JPH065726U - 結合部の構造 - Google Patents

結合部の構造

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JPH065726U
JPH065726U JP4380392U JP4380392U JPH065726U JP H065726 U JPH065726 U JP H065726U JP 4380392 U JP4380392 U JP 4380392U JP 4380392 U JP4380392 U JP 4380392U JP H065726 U JPH065726 U JP H065726U
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locking piece
locking
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locking hole
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文夫 吉村
芳憲 入船
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Sekisui Jushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属の塑性変形を利用した部材の結合部の構造
に関し、部材の結合作業に熟練を不要としかつ部材の結
合力を強固にする。 【構成】一方の部材1に縦方向のスリット13が開設さ
れた金属製の板状係止片12を立設し、もう一方の部材
2には該係止片12が挿通される係止孔21を穿設す
る。該係止孔21に前記係止片12を挿通し、係止孔2
1より突出させた係止片12のスリット13を幅方向に
拡開するとともに該係止片12を捩じ曲げて、該係止片
12の両側端部14と捩曲面16とをそれぞれ係止孔2
1の内壁に圧接させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属の塑性変形を利用した部材の結合部の構造に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
金属の塑性変形を利用した部材の結合部の構造としては、従来は図4に示す如 く、一方の部材1’の側壁上端縁11’に金属製係止片12’が立設され、もう 一方の部材2’には前記係止片12’の横断面外形よりやや大きい係止孔21’ が穿設され、該係止孔21’に挿通された係止片12’が捩じ曲げられたり、図 5に示す如く該係止片12’の上端部がプレス等でカシメられることにより、係 止片12’が係止孔21’の内壁に圧接されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記の如き従来の結合部の構造では、前者は係止孔に挿通された 係止片が捩じ曲げられ、該係止片の捩曲面が係止孔の内壁に圧接されているが、 係止片の幅方向は係止孔に圧接されていないので、係止片の両側端部と係止孔と の間に遊びが生じ、両部材が強固に結合されていなかった。また両部材を強固に 結合させようとして、係止片をさらに大きく捩じ曲げると、該係止片の根元が破 断することがあったため、そのねじり加減も難しく熟練を要していた。
【0004】 さらに後者の結合部の構造にあっては、係止孔に挿通された係止片の上端部が プレス等でカシメられているので、係止片の上端部をかしめる際、そのプレス圧 が高すぎると係止片が立設された方の部材が変形したり破損することがあり、プ レスの圧力設定が難しかった。
【0005】 そこで本考案は、従来の上記の如き問題点を解消し、結合作業に熟練を要する ことがなく、かつ強固な結合力を有する部材の結合部の構造を提供せんとするも のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成させるために、本考案は次のような構成としている。 すなわちこの考案に係る結合部の構造は、部材の結合部の構造であって、一方の 部材に縦方向のスリットが開設された金属製の板状係止片が立設され、もう一方 の部材には該係止片に挿通される係止孔が穿設され、該係止孔に挿通された前記 係止片のスリットが幅方向に拡開されるとともに該係止片が捩じ曲げられて、該 係止片が係止孔の内壁に圧接されてなることを特徴としている。
【0007】 なお本考案に係る結合部の構造は、金属、合成樹脂、木材等の同種類の材料の みならず、異種類の材料からなる部材と部材との結合にも幅広く適用できる。ま た一方の部材に立設される金属製の板状係止片は、鋼、アルミニウム、銅等の金 属板やそれらの合金板等、塑性変形される金属であれば、特に限定されるもので はなく、適宜用途に合わせて選択すればよい。
【0008】 なお係止片を一方の部材に立設する方法としては、係止片と該部材が異種材料 からなる場合は、あらかじめ別体として作製した金属製の板状係止片を溶接、か しめ、接着等の適宜方法にて該部材に取着すればよく、また該部材が前記塑性変 形される金属からなる場合は、該部材と係止片とをプレス等にて一体的に作製す るのが好ましい。
【0009】
【作用】
本考案結合部の構造は、一方の部材に立設された金属製の板状係止片がもう一 方の部材の係止孔に挿通され、該係止孔より突出された係止片のスリットが幅方 向に拡開されるとともに該係止片が捩じ曲げられているので、該係止片の両側端 部と捩曲面がそれぞれ係止孔の内壁に圧接され、係止片は、捩じり方向だけでな く幅方向に対しても、係止溝孔の内壁との間に遊びを生ずることがなく、両部材 が強固に結合される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0011】 図1(a)において、一方の部材1の上端縁11より適宜幅と長さの金属製の 板状係止片12が立設され、該係止片12には上端から下端付近にかけて縦方向 のスリット13が開設されている。スリット13は通常、係止片12の両側端部 14,14間の中央部位に開設されるが、どちらか一方の側端部14に偏った部 位に開設されていてもよい。なお係止片12の根元にあらかじめ切り込み15を 形成しておけば、係止片12はその切り込み15により容易に塑性変形されるの で好ましい。
【0012】 またもう一方の部材2には係止孔21が穿設され、該係止孔21に前記係止片 12が挿通されるようになされている。該係止孔21を係止片12の横断面外形 よりやや大きくして係止片12との間に多少のクリアランスを設けておけば、係 止孔21と係止片12の位置が多少ずれていても、容易に係止片12を係止孔2 1に挿通できるので好ましい。
【0013】 前記の如く形成された両部材1,2は、図1(b)の如く、一方の部材1の上 端縁11にもう一方の部材2が垂直に当接されているとともに、前記係止孔21 に挿通された係止片12が係止孔21より突出されており、該突出された係止片 12のスリット13が幅方向に拡開されるとともに該係止片12が捩じ曲げられ て、係止片12の両側端部14と捩曲面16とが係止孔21の内壁に圧接されて いる。
【0014】 なお、図1に示された実施例では、両部材1,2が垂直に結合された場合が示 されているが、両部材1,2を重ね合わせて結合する場合は、図2の如く一方の 部材1の適宜位置を切り欠き、該切り欠き部を上面側に折曲する等して、該部材 1の上面に縦方向のスリット13が開設された係止片12を立設すればよい。
【0015】 一方の部材1に係止片12がかように形成されていると、該部材1の上面に係 止孔21が穿設されたもう一方の部材2を重ね合わせるとともに、該係止孔21 に前記係止片12を挿通し、係止孔21より突出された係止片12のスリット1 3を幅方向に拡開するとともに該係止片12を捩じ曲げれば、両部材1,2とを 重ね合わせて結合することができる。
【0016】 図3においては、本考案に係る結合部の構造を重量計のピニオンフレームの組 立に適用した例を示し、U字状に折曲された金属板からなる一方の部材1の両側 壁上端縁11には、縦方向のスリット13が開設された係止片12がそれぞれ立 設され、金属板からなる平状のもう一方の部材2には、前記U字状部材1に立設 された係止片12が挿通される係止孔21が対向して穿設されている。
【0017】 前記U字状部材1の両側壁上端縁11に横架された前記平状部材2の係止孔2 1より、突出された係止片12のスリット13が幅方向に拡開されるとともに該 係止片12が捩じ曲げられて両部材1,2とが箱状に結合され、ピニオンフレー ム3が形成されている。なお、該U字状部材1の底部と平状部材2との間には適 宜ピニオン4等が軸着されている。
【0018】 なお図1〜3では二個の部材が結合される場合の実施例が示されているが、本 考案に係る結合部の構造は上記に限定されるものではなく、一方の部材に立設さ れた係止片の長さを適宜結合される複数個の部材の厚み分以上に長くしてやれば 、多層に重ねて複数個の部材の結合もできる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案結合部の構造によれば、被結合部材に立設された金 属製の板状係止片が結合部材の係止孔に挿通され、該係止孔より突出された係止 片のスリットが幅方向に拡開されるとともに該係止片が捩じ曲げられているので 、該係止片の両側端部と捩曲面とがそれぞれ係止孔の内壁に圧接されて両部材が 強固に結合されるのみならず、従来の如く係止片を大きく捩じ曲げる必要がない ので、結合作業が容易でありかつ熟練もいらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の結合部の構造の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】本考案の結合部の構造の他の実施例を示す斜視
図である。
【図3】本考案の結合部の構造のさらに他の実施例を示
す斜視図である。
【図4】従来の結合部の構造を示す斜視図である。
【図5】従来の他の結合部の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 一方の部材 12 係止片 13 スリット 14 側端部 16 捩曲面 2 もう一方の部材 21 係止孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】部材の結合部の構造であって、一方の部材
    に縦方向のスリットが開設された金属製の板状係止片が
    立設され、もう一方の部材には該係止片に挿通される係
    止孔が穿設され、該係止孔に挿通された前記係止片のス
    リットが幅方向に拡開されるとともに該係止片が捩じ曲
    げられて、該係止片が係止孔の内壁に圧接されてなる結
    合部の構造
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