JPS5825869Y2 - 部材接合装置 - Google Patents

部材接合装置

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JPS5825869Y2
JPS5825869Y2 JP963280U JP963280U JPS5825869Y2 JP S5825869 Y2 JPS5825869 Y2 JP S5825869Y2 JP 963280 U JP963280 U JP 963280U JP 963280 U JP963280 U JP 963280U JP S5825869 Y2 JPS5825869 Y2 JP S5825869Y2
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Expired
Application number
JP963280U
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English (en)
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JPS56113729U (ja
Inventor
幸三郎 大久保
Original Assignee
日本フアイリング製造株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 例えば゛第1図ないし第2図に図示するように、プレー
スaで平行に連結されて鉛直方向に起立された1対の柱
すの係止孔Cに、ビームdの両端に固着されたアングル
状の連結片eの係合突起fを係合させてなる従来の組立
式パレットラックにおいては、アングル状連結片eの一
方の部片e1にのみにビームdの端面を溶接等で一体に
接合していた。
しかしながら、前記したように構成された従来の部材接
合装置においては、ビームdに加わる鉛直荷重は、アン
グル状連結片eの一方の部片e1より他方の部片e2、
係合突起fおよび係止孔Cを介して柱すに伝達されるよ
うになっているため、アングル状連結片eに偏心荷重が
働き、その両部片e1.e2の境界部分である折曲部e
3に大きな捩れ応力が生じ、過大な荷重または疲労で、
折曲部e3が捩り変形を起すことがあった。
また柱すに対して鉛直軸を中心としてビームdが相対的
に回転するような外力が作用した場合には、直角に曲成
された折曲部e3が鈍角または鋭角に簡単に変形するこ
とが避けられなかった。
本案はこのような欠点を除去した部材接合装置の改良に
係り、柱の前面上下方向に亙り所定間隔毎に多数設けら
れた係止部のいずれかに、水平部材の両端に固着された
連結片の前部片の保合部を係脱自在に係合して、前記柱
に前記水平部材を接合してなる部材接合装置において、
前記水平部材の前端部が残るように同水平部材の両端を
切欠し、同切欠部に前記連結−片の前部片および側部片
を一体に固着したことを特徴とするもので、その目的と
する処は、連結片が変形し難く剛性の高い部材接合装置
を供する点にある。
本案は、前記したように柱の前面上下方向に亙り所定間
隔毎に多数設けられた係止部のいずれかに、水平部材の
両端に固着された連結片の前部片の係合部を係脱自在に
係合して、前記柱に前記水平部材を接合してなる部材の
接合装置において、前記水平部材の前端部が残るように
同水平部材の両端を切欠し、同切欠部に前記連結片の前
部片および側部片を一体に固着したため、前記水平部材
に加った鉛直荷重は、前記連結片の側部片のみならず前
部片にも直接伝達され、前記両部片の接合部に捩れ応力
が生ぜず、同接合部は捩り変形しない。
また本案においては、前記柱の係止部から前記保合部を
介して前記連結片に水平面に沿う曲げ応力が働いても、
同連結片の両部片は前記水平部材の切欠部に一体に固着
されて同切欠部で補強されているために、前記連結片は
曲げ変形する惧れがない。
さらに本案では、前記水平部材の前端部が残るように同
水平部材の両端が切欠された切欠部に前記連結片の前部
片むよび側部片が固着されたため、前記柱の係止部に係
合されるべき前記前部片の保合部と前記水平部材の中心
との偏心量が、水平部材の端面が連結片の側部片に面一
に固着された従来の部材接合装置における前部片の係合
部と水平部材の中心との偏心量に比べて著しく小さくな
り、また必要に応じて前記偏心量を零に設定でき、その
結果、前記柱の係止部と連結−片の保合部とに鉛直荷重
以外の応力が生ぜず、またはその応力が鉛直荷重に比し
て極めて小さくなる。
このように本考案によれば、前記連結片の板厚を増大さ
せずに同装置−片を補強し、しかも前記連結片、係合部
、柱および係止部に不必要な応力を発生させたなように
したため、充分な強度を有する部材接合装置を安いコス
トで容易に生産することができる。
以下本案を第3図ないし第6図に図示と実施例について
説明すると、1は図示されないプレースで相互に平行に
対をなして連結されたまたは図示されない連結金具を介
して天井および床に連結された状態で鉛直方向へ起立さ
れたチャンネル状の柱で、間柱1の前面に上下方向に亙
り一定間隔毎に係止孔2が左右対称に対をなして穿設さ
れている。
しかして前記係止孔2は、方形の上方大径部3とその下
部内側に連接する細幅溝孔部4とよりなり、上方大径部
3の下端縁5より細幅溝 部4の先細傾斜縁6に亙って
滑らかな彎曲縁7が形成されている。
また8は前記柱1間に架渡される水平部材たるビームで
、同ビーム8の両端は前端部が残るように直角に切欠9
され、同切欠部9にアングル片11が溶接10で一体に
固着されている。
さらに連結片たるアングル片11は、柱1の前面に接触
しうる前部片12と、柱1の側面に接触しうる側部片1
3とよりなり、前部片12には前記係止7L2に係合さ
れる保合部14が切起されている。
しかして保合部14では、垂直切取部分15とその下端
に連なる水平切取部分16とよりなるL型切取部分によ
って生じた遊離片17が後方に切起されるとともに、そ
の前面18は下方に行くに従って後方へ傾斜するように
形成されている。
第3図ないし第6図に図示の実施例は前記したように構
成されているので、ビーム8の両端アングル片11の前
部片12より切起された遊離片17を、柱1の所要の係
止孔2における大径孔3に嵌入した後、ビーム8を下方
へ押下げると、係止部14の下端隅部19は細幅溝孔4
の傾斜縁6に楔合してアングル片11は柱1の中心に引
寄せられ、同アングル片11の側部片13は柱1の側面
に密着され、これと同時に係合部14の傾斜前面18が
柱1の大径部3の下端縁5に楔合してアングル片11の
前部片12が柱1の前面に引寄せられて密着され、かく
して柱1はアングル片11で抱持され、ビーム8は接合
金具を使用することなく簡単に柱1に接続され、パレッ
トラックが組立られる。
なお前記したように係合部14を係止孔2に係合させて
、遊離片17を細幅溝孔部4に係合させた当初は、第5
図に図示されるように、遊離片17の頂面と大径部3の
下端縁5との間に間隔lが生じ、保合部14をさらに圧
下しうる余裕を設ける必要がある。
またアングル片11の側部片13のみならず前部片12
もビーム8の直角切欠部9に溶接10で一体に固着され
ているため、アングル片11は充分に補強され、柱1と
ビーム8との間で両部片12.13の角度(直角)が変
わるような曲げ応力が働いても、アングル片11は確固
と原形を保持することができる。
さらに第6図に図示されるように、ビーム8の中心面が
係止孔2と保合部(柱1の裏面)と一致しているため、
ビーム8に相当大きな鉛直荷重が加っても、アングル片
11が捩れ変形することもなければ、保合部14の遊離
片17が後方へ引起し変形することもなく、その結果、
アングル片11の板厚を不必要に厚くする必要がない。
しかも柱1にも無理な力がないため、柱1の板厚も薄く
できる。
このように柱1およびアングル片11を薄くできるため
、コストを大幅に節減することができる。
第3図ないし第6図に図示の実施例では、断面矩形状の
ビーム8の両端部にアングル片11を一体に固着したが
、第7図あるいは第8図に図示するように、断面がC型
あるいはΣ型のビーム20゜21の両端部にアングル片
11を一体に固着してもよい。
また前記実施例ではアングル片11の前部片12に係合
部14を切起したが、第2図に図示するような係合突起
を前部片12に突設したものにも、本案を適用すること
か゛できる。
さらに前記実施例では、いずれもビーム8,20゜21
の端部は開口されているが、第9図に図示するように、
ビーム22の端部をビーム22と一体の端片23で密閉
し、同端片23もアングル片11の前部片12に溶接2
4すれば、ビーム22とアングル片11との溶接長さを
増大させることができ、ビーム22の過大な荷重がかか
つても、確実にこれに耐えさせることができる。
さらにまた前記実施例では、連結片たるアングル片11
は相互に直角な部片12,13よりなりアングル状に形
成されているが、第10図に図示するように、柱25の
断面形状に対応して錠上字状に連結片26を形成するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の部材接合装置の斜視図、第2図はその要
部横断平面図、第3図は本案に係る部材接合装置の一実
施例を図示した斜視図、第4図はその正面図、第5図は
その縦断側面図、第6図はその横断平面図、第7図およ
び第8図はそれぞれ他の実施例の側面図、第9図はさら
に他の実施例の横断平面図、第10図はさらに他の実施
例の横断平面図で゛ある。 1・・・・・・柱、2・・・・・・係止孔、8・・・・
・・ビーム、9・・・・・・切欠、10・・・・・・溶
接部、11・・・・・・アングル片、12・・・・・・
前部片、13・・・・・・側部片、14・・・・・・係
合部、20.21・・・・・・ビーム、22・・・・・
・ビーム、25・・・・・・柱、26・・・・・・連結
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱の前面上下方向に亙り所定間隔毎に多数設けられた係
    止部のいずれかに、水平部材の両端に固着された連結片
    の前部片の保合部を係脱自在に係合して、前記柱に前記
    水平部材を接合してなる部材接合装置において、前記水
    平部材の前端部が残るように同水平部材の両端を切欠し
    、同切欠部に前記連結−片の前部片および側部片を一体
    に固着したことを特徴とする部材接合装置。
JP963280U 1980-01-31 1980-01-31 部材接合装置 Expired JPS5825869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP963280U JPS5825869Y2 (ja) 1980-01-31 1980-01-31 部材接合装置

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JP963280U JPS5825869Y2 (ja) 1980-01-31 1980-01-31 部材接合装置

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Publication Number Publication Date
JPS56113729U JPS56113729U (ja) 1981-09-02
JPS5825869Y2 true JPS5825869Y2 (ja) 1983-06-03

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ID=29606273

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