JPH0740965Y2 - 光ファイバコネクタ用キャピラリ - Google Patents

光ファイバコネクタ用キャピラリ

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JPH0740965Y2
JPH0740965Y2 JP1989106722U JP10672289U JPH0740965Y2 JP H0740965 Y2 JPH0740965 Y2 JP H0740965Y2 JP 1989106722 U JP1989106722 U JP 1989106722U JP 10672289 U JP10672289 U JP 10672289U JP H0740965 Y2 JPH0740965 Y2 JP H0740965Y2
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JP
Japan
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capillary
optical fiber
fiber
fiber connector
guide port
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Application number
JP1989106722U
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JPH0345504U (ja
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敏行 神原
浩二 竹村
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は光ファイバ同士を相互に接続する光ファイバコ
ネクタ等に用いられるキャピラリに関する。
[従来の技術] 従来の光ファイバコネクタは第2図及び第3図示される
通り、外形が所定寸法に仕上げられ、中心に光ファイバ
を挿通する細孔Sを有する円筒状のキャピラリCで構成
されており、ファイバFの接続に際しては上記細孔S中
にファイバFを一方端から挿入するが、この場合細孔S
にファイバFを挿入し易くするために、キャピラリCの
端部に細孔Sに連なる円錘状の案内口A1,A2が形成して
あり、このような案内口A1,A2によるガイド作用でもっ
て比較的容易に125μmと極めて小径のファイバFを細
孔S中に挿入固定することができる。
ここで、第2図ではテーパー角度が最も一般的で加工し
やすい45度となっている。この円錘状の案内口の加工
は、一般的に同形状をしたダイヤモンド電着ツールをキ
ャピラリCの一方端から細孔Sと同軸方向に押し付け研
削してゆく。しかしこの角度で加工した案内口は、ファ
イバを挿入する際に十分スムーズに挿入することができ
ず、時には案内部でひっかかりファイバが折れてしまう
ことがある。第3図は、この不具合を解決するためにテ
ーパー角度を45度より小さくし、ファイバの挿入感を改
良したものである。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、テーパー角度が小さくなると、電着ツールの
先端が鋭くなり折れ易くなるばかりでなく、もし一体成
形等の他の方法でこの様な鋭い円錘形状の加工を実現で
きたとしても、第3図に示すとうり円錘部の体積及び深
さが大きくなってしまい、接着固定時に気泡を巻込み易
くなったり、マイクロベンドが生じ損失等に悪影響を及
ぼし易くなる。
本考案は、円錘部を大小二段階に形成することにより、
これらの問題点を解決することを目的とするものであ
る。
[問題を解決するための手段] 上記の問題点を解決するために、本考案は先ず従来通り
テーパー角度が略45度の円錘部を設けた後、更にその奥
にテーパー角度が15〜30度の微小な円錘形状を設けた光
ファイバコネクタ用キャピラリを形成する。
[作用] 従来通りテーパー角度が略45度の円錘部を設けた後、更
にその奥にテーパー角度が15〜30度の微小な円錘形状を
設けるため、電着ツールの先端が鋭くなっても折れた
り、摩耗することが少なくてすむ。また、ファイバの挿
入感が良好で、しかも接着固定の際にマイクロベンドに
よる損失が生じにくい。
[実施例] 第1図(θ=30°),第2図,及び第3図(テーパー角
度:30度)の3種類のキャピラリをそれぞれ十数個用意
し、実際にファイバを挿入固定しコネクタを作製し、マ
イクロベンド損失の測定を行なった。その前に、第4図
に示すようにテーパー角度(θ)と円錘部中の芯線部長
さ(D)の関係を計算した。ここで、ファイバのクラッ
ド径は125μm、ジャケット径は0.9mmで計算してある。
結果から分るとうり、θ=30°の芯線部長さはθ=45°
の時の芯線部長さの2倍近くになり、θ=15°にいたっ
ては4倍近くになる。体積についても同様で、これがマ
イクロベンド損失の要因になることが予想される。
先ず、ファイバの挿入感を比較してみると、θ=45°の
時は作業者の熟練度によりうまく挿入できない場合があ
るが、θ=30°であれば誰でも容易に挿入することがで
きた。本考案のキャピラリについても同様、非常に挿入
感が良好であった。次にマイクロベンド損失について測
定してみたが、θ=45°のときは測定誤差レベルでほと
んど確認されなかったが、θ=30°の場合数個のものに
マイクロベンド損失が観測された。本考案のキャピラリ
については、θ=45°のものと同様すべて測定誤差レベ
ルであった。
以上の例については、奥の円錘部がテーパー角30度のも
のであったが、これより小さくても当然構わない。ただ
し、電着ツールの形状の制限から、15度程度が限界にな
ると考えられる。またここではキャピラリすなはちフェ
ルール先端に圧入等で固定されたものについて比較した
が、フェルールそのものをセラミックで構成したもの
(一体形フェルール)でも同様の効果があることは言う
までもない。更に、先に本出願人が特願昭59−161658で
考案した様に、二段の円錘部の交差領域及び、奥の円錘
部と細孔の交差領域に丸みを形成することにより、ファ
イバの挿入感が一層向上することが期待される。
[考案の効果] 以上の例の様に、ファイバ案内口の円錘部を所定の角度
で二段に構成することにより、容易に加工ができしか
も、作業者の熟練度にかかわらずファイバの挿入、接着
・固定ができ品質の安定したコネクタの作製が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す部分断面図である。
第2図及び第3図は従来の光ファイバコネクタ用キャピ
ラリの部分断面図を示す。第4図はテーパー角度と円錘
部中の芯線部長さの関係を説明するための縦断面図と表
である。 C:キャピラリ S:細孔 A1,A2:案内口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック材料からなり、中心軸上に光フ
    ァイバを挿通する細孔を有するとともに該細孔に連通し
    た案内口を一方の端部に形成したキャピラリにおいて、
    上記案内口をテーパー角度が略45度のテーパー状とな
    し、さらに該テーパー状案内口と上記細孔の間に15〜30
    度の微小なテーパーを形成したことを特徴とする光ファ
    イバコネクタ用キャピラリ。
  2. 【請求項2】上記微小テーパー状案内口と上記細孔の交
    さ領域に丸みを形成したことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の光ファイバコネクタ用キャピラ
    リ。
JP1989106722U 1989-09-11 1989-09-11 光ファイバコネクタ用キャピラリ Expired - Lifetime JPH0740965Y2 (ja)

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JPH0345504U JPH0345504U (ja) 1991-04-26
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