JP3088721U - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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lead wire
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coil
coil bobbin
locking plate
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透 秋山
晃 関口
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メイン基板にソケットを必要とせず、容易に
メイン基板と接続でき、また、メイン基板を小型化する
ことのできる磁気ヘッドを提供すること。 【解決手段】 コイル16を巻装し、鍔部に貫通孔13
aを有するコイルボビン13と、コイル16に導通する
リード線17と、コイルボビン13とコア12,14と
を収容するケース11とを備え、ケース11には、背面
から突出する一体の係止板11aを設け、リード線17
の先端17aをコイルボビン13の貫通孔13aに挿通
してコイル16と接続し、コイルボビン13とコア1
2,14とをケース11内に収納し、リード線17を係
止板11aに沿って外部に導出させ、リード線17を係
止板13aに係止した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は磁気ヘッドに係わり、特に、コイルボビンに巻装されたコイルを直接 リード線に接続する磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般のVTR装置(以下「装置」という。)などに搭載される全幅消去ヘッド である従来の磁気ヘッドを図5、図6に基づいて説明する。 磁気ヘッド31のヘッド部32は、フロントコア33と、コイルボビン(図示 せず)と、このコイルボビンに一体化された接続端子34と、バックコア(図示 せず)等から成る複数の部品から構成されている。このような複数の部品から成 るヘッド部32は、フロントコア33の研磨仕上げされたテープ摺接面33aが 、ケース35の前面から露出した状態で収納され、ヘッド部32がケース35内 に固定されるようになっている。 前記ヘッド部32の一部を構成するコイルボビンは、樹脂材料から成り、縦長 の略矩形に形成され、一方側に導線を巻回したコイルが形成されている。また、 コイルボビンの下方には、略L字状の一対の接続端子34、34がインサート成 形、あるいは圧入等で、コイルボビンに一体化されて取り付けられている。
【0003】 前記接続端子34は断面が角形状の細長の金属から成り、図6に示すように、 コイルボビンから下方側に延出形成される一端部34aと、コイルボビンから図 示左方向の横方向に突出する他端部34bとから構成されている。 前記ケース35内に収納されるコイルボビンは、コイルが巻回され、このコイ ルを構成する導線の端部を、接続端子34の他端部34bに半田付け等で電気的 に接続するようになっている。 前記ケース35の下方には、取付板35aが水平(横)方向に突出形成されて いる。この取付板35aの下面には図5に示すような位置決めピン35bが下方 に突出形成されている。 前記取付板35aの図示下方には、接続端子34の一端部34aの延出方向と 同方向にケース35が延長形成され、接続端子34の一端部34aの動きを規制 する端子ホルダ部36が形成されている。
【0004】 前述のような構成の磁気ヘッド31は、例えばVTR装置(図示せず)側の回 転シリンダやテープ走行系が配設されるシャーシ37上に配置され、テープカセ ット(図示せず)に巻装される磁気テープ(図示せず)が、テープローディング されて回転シリンダに装架された状態で、磁気テープの上流側がテープ摺接面3 3aに当接されるようになっている。 この磁気テープのテープ摺接面33aへの当接状態において磁気ヘッド31は 、選択的に作動されて磁気テープに記録された全幅データの消去を行うことがで きるようになっている。
【0005】 このような磁気ヘッド31を、装置側のシャーシ37上に配置したものを、図 6に基づいて説明すると、磁気ヘッド31は取付板35aの位置決めピン35b でシャーシ37に位置決めし、ネジ(図示せず)等でシャーシ37に取り付けら れる。シャーシ37の下方にはメイン基板38が配設され、メイン基板38には ソケット部39が取り付けられている。 このソケット部39にはコネクタ(図示せず)が内蔵され、このコネクタに接 続端子34の一端部34aが挿入されると、コネクタと接続端子34とが電気的 に接続されるようになっている。 そして、このような磁気ヘッド31は、接続端子34の一端部34aを、ソケ ット部39に挿入するだけで、メイン基板38と電気的な接続を行うことでき、 装置の組立作業を簡略化することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような磁気ヘッド31は、接続端子34及びメイン基板3 8にソケット部39とコネクタを必要としている。 このコネクタは、この磁気ヘッド31のための特殊なコネクタであり、高価で あるので、コストダウンの妨げとなっていた。 また、このソケット部39はメイン基板38上に大きなスペースを必要とし、 その上、メイン基板38上のこのソケット部39の位置は磁気ヘッド31の位置 によって制約されるので、装置を小型にするためにメイン基板38を小型化しよ うとするときに設計の自由度が妨げられていた。 本考案は、この問題を解決するもので、その目的は、容易にメイン基板と接続 でき、また、メイン基板を小型化しやすい磁気ヘッドを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための解決手段として本考案の磁気ヘッドは、コイルを巻 装し、鍔部に貫通孔を有するコイルボビンと、前記コイルに導通するリード線と 、前記コイルボビンとコアを収容するケースとを備え、前記ケースには、背面か ら突出する一体の係止板を設け、前記リード線の先端を前記コイルボビンの貫通 孔に挿通して前記コイルと接続し、前記コイルボビンとコアとを前記ケース内に 収納し、前記リード線を前記係止板に沿って外部に導出させ、該リード線を係止 板に係止した。
【0008】 この構成としたことで、コイルボビンには接続端子が不要となり、メイン基板 とはリード線によって接続できるので、安価にメイン基板と接続でき、また、メ イン基板にはほとんどスペースを取らないリード線の接続先があるだけでよく、 このリード線の接続先は位置を固定せずに自由に設ければ良いので、メイン基板 を小型化するときの設計がしやすくなる。
【0009】 また、前記係止板には、表面から突出する側板と、前記側板の端部に対向して 内方に突出する突起部を設け、前記リード線を前記突起部と前記係止板の表面と の間に嵌入させた。
【0010】 この構成としたことで、他の部品を使用することなく、簡単に、リード線をケ ースに固定することができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の磁気ヘッドを図1〜図4に基づいて説明する。 図1の分解斜視図に示すように、本考案の磁気ヘッド10は、ホールドケース 11内の複数の部品から構成されている。 尚、本考案の磁気ヘッド10は、全幅磁気ヘッドであるが、これに限られるも のではない。 このホールドケース11はポリアセタール等の合成樹脂によって一体成型され ており、内部にフロントコア12、コイルボビン13、バックコア14および押 圧部材15が順に収納されるように中空状に形成されている。 ホールドケース11の前方端はフロントコア12の前面のテープ摺接面からな る媒体摺接面に合わせて湾曲凸面とされている。 また、ホールドケース11aには、係止板11aが一体に設けられ、この係止 板11aには、表面から突出した側板11bと、側板11bの端部に対向して内 方に突出した4個の突起部11cが形成されている。 尚、係止板11aは、後述するフロントコア12のギャップ12aと平行方向 に延ばされており、図4に示すメイン基板19に向かって延びている。 そして、ホールドケース11の側面には、取付板11dが水平(横)方向に突 出形成され、この取付板11dには、取付孔11eが形成され、下面には位置決 めピン11fが下方に突出形成されている。
【0012】 フロントコア12は、中央にギャップ12aを有するようにして完成品として 予め形成されている。 コイルボビン13は合成樹脂をほぼ矩形となるように一体成型したものであり 、角筒部分の外周にコイル16が巻装され、また、コイルボビン13の鍔部には 、貫通孔13aが形成されている。 バックコア14は一対の前方メンバ14a,14aを有する断面コ字形に形成 されており、一方の前方メンバ14aをコイルボビン13のコイル16内に挿通 させるとともに、各前方メンバ14aの前方端面をフロントコア12の後方端面 に接合させられ、磁気回路を形成する。 押圧部材15は金属板をプレス加工して製造されており、バックコア14、コ イルボビン13およびフロントコア12を前方に押圧するばね部15aを有して おり、4個の係合用突起15bをホールドケース11の側面部分に穿設した係合 用孔11gに弾力的に係合させることにより装着される。
【0013】 このように構成された磁気ヘッド10の組立方法を説明すると、図2の側面か ら見た分解図の概略図に示すように、リード線17の先端17aの導体を露出さ せ、コイルボビン13の貫通孔13aに挿通する。 次に、コイルボビン13の貫通孔13aに挿通したリード線17の先端17a に、コイル16の端部を数回巻きつけ、コイル16とリード線17の先端17a とをハンダなどで溶着する。 すると、コイル16の被覆が熱によって溶解し、リード線17とコイル16と が電気的に接続されるようになる。 そして、ホールドケース11にフロントコア12、コイルボビン13、バック コア14および押圧部材15を順に収納する。
【0014】 最後に、図3の背面から見た概略図に示すように、リード線17をホールドケ ース11の係止板11aに沿って外部に導出させる。 このとき、ホールドケース11の係止板11aに設けた突起部11cと係止板 11aの表面との間にリード線17を嵌入させて、リード線17を固定する。
【0015】 このような磁気ヘッド10を、装置側のシャーシ18上に配置したものを、図 4に基づいて説明すると、磁気ヘッド10は、ホールドケース11の取付板11 dに形成された位置決めピン11fによってシャーシ18に位置決めし、取付板 11dに形成された取付孔11eにネジ(図示せず)等を挿通してシャーシ18 に取り付けられる。 シャーシ18の下方にはメイン基板19が配設され、メイン基板19にはリー ド線17の他端側を接続するための2個の接続部20が設けられている。 この2個の接続部20は、ソケット部が不要で、配線パターンのみで良いため 、メイン基板19上にほとんどスペースを取らない。 また、リード線17の他端側は自由に引き回すことができ、メイン基板19上 であれば、図4に示すように、磁気ヘッド10の直下に限らず、どこに配置して も良いので自由に設計ができるようになっている。これは、ソケット部を設けて も同様である。 さらに、メイン基板19上にリード線17を引き回す際に、リード線17に引 っ張り力がかかるが、係止板11aでリード線17を固定するので、絶縁の恐れ はない。 そして、ホールドケース11の係止板11aから導出しているリード線17の 端部の導体と接続部20とをハンダなどで接着すると、メイン基板19と磁気ヘ ッド10とが電気的に接続される。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の磁気ヘッドは、コイルを巻装し、鍔部に貫通孔を 有するコイルボビンと、前記コイルに導通するリード線と、前記コイルボビンと コアを収容するケースとを備え、前記ケースには、背面から突出する一体の係止 板を設け、前記リード線の先端を前記コイルボビンの貫通孔に挿通して前記コイ ルと接続し、前記コイルボビンとコアとを前記ケース内に収納し、前記リード線 を前記係止板に沿って外部に導出させ、該リード線を係止板に係止したので、コ イルボビンには接続端子が不要となり、メイン基板とはリード線によって接続で きるので、容易にメイン基板と接続でき、また、メイン基板にはほとんどスペー スを取らないリード線の接続先があるだけでよく、このリード線の接続先は位置 を固定せずに、自由に設ければ良いので、メイン基板を小型化するときの設計が しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の磁気ヘッドの分解斜視図である。
【図2】本考案の磁気ヘッドの分解図を側面からみた概
略図である。
【図3】本考案の磁気ヘッドの背面からみた概略図であ
る。
【図4】本考案の磁気ヘッドを装置側のシャーシに取り
付けた概略図である。
【図5】従来の磁気ヘッドの正面図である。
【図6】従来の磁気ヘッドを装置側のシャーシに取り付
けた概略図である。
【符号の説明】
11 ケース 11a 係止板 12 フロントコア 13 コイルボビン 13a 貫通孔 14 バックコア 15 押圧部材 16 コイル 17 リード線

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻装し、鍔部に貫通孔を有する
    コイルボビンと、前記コイルに導通するリード線と、前
    記コイルボビンとコアを収容するケースとを備え、前記
    ケースには、一体の係止板を設け、前記リード線の先端
    を前記コイルボビンの貫通孔に挿通して前記コイルと接
    続し、前記コイルボビンとコアとを前記ケース内に収納
    し、前記リード線を前記係止板に沿って外部に導出さ
    せ、該リード線を係止板に係止したことを特徴とする磁
    気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記係止板に、表面から突出する側板
    と、前記側板の端部に対向して内方に突出する突起部と
    を設け、前記リード線を前記突起部と前記係止板の表面
    との間に嵌入させたことを特徴とする請求項1記載の磁
    気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記磁気ヘッドは、全幅消去ヘッドであ
    ることを特徴とする請求項1、2記載の磁気ヘッド。
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