JPH081687U - 光ファイバコネクタ用部材 - Google Patents

光ファイバコネクタ用部材

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Publication number
JPH081687U
JPH081687U JP007412U JP741296U JPH081687U JP H081687 U JPH081687 U JP H081687U JP 007412 U JP007412 U JP 007412U JP 741296 U JP741296 U JP 741296U JP H081687 U JPH081687 U JP H081687U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
conical portion
taper angle
fiber connector
guide port
Prior art date
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Pending
Application number
JP007412U
Other languages
English (en)
Inventor
敏行 神原
浩二 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Publication of JPH081687U publication Critical patent/JPH081687U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工が容易で、光ファイバの挿入感が良く、マ
イクロベンド損失の少ない光ファイバコネクタ用部材を
得る。 【解決手段】セラミック材料からなり、中心軸上に光フ
ァイバを挿通する細孔11を有するとともに、該細孔1
1に連通した案内口12を一方の端部に形成した光ファ
イバコネクタ用部材において、上記案内口12を、端部
に連続した第1円錐部12aと、該第1円錐部12aよ
りも小さなテーパー角度の第2円錐部12bから形成
し、該第2円錐部12bのテーパー角度θ2 を15〜3
0°とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、光ファイバ同士を相互に接続する光ファイバコネクタ等に用いられ るキャピラリやフェルール等の光ファイバコネクタ用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光ファイバコネクタには、図2及び図3に示すように、外形が所定寸法 に仕上げられ、中心に光ファイバ20を挿通する細孔11を有する円筒状のフェ ルール10が用いられており、一対のフェルール10の端面同士を突き合わせる ことによって、光コネクタを構成するようになっている。
【0003】 上記光ファイバ20をフェルール10に接合する際は、細孔11に光ファイバ 20を一方端から挿入するが、この挿入を容易にするために、円錐状の案内口1 2が形成されている。この案内口12のガイド作用により、直径125μmと極 めて小径の光ファイバ20を細孔11中に容易に挿入し、固定することができる 。
【0004】 ここで、図2は案内口12のテーパ角度θを、最も一般的で加工しやすい45 °としてある。この円錐状の案内口12の加工は、一般に、同じ形状をしたダイ ヤモンド電着ツールをフェルール10の一方端から細孔11と同軸方向に押し付 け研削してゆくことにより行われる。しかし、この角度で加工した案内口12は 、光ファイバ20を挿入する際に十分スムーズに挿入することができず、時には 案内口12で引っ掛かり、光ファイバ20が折れてしまうことがある。
【0005】 そこで、図3に示すように、案内口12のテーパー角度θを45°よりも小さ くし、光ファイバ20の挿入感を改良したものもある(実開昭61−76405 号公報参照)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図3に示すようにテーパー角度θが小さくなると、案内口12を加 工する際の電着ツールの先端が鋭くなって折れたり磨耗しやすくなるという問題 があった。
【0007】 また、他の方法でこのような鋭い円錐状の案内口12を加工できたとしても、 案内口12の体積及び深さが大きくなってしまうため、光ファイバ20を接着固 定する際に気泡を巻き込んだり、あるいは光ファイバ20が微小に曲がってマイ クロベンドによる損失を生じる等の悪影響を及ぼしやすくなるという問題もあっ た。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、セラミック材料からなり、中心軸上に光ファイバを挿通する 細孔を有するとともに、該細孔に連通した案内口を一方の端部に形成した光ファ イバコネクタ用部材において、上記案内口を、端部に連続した第1円錐部と、該 第1円錐部よりも小さなテーパー角度の第2円錐部から形成し、該第2円錐部の テーパー角度を15〜30°としたことを特徴とする。
【0009】 また、本考案は、上記第2円錐部と上記細孔の交差領域に丸みを形成したこと を特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案によれば、テーパー角度の小さな第2円錐部を備えたことにより、光フ ァイバの挿入感を良好にできる。また、そのため第1円錐部はこれよりも大きな テーパー角度とすればよいことから、加工時に電着ツールの先端の破損を防止し 、また光ファイバの接着固定時に気泡を巻き込みにくく、マイクロベンドによる 損失が生じにくい。
【0011】
【考案の実施の形態】 以下本考案の実施形態を図によって説明する。
【0012】 図1に示すように、本考案の光ファイバコネクタ用部材であるフェルール10 は、中心軸上に光ファイバ(不図示)を挿通する細孔11を有し、一方の端部に 、上記細孔11に連通する案内口12を形成してある。そして、この案内口12 は、端部側に連続した第1円錐部12aと、これに連続した第2円錐部12bか ら形成されている。
【0013】 また、上記第1円錐部12aのテーパー角度θ1 は45°程度に形成され、第 2円錐部12bのテーパー角度θ2 はこれよりも小さな15〜30°に形成され ている。
【0014】 そのため、第2円錐部12bによって、光ファイバを容易に挿入できるととも に、第1円錐部12aのテーパー角度は大きくできることから、加工時の電着ツ ールの破損を防止し、接着時の気泡の巻き込みやマイクロベンドによる損失を防 止できるのである。
【0015】 また、上記第2円錐部12bと細孔11との交差領域に丸みを形成すれば、さ らに光ファイバの挿入感を向上させることができる。
【0016】 なお、以上の例ではフェルールについて述べたが、フェルール先端に圧入等で 固定したセラミック製のキャピラリについても同様に本考案を適用できる。
【0017】
【実施例】
まず、図4に示すように、案内口12のテーパー角度θと、案内口12中の光 ファイバ20の芯線長さDの関係を計算した。ここで、光ファイバ20のクラッ ド径は125μm、ジャケット径は0.9mmとした。結果を表1に示すように 、θ=30°の芯線長さDは、θ=45°の場合の2倍近くなり、θ=15°に いたっては4倍近くなる。体積も同様であり、これがマイクロベンド損失の要因 になると考えられる。したがって、案内口12のテーパー角度θは大きい方が良 いことがわかる。
【0018】
【表1】
【0019】 次に、本考案実施例として、図1に示すフェルール10を作製した。第1円錐 部12aのテーパー角度θ1 は45°とし、第2円錐部12bのテーパー角度θ 2 は30°とした。
【0020】 一方、比較例として図2に示すもの(テーパー角度θが45°)と図3に示す もの(テーパー角度θが30°)を合わせ、これら3種類のフェルール10をそ れぞれ十数個用意し、実際に光ファイバを挿入固定して光コネクタを作製し、マ イクロベンド損失の測定を行った。
【0021】 まず、光ファイバの挿入感を比較した。結果は表2に示す通り、図2に示すθ =45°の時は作業者の熟練度によりうまく挿入できない場合があったが、図3 に示すθ=30°のものでは、誰でも容易に挿入できた。また、本考案実施例で も同様に挿入感が良好であった。
【0022】 次にマイクロベンド損失を測定したところ、図3に示すθ=30°の場合、数 個にマイクロベンド損失が観測されたが、図2に示すθ=45°のものでは測定 誤差レベルしか確認されなかった。また、本考案実施例では同様に測定誤差レベ ルであった。
【0023】 したがって、本考案実施例では、光ファイバの挿入感が良好で、マイクロベン ド損失もほとんどないことが確認された。
【0024】
【表2】
【0025】 なお、以上の実施例では、第2円錐部12bのテーパー角度θ2 を30°とし たが、これよりも小さくしても構わない。ただし、電着ツールの形状の制限から 、15°が下限である。
【0026】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、セラミック材料からなり、中心軸上に光ファイ バを挿通する細孔を有するとともに、該細孔に連通した案内口を一方の端部に形 成した光ファイバコネクタ用部材において、上記案内口を、端部に連続した第1 円錐部と、該第1円錐部よりも小さなテーパー角度の第2円錐部から形成し、該 第2円錐部のテーパー角度を15〜30°としたことによって、加工が容易で、 光ファイバの挿入感が良く、マイクロベンド損失の少ない光ファイバコネクタ用 部材を得ることができ、品質の安定したコネクタを作製することができる。
【0027】 また、本考案は、上記第2円錐部と上記細孔の交差領域に丸みを形成したこと によって、さらに光ファイバの挿入感を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光ファイバコネクタ用保持部材を示す
部分断面図である。
【図2】従来の光ファイバコネクタ用保持部材を示す部
分断面図である。
【図3】従来の光ファイバコネクタ用保持部材を示す部
分断面図である。
【図4】案内口のテーパー角度θと、案内口中の光ファ
イバ芯線長さDとの関係を説明るための断面図である。
【符号の説明】
10:フェルール 11:細孔 12:案内口 12a:第1円錐部 12b:第2円錐部 20:光ファイバ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック材料からなり、中心軸上に光フ
    ァイバを挿通する細孔を有するとともに、該細孔に連通
    した案内口を一方の端部に形成した光ファイバコネクタ
    用部材において、上記案内口を、端部に連続した第1円
    錐部と、該第1円錐部よりも小さなテーパー角度の第2
    円錐部から形成し、該第2円錐部のテーパー角度を15
    〜30°としたことを特徴とする光フィバコネクタ用部
    材。
  2. 【請求項2】上記第2円錐部と上記細孔の交差領域に丸
    みを形成したことを特徴とする請求項1記載の光ファイ
    バコネクタ用部材。
JP007412U 1996-07-29 1996-07-29 光ファイバコネクタ用部材 Pending JPH081687U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP007412U JPH081687U (ja) 1996-07-29 1996-07-29 光ファイバコネクタ用部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP007412U JPH081687U (ja) 1996-07-29 1996-07-29 光ファイバコネクタ用部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH081687U true JPH081687U (ja) 1996-12-24

Family

ID=18528052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP007412U Pending JPH081687U (ja) 1996-07-29 1996-07-29 光ファイバコネクタ用部材

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JP (1) JPH081687U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006308736A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Kyocera Corp フェルール、光レセプタクル並びに光モジュール
CN102219047A (zh) * 2010-04-16 2011-10-19 中国科学院海洋研究所 泥质海底水下锚系打捞装置与方法
CN102632976A (zh) * 2011-02-09 2012-08-15 国家海洋局第二海洋研究所 一种海洋锚系打捞装置及其打捞方法

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