板52の上端に開口する楔部材受 入溝58とを連続させてなる上端部溝59が形成されている。
【0023】 芯板52のほぼ中央には、ボルト挿通孔61が穿設してある。それは、やや横 長の略楕円形状で、そこに挿通させるボルト60の径よりも十分に広く開口して いる。また、上記取付け板53には、芯板52の両側に位置する複数の取付けボ ルト挿通孔62……を穿設してある。
【0024】 この接合金具主体50は、金属板製の底板51,芯板52,取付け板53、お よび、下部板バネ54を各別に用意し、それらを溶接またはねじ止め等適宜の手 段方法で組み立てるとか、全体を一体成形することによって、製作できる。
【0025】 63,64は接合する柱と梁を示すものである。 その柱63の取付け面65には、上記接合金具主体50の取付け板53の厚さ の分だけ窪み、同取付け板53を受入する大きさの凹部66が穿設されている。 その凹部66内には、取付け板53の取付けボルト挿通孔62……と一致する配 置で、複数の取付けボルト挿通孔67……が穿設されている。
【0026】 上記接合金具主体50は、この柱63に、取付け板53を上記凹部66に嵌合 させた状態、すなわち柱63の取付け面65と取付け板53の表面が面一となっ た状態で、取付けボルト挿通孔62……および67……に挿通した複数の取付け ボルト68……に、緊締ナット69……を螺合緊締することで、取り付けられる 。
【0027】 梁64の端部64’には、上記接合金具主体50の芯板52を受入する所要の 大きさと形状にした縦溝70と、同接合金具主体50の底板51を受入する所要 の大きさと形状にした扁平凹処71と、それら縦溝70と扁平凹処71との間に 設けた、上記下部板バネ54を受入する所要の大きさと形状の下部板バネ案内溝 72と、その下部板バネ案内溝72の上側に配置された、後述の上部板バネ74 および楔部材75を受入する所要の大きさと形状にした上部凹形孔76とを連続 させてなる嵌合空処77を備えている。
【0028】 上記縦溝70は、梁64の接合面78および上面64aに開口し、上記扁平凹 処71は、接合面78および下面64bに開口している。また、上記上部凹形孔 76は上記縦溝70の梁64の上面64aへの開口の一部を拡幅してなるもので ある。
【0029】 68’……は、取付けボルト68……の突出先端と、そこに螺合した緊締ナッ ト69……を受入するために上記接合面78に所要の配置で設けた窪みである。 また、梁64には、縦溝70を貫いてボルト60を挿通するボルト挿通孔60’ が穿設されている。
【0030】 上記上部板バネ74は、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなるもので、その 曲率は上記上部板バネ保持溝57の湾曲縁部56’の曲率よりも大きくなってい る。また、楔部材75は、木製、金属製等の直方体形状のものである。
【0031】 梁64の柱63への接合は次のようにして行われる。 まず、柱63に固定された上記接合金具主体50に、梁64の嵌合空処77を 嵌合させて、端部64’を該接合金具主体50の底板51上に乗載する。すなわ ち、それは梁64の縦溝70と接合金具主体50の芯板52の位置を合わせつつ 、梁64を下ろしてゆき、下部板バネ案内溝72の接合面78側の内壁面72’ を下部板バネ54に押圧させ、該下部板バネ54を変形させながら、それに該下 部板バネ案内溝72を嵌め込むことにより行う。
【0032】 これにより、下部板バネ54は、押圧された状態で下部板バネ案内溝72に緊 密に嵌合し、その復元力によって上記内壁面72’を押圧する。したがって、梁 64は、その下部板バネ54によって柱63の方向に付勢され、接合面78は柱 63に圧接される。また、同時に、扁平凹処71が底板51に嵌合する。
【0033】 次に、梁64の上面64aに開口した上部凹形孔76内に突出する状態となっ ている上記芯板52の引掛片56,56の間の上部板バネ保持溝57に、上記上 部板バネ74を次のように挿入する。
【0034】 まず、該上部板バネ74を、その膨らみを接合面78側に向け、両端74a, 74bを上下にして、上部凹形孔76の底部に落とし込み、次に、それを持ち上 げながら、上端74aを芯板52の上側の引掛片56の内側に引っ掛ける。その 後、下端74bを押し込んで下側の引掛片56の上に乗載する。これにより、上 部板バネ74は、上下の引掛片56,56に両遊端74a,74bを引っ掛け、 かつ、湾曲縁部56’との間に、余裕空間56”を形成した状態で保持される。 その上部板バネ74は、上記湾曲縁部56’に当接するまで押圧されると、それ 以上は変形しないので、過大な力が加えられても永久ひずみを生ずることはない 。
【0035】 その後、上記上部板バネ74を挿入した上部凹形孔76の接合面78側の空い ている空間に、楔部材75を、上記上部板バネ74を押圧しながら、緊密に打ち 込む。これにより、上部板バネ74は、芯板52の上部板バネ保持溝57と楔部 材75との間に、その頂部を該楔部材75に当接させ、押圧された状態で保持さ れる。したがって、上部板バネ74は、楔部材75を介し、上部凹形孔76の内 壁面76’を押圧し、梁64を柱63の方向に付勢することとなる。その後、ボ ルト60をボルト挿通孔61および60’に挿通し、その先端にナット60”を 螺合することにより木造建築物の横架材接合構造が完成される。
【0036】 このように、本実施形態に係る木造建築物の横架材接合構造は、梁64を接合 金具主体50の底板51に乗載し、上部板バネ74を上端部溝59に挿入し、楔 部材75を上部凹型孔76に打ち込むことにより、容易に接合構造を完成するこ とができる。 すなわち、接合金具主体50には、下部板バネ54を、両端54a,54bを 上下にして、その下端54bを固着することによって設立するようにしたので、 梁64を接合金具主体50の底板51に上側から乗載すると同時に上記下部板バ ネ54に、梁64の下部板バネ案内溝72を嵌合させることができる。 また、上部板バネ74を、両端74a,74bを上下にして上部板バネ保持溝 57に挿入した後に、梁64の上面64a側から楔部材75を緊密に打ち込めば よいから、接合作業が簡単である。
【0037】 上記接合構造によって梁63に接合された梁64は、嵌合空処77内の上下に 下部板バネ54と上部板バネ74を配設した状態となるので、梁64は柱63の 方向にバランス良く付勢され、梁53の接合面78は柱63の取付け面65にし っかりと圧接される。したがって、梁53と柱63が互いに確実に接合された状 態となる。 さらに、地震等によって梁64と柱63とを引き離す方向に力が加わったとき には、両板バネ54,74が変形して振動や衝撃を吸収し和らげる緩衝機能を果 たすので横架材の接合が壊れることがない。 しかも、下部窓孔55および上部板バネ保持溝57は両板バネ54,74の変 形を妨げない余裕空間55c,56”をもった形状となっており、また、芯板5 2のボルト挿通孔61は、そこに挿通したボルト60の径よりも十分に広く開口 しているから、力が加わっても接合が壊れてしまうことがない。 もちろん、加わった力が取り除かれたときにはそれら上下に配された板バネ5 4,74の復元力によって梁64の接合面78はふたたび柱63の側面すなわち 取付け面65に圧接されるので、地震等の後に接合が緩むこともない。
【0038】 また、下部板バネ54および上部板バネ74は、下部窓孔55の短辺55b、 または、上部板バネ保持溝57の湾曲縁部56’に当接するまで押圧されると、 それ以上変形しないようになっているので、過大な力が加わったときに、これら の板バネ54,74に永久ひずみが生じて、板バネ54,74の復元力が弱まっ てしまうということがない。
【0039】 続いて、本考案木造建築物の横架材接合構造とその用具を、梁(横架材)同士 の接合構造に適用した第2実施形態について図5,6を参照し詳しく述べる。
【0040】 80は、接合金具主体で、それは、長方形状の底板81と、その長手方向中心 線に沿って、上面に垂直に設立している同じく長方形状の芯板82と、その芯板 82の両端の下端に開設した、長辺と短辺によって囲まれる三日月形状の下部窓 孔84,84を貫通させて設立した下部板バネ83,83とからなる。
【0041】 下部板バネ83,83は、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなるもので、 その膨らみを上記接合金具主体80の中央側に向け、両端を上下にして、上記下 部窓孔84,84を貫通した状態で、その下端を上記下部窓孔84,84の下端 部に溶接等によって固着している。
【0042】 その下部板バネ83,83の曲率は、上記下部窓孔84,84の短辺の曲率よ りも大きくなっており、該下部板バネ83,83と該短辺との間に、余裕空間8 4a,84aを形成している。それら下部板バネ83,83は、それらの膨らん でいる側から上記短辺に当接するところまで押圧されると、それ以上は変形しな いので、過大な力が加えられても永久ひずみを生ずることはない。
【0043】 上記下部窓孔84,84の上側には、上方向および下方向に突出した引掛片8 5……が備えられており、また、それらと湾曲縁部85’とに囲繞形成され、後 述の上部板バネ95を保持する上部板バネ保持溝86,86と、それらの内側、 すなわち該接合金具主体80の中央寄りに設けられた芯板82の上端に開口する 楔部材受入溝87,87とを連続させてなる上端部溝88,88が形成されてい る。
【0044】 上記上端部溝88,88の内側、すなわち、芯板82の中央寄りの2箇所には 、ボルト挿通孔90,90を穿設してある。それらは、やや横長の略楕円形状で 、そこに挿通させるボルト89の径よりも十分に広く開口している。
【0045】 上記構成の接合金具主体80は、金属板製の底板81,芯板82、および、下 部板バネ83,83を各別に用意し、それらを溶接またはねじ止め等適宜の手段 方法で組み立てるとか、全体を一体成形することによって製作できる。
【0046】 91,91は、互いに接合しようとする2本の梁を示すものである。 これらの梁91,91の、端部91’、91’には、上記接合金具主体80の 芯板82の半分を受入する所要の大きさと形状にした縦溝92,92、同接合金 具主体80の底板81の半分を受入する所要の大きさと形状にした扁平凹処93 ,93と、それら縦溝92,92と扁平凹処93,93との間に設けた、下部板 バネ83,83を受入する所要の大きさと形状の下部板バネ案内溝94,94と 、その下部板バネ案内溝94,94の上側に配置された、後述の上部板バネ95 ,95および楔部材96,96を受入する所要の大きさと形状にした上部凹形孔 97,97とを連続させてなる嵌合空処98,98を備えている。 上記縦溝92,92は、梁91,91の接合面102,102および上面10 0,100に開口するとともに、その下面101,101側に位置し、接合面1 02,102および下面101,101に開口する上記扁平凹処93,93に連 続している。また、上記上部凹形孔97,97は、上記縦溝92,92の上面1 00,100への開口部分の一部を拡幅してなるものである。
【0047】 また、梁91,91には、縦溝92,92を貫いてボルト89,89を挿通す るボルト挿通孔105,105が穿設されている。
【0048】 上記上部板バネ95,95は、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなるもので 、その曲率は上記上部板バネ保持溝86の湾曲縁部85’の曲率よりも大きくな っている。また、楔部材96,96は、木製、金属製等の直方体形状のものであ る。
【0049】 これらの梁91,91の接合は、次のようにして行われる。 まず、上記接合金具主体80に梁91,91の嵌合空処98,98を嵌合させ て、端部91’91’を該接合金具主体80の底板81上に乗載する。すなわち 、それは対向させた2本の梁91,91の縦溝92,92と接合金具主体80の 芯板82の位置を合わせつつ、梁91,91を下ろしてゆき、下部板バネ案内溝 94,94の接合面102,102側の内壁面103,103を下部板バネ83 ,83に押圧させ、該下部板バネ83,83を変形させながら、それに該下部板 バネ案内溝94,94を嵌め込むことにより行う。 これにより、下部板バネ83,83は、押圧された状態で下部板バネ案内溝9 4,94に嵌合し、その復元力によって上記内壁面103,103を押圧する。 したがって、梁91,91は、その下部板バネ83,83によって、接合面10 2,102の方向へ付勢され、それら接合面102,102は互いに圧接される 。また、同時に、扁平凹処93,93に底板81が嵌合する。
【0050】 次に、梁91,91の上面100,100に開口した上部凹形孔97,97内 に突出する状態となっている上記芯板82の引掛片85……の間の上部板バネ保 持溝86,86に、上記上部板バネ95,95を次のように挿入する。
【0051】 まず、該上部板バネ95,95を、その膨らみを接合面102,102側に向 け、両端を上下にして、上部凹形孔97の底部に落とし込み、次に、それを持ち 上げながら、上端を芯板82の上側の引掛片85,85の内側に引っ掛け、その 後、下端を押し込んで下側の引掛片85に乗載する。これにより、該上部板バネ 95,95は、上下の引掛片85……に両端を引っ掛け、かつ、湾曲縁部85’ との間に、余裕空間を形成した状態で保持される。それら上部板バネ95,95 は、上記湾曲縁部85’に当接するまで押圧されると、それ以上は変形しないの で、過大な力が加えられても永久ひずみを生ずることはない。
【0052】 その後、上記上部板バネ95,95を挿入した上部凹形孔97,97の接合面 102,102側の空いている空間に、楔部材96,96を、上部板バネ95, 95を押圧しながら緊密に打ち込む。これにより、上部板バネ95,95は、芯 板82の上部板バネ保持溝86,86と楔部材96,96との間に、その頂部を 該楔部材96に当接させ、押圧された状態で保持される。したがって、上部板バ ネ95,95は、楔部材96,96を介し、上部凹形孔97,97の内壁面97 ’を押圧し、梁91,91を接合面102,102の方向に付勢することとなる 。その後、ボルト89,89をボルト挿通孔105,105および90,90に 挿通し、その先端にナット106,106を螺合することにより木造建築物の横 架材接合構造が完成される。
【0053】 さらに、本考案木造建築物の横架材接合構造とその用具を、柱の各側面への複 数の梁(横架材)の接合構造に適用した第3実施形態について図7,8を参照し 詳しく述べる。
【0054】 110は、接合金具主体で、それは、互いに直交する長方形の芯板111aお よび111bと、これら各々の長手方向両端部にそれぞれ取り付けられた底板1 12……と、上記芯板111a,111bの各々の下端に開設した、長辺と短辺 によって囲まれる三日月状の下部窓孔115……を貫通させて設立した下部板バ ネ113……からなる。
【0055】 上記一方の芯板111aは、上記他方の芯板111bよりも高さを高くしてあ って、その中央部には縦長のスリット孔114を開設し、該他方の芯板111b をそのスリット孔114に直角に挿入させている。また、底板112……は、所 要の大きさの長方形状のもので、上記芯板111a,111bの両端の下端に溶 接またはねじ止め等の手段方法で固着されている。
【0056】 下部板バネ113……は、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなるもので、そ の膨らみを上記接合金具主体110の中心側に向け、両端を上下にして、上記下 部窓孔115……を貫通した状態で、その下端を上記下部窓孔115……の下端 部に溶接等によって固着している。
【0057】 その下部板バネ113……の曲率は、上記下部窓孔115……の短辺の曲率よ りも大きくなっており、該下部板バネ113……と該短辺との間に、余裕空間1 15a……を形成している。その下部板バネ113……は、その膨らんでいる側 から上記短辺に当接するところまで押圧されると、それ以上は変形しないので、 過大な力が加えられても永久ひずみを生ずることはない。
【0058】 上記下部窓孔115……の上側には、上方向および下方向に突出した引掛片1 16,116が備えられており、また、それらと湾曲縁部116’とに囲繞形成 され、後述の上部板バネ128を保持する上部板バネ保持溝117……と、それ らの内側、すなわち該接合金具主体110の中心側に設けられた、上記芯板11 1a,111bの上端に開口した所要形状の楔部材受入溝118……とを連続さ せてなる上端部溝119……が形成されている。
【0059】 各芯板111a,111bには、左右に2つのボルト挿通孔121……を穿設 してある。それらは、やや横長の略楕円形状でそこに挿通させるボルト120の 径よりも十分に広く開口している。
【0060】 122は柱、123……は、その柱122に四方から接合される梁である。 その柱122の内部には、上記接合金具主体110を嵌合する十字形の嵌合空 処124が穿設されており、上記接合金具主体110は、その嵌合空処124に 嵌め込まれた状態となっている。
【0061】 上記梁123……の端部123’……には、上記接合金具主体110の芯板1 11a,111bの一端を受入する所要の大きさと形状にした縦溝125と、底 板112を受入する所要の大きさと形状にした扁平凹処126と、それら縦溝1 25と扁平凹処126との間に設けた下部板バネ113を受入する所要の大きさ と形状の下部板バネ案内溝127と、後述の上部板バネ128および楔部材12 9を受入する所要の大きさと形状にした上部凹形孔130とを連続させてなる嵌 合空処131……を備えている。上記縦溝125は、梁123の端部123’の 接合面132および上面133に開口し、扁平凹処126は下面134に開口し ている。また、上部凹形孔130は上記縦溝125の梁123の上面133への 開口の一部を拡幅してなるものである。
【0062】 また、梁123……には、縦溝125……を貫いてボルト120……を挿通す るボルト挿通孔136が穿設されている。
【0063】 上記上部板バネ128……は、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなるもので 、その曲率は上記上部板バネ保持溝117……の湾曲縁部116’の曲率よりも 大きくなっている。また、楔部材129……は、木製、金属製等の直方体形状の ものである。
【0064】 4本の梁123の柱122への接合は次のようにして行われる。 まず、梁123の端部123’の嵌合空処131を、柱122に嵌め込んであ る上記接合金具主体110に嵌合させる。すなわち、それは梁123の縦溝12 5と接合金具主体110の芯板111a,111bの位置を合わせつつ、梁12 3を下ろしてゆき、下部板バネ案内溝127の接合面132側の内壁面135で 下部板バネ113を押圧し、それを変形させながら該下部板バネ案内溝72を上 記下部板バネ54に嵌め込むことにより行う。
【0065】 これにより、下部板バネ113は、押圧された状態で該下部板バネ案内溝12 7に嵌合し、その復元力によって、上記内壁面135を押圧する。したがって、 各梁123は、下部板バネ113によって接合面132の方向へ付勢され、接合 面132は柱122の側面に圧接される。また、同時に、扁平凹処126に底板 112が嵌合する。
【0066】 次に、各梁123の上面に開口した上部凹形孔130内に突出する状態となっ ている上記芯板111aの引掛片116,116の間の上部板バネ保持溝117 に、上記上部板バネ128を以下のように挿入する。
【0067】 まず、該上部板バネ128を、その膨らみを接合面132側に向け、両端を上 下にして、上部凹形孔130の底部に落とし込み、それを持ち上げながら、上端 を芯板111a,111bの上側の引掛片56の内側に引っ掛け、その後、下端 を押し込んで下側の引掛片116に乗載する。これにより、該上部板バネ128 は、上下の引掛片116,116に両端を引っ掛け、かつ、湾曲縁部116’と の間に余裕空間を形成した状態で保持される。その上部板バネ128は、上記湾 曲縁部116’に当接するまで押圧されると、それ以上は変形しないので、過大 な力が加えられても永久ひずみを生ずることはない。
【0068】 その後、上記上部板バネ128を挿入した上部凹形孔130の、接合面132 側の空いている空間に、楔部材129を、上部板バネ128を押圧しながら緊密 に打ち込む。これにより、上部板バネ128は、芯板111aの上部板バネ保持 溝117と楔部材129との間に、その頂部を該楔部材129に当接させ、押圧 された状態で保持される。したがって、上部板バネ128は、楔部材129を介 し、上部凹形孔130の内壁面130’を押圧し、梁123を接合面132の方 向に付勢することとなる。最後に、ボルト120をボルト挿通孔136および1 21に挿通し、その先端にナット137を螺合する。 これにより各梁123の柱122への接合が完了する。
【0069】
【考案の効果】
以上述べたところから明らかなように、請求項1記載の本考案木造建築物の横 架材接合構造によれば次の効果を奏する。 横架材を接合金具主体の底板に乗載し、上部板バネを上端部溝に挿入し、楔部 材を上部凹型孔に打ち込むことにより、容易に接合構造を完成することができる 。 また、横架材は、下部板バネと上部板バネによってバランス良く付勢される。 さらに、地震等によって力が加わったときには、両板バネが変形して振動や衝 撃を吸収し和らげる緩衝機能を果たす。
【0070】 請求項2,3,4記載の本考案木造建築物の横架材接合構造によれば、上記各 効果の他、次の効果を奏する。 接合金具主体には、下部板バネを、両端を上下にし、その下端を固着すること によって設立してあるので、横架材を該接合金具主体の底板に上側から乗載すれ ば、それと同時に、上記下部板バネの上側から横架材の下部板バネ案内溝が嵌合 するから、接合作業が容易である。 また、上部板バネの両端を、上下にして上部板バネ保持溝に挿入するようにし たので、上部凹型孔の、上記上部板バネの接合面側の空間に楔部材を緊密に打ち 込むことで、簡単に接合が完成し、上記上部板バネの復元力と上記下部板バネの 復元力とが相俟って横架材を確実に接合させることができる。
【0071】 請求項5,6,7記載の本考案横架材接合用具を用いれば、横架材を確実に接 合し、かつ、壊れたり緩んだりすることのない横架材の接合構造を完成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を、柱の一側面への梁(横架材)の接合
構造に適用した第1実施形態の分解斜視図である。
【図2】同上の接合構造に用いる接合金具主体の要部拡
大側面図である。
【図3】同上の接合構造の、楔部材を打ち込む状態を示
す縦断面図である。
【図4】同上の斜視図である。
【図5】同上の楔部材を打ち込んだ状態を示す平面図で
ある。
【図6】本考案を、梁(横架材)同士の接合構造に適用
した第2実施形態の分解斜視図である。
【図7】同上の接合構造の楔部材を打ち込む状態を示す
縦断面図である。
【図8】本考案を、柱の各側面への複数の梁(横架材)
の接合構造に適用した第3実施形態の分解斜視図であ
る。
【図9】同上の接合構造の、楔部材を打ち込む状態を示
す縦断面図である。
【図10】従来の、横架材と柱との接合構造を示した分
解斜視図である。
【図11】同上の接合構造の縦断面図である。
【図12】従来の、横架材同士の接合構造を示した分解
斜視図である。
【図13】同上の接合構造の縦断面図である。
【図14】従来の、柱の各側面への複数本の横架材の接
合構造を示した分解斜視図である。
【図15】同上の接合構造が完成した状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
50,80,110 接合金具主体 51,81,112…… 底板 52,82,111a,111b 芯板 53 取付け板 54,83,83,113…… 下部板バネ 55,84,84,115…… 下部窓孔 56,56,85……,116…… 引掛片 56’、85’、116’…… 湾曲縁部 57,86,86,117…… 上部板バネ保
持溝 58,87,87,118…… 楔部材受入溝 59,88,88,119…… 上端部溝 63,122 柱 64,91,91,123…… 梁(横架材) 64a,100,100,133…… 上面 64b,101,101,134…… 底面 64’,91’,91’,123’…… 端部 70,92,92,125…… 縦溝 71,93,93,126 扁平凹処 72,94,94,127…… 下部板バネ案
内溝 72’,103,103,135 内壁面 74,95,95,128…… 上部板バネ 75,96,96,129…… 楔部材 76,97,97,130…… 上部凹形孔 76’,97’,97’,130’…… 内壁面 77,98,98,131…… 嵌合空処 78,102,102,132…… 接合面

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合金具主体が、底板と、その上面に設立
    した、上端に上端部溝を形成し、下端に下部窓孔を開設
    してなる芯板と、上記下部窓孔を貫通させて設立した下
    部板バネとを備えること、 横架材が、上記接合金具主体の芯板を受入する縦溝と、
    上記底板を受入する扁平凹処と、上記縦溝と扁平凹処と
    の間に設けた、上記下部板バネを受入する下部板バネ案
    内溝と、上記上端部溝に挿入した上部板バネおよび楔部
    材とを受入する上部凹形孔とを備えること、 および、上記接合金具主体の底板に上記横架材の端部が
    乗載され、上記下部板バネに上記下部板バネ案内溝が緊
    密に嵌合し、上記下部板バネが上記下部板バネ案内溝の
    内壁面を押圧するとともに、上記上端部溝に挿入された
    上記上部板バネが、上記上部凹形孔に緊密に打ち込まれ
    た上記楔部材を介して上記上部凹型孔の内壁面を押圧す
    ることによって上記横架材が付勢されることを特徴する
    木造建築物の横架材接合構造。
  2. 【請求項2】接合金具主体が、長方形状の底板の長手方
    向一側端に取付け板を設立し、同長手方向中心線に沿っ
    て上面に設立した同じく長方形状の芯板の他側端の下端
    に、下部窓孔を開設するとともに、その上側に、上方向
    および下方向に突出した引掛片と湾曲縁部とによって囲
    繞形成される上部板バネ保持溝と、該上部板バネ保持溝
    の上記取付け板の側に設けられた上記芯板の上端に開口
    する楔部材受入溝とを連続させてなる上端部溝を形成
    し、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる下部板バネ
    を、その膨らみを上記取付け板側に向け、両端を上下に
    して、上記下部窓孔を貫通した状態で、その下端を上記
    下部窓孔の下端部に固着してなること、 横架材が、その端部に、接合面および上面に開口し、上
    記接合金具主体の芯板を受入する所要の大きさと形状に
    した縦溝、上記接合面および底面に開口し、上記底板を
    受入する所要の大きさと形状にした扁平凹処、それら縦
    溝と扁平凹処との間に設けた、上記下部板バネを受入す
    る所要の大きさと形状にした下部板バネ案内溝、およ
    び、上面に開口し、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させて
    なる上部板バネと直方体状の楔部材を受入する所要の大
    きさと形状にした、上記縦溝の一部を拡幅してなる上部
    凹形孔とを連続させてなる嵌合空処を備えていること、 および、上記取付け板によって柱に取り付けられた上記
    接合金具主体の底板に、上記横架材の端部が乗載され、
    上記下部板バネに下部板バネ案内溝が緊密に嵌合し、上
    記下部板バネが上記下部板バネ案内溝の内壁面を押圧す
    るとともに、上記上部板バネが、その膨らみを接合面側
    に向け、両端を上下にして、上記上部凹形孔内に突出す
    る状態となっている上記引掛片の間の上記上部板バネ保
    持溝に挿入され、その接合面側の空間に緊密に打ち込ま
    れた楔部材を介して上記上部凹形孔の内壁面を押圧する
    ことにより、上記横架材の接合面が、上記柱の取付け面
    に圧接されていることを特徴とする木造建築物の横架材
    接合構造。
  3. 【請求項3】接合金具主体が、長方形状の底板の長手方
    向中心線に沿って上面に設立した芯板の両端の下端に、
    下部窓孔を開設するとともに、それらの上側に、上方向
    および下方向に突出した引掛片と湾曲縁部とによって囲
    繞形成される上部板バネ保持溝と、それらの内側に設け
    られた上記芯板の上端に開口する楔部材受入溝とを連続
    させてなる上端部溝を形成し、鋼製の方形板を円弧状に
    湾曲させてなる下部板バネを、その膨らみを上記接合金
    具主体の中央側に向け、両端を上下にして、上記下部窓
    孔を貫通した状態で、その下端を上記下部窓孔の下端部
    に固着してなること、 横架材が、その端部に、接合面および上面に開口し、上
    記接合金具主体の芯板の半分を受入する所要の大きさと
    形状にした縦溝、底面に開口し、上記底板の半分を受入
    する所要の大きさと形状にした扁平凹処、上記縦溝と扁
    平凹処の間に設けた、上記下部板バネを受入する所要の
    大きさと形状にした下部板バネ案内溝、および、上面に
    開口し、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる上部板
    バネと直方体形状の楔部材を受入する所要の大きさと形
    状にした、上記縦溝の一部を拡幅してなる上部凹形孔と
    を連続させてなる嵌合空処を備えていること、 および、上記接合金具主体の底板に、上記横架材の端部
    が乗載され、上記下部板バネに下部板バネ案内溝が緊密
    に嵌合し、上記下部板バネが上記下部板バネ案内溝の内
    壁面を押圧するとともに、上記上部板バネが、その膨ら
    みを接合面側に向け、両端を上下にして、上記上部凹形
    孔内に突出する状態となっている上記引掛片の間の上記
    上部板バネ保持溝に挿入され、その接合面側の空間に緊
    密に打ち込まれた楔部材を介して上記上部凹形孔の内壁
    面を押圧することにより、上記横架材の接合面が、互い
    に圧接されていることを特徴とする木造建築物の横架材
    接合構造。
  4. 【請求項4】接合金具主体が、中央部に縦長のスリット
    孔を開設した長方形の芯板と、上記スリット孔に直角に
    挿入された、上記芯板よりも高さを低くした芯板の各々
    の両端の下端に下部窓孔を開設するとともに、それらの
    上側に、上方向および下方向に突出した引掛片と湾曲縁
    部とによって囲繞形成される上部板バネ保持溝と、それ
    らの内側に設けられた上記芯板の上端に開口する楔部材
    受入溝とを連続させてなる上端部溝を形成し、鋼製の方
    形板を円弧状に湾曲させてなる下部板バネを、その膨ら
    みを該接合金具主体の中心側に向け、両端を上下にし
    て、上記下部窓孔を貫通した状態で、その下端を上記下
    部窓孔の下端部に固着してなること、 横架材が、その端部に、接合面および上面に開口し、上
    記接合金具主体の芯板の一端を受入する所要の大きさと
    形状にした縦溝、底面に開口し、底板を受入する所要の
    大きさと形状にした扁平凹処、上記縦溝と扁平凹処との
    間に設けた、上記下部板バネを受入する所要の大きさと
    形状にした下部板バネ案内溝、および、上面に開口し、
    鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる上部板バネと楔
    部材を受入する所要の大きさと形状にした、上記縦溝の
    一部を拡幅してなる上部凹形孔とを連続させてなる嵌合
    空処を備えていること、 および、柱内部の嵌合空処に嵌め込まれた上記接合金具
    主体の底板に、上記横架材の端部が乗載され、上記下部
    板バネに下部板バネ案内溝が緊密に嵌合し、上記下部板
    バネが上記下部板バネ案内溝の内壁面を押圧するととも
    に、その接合面側の内壁面が押圧されるとともに、上記
    上部板バネが、その膨らみを接合面側に向け、両端を上
    下にして、上記上部凹形孔内に突出する状態となってい
    る上記引掛片の間の上記上部板バネ保持溝に挿入され、
    その接合面側の空間に緊密に打ち込まれた楔部材を介し
    て上記上部凹形孔の内壁面を押圧することにより、上記
    横架材の接合面が、柱の側面に圧接されていることを特
    徴とする木造建築物の横架材接合構造。
  5. 【請求項5】長方形状の底板の長手方向一側端に取付け
    板を設立し、同長手方向中心線に沿って上面に設立した
    同じく長方形状の芯板の他側端の下端に、下部窓孔を開
    設するとともに、その上側に、上方向および下方向に突
    出した引掛片と湾曲縁部とによって囲繞形成される上部
    板バネ保持溝と、該上部板バネ保持溝の上記取付け板の
    側に設けられた上記芯板の上端に開口する楔部材受入溝
    とを連続させてなる上端部溝を形成し、鋼製の方形板を
    円弧状に湾曲させてなる下部板バネを、その膨らみを上
    記取付け板側に向け、両端を上下にして、上記下部窓孔
    を貫通した状態で、その下端を上記下部窓孔の下端部に
    固着してなる接合金具主体と、 上記上部板バネ保持溝に挿入する、鋼製の方形板を円弧
    状に湾曲させてなる上部板バネと、 上記楔部材受入溝に挿入する直方体形状の楔部材とから
    なる木造建築物の横架材接合用具。
  6. 【請求項6】長方形状の底板の長手方向中心線に沿って
    上面に設立した芯板の両端の下端に、下部窓孔を開設す
    るとともに、それらの上側に、上方向および下方向に突
    出した引掛片と湾曲縁部とによって囲繞形成される上部
    板バネ保持溝と、それらの内側に設けられた上記芯板の
    上端に開口する楔部材受入溝とを連続させてなる上端部
    溝を形成し、鋼製の方形板を円弧状に湾曲させてなる下
    部板バネを、その膨らみを上記接合金具主体の中央側に
    向け、両端を上下にして、上記下部窓孔を貫通した状態
    で、その下端を上記下部窓孔の下端部に固着してなる接
    合金具主体と、 上記上部板バネ保持溝に挿入する、鋼製の方形板を円弧
    状に湾曲させてなる上部板バネと、 上記楔部材受入溝に挿入する直方体形状の楔部材とから
    なる木造建築物の横架材接合用具。
  7. 【請求項7】中央部に縦長のスリット孔を開設した長方
    形の芯板と、上記スリット孔に直角に挿入された、上記
    芯板よりも高さを低くした芯板の各々の両端の下端に下
    部窓孔を開設するとともに、それらの上側に、上方向お
    よび下方向に突出した引掛片と湾曲縁部とによって囲繞
    形成される上部板バネ保持溝と、それらの内側に設けら
    れた上記芯板の上端に開口する楔部材受入溝とを連続さ
    せてなる上端部溝を形成し、鋼製の方形板を円弧状に湾
    曲させてなる下部板バネを、その膨らみを該接合金具主
    体の中心側に向け、両端を上下にして、上記下部窓孔を
    貫通した状態で、その下端を上記下部窓孔の下端部に固
    着してなる接合金具主体と、 上記上部板バネ保持溝に挿入する鋼製の方形板を円弧状
    に湾曲させてなる上部板バネと、 上記楔部材受入溝に挿入する直方体形状の楔部材とから
    なる木造建築物の横架材接合用具。
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