JP3089241B1 - 光ファイバ接続用スリーブ及びその製造方法 - Google Patents
光ファイバ接続用スリーブ及びその製造方法Info
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- JP3089241B1 JP3089241B1 JP11168502A JP16850299A JP3089241B1 JP 3089241 B1 JP3089241 B1 JP 3089241B1 JP 11168502 A JP11168502 A JP 11168502A JP 16850299 A JP16850299 A JP 16850299A JP 3089241 B1 JP3089241 B1 JP 3089241B1
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Abstract
【要約】
【課題】 フェルールを正確かつ安定して保持し、また
製造容易で経済性にも優れた光ファイバ接続用スリーブ
及びその製造方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 筒内の両側からフェルールを挿入して固
定する光ファイバ接続用スリーブにおいて、内径の小さ
い小径筒部2と、この小径筒部2から段差部6を経て連
続的に形成される内径の大きい大径筒部3と、上記両筒
部2,3の全長にわたり長手方向に連続的に形成される
切り割部4,5と、上記段差部6に形成され、上記切り
割部4,5から一の周方向に向けて形成される一の切欠
部7及び他の周方向に向けて形成される他の切欠部8
と、を有する構成である。
製造容易で経済性にも優れた光ファイバ接続用スリーブ
及びその製造方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 筒内の両側からフェルールを挿入して固
定する光ファイバ接続用スリーブにおいて、内径の小さ
い小径筒部2と、この小径筒部2から段差部6を経て連
続的に形成される内径の大きい大径筒部3と、上記両筒
部2,3の全長にわたり長手方向に連続的に形成される
切り割部4,5と、上記段差部6に形成され、上記切り
割部4,5から一の周方向に向けて形成される一の切欠
部7及び他の周方向に向けて形成される他の切欠部8
と、を有する構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる径を有する
光ファイバ接続用スリーブ及びその製造方法に関する。
光ファイバ接続用スリーブ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信に用いられる光ファイバの接続に
は、中心部に光ファイバを挿入した一対の円柱状のフェ
ルールを固定するスリーブが用いられる。このスリーブ
は、フェルールの外径よりわずかに小さい内径を有する
筒体の両端部間にスリットを設けた部品であり、弾性に
よって両端部から挿入されたフェルールを保持固定す
る。このようなスリーブの材質には、バネ材として一般
的なリン青銅、或いはジルコニアセラミックスが広く使
われている。
は、中心部に光ファイバを挿入した一対の円柱状のフェ
ルールを固定するスリーブが用いられる。このスリーブ
は、フェルールの外径よりわずかに小さい内径を有する
筒体の両端部間にスリットを設けた部品であり、弾性に
よって両端部から挿入されたフェルールを保持固定す
る。このようなスリーブの材質には、バネ材として一般
的なリン青銅、或いはジルコニアセラミックスが広く使
われている。
【0003】通常、直径が同じ光ファイバ同士を接続す
る場合には、それぞれ同じ外径のフェルールが用いられ
るが、取り扱う光ファイバの太さが異なれば、それに応
じた外径のフェルールが用いられる。したがって、異な
る外径のフェルール同士を接続する場合には、二種類の
内径を有するスリーブが必要となる。
る場合には、それぞれ同じ外径のフェルールが用いられ
るが、取り扱う光ファイバの太さが異なれば、それに応
じた外径のフェルールが用いられる。したがって、異な
る外径のフェルール同士を接続する場合には、二種類の
内径を有するスリーブが必要となる。
【0004】二種類の内径を有するものとして、図6に
示すスリーブ51が提案されている(実開平1−164
404号)。これは、図6(a)(b)に示すように外
側にジルコニアセラミックス製の割スリーブ52を用
い、内側にはその半分程度の長さを有する割スリーブ5
3が用いられている。これら割スリーブ52,53はそ
れぞれ別々に加工され、内側の割スリーブ53を外側の
割スリーブ52の片半分の部分まで挿入し、適宜割スリ
ーブ53を回転させて接続損失値が最小となるよう位置
を調整する。
示すスリーブ51が提案されている(実開平1−164
404号)。これは、図6(a)(b)に示すように外
側にジルコニアセラミックス製の割スリーブ52を用
い、内側にはその半分程度の長さを有する割スリーブ5
3が用いられている。これら割スリーブ52,53はそ
れぞれ別々に加工され、内側の割スリーブ53を外側の
割スリーブ52の片半分の部分まで挿入し、適宜割スリ
ーブ53を回転させて接続損失値が最小となるよう位置
を調整する。
【0005】これに対して図7に示す光コネクタ用スリ
ーブが提案されている(実開平3−65106号)。こ
のスリーブ61は、内径の大きい外側割スリーブ62中
に、内径の小さい内側スリーブ63を内嵌め状に嵌合
し、前記内側スリーブ63の外径を、外側割スリーブ6
2の内径と略同一となるように形成し、内側スリーブ6
3の一端に停止用つば部64を突設している。外側割ス
リーブ62及び内側スリーブ63はともに、ジルコニア
セラミックス製からなっている。
ーブが提案されている(実開平3−65106号)。こ
のスリーブ61は、内径の大きい外側割スリーブ62中
に、内径の小さい内側スリーブ63を内嵌め状に嵌合
し、前記内側スリーブ63の外径を、外側割スリーブ6
2の内径と略同一となるように形成し、内側スリーブ6
3の一端に停止用つば部64を突設している。外側割ス
リーブ62及び内側スリーブ63はともに、ジルコニア
セラミックス製からなっている。
【0006】このスリーブ61によれば、内側スリーブ
63の外径を外側割スリーブ62の内径と略同一となる
ように形成したので、外径割スリーブ62が拡がること
なく、異径フェルールを良好に接続できる、というもの
である。
63の外径を外側割スリーブ62の内径と略同一となる
ように形成したので、外径割スリーブ62が拡がること
なく、異径フェルールを良好に接続できる、というもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記図6に示す
スリーブは、内側割スリーブ53の外径を、若干外側割
スリーブ52の内径より大きく形成する。このため、上
記内側割スリーブ53の挿入により外側割スリーブ52
の径が拡げられ、また、またこれら各スリーブにフェル
ールを挿入した場合にも、各スリーブともに内径が拡が
り、これによって両スリーブが均一な接合状態を維持す
るということができなくなり、引いては光ファイバの接
続にずれが生じるという問題がある。
スリーブは、内側割スリーブ53の外径を、若干外側割
スリーブ52の内径より大きく形成する。このため、上
記内側割スリーブ53の挿入により外側割スリーブ52
の径が拡げられ、また、またこれら各スリーブにフェル
ールを挿入した場合にも、各スリーブともに内径が拡が
り、これによって両スリーブが均一な接合状態を維持す
るということができなくなり、引いては光ファイバの接
続にずれが生じるという問題がある。
【0008】また図7に示す光コネクタ用のスリーブ6
1は、内側スリーブ63に割を設けけていないで外径割
スリーブ62の拡がりが防止される。しかし、通常スリ
ーブを硬い孔で構成した場合には、フェルールを挿入す
るためにスリーブはフェルール外径より大きな内径でな
くてはならず、このため、この内径外径のわずかなすき
間でも、光損失等の接続特性が変動する要因となり、ま
た孔の内周を精密に加工するのは経済的負担を伴う。
1は、内側スリーブ63に割を設けけていないで外径割
スリーブ62の拡がりが防止される。しかし、通常スリ
ーブを硬い孔で構成した場合には、フェルールを挿入す
るためにスリーブはフェルール外径より大きな内径でな
くてはならず、このため、この内径外径のわずかなすき
間でも、光損失等の接続特性が変動する要因となり、ま
た孔の内周を精密に加工するのは経済的負担を伴う。
【0009】また、一般にスリーブの材質としてリン青
銅を用いたスリーブと、ジルコニアセラミックを用いた
スリーブを比較した場合、抜去力の安定性及び温度変化
特性等においてジルコニアセラミックを用いたスリーブ
が優れている。しかしジルコニアセラミックを用いたス
リーブは、ジルコニア粉末を押出成形、射出成形等によ
り円筒状に形成しこれを焼成して構成する等、加工が複
雑でありコストが高いという問題がある。
銅を用いたスリーブと、ジルコニアセラミックを用いた
スリーブを比較した場合、抜去力の安定性及び温度変化
特性等においてジルコニアセラミックを用いたスリーブ
が優れている。しかしジルコニアセラミックを用いたス
リーブは、ジルコニア粉末を押出成形、射出成形等によ
り円筒状に形成しこれを焼成して構成する等、加工が複
雑でありコストが高いという問題がある。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、フェルールを正確かつ安定して保持し、また
製造容易で経済性にも優れた光ファイバ接続用スリーブ
及びその製造方法を提供することを目的としている。
のであり、フェルールを正確かつ安定して保持し、また
製造容易で経済性にも優れた光ファイバ接続用スリーブ
及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、本発明は図1に示すように、筒内の両側から
フェルールを挿入して固定する光ファイバ接続用スリー
ブにおいて、内径の小さい小径筒部2と、この小径筒部
2から段差部6を経て連続的に形成される内径の大きい
大径筒部3と、上記両筒部2,3の全長にわたり長手方
向に連続的に形成される切り割部4,5と、上記段差部
6に形成され、上記切り割部4,5から一の周方向に向
けて形成される一の切欠部7及び他の周方向に向けて形
成される他の切欠部8と、を有する構成である。
するため、本発明は図1に示すように、筒内の両側から
フェルールを挿入して固定する光ファイバ接続用スリー
ブにおいて、内径の小さい小径筒部2と、この小径筒部
2から段差部6を経て連続的に形成される内径の大きい
大径筒部3と、上記両筒部2,3の全長にわたり長手方
向に連続的に形成される切り割部4,5と、上記段差部
6に形成され、上記切り割部4,5から一の周方向に向
けて形成される一の切欠部7及び他の周方向に向けて形
成される他の切欠部8と、を有する構成である。
【0012】上記切欠部7,8を設けない場合、筒部
2,3間の境界を形成する段差部6は筒部2,3から折
曲する形状であるため、段差部6は、小径筒部2及び大
径筒部3の何れについても、筒部の拡開を妨げる作用
(応力)が生じる。このため、筒部2,3にフェルール
を挿入した状態では、スリーブの端部に比べて境界部近
傍では切り割部4,5が拡開しにくいものとなり、筒部
2(又は筒部3)全体にわたってフェルールを把持する
力が一定しない。
2,3間の境界を形成する段差部6は筒部2,3から折
曲する形状であるため、段差部6は、小径筒部2及び大
径筒部3の何れについても、筒部の拡開を妨げる作用
(応力)が生じる。このため、筒部2,3にフェルール
を挿入した状態では、スリーブの端部に比べて境界部近
傍では切り割部4,5が拡開しにくいものとなり、筒部
2(又は筒部3)全体にわたってフェルールを把持する
力が一定しない。
【0013】上記切欠部7,8を設けて段差部6を切欠
くことにより、切欠前の段差部6に生じていた応力が低
減される。これにより、小径筒部2及び大径筒部3にお
ける段差部6の影響が緩和され、筒部2(又は筒部3)
それぞれにつき、全体にわたって把持力のバランスがと
れ均一化が図れる。このように、把持力が一定すること
により、フェルール同士の同軸度が良くなり、また抜去
力も安定する。
くことにより、切欠前の段差部6に生じていた応力が低
減される。これにより、小径筒部2及び大径筒部3にお
ける段差部6の影響が緩和され、筒部2(又は筒部3)
それぞれにつき、全体にわたって把持力のバランスがと
れ均一化が図れる。このように、把持力が一定すること
により、フェルール同士の同軸度が良くなり、また抜去
力も安定する。
【0014】また、本発明に係る光ファイバ接続用スリ
ーブは、上記筒部2,3の中心部から、上記一の切欠部
7の先端部に向かう方向と、上記中心部から上記他の切
欠部8の先端部に向かう方向とのなす周方向の角度が略
180度以内である構成である。上記角度が180度を
こえると、小径筒部2と大径筒部3とを連結する段差部
6の剛性が弱まる。
ーブは、上記筒部2,3の中心部から、上記一の切欠部
7の先端部に向かう方向と、上記中心部から上記他の切
欠部8の先端部に向かう方向とのなす周方向の角度が略
180度以内である構成である。上記角度が180度を
こえると、小径筒部2と大径筒部3とを連結する段差部
6の剛性が弱まる。
【0015】さらに本発明に係る光ファイバ接続用スリ
ーブは図4に示すように、上記段差部6に、一辺又は径
が段差部6の段差方向の幅又はこれ以上の大きさの孔2
2を形成した構成である。この孔22は、矩形状或いは
円形状等のものがある。上記孔22を形成したことによ
り、段差部6の一部が削除され、このため段差部6に生
じる応力がさらに低減される。したがって、孔22によ
り、筒部2,3における把持力がより均一な状態に近づ
き、各筒部の把持力のバランスが一定して同軸度が改善
される。
ーブは図4に示すように、上記段差部6に、一辺又は径
が段差部6の段差方向の幅又はこれ以上の大きさの孔2
2を形成した構成である。この孔22は、矩形状或いは
円形状等のものがある。上記孔22を形成したことによ
り、段差部6の一部が削除され、このため段差部6に生
じる応力がさらに低減される。したがって、孔22によ
り、筒部2,3における把持力がより均一な状態に近づ
き、各筒部の把持力のバランスが一定して同軸度が改善
される。
【0016】本発明に係る光ファイバ接続用スリーブの
製造方法は、金属製の平板の一の端部の途中に上記一の
切欠部を、これに対応する他の端部に上記他の切欠部を
それぞれプレス加工により切り取り、プレス加工により
上記平板を筒状に折り曲げて上記光ファイバ接続用スリ
ーブを製造することである。このプレス加工の際、小径
筒部2或いは段差部6を形成する板肉が収縮するが、こ
の一部が孔22或いは切欠部7,8に逃げることがで
き、加工後の金属の経時変化を防止する。
製造方法は、金属製の平板の一の端部の途中に上記一の
切欠部を、これに対応する他の端部に上記他の切欠部を
それぞれプレス加工により切り取り、プレス加工により
上記平板を筒状に折り曲げて上記光ファイバ接続用スリ
ーブを製造することである。このプレス加工の際、小径
筒部2或いは段差部6を形成する板肉が収縮するが、こ
の一部が孔22或いは切欠部7,8に逃げることがで
き、加工後の金属の経時変化を防止する。
【0017】また本発明は図5に示すように、筒内の両
側からフェルールを挿入して固定する光ファイバ接続用
スリーブにおいて、内径の小さい小径筒部2と、この小
径筒部2から段差部6を経て連続的に形成される内径の
大きい大径筒部3と、上記両筒部2,3の全長にわたり
長手方向に連続的に形成される切り割部4,5と、上記
段差部6に上記切り割部4,5を中央にして左右対象に
形成される、一辺又は径が段差部の段差方向の幅又はこ
れ以上の大きさの一または複数の孔32,33,34
と、を有する構成である。上記孔32等は、矩形状或い
は円形状等のものがある。
側からフェルールを挿入して固定する光ファイバ接続用
スリーブにおいて、内径の小さい小径筒部2と、この小
径筒部2から段差部6を経て連続的に形成される内径の
大きい大径筒部3と、上記両筒部2,3の全長にわたり
長手方向に連続的に形成される切り割部4,5と、上記
段差部6に上記切り割部4,5を中央にして左右対象に
形成される、一辺又は径が段差部の段差方向の幅又はこ
れ以上の大きさの一または複数の孔32,33,34
と、を有する構成である。上記孔32等は、矩形状或い
は円形状等のものがある。
【0018】上記筒部2,3間の段差部6には筒の拡開
を妨げる応力が生じるが、上記孔32等を設けて段差部
6の一部を除去することにより、段差部6に生じる応力
が部分的に低減され、これにより、段差部6における筒
部2,3の拡開を妨げる力が緩和され、筒部2(又は筒
部3)それぞれの全体にわたって把持力が一定する。
を妨げる応力が生じるが、上記孔32等を設けて段差部
6の一部を除去することにより、段差部6に生じる応力
が部分的に低減され、これにより、段差部6における筒
部2,3の拡開を妨げる力が緩和され、筒部2(又は筒
部3)それぞれの全体にわたって把持力が一定する。
【0019】また、本発明に係る光ファイバ接続用スリ
ーブの製造方法は、金属製の平板の一の端部の途中とこ
の部位に対応する他の端部との間に一または複数の孔を
プレス加工により穿設し、プレス加工により上記平板を
筒状に折り曲げて上記光ファイバ接続用スリーブを製造
することである。
ーブの製造方法は、金属製の平板の一の端部の途中とこ
の部位に対応する他の端部との間に一または複数の孔を
プレス加工により穿設し、プレス加工により上記平板を
筒状に折り曲げて上記光ファイバ接続用スリーブを製造
することである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ファイバ接
続用スリーブ及びその製造方法の実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1は、上記実施の形態に係るスリー
ブ1の外観を示したものである。
続用スリーブ及びその製造方法の実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1は、上記実施の形態に係るスリー
ブ1の外観を示したものである。
【0021】このスリーブ1は、内径の小さい小径筒部
2とこの小径筒部2から連続的に形成される内径の大き
い大径筒部3との大小2種類の内径を有し、小径筒部2
には径の小さいフェルール11を、大径筒部3には径の
大きいフェルール12をそれぞれ挿入し固定する。フェ
ルール11には光ファイバ13が、またフェルール12
には光ファイバ14がそれぞれ挿入されている。上記小
径筒部2と大径筒部3との全長にわたり長手方向に切り
割部4,5が形成され、さらに、これら両筒部2,3の
段差部6には、上記切り割部4,5から一の周方向に向
けて一の切欠部7が、また上記一の周方向とは反対の他
の周方向に向けて形成される他の切欠部8がそれぞれ形
成されている。
2とこの小径筒部2から連続的に形成される内径の大き
い大径筒部3との大小2種類の内径を有し、小径筒部2
には径の小さいフェルール11を、大径筒部3には径の
大きいフェルール12をそれぞれ挿入し固定する。フェ
ルール11には光ファイバ13が、またフェルール12
には光ファイバ14がそれぞれ挿入されている。上記小
径筒部2と大径筒部3との全長にわたり長手方向に切り
割部4,5が形成され、さらに、これら両筒部2,3の
段差部6には、上記切り割部4,5から一の周方向に向
けて一の切欠部7が、また上記一の周方向とは反対の他
の周方向に向けて形成される他の切欠部8がそれぞれ形
成されている。
【0022】図2(a)に示すように、上記切欠部7,
8の段差方向の幅Wは、段差部6と同程度かそれより少
し広い程度の幅を有している。また、切欠部7,8の周
方向の切欠きの程度は、図2(b)に示すように、上記
筒部2,3の中心部Oから、上記一の切欠部7の先端部
に向かう方向と、上記他の切欠部8の先端部に向かう方
向とのなす周方向の角度θを略120度としている。
8の段差方向の幅Wは、段差部6と同程度かそれより少
し広い程度の幅を有している。また、切欠部7,8の周
方向の切欠きの程度は、図2(b)に示すように、上記
筒部2,3の中心部Oから、上記一の切欠部7の先端部
に向かう方向と、上記他の切欠部8の先端部に向かう方
向とのなす周方向の角度θを略120度としている。
【0023】上記角度θは、120度程度が好適である
が、最大180度即ち筒部2,3の半分程度までの切欠
きであれば、切欠きの効果が十分得られ且つスリーブ1
の剛性の問題も生じない。この切欠角度が180度をこ
えると、例えばスリーブ1が切欠部7,8を境に反り返
る可能性がある等、スリーブ1自体の剛性の問題が生じ
る。もっとも、スリーブ1の材質、筒の厚さにより剛性
を高めれば、切欠角度を大きくすることは可能である
が、コスト等の点を考慮すれば上記120度は好適な角
度であり、また180度程度が最大の角度である。
が、最大180度即ち筒部2,3の半分程度までの切欠
きであれば、切欠きの効果が十分得られ且つスリーブ1
の剛性の問題も生じない。この切欠角度が180度をこ
えると、例えばスリーブ1が切欠部7,8を境に反り返
る可能性がある等、スリーブ1自体の剛性の問題が生じ
る。もっとも、スリーブ1の材質、筒の厚さにより剛性
を高めれば、切欠角度を大きくすることは可能である
が、コスト等の点を考慮すれば上記120度は好適な角
度であり、また180度程度が最大の角度である。
【0024】ここで、上記スリーブ1の製造方法につい
て説明する。スリーブ1はリン青銅からなる平板をプレ
ス加工して製造する。スリーブ1の材料はリン青銅が好
適であるが、他にベリリウム鋼、ステンレス鋼等の金属
が用いられる。
て説明する。スリーブ1はリン青銅からなる平板をプレ
ス加工して製造する。スリーブ1の材料はリン青銅が好
適であるが、他にベリリウム鋼、ステンレス鋼等の金属
が用いられる。
【0025】スリーブ1の製造工程は、図3に示すよう
に、先ずプレス加工(せん断加工)により、上記平板を
所定形状の平板の板片に裁断し(図3(a))、さらに
切欠部7,8に該当する部位を切断し(図3(b))、
プレス加工(曲げ加工)により段差部6を形成する(図
3(c))。この後、切断箇所のエッジの面取加工を行
う。次に、プレス加工(曲げ加工)により、予め準備し
たスリーブ1の内部空間に相当する型に上記加工した板
片を巻き付けてスリーブを成形する。この曲げ加工によ
り、小径筒部2と大径筒部3を有し、端部同士間に切り
割部4,5が形成されたスリーブ1を得る。このように
スリーブ1は、全体を通してプレス加工により製造され
る。
に、先ずプレス加工(せん断加工)により、上記平板を
所定形状の平板の板片に裁断し(図3(a))、さらに
切欠部7,8に該当する部位を切断し(図3(b))、
プレス加工(曲げ加工)により段差部6を形成する(図
3(c))。この後、切断箇所のエッジの面取加工を行
う。次に、プレス加工(曲げ加工)により、予め準備し
たスリーブ1の内部空間に相当する型に上記加工した板
片を巻き付けてスリーブを成形する。この曲げ加工によ
り、小径筒部2と大径筒部3を有し、端部同士間に切り
割部4,5が形成されたスリーブ1を得る。このように
スリーブ1は、全体を通してプレス加工により製造され
る。
【0026】したがって、上記実施の形態によれば、切
欠部7,8を設けて段差部6を切欠くことにより、段差
部6における拡開を妨げる応力の一部が除去され、小径
筒部2及び大径筒部3に対する段差部6の影響が緩和さ
れる。これにより、各筒部2,3の把持力が各筒部2,
3の全体にわたって一定することからフェルールの保持
が安定し、フェルールを差し込んだ状態ではフェルール
同士の中心が整列して光ファイバ同士の軸ずれのない状
態が維持される。
欠部7,8を設けて段差部6を切欠くことにより、段差
部6における拡開を妨げる応力の一部が除去され、小径
筒部2及び大径筒部3に対する段差部6の影響が緩和さ
れる。これにより、各筒部2,3の把持力が各筒部2,
3の全体にわたって一定することからフェルールの保持
が安定し、フェルールを差し込んだ状態ではフェルール
同士の中心が整列して光ファイバ同士の軸ずれのない状
態が維持される。
【0027】一方、上記スリーブ1の製造方法によれ
ば、原材料が原価コストの低い板であり、全ての工程を
プレス加工による製法を用いたことから、従来技術のよ
うに管を成形してスリーブを製造する方法に比べてスリ
ーブの製造コストが大幅に低減され、また一個当たりの
製造時間も短縮される。また上記実施の形態に係るスリ
ーブは、製品の均一化が図られ、抜去力のばらつきもな
く製品の歩留りが向上し、さらに、プレス加工は製造容
易で量産にも適している。
ば、原材料が原価コストの低い板であり、全ての工程を
プレス加工による製法を用いたことから、従来技術のよ
うに管を成形してスリーブを製造する方法に比べてスリ
ーブの製造コストが大幅に低減され、また一個当たりの
製造時間も短縮される。また上記実施の形態に係るスリ
ーブは、製品の均一化が図られ、抜去力のばらつきもな
く製品の歩留りが向上し、さらに、プレス加工は製造容
易で量産にも適している。
【0028】図4(a)(b)は、第二の実施の形態に
係るスリーブ21を示したものである。このスリーブ2
1は、上記スリーブ1と同様、小径筒部2と大径筒部3
には切り割部4,5が形成され、また両筒部2,3の段
差部6には、上記切り割部4,5から周方向に向けて一
の切欠部7及び他の切欠部8がそれぞれ形成されてい
る。さらに、このスリーブ21は、段差部6に周方向に
長い角孔22が設けられている。上記角孔22は、曲げ
加工の前に打抜き(プレス加工)により形成され、この
スリーブ21も上記実施の形態と同様、プレス加工によ
り製造される。
係るスリーブ21を示したものである。このスリーブ2
1は、上記スリーブ1と同様、小径筒部2と大径筒部3
には切り割部4,5が形成され、また両筒部2,3の段
差部6には、上記切り割部4,5から周方向に向けて一
の切欠部7及び他の切欠部8がそれぞれ形成されてい
る。さらに、このスリーブ21は、段差部6に周方向に
長い角孔22が設けられている。上記角孔22は、曲げ
加工の前に打抜き(プレス加工)により形成され、この
スリーブ21も上記実施の形態と同様、プレス加工によ
り製造される。
【0029】上記角孔22は図3(b)に示すように、
筒部2,3の中心部Oから見て上記切り割部4,5と反
対側の段差部6に設けられ、上記切欠部7,8と同様、
段差部6と同程度の段差方向の幅を有している。また、
上記筒部2,3の中心部Oから、角孔9の一の端部に向
かう方向と、他の端部に向かう方向とのなす周方向の角
度θ’は略120度であり、これは上記筒部2,3の中
心部Oから、切欠部7、切欠部8の各先端部に向かう方
向とのなす角度θと同一である。
筒部2,3の中心部Oから見て上記切り割部4,5と反
対側の段差部6に設けられ、上記切欠部7,8と同様、
段差部6と同程度の段差方向の幅を有している。また、
上記筒部2,3の中心部Oから、角孔9の一の端部に向
かう方向と、他の端部に向かう方向とのなす周方向の角
度θ’は略120度であり、これは上記筒部2,3の中
心部Oから、切欠部7、切欠部8の各先端部に向かう方
向とのなす角度θと同一である。
【0030】この実施の形態においては、切欠部7,8
に加えて角孔22を設けたことにより、段差部6におけ
る応力がさらに低減され、このため筒部2,3における
把持力がより均一な状態に近づき、各筒部の把持力のバ
ランスが一定するので同軸度の点で優れる。さらにプレ
ス加工の際、小径筒部2及び段差部6を形成する板肉が
収縮するがこの一部が角孔に逃げることができ、金属の
経時変化の防止に役立つという効果がある。したがっ
て、この実施の形態に係るスリーブ21は、上記第一の
実施の形態の効果に加えて上記効果を得ることができ
る。なお、上記角孔22は段差部6における応力を低減
するものであるから、切り割部4,5からみて左右対象
が好ましい。上記角孔22は複数設けることとしても良
く、また孔の形状は角形に限らず円形状、長円形状とす
ることができる。
に加えて角孔22を設けたことにより、段差部6におけ
る応力がさらに低減され、このため筒部2,3における
把持力がより均一な状態に近づき、各筒部の把持力のバ
ランスが一定するので同軸度の点で優れる。さらにプレ
ス加工の際、小径筒部2及び段差部6を形成する板肉が
収縮するがこの一部が角孔に逃げることができ、金属の
経時変化の防止に役立つという効果がある。したがっ
て、この実施の形態に係るスリーブ21は、上記第一の
実施の形態の効果に加えて上記効果を得ることができ
る。なお、上記角孔22は段差部6における応力を低減
するものであるから、切り割部4,5からみて左右対象
が好ましい。上記角孔22は複数設けることとしても良
く、また孔の形状は角形に限らず円形状、長円形状とす
ることができる。
【0031】図5(a)(b)は、第三の実施の形態に
係るスリーブ31を示したものである。このスリーブ3
1は、内径の小さい小径筒部2と内径の大きい大径筒部
3とを有し、これら筒部2,3には切り割部4,5が形
成されている。そして、このスリーブ31には、両筒部
2,3の段差部6に、上記切り割部4,5を中央にして
左右対象の位置に一の角孔32及び他の角孔34が形成
され、また筒部2,3の中心部Oから見て上記切り割部
4,5と反対側の段差部6にも角孔33が設けられてい
る。
係るスリーブ31を示したものである。このスリーブ3
1は、内径の小さい小径筒部2と内径の大きい大径筒部
3とを有し、これら筒部2,3には切り割部4,5が形
成されている。そして、このスリーブ31には、両筒部
2,3の段差部6に、上記切り割部4,5を中央にして
左右対象の位置に一の角孔32及び他の角孔34が形成
され、また筒部2,3の中心部Oから見て上記切り割部
4,5と反対側の段差部6にも角孔33が設けられてい
る。
【0032】上記各角孔は、段差方向の幅が段差部6と
同程度か或いは少し大きい幅を有し、周方向の幅は角孔
部分全体と角孔以外の部分の割合が5対5(又は4対
6)程度の大きさが好適である。角孔32,33,34
は段差部6に略均等な間隔で設けられている。このよう
に角孔は、切り割部4,5を中央にして左右対象の状態
に形成され、角孔の数は3個に限られるものではなく、
また孔の形状についても角孔に限られるものではない。
上記角孔32,33,34は、曲げ加工の前に打抜き
(プレス加工)により形成され、このスリーブ31も上
記第一の実施の形態と同様、プレス加工により製造され
る。
同程度か或いは少し大きい幅を有し、周方向の幅は角孔
部分全体と角孔以外の部分の割合が5対5(又は4対
6)程度の大きさが好適である。角孔32,33,34
は段差部6に略均等な間隔で設けられている。このよう
に角孔は、切り割部4,5を中央にして左右対象の状態
に形成され、角孔の数は3個に限られるものではなく、
また孔の形状についても角孔に限られるものではない。
上記角孔32,33,34は、曲げ加工の前に打抜き
(プレス加工)により形成され、このスリーブ31も上
記第一の実施の形態と同様、プレス加工により製造され
る。
【0033】上記スリーブ31にフェルールを差し込ん
だ場合、上記段差部6の全体にわたって応力が生じる
が、この実施の形態では段差部6に設けた角孔32等に
より段差部6に生じる応力が低減される。このため段差
部6が筒部2,3に及ぼす影響が緩和され、各筒部2,
3における把持力が均一な状態に近づき、各筒部2,3
毎の把持力のバランスが良くなる。
だ場合、上記段差部6の全体にわたって応力が生じる
が、この実施の形態では段差部6に設けた角孔32等に
より段差部6に生じる応力が低減される。このため段差
部6が筒部2,3に及ぼす影響が緩和され、各筒部2,
3における把持力が均一な状態に近づき、各筒部2,3
毎の把持力のバランスが良くなる。
【0034】したがって、上記実施の形態によれば、ス
リーブ31の両端部から差し込んだフェルールの保持バ
ランスがよく、光ファイバ同士の同軸度も良好である。
またプレス加工の際、小径筒部2及び段差部6を形成す
る板肉が収縮するがこの一部が角孔に逃げることがで
き、金属の経時変化の防止に役立つ。さらに、上記実施
の形態と同様に、製造が容易で、製造コスト、製造時間
等の点でも優れる。
リーブ31の両端部から差し込んだフェルールの保持バ
ランスがよく、光ファイバ同士の同軸度も良好である。
またプレス加工の際、小径筒部2及び段差部6を形成す
る板肉が収縮するがこの一部が角孔に逃げることがで
き、金属の経時変化の防止に役立つ。さらに、上記実施
の形態と同様に、製造が容易で、製造コスト、製造時間
等の点でも優れる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光フ
ァイバ接続用スリーブによれば、小径筒部と、段差部を
経て連続的に形成される大径筒部と、切り割部と、段差
部に形成され、切り割部から周方向に向けて形成される
一の切欠部及び他の切欠部と、を有する構成を採用した
から、段差部に生じる応力が低減され、各筒部それぞれ
につき、全体にわたって把持力が一定するので同軸度の
点で優れ、フェルール同士が良好に接合され、また抜去
力も安定するという効果がある。
ァイバ接続用スリーブによれば、小径筒部と、段差部を
経て連続的に形成される大径筒部と、切り割部と、段差
部に形成され、切り割部から周方向に向けて形成される
一の切欠部及び他の切欠部と、を有する構成を採用した
から、段差部に生じる応力が低減され、各筒部それぞれ
につき、全体にわたって把持力が一定するので同軸度の
点で優れ、フェルール同士が良好に接合され、また抜去
力も安定するという効果がある。
【0036】また、本発明に係る光ファイバ接続用スリ
ーブは、筒部の中心部から、一の切欠部及び他の切欠部
に向かう方向とのなす周方向の角度が、略180度以内
としたから、段差部の剛性が適切に維持できる。
ーブは、筒部の中心部から、一の切欠部及び他の切欠部
に向かう方向とのなす周方向の角度が、略180度以内
としたから、段差部の剛性が適切に維持できる。
【0037】さらに本発明に係る光ファイバ接続用スリ
ーブは、段差部に段差方向の幅又はこれ以上の大きさの
孔を形成した構成としたから、さらに段差部に生じる応
力が低減され、筒部における把持力がより均一な状態に
近づき、各筒部の把持力のバランスが一定して同軸度が
改善されるという効果がある。
ーブは、段差部に段差方向の幅又はこれ以上の大きさの
孔を形成した構成としたから、さらに段差部に生じる応
力が低減され、筒部における把持力がより均一な状態に
近づき、各筒部の把持力のバランスが一定して同軸度が
改善されるという効果がある。
【0038】本発明に係る光ファイバ接続用スリーブの
製造方法は、平板の一の端部及び他の端部に切欠部をそ
れぞれ形成し、プレス加工により平板を筒状に折り曲げ
てスリーブを形成する方法を採用したから、製造コスト
が低減され、製造容易であり製造時間も短縮され、加え
て、プレス加工の際の板肉の一部が切欠部或いは孔に逃
げることができ、金属の経時変化を防止するという効果
がある。
製造方法は、平板の一の端部及び他の端部に切欠部をそ
れぞれ形成し、プレス加工により平板を筒状に折り曲げ
てスリーブを形成する方法を採用したから、製造コスト
が低減され、製造容易であり製造時間も短縮され、加え
て、プレス加工の際の板肉の一部が切欠部或いは孔に逃
げることができ、金属の経時変化を防止するという効果
がある。
【0039】また本発明は、小径筒部と、段差部を経て
連続的に形成される大径筒部と、長手方向に連続的に形
成される切り割部と、段差部に設けられる一または複数
の孔と、を有する構成を採用したから、孔によって段差
部に生じる応力が低減され、各筒部における把持力が均
一となり、フェルールの保持バランスが良くなり同軸度
も良好であるという効果がある。
連続的に形成される大径筒部と、長手方向に連続的に形
成される切り割部と、段差部に設けられる一または複数
の孔と、を有する構成を採用したから、孔によって段差
部に生じる応力が低減され、各筒部における把持力が均
一となり、フェルールの保持バランスが良くなり同軸度
も良好であるという効果がある。
【0040】また、本発明に係る光ファイバ接続用スリ
ーブの製造方法は、平板の一の端部と他の端部との間に
一または複数の孔を穿設し、プレス加工により平板を筒
状に折り曲げてスリーブを形成することとしたから、製
造が容易に行え製造コストが低減するという効果があ
る。
ーブの製造方法は、平板の一の端部と他の端部との間に
一または複数の孔を穿設し、プレス加工により平板を筒
状に折り曲げてスリーブを形成することとしたから、製
造が容易に行え製造コストが低減するという効果があ
る。
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る光ファイバ接
続用スリーブの斜視図である。
続用スリーブの斜視図である。
【図2】第一の実施の形態に係るスリーブを示す図であ
り、(a)は図1のA−A断面図、(b)は小径筒部側
からみた側面説明図である。
り、(a)は図1のA−A断面図、(b)は小径筒部側
からみた側面説明図である。
【図3】実施の形態に係るスリーブの製造工程の説明図
である。
である。
【図4】第二の実施の形態に係るスリーブを示す図であ
り、(a)は斜視図、(b)は小径筒部側からみた側面
説明図である。
り、(a)は斜視図、(b)は小径筒部側からみた側面
説明図である。
【図5】第三の実施の形態に係るスリーブを示す図であ
り、(a)は斜視図、(b)は小径筒部側からみた側面
説明図である。
り、(a)は斜視図、(b)は小径筒部側からみた側面
説明図である。
【図6】従来例に係り、二種類の内径を有するスリーブ
を示す図であり、(a)は斜視図、(b)はE−E断面
図である。
を示す図であり、(a)は斜視図、(b)はE−E断面
図である。
【図7】従来例に係るスリーブを示す図である。
1 スリーブ 2 小径筒部 3 大径筒部 4,5 切り割部 6 段差部 7,8 切欠部 22 孔 32,33,34 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/24 - 6/38
Claims (4)
- 【請求項1】 筒内の両側からフェルールを挿入して固
定する光ファイバ接続用スリーブにおいて、 内径の小さい小径筒部と、 この小径筒部から段差部を経て連続的に形成される内径
の大きい大径筒部と、 上記両筒部の全長にわたり長手方向に連続的に形成され
る切り割部と、 上記段差部に形成され、上記切り割部から一の周方向に
向けて形成される一の切欠部及び他の周方向に向けて形
成される他の切欠部と、上記段差部に形成され、一辺又は径が段差部の段差方向
の幅又はこれ以上の大きさの孔と、 を有することを特徴
とする光ファイバ接続用スリーブ。 - 【請求項2】 内径の小さい小径筒部と、 この小径筒部から段差部を経て連続的に形成される内径
の大きい大径筒部と、 上記両筒部の全長にわたり長手方向に連続的に形成され
る切り割部と、 上記段差部に形成され、上記切り割部から一の周方向に
向けて形成される一の切欠部及び他の周方向に向けて形
成される他の切欠部とを有し、 筒内の両側からフェルールを挿入して固定する光ファイ
バ接続用スリーブの製造方法であって、 金属製の平板の一の端部の途中に上記一の切欠部を、こ
れに対応する他の端部に上記他の切欠部をそれぞれプレ
ス加工により切り取り、 プレス加工により上記平板を筒状に折り曲げて上記光フ
ァイバ接続用スリーブを製造することを特徴とする光フ
ァイバ接続用スリーブの製造方法。 - 【請求項3】 筒内の両側からフェルールを挿入して固
定する光ファイバ接続用スリーブにおいて、 内径の小さい小径筒部と、 この小径筒部から段差部を経て連続的に形成される内径
の大きい大径筒部と、 上記両筒部の全長にわたり長手方向に連続的に形成され
る切り割部と、 上記段差部に上記切り割部を中央にして左右対象に形成
される、一辺又は径が段差部の段差方向の幅又はこれ以
上の大きさの一または複数の孔と、を有することを特徴
とする光ファイバ接続用スリーブ。 - 【請求項4】 請求項3記載の光ファイバ接続用スリー
ブの製造方法であって、 金属製の平板の一の端部の途中とこの部位に対応する他
の端部との間に一または複数の孔をプレス加工により穿
設し、 プレス加工により上記平板を筒状に折り曲げて上記光フ
ァイバ接続用スリーブを製造することを特徴とする光フ
ァイバ接続用スリーブの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11168502A JP3089241B1 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 光ファイバ接続用スリーブ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11168502A JP3089241B1 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 光ファイバ接続用スリーブ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3089241B1 true JP3089241B1 (ja) | 2000-09-18 |
JP2000356726A JP2000356726A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15869267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11168502A Expired - Fee Related JP3089241B1 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 光ファイバ接続用スリーブ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3089241B1 (ja) |
-
1999
- 1999-06-15 JP JP11168502A patent/JP3089241B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000356726A (ja) | 2000-12-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |