JP3088385U - 葉茎采類入り鮮度保持包装体 - Google Patents

葉茎采類入り鮮度保持包装体

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JP3088385U
JP3088385U JP2002001125U JP2002001125U JP3088385U JP 3088385 U JP3088385 U JP 3088385U JP 2002001125 U JP2002001125 U JP 2002001125U JP 2002001125 U JP2002001125 U JP 2002001125U JP 3088385 U JP3088385 U JP 3088385U
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charcoal
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JP2002001125U
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Inventor
孝全 立花
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タチバナペーパーウェアー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レタス、小松菜、ほうれん草などの根付き葉
茎菜類を従来のパック詰め品よりも2倍以上(5〜7日
程度)品質を低下させないで常温流通させることができ
る野菜の鮮度保持袋を低コストで提供する。 【解決手段】 酸素不透過性の小袋2により、レタス、
小松菜、ほうれん草などの根付き葉茎菜類3の全面を包
被して密封シールした小袋包装体において、該葉茎菜類
の根っ子近くに木炭6または竹炭を封入しかつ小袋内を
低酸素雰囲気としたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、レタス、小松菜、ほうれん草などの表面積の大きく呼吸量のおおき い葉茎菜類を常温で鮮度を低下させないで流通させることができる包装体に関し 、特に、酸素不透過性の小袋内に木炭または竹炭を封入してなる野菜の鮮度保持 袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
レタス、小松菜、ほうれん草などの表面積の大きく、呼吸量のおおきい葉茎菜 類を収穫時のような鮮度を維持した状態で流通させることは大変重要なことであ る。 従来は、野菜の保存流通過程における変色及び変質の防止に植物ホルモン等の 薬品で処理する方法やワックス等の被膜剤で被覆する方法があるが、安全性や食 品としてのイメージを損なうおそれがある。 このため流通に際して一般には産地で予冷して品温の上昇を防ぎながら保冷車 で輸送し、また販売時には低温ショ―ケースを使用し、1〜2日程度で早く売り さばくなどの方法がとられている。また、近年において野菜をポリエチレン袋に 詰め、密封包装して冷蔵する方法や冷却剤・蓄冷剤等を野菜と一緒にパック詰め して売りさばく等の方法が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、産地予冷方式は大量の野菜を比較的長期貯蔵して流通させる方法とし て優れているが資材費などが高くつき、蒸散によるしおれ目減りがあるので消費 単位が少量の野菜の流通には効率が悪いという問題がある。 近年、核家族化が進み、少人数の家庭の食生活にあわせてスーパーマーケット の販売方法も、カット野菜を少量(例えば1〜2食分)をポリ袋などに詰めて販 売する例が増える傾向にあるが、かかる方法では内容物の蒸れ、袋内面に結露し たドリップ、或いは二酸化炭素により品質が低下する問題点があり、また冷却剤 ・蓄冷剤を野菜と一緒にパック詰めした場合は、野菜に対し冷気分布が不均一と なり、部分的に変質等を生ずると問題点があり包装コストも高くつくという問題 点があった。
【0004】 本考案は、上記のような従来技術の問題点に鑑み、レタス、小松菜、ほうれん 草などの根付き葉茎菜類を対象として、これを少量でしかも従来のパック詰め品 よりも2倍以上(5〜7日程度)品質を低下させないで常温流通させることがで きる野菜の鮮度保持袋を低コストで提供することを目的とする。
【0005】 上記目的を達成するために、本考案の第1は、酸素不透過性の小袋により、レ タス、小松菜、ほうれん草などの根付き葉茎菜類を全面を包被して密封シールし た小袋包装体において、該葉茎菜類の根っ子近くに木炭または竹炭を封入しかつ 小袋内を低酸素雰囲気としたことを特徴とする葉茎采類入りフィルム包装体であ る。
【0006】 本考案の第2は、酸素不透過性の小袋により、レタス、小松菜、ほうれん草な どの根付き葉茎菜類を全面包被して密封シールした小袋包装体において、該葉茎 菜類の根っ子近くにゼオライトを封入しかつ包装袋内を低酸素雰囲気にしたこと を特徴とする葉茎采類入りフィルム包装体である。
【0007】 本考案の第3は、酸素不透過性の小袋により、レタス、小松菜、ほうれん草な どの根つき葉茎菜類を全面包被して密封シールした小袋包装体において、該葉茎 菜類の根っ子近くに木炭または竹炭及びゼオライトを封入し、かつ包装袋内を脱 気して真空率を60%以下になるように包装したことを特徴とする葉茎采類入り フィルム包装体である。
【0008】 本考案の第4は、酸素不透過性の小袋により、レタス、小松菜、ほうれん草な どの根付き葉茎菜類を全面包被して密封シールした小袋包装体において、該葉茎 菜類の根っ子近くにゼオライト包装袋内に木炭または竹炭及び/又はゼオライト 片を封入し、かつ包装袋内を脱気して真空率を60%以下となるように包装する と共に、葉茎菜類に対する前記木炭または竹炭及び/又はゼオライトの重量比を 、2〜10%とすることを特徴とする葉茎采類入りフィルム包装体である。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、図面に示す本考案の実施の形態を説明する。図1は本考案に係る葉茎采 類を収納したフィルム包装体の正面図、図2はその断面図である。 図にも示したように、本実施例の葉茎采類入り包装体1は、酸素不透過性の矩 形のポリエチレン小袋2(厚さ0.03mm)に、レタス、小松菜、ほうれん草な どの葉茎菜類3を詰めて、袋口4をヒートシール5により密封するものである。 葉茎菜類3は根っ子を落とすと品質低下が早まるので、根などから泥を落とす程 度に水洗いした後根つきのまま密封包装する。
【0010】 その際、木炭または竹炭6及び/又はゼオライト片7を葉茎菜類3の根っ子近 くに封入し、かつ小袋内を脱気して真空率を60%以下となるように包装する。 なお、内容物である葉菜類と前記木炭または竹炭及び/又はゼオライトとの重 量比は、本出願人の実験によると、野采100g当たり木炭または竹炭を2g、 ゼオライトも2gが好ましい。葉茎菜類と前記木炭または竹炭及び/又はゼオラ イトとの重量比を、10%を超える場合は過剰であり、2%未満のときは不足で あった。
【0011】 本考案の包装体は、表面積の大きな葉茎采類の鮮度保持方法として酸素不透過 性の小袋によって、レタス、小松菜、ほうれん草などの根付き葉茎菜類を全面を 包被して密封シールするだけでなく小袋内に木炭または竹炭及び/又はゼオライ ト片を葉菜類の根っ子近くに封入し、かつ包装袋内を脱気して真空率を60%以 下になるように包装したので蒸散によるしおれを防ぎ、かつ木炭または竹炭及び /又はゼオライト片は内容物の老化を促進する袋内のエチレンガスやアンモニア ガスを吸着し、さらに内容物から蒸発する余計な水分を適度に吸収して袋内の水 分湿度をコントロールすると共にカビや雑菌の繁殖を防止する。 木炭または竹炭及び/又はゼオライト片が葉茎菜類の根っ子近くに置かれ、か つ包装袋内を脱気したので、袋内に隙間を生じて木炭または竹炭及び/又はゼオ ライト片が移動することもなく、したがってこれらが野菜にすり傷をつけること もなく、収納した葉茎采類を安定よく固定保持することができる。木炭または竹 炭及び/又はゼオライト片が葉茎菜類の根っ子近くに置かれ畑の土壌に似た擬似 環境を袋内に作るので葉茎采類の保鮮効果が顕著である。
【0012】
【実施例】
平成13年9月23日、当社の農園(福島県伊達郡梁川町)で収穫した根付き グリーンレタス300gを、酸素不透過性の矩形のポリエチレン小袋2(厚さ0 .03mm)に詰めて、小袋内には木炭(6g)を葉茎菜類の根っ子近くに封入し 、かつ包装袋内の真空率を60%として袋口4をヒートシール5により密封し、 常温(外気温度28℃)で15日間室内に放置し、グリーンレタスの葉の色調変 化を観察した。比較のため、根っ子をカットしたグリーンレタス300gを、同 様なポリエチレン小袋2に詰めて、小袋内には木炭(6g)を封入し、かつ包装 袋内を脱気し真空率を60%として袋口4をヒートシール5により密封包装した 。また、同じ要領で、根付き及び根無のグリーンレタスそれぞれ300gを、非 密封のポリ袋(木炭なし)に詰めて、グリーンレタスの葉の色調変化を観察した 。結果は次のとおりである。
【0013】
【表1】
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成したので、野菜の日持ちは常温で5〜7日程度にな り、通常品の約2倍となる優れた効果を有する。なお、使用後の木炭は、煮沸消 毒後、飲料水に沈めてカルキなどの吸着剤として、ゼオライトは土壌改良剤とし て土にもどして再利用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る葉茎采類を収納したフィルム包装
体の正面図である。
【図2】図1の断面図である。
【符号の説明】
1 葉茎采類入り包装体1 2 ポリエチレン小袋 3 レタス、小松菜、ほうれん草などの葉茎菜類 4 袋口 5 ヒートシール部 6 木炭または竹炭 7 ゼオライト片

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素不透過性の小袋により、レタス、小
    松菜、ほうれん草などの根付き葉茎菜類を全面包被して
    密封シールした小袋包装体において、該葉茎菜類の根っ
    子近くに木炭または竹炭を封入し、かつ小袋内を低酸素
    雰囲気としたことを特徴とする葉茎采類入り鮮度保持包
    装体。
  2. 【請求項2】 酸素不透過性の小袋により、レタス、小
    松菜、ほうれん草などの根付き葉茎菜類を全面包被して
    密封シールした小袋包装体において、該葉茎菜類の根っ
    子近くにゼオライトを封入し、かつ包装袋内を低酸素雰
    囲気としたことを特徴とする葉茎采類入り鮮度保持包装
    体。
  3. 【請求項3】 酸素不透過性の小袋により、レタス、小
    松菜、ほうれん草などの根付き葉茎菜類を全面包被して
    密封シールした小袋包装体において、該葉茎菜類の根っ
    子近くに木炭または竹炭及びゼオライトを封入し、かつ
    包装袋内を脱気して真空率を60%以下となるように包
    装することを特徴とする葉茎采類入り鮮度保持包装体。
  4. 【請求項4】 酸素不透過性の小袋によって、レタス、
    小松菜、ほうれん草などの根付き葉茎菜類を全面包被し
    て密封シールした小袋包装体において、該葉茎菜類の根
    っ子近くに木炭または竹炭及び/又はゼオライト片を封
    入し、かつ包装袋内を脱気して真空率を60%以下とな
    るように包装すると共に、葉茎菜類に対する前記木炭ま
    たは竹炭及び/又はゼオライトの重量比を、2〜10%
    とすることを特徴とする葉茎采類入り鮮度保持包装体。
JP2002001125U 2002-03-06 2002-03-06 葉茎采類入り鮮度保持包装体 Expired - Lifetime JP3088385U (ja)

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