JP3088545B2

JP3088545B2 - 電話交換方式

Info

Publication number: JP3088545B2
Application number: JP4609092A
Authority: JP
Inventors: 久美子佐藤
Original assignee: 株式会社日立テレコムテクノロジー
Priority date: 1992-01-31
Filing date: 1992-01-31
Publication date: 2000-09-18
Anticipated expiration: 2015-09-18
Also published as: JPH05219559A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電話交換方式に係り、
特に無線端末及びこの無線端末を制御する装置を備えた
電話交換方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３は、従来の無線端末を備えた構成を
示すブロック図である。この図３において、１はネット
ワーク、２は中央処理装置、３は入出力装置、４は主記
憶装置、５はフロッピーディスク装置、７、８は無線基
地装置制御トランク、９〜１２はローゼット、１３〜１
６は無線基地装置、及び１７は無線電話機を示してい
る。

【０００３】次に動作について説明する。無線基地装置
１３〜１６は入出力装置３を介してその識別番号を主記
憶装置４に、登録を行なうことにより、無線基地装置１
３〜１６を無線基地装置制御トランク７、８の対応か決
定する。また、その内容をフロッピーディスク装置５に
書き込むことにより電源断によって登録された識別番号
が消されるのを防いでいる。無線電話機１７は、位置登
録として無線基地装置１３〜１６の識別番号を無線基地
装置制御トランク７、８を介して交換機に通知し中央処
理装置２により主記憶装置４に書き込まれる。中央処理
装置２は登録された識別番号を位置登録された識別番号
を対応させることにより無線基地装置制御トランク７、
８のどの回路に位置登録されたかを認識する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、無
線基地装置の識別番号を登録させ無線基地装置制御トラ
ンクとの対応を固定しているため、無線基地装置の入れ
替えや、移動を行なう場合、再び登録をやり直す手間が
必要となる。このため、使用頻度の低い箇所にも無線基
地装置を配置する必要があり、無線基地装置を多く設置
する必要が生じる。

【０００５】本発明の目的は、無線基地装置の識別番号
を無線基地装置制御トランクを介して交換機に通知する
ことにより、無線基地装置の識別番号登録の手間を除く
ことにある。

【０００６】また、他の目的は、無線基地装置を接続し
た場合又は無線基地装置切断した場合に、交換機にその
識別番号が登録又はクリアされるように成し、無線基地
装置制御トランクからの配線のみ設置しておけば、無線
基地装置を自由に移動可能とすることにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、交換機と、こ
の交換機に実装される無線基地装置制御トランクと、こ
の無線基地装置制御トランクに接続され、無線端末を制
御する無線基地装置と、から成り、上記無線基地装置が
上記無線基地装置制御トランクに接続された場合、上記
無線基地装置の識別番号を上記無線基地装置制御トラン
クを介して上記交換機に通知することにより、無線基地
装置の識別番号を上記交換機に登録する処理を簡略化す
ることを特徴とする。

【０００８】

【作用】この発明における電話交換方式においては、無
線基地装置制御トランクが、無線基地装置の接続状態を
認識すると共に無線基地装置に認識番号を問い合わせ、
無線基地装置はそれに応答し認識番号を無線基地装置制
御トランクに送信する。そして無線基地装置制御トラン
クは、対応する回路ごとに、無線基地装置の認識番号を
交換機に通知し、中央処理装置はそれを主記憶装置に書
き込む。これにより、無線基地装置の認識番号を交換機
に登録する必要がなくなり、無線基地装置の接続替えも
可能とする。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の電話交換方式の実施例を図に
基づき詳細に説明する。図１はその一実施例を示すシス
テム構成図である。図１において図３と同一部分には同
一符号を付して述べる。図１において、ネットワーク
１、入出力装置３、フロッピーディスク５、及び無線電
話機１７は図３と同じである。また２０は、主記憶装置
２５、無線基地装置制御トランク２６、２７、無線基地
装置２８、２９を制御する中央処理装置である。

【００１０】図２は、無線基地装置の識別番号を主記憶
装置に登録する機能図である。図２において、認識番号
テーブル２１〜２４は、それぞれモジュラー９〜１２に
接続される無線基地装置に対応する。

【００１１】次に、この発明の動作を図１、図２を参照
しつつ説明する。

【００１２】（１）交換機立ち上げ時の動作交換機が
立ち上がると（電源ＯＮ）、フロッピーディスク５か
ら、処理プログラム、及び登録データを読み上げ、主記
憶装置２５に書き込む。登録データの中には、無線基地
装置制御トランク２６、２７の実装データも含まれてい
る。中央処理装置２０は、無線基地装置制御トランク２
６、２７の実装データより識別番号テーブル２１〜２４
を設定する。次に、交換機が動作可能となった状態で、
無線基地装置制御トランク２６、２７は、それぞれの識
別番号を問い合わせる信号を送出する。無線基地装置制
御トランクからの問い合わせ信号に対し、モジュラー
９、１０に接続される無線基地装置２８、２９は、識別
番号を付加した応答信号を送信する。無線基地装置制御
トランクは、それを中央処理装置２０に通知すると、中
央処理装置２０は、主記憶装置２５の認識番号テーブル
２１、２２に、実装位置に対応づけて設定する。無線基
地装置制御トランク２６は、無線基地装置２８、２９か
ら周期的に識別番号を受信することにより、同一の無線
基地装置が接続されていることを認識する。また、無線
基地装置への給電を行ない、そのループ監視により、回
線断（未接続）を検出できる。無線基地装置制御トラン
ク２７は、モジュラー１１、１２に対し、識別番号問い
合わせ信号を送出するが応答がなく、かつループ監視に
より未接続であることを認識し、その情報を中央処理装
置２０に通知すると、中央処理装置２０は、主記憶装置
２５の認識番号テーブル２３、２４をクリアする。

【００１３】（２）通常動作主記憶装置２５には、無
線電話機１７が位置登録されている無線基地装置の識別
番号が、無線基地装置制御トランクより、中央処理装置
２０、主記憶装置２５に送信されている。無線電話機１
７に着信があった場合、中央処理装置２０は、無線電話
機１７が位置登録されている無線基地装置の識別番号を
読みだし、その番号を識別番号テーブルから検索し、対
応する識別番号より無線基地装置の接続されている無線
基地装置制御トランクの回路に対し着呼信号を送信し着
呼を可能とする。

【００１４】（３）無線基地装置の移動次に無線基地
装置２８をモジュラー９よりモジュラー１１に移動した
場合の動作について説明する。

【００１５】無線基地装置制御トランク２６は、無線基
地装置２８がモジュラー９よりはずされたことをループ
監視、及び周期データ伝送により認識し、中央処理装置
２０に送信すると、中央処理装置２０は主記憶装置２５
の識別番号テーブル２１をクリアする。無線基地装置１
３がモジュラー１１に接続されると、無線基地装置制御
トランク２７からの周期データ伝送による識別番号問い
合わせ信号を受信し、無線基地装置２８は識別番号を無
線基地装置制御トランク２７に送信する。中央処理装置
２０は、その識別番号を主記憶装置２５内、識別番号テ
ーブル２３に書き込み、無線基地装置制御トランク２７
のモジュラー１１に接続されていることを認識する。以
降、通常動作が可能となる。

【００１６】以上のように、無線基地装置の識別番号
を、主記憶装置に通知することにより、無線基地装置の
移動、及び無線基地装置の識別番号の登録作業の簡略化
を計る事ができる。また、交換機リセット、電源ＯＦＦ
などにより主記憶装置に登録されている識別番号はクリ
アされてしまうが、立ち上げ動作又は無線基地装置の移
動等の手順により再びテーブルへの登録が行なわれるた
め、、フロッピーディスク５へのデータ書き込みという
作業も削除できる。

【００１７】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動的に
無線基地装置の識別番号をデータ伝送することにより、
その識別番号を主記憶装置に登録できるため、人為的な
無線基地装置の識別番号の登録の必要がなくなる。よっ
て、無線基地装置を固定的に交換機に接続する必要がな
くなり、無線基地装置の接続換えに伴うデータの変更が
不要となり、無線基地装置の増設、移動が簡単になる。
また、交換機立ち上げ時、及び無線基地装置接続時に識
別番号の主記憶装置の登録を行なっているため、フロッ
ピーへのデータ保守が必要なくなるという利点も生じ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電話交換方式の一実施例のシステム構
成図である。

【図２】無線基地装置の識別番号を主記憶装置に書き込
む場合の処理動作を説明するシステム構成図である。

【図３】従来の電話交換方式のシステム構成図である。

【符号の説明】

１ネットワーク３入出力装置５フロッピーディスク２６，２７無線基地装置制御トランク２８，２９無線基地装置１７無線電話機２０中央処理装置２１〜２４認識番号テーブル２５主記憶装置

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】無線端末を制御する無線基地装置と、該無線基地装置を接続する無線基地装置制御トランク
と、上記無線基地装置及び上記無線基地装置制御トラン
クを制御する制御手段と、上記無線基地装置の認識番号
を、該無線基地装置が接続されている無線基地装置制御
トランクに対応させて登録する認識番号テーブルとを有
する交換機と、を備えた電話交換方式において、上記無線基地装置制御トランクに、上記無線基地装置が
接続されているかどうかを検出する検出手段と、該検出
手段によって上記無線基地装置が接続状態から未接続状
態に変化したことを認識すると、この状態変化を示す未
接続情報を上記制御手段に通知する未接続通知手段とを
備え、上記制御手段に、上記未接続通知手段によって上記無線
基地装置が接続状態から未接続状態に変化したことを認
識すると、上記認識番号テーブルに登録されている未接
続状態になった無線基地装置の認識番号をクリアするク
リア手段を備えたことを特徴とする電話交換方式。
【請求項２】無線端末を制御する無線基地装置と、該無線基地装置を接続する無線基地装置制御トランク
と、上記無線基地装置及び上記無線基地装置制御トラン
クを制御する制御手段と、上記無線基地装置の認識番号
を、該無線基地装置が接続されている無線基地装置制御
トランクに対応させて登録する認識番号テーブルとを有
する交換機と、を備えた電話交換方式において、上記無線基地装置に、上記無線基地装置制御トランクか
ら認識番号の問い合わせ信号を受信すると、自己の認識
番号を含む応答信号を送出する認識番号送出手段を備
え、上記無線基地装置制御トランクに、上記無線基地装置が
接続されているかどうかを検出する検出手段と、該検出
手段によって上記無線基地装置が未接続状態から接続状
態に変化したことを認識すると、接続された無線基地装
置に対して上記認識番号の問い合わせ信号を送信する送
信手段と、該認識番号の問い合わせ信号に対する上記応
答信号を受信すると、これを上記制御手段に通知する応
答信号通知手段とを備え、上記制御手段に、上記応答信号通知手段から上記応答信
号を受信すると、上記認識番号テーブルに対して、上記
応答信号を通知した無線基地装置制御トランクに対応さ
せて上記応答信号に含まれる識別番号を登録する登録手
段を備えたことを特徴とする電話交換方式。
【請求項３】無線端末を制御する無線基地装置と、該無線基地装置を接続する無線基地装置制御トランク
と、上記無線基地装置及び上記無線基地装置制御トラン
クを制御する制御手段と、上記無線基地装置の認識番号
を、該無線基地装置が接続されている無線基地装置制御
トランクに対応させて登録する認識番号テーブルとを有
する交換機と、を備えた電話交換方式において、上記無線基地装置に、上記無線基地装置制御トランクか
ら認識番号の問い合わせ信号を受信すると、自己の認識
番号を含む応答信号を送出する認識番号送出手段を備
え、上記無線基地装置制御トランクに、上記無線基地装置が
接続されているかどうかを検出する検出手段と、該検出
手段によって上記無線基地装置が接続状態から未接続状
態に変化したことを認識すると、この状態変化を示す未
接続情報を上記制御手段に通知する未接続通知手段と、
上記検出手段によって上記無線基地装置が未接続状態か
ら接続状態に変化したことを認識すると、接続された無
線基地装置に対して上記認識番号の問い合わせ信号を送
信する送信手段と、該認識番号の問い合わせ信号に対す
る上記応答信号を受信すると、これを上記制御手段に通
知する応答信号通知手段とを備え、上記制御手段に、上記未接続通知手段によって上記無線
基地装置が接続状態から未接続状態に変化したことを認
識すると、上記認識番号テーブルに登録されている未接
続状態になった無線基地装置の認識番号をクリアするク
リア手段と、上記応答信号通知手段から上記応答信号を
受信すると、上記認識番号テーブルに対して、上記応答
信号を通知した無線基地装置制御トランクに対応させて
上記応答信号に含まれる識別番号を登録する登録手段を
備えたことを特徴とする電話交換方式。
【請求項４】上記検出手段は、周期的に上記無線基地
装置の接続状態を監視することを特徴とする請求項１な
いし３のいすれかに記載の電話交換方式。