JP4373959B2 - フェルール、光レセプタクル並びに光モジュール - Google Patents

フェルール、光レセプタクル並びに光モジュール Download PDF

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Description

本発明は、光通信等における光ファイバ間の接続に使用されるフェルール、該フェルールを有する光レセプタクル、並びに該光レセプタクルを有する光モジュールに関する。
光通信などの光信号処理に使用される光ファイバ同士を接続する際の調芯性を高めるためのフェルールは、光ファイバ同士を接続する際に使用される光レセプタクルや、半導体レーザなどの光素子を備える光モジュールなどに採用されている。
フェルールには、光ファイバを挿入するための貫通孔が設けられており、該貫通孔における光ファイバ挿入側端部には案内口が形成されている。案内口は、貫通孔への光ファイバの挿入容易性を高めるための部位である。このような構成のフェルールに関する技術については、例えば下記の特許文献1に記載されている。
図6は、特許文献1に記載のフェルールX’の断面を表す。フェルールX’は、光ファイバ(図示せず)を挿入するための貫通孔Hを規定する貫通孔規定面10’を有する。貫通孔規定面10’は、光ファイバの挿入側端部に、微小テーパ面12’、テーパ面13’およびアール面15’を有する。微小テーパ面12’は、貫通孔Hの軸心Pに対して0〜5°で傾斜する面である。テーパ面13’は、貫通孔Hの軸心Pに対して30〜45°で傾斜する面である。アール面15’は、微小テーパ面12’とテーパ面13’とを滑らかに連結するための部位であり、その曲率半径は0.05〜2.05mmである。このような構成のフェルールX’では、微小テーパ面12’とアール面15’との間、および、アール面15’とテーパ面13’との間が滑らかに連結されているため、貫通孔Hへの光ファイバの挿入時において、該光ファイバがアール面15’に接触する際に受けるダメージを抑制することができる。
特開2000−105326号公報
しかしながら、フェルールX’では、貫通孔Hに光ファイバを挿入し、該光ファイバを例えば接着剤により貫通孔規定面10’に接着固定する場合、微小テーパ面12’、テーパ面13’およびアール面15’光ファイバとの間に介在する接着剤量が比較的多い。通常、接着剤はフェルールX’の構成材料に比べて熱膨張係数が大きいため、このような接着剤量の多い部位では温度変化に起因して発生する応力が相対的に大きくなる。したがって、特許文献1のフェルールX’では、光ファイバの該部位付近(特に、光ファイバの露出部と樹脂による被覆部との境界部)において該光ファイバが破断してしまう場合があった。
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、貫通孔規定面に固定された光ファイバの破断を抑制するとともに、光ファイバの挿入時における該光ファイバへのダメージを抑制することが可能なフェルール、該フェルールを備える光レセプタクル、並びに該光レセプタクルを備える光モジュールを提供することを、目的とする。
本発明の第1の側面に係るフェルールは、光ファイバを挿入するための貫通孔を規定する貫通孔規定面を有する。貫通孔規定面は、光ファイバの挿入側の端部に、貫通孔の軸心に対して第1角度で傾斜する第1テーパ面、貫通孔の軸心に対して第1角度より大きい第2角度で傾斜する第2テーパ面、貫通孔の軸心に対して第2角度より大きい第3角度で傾斜する第3テーパ面、および、第1テーパ面と第2テーパ面とを連結するためのアール面を有する。第2テーパ面と第3テーパ面との間にはエッジが形成されている。
好ましくは、第1角度は0°を超えて5°以下であり、第2角度は10°以上40°以下であり、第3角度は40°を超えて60°以下である。
好ましい実施形態としては、アール面の曲率半径は、0.05〜2.05mmである。
本発明の第2の側面に係るフェルールは、光ファイバを挿入するための貫通孔を規定する貫通孔規定面を有する。貫通孔規定面は、光ファイバの挿入側の端部に、貫通孔の軸心に対して第1角度で傾斜する第1テーパ面、貫通孔の軸心に対して第1角度より大きい第2角度で傾斜する第2テーパ面、第1テーパ面と第2テーパ面とを連結するためのアール面を有する。アール面と第2テーパ面との間にはエッジが形成されている。
好ましくは、第1角度は0°を超えて5°以下であり、第2角度は40°を超えて60°以下であり、アール面の曲率半径は0.05mm以上である。
本発明の第3の側面に係る光レセプタクルは、本発明の第1または第2の側面に係るフェルールの貫通孔に光ファイバを挿着し、光ファイバを有するプラグに対して光学的接続されるスタブと、プラグの少なくとも一部およびスタブの少なくとも一部を挿入するための貫通孔を有し、プラグの光ファイバとスタブの光ファイバとの間の調芯を得るためのスリーブとを備えることを特徴とする。
本発明の第4の側面に係る光モジュールは、本発明の第1または第2の側面に係るフェルールの貫通孔に光ファイバを挿着し、光ファイバを有するプラグに対して光学的接続されるスタブと、プラグの少なくとも一部およびスタブの少なくとも一部を挿入するための貫通孔を有し、プラグの光ファイバとスタブの光ファイバとの間の調芯を得るためのスリーブと、スタブの光ファイバに向けて光を出射する、または、スタブの光ファイバを介して導出された光を受けるための光素子と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1の側面に係るフェルールでは、第2テーパ面と第3テーパ面との間にエッジ(貫通孔の軸心方向に向けた突出部)が形成されているため、第2テーパ面と第3テーパ面とを滑らかに連結する場合に比べて、貫通孔における第2テーパ面および第3テーパ面により規定される空間体積を低減することができる。すなわち、例えば接着剤により貫通孔に挿入する光ファイバを貫通孔規定面に接着固定する場合、第1テーパ面、第2テーパ面、第3テーパ面およびアール面と光ファイバとの間に介在する接着剤量を相対的に少なくすることができる。そのため、本フェルールでは、比較的熱膨張係数の大きい接着剤が温度変化時に膨張収縮することにより発生する応力を相対的に小さくすることができる。したがって、本フェルールは、機械的強度が劣る光ファイバの露出部(特に、光ファイバの露出部と樹脂による被覆部との境界部)における該光ファイバの破断を抑制するうえで好適である。
また、本フェルールでは、光ファイバの露出部が接触する可能性の高い第1テーパ面と第2テーパ面との間がアール面により滑らかに連結されている。したがって、本フェルールは、光ファイバの挿入時に該光ファイバの露出部に加わるダメージを抑制するうえで好適である。
第1角度が0°を超えて5°以下、第2角度が10°以上40°以下、第3角度が40°を超えて60°以下であるフェルールでは、第2テーパ面と第3テーパ面との間のエッジは、第2角度および第3角度の範囲を制限することにより、貫通孔への光ファイバの挿入時において、該光ファイバの露出部(特に、側面)が接触し難い領域に位置するように構成されている。したがって、本フェルールは、エッジと光ファイバの露出部とが接触し難いので、該エッジに起因して光ファイバの露出部に加わるダメージを抑制するうえで好適である。
アール面の曲率半径が0.05〜2.05mmであるフェルールは、光ファイバの挿入時に該光ファイバの露出部に加わるダメージを抑制するうえで好適である。
本発明の第2の側面に係るフェルールは、本発明の第1の側面に係るフェルールと同様の効果を奏する。また、本フェルールでは、アール面により規定される貫通孔の空間体積を、本発明の第1の側面に係るフェルールの第2テーパ面およびアール面により規定される貫通孔の空間体積に比べて、小さくすることができる。したがって、本フェルールは、機械的強度が劣る光ファイバの露出部(特に、光ファイバの露出部と樹脂による被覆部との境界部)における該光ファイバの破断を抑制するうえで好適である。
第1角度が0°を超えて5°以下、第2角度が40°を超えて60°以下、アール面の曲率半径が0.05mm以上であるフェルールでは、アール面と第2テーパ面との間のエッジは、アール面の曲率半径および第2角度の範囲を制限することにより、貫通孔への光ファイバの挿入時において、該光ファイバの露出部(特に、側面)が接触し難い領域に位置するように構成されている。したがって、本フェルールは、エッジと光ファイバの露出部とが接触し難いので、該エッジに起因して光ファイバの露出部に加わるダメージを抑制するうえで好適である。
本発明の第3の側面に係る光レセプタクルでは、本発明の第1または第2の側面に係るフェルールを採用しているため、光ファイバの露出部(特に、光ファイバの露出部と樹脂による被覆部との境界部)における該光ファイバの破断を抑制することができる。したがって、本光レセプタクルは、例えば温度サイクル試験や高温高湿試験のような条件下においても、充分な信頼性を確保することができる。
本発明の第4の側面に係る光モジュールでは、本発明の第1または第2の側面に係るフェルールを採用しているため、光ファイバの露出部(特に、光ファイバの露出部と樹脂による被覆部との境界部)における該光ファイバの破断を抑制することができる。したがって、本光モジュールは、例えば温度サイクル試験や高温高湿試験のような条件下においても、充分な信頼性を確保することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るフェルールX1の断面を表し、(a)はその全体図であり、(b)はその要部拡大図である。フェルールX1は、貫通孔規定面10を有する。フェルールX1を構成する材料としては、酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化アルミニウム(アルミナ)、ムライト、窒化ケイ素、炭化ケイ素および窒化アルミニウムなどの単体もしくはこれらを主成分として含むセラミックス、結晶化ガラスなどのガラスセラミックスなどが挙げられ、中でも対候性や靭性に優れたジルコニア系セラミックス(ジルコニアを主成分とするセラミックス)が好適である。
貫通孔規定面10は、光ファイバを挿入するための貫通孔Hを規定する部位であり、主面11、テーパ面12、テーパ面13、テーパ面14、アール面15およびエッジ16を有する。
主面11は、主として貫通孔Hに挿入された光ファイバ(図示せず)を固定するための部位である。主面11の算術平均粗さは例えば0.05μm以下である。貫通孔規定面10の主面11における算術平均粗さが0.05μmを超えると、貫通孔規定面10の主面11における凹凸が大きくなりすぎて、光ファイバの挿入時における該光ファイバへのダメージが許容範囲以上に大きくなってしまう場合があるからである。
テーパ面12は、貫通孔Hにおける主面11により規定される部位の孔径dを研磨加工などにより微調整する際に、該研磨加工などが後述するアール面14にまで及ぶのを回避するための部位である。テーパ面12のテーパ角a(貫通孔Hの軸心Pに対する傾斜角)は、0°を超えて5°以下である。テーパ面12のテーパ角aが0°であると、上述のような微調整の回避機能を得ることができず、テーパ面12のテーパ角aが5°を超えると、主面11とテーパ面12との間に有意なエッジが生じてしまう場合があるからである。
テーパ面13は、貫通孔Hに挿入される光ファイバをガイドする機能を担う部位である。テーパ面13のテーパ角b(貫通孔Hの軸心Pに対する傾斜角)は、10°以上40°以下である。テーパ面13のテーパ角bが10°未満であると、光ファイバの挿入時に該光ファイバの側面がエッジ16に接触し易くなり、光ファイバにダメージを与えてしまう可能性が高まるからであり、テーパ面13のテーパ角bが40°を超えると、後述するように、テーパ面14との間に有意なエッジ16を形成することが困難になるからである。
テーパ面14は、貫通孔Hに挿入される光ファイバをガイドする機能を担う部位である。テーパ面14のテーパ角c(貫通孔Hの軸心Pに対する傾斜角)は、40°を超えて60°以下である。テーパ面14のテーパ角cが40°以下であると、貫通孔Hにおけるテーパ面13およびテーパ面14により規定される空間体積(ひいては接着剤の充填量)を充分に低減することが困難となり、テーパ面14のテーパ角cが60°を超えると、貫通孔Hに対する光ファイバの挿入角度との関係により、光ファイバがテーパ面14を適切に摺動し難くなるため、充分にガイド機能を果たさない場合があるからである。
アール面15は、テーパ面12とテーパ面13との間を滑らかに連結するための部位であり、その曲率半径は例えば0.05〜2.05mmである。
エッジ16は、テーパ面13とテーパ面14との境界部であり、テーパ面13とテーパ面14とを滑らかに連結する場合に比べて、貫通孔Hの軸心Pに向けて突出するように構成されている。
このような構成のフェルールX1では、テーパ面13とテーパ面14との間にエッジ16が形成されているため、図2によく表れているようにテーパ面13とテーパ面14とを滑らかに連結する場合に比べて、貫通孔Hにおけるテーパ面13およびテーパ面14により規定される空間体積を低減することができる。すなわち、貫通孔Hに挿入する光ファイバを例えば接着剤(図示せず)により貫通孔規定面10に接着固定する場合、テーパ面12、テーパ面13、テーパ面14およびアール面15と光ファイバとの間に介在する接着剤量を比較的少なくすることができる。そのため、フェルールX1では、比較的熱膨張係数の大きい接着剤が温度変化時に膨張収縮することにより発生する応力を相対的に小さくすることができる。したがって、フェルールX1では、機械的強度が劣る光ファイバの露出部Fa(特に、光ファイバの露出部Faと樹脂による被覆部Fbとの境界部Fc)における光ファイバの破断を抑制することができるのである。なお、図2においては、テーパ面13とテーパ面14とを滑らかに連結する場合の一例を2点鎖線で表す。
また、フェルールX1では、光ファイバの露出部Faが接触する可能性の高いテーパ面12とテーパ面13との間がアール面15により滑らかに連結されている。したがって、フェルールX1は、光ファイバの挿入時に該光ファイバの露出部Faないし境界部Fcに加わるダメージを抑制することができるのである。
以下に、フェルールX1の製造方法について説明する。なお、本製造方法では、フェルールXの構成材料として、ジルコニア系セラミックスを用いて説明する。
まず、フェルールX1の原型となる成形体を構成する成形材料を調製する。具体的には、成形材料は、酸化ジルコニウム粉末と酸化イットリウム粉末との混合粉末をボールミルなどにより充分に混合粉砕した後、この粉砕物にバインダを添加したうえで混合することにより、調製される。混合粉末は、酸化ジルコニウム粉末85〜99重量%に対して酸化イットリウム粉末1〜15重量%を混合したもの、特に酸化ジルコニウム粉末90〜98重量%に対して酸化イットリウム粉末2〜10重量%を混合したものが好適である。酸化ジルコニウム粉末としては、酸化ジルコニウムの純度が95%以上、特に98%以上のものが好適である。また、酸化ジルコニウム粉末としては、その一次平均粒径(走査型電子顕微鏡(SEM)により測定)が0.01〜0.1μm、特に0.04〜0.07μmのものが好適である。バインダとしては、メチルセルロースなど挙げられる。調製された成形材料におけるバインダの含有割合は、20〜50体積%である。なお、調整された成形材料は、必要に応じて造粒してもよい。この造粒された成形材料としては、その二次凝集粒の平均粒径が1〜4μmのものが好適である。
次に、調製された成形材料を用いて、貫通孔を有する成形体を得る。具体的には、貫通孔を成形するための構造を含むキャビティを有する成形用金型の該キャビティに成形材料を充填し、所定の圧力を作用させるプレス成形を行うことにより成形体を得る。成形体を得るための手法は、上述のプレス成形には限られず、射出成形、鋳込成形、冷間静水圧成形および押出成形などの手法を採用してもよい。
次に、得られた成形体を焼成することにより、焼結体を得る。具体的には、得られた成形体を500〜600℃の脱脂炉内に2〜10時間投入することにより、脱脂を行った後、脱脂済成形体を酸素雰囲気(酸素:約20体積%)中にて、1300〜1500℃(好ましくは1350〜1450℃)で0.5〜3時間焼成することにより、焼結体を得る。
次に、得られた焼結体の貫通孔を規定する貫通孔規定面に対して、研磨加工などを施すことにより、主面11、テーパ面12、テーパ面13、テーパ面14、アール面15およびエッジ16を形成する。
以上のようにして、図1に示すフェルールX1を製造することができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るフェルールX2の断面を表し、(a)はその全体図であり、(b)はその要部拡大図である。フェルールX2は、テーパ面13およびアール面15に代えてアール面17を有する点において、フェルールX1と異なる。フェルールX2の他の構成については、フェルールX1に関して上述したのと同様である。
アール面17は、テーパ面12とエッジ16との間を滑らかに連結するための部位であり、その曲率半径は例えば0.05mm以上である。アール面17の曲率半径が0.05mm未満であると、アール面17とテーパ面14との間に有意なエッジ16を形成することが困難となる場合があるからである。
このような構成のフェルールX2では、フェルールX1と同様の効果を奏する。また、フェルールX2では、アール面17により規定される貫通孔の空間体積を、フェルールX1の第2テーパ面13およびアール面15により規定される貫通孔の空間体積に比べて、小さくすることができる。したがって、フェルールX2は、光ファイバの露出部Faないし境界部Fcにおける該光ファイバの破断をより効果的に抑制することができるのである。
図4は、本発明に係るフェルールX1を備える光レセプタクルYを表す断面図である。光レセプタクルYは、スタブ20、スリーブ30、スリーブケース40およびホルダ50を備える。本実施形態においては、フェルールX1を採用するが、フェルールX1に代えてフェルールX2を採用しても同様である。
スタブ20は、フェルールX1および光ファイバを有し、フェルールX1の貫通孔Hに光ファイバを例えば接着剤により接着固定することにより構成される部材である。スタブ20は、図外のプラグ(光ファイバを有し且つスタブ20と同様の構成を有する部材)と光学的に接続される。スタブ20の先端面20aはアール面(例えば曲率半径が5〜30mm)である。このような構成は、前記プラグフェルールとの間の接続損失を低減するうえで好適である。スタブ20の後端面20bは、該スタブ20の軸心に対して所定の角度(例えば4〜10°)で傾斜する傾斜面である。このような構成は、光素子などから出射された光が光ファイバの端面で反射して反射光として該光素子などに戻るのを防ぐうえで好適である。なお、スタブ20の後端面20bには、スタブ20に向けて光を出射するための光源への戻り光を抑制するための光アイソレータを取り付けてもよい。
スリーブ30は、スタブ20および前記プラグを挿入するための貫通孔31を有し、スタブ20と前記プラグとの間の調芯機能を担う部材である。スリーブ30には、開放端31aを介してスタブ20が挿入され、開放端31bを介して前記プラグが挿入される。本実施形態に係るスリーブ30は、長手方向(矢印AB方向)に延びるスリット32を有する、いわゆる割りスリーブである。このような構成のスリーブ30を採用する場合、スリーブ30内に挿入される前記プラグに対して作用する把持力を高めるべく、貫通孔31の孔径は前記プラグの外径より若干(例えば数μm)小さく設定するのが好ましい。スリーブ30としては、割りスリーブに代えて、いわゆる精密スリーブ(スリット無し)を採用してもよい。スリーブ30を構成する材料としては、燐青銅、ベリリウム銅、黄銅、ステンレスなどの金属、エポキシや液晶ポリマなどのプラスチック、セラミックなどが挙げられ、中でも耐摩耗性に優れ且つ適度に弾性変形するジルコニア系セラミックス(ジルコニアを主成分とするセラミックス)が好適である。さらに、ジルコニア系セラミックスの中でも、酸化ジルコニウム(ZrO)を主成分とし、Y、CaO、MgO、CeO、Dyなどからなる群より選択される少なくとも一種を安定化剤として含む部分安定化ジルコニアセラミックス(正方晶の結晶が主体)は、耐摩耗性および弾性変形性の観点から好適である。
スリーブ30は、スリーブ30を構成する材料としてジルコニア系セラミックスを選択する場合、ジルコニア系セラミックスを所定の成形手段(例えば射出成形、プレス成形、押出成形)によってスリーブ30の原型となる円筒状成形体を得た後、該円筒状成形体を所定の温度(例えば1300〜1500℃)で焼成し、所定の寸法に研削加工または研磨加工を施すことにより、製造される。なお、研削加工または研磨加工は、焼成前に行ってもよい。また、スリーブ30を構成する材料としてプラスチックを採用した場合、成形型の形状を適当に構成することにより、所望の形状のスリーブ30を容易に製造することができる。
スリーブケース40は、前記プラグの挿入時に該プラグを案内するための開口部40aを有し、スリーブ30を収容するための円筒状部材である。スリーブケース40におけるスリーブ30を収容するための空間の径は、スリーブ30の外径より若干大きく構成されている。開口部40aはテーパ状に構成されており、その開口径は前記プラグの外径より若干大きく構成されている。
ホルダ50は、保持部51および保持部52を有し、スタブ20およびスリーブケース40を保持するための部材である。保持部51は、スタブ20を保持するための部位であり、スタブ20が嵌合可能に構成されている。保持部51におけるスタブ20との当接面の算術平均粗さは、スタブ20の保持状態の安定性の観点から、0.1μm以上に設定するのが好適である。保持部52は、スリーブケース40を保持するための部位であり、スリーブケース40が嵌合可能に構成されている。保持部52におけるスリーブケース40との当接面の算術平均粗さは、スリーブケース40の保持状態の安定性の観点から、0.1μm以上に設定するのが好適である。なお、本実施形態においてホルダ50は、スリーブケース40と別体に構成されているが一体としてもよい。
図5は、本発明に係る光レセプタクルYを備える光モジュールZの断面を表す。光モジュールZは、光レセプタクルYおよびケース60を備える。
ケース60は、光素子61およびレンズ62を備え、光レセプタクルYに対して例えば溶接により接合されている。ケース60を構成する材料としては、ステンレス、銅、鉄、ニッケルなどの溶接可能なものが挙げられ、中でも耐腐食性や溶接性の観点からステンレスが好適である。
光素子61は、スタブ20の光ファイバに向けて光を出射するための発光素子、または、スタブ20の光ファイバを介して導出された光を受けるための受光素子である。発光素子としては、半導体レーザやLEDなどの発光ダイオードなどが挙げられ、受光素子としては、受信用のPD(フォトダイオード)などが挙げられる。
レンズ62は、光素子61が発光素子の場合は該発光素子から出射された光を集光してスタブ20の光ファイバに導入する機能を担い、光素子61が受光素子の場合はスタブ20の光ファイバを介して導出された光を集光して該受光素子に導入する機能を担う部材である。
以上、本発明の具体的な実施形態を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
次に、本発明の実施例および比較例について説明する。
<試験サンプルの作製>まず、酸化ジルコニウム粉末94.6重量%に対して酸化イットリウム粉末5.4重量%を混合し、ボールミルにより混合粉砕することにより、混合粉末を得た。酸化ジルコニウム粉末は、酸化アルミニウムを0.2重量%含有しており、その純度は99%以上である。また、酸化ジルコニア粉末の一次平均粒径は、0.05μmである。次に、得られた混合粉末にメチルセルロースを添加したうえで、二次凝集粒の平均粒径が2.5μmとなるように造粒することにより、調製された成形材料を得た。調製された成形材料におけるメチルセルロースの含有割合は8体積%である。次に、貫通孔を規定するためのコアピン(直径0.15mm)を備える合金製成形型のキャビティに、調製された成形材料を溶融充填して、180MPaでプレス成形することにより、成形体を得た。次に、得られた成形体を550℃に設定された脱脂炉内に5時間投入することにより脱脂した後、酸素雰囲気(酸素:約20体積%(空気雰囲気))中にて、1350〜1450℃で3時間焼成することにより、焼結体を得た。次に、得られた焼結体を研磨加工することにより、フェルールX1(テーパ角a:5°,テーパ角b:30°,テーパ角c:50°,外径D:2.5mm,長さL:10.5mm)の試験サンプルを得た。このようにして、本実施例における試験サンプルを500個作製した。
<温度サイクル試験>−40℃で30分、23℃で5分、85℃で30分、23℃で5分の合計70分を1サイクルとして、500サイクル経過するまで、本実施例の試験サンプル(250個)を温度サイクル試験器内に放置した後、各試験サンプルのフェルールを固定した状態で光ファイバに対して1kgfの引っ張り荷重を加えた。引っ張り荷重を加える前後の接続損失の変動を測定し、変動が0.5dB以上の試験サンプル数を表1に示した。
Figure 0004373959
<高温高湿試験>温度が85℃、湿度が85%の条件下で、本実施例の試験サンプル(250個)を高温高湿試験器内に1000時間放置した後、各試験サンプルのフェルールを固定した状態で光ファイバに対して1kgfの引っ張り荷重を加えた。引っ張り荷重を加える前後の接続損失の変動を測定し、変動が0.5dB以上の試験サンプル数を表1に示した。
<試験サンプルの作製>図3に示すフェルールX2(テーパ角a:5°,曲率半径:2.05mm,テーパ角c:50°,外径D:2.5mm,長さL:10.5mm)の形状にした以外は、実施例1と同様にして本実施例の試験サンプルを500個作製した。
<温度サイクル試験>−40℃で30分、23℃で5分、85℃で30分、23℃で5分の合計70分を1サイクルとして、500サイクル経過するまで、本実施例の試験サンプル(250個)を温度サイクル試験器内に放置した後、各試験サンプルのフェルールを固定した状態で光ファイバに対して1kgfの引っ張り荷重を加えた。引っ張り荷重を加える前後の接続損失の変動を測定し、変動が0.5dB以上の試験サンプル数を表1に示した。
<高温高湿試験>温度が85℃、湿度が85%の条件下で、本実施例の試験サンプル(250個)を高温高湿試験器内に1000時間放置した後、各試験サンプルのフェルールを固定した状態で光ファイバに対して1kgfの引っ張り荷重を加えた。引っ張り荷重を加える前後の接続損失の変動を測定し、変動が0.5dB以上の試験サンプル数を表1に示した。
[比較例1]
<試験サンプルの作製>図6に示すフェルールX’ (テーパ角a’:5°,曲率半径:2.05mm,テーパ角b’:40°,外径D:2.5mm,長さL:10.5mm)の形状にした以外は、実施例1と同様にして本実施例の試験サンプルを500個作製した。
<温度サイクル試験>−40℃で30分、23℃で5分、85℃で30分、23℃で5分の合計70分を1サイクルとして、500サイクル経過するまで、本実施例の試験サンプル(250個)を温度サイクル試験器内に放置した後、各試験サンプルのフェルールを固定した状態で光ファイバに対して1kgfの引っ張り荷重を加えた。引っ張り荷重を加える前後の接続損失の変動を測定し、変動が0.5dB以上の試験サンプル数を表1に示した。
<高温高湿試験>温度が85℃、湿度が85%の条件下で、本実施例の試験サンプル(250個)を高温高湿試験器内に1000時間放置した後、各試験サンプルのフェルールを固定した状態で光ファイバに対して1kgfの引っ張り荷重を加えた。引っ張り荷重を加える前後の接続損失の変動を測定し、変動が0.5dB以上の試験サンプル数を表1に示した。
<評価>基準値(0.5dB)以上の接続損失の変動があった試験サンプルは、表1に示すように、比較例1では温度サイクル試験において1つ発生し、比較例2では高温高湿試験において2つ発生したのに比べ、実施例1および実施例2ではいずれの試験においても発生しなかった。接続損失の変動が0.5dB以上の試験サンプルは、光ファイバの破断が発生していた。つまり、比較例1の試験サンプルは温度サイクル試験や高温高湿試験のような条件下において、充分な信頼性を確保できない場合があるのに対し、実施例1および実施例2の試験サンプルはいずれの条件下においても全て充分な信頼性を確保することができた。したがって、実施例1および実施例2のフェルールでは、機械的強度が劣る光ファイバの露出部(特に、光ファイバの露出部と樹脂による被覆部との境界部)における該光ファイバの破断を抑制するとともに、光ファイバの挿入時に該光ファイバの露出部に加わるダメージを抑制することができていると考えられるのである。
本発明の第1の実施形態に係るフェルールを表し、(a)はその全体図であり、(b)はその要部拡大図である。 図1に示すフェルールの特徴を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るフェルールを表し、(a)はその全体図であり、(b)はその要部拡大図である。 図1に示すフェルールを備える光レセプタクルを表す断面図である。 図4に示す光レセプタクルを備える光モジュールの断面図である。 従来のフェルールを表す要部拡大図である。
符号の説明
X1,X2 フェルール
F 光ファイバ
H 貫通孔
P (貫通孔Hの)軸心
a 第1角度
b 第2角度
c 第3角度
10 貫通孔規定面
11 主面
12 テーパ面(第1テーパ面)
13 テーパ面(第2テーパ面)
14 テーパ面(第3テーパ面)
15 アール面
16 エッジ

Claims (7)

  1. 光ファイバを挿入するための貫通孔を規定する貫通孔規定面を有するフェルールであって、
    前記貫通孔規定面は、前記光ファイバの挿入側の端部に、前記貫通孔の軸心に対して第1角度で傾斜する第1テーパ面、前記貫通孔の軸心に対して前記第1角度より大きい第2角度で傾斜する第2テーパ面、前記貫通孔の軸心に対して前記第2角度より大きい第3角度で傾斜する第3テーパ面、および、前記第1テーパ面と前記第2テーパ面とを連結するためのアール面を有しており、
    前記第2テーパ面と前記第3テーパ面との間にはエッジが形成されていることを特徴とするフェルール。
  2. 前記第1角度は0°を超えて5°以下であり、前記第2角度は10°以上40°以下であり、前記第3角度は40°を超えて60°以下である、請求項1に記載のフェルール。
  3. 前記アール面の曲率半径は、0.05〜2.05mmである、請求項1または2に記載のフェルール。
  4. 光ファイバを挿入するための貫通孔を規定する貫通孔規定面を有するフェルールであって、
    前記貫通孔規定面は、前記光ファイバの挿入側の端部に、前記貫通孔の軸心に対して第1角度で傾斜する第1テーパ面、前記貫通孔の軸心に対して前記第1角度より大きい第2角度で傾斜する第2テーパ面、前記第1テーパ面と前記第2テーパ面とを連結するためのアール面を有しており、
    前記アール面と前記第2テーパ面との間にはエッジが形成されていることを特徴とするフェルール。
  5. 前記第1角度は0°を超えて5°以下であり、前記第2角度は40°を超えて60°以下であり、前記アール面の曲率半径は0.05mm以上である、請求項4に記載のフェルール。
  6. 請求項1〜5に記載のフェルールの前記貫通孔に光ファイバを挿着し、光ファイバを有するプラグに対して光学的接続されるスタブと、
    前記プラグの少なくとも一部および前記スタブの少なくとも一部を挿入するための貫通孔を有し、前記プラグの光ファイバと前記スタブの光ファイバとの間の調芯を得るためのスリーブと、を備えることを特徴とする光レセプタクル。
  7. 請求項1〜5に記載のフェルールの前記貫通孔に光ファイバを挿着し、光ファイバを有するプラグに対して光学的接続されるスタブと、
    前記プラグの少なくとも一部および前記スタブの少なくとも一部を挿入するための貫通孔を有し、前記プラグの光ファイバと前記スタブの光ファイバとの間の調芯を得るためのスリーブと、
    前記スタブの光ファイバに向けて光を出射する、または、前記スタブの光ファイバを介して導出された光を受けるための光素子と、を備えることを特徴とする光モジュール。
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