JP2003103526A - 段付きピン、その製造方法及び中子 - Google Patents

段付きピン、その製造方法及び中子

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JP2003103526A
JP2003103526A JP2001303733A JP2001303733A JP2003103526A JP 2003103526 A JP2003103526 A JP 2003103526A JP 2001303733 A JP2001303733 A JP 2001303733A JP 2001303733 A JP2001303733 A JP 2001303733A JP 2003103526 A JP2003103526 A JP 2003103526A
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JP
Japan
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pin
sleeve
stepped
core
stepped pin
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JP2001303733A
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English (en)
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Atsushi Yamakawa
淳 山川
Masayoshi Tsukamoto
昌義 塚本
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で安価な段付きピン、その製造方
法及び中子を提供する。 【解決手段】 挿通孔6aが長手方向に形成され、一端
に先端が細径となるテーパ部6bが設けられたスリーブ
6と、挿通孔に挿着されるピン7とを有し、スリーブの
他端に係止部5aが形成されている段付きピン5、その
製造方法及び中子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段付きピン、その
製造方法及び中子に関する。
【0002】
【従来の技術】フェルール、例えば、図7に示す多心コ
ネクタ用のフェルール1は、合成樹脂によって本体1a
の後部に鍔部1bが形成されると共に、本体1aの略中
央から後部側が筒状に成形され、本体1aの中央に開口
1cが形成されている。また、フェルール1は、両側
に、長手方向に沿ってガイドピンを挿通する2つのピン
孔1dが形成され、2つのピン孔1d間に光ファイバを
挿通する複数のファイバ孔1eが形成されている。
【0003】フェルール1は、後方から光ファイバをフ
ァイバ孔1eに挿通し、開口1cから接着剤を注入して
光ファイバをファイバ孔1eに接着すると共に、開口1
cを接着剤で封止して光コネクタとされる。フェルール
1を成形する際は、図8に示す段付きピン2をピンホル
ダで把持した中子を金型内に配置してファイバ孔を成形
している。
【0004】段付きピン2は、図8に示したように、細
径部2aの後部にテーパ状の段部2bを介して大径部2
cが形成され、大径部2cの端部に係止部2dが設けら
れている。段付きピン2は、細径部2aがフェルール1
のファイバ孔1eを、大径部2cが光ファイバをファイ
バ孔1eへと案内するガイド孔(図示せず)を、それぞ
れ成形し、光ファイバに対応させて、細径部2aは長さ
2〜3mm、太さ0.125mm程度、大径部2cは長さ
10mm程度、太さ0.25mm程度に設定されている。
一方、係止部2dは、図9に示すように、ピンホルダ3
a,3bで把持させることにより、複数の段付きピン2
をピンホルダ3a,3bで一括して保持することにより
中子3が組み立てられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の段付きピンは、従来、太さ1mm程度の金属棒を切
削加工して、細径部2aや大径部2cを細いピン状に形
成すると共に、端部の両側を切削することにより係止部
2dを板状に形成している。このため、上記段付きピン
は、切削量が多いことから、切削に伴う加工工数が多
く、段付きピンのみならず、段付きピンを用いた中子の
製造コストが高くなるという問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、加工工数が少なく、製造が容易で安価な段付きピ
ン、その製造方法及び中子を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の段付きピンにおいては、挿通孔が長手方向に形
成され、一端に先端が細径となるテーパ部が設けられた
スリーブと、前記挿通孔に挿着されるピンとを有し、前
記スリーブの他端に係止部が形成されている構成とした
のである。
【0008】また、上記目的を達成するため本発明の段
付きピンの製造方法においては、一端に先端が細径とな
るテーパ部が設けられたスリーブの、長手方向に形成さ
れた挿通孔にピンを挿通する工程と、前記スリーブの他
端に係止部を形成する工程とを備えた構成としたのであ
る。更に、上記目的を達成するため本発明の中子におい
ては、挿通孔が長手方向に形成され、一端に先端が細径
となるテーパ部が設けられたスリーブと、前記挿通孔に
挿着されるピンとを有し、前記スリーブの他端に係止部
が形成された段付きピンがピンホルダに複数把持されて
いる構成としたのである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の段付きピン、その
製造方法及び中子に係る一実施形態を図1乃至図6に基
づいて詳細に説明する。段付きピン5は、図1に示すよ
うに、スリーブ6とピン7とを有し、端部に係止部5a
が形成されている。
【0010】スリーブ6は、SKH,SUS(例えば、
SUS304等)等の金属が使用され、図2(a)に示
すように挿通孔6aが長手方向に形成された円筒状に成
形されている。スリーブ6は、外直径が0.25mmで、
挿通孔6aの内直径がピン7の後述する外直径と同等、
若しくは僅かに大きく設定されている。スリーブ6は、
図2(a)に示すスリーブ6の一端を加工して、図2
(b)に示すように、先端が細径となるテーパ部6bが
設けられている。
【0011】ピン7は、SUS,SKH,ピアノ線等の
合金、超鋼等からなる外直径が0.125mm程度のピン
である。以上のように構成される段付きピン5は、一端
にテーパ部6bが設けられた図2(b)に示すスリーブ
6に、図3に示すように、テーパ部6b側から挿通孔6
aにピン7を挿通する。
【0012】そして、図4に示すピン7を挿通したスリ
ーブ6の他端をプレス又は曲げ加工等によって潰すこと
で、図1に示すように、スリーブ6の端部に係止部5a
が形成された段付きピン5が製造される。ここで、段付
きピン5は、図5に示すように、図4に示すスリーブ6
の他端側を曲げ加工して係止部5bを形成してもよい。
【0013】このようにして製造された段付きピン5
は、複数本、例えば4本、図6に示すように、ピンホル
ダ10a,10bで一括して把持させることにより中子
10に組み立てられる。従って、段付きピン5は、一端
にテーパ部6bを設けたスリーブ6の挿通孔6aにピン
7を挿通し、プレス等によって係止部5aや曲げ加工に
よって係止部5bを形成するだけで、従来の段付きピン
のように切削加工する必要がない。このため、本発明に
よれば、段付きピン5のみならず中子10を非常に簡
単、かつ、安価に製造することができる。
【0014】また、図8に示す従来の段付きピン2は、
前記のように切削加工によって製造しているため、細径
部2aの長さが3mm程度のものしか製造することがで
きなかった。しかし、本発明方法においては、スリーブ
6の挿通孔6aにピン7を挿通するだけなので、ピン7
を長くすることによって細径部2aに対応する部分の長
さを任意に設定することできるという利点がある。
【0015】しかも、従来の段付きピン2は、切削加工
によって製造していることから、係止部2dの加工時に
反りが生じ易く、精密度が必要とされる細径部2aや大
径部2cの同芯度が出し難いという欠点がある。これに
対し、本発明においては、予めスリーブ6やピン7を高
精度に製造しておけば、その精度の下に段付きピンを高
精度に製造することができるという利点がある。
【0016】尚、上記実施形態の段付きピン5は、端部
を潰して係止部5aや曲げ加工して係止部5bを形成し
た。しかし、本発明の段付きピンは、他端にピンホルダ
に係止する係止部が形成されていれば、上記係止部5a
や係止部5bに限定されるものではなく、例えば、スリ
ーブ6に形成した段部を係止部としてもよいことは言う
までもない。
【0017】また、中子が把持する段付きピンの数は、
4本に限定されるものではなく、目的に応じて所望本数
を把持すればよく、また、所望本数の段付きピンを複数
段に把持してもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1乃至3の発明によれば、製造が
容易で安価な段付きピン、その製造方法及び中子を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の段付きピンの一実施形態を示す斜視図
である。
【図2】図1の段付きピンで用いるスリーブの加工前
(a)と、加工後(b)の斜視図である。
【図3】スリーブにピンを挿着する工程を示す斜視図で
ある。
【図4】スリーブにピンを挿着した状態を示す斜視図で
ある。
【図5】本発明の段付きピンの他の実施形態を示す斜視
図である。
【図6】段付きピンがピンホルダに複数把持された本発
明の中子の一実施形態を示す斜視図である。
【図7】多心コネクタ用のフェルールの一例を示す斜視
図である。
【図8】従来の段付きピンの一例とその製造方法を示す
斜視図である。
【図9】図8の段付きピンを用いた中子の一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
5 段付きピン 5a,5b 係止部 6 スリーブ 6a 挿通孔 6b テーパ部 7 ピン 10 中子 10a,10b ピンホルダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿通孔が長手方向に形成され、一端に先
    端が細径となるテーパ部が設けられたスリーブと、前記
    挿通孔に挿着されるピンとを有し、前記スリーブの他端
    に係止部が形成されていることを特徴とする段付きピ
    ン。
  2. 【請求項2】 一端に先端が細径となるテーパ部が設け
    られたスリーブの、長手方向に形成された挿通孔にピン
    を挿通する工程と、前記スリーブの他端に係止部を形成
    する工程とを備えたことを特徴とする段付きピンの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 挿通孔が長手方向に形成され、一端に先
    端が細径となるテーパ部が設けられたスリーブと、前記
    挿通孔に挿着されるピンとを有し、前記スリーブの他端
    に係止部が形成された段付きピンがピンホルダに複数把
    持されていることを特徴とする中子。
JP2001303733A 2001-09-28 2001-09-28 段付きピン、その製造方法及び中子 Pending JP2003103526A (ja)

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