JP3088272U - 位牌載置台 - Google Patents

位牌載置台

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JP3088272U JP2002000996U JP2002000996U JP3088272U JP 3088272 U JP3088272 U JP 3088272U JP 2002000996 U JP2002000996 U JP 2002000996U JP 2002000996 U JP2002000996 U JP 2002000996U JP 3088272 U JP3088272 U JP 3088272U
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秀 小川
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有限会社和光造花製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 葬儀などにおける祭壇上に安定的に載置可能
かつ故人を送り出す遺族などの心情を満足させる装飾を
施した位牌載置台を提供する。 【解決手段】 本考案の位牌載置台1は、発泡スチロー
ルで所定の形状に形成してなる台本体2に、位牌3を収
納する収納穴部5を設け、この穴部の内周面を含む表面
全体にビロード状の加飾層7を形成し、底部に底板9を
貼付したものからなる。この穴部5内の底板の上面が位
牌3の載置部9aとなっており、ここに位牌の転倒防止
手段としての両面テープ11を設けることにより、位牌
を安定的に載置可能となる。加飾層7は植毛加工により
位牌を載せるのに相応しい色彩と感触とを有するように
形成してある。その他、載置台1の上面に造花などを設
けることにより、一層華やかな雰囲気を演出するように
することも可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば葬儀の際に設置される祭壇上に位牌を載置するために用いる 位牌載置台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
仏教式の葬儀や法事においては、通常、祭壇の中央に故人の位牌を載置し、こ の位牌を遺影とともに、参列者の注目の対象となり易いように配置されている。 また、葬儀終了後の出棺の際には遺族の一員が位牌を胸に抱いて参列者に挨拶し 、その後に後霊柩車に乗って野辺送りに向かっている。このような葬儀や出棺後 の野辺送りの際において、少しでも華やかにかつ故人を安楽に送り出そうとする 配慮から、位牌は紫色や灰色など葬式に相応しい色に着色した位牌台上に載せて あることが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の位牌台は、通常、塗料による着色したものであるため、軟か味 や暖か味が不足しており、上記のように故人を優しく快適に送り出そうとする側 からすると物足りない感じを抱かせられる。また、位牌は台座の着地面積に比べ て背が高いものが多いため転倒しやすく、また位置ずれを起こしやすいなど不安 定となっている。位牌が床の揺れや位牌台上に載せて移動中に倒れたりすること は、遺族などに故人の行く先に不吉な前兆を連想させるものとして不安を抱かせ るものである。
【0004】 そこで、本考案の目的は、位牌を柔らか味とともに華やかさのある台上に安定 的に載置するための位牌載置台を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案に係る位牌載置台は、以下の手段を採用 することにより、以下の作用効果を生じるようにしたものである。
【0006】 (請求項1に記載した考案の構成) 請求項1に記載した考案の基本構成は、所定形状に形成してなる台本体の露出 面に所望の色彩からなる加飾層が形成してあり、この台本体には少なくとも位牌 を載置可能な面積の載置部が設けてあることを特徴とする。ここで台本体とは位 牌を載置するための基礎をなすものであり、材質を問わず位牌を載置して飾るの に相応しい形状・寸法を有する素材の成形体を指す。また、加飾層とは上記の台 本体の表面に位牌を飾るのに相応しい色彩や感触を有するように形成してなる装 飾層をいう。
【0007】 (請求項1に記載した考案の作用効果) 上記の台本体は、位牌を載置するための台であるが、宗教的には故人が座る座 布団のような意味を有する物なので、華やかで座り心地のよい感じを与えること により遺族その他の関係者の感情を表現したものであることが望まれる。そこで この台の形状もそれに対応したものとなるが、その1として、少なくとも位牌を 立てるための載置部が設けてあることが必要である。その2として、台本体の露 出面に加飾層を形成してこの台の表面を軟らか味のある物質及び色彩で覆うこと により遺族の心情を表現することができる。
【0008】 (請求項2に記載した考案の特徴) 請求項2に記載した考案の位牌載置台は、上記の台本体に位牌の台座を収納可 能な収納穴部が上下に貫通するように設けてあるとともに、台本体の底部には底 板が貼付してあり、上記の載置部はこの収納穴部の内側に位置する底板の上面と なっているところに特徴がある。これは台本体を発泡スチロールなどの軽量材で 構成するような場合に、位牌載置台を台本体と底板との組み合わせにより構成し て製造容易かつ台全体の重量を増加させるようにしたものである。これにより、 載置部はこの収納穴部における上記の底板の上面となるが、この収納穴部に位牌 の台座を収納すれば、位牌は載置台上に安定した状態に載置される。
【0009】 (請求項3に記載した考案の特徴) 請求項3に記載した考案における位牌載置台は、上記の台本体を発泡スチロー ル等の合成樹脂材を素材とし、その表面を覆う加飾層は植毛加工により形成して あるところに特徴がある。植毛加工による加飾層は、長さ1〜5mmのプラスチ ック細毛で台本体の表面を覆っており、軟らかい感触が得られるとともに任意の 色彩を選択可能である。このため、このような加飾層を形成してなる位牌載置台 は、感触及び色彩ともに、正に位牌を載置する台として適したものとなる。
【0010】 (請求項4に記載した考案の特徴) 請求項4に記載した考案は、上記の載置部に位牌の転倒防止手段が設けてある ところに特徴がある。上記の位牌載置台は、台上に位牌の台座をそのまま載置す る場合には、位牌が台座の面積に比べて背の高いものが多いため、僅かな揺れに よっても転倒するおそれがある。また、この載置部に設けてある転倒防止手段は 、載置部に載置された位牌がずれを生じ、あるいは位牌が転倒するようなことを 生じることを防止するために設けられるものである。上記したように、位牌の台 座を収納穴部に収納する場合でも、この穴部の寸法を大きくすることにより小さ な台座であっても収納可能としてあるため、台座に位置ずれが生じあるいは位牌 が転倒するようなことも生じるので、多くの場合にこれを設けてあることが望ま れる。
【0011】 (請求項5に記載した考案の特徴) 上記した位牌載置台は、さらに台本体上に設置される位牌の前方及び側方を取 り囲むように植設してある造花により、位牌を華やかな雰囲気の中に載置するよ うにしたものである。この結果、故人を象徴する位牌は、加飾層により柔らか味 のある台上で花に囲まれた状態で座っている感じを出すことができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
(第1実施の形態例) 図1,2に示すように、本考案に係る位牌載置台(以下「載置台」という)は 、発泡スチロール成形品からなる厚板長方形の台本体2のほぼ中央部に、位牌3 の台座3aを収納するための収納穴部5が上下に貫通するように設けてある。載 置台1は、台本体2の上面及び周囲に加飾層7を形成し、底部には底板9を貼付 し、この底板により収納穴部を底付き穴としたものからなる。また、収納穴部5 の内周面を含む表面を覆う加飾層7は、静電気を利用した植毛加工により形成し てある。この加飾層7は、紫色や灰色など載置台として相応しい色彩のビロード 地のような感じを有するものとなっており、軟らかい敷物の感じを出すことによ り故人を象徴する位牌を座らせる台として好適なものとしてある。
【0013】 台本体2に設けられる収納穴部5は、位牌3の台座3aが隙間なしに収納可能 な形状・寸法とすることにより、ここに台座を収納した場合に位牌がずれ、ある いは転倒するようなことが起こらなくなるので、台座に合わせたものとすること が望ましい。しかし、台座3aの形状・寸法は多様であるので、これに合わせた 収納穴部を載置台ごとに設けることは製造コスト上不利となる。そこでこの収納 穴部5は長方形で、通常の寸法の位牌台を余裕をもって収納可能な形状・寸法と し手ある。この収納穴部5の内周部によって囲まれている底板9の上面は、位牌 の載置部9aとなっている。この載置部9aには、位牌の位置ずれや転倒防止の ための転倒防止手段11が設けてある。この転倒防止手段11の例としては、こ こではいわゆる両面テープを載置部9aに貼付するようにしてあるが、これに代 えて面ファスナーを採用し、あるいは台本体2の背後から収納穴部5に達する蝶 ねじと位牌台を保護するための当て板とを組み合わせたものにより固定するなど 他の手段を採用するようにしてもよい。
【0014】 底板9は、厚さが3〜6mm程度で平面形状が台本体2の平面形状よりもやや 小さい板材からなり、これを接着剤で台本体2の底面に貼付してある。板材とし てはベニヤ板やABS樹脂板などを採用可能である。なお、底板9は台本体2へ の加飾層形成後に、貼付することにより底面に飛散して付着した加飾層の繊維が 表れないようにすることが望ましい。
【0015】 加飾層の色彩は単色とすれば製造コスト上有利であるが、場合によっては2色 以上あるいは模様を形成するようにしてもよい。この場合には形成する加飾層の 着色ごとに、接着剤を塗布して個別に植毛加工することにより任意の着色や模様 などを得ることができる。
【0016】 (第2実施の形態例) この形態例は、載置台の構成を簡単化することにより、製造コストの低減を実 現したものである。図3,4に示すように、この載置台21の台本体22は、位 牌3の収納穴部がなく、上面全体が平板状になっている。したがって、この載置 台21の上面全体が載置部21aとなっており、この載置部上面の位牌の載置予 定位置には位牌の転倒防止手段31が貼付してある。また、台本体22の底部に は底板29が貼付されているが、これは台本体22が発泡スチロールなどの軽量 物の場合に、この底板の重量を加えて安定化させる機能を負わせるようになって いる。したがって台本体22を例えば比重が1以上の素材により構成してあるよ うな場合には、台本体だけで安定したものとなっているので、この底板29は不 要としてもよい。また、加飾層27は第1実施の形態例と同様である。
【0017】 (第3実施の形態例) この形態例では、位牌載置台41の構成が、基本的には第1、第2の形態例と 同様となっているが、図5に示すように、この位牌載置台に載置された位牌3の 前方及び両側に、位牌を取り囲むように複数の造花53,53が設けてある。こ れらの造花53は、合成樹脂や布又は紙等を素材とする造花であり、葬式や法事 に相応しい色彩や形状を組み合わせたものからなる。これらの造花はいずれも茎 の部分を台本体の上面41aに設けられた挿入孔に挿し込み、接着剤55で固定 してある。これらの造花53は、シンプルな形態の位牌3及び載置台41に文字 通り華を添え、故人を送り出す雰囲気を演出するものである。ただし、この造花 はあくまでも法事に相応しいものであることが必要であり、華やかな中にも哀調 を帯びたものにすることが望ましい。
【0018】 以上の通り、上記の各形態例においては、台本体は素材として発泡スチロール を採用してあるが、これを例えばABS樹脂、アルミニウム等の金属の成形品又 は木製とし、台本体の表面に加飾層の代わりに上記のように着色してなるビロー ドなどの布地を貼付したものとすることも可能である。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、台本体の表面に載置台に相応しい生地及び色彩の加飾層を設 けることにより、葬儀などにおける位牌の載置台を軟らかく暖か味のあるものと し、故人を送り出しあるいは慰霊するのに相応しい雰囲気を盛り上げることがで きる。また、載置台の所定位置に位牌の転倒防止手段を設ければ、位牌が振動や 揺れ又は風により転倒し又は位置ずれなどを起こすおそれがなくなる。また、台 本体上に造花を設ければ、華やかな雰囲気を持たせることができるので、遺族等 の関係者に満足感を与えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態例を示す斜視図である。
【図2】図1A−A線の拡大断面図である。
【図3】第2実施の形態例を示す斜視図である。
【図4】図3C−C線の拡大断面図である。
【図5】第3実施の形態例を示す正面の斜視図である。
【符号の説明】
1,21,41 位牌載置台 2,22,42 台本体 3 位牌 3a 台座 5,45 収納穴部 7,27,47 加飾層 9,29,49 底板 9a,21a,41a 載置部 11,31 転倒防止手段 53 造花

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状に形成してなる台本体の露出面
    には所望の色彩からなる加飾層が形成してあり、上記台
    本体には少なくとも位牌を載置可能な面積の載置部が設
    けてあることを特徴とする位牌載置台。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記台本体のほぼ中
    央部に位牌の台座を収納可能な収納穴部が上下間を貫通
    するように設けてあるとともに、当該台本体の底部には
    底板が貼付してあり、上記載置部は上記収納穴部に囲ま
    れた上記底板の上面となっていることを特徴とする位牌
    載置台。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかにおい
    て、上記台本体は合成樹脂材からなり、上記加飾層は植
    毛加工により形成してあることを特徴とする位牌載置
    台。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、上記載置部には上記位牌の転倒防止手段が設けてあ
    ることを特徴とする位牌載置台。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、上記台本体上には載置される位牌の前方及び側方を
    取り囲むように造花が植設してあることを特徴とする位
    牌載置台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017189377A (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 株式会社ダイフク 祭祀対象体、これを支持するパレット、及び、祭祀対象体保管設備

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