JP3088926U - 多品種ワークを強固に固定する固定治具 - Google Patents

多品種ワークを強固に固定する固定治具

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JP3088926U
JP3088926U JP2002001724U JP2002001724U JP3088926U JP 3088926 U JP3088926 U JP 3088926U JP 2002001724 U JP2002001724 U JP 2002001724U JP 2002001724 U JP2002001724 U JP 2002001724U JP 3088926 U JP3088926 U JP 3088926U
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Japan
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work
force
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fixing jig
clamp
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貴生 張川
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Shiga Yamashita Co Ltd
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Shiga Yamashita Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多品種にわたるそれぞれ異なったワークを自
在に、かつ強固に固定し得る多品種ワークの固定治具で
ある。 【構成】 ワーク位置決め機構1と、この位置決め機構
1によって位置決めされたワークをクランプするワーク
クランプ機構2を基本的に備えたワークの固定治具であ
って、ワーククランプ機構1は先端9を中心軸として回
動する支持アーム7と、力のモーメントによりワークを
下側に押さえ付けるクランプアタッチメント8とを備
え、かつクランプアタッチメント8と支持アーム7との
間にクッション材を介在させて構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は鋳造加工された各種ワークのバリ取り加工、あるいは湯口部排除加工 の際に用いられるワークの固定治具に係り、特に、多品種にわたるそれぞれ異な ったワークを自在に、かつ強固に固定し得る多品種ワークの固定治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の各種部品、例えば、シリンダーヘッド、シリンダーブロック、インテ ークマニホールド等はアルミや鉄を鋳造加工して製造される。この鋳造によって 得られる鋳造品(ワーク)はバリや湯口部を有しているため、ワークを固定治具 に固定し、ワーク加工装置を用いて仕上げ加工を施すことにより、これらバリや 湯口部を排除しなければならない。しかも、これらワークは多品種にわたってお り、それぞれ大きさ、形状等を異にするものである。
【0003】 この種の固定治具として、従来、図示しないが、ワーク位置決め機構と、ワー ククランプ機構とを備えたものが知られている。ワーク位置決め機構は加工すべ きワークを基準座上の所定の加工位置に、プログラムデータによって数値制御す ることにより多品種にわたるいかなるワークをも所定の加工位置に位置決めする 。また、ワーククランプ機構は多数のクランプにより構成され、前記ワーク位置 決め機構によって位置決めされた多品種のワークをクランプするものである。
【0004】
【考案が解決すべき課題】
しかし、上述公知の固定治具は多品種にわたる各種のワークを自在に固定する ものの、ワークをクランプ力のみで固定するので、固定が充分でなく、したがっ て、バリ取り等の加工が困難になる。
【0005】 そこで、本考案の目的は多品種にわたるそれぞれ異なったワークをクランプ力 と押え付け力の両方で固定することによりワークを強固に固定し得、このため、 ワークのバリ取り加工や、湯口部排除加工が容易となり、上述の公知技術に存す る欠点を排除したワークの固定治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案の目的は加工すべきワークを所定の加工位 置に載置するワーク位置決め機構と、この機構によって位置決めされたワークを クランプするワークランプ機構とを備えたワークの固定治具において、前記ワー クランプ機構は先端を中心軸として回動自在に固定し、末端を駆動源と連結し、 この駆動源の駆動力により先端を中心軸として回動する支持アームと、一端を前 記支持アームの先端と連結し、この連結部を中心軸として前記支持アームの回動 にしたがって回動して他端に力のモーメントを起こし、この力のモーメントによ りワークを下側に押え付ける複数のクランプアタッチメントとを備え、かつ前記 複数のクランプアタッチメントと支持アームとの間にそれぞれクッション材を介 在させてなり、これにより、前記ワークをクランプ力と押え付け力により、固定 することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の態様】
以下、本考案を添付図面を用いて詳述する。
【0008】 図1は本考案にかかる固定治具の一具体例の斜視図である。図2は本考案のワ ーク位置決め機構を表した平面図であって、(a)は2本のシリンダを対向して 配置した状態図であり、(b)はその模型図である。図3は図1のA−A線断面 図であって、本考案のワーククランプ機構を表した断面図である。図4は押え付 力の発生の原理を表した説明図である。図5はモーメント発生原理の説明図であ る。
【0009】 図1に示されるように、本考案固定治具Aはワーク位置決め機構1およびワー ククランプ機構2とから基本的に構成される。
【0010】 ワーク位置決め機構1は図1および図2(a)、(b)に示される対向のシリ ンダ6、6からなり、図2(b)のように2本のシリンダ6、6を同期して動作 し、ワーク3をセンタリングして位置決めし、加工すべきワーク3を所定の加工 位置、例えば図3の取付板4の基準座5に載置する。
【0011】 ワーククランプ機構2はワーク位置決め機構1によって図3に示されるように 、基準座5上の所定個所に位置決め載置されたワーク3をクランプするものであ って、支持アーム7と、クランプアタッチメント8とを備えて構成される。
【0012】 支持アーム7は先端9を中心軸として回動自在に固定し、末端を駆動源10とし てのシリンダと連結し、この駆動源10の駆動力により先端9を中心軸として回動 する。
【0013】 クランプアタッチメント8は一端を支持アーム7の先端9と連結し、この連結 部を中心軸として支持アーム7の回動にしたがって回動して他端11に力のモーメ ントを起こし、この力のモーメントによりワーク3を下側の力の作用線12に押え 付ける。
【0014】 さらに、クランプアタッチメント8、8・・8と支持アーム7、7・・7との 間にはそれぞれクッション材13を介在させる。クッション材13としては各種スプ リング材、弾力性材料等が用いられる。
【0015】 上述構成からなる本考案固定治具Aは図4に示されるように、駆動源10として のシリンダ6を矢印方向に駆動させ、先端9を中心軸としてクランプアタッチメ ント8を下向きに回動させると、他端11がワーク3に当接する。このとき、他端 11には力のモーメントが発生し、このモーメントによりクッション材13を圧縮し てワーク3を下側基準座5の力の作用線12に押し付け、ワーク3をクランプ力に 加えて押し付け力により強固に固定してワーク3のバリ取り等の加工が容易とな る。
【0016】 押し付け力の発生原理を図5を用いて説明すると、シリンダ6を作動させてF kgの力でワークをクランプしたとき、発生する力のモーメントMはM=F×lと なり、この力でワーク3を下側基準座の力の作用線に押し付ける。ここでF(kg) は作用する力大きさ、lは回転の軸(中心軸)、すなわち先端9からの作用線12 までの垂直距離である。
【0017】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案にかかるワークの固定治具は特定のワーククランプ、す なわち、先端を中心軸として回動自在に固定し、末端を駆動源と連結し、この駆 動源の駆動力により先端を中心軸として回動する支持アームと、一端を前記支持 アームの先端と連結し、この連結部を中心軸として前記支持アームの回動にした がって回動して他端に力のモーメントを起こし、この力のモーメントによりワー クを下側に押え付ける複数のクランプアタッチメントとを備え、かつ、前記複数 のクランプアタッチメントと支持アームとの間にそれぞれクッション材を介在さ せたワーククランプを備えたから、多品種にわたるそれぞれ異なったワークを自 在に、かつ強固に固定し得るという効果を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる固定治具の位置具体例の斜視図
である。
【図2】本考案のワーク位置決め機構を表した平面図で
あって、(a)は2本のシリンダを対向して配置した状
態図であり、(b)はその模型図である。
【図3】図1のA−A線断面図であって、本考案のワー
ククランプ機構を表した断面図である。
【図4】押え付力の発生の原理を表した説明図である。
【図5】モーメント発生原理の説明図である。
【符号の説明】
A 固定治具 1 ワーク位置決め機構 2 ワーククランプ機構 3 ワーク 4 取付板 5 基準座 6 シリンダ 7 支持アーム 8 クランプアタッチメント 9 先端 10 駆動源 11 他端 12 力の作用線 13 クッション材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B25B 1/04 B25B 1/04

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工すべきワークを所定の加工位置に載
    置するワーク位置決め機構と、この機構によって位置決
    めされたワークをクランプするワーククランプ機構とを
    備えたワークの固定治具において、前記ワーククランプ
    機構は先端を中心軸として回動自在に固定し、末端を駆
    動源と連結し、この駆動源の駆動力により先端を中心軸
    として回動する支持アームと、一端を前記支持アームの
    先端と連結し、この連結部を中心軸として前記支持アー
    ムの回動にしたがって回動して他端に力のモーメントを
    起こし、この力のモーメントによりワークを下側に押え
    付ける複数のクランプアタッチメントとを備え、かつ、
    前記複数のクランプアタッチメントと支持アームとの間
    にそれぞれクッション材を介在させてなり、これにより
    前記ワークをクランプ力と押え付け力により固定するこ
    とを特徴とする多品種ワークを強固に固定する固定治
    具。
JP2002001724U 2002-03-29 2002-03-29 多品種ワークを強固に固定する固定治具 Expired - Lifetime JP3088926U (ja)

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